モンスター/ジュラトドス

Last-modified: 2024-04-05 (金) 18:50:23
種族
魚竜種(魚竜目 有脚魚竜亜目 泥魚竜上科 ジュラトドス科)
別名
泥魚竜(どろぎょりゅう)
異名
不穏の沼影
英語表記
Jyuratodus
危険度
MHRise・MHR:S:★4
登場作品
MHWorld, MHW:I, MHRise, MHR:S, MHNow
狩猟地
大蟻塚の荒地, 水没林, 獄泉郷

目次

生態・特徴

広大な沼地や湿地帯に生息する大型の魚竜種。
現在確認されている魚竜種モンスターの中では特に古い形質を残しているとされる。
くすんだ茶色の鱗に覆われた身体の上から大量の泥を纏う習性を持っており、
泥が削げ落ちてしまった場合は積極的に泥浴びを行い補強を行う。
その泥と密接に関わった生態から《泥魚竜》とも呼ばれる。
生息域や体格の大きさなどは異なるが、
生態や容姿には同じく魚竜種に属する溶岩竜ヴォルガノスに似た部分が多い。
沼地帯に適応した進化を遂げており、全身をくねらせながら泥濘の中を悠々と泳ぐ。
基本的には泥沼に浸かった状態で行動するが、時折脚を用いて二足歩行を行うこともある。
縄張り意識が非常に強く、移動した場所に身体に纏っていた泥の一部を残して自分の縄張りを主張する習性を持つ。
魚竜種の中では比較的視力に優れているようで、時折泥の中から半身を持ち上げて周囲を見渡す様子を見せる。
肉食性であり、縄張りに接近したアプケロスズワロポスなどを積極的に襲う。
獲物を発見すると突進するような猛スピードで泥の中を泳ぎ、
勢いに任せて飛び掛かり、そのまま喰らい付いて泥沼へ引きずり込んでしまう。
縄張りへ侵入した者に対しては容赦なく攻撃を仕掛ける。
外敵との戦闘時も泥沼を利用した戦法を取り、
泥沼からの頭突きや、沼から飛び出すようにして奇襲を仕掛ける姿が確認されている。
水の抵抗や泥の粘度によって動きを制限されやすい泥沼の中で
無策でジュラトドスを相手取るのは至難の業である。
大型竜のような巨大な外敵に対しては巻き付くようにして攻撃することもある。
時折口から泥のブレスを放ち、遠距離の相手にもこれで対応する。
ちなみに本種の吐く泥塊は質量や粘性の高さから、直撃すれば手痛いダメージになるうえ、
狙いを外したものはしばらく地面に残り、獲物の足を絡め捕る罠のようになる。
なお、現大陸に生息する個体は新大陸の個体と比較して陸上での運動能力に長けているらしく、
大音量の咆哮で外敵を威嚇するなど、新大陸の個体とは異なる生態を有する事が確認されている。
雨季の中でも特に降水量の多い時期に繁殖期を迎える。
この時期には多数のジュラトドスが群がるように一箇所の沼地に出没し、
一斉に産卵と放精を行う光景が見られる事があるという。
これにより繁殖地には多数の受精卵が残されるが、幼体は極めて小さく非力であるため、
ほとんどの個体は成体になる前に命を落としてしまう。
なお、ジュラトドスは幼体の時点で肉食性であるが、生後間もない幼体が獲物を直接狩る事は難しい。
そのため、その小さな身体を利用して獲物の口や鼻孔、傷口などから体内に侵入し、
内側から肉を食い潰すように摂食するという独特な生態を有する。
ちなみに他の幼体や受精卵をも喰らって生き残ろうとする場合もあり、その生存競争は苛烈である。
新大陸では本種と同じく泥沼を生活拠点とする土砂竜ボルボロスと生息域が非常に近く、
互いの縄張り意識の強さもあって両者が激しく衝突し合う姿が度々目撃されている。
沼地での機動力はジュラトドスに軍配が上がり、そのスピードや足元からの奇襲によってボルボロスを翻弄する。
一方、純粋なパワーや完全な陸上での戦いにおいてはボルボロスの方が優位で、
巻き付いてきたジュラトドスをボルボロスが力尽くで振りほどき、地面に叩きつける様子が確認されている。
両者のどちらかが命を落とすまで戦う事は稀であるが、互いが多少傷つく程度までは戦い続け、
結局は痛み分けに近い形で終わる事は多々ある模様。
一部のハンターは、狩猟においてジュラトドスとボルボロスの縄張り意識の高さを利用し、
わざと両者を鉢合わせて激突させ、体力を消耗させるという作戦もあると語る。
ちなみに現大陸では現在確認されている限りジュラトドスとボルボロスの生息域は隣接しておらず、
双方の野生個体が衝突する様子が確認された事例は無い。
また、現大陸で確認されている個体は泥翁竜オロミドロを始めとした様々なモンスターと生息域が重複しているが、
そのいずれとも苛烈に争うようなことは無く、新大陸と現大陸の個体で縄張り意識に差異があるのが確認されている。
長い年月を泥の中で過ごすため、ジュラトドスから得られる素材は基本的に泥まみれであるが、
工房ではその泥を洗い流したりはせず、むしろ泥ごと加工を施して武具を作成している。
手間はかかるものの、それにより独特で野性的な外観と抜群の強度、
そして猛々しいまでの攻撃力の全てを兼ね備えた優秀な武具の作製が可能となっており、
その仕上がりは一見の価値有りと評される。
武具以外にも素材の需要は見出されており、
例えば一部の地域では本種の素材で作った火消し道具が火災の際の消火活動で重宝されている。

