- 種族
- 牙獣種
- 別名
- 緋天狗獣(あけてんぐじゅう)
- 異名
- 嘲笑う道化
- 英語表記
- Blood Orange Bishaten
- 危険度
- MHR:S:★6
- 登場作品
- MHR:S
目次
生態・特徴 
- 燃え盛る炎を想わせる暖色系の毛並みや腕羽が特徴的な天狗獣ビシュテンゴの亜種。
外見だけでなく、実際に炎を生み出す内臓器官やそれを活用する術を身に着けており、
通常種以上に高い知能と危険度を有している。
性格は通常種にも増して好奇心旺盛で悪戯好き。
自分の行動に翻弄される相手の姿を見て楽しむ悪辣な趣向も共通しており、その様子から「嘲笑う道化」とも呼ばれる。
毛並みの色合いからハンターズギルドでは《緋 天狗獣》という別名で呼称している。
- 基本的には森林地帯に生息しているとされるが、通常種と比較してやや乾燥した環境を好むらしく、
通常種が発見された事例が無い砂原にて目撃された事もある。
通常種が好物の柿を腹袋に蓄えて行動するように、
ビシュテンゴ亜種は巨大な松ぼっくりを収集して腹袋に蓄える習性を持つ。
この松ぼっくりは滋養強壮効果を持つ成分を含み、一部では食材としての研究も進められている代物だが、
非常に可燃性が強く、火に近付けると瞬く間に赤熱し、
その数秒後には爆裂するという危険な性質を秘めている。
そしてビシュテンゴ亜種は、自分の能力で発火させたこの松ぼっくりを不燃性の爪で掴み、
外敵へ投げ付けて爆撃するという過激な戦法を得意とする。
ただ投げ付けるだけでなく、手や尻尾で直接叩きつけたり、独楽の様に回転させながら地面を走らせるなど、
非常に器用な使い方を見せる事もある。
なお、対峙する相手を本気で撃退すべき敵と判断した場合、
松ぼっくりによる爆撃を更に多用するだけでなく、猛烈な勢いの火炎ブレスを放つなどして全力で排除に掛かる。
- 以上のような松ぼっくりの使い方は単なる自衛手段というだけならまだ可愛げがあるものだが、
本種はこれを悪戯感覚で他者に投げ付ける事も多い。
出会い頭に着火した松ぼっくりを投げ込んできたり、
松ぼっくりによって発生した爆炎を腕羽で煽り延焼させようとするなど、危険な行動を見せる事も多く、
時には無関係な周囲にまで悪戯で済まされるものではない規模の損害を齎す。
出現自体は通常種と比較して珍しいが、遭遇してしまった場合は否が応でもその動向に警戒が必須となるだろう。
- 自身の能力や松ぼっくりの持つ特性を深く理解し、最大限に活用できる知能の高さは厄介で、
2頭のビシュテンゴ通常種が1頭のビシュテンゴ亜種にいいように翻弄されている様子が目撃された事もある。
また、ビシュテンゴ亜種に初めて遭遇したハンターは、その戦闘中の様子に神経を逆撫でされ、
集中力を削がれるなどの心理的な影響を受ける場合が少なくない。
狩猟に挑む場合はビシュテンゴ亜種の狡猾さや身のこなしに惑わされないほどの実力が求められる。
概要 
契機は覚え無きところより出でて愚なる行いが さらなる愚を呼び生ぜしが過なる災いとなったとしても大いなる愚の円環を成すそれは宴のように見えるものであろう
- MHR:Sより初登場した、天狗獣ビシュテンゴの亜種。
およそ8年ぶりとなる牙獣種の亜種モンスターである。
MHRiseで多くの牙獣種が登場し、更にライズ・サンブレイク両方で新モンスターが追加されたことを考えると、
ここ最近は牙獣種に対する追い風が続いていると言えるだろう。- 初めてその存在が示唆されたのはサンブレイクの公式Twitterでのこと。
MHRiseでは新モンスターであるビシュテンゴの匂わせとしてゆるい天狗のイラストが公開されていたが、
そのイラストを反転させ赤系統の色に染め直したものが
「モンスターも着々と完成を迎えている」という文言とともに投稿された。
界隈ではビシュテンゴ亜種なのか、それともヌシ・ビシュテンゴなのか、はたまたそれとは異なる特殊個体か、
当時不明な点が多かった「王域生物」にあたる存在なのではないか?という推測がなされていた。
