MH4以降の作品、及びMHF-Zに登場するゴア・マガラの素材をベースに作られた防具。
本項では各種派生シリーズ、及びゴア・マガラの特殊個体の素材から作られるケイオス・ネフィリムシリーズ、
そしてゴア・マガラの端材を使用したオトモ装備についても記述する。
目次
概要
- 男性用・女性用ともにゴア・マガラの広げた羽のようなマントをまとい、頭には2本の角を戴き
脚装備は鉤爪が剥き出しになるゴア・マガラを体現したかのような装備。
全体的な雰囲気はエスカドラシリーズに似ている。
- 下位と上位は単なるカラーバリエーションでは無く、形状そのものが違っている。
- また、発掘装備も存在しており、通常とは異なったデザインの防具が入手できる。
男剣士は生産装備の特徴であったマントが無くなり、比較的シンプルなデザインとなる。
ガンナーは反対に全身をコートで覆うようなデザインになっている。
女防具の腰装備には翼があり、オシャレ装備として人気を博している。
なお、このデザインはEXゴアシリーズのものと共通している。
一方4Gで新たに入手できる発掘防具はG級生産のゴアXシリーズと同一のデザインとなっている。
- 渾沌に呻くゴア・マガラ素材の防具名のケイオス/ネフィリムについてだが、
ケイオスは「混沌・渾沌」を意味する英単語
「カオス(原典はギリシャ語で、アルファベット音写はKhaosもしくはChaos)」の読み方の一種である。
一方ネフィリム(Nephilim)は旧約聖書で見られる種族名で、「堕天した者達」という意味*1。
天廻龍に昇華できず、黒蝕竜と天廻龍の特徴が混ざりあった異形の存在へと堕した渾沌に呻くゴア・マガラを端的に表した名称と言える。
MH4(G)
- ただこの装備には大きな罠が存在する。
素の状態で火耐性値が-25であり、そこに火耐性弱化が加わると火耐性が脅威の-45になってしまう。
しかも火耐性のSPは-15。お守りなしでは打ち消しもままならない。
さらにゴアSシリーズはスロットが非常に少なく、たった2つしかない。- この耐性値は過去作の火に弱い看板モンスターの防具である
ナルガシリーズやラギアシリーズの火耐性を大幅に下回っており、
もはやマギュルシリーズよりも燃えやすい。
ガンナーは言わずもがな、剣士ですら怒り状態の大型モンスターのブレスが直撃しようものなら
即死する危険性を孕んでいる。 - 因みにこの火耐性-45というのは、火属性の攻撃を受けた際のダメージが
100-(-45)=145[%]、すなわち1.5倍近くにもなるということである。
火属性の攻撃はリオス種の火球ブレス、グラビモスの熱線、テオ・テスカトルの火炎放射など
威力の高い攻撃ばかりであるため、これらを相手取る際は十分な注意が必要である。
よほど自信が無ければ、諦めて他の防具に変えた方がいいだろう。 - 火以外の雷、龍耐性も弱点属性とも言えるマイナス値であり無視はできない。
耐性プラスになっているのは今作で使用モンスターが大幅に減少した水と氷のみであるのも残念
(これはクシャナシリーズにも言えることだが)。
ただし、前者に関しては食事スキルにより相殺可能であり、
後者に関してはそもそも大した問題ではない。
- この耐性値は過去作の火に弱い看板モンスターの防具である
- 見た目こそかっこいいものの、壊滅的な火耐性値とあまりにも少なすぎるスロットによる拡張性の悪さ、
挑戦者といった扱いの難しいスキルから、ゴアS一式での運用はなかなか用途が限られる。
ある程度の戦闘関連のスキルは発動するので、ちゃんと時と場所をわきまえて着用すれば十分有用な装備である。- 爆破属性を用い、怒りやすいブラキディオスへの対策にはもってこい。
貧弱すぎる火耐性も気にせず、やっかいな爆破やられの恐怖もなく狩ることができる。
特に狂竜化ブラキディオスは狂竜ウイルスと粘菌の両方に対抗できて非常に有効。
ブラキディオス自身かなり短気なモンスターであるため、挑戦者も活かしやすい。 - また4ではテオ・テスカトルに対しても状況は若干違ってくる。