概要

  • MHWorldにて初登場した、新種の魚竜種大型モンスター。別名:泥魚竜。
    完全新規の魚竜種モンスターがメインシリーズに登場するのは、MH3のデルクス以来実に9年ぶりである。
  • その姿は同じ魚竜種である溶岩竜ヴォルガノスに酷似している。
    あちらのようなマグマではなく泥沼に住み、を吐き出すという特徴がある。
    一見すると頭部の形状が全く異なるように見えるが、これは泥で覆われているためで、
    頭部の泥を破壊して露わになる素顔はヴォルガノスとほぼ同じ形状をしている。
    ヴォルガノスとは異なり体に纏った泥を次々と剥がすことが可能であり、
    全身の泥を剥がすとどこぞの金銀魚竜に近い鱗が殆ど露出した姿へと変じる。
    • 新大陸のヴォルガノスはかなり短足になっているが、ジュラトドスもほぼ同じ体型。
      旧作のヴォルガノス経験者にとっては胴体や頭の位置が低く感じられるだろう。
    • 「泥沼を住処とするヴォルガノス」といったデザインの本種だが、
      ゲーム内でヴォルガノスとどういった関係にあるのかは明らかにされていない。
      ただデザインや名前の近似性、モノブロスとディアブロス等の前例から察するに、
      両者が近縁に当たるのはまず間違いない。
      と思われていたが…詳しくは後述。
  • 初公開されたのはMHWorldのPV第2弾発表時。
    泥沼を悠々と泳ぎ、そこに来た大剣や双剣、ボウガン使いのハンターと、
    突き上げや泥ブレスなどで激しい戦闘を繰り広げた。
  • 性格は獰猛。縄張りである泥沼に踏み入った者は積極的に排除しようとする他、
    フィールド上ではヴォルガノスと同じくきょろきょろと左右を見渡して警戒する様子が見られる。
    主な痕跡は「付着した泥」。他モンスターの「足跡」並みに頻繁に残す傾向がある。
    食性は肉食で、沼地の近くに棲息するアプケロスを下から奇襲して捕食することが多い。
    したがって、沼地近くでアプケロスの捕食跡を見掛けた場合はジュラトドスが近くにいる可能性が高い。
    • ただ、設置した罠肉の類には一切反応せず、常に生きた獲物を狙う傾向がある。
      時には「大蟻塚の荒地」エリア1や7といった硬い地面の場所にまで地面に潜ったまま現れ、
      アプケロスを襲撃するといった少々無茶な場面も見受けられる。
      ド〇ブラ粉かよ
  • 似たような生態・性質を有する土砂竜ボルボロスとは激しく敵対するライバル関係にある。
    お互いに泥を利用するため、良質な泥地は彼らにとって譲れない縄張りなのである。

MHWorld

  • MHWorldではゲーム序盤から遭遇するモンスターの一種。
    彼が登場する任務クエスト★3「不穏の沼影」は受注段階では特殊クエスト扱いであり、
    現地調査中に護衛とはぐれてしまった学者の保護を目的とした任務とされている。
    • このクエスト以前にボルボロスとは任務クエストにて遭遇・狩猟を必ず行っているため、
      事前情報を集めていたプレイヤーであれば「沼影」の正体は容易に推測できる。
      ……のだが、現地に赴くとなにやら不穏さを感じさせる痕跡に遭遇することとなる。
  • ライバルのボルボロスと出くわすと縄張り争いが発生する。
    彼らの縄張り争いはジュラトドスが先に仕掛け、ボルボロスを下から奇襲し大ダメージ
    そのままボルボロスにとぐろを巻くように纏わりつき、首筋に噛み付こうとする
    ジュラトドスの獰猛性が垣間見られる、非常に殺気の高いアクションといえる。
    一方のボルボロスは翻弄され続けるものの、最後には振りほどいて弾き飛ばし、
    ジュラトドスに少なからずダメージを負わせ痛み分けに持ち込んでいる。
    • 一見ジュラトドスが圧倒しているように見えるが、システム上では引き分け扱い。
      MHWorld当時としては珍しい、引き分けの対戦カードである。
      この関係上明確に勝敗が付かず、縄張り争い後も片方が即座に逃げるかは運次第となる。
    • また、流石に滞空するリオレイア相手では分が悪いのか、押されがちである。
      リオレイアは大蟻塚の荒地の隅にある森を中心に行動しているが、
      時折沼地エリアにも飛来し、ジュラトドスらの縄張りを脅かしている。
      遠隔攻撃をあまり持たないジュラトドスを一方的に攻撃する場面もまま見られる。
      発売前の実機プレイでもそのような場面があり、「奥さんやりすぎ」とも言われていた。
  • ゲーム序盤に遭遇する関係上、ヴォルガノスよりは遥かに実力面で劣る。
    基本的に半身を泥や地面に沈めて行動し、怯ませたり特定行動後には二足歩行も行う。
    この性質上、旧作のドスガレオスに近い印象を受ける部分もある。
    殆ど背中しか出ないあちらと比べ脚以外の部位が地上に出ているため、殴る分にはさほど困らない。
    • 泥を纏う」生態が大きなギミックとなっている点は同時期に戦うボルボロスと同様。
      あちらと同じく泥を纏った部位への水属性攻撃が効果覿面、剥がれると属性耐性が変化する
      泥を剥がした後は一切水属性を通さないため、ボウガンを用いる場合は弾種に注意したい。
      体に纏う泥は攻撃には転用せず、基本的には身を守るための保険として纏っているらしく、
      泥を剥がした部位を集中攻撃するとダウンして二足歩行を中心に行動し始めるようになる。
      陸上でのモーションは基礎的な物しか存在しないため、慣れれば御しやすくなるだろう。
    • 泥を剥がされるのを嫌う傾向があり、エリア内の特定箇所で泥を纏いなおすことがある。
      半身を沈めてグルグル回る仕草がそれで、妨害すると落とし物を落とすことがある。
  • ジュラトドス戦は大部分が沼地での戦闘となるため、本人よりも環境面が厄介。
    MHWorldでは深い水場・沼地などで移動速度が鈍る仕様となっており、思うようには動けない。
    特殊装具「耐水の装衣」やスキル「水場適応*1などがないとハンターの行動は阻害されてしまう。
    • ただ、ジュラトドス戦にはギミックが存在しており、それを利用すると多少マシになる。
      ジュラトドスが移動した跡は泥が盛り上がって水深が浅くなり、移動速度低下が起きない足場となる。
      これを活用するとジュラトドスへの攻撃や追走もやりやすくなるだろう。
    • 一方、ジュラトドスの口から吐き出された泥は触れたハンターを拘束する効果がある。
      ボルボロスの物とおおむね同じ仕様であり、脱出時に全てのスタミナを消費させる効果まで発揮する。
      吐き出した泥は盛り上げた泥より明るい色なので、間違えて触らないようにしたい。
  • 半身を沈めた基本状態では泥ブレスを多用し、妨害性能のある泥をまき散らす。
    この泥ブレスにはMHWorldでは数少ない水属性やられ効果があり、動き辛さが更に増してしまう。
    また、泥中での突進や噛み付き、後方へは尻尾薙ぎ払いなども一通り行ってくる。
  • 大技として、相手の足元から突き上げるように行う地中強襲が挙げられる。
    ジュラトドスが地面に潜った直後に姿を現さない場合はほぼ間違いなく行うため警戒したい。
    攻撃の予兆として一瞬だけ地表に姿を見せ、そのタイミングでハンターが居る場所の下から攻撃する。
    早く回避しすぎると突き上げを喰らってしまうため、予兆を意識して行動すると良い。
    • なお、この潜っている間は音を頼りにハンターの様子を探っているらしく、
      スリンガー音爆弾で刺激すると大ダウンを取ることが可能。
      事前にノイオスを狩って音爆弾を入手してから戦うのも一手と言えるか。
  • 破壊可能箇所は頭部・胴・左脚・右脚・尻尾といった各部位に纏う泥、
    および本体の同部位となっている。破壊報酬が出るのは本体側の頭部と胴のみ。
    体に纏う泥については纏いなおす動作によって復活するが、本体側を破壊した部位に纏いなおすことはない。
    • なまじ部位が多いため、全部位破壊を狙おうとすると結構骨が折れる。
      特に狙えるタイミングが限られるうえ判定も狭めな脚は、わざわざ破壊するほどのメリットがあるかというと……。
      先述のように報酬が出るのは頭部と胴のみなので、基本的には自己満足の域だろう。
    • 物理肉質はやや複雑だが、基本的に頭と尻尾は泥を纏っているか否かに関わらず攻撃が有効。
      脚については泥を纏っていた方が物理攻撃は通る傾向があり、泥が無くなると少し硬化する。
      属性面では泥に対して水属性が有効だが、泥が存在しない・剥がれた部位には一切効かない。
      本体の最大弱点は雷属性で、火属性は左右の後脚だけ有効打を与えられる。
      泥はスリンガー水流弾で落とせるため、それを多用するなら雷属性武器が有効となるだろう。
      ただし、ジュラトドス挑戦時には雷属性武器は揃っていない点に注意が必要となる。
  • 魚竜種としては珍しく、閃光で目が眩んでいる様子も確認されている。
    閃光で怯む魚竜種はMH3G以降のガノトトスくらいなので、結構貴重(?)な例である。
    先述の通り音爆弾も通用するほか、シビレ罠や落とし穴なども有効となっている。
    • 状態異常面では気絶への耐性が異様に低いMHFのヴォルガノスリスペクトか
      スリンガー着撃弾を落とすことがあるため、打撃武器や徹甲榴弾以外でも気絶を狙うのは容易。
      気絶状態でももがいて抵抗する他の大型モンスターと異なり、
      殴ったこちらが不安になるほど動かない状態になるので*2、部位破壊も狙いやすい。
      また、乗り状態にも容易に持ち込めるため、これらを利用すると陸戦に持ち込めることもある。
      その他の状態異常では毒が普通程度であり、麻痺・睡眠・爆破などはあまり有効ではない。