特にMHRiseはMHXとの類似点が多く、
MHX(X)に居なかった亜種モンスターの登場は望めないとするハンターが多かったため、
亜種ではない別の個体であるとする考察も数多く見られたのである。
- そして来たるサンブレイクスペシャルプログラムにて、
公開されたプロモーション映像でビシュテンゴ亜種が正式に登場。
MHRise産モンスターの亜種のトップバッターとして参戦する事となった。- 更に言えば、作中でもMRに上がってから相手する亜種のトップバッターであり、
MHR:S初登場モンスターのトップバッターでもあるという中々美味しい所を与えられている。
- 更に言えば、作中でもMRに上がってから相手する亜種のトップバッターであり、
- 初めてその存在が示唆されたのはサンブレイクの公式Twitterでのこと。
- 通常種の体毛が緑に紛れる青系統の色だったのに対し、
亜種のそれは紅葉カラーを飛び越えて落ち葉カラーとでもいうべき見事な赤茶色をしている。
この体色から“緋天狗獣 ”という別名で呼ばれているようだ。- メインシリーズでは二例目となる「別名が漢字四文字のモンスター」である。
開祖にして先例の白一角竜 モノブロス亜種がMHGから実に17年もの間これを唯一の称号としていたが、
遂にこのポジションにも後輩が生まれる事となった。
また、後に更なる漢字四文字の別名を持つ氷人魚竜イソネミクニ亜種や
熾妃蜘蛛ヤツカダキ亜種の登場も判明し、
四文字別名モンスターの数も段々と増えている現況である。
- ちなみにモノブロス亜種が「しろいっかくりゅう」と間違えられる*1のと同様、
ビシュテンゴ亜種も「ひてんぐじゅう」と間違えられやすい。
こちらの場合、「緋」は音読みで「ヒ」、訓読みで「あか」と読む事が大半で、
「あけ」という読みを見る機会などそうそうないので間違えるのも仕方ない事ではあるが…。- 「あけ」という単語は、赤系統の色を指す古語。アケノシルムと同じ由来である。
「緋」のほかに「朱」と書く場合もあり、また滅多に見ないが「赤」でも通る。
- 「あけ」という単語は、赤系統の色を指す古語。アケノシルムと同じ由来である。
- なお、なぜ別名が四文字になってしまったかについては
ビシュテンゴやイソネミクニのアイデンティティでもある「天狗」「人魚」などの
妖怪の名称を削る訳にはいかなかったためだと思われる。
上述のモノブロス亜種についても「白角竜」にしてしまうと
角竜ディアブロスの新種かと勘違いされてしまう可能性があるため、
モノブロスを表す「一角竜」という名称を削れなかったという事情があったと考えられる。
- メインシリーズでは二例目となる「別名が漢字四文字のモンスター」である。
- デカデカ柿を腹袋にしまい、食料として、あるいは武器として扱っていた通常種とは違い、
松ぼっくりを腹袋に蓄えて活用するという特徴を持つ。
この松ぼっくりはなんと爆発する性質を持っており、
搦手を得意としていた通常種よりも苛烈な攻撃をしかけてくるようだ。
こんなデカい危険物を大量に腹袋に蓄えているビシュテンゴ亜種は相当肝が据わっているし、
腹袋は通常種に増して四次元ポケットじみた拡張性を獲得していると言えよう。- 松ぼっくりが爆発することに意外と思うかもしれないが、
そもそも松ぼっくりは松ヤニを多く含み、また占有する空間のわりに表面積が大きい構造をしているため、着火剤として利用されるほど燃えやすい*2。
また、松ぼっくりは種類によっては種子を放出するために鱗片をバラバラにするのだが、コントルタマツ(ロッジポールパイン)と呼ばれる種類のものは火災によって燃やされる事で
松かさを開いて種子をばら撒く「裂開」という現象を引き起こす。
これらを踏まえてか、よく見るとビシュテンゴ亜種は投げる寸前に口で火花を起こして着火させているのが分かる。
- 松ぼっくりが爆発することに意外と思うかもしれないが、
- 疲労状態になると腹袋から松ぼっくりを取り出し、齧ってスタミナの回復を図ることがある。
通常種のデカデカ柿同様、武器としても食料としても使えるのだろう。