これまではバリバリの火属性モンスターであったため本作でも一見その相性は最悪に思えるが、
実際は被弾しやすい攻撃の多くが爆破属性へと変更。
そしてブラキディオス同様怒りやすいため、双方への対策を持つゴア装備はむしろ相性は良いといえる。
一応火属性の技もあるにはあるが、多くが大技扱いなため隙が大きく、
パターンさえ読み切ってしまえば回避し続ける事はそう難しくはない。
まして高レベルのギルドクエストとなれば火属性の大技はゴア装備でなくとも致命傷となるため、
爆破やられ対策と火力を優先し敢えてゴア装備ベースで挑むプレイヤーも少なくない。- 拡張版の4Gではスーパーノヴァの仕様変更により上位でも発動がわかりにくくなり、
さらに前方にノヴァを放つ新技も追加されたため、
通常の集会所クエストでも火属性の技によるリスクは高まっている。
火力・爆破やられ対策共に他の装備でも組めるため、ゴア一式は避けたほうが良いだろう。
- 拡張版の4Gではスーパーノヴァの仕様変更により上位でも発動がわかりにくくなり、
- 爆破属性を用い、怒りやすいブラキディオスへの対策にはもってこい。
EXゴアシリーズ
- ゴアシリーズにもEX装備が存在する。
デザインは前述の通り、レア発掘装備のものが流用されている。
防御力は最終強化でパーツ当たり111と若干向上したが、耐性はゴアSシリーズと全く同じ。
- スキルは挑戦者・細菌研究家・火耐性弱化が発動。
ただし闘魂のSPが、剣士は+15、ガンナーは+14となっている。
その代償としてなのか、総スロット数が剣士の6に対してガンナーは7と一つ多い。
また、剣士は匠と剣術、ガンナーは装填数と精密射撃がバラバラに付いている。
やはり火耐性スキルのマイナス値が大きく、一式で-16となる点が悩みどころ。- パーツ単位としてみると、優秀なのは腕と腰だろうか。
腕はスロットこそないものの闘魂+4に匠+3のスキルポイントを持っている。
実際のところゴアSアームの匠ポイントが1増えただけだが、
匠に関しては1ポイントの差が発動スキルの明暗をつけることもしばしばある上に
匠の1ポイントは装飾品にしてスロ2相当なので、有難い存在と言える。
また、闇玉や光玉などのレア素材をゴアSアーム同様に全く要求されないのも強みだろう。
一方腰については匠+2闘魂+2にスロ2という構成になっているが、
既にゴアフォールドが匠+3に闘魂+2と、
比較してみるとスロット1個と引き換えに匠1ポイントを失ったことになる。
それゆえ、こちらについては、必要に応じて換装すればいいだろう。
が、作成にあたり闇玉を使用するので慎重な選択を求められる。
匠ではなく刀匠を前提とするなら話が変わり、闘魂3スロ2の脚が注目される。
ただし、耐性を見た場合、先に出てきたスタールーク腕/腰があるため苦しいか。
- パーツ単位としてみると、優秀なのは腕と腰だろうか。
- 生産には、イベントクエスト『時代を翔ける龍』で入手できる「黒蝕竜チケット」と共に、
ゴア・マガラの素材だけでなくシャガルマガラの素材も必要となる。
特に闇玉と光玉を各二個ずつ要求されるため、
作成を検討しているプレイヤーは、シャガルマガラの素材も併行して集めておくと良いだろう。
ゴアXシリーズ
- MH4GではG級版としてXシリーズが追加。
デザインは新規のものが用意されているが、キリンシリーズなどと同様
剣士とガンナーで共通になっている。
男性用はゴアSシリーズより通常のゴアシリーズに近い見た目である。
また、女性用も男性用ゴアシリーズに近い見た目になっているため、
女性用防具としては数少ないフルフェイスの装備となっている。
- G級に対応したことで防御力が大幅に増強された他、スロットもSの2つに胴・脚に1つずつ追加。
スキルもゴアSを踏襲している他、新たに属性攻撃強化が追加。
火力的に属性重視の片手剣や双属性でこれをフルに活かせる双剣と相性が良い装備となっている。