MHW:I

  • マスターランクに上がった直後にフリークエストが出現。
    新たな行動として大きくうねりつつ泥を撒き散らしながら前進するというものが増えている。
    また、泥を纏った部分、特に胴体の肉質がかなり硬くなっている。
    狩猟の上では今まで以上に泥はがしが重要となる。
    脚以外はクラッチクローによる肉質軟化が可能なので部位破壊に難儀はしないだろう。
    ただし、MHW:Iにおける扱いはお世辞にも良いとは言えない。
    まずMHWorldでは貴重な水属性武器を生産する上で欠かせない存在だったが、
    MHW:Iではほとんどの武器種が一度強化した後はプケプケ亜種の武器へと強化される事となる。
    その為、武器や防具を生産した後は、ジュラトドス武具目当てではほとんど相手にされなくなってしまう。
    …のだがランス使いにとっては少々事情が変わってくる。
    理由としてはジュラトドス素材から作成できるアクアホーン系統が
    溟龍武器、轟竜武器、黒轟竜武器、硫斬竜武器の4種類に派生するため。
    ランサーの諸兄にとっては印象深いモンスターではないだろうか。
    • 一方、素材の面では今作で実装されたパーツ強化で、太刀、双剣、ガンランス、チャージアックスの
      属性カスタムに「泥魚竜の重牙」が要求される。
      パーツ強化はMHW:Iでも相変わらず有用な皇金武器も対象であるため、これらの武器、特に属性が重要となる
      双剣、チャージアックスを使用するハンターにとっては、素材集めで幾度かお世話になるだろう。
    • また、MHWorldにて初登場した大型モンスターはそのほとんどがアイスボーンにおいて
      亜種または特殊個体の追加がなされているが
      ジュラトドスとラドバルキンだけ亜種や特殊個体が登場していない
      理由が見当たらないわけでもなく、この2体にはそれぞれヴォルガノスとウラガンキンという
      それこそ亜種のように外見や戦法の似た古参モンスターがおり、
      更に本種に関してはブラントドスというこれまた外見・戦法に
      多くの類似点を持つ新モンスターまで追加されているため
      ネタ被りを防ぐために亜種の追加がされなかったのかもしれない。
    • かつては素材の需要が皆無だったが、マスターランクのマム・タロトの登場で状況は一変。
      というのも、一部武器種のパーツ強化にジュラトドス素材が要求されるため。
      その中には皇金武器が最高峰の性能をしており、属性重視の双剣も含まれる。
      結果としてマスターランクのジュラトドスの需要が急増、多くの双剣使いがジュラトドスに群がることとなった。
      ジュラトドスにとってはたまったものではないが。
  • 全部で6つのエリア*3からなる導きの地には、元となった6エリアに存在しないモンスターやコラボモンスターを除くと
    ジュラトドスとブラントドスだけが一切登場しないモンスターとなっている。
    どちらもピックアップされた地形に沼地や深雪地帯などそれぞれが泳げるような場所が存在しない事が原因だろう。
    • 導きの地に登場しない弊害として、歴戦の個体と戦う機会がほとんどない
      他のモンスターはカスタム強化や重ね着装備の生産のため導きの地で戦うことになるのだが、
      ジュラトドスに関しては上述の通りパーツ強化などが通常素材で賄えてしまう。
      歴戦の個体といえば調査クエストの報酬も特徴だが、こちらも危険度1ゆえに質は良くない。
      そもそもジュラトドスの歴戦個体の調査クエストも入手できるか不確定なので、
      仮に戦いたくても戦う機会すら怪しいという、なんとも可哀想な事態に陥っている。
      • なお、ブラントドスの歴戦個体に関してはフリークエストにおいて、
        ボワボワと交友関係を築く際に狩猟する機会があるためこちらよりはマシである。
      • 余談だが、内部データによるとジュラトドスの導きの地専用の素材が設定されていたらしく、攻略本などにその情報が記載されてる。
        なので、元々導きの地に出す予定があったのかもしれない。