- 通常種のデカデカ柿は毒、閃光、麻痺など多彩な状態異常を持っていたが、
亜種の松ぼっくりは爆発する事から察せられるように火属性持ちである。
亜種になって火属性を扱うようになるモンスターは意外な事に1種しかいなかった*3が、
あろうことかそのモンスターはいたずら好きで有名な牙獣種であるケチャワチャ亜種である。
偶然かどうかは定かではないがポジションも性格も似通っているため、
メインシリーズではたった1作品でしか出演できなかった先輩の跡継ぎという事で牙獣種界隈では期待されている。- ちなみに危険度は6であり、これはリオレウスやナルガクルガ、ジンオウガなどと同格。
一つ上を見れば松ぼっくりの先輩までいる。
- 爆発物をばら撒くという点でバゼルギウスと比較するハンターも多い。
流石にあちらのように一面を埋め尽くすほど大量にばら撒く訳でも身体から無限に生えてくる訳でもないが、
特殊個体の爆鱗はかさが開いたような形状をしており、見ようによっては松ぼっくりに見えなくもない。
また、PV2で参戦が決定した松ぼっくりと呼ばれる飛竜種が
これに乗っかってネタにされている事もある。
- ちなみに危険度は6であり、これはリオレウスやナルガクルガ、ジンオウガなどと同格。
- 出現するフィールドは大社跡と城塞高地の森林地帯、砂原となっている。
亜種モンスターには珍しく通常種と大きく変わらないように見えるが、
このうち大社跡については王域生物の影響で進出したとゲーム内でも言及があるため、本来の生息域ではないようだ。- ヨーロッパがモデルの城塞高地は日本がモデルの大社跡に比べて湿度が低いと予想され、
また通常種が棲息していた水没林にも姿を現さないあたり、
ビシュテンゴ亜種は通常種に比べて乾燥した気候を好むと考えられる。
一方で木の実を武器として扱う生態は通常種と変わらず、
それ故に植物が豊富な場所にもある程度順応できるのだろう。
- 上述したコントルタマツは乾燥地帯に生息する事を考えると、
本種の使う松ぼっくりは砂原から調達してきたものだろうか?
- ヨーロッパがモデルの城塞高地は日本がモデルの大社跡に比べて湿度が低いと予想され、
- 縄張り争いは通常種同様、オロミドロとの間で確認されている。
内容は通常種と同じだが、デカデカ柿での叩きつけが松ぼっくりに変わっており、
それに伴ってオロミドロが火やられを発症するようになっている。
種族差は覆せていないようだが、通常種よりは健闘しているといえるか。- なお、オロミドロ亜種は溶岩洞から出てこず、ビシュテンゴ亜種とは生息地がまるっきり異なる為、
残念ながら火属性の亜種同士での縄張り争いは見られない。
- なお、オロミドロ亜種は溶岩洞から出てこず、ビシュテンゴ亜種とは生息地がまるっきり異なる為、
- 後にVer.13アップデートで追加された渾沌に呻くゴア・マガラのムービーにもゲスト出演。
大社跡の石鳥居で休んでいたところ、天から落ちるように飛んできた渾沌ゴアの奇襲を受け、
松ぼっくりで反撃に転じようとするも、倒れ伏した渾沌ゴアを見て死んだものと誤認したのか立ち去ろうとする。
しかし、まるで復活するかのように立ち上がった渾沌ゴアは、苦しみ呻くような姿を見せながらビシュテンゴ亜種に襲い掛かり…という内容。- 自身の登場ムービーで通常種を翻弄していた本種が、
周り回って今度は別のモンスターに翻弄されやられ役になるという展開は、
ある意味でムービーの語りであった愚の円環を表している…のかもしれない。
- 自身の登場ムービーで通常種を翻弄していた本種が、
戦闘能力 
- 通常種は多彩な柿によるトリッキーな戦い方を仕掛けてくるが、
ビシュテンゴ亜種は巨大な爆発する松ぼっくりを投げつけてくるという危険極まりない戦い方をする。
この松ぼっくりはデカデカ柿どころかブンブジナと同じくらいの大きさを誇っており、
威力も範囲も通常種より大幅に強化されているうえ、もちろん爆発には火属性がついているため、