しかしゴア・マガラは何の属性攻撃もしてこないのに何故このスキルなのかは疑問に思うところ。
また匠(剣士)・装填数(ガンナー)のSPも地味に+1されている。
ちなみにゴアシリーズといえば致命的な火耐性がお約束だが、
Xシリーズも火耐性のスキルポイントは-15と変わらず、やっぱり火にものすごく弱いのであった。
- 4で話題になった上位下位混合装備だが、
本作では新たに、頭・腕・脚をX、胴を下位、腰を下位またはEXにすることで斬れ味レベル+1が発動する。
ただ、上位までの装備とG級装備で防御力の差が大きい本作で、
下位装備まで含むこの装備ではどうしても防御力に不安が残り、
またゴアX一式で追加される火力スキルを考えても無理矢理混合させる必要性は薄い。
ならば匠に関してはSP+4以上のお守りなどで発動させ、
空いたスロットでスキルを追加させる方が有意義といえる。
ケイオス・ネフィリムシリーズ
- 4Gにて新たに追加された、ゴア・マガラの特殊個体の素材を使用した防具。
男性用がケイオス、女性用がネフィリムシリーズとなっている。
- ケイオス・ネフィリムともにゴアSとアークS・フィリアSが混ざりあった形状に
ゴアの黒をベースに所々で混ざったシャガルマガラの金色が明るくも禍々しい威圧感溢れる外観となっている。- ネフィリムシリーズに関してはゴアSベースのため露出度が高く(特にガンナー用)、
色合いの好みの関係で早くも紳士達の間でひそかに話題になっている。 - 上位防具のデザインがベースだが、ところどころ下位防具や発掘装備のデザインも散りばめられており、
ある意味ゴア、アーク/フィリアの集大成とも言えるデザインである。
幸いなことに、旅団クエストにも単体クエが用意されており、比較的作成しやすいのも見逃せない。
- ネフィリムシリーズに関してはゴアSベースのため露出度が高く(特にガンナー用)、
- 発動スキルはゴアやアーク・フィリアとは全く異なり、
覚醒(剣士)/装填速度(ガンナー)、攻撃力UP【小】、破壊王、
また発動には至らないものの剣術(剣士)/反動(ガンナー)、属性会心のSPがついており、
スロット数も腕・脚の3スロを含め計10スロットあるため装飾品での発動も容易。
ただ直接の火力アップに繋がるスキルの多い通常個体の防具と比べるとやはり癖が強い。
- ゴア特殊個体武器と一緒に使おうとしても狂撃耐性がある分通常個体の防具のほうが相性が良いのも悩ましい所。
剣士は覚醒が無駄になることも考慮すると、見た目の統一以外で組み合わせる意義は薄いだろう。
MHX
- 無印では剣士・ガンナー共通で狂撃耐性+10、回避性能+9、ガード性能-10のスキルポイントがつき、
スロットは腰と足に1つずつの2個となる。
上位のゴアSになると回避性能のSPが伸び、回避性能+14・狂撃耐性+10となり、マイナススキルが無く、
スロットは頭に1つ増えての合計3つとなる。- 今回もゴア・マガラの弱点である火と龍の耐性が低いが弱化スキルも特に無く、
無印・S共に低いと言っても一式で-10に留まっている。 - 回避性能のスキルを付けるにはうってつけの防具であるが、
今作ではブシドースタイルの存在により過去作と比べて回避性能の重要度は下がっており、
また回避距離スキルと違って装飾品などの事情も変わっていないため、
ゴア一式を着こんでまで回避性能スキルをつけようとする状況があまりないのが現状となっている。
足や腕など回避性能のスキルポイントが偏っている部位はパーツとしては優秀である。 - もう一つの狂撃耐性スキルも、今作では会心率に関する仕様が色々追加されており、
マガラ種以外の相手の時でも狂竜症になれる狩技も存在するので、有用性は上がっているのだが、
それらのシステムを利用しない人に取っては無用の長物であるのは変わっていない。
いくつかの防具枠と狩技を1枠使ってまで狂竜症を利用するよりは、
見切りを1段階上げる方が有用な事が多い。
- 今回もゴア・マガラの弱点である火と龍の耐性が低いが弱化スキルも特に無く、