MHRise

鬼門の沼沢 巷説に聞く 泥隠し
危殆 泥濘の如く 深み嵌って 腹の中
  • 「和」がテーマとなっている本作においても、『武器紹介動画:操虫棍』にて参戦が判明した。
    動画内では、水没林の水源地帯にて操虫棍使いのハンターと交戦している様子が紹介されていた。
    • 生態に関わる泥が扱える場所ならば砂漠地帯に限らず棲息できるようだ。
      驚くべきことに、獄泉郷ですらも生息が確認されている。
      一方で、MHRiseにおける砂漠地帯に相当する砂原には生息は確認されていない。
      もしかしたら新大陸の個体とは異なる生態を持っているのかもしれない。
  • 本作では数少ない上位から登場するモンスターの内の一体。
    しかも上位では最下位ランクである★4ではなく、一つ上の★5への緊急クエストの相手である。
    リオレイアと同ランクに並んでいる程の扱いとなっており、
    前作の最序盤モンスターという立ち位置からは大出世と言える。
    • そんな位置付けだけあって前作よりもかなり強化されている。
      自分から陸上に上がるようになった分、陸上での行動の強化が著しく、
      前作で同様に上位からの登場モンスターであったヴォルガノスのモーションを輸入した他、
      3wayブレスを3連発するという広範囲攻撃も習得した。
      また、陸上で3回ブレスを吐くという攻撃を習得したが、一発ごとにハンターから距離を取ろうとする。
      更に魚竜種としては珍しく、咆哮にバインド効果が付随するようになった。
      メインシリーズの魚竜種でバインドボイス持ちはブラントドスに次いで2体目である。
    • 泥の中にいる状態でダウン状態になると飛び出すのは前作と一緒だが、
      その後は殆ど悶えずにすぐさま体勢を立て直すようになった。
    • 気絶耐性もMHWorld系列からかなり上昇している。
      スリンガー着撃弾が廃止されたこともあり、気絶させ放題というほどではなくなった。
      もっとも強化されたとはいえ依然気絶は比較的有効な部類ではあり、
      また減気耐性は極めて低いままとなっている。
      なによりデカい頭判定がそのままなので、やはり打撃武器との相性が良いモンスターである。
    • 頭が最大の物理弱点で尻尾がそれに次ぐのはMHWorld系列から変わりないが、
      今作では両脚が大きく軟化し、斬打では弱点特効発動ラインとなっている。
      頭は属性の通りが微妙な一方、脚には極めて良く通るのは据え置きなので、
      属性寄りの武器を担ぐなら、脚を狙い続けてついでにダウンも奪うような攻略法も検討できる。
      今作には登場しなかったブラントドスの攻略法が輸入されたと言えるだろうか。
      ただし、後述する泥剥がしおよび剥がれた状態を維持する難度から、実践するには一工夫が必要だろう。
  • 登場クエスト名は今回も「不穏の沼影」。
    内容も同じく調査員が行方不明になっているというもの。
    世界観上、調査員は捜索隊が探す事になっており、
    ハンターは近くで暴れているジュラトドスを狩猟する事になる。
  • 今作ではボルボロスと生息エリアが被っていないことから両者の縄張り争いはオミットされた。
    同じ獣竜種で水没林にも現れるアンジャナフ相手に同じモーションで争うこともないため、
    MHRiseには魚竜種対獣竜種の縄張り争い自体が存在しない。
  • 泥濘地の概念自体がなくなったため、やたらめったに泥をばら撒いてくるようになった。
    特に潜行突き上げで撒かれる量が多く、足を取られて厄介。
    遊泳しながらVの字に泥を設置してくる行動も、その後のタックルを避けづらくなるため危険性が高い。
    ちょうど解禁された泥雪珠を作成して装着していくと戦いやすい。
    ボーンSグリーヴ単体で泥雪耐性Lv2が発動するため、これを装備することでも解決できる。
  • 全体的に部位破壊が難しいRiseのモンスターの中でも特に激烈な難度の持ち主。
    意識して攻撃しないと一部位も破壊できずに討伐ということもざらにある。
    • 1つ目の要因はスリンガーの削除。
      泥を剥がさないと本体の部位破壊が出来ないにもかかわらず、
      スリンガーが削除されたため水流弾でダメージを与えず泥だけ剥がすことが出来なくなってしまった。
      泥を剥がすには攻撃で怯み値分のダメージを与えるしかなく、その都度大きく体力を削ってしまう。
    • 2つ目は泥纏いの頻度。
      前作と比べても泥を纏い直す頻度が上がっており、泥を剥がされたまま戦い続けることがあまり無い。
      運が悪いともう少しで部位破壊できる所で泥を纏い直されることもある。
    • 3つ目は怯み値の上昇。
      前作に比べて部位耐久値が上昇しており(胴体や尻尾は1.3倍、頭は1.5倍ほど)、
      それに比例して部位破壊に必要なダメージもかなり多くなっている。
      • これらのことから、PT戦においては水属性の武器を担ぎ、
        速やかにドロを落とすメンバーがいるとスムーズに進む。
      • 部位破壊にこだわるなら、複数匹のエンエンクを利用して
        ひたすら水場のないエリアへ誘導し続けるのも手。
        ボルボロスと違い、泥を剥がされたらすぐさまエリア移動して
        纏い直すような行動ルーチンではないため、
        一度水揚げした状態で泥を剥がしてしまえば、
        あとは時間経過でのエリア移動まで部位破壊に専念できる。
        移動されたらされたで、すぐに追いかければ纏い直す前に再誘導することも可能。
        もっとも、陸戦での戦闘能力が向上しているのは先述の通りのため、
        立ち回りの面でどちらが相手しやすいかは自分のプレイスタイルと相談したい。
      • 閃光玉での妨害も可能だが、グルグルと潜るような動作で泥を纏うため、
        投げるタイミング次第では効果が現れないことも。
        獄泉郷に登場する個体はこの方法(もしくはダメージ蓄積で怯ませる)しか妨害方法がない。
  • 泥を纏いなおしても部位破壊した箇所には泥が付着しない点は前作から据え置きのため、
    部位破壊を積極的に狙うことにもメリットがある。
    また尻尾と脚にも破壊報酬が設定され、素材面でのメリットも追加された。
    それぞれ鱗系と甲殻系で100%固定のため、さして旨みは無いが
    前作に比べて部位破壊時の白い傷跡が大きく生々しくなっており、
    全部破壊すると質感が焼き魚かカレイの煮付けのように見える。美味しそう
  • なお、本作に登場する魚竜種の大型モンスターは本種のみである。
    MHWで大幅リストラされ、本作で多くのモンスターが登場する海竜種とは真逆といえる。
    そもそも総数が少ない上新大陸にも結局3種しか生息していないので、リストラされないだけマシなのだろうか
  • 前作においてはほとんどのモンスターが集結する導きの地に出現する事が叶わなかったが、
    本作においても目玉要素であり多くのモンスターが押し寄せる百竜夜行に出現しない。
    百竜夜行も百竜夜行で砦に泳げるスペースが無い事が原因なのだろうが、やはりそういう面では機会に恵まれない。
    • ただし、ハンターや里守総出で対応する必要がある中規模以上の百竜夜行に出ないだけであり、
      オトモ隠密隊が出向く程度で間に合う小規模な百竜夜行には混ざっている姿も確認されている。
  • 因みにワールドでみられたアカムトルムのものを流用した鳴き声はオミットされた模様。
    その代わりに気絶時や麻痺時にこれまたどこかで聞き覚えのある声を聞くことができる。
  • MHRiseでは妖怪がひとつのモチーフとなっており、
    ジュラトドスは「岩魚坊主」か「沼御前」、
    もしくは巨大な魚の妖怪「大魚(オキナまたはヲキナ)」が当て嵌められていると思われる。