松ぼっくりの挙動を注視し警戒して対処する必要がある。- デカデカ柿は投げられて着弾すれば潰れてしまうが、松ぼっくりは地面についても爆発するまでにラグが存在する。
このため、なんの柿を投げようとしているか判断できれば回避できる通常種とは異なり、
松ぼっくりの動きと投げ終わって別の攻撃をしてくる本体の両方に気を配る必要性がある。
また、上記でバゼルギウスの爆鱗を引き合いに出したが、松ぼっくりは爆鱗とは異なり爆発直前に色が変わる、
などといったタイミングを計るサインが僅かに発光するだけという非常にわかりづらいものになっている。
松ぼっくりが爆発するタイミングや場所については戦いながら覚えていくしかないだろう。 - Ver.15で追加された特別討究クエストではこの松ぼっくりが超巨大化。
自らの顔ほどもあろうかという大きさの松ぼっくりを投げつけてくるうえ、
爆発の範囲も広がっており非常に危険。
- デカデカ柿は投げられて着弾すれば潰れてしまうが、松ぼっくりは地面についても爆発するまでにラグが存在する。
- 松ぼっくりを使用したモーションも新しいものが追加されており、
従来のように大量にばら撒く攻撃は絨毯爆撃のように様変わりしている他、
両手に持ったものを地面に叩きつけて正面に爆発を連鎖させる、
回転しながら投げてコマ回しのように自身の周りで周回させる、
正面に三つ投げて弾ませる、上から大量に着弾させて広範囲を爆破するなど
多彩かつ複雑な新モーションを行なってくる。- 両手叩きつけは立ち上がった状態では通常種のドクドク柿のように
両手の周囲に一度の大きな爆発を起こすようになっている。
連鎖爆発と思って回避が甘いと巻き込まれるため注意しよう。
- 両手叩きつけは立ち上がった状態では通常種のドクドク柿のように
- また、松ぼっくり以外にもなんと直線上に放たれる炎ブレスによる攻撃も持ち合わせている。
ラージャンのように四つん這いの姿勢で吐いてくるほか、
尻尾で立ち上がった姿勢で高所から吐いてくることもある。
後者の場合は炎が地上で燃え広がるため、範囲がやや広くなる。
- 通常種の必殺技であった尻尾立ち旋風コマ突撃も持っており、
亜種はそこから更に炎を纏って突撃してくる旋風火炎コマ突撃になっている。
- 総じて、後に相対するイソネミクニ亜種同様、共通モーションはあれど
通常種とは全くの別物となっている。
火力もそこそこある為、本種を相手する緊急クエストまで上位防具で乗り切れたハンターも、
それまでの防具構成とプレイヤースキル次第ではこの辺りで防具の刷新が必要となるだろう。
- 通常種は尻尾で立ち上がった際に攻撃するとひっくり返って大量の柿を落とし、
ハンターがそれを利用できるというギミックがあったが、
残念ながら亜種の方は普通の落し物を落とすのみで有り、
松ぼっくりを落としたりアイテムとして手に入れる機会はない。
尤も、松ぼっくり自体は燃えやすいだけでそれ自体が爆発する代物ではない為、
低コストの着火能力を持たないハンターでは扱いに困るだけかも知れない。
- 傀異化個体は通常種よりランクの高いEX★3で登場。傀異化素材は「傀異化した甲殻」。
…恐らく尾甲なのだろうがなんとも意外な素材が割り振られている。
もともと火属性攻撃を多用するため劫血やられになる攻撃は尻尾を使った攻撃か
立ち上がり状態の前足攻撃くらいのもの。
後ろ足に生じた傀異核の狙いづらさは通常種と同じである。
操竜 
- なんと操竜は通常種と異なるモーションになっている。
通常種でデカデカ柿を投げていた部分はもちろん爆発する松ぼっくりになっている他、
操竜大技は回転しながら尻尾で立ち上がるモーションで松ぼっくりを放ち、
更に両手で松ぼっくりを取り出して叩きつけ、
最後のフィニッシュとしてダメ押しの如く松ぼっくりを勢いよく叩きつけるモーションへとなっている。- 弱攻撃1(X / ↑+X)は松ぼっくり投げ。
手早く遠隔攻撃できるが、発生も威力もパッとしない牽制技。火やられ効果あり。