- 獰猛化個体の素材を使うゴアRシリーズはスキル内容が一部変わり、
闘魂+13、狂撃耐性+11というスキルポイントがつく。
スロットは腰と腕に1スロで合計2、耐性は通常個体防具と同じで火と龍に弱い。- 狂撃耐性については上記の通りだが、今作ではスキルポイントを持つ防具がめっきり減ってしまった
挑戦者スキルのポイントを持つのが特徴。
特にR防具の特徴としてスキルポイントがかなり偏っており、足は単品で6ポイント(ガンナーだと5ポイント)、
腰は4ポイントに加えてスロット1とパーツとして優秀。 - ただ、今作の挑戦者スキルは弱くは無いが4Gの頃に比べると効果自体は若干下方修正されている上、
ゴアRを用いてもなお重いスキルであり無理に付けると他のスキルが犠牲になる事も多いため、
やはりゴアRを使ってまでスキルをつけようとされる事があまり無いのが現状である。
- 狂撃耐性については上記の通りだが、今作ではスキルポイントを持つ防具がめっきり減ってしまった
- 筆頭リーダーの依頼をクリアする事によって入手できる「EX黒蝕竜チケット」を使用する事で、
EXゴアシリーズを作成する事も可能。なお、デザインは4・4GのゴアSシリーズのものである。
なおこのクエストはHR解禁後にしか出現しない為、作成できるのはオストガロア討伐後。
こちらは一式で挑戦者+1及びバイオドクターが発動する…のだが、
何故かガンナー装備は「細菌学」のスキルポイントが1足りず細菌研究家止まりになっている。
スロットは総計3つ。- スキルの都合上、怒り易くかつ爆破等を使いこなすモンスターに特化していると言える。
…どう考えてもブラキディオス相手に着ていけと言わんばかりの構成である。
火ブレスとノヴァをかわせる腕があるならばテオ・テスカトル相手もそれなりに行けるか。 - ただ、当のブラキの防具であるブラキSシリーズとはスキル構成がほぼ同じであり、
こちらは細菌学寄りで、あちらは闘魂寄りのSP配分になっている。
狂竜ウイルスの保持者が激減どころかほぼ消滅した今作は細菌研究家までで十分なため、
あちらに軍配が上がるかもしれない。火耐性も高いし。
- スキルの都合上、怒り易くかつ爆破等を使いこなすモンスターに特化していると言える。
MHXX
- G級追加に伴いゴアX、GXゴアシリーズ、ゴアXRシリーズが追加。
また渾沌に呻くゴア・マガラが再登場したため、ケイオス・ネフィリムシリーズが復活した。 - デザインについてはゴアXがRのもの、GXゴアがEXと同様、
ゴアXRがMH4GのゴアX(G級発掘レア版)のものとなっている。
ゴアXシリーズ
- 発動スキルは回避性能+2、無我の境地、体術+1に加えスロットが6つ。
相変わらずの性能である。確かに攻撃は避けやすくなるが、それだけである。
ついでに無我の境地も使いどころが難しい。- しかし生存率が上がるのは確かである。回避を連発してG級モンスターの猛攻を躱すのに一役買ってくれるだろう。
防御を無視すれば白疾風の方が優秀なのだが
- しかし生存率が上がるのは確かである。回避を連発してG級モンスターの猛攻を躱すのに一役買ってくれるだろう。
- 回避性能+5にスロ2の腕部位が混合装備用としてお呼びがかかることがある。
GXゴアシリーズ
- スキル構成は挑戦者+2、バイオドクター、虎視眈々、そしてスロットは計5つ。
ゴアXよりも数段攻撃的な構成である。というより、4のゴアSシリーズに性能が近い。
見た目も4時代のゴアSシリーズである上、粘菌を使い怒りやすいブラキディオスとの相性は相変わらず良好。
虎視眈々も完全な死にスキルになる事はほとんどない。
ゴアXRシリーズ
- 発動スキルは挑戦者+2と無我の境地のみ。
どちらのSPも計+18とかなり過剰に付いており、やはり混合装備が前提である。- 挑戦者を織り交ぜた装備を作ろうとすれば、まずお呼びがかかるほどに優秀。
具体的には、剣士の腰が闘魂+7、脚が+8、ガンナーは腰が6になっている。
それでいて腰は2スロ、脚は1スロ完備。 - 剣士の場合は腰と脚を着るだけで挑戦者+2が発動し、