操竜

  • ジュラトドスの操竜だが、意外にも結構強い。
    ドス鳥竜達と同じく、強攻撃のモーションが当てやすく威力の高いタックルであるため、
    強攻撃→回避→強攻撃……のコンボですぐに操竜ゲージを貯める事ができる。
    ドス鳥竜よりも少し攻撃速度は遅くなるが、あまり大きな支障が出るほどではないので
    見かけたら連れて行ってやるのもまた一興か。
    前述の通りボルボロスとは登場フィールドが異なるのでライバルへ意趣返し、というのは無理だが、
    新人にして強力な泥の使い手であるオロミドロに反逆しに行くというのも面白いだろう。
    • 弱攻撃1(X / ↑+X)は飛びかかり。
      射程は短いが発生が早いので、攻撃の起点には優秀。
      弱攻撃→強攻撃→回避……の順当コンボを使いたいなら多用することになるだろう。
    • 弱攻撃2(→+X / ↓+X)は泥ブレス。
      敵を水やられにするためだけのブレス攻撃。
      射程は長いが地面に落ちると泥が残るので少し邪魔かも……
    • 強攻撃1(A / ↑+A)は魚竜種などがよく使う例のタックル。
      リーチが長く、威力も高く、攻撃範囲も広いという超優秀技。
      これだけで強いのでひたすら連発してもいいが、発生がやや遅いので過信は禁物。
      飛びかかりや回避(受け流し)で敵を怯ませた後に使うと安定するだろう。
    • 強攻撃2(→+A / ↓+A)は尻尾回転攻撃。
      ドスバギィとは違い、半周しかやらない。
      上記のタックルに比べるとリーチ・威力・攻撃範囲のすべてが劣るが、
      発生だけは少し早く、密着していると回転が始まると同時にダメージが入る。
      翔蟲が3匹いる場合に限り、尻尾→前回避→尻尾→前回避を繰り返すといいダメージになる。
    • 操竜大技(X+A)は単発の突進攻撃。
      威力はA攻撃の1/5以下と非常に低く、ハンターが離脱するタイミングも若干遅め。
      つまり、大技に派生せずに突進離脱や時間切れまでA攻撃し続けることも選択肢に入る。
      ……とはいえ、ダウンを奪える時間が長いため、ダメージではなく転倒目的ならこちらで良い。
      攻撃が当たる距離自体は相当長いため、十分に距離を取ってから発動すると
      ハンターが飛び降りたちょうど後に命中し、ダウン後の転倒時間を有効に活用する事が出来る。

MHR:S

  • サンブレイクにて実装されたマスターランクのクエストにも勿論登場。
    ……するのだが、集会所★5への緊急クエストに登場して結構な印象を残したMHRiseとは打って変わって、
    新規・復活モンスターの多数登場するMR帯ではこれといってクローズアップされる場面が見当たらない。
    ステータスは大幅アップ、潜行突進の精度も向上するなど相応の強化はあるものの、目立った新規行動は無し。
    追加フィールドである密林城塞高地への進出もなく、相変わらず水没林にしか姿を現さないのも一因か。
    縄張り争いも一切追加されていない。
  • エンドコンテンツである傀異化にも対応。ランクはEX★3で、討伐クエストも発売当初から実装済み。
    対応する傀異化素材は「傀異化した甲殻/堅殻/重殻」。
    元から魚竜種としては珍しく甲殻素材が存在していたので違和感はない。
    • ちなみにかつてVer.12ではジュラトドスの傀異討究クエストのみ、
      当時の最大レベルであったLv120になってもクエスト報酬が「堅殻・甲殻」のままで
      「重殻・堅殻」に切り替わらない不具合が発生していた。
  • とまあ、続投こそしたものの何とも存在感のない状態が発売から実に1年弱もの期間続いていたのだが、
    2023/5/4配信のイベントクエスト「泥魚竜で消防だ!」で久々の抜擢を受ける。
    水没林でジュラトドスを1頭狩猟することで報酬として多数の原珠が入手できる、一見よくある救済クエスト
    だが非常に珍しいことに、このクエストでは3頭のジュラトドスが最初から配置されている
    すべてのモンスターがメインターゲットだが狩猟するのはうち1頭のみというかなり変わった設定で、
    右上に3つのジュラトドスのアイコンがずらりと並んだ図はどこかシュールですらある。
    これだけでも絵面として面白いのだが、元からジュラトドスは移動可能なエリアが少ないことから頻繁に合流し、
    1つのエリアに3頭全員が集結することも何ら珍しくない。エリア内にひしめき合うジュラトドスの群れは必見。
    • この日はいろいろな意味で人気の防具が生産可能になるクエストが同時に配信され、
      話題としては専らそちらに集中していたものの、こちらもなかなかのネタクエストに仕上がっている。
    • なお、原珠の救済クエストとして見た場合も、入手性に難のある瑠璃原珠/修羅原珠/金剛原珠/明王原珠を
      それぞれ3~6個程度確定で入手できるためなかなかに有用。受注条件がMR1からなのもありがたい。
      ジュラトドスも通常のMR個体とほぼ変わらない程度の強さで、特に苦労することなく狩猟できるだろう。
      加えて3頭の内1頭は最小金冠、また1頭は最大金冠なので、金冠狙いでも有用なクエストになっている。
    • ちなみに3つ並んだアイコンは左から最小金冠、普通、最大金冠の順番に固定されているので、
      狙ったサイズの個体かどうかの判別もしやすい。
    • 配信日からして、こどもの日に飾られる鯉のぼりのイメージだろうか。
      関連性の深いヴォルガノスもMHFにおいてはこどもの日イベント担当なので、
      可能性としては十分考えられるだろう。
      こんな泥だらけの鯉のぼりを飾りたくはないが……。