通常種のAの柿投げに似ているが、こちらは投擲時にバックステップしない。 - 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は回転立ち上がり攻撃。
発生はなかなか早いが威力はあまり期待できず、攻撃範囲も狭いので密着でないと使えない。 - 強攻撃1(A / ↑+A)は両手に松ぼっくりを持ち、身体全体で叩きつける。
着弾場所から連鎖する爆風が遠距離まで届き、火やられも付与できる、総じて使いやすい技。
ビシュテンゴ亜種本体と、爆風の両方に当たり判定があるがどちらか1HITしかしない。
また、連鎖する爆風の攻撃範囲が独特なので、中距離にいる敵のみに当て辛い。 - 強攻撃2(→+A / ↓+A)はMRで追加された密着型サマーソルト。
意外とリーチが長く、単品でもそこそこ強い技ではあるが、やはり下記の形態移行ありきの技だろう。
- 弱攻撃1(X / ↑+X)は松ぼっくり投げ。
- 何も考えずに上記の攻撃でぶん殴っても十分に強いが、
↓Xの回転立ち上がり、↓Aのサマーソルトを出すと短い間だけ尻尾立ち状態に移行でき、
その瞬間のみ使用可能な専用技が存在する。特に強攻撃→強攻撃のコンボが蟲無しで繋がるのが強力。- 尻尾立ち中:強攻撃1(A / ↑+A)で旋風火炎コマ突撃。
尻尾立ち状態になる技で怯ませてから繋がるほど発生が早く、
威力も通常時の強攻撃より少し高い。基本的にA攻撃後の派生はコレでいいレベル。 - 尻尾立ち中:強攻撃2(→+A / ↓+A)で大きく飛び上がっての松ぼっくり叩き付け爆破。
通常状態からAで出せる、両手松ぼっくり叩き付けの前ダッシュバージョン。
その爆発は亜種テンゴの最大威力を誇る。発生が非常に遅いため、相手の予備動作が長い時や、
相手が転倒している時以外は非推奨。当たると大変気持ち良いロマン技。- 操竜大技は松ぼっくり投げ→松ぼっくり3way投げ→ハンター飛び降り→松ぼっくり叩き付け。
威力は高くないものの、飛び降りるタイミングが早いのでハンターが攻撃に復帰したタイミングで
松ぼっくり叩き付けでもう1回転倒させてくれる。 - 尻尾立ち中に操竜大技を出すと、モーションが変化して威力が上がる。
明らかに威力や攻撃段数が変わるアケノシルムやリオレイアほど考えなくてもいい。
こちらは尻尾2連叩き付け→松ぼっくり投げ→ハンター飛び降り→松ぼっくり叩き付け。
- 操竜大技は松ぼっくり投げ→松ぼっくり3way投げ→ハンター飛び降り→松ぼっくり叩き付け。
- 尻尾立ち中:強攻撃1(A / ↑+A)で旋風火炎コマ突撃。
武具 
- 防具はテンゴZシリーズ。
山伏がモチーフだったテンゴシリーズとは打って変わって
カラス天狗モチーフの防具となっており、
イカつく精悍なカラス天狗のお面と説明文の通り金色の大きな翼を持っている。
女性用装備は下位/上位版と大きくは変わらないが、頭防具に長めのポニーテールが追加されていたり、
胴防具に腕羽のマントが付いていたりする。
なお、デザインそのものは通常種のMR版と同じである。- この装備の紹介により、亜種装備の名称がXX*4以前に用いられていた
「Z」表記に戻ったという事が判明した。
また、通常種のMR装備についても、Zと同じく「X」シリーズが復活している。
- この装備の紹介により、亜種装備の名称がXX*4以前に用いられていた
- Ver.10.0.3まではテンゴZの重ね着の生産には何故か通常種の素材が要求されていた。
設定ミスだったようで、Ver.11からはちゃんと亜種の素材を用いるようになった。
余談 
- 英名に使われている“Blood Orange”はビシュテンゴ亜種の
血のように黒々とした赤い色をイメージしての事と思われる。
が、一般的にブラッドオレンジといえば果肉が赤いオレンジの品種のことを差す。
主にイタリアやスペインで育てられている品種で、
アントシアニンと呼ばれる多くの植物が持つ色素によって暗赤色の果肉になっているとの事。
- ちなみに拡張前のMHRiseでは新精算アイテムとして冷寒ヒヤボックリなる松ぼっくりも登場している。