なおかつ3つ分スロットが付いてくるという破格の扱い。
人気スキル系統の会心強化や斬れ味といったスキルポイント+8の部位は
スロット無しがザラであることを考えると非常に優秀。
同じ闘魂スキルを持つディアブロXRも頭装備や腕で呼ばれることもある。
- 挑戦者を織り交ぜた装備を作ろうとすれば、まずお呼びがかかるほどに優秀。
ケイオス・ネフィリムシリーズ
- スキル構成は、攻撃力UP【小】、無慈悲、無我の境地、不運。
発動スキルが一新され、以前と比べより攻撃的になった。
4Gで問題だった渾沌武器との相性も良い……かに思われた。
- スロット事情の厳しいXシリーズに合わせてかスロットは4個になってしまった。
攻撃力UP【中】にしつつ不運を消し、護石でスキル追加程度はできる。
また、上記のスキルと狂竜身をフル活用することで、会心率100%も夢ではない。- …というより、会心率を強化する要素が多すぎるため、下手な渾沌武器と合わせると、
簡単に会心率がオーバーしてしまう。
例えばハンマーは「-40%/20%」と、特に会心の振れ幅が大きいのだが、
これで狂撃化すると、武器の会心率が+60%、無我の境地で+30%、無慈悲の見切り+2で+20%と、
この時点で110%に達し弱点特効が効果を発揮する余地が無くなる。
狂撃状態で弱点を攻撃するだけで会心率が100%上がるのである意味当たり前である
ならば超会心の出番だ!…と思いきや、
会心珠には攻撃のマイナスSPが備わっており、この防具とは相性最悪。
ここまで来ると狙っているとしか思えない……。
弱点特効が3G時代の「肉質+5」だったら……と思わざるを得ない数少ない防具である。
寧ろ下手に渾沌武器を担ぐより、
素直に素の会心率が低く匠が必要ないティガ武器辺りを狂竜身とセットで担いだ方が活躍できそうである。
MHXXにも閃転があれば…
- …というより、会心率を強化する要素が多すぎるため、下手な渾沌武器と合わせると、
- ところでMHXシリーズは防具の生産事情が今までと異なっている。
簡単に言うと、今までは部位によっては生産の際にレア素材を要求され、作製が困難で強化が簡単、だったが、
MHXシリーズは生産にレア素材は要求されず、各部位ごとの最終強化でレア素材が必要になることが多い。
つまり作製が簡単で強化が困難という従来とは逆のシステムである。
それを踏まえて加工屋で要求素材を確認してみよう。
頭防具に大竜玉が必要になる。とはいえ大竜玉なら汎用のレア素材なので、まぁこれは大目に見よう。
問題は腕の部位である。……相反する双逆鱗の文字が…。
なんと生産段階で要求されてしまう数少ない例外である。
じゃあ代わりに最終強化には要らないのかといえばそんなことはなく、当然のように再度必要となる。
つまり一式を最終強化まで拵えようとすると6枚も双逆鱗が必要になるのだ。
勿論、剣士・ガンナー両方ともならその倍である。
なお、今作の渾沌に呻くゴア・マガラは体力が増強されており、周回するにはしんどい相手となっている。
しかも通常個体の天鱗も出るようになったので枠を食い合ってしまう。
当然、渾沌武器の強化にも必ず要求されるので普通は6枚もあったらそちらに回すだろう。
そこにこの仕打ちである。開発は設定を間違えたのではないだろうか。
- 渾沌武器はMHXXにてレア度が10になったが、防具の方は変わらず9のままである。
- そしてケイオスメイルの見た目が恐ろしくカッコイイ、厨二心をくすぐる代物である。
MHR:S
ゴアシリーズ
- ゴア・マガラの復活に伴い本防具も復活。
PV第四弾では本防具を着るハンターが話題に。
デザインはMH4GのゴアX(或いはXXのゴアXR)剣士装備が採用されている様子。
- そのスキル構成とスロット数は、
部位 スキル スロット 頭 挑戦者+1 Lv4×1
Lv2×2体術+2 胴 災禍転福+1 Lv2×1
LV1×1体術+3 腕 災禍転福+1 Lv4×1 早食い+2 腰 災禍転福+1 Lv4×1