特別討究クエスト

  • マスターランクになって以降、上記のイベントクエストを除けばあまりピックアップされず
    正直なところ魚竜種の先輩同様かなり影が薄い存在だったが、
    傀異化の最終段階である特別討究クエストでは特に手強い相手として名前が上がっている。
  • 特別討究のジュラトドスは掠めただけで体力の半分以上を持っていく攻撃力の強化はもちろんのこと、
    強化点として潜伏から発射される泥の数が異常なまでに増えている。
    その数は飛び出してきたジュラトドスが一瞬外から見えなくなるほどで、
    その泥全てに即死級の攻撃力が備わっているともなれば脅威に他ならないだろう。
    もちろん、増えた泥は全てハンターの足を奪う障害として設置される。
  • また、全体的な肉質の硬さと潜行でどうしても時間を稼がれてしまうこと、特別討究の体力強化が重なり、
    数ある特別討究の中でもヤツカダキと並んで非常にタフに感じられるとの意見もある。

MHNow

  • MHST2には残念ながら参戦を逃してしまっていたジュラトドスだったが、
    位置情報ゲームであるMHNowにはライバルのボルボロス共々リリース時からしっかり登場。
    初の派生作品デビューである。
    • 緊急クエスト時に流れる登場ムービーではMHRiseの様に泥の中から飛び出しこちらを襲うカットになっている。
      トビカガチのものと同様、MHWorld時代のもののみならずMHRiseの内容も反映されていると分かる、
      ジュラトドスファンには嬉しい采配と言えよう。
  • 泥の中を泳ぐという生態故か、登場フィールドは沼地エリアだけ。
    初登場したMHWorldでは砂漠ポジションの大蟻塚の荒地に居たのだし、
    砂漠エリアには出現しないのかと思われるかもしれないが、
    荒地でも泥沼エリアにしか生息しておらず、MHRiseでは水没林のみに登場し砂原には出てこないなど、
    そもそもが砂漠ではなく沼地を根城とするモンスターである事が分かる。
    泥の中を泳ぐという生態的にも沼地から出てこないだろう事は窺えるだろう。
    泥を纏うボルボロスは砂漠にも出てくる
    • 他に沼地エリアに登場するモンスターは、砂漠系フィールドにも登場する面々を除けば
      ドスジャグラスドスギルオストビカガチパオウルムーレイギエナという沼地には合わない面子。
      • そもそも「沼地」というフィールドに似合うモンスターなど、
        今作の登場メンバーの中ではボルボロスやジュラトドスくらいしか当てはまらない。
        MHRiseからオロミドロが来てくれれば良かったのだが
        ボルボロスには砂漠エリアもあるため、沼地エリアが本当に必要不可欠なのはジュラトドスだけ。
        「ジュラトドスのためだけに沼地エリアを実装し、そこに他モンスターを投入した」と勘ぐるユーザーもいるとか。
        もしくはこの先水場に出るモンスターが増える予定でもあるのだろうか?
        ジュラトドスには悪いのだが、彼には砂漠エリアの方に出てもらい、
        新しく陸珊瑚の台地モチーフのエリアを作ってもらった方が良かったのではないだろうか…。
    • なお、登場フィールドが1種類しかない関係上、
      同じく1つのエリアにしか出てこないレイギエナ、ディアブロス
      リオレウスと共に素材集めがあまり捗らない部類。
  • 初登場はチャプター6の緊急クエスト。
    パオウルムー後、アンジャナフ前の無駄に後半の位置で、★3モンスターでは最後の位置である。
    ライバルたるボルボロスと比べても随分遅めの登場だが、MHRiseでの登場時期を勘案しての事だろうか。
    • 戦闘能力は登場時期に違わずそこそこ手強い程度。
      原作通り沼地に半身浸かりながら泳いでおり、噛み付きや突進、泥吐きなどで攻撃してくる。
      厄介なのが尻尾を左右に振る攻撃で、ジュラトドスの後ろ側は勿論、側面にいても被弾しがち。
      突進も意外と範囲が広く、真横にいると巻き込まれることも多いので注意。
      また、本種の大技とも言える泥に潜航してからの大ジャンプ攻撃も存在する。
      しかしディアブロスの地中強襲と同じく狙いが甘めで、回転回避さえしていれば簡単に避けられる。
      また、MHWorld準拠の個体であるためか、MHRiseで追加された咆哮は今作ではやってこない。
      怒り状態になっても拘束される事がないのでスムーズに狩る事ができるだろう。
    • ★3個体の場合は泥を纏っておらず、剥き出しの身体をそのまま攻撃できる。
      メインシリーズと同じく部位破壊をすると泥から出てきてダウンする性質も相まって、
      ★3個体は同ランクの中でもかなり狩りやすい方と言える。
      しかし★4以上となるとボルボロスと同じく泥を纏うようになり、部位へ通るダメージが少なくなってしまう。
      部位破壊を狙う場合、まずは泥から剥がす必要があって一苦労する上、
      上位個体など体力が大幅に上がった個体相手では泥でダメージが思うように与えられない前半戦がかなりキツくなるだろう。
  • ジュラトドス武器は原作同様水属性を含んでいる。
    水属性武器としてはドスジャグラスのもの以来となる為、ここで乗り換えるのも吉。
    クルルヤック、ドスギルオス、トビカガチの他、強敵であるアンジャナフなど水属性が弱点のモンスターは多い為、
    早めに作って強化しておくと苦労しないだろう。
  • 2023/10/04のアップデートで、大ジャンプ攻撃の挙動が修正されたほか、胴の部位破壊耐久値が引き下げられた。
    これまでは狙っても過半の体力を削って部位破壊できるかどうかという設定だったのが、
    おおよそ1/4~1/3程度で部位破壊できるようになった。
    これにより泥から引き摺り出す際、頭以外に胴を狙う選択肢も現実的になった。