もし何かが違えば、火属性ではなく氷属性の松ぼっくりを扱うビシュテンゴ亜種が見られたのかもしれない。
- MHR:Sで追加されたモンスターは基本的に西洋の怪物、妖怪をモチーフとしているが、
ビシュテンゴ亜種は「嘲笑う道化」*5の異名から宮廷道化師(ジェスター)がモチーフと考えられる。- 宮廷道化師は愚者とも呼ばれる事から、登場ムービーの語りと一致する。
中世において道化師はよく死神として描かれていた事から、
これもある種の怪物モチーフであると言えるだろう。 - 道化師には他にも「ピエロ」や「クラウン」といった種類が存在する。
濃いメイク(もしくはそれを模した仮面)でおどけた表情を作るピエロは「本当の表情が分からない」「不気味」というイメージを持たれやすい傾向にある。
特に欧米においては、映画『IT』のペニーワイズや、アメリカンコミック『バットマン』シリーズのジョーカーなどピエロをモチーフにした見た目の敵キャラがよく登場し、
道化恐怖症という恐怖症も存在している*6。
本種が使用する爆発性の松ぼっくりも、サーカスなどでピエロが使う小道具の『球形の爆弾』やジャグリングをイメージしたものかもしれない。また、大道芸やサーカスでは演目の一環としてピエロが火を吹く事もある。
近年では火の取り扱いの厳重化が進んでいる事もあり、目にする機会は少なくなっているが、未だに根強い人気を誇る芸である。
- 宮廷道化師は愚者とも呼ばれる事から、登場ムービーの語りと一致する。
- 一方で通常種のモチーフ「烏天狗」に対して、亜種の場合は体色や防具のカラーリングからオーソドックスな「天狗」の様にも見える。一説には天狗は烏天狗よりも階級が上とされる。
- 本種は火を吐くが古来より天狗は神通力を持つとされており、その一つとして伝わるものに天狗火というものがある。
夜の水辺で見えるというその怪火は人を仏道から引き離し、病気を引き起こすと言われている一方、一部の地域では人の悪い行いを監視し、戒めたという伝承も残っている。
また、天狗とは元々中国で凶事を知らせる流星のことを指した。地表近くまで落下した流星が火球となり大きな音と共に空中で爆発するこの現象を天を駆け降りる犬に見立てていたという。
- クエストのロード画面で本種が登場しているが、松ぼっくりを投げている相手から察するにショウグンギザミ猿かに合戦が元ネタと思われる。
まさかのさるかに合戦がここで行われている。
伏線回収がクエストではなくイラストで行われるとはハンターも想像していなかっただろう。
- 上述の項で説明した通り、ビシュテンゴ亜種はスタミナが減ると松ぼっくりを食べ始める。
それも、わりと美味しそうに、一心不乱にモグモグと食べている。
「あんな硬くて危なくて美味しくなさそうなものを食べるなんて……」と奇妙に思った人もいるだろう。
では、ビシュテンゴ亜種のような大型の哺乳類(と思われる生物)が
松ぼっくりを食べるなど現実でありえる話なのか、というと、答えは半分くらいはありえる話。- 有名な日本の童謡「松ぼっくり」では、
お猿が松ぼっくりを拾って食べる、というフレーズがある。
確かに猿が松ぼっくりを食べることはあるのだが、
実際には地面に落ちている松ぼっくりを拾って丸ごとムシャムシャ食べるわけではなく、
松ぼっくりの中に入っている種子だけを食べる。- 松ぼっくりの仕組みは少し複雑なので解説すると、
松ぼっくりの外側、ちょうどセルレギオスの鱗のような硬い部分を鱗片と言う。
これは、種子が未熟なうちは閉じており、種子を中に包んだ状態で木に生っている。
やがて種子が成熟すると、松ぼっくりは怒った時のセルレギオスのように鱗片を開き、
隙間から羽状のひだがついた種子が落ちて、
それが風に乗って飛んでいくことで遠くまで子孫を残す仕組みになっている。
一方、種を飛ばし終えた松ぼっくりは枯れて地面に落ちる。
その落ちたものが、一般的によく知られている
鱗片が開いて乾いた松ぼっくりというわけである。
器用に鱗片を剥いて種子の部分だけを食べる。
上述の説明の通り、地面に転がっている松ぼっくりは既に種を飛ばした後であり、