Lv2×1挑戦者+1 脚 挑戦者+3 Lv1×3 早食い+1 一式 挑戦者Lv5 Lv4×3
Lv2×4
Lv1×4体術Lv5 災禍転福Lv3 早食いLv3
お休みしていた間に防具周りの仕様が大きく変わっている。
ゴアシリーズ自体もその影響を受けたが、挑戦者が軸になっている点は過去作から共通している。- しかし挑戦者はスキルの重さなどから過去作から一転、採用されづらいスキルになっている。
- 耐性、特に使い手の多い火耐性がアレなのは相変わらずである。
ただ本作の終盤防具は大体どれも似た傾向であり、ゴアだけとりわけ不利な訳ではない。
問題の火耐性もLv1スロットに耐性珠を積む、うさ団子で相殺するなど対処可能な範疇である。
- 災禍転福は劫血やられなど、状態異常にかかりやすい本作の環境では機能しやすい。
災禍転福はLv1でも実用的で、火力をもう一押ししたい場合のパーツとしてゴアは使えそう・・・だった。- というのもアーク・フィリア頭が狂竜症【蝕】Lv1+災禍転福Lv2という完成された性能を持つため。
災禍転福パーツとして採用するなら向こうで良く、こちらは二番手扱いされがち。
挑戦者が微妙な点も絡むが、混合防具の部位としてはややイマイチだったりする。- そもそも災禍転福自体が2スロスキルであり、火力を後一押ししたいなら装飾品で済む。
災禍転福のないアーク・フィリア脚を採用で、かつ災禍転福以外にも体術や早食いが欲しい・・・
という場合に候補に挙がるぐらいか。 - ほか体術が重要視される武器種では、
体術Lv2&挑戦者Lv1の頭や、体術Lv3&災禍転福Lv1の胴が候補になるか。
- そもそも災禍転福自体が2スロスキルであり、火力を後一押ししたいなら装飾品で済む。
- というのもアーク・フィリア頭が狂竜症【蝕】Lv1+災禍転福Lv2という完成された性能を持つため。
- ちなみに本作では自発的に狂竜症に感染できるスキルが存在するが、
ゴアシリーズには一切付与されていない。
- しかしMH4で爆発的に知名度を上げた装備なだけあって、重ね着としての需要は高い。
禍々しいフォルムに惹かれた者から、地雷プレイヤーを騙る者まで着用者は様々。- とは言え、今作の装備デザインは当時有名だった下位装備のものとは異なり
発掘防具のものが使われているため、完全再現とまでは至らない。
- とは言え、今作の装備デザインは当時有名だった下位装備のものとは異なり
ケイオス・ネフィリムシリーズ
- Ver.13で渾沌に呻くゴア・マガラが復活したことに伴い、2種の新スキル、奮闘と狂化を引っ提げてこちらも復活。
一式のスキル構成とスロットは以下の通り。部位 スキル スロット 頭 奮闘+1 Lv4×1
Lv2×1見切り+2 弱点特効【属性】+1 胴 奮闘+1 Lv3×1
LV1×1見切り+2 超会心+2 腕 狂化+1 Lv3×1 狂竜症【蝕】+1 逆恨み+3 腰 奮闘+1 Lv3×1
Lv1×2見切り+2 逆恨み+2 脚 狂化+1 Lv3×1 狂竜症【蝕】+1 災禍転福+3 一式 奮闘Lv3 Lv4×1
Lv3×4
Lv2×1
Lv1×3見切りLv6 弱点特効【属性】Lv1 超会心Lv2 狂化Lv2 狂竜症【蝕】Lv2 逆恨みLv5 災禍転福Lv3
- 腕と脚に付いている「狂化」と頭胴腰の「奮闘」が最大の魅力。
その他には狂化で即座に発動できる逆恨みや、
狂竜症克服時に狂化の体力が全回復する効果のある狂竜症【蝕】、それによって能動的に発動できる災禍転福、
奮闘や狂竜症【蝕】で上がった会心率を活かせる超会心と、それをより活かすための見切り、
奮闘と狂竜症【蝕】、災禍転福で強化される属性を弱点特効【属性】でより効果的に叩きつける…と、
狂化奮闘と狂竜症【蝕】をベースとしつつ会心率や属性を中心にシナジーの高いスキルが詰め込まれた構成となる。
肝心の会心撃【属性】は無いが
スロットはMR防具としてはやや貧弱。Lv3スロットこそ多いものの扱いやすいLv2スロットや、
アップデートで需要が増えたLv4スロットが少なめなのは気になるところ。
しかもスロットの配置上、傀異錬成でLv2スロットを増やすのが非常に難しい。
特にスキル上相性のいい弓は非常に優先度の高い強弓珠【4】を始め、各矢強化にチャージマスターとLv4装飾品の需要が高い。
一応今作の弓で必須レベルに優先度の高いスキルである溜め段階解放、矢強化Lv3、属性強化Lv5を積めると最低限と言えるスロットはある。
傀異錬成で腰にスロット強化が入ればLv3スロットをLv4スロットに強化でき、
矢強化の装飾品を積むことを考えると実質Lv3スロットが1つ増えるのに等しい恩恵なので
精気琥珀とゼニーに余裕があれば狙いたい。
なお、一式では狂竜症が最大レベルまで到達しない。
災禍転福や超会心とのシナジーがあるとはいえ、狂化奮闘の維持の難度が上がってしまうリスクのあるスキルなので
傀異錬成スキル・スロット特化型で消してしまってもいいだろう。- パーツ単位で採用するなら、奮闘をベースに頭、胴、腰が使いやすいだろう。
ちょうど伏魔響命の発動パーツとは綺麗にズレているため、
冥淵纏鎧と混合させると、いい感じに属性特化装備を組める。
ただし、火・水・氷耐性は弱点を補完し合えるが、雷・龍耐性はどちらもマイナスである点は注意。
特に龍耐性は壊滅と言っていいレベルであり、常に体力面でハンデを負うこの構成では簡単に死が見えてしまう。
雷・龍を扱うモンスターには別の装備をキチンと用意しよう。- 幸いどちらもLV4スロットが空いている為、
耐雷珠や耐龍珠の4スロ装飾品を入れる事でプラスないし0近くにまで持ち込めるし、
おだんごスキルでもLV4で同じ効果が得られるので、その辺りで妥協できるなら着て行ってもいいだろう。
- 幸いどちらもLV4スロットが空いている為、
- パーツ単位で採用するなら、奮闘をベースに頭、胴、腰が使いやすいだろう。
- 狂化奮闘は双剣と弓にとっては環境を劇的に変えるレベルの人気があり、
一式装備でありながら(というのも昨今の事情を見れば適切な言い方ではないが)テンプレ入りを果たしている。
その後Ver.14にて奮闘が錬成で出るようになり、
Ver.15では護石で超低確率だが狂化、そこそこの確率で奮闘が出るようになったため、
やろうと思えばこの装備を一切採用しなくとも狂化奮闘構築が可能にはなった。
とはいえ元の搭載スキルの組み合わせが非常に優秀なので特に頭と腰は傀異錬成をやりこんだ上でもお世話になることが多い。
また、狂化Lv1はともかく狂化Lv2の護石は大変希少であることから実際には腕がかなり長い間お世話になることだろう。
そもそも傀異錬成や護石によって混合装備で狂化奮闘+他の固有スキルの装備を組むのには相当なやりこみが必要であり、
錬成や護石無しで狂化奮闘を使えるケイオス一式はMR10での双剣と弓装備のスターターセットとして特に有用である。
MHF
- MHF-Zアップデート後の2016年12月21日に、ゴア・マガラが8番目の遷悠種として登場したのに伴い、
ゴアシリーズも遷悠防具として導入された。
遷悠防具ということで特定のスキルがスキル枠を消費せず自動発動するのだが、
そのスキルはなんと集中+2。
詳細は当該項目を参照してもらいたいが、MHFにおける集中は何かと扱いづらいスキルである。
そんな中でこのゴアシリーズが登場したことで、
集中を必要とする武器種の装備構成に変革がもたらされていくものと思われていた。
- なお上述したように、メインシリーズにおけるゴア・マガラ防具は成体の防具も含め、
全シリーズ・全部位にて集中どころか溜め短縮を持つ部位すら存在しない。
遷悠防具の自動発動スキルは導入元防具を意識したスキルが設定されていることが大半だが、
ゴアシリーズは何故か元防具のスキル・イメージとはかけ離れた自動発動スキルになっている。
辿異防具や辿異スキルの追加で何かと入れにくかった、
集中スキルをリカバリする手段を早急に用意するべきだと判断したのであろうか?
一応、MHFには存在しない無我の境地が、イメージとしては集中に近いが…
- 最終的な防具スキルとしては、剛撃を中心としたオーソドックスなものにはなっているが、
頭・胴・腰部位には一閃のスキルポイントも付与されており、
スキルは非常に強力なものになっている。
また、自動発動の集中+2と相性の良い溜め威力や、
上記武器種と良相性の抜納術、雌伏、穏射など、MHF-Z以降の環境を意識したスキル配分となっている。
- ゴアシリーズは上述したようにかなり優秀なスペックを持つのだが、
遷悠防具特有の「耐性値の極端さ」が極めて強く出る防具であり、実装直後の界隈は騒然となった。
1部位につき水耐性+10、氷耐性+5とプラス側は補正が高め
(特に、水耐性を大きく強化する遷悠防具はこれまでなかった)であるのだが、
龍属性は-10、雷耐性-15で、火耐性に至っては-20と、メインシリーズのそれを完璧に再現している。
そこ、余計な再現とか言わない
MHFにおいては元々耐性は極端に重視されない傾向が強かった
(特に火属性はこのスキルの影響もあり、防具自体の耐性値は殆ど鑑みられなかった)が、
MHF-Zでは辿異種対策として「防具自体の耐性値」が再注目された事もあり、
その中でも、辿異種フルフル戦において生存にまともに影響する雷耐性と、
同じく辿異種リオレウス、ミドガロン戦で生存に影響する火耐性が極端に低く、
ユーザーに与えた別方向でのインパクトも十分すぎた。
上述したように耐性以外の性能は大変優秀なものであるものの、
「1部位すらも簡単に組み込めるような防具ではない」という評が2017年夏現在でも強く、
残念ながら採用率は非常に低い状態が続いている。
- なお、2017年夏時点では耐性値については防具側で極端に上げられる選択肢が乏しく
(対辿異種戦の主力となる辿異防具は、いずれも耐性値一桁台に留まるため)、
スキル、秘伝書特殊効果、猟団料理などの自動発動効果を複合させて賄うというのが一般的になっている。
ゴアシリーズは他の防具との組み合わせを調整すれば、
各耐性をピンポイントで55以上にすること自体は非現実的な事ではない。
ただ、上述したペナルティ面が殊更に喧伝されすぎたことや、
辿異防具が主力になりつつある現在では、使い辛い防具となっている感は否めない。
ちなみに遷悠種や一般G級モンスターの属性やられは耐性値20で防げるため、
ゴアシリーズを組み込んでも十分その水準までは持っていける。
あくまで「一部の辿異種戦」を考えた時に微妙になっているだけで、
それ以外は申し分ない性能であることは付け加えておく。
なお辿異種についても水耐性は+10、氷耐性は+5であるため、
水属性やられを用いる辿異種ダイミョウザザミとガノトトス、
氷属性やられを用いるドドブランゴ・ギアオルグにおいては一応便利なものであり、
特にガノトトスは攻撃技の大半が水属性化しているため、
一定水準の防御力を確保したら、あとは水耐性を上げたほうがダメージを軽減しやすいこと、
水属性やられ【特大】を発症した状態でゲル溺れに到るとまず助からないため、最も活かしやすい。
しかし、辿異種ガノトトスが登場したのは本防具の実装から半年以上も経った2017年9月であり、
それまで水、氷属性やられ【特大】は「無対策でもなんとかなる」という印象が強かったため、
本防具の評価はそれまでの時期で固まったまま揺るぎない物になってしまった。
- 耐性値の相殺という観点ではガンキンシリーズと割と相性が良い。
ゴア