武具

  • 武器については「マッド*4」や「シュラム*5」といった泥に関連する銘を持ったものが多い。
    太刀に至っては「ディプテルス*6」という現実に存在したハイギョの一種の名前そのままである*7
  • 余談の項でも触れるが、MHWにおいては非常に貴重な素で水属性を持つ武器となっており、
    太刀、双剣、ガンランス、スラッシュアックス、チャージアックス、ライトボウガンの6種が存在する。
    • 本流のジュラトドス武器は上記6種のみだが、水属性を担当するモンスターが極端に少ないMHWの環境事情ゆえ、
      水属性武器を作ろうとすると大抵ジュラトドスの素材が関わってくる。
      例えば、残り8種の武器種に存在する「水属性派生」というカテゴリだが、
      強化に必要な素材のうち骨や鉱石系、最終強化時の古龍の血以外は全てジュラトドスから得られる素材である。
    • 強化の際にネックになるのはおそらく「泥魚竜の上ヒレ」だろう。
      上位までの最終強化には10個も必要となるので、他の素材は足りているのに
      これだけのために何度も泥沼まで足を運ぶ羽目になったハンターは多い。
      ちなみに上記の水属性派生武器でも同数が必要となる。
      数で言えばこいつらよりはマシだが、本作では貴重な水属性武器のため
      ほとんどのプレイヤーが作成を避けて通れない点ではタチが悪いと言える。
      背中を部位破壊すれば確定で報酬に出るので狙っていこう。
    • MHW:Iでは上述の通り、クラッチクローによって部位破壊がだいぶ楽になった。
      もっとも、MRではそれを前提とした耐久値になっているが
      加えて、プケプケ亜種ネロミェールが新たに追加されたことで、水属性のバリエーションが増えた。
      ただ、プケプケ亜種の武器は水属性派生からの強化であり、実質ジュラトドス派生を乗っ取る形になる。
      クリア後になると鑑定武器のMR強化と覚醒武器も追加されるため、多少は水属性不足が改善されることになった。
  • MHRiseでは武器銘が変更され、「リームス」「ヴァルトス」~というものになる。
    新たに大剣が追加されたが、ガンランスがなくなってしまった。
    本作ではロアルドロスタマミツネの復活、ヨツミワドウやオロミドロの追加によって
    水属性が一気に増え、その中でジュラトドス武器は物理寄りの性能となった。
    にもかかわらず、斧二種は強属性ビンである
    また、ジュラトドスが上位からの出現となり、6武器全てでオロミドロの素材と竜玉を
    用いて最終強化するからか優秀なものが多い。
    • MHR:Sでは水属性トップクラスの攻撃力を誇る代物となった。
      しかし、Ver.15でアマツマガツチが復活によって一気に劣勢に。
      こちらを上回る攻撃力と鉄蟲糸技強化によって、ジュラトドス武器(と同じく物理寄りのヨツミワドウ武器)は
      厳しい立場に追い込まれてしまった。
      ちなみにMR、EXともにこちらより劣る赤い蟹さんとか黄色い海竜さんはそこまで追いやられてはいない
      MRでも危険度でも上だった青い蟹さんは初期環境から肩身が狭かったのは内緒
  • 防具名は「ジュラシリーズ」。
    上位版のデザインはMHWからの新モンスターながら新規デザインではない
    ヴォルガノスの防具、ラヴァシリーズのガンナー用装備のものを継承しており、
    色や質感がジュラトドスのものに改められた形となっている。
    マスターランク版の「EXジュラシリーズ」は、古代ローマの剣闘士をモチーフとした固有のデザインになっている。
    泥を纏う習性からか火耐性が高めであり、逆に多くの魚竜種の宿命として、雷耐性が低い他、
    MHWではジュラトドスの生活環境に適応できる「泥耐性」「水場適応」というスキルが内包されていた。
    詳細な性能はリンク先を参照。

余談

  • メディアでもよく間違われるが、名称は「ジュラトス」と後寄りに濁点が付く。
    ジュラトトスでもジュラドドスでもジュラドトスでもない点に注意されたし。
    名前の由来については「ジュラ紀」、ドイツ語で泥を意味する「シュラム」からと思われる*8
    「トドス」という部分は、ハイギョのケラトドス目が元ネタかと思われる。
    モチーフとなったシーラカンスと同じく、ハイギョもまた生きた化石と呼ばれる生物である。
    • 名前の面ではヴォルガノスよりもむしろガノトトスが近い。
      元々ヴォルガノスは原案にて「マグマガノトトス」と呼ばれていたモンスターを実装したものであり、
      ジュラトドス、ヴォルガノス、ガノトトスの三者で何かしらの設定が用意されている可能性はある。
    • 別名の方も間違えやすいが、「でいぎょりゅう」ではなく「どろぎょりゅう」である。
  • MHWorldのβテストにて、ボルボロスのクエストに乱入する形で登場。
    同じく狩猟対象ではないが登場するディアブロスと併せて交戦することも可能となっている。
  • MHWにおける水属性を扱うモンスターはこのジュラトドスとボルボロスのみである。
    それに伴い全ての武器種において覚醒不要の生産水属性武器もジュラトドス素材をメインに使うものしかない
    水属性不足と言われたMH4を下回る異常事態である。
    その一方で火を扱うモンスターの割合が異様に多いため属性武器不遇が叫ばれる中では割と実用的だったりする。
    ついでに述べておくとそのあまりの層の薄さ故か、
    全武器種に(水属性派生武器を含めた)ジュラトドス素材の武器が名を連ねており、
    唯一無二のアイデンティティとなっている。
    これを優遇ととるか不遇と取るかは人それぞれだが…。
    • のちにVer.2.00にてマム・タロトおよび鑑定武器が実装。
      これにより覚醒不要の水属性武器が多くの武器種で追加された……のだが、
      マム・タロトはラスボス撃破後に挑めるエンドコンテンツ的位置づけであり狩猟(撃退)難易度も高めであること、
      そして鑑定武器自体入手に大きく運が絡むことから、鑑定水属性武器の入手難易度はかなり高い。
      そもそも多くの属性武器は必ずしも有用とはかぎらず、有用であっても属性解放が必要な場合も少なくない。
      そのため、覚醒不要かつ攻略過程で生産可能な水属性武器がジュラトドス素材製しかないことに変わりはなく、
      この現状に対する不満は少なくない。
    • 複数のモンスターが無料アップデートで追加されることが告知されていたのだが、
      結局その後追加されたモンスターは水属性とは全く縁のないものばかりであった。
      しかし続編のMHW:Iでは水属性を扱うプケプケ亜種やネロミェールが登場し、ジュラトドスの負担は減ることとなった。
    • なお、水袋系の素材を得られるモンスターはMHW時点では本種のみ。
      MHW:Iでは本種と上述のプケプケ亜種であったが、
      本種が続投し、ロアルドロスとヨツミワドウから水袋が入手できるMHRiseでは
      本種から水袋は入手できなくなっている。
      直接的に水を扱うわけではないジュラトドスから水袋系の素材が取れたのは、
      MHWにおける水属性モンスター不足によるゲーム上の都合だったのだろうか?
  • 初登場以降、なぜかエンドコンテンツにおいてあまり存在感が出せないと言うやや不遇な立ち位置にいるモンスターである。
    MHWorldの歴戦の個体の時は危険度が低いのとギミックの厄介さからほとんど注目されることはなく、
    続くMHW:Iでは導きの地に進出できなかったことで存在をほぼ忘れ去られてしまう事態となった。
    さらにMHRiseでも傾向は変わらず、百竜夜行に出られなかったために目立つことはできなかった。
    MHR:Sでは傀異化個体が登場したが、部位破壊の厄介さ(=傀異素材の集めにくさ)から
    初期の環境ではやはり積極的に狙われたとは言い難い。
    ただ、最終的に特別討究クエストの強さでハンター達の印象に残させることには成功したと言えるか。
  • MHW:I以降に発行の書籍における生物樹形図では、
    ジュラトドスの泥魚竜上科は他の有脚魚竜亜目よりも早い時点で分化した科目と位置付けられている。
    どうやらジュラトドスは魚竜の中でも原始的な種だとされているようだ。
    • ちなみにこの設定の為、ジュラトドスと容姿のよく似たヴォルガノスは
      ガノトトスなどと同じ位置づけの為に遠縁の種だという設定となった。
      ヴォルガノスは原始的な姿を残した種という進化の説の設定もあるので、
      ジュラトドスと共通の祖先の特徴を色濃く残したまま独自進化した魚竜だという事だろうか。
  • MHWorldで初登場した本種は、前述の通りMHRiseにも参戦したが、
    MHWorldの面子が多数登場したMHST2においては未登場の憂き目に遭った。
    参戦しなかった理由は色々と考えられるが、恐らくは泥沼に依存して暮らしている事と、
    「水属性の魚竜種」というポジションが被るが多い事が大きいか。
    前者に至っては、土(泥)に潜るというメインシリーズの生態まで被っている。
    泥仲間は生態に反して寒冷地に続投してしまったし、肝心の被る魚竜もオトモンは無属性なので説得力は若干劣るのだが。

素材

泥魚竜の鱗
ジュラトドスの体表を覆う鱗。応用性が高く幅広い用途がある。
上質なものは「泥魚竜の上鱗」と呼ばれ、付着したままの泥が定着し、重厚さが増している。
最上級のものは「泥魚竜の厚鱗」と呼ばれ、元々の厚さに加えて、幾重にも積み重ねた泥が強度を支えている。
MHNowでは良質な素材として「泥魚竜の良質な鱗」が入手できる。
泥魚竜の甲殻
ジュラトドスの身を包んでいる甲殻。魚竜種から甲殻素材が手に入るのは比較的珍しい。
一方、ヴォルガノスの甲殻は鉱物を含む溶岩が冷え固った物。
丈夫な材質のため、主に防具用の素材として利用される。
上質なものは「泥魚竜の堅殻」と呼ばれ、重なった泥の層が防御力を倍増させている。
一際厚いものは「泥魚竜の重殻」と呼ばれ、泥沼の中で磨かれたたが故、並大抵の衝撃ではびくともしない。
MHNowでは良質な素材として「泥魚竜の良質な甲殻」が入手できる。
泥魚竜の牙
ジュラトドスの口に縦二列になって生え揃う鋭い牙。武器の素材としての需要が高い。
上質なものは「泥魚竜の鋭牙」と呼ばれ、その牙に捕まれば最後、泥沼に引きずり込むまで離さない。
最上級のものは「泥魚竜の重牙」と呼ばれ、驚異的な顎の力と相まって、深々と突き刺さり、逃さない。
泥魚竜のヒレ
主にジュラトドスの背中などにあるヒレ。鱗と同じく応用性に長ける。
上質なものは「泥魚竜の上ヒレ」と呼ばれ、柔軟で丈夫にできており泥濘みを容易く掻き分ける。
非常に発達したものは「泥魚竜の特上ヒレ」と呼ばれ、力強く泥沼を掻き分ける為、柔軟性が高く用途が広い。

関連項目

モンスター/魚竜種
システム/泥まみれ状態
フィールド/水場
アクション/水ブレス
システム/水属性 - デビュー作のMHWorldでは水属性関連を一手に担っていた。

モンスター関連

モンスター/ヴォルガノス - 溶岩に棲む近縁…と考えられていた遠縁種。ゲーム的にはこちらが先輩。
モンスター/ボルボロス - 本種と同じく、泥に住み、泥を纏うモンスター。こちらは獣竜種であり、彼のライバルでもある。
モンスター/オロミドロ - 自身から分泌される特殊な体液で泥を操る泥使いの後輩。こちらは海竜種。
モンスター/ブラントドス - 拡張版のアイスボーンで現れた雪中を潜行する後輩。またとあるフィールドに登場出来ていない同士でもある。

ジュラトドス素材の装備

武器/リームスクリンガ - 大剣
武器/シュラムショテル - 太刀
武器/リームスアッシュ - スラッシュアックス
武器/ディープシュラム - チャージアックス
武器/マッドライフル - ライトボウガン
防具/ジュラシリーズ


*1 Ver.10.11以降は水場・深雪適応に名称が変化
*2 二足歩行時に気絶させると他のワイバーン骨格のモンスターと同様の気絶状態になる
*3 龍結晶の地に相当する溶岩地帯は2019/10/10アップデートで、渡りの凍て地に相当する氷雪地帯は2019/12/05アップデートで実装
*4 「mud」、英語で「泥」
*5 「schlamm」、ドイツ語で「泥」
*6 「Dipterus」
*7 なお、ハイギョは名の由来通り呼吸器官として肺が発達した魚類である。この特性により、水が枯れるような状況であっても泥の中で「夏眠」を行い生き延びることが可能なことで知られている
*8 見た目のモチーフであろう「シーラカンス目」はジュラ紀よりも約四億年ほど昔の「古生代デボン紀」からいたが、ジュラ紀の次の白亜紀末に大量絶滅した