猿にとっては可食部がほとんどない状態なのである。
(中に種が残っていることはよくあるため、全く食べる場所がないというわけでもないが)
一方、ビシュテンゴ亜種は既に鱗片が開ききった松ぼっくりを鱗片ごとバリバリと食している。 - 松ぼっくりの仕組みは少し複雑なので解説すると、
- ではビシュテンゴの食性は出鱈目なのかと言えば、それも100%そうとは言い切れない。
既に種を飛ばし終えた松ぼっくりを食べる恒温動物も存在しているためである。
代表的なのはリス。「エビフライみたいな松ぼっくり」で検索して頂けると
詳細を知っていただけると思われる。
リスも松ぼっくりを食べる目的は中に残った種子目当て。 - つまり、ビシュテンゴ亜種は松ぼっくりの鱗片をかじりとって
中の種子を食べようとしている、と考えるのが自然だろう。
実際、よく観察していると、全て食べ終わる前に放り出しているのが分かる。
恐らくは、種を食べ終えた残りカスを捨てているのだと思われる。- ゲーム的な話をすると、食べている途中でポイ捨てする動きは通常種も柿で同じことをする。
あちらが柿を途中で捨ててしまう理由は良く分かっていない。
生態を顧て亜種のほうが理にかなったことをしているというのも面白い話である*7。
- ゲーム的な話をすると、食べている途中でポイ捨てする動きは通常種も柿で同じことをする。
- 有名な日本の童謡「松ぼっくり」では、
- その体の大きさと凶暴性、賢さに反して効率の悪い食事をとっているようにも感じられる。
近くに外敵がいる状態で非常用の食料として食べているだけなのか
あるいは通常種にとっての柿がそうであるように、松ぼっくりに厚い信頼と執着を持っている
武器になり携帯食にもなる食べ物に対して強い拘りを持つというのが
ビシュテンゴ一族の特性なのかもしれない。
- 現実世界で世界最大の松ぼっくりは、北米太平洋岸に分布するナガミマツから生る松ぼっくりで
平均20cm~40cm、最大でも50cm前後。
それでもずいぶん大きいが、ビシュテンゴ亜種が操る松ぼっくりは
目測でも80cm以上はある、さらなる化け物サイズである。- 松ぼっくりの大きさとそれが生る植物の大きさは必ずしも比例しない。
それでも、80cmの松ぼっくりを実らせるということはやはり樹木のほうも巨大である可能性が高い。
残念ながら作中ではその樹にお目にかかることはできない。 - ナガミマツは別名シュガーパイン(砂糖松)と呼ばれるほど甘い樹液を持ち
松ぼっくりも甘い香りを持ち、現地では種子をお菓子のように食べる文化も存在する。
ビシュテンゴ通常種が糖分の豊富な柿を好む種であったことを考えると、
亜種が操る松ぼっくりも糖分の多い甘いものなのかもしれない。
よく燃える≒油分も豊富であると考えると、かなりカロリーの高そうな食べ物である。
- 松ぼっくりの大きさとそれが生る植物の大きさは必ずしも比例しない。
素材 
- 緋天狗獣の豪剛毛
- ビシュテンゴ亜種の良質な毛。
密度の高さゆえに熱を伝えず、高温に耐え得る性質がある。
- 緋天狗獣の剛爪
- ビシュテンゴ亜種の太い爪。
炎に包まれても焦げ跡すら残らないため、火除けの御守りとされる事もある。
- 緋天狗獣の豪腕羽
- ビシュテンゴ亜種の腕羽。
燃えるように赤いこの腕羽で突風を巻き起こす事で、火を煽り物体を赤熱させる。
- 緋天狗獣の重頭襟
- ビシュテンゴ亜種の赤い頭襟のような角。
ビシュテンゴ亜種はこの角で風を読み、火を巧みに操るという。
- 緋天狗獣の重尾甲
- ビシュテンゴ亜種の分厚く硬い尾甲。
尾を軸として繰り出す一撃には遠心力が加わり、強烈な威力となる。
関連項目 
モンスター/ビシュテンゴ
防具/テンゴシリーズ - 亜種防具についても記載。
システム/亜種
モンスター/ケチャワチャ亜種 - 亜種になって火属性を扱うようになった悪戯好き牙獣種の先例
モンスター/バゼルギウス - 松ぼっくり爆発物をばら撒くモンスターの先例
モンスター/セルレギオス - 松ぼっくり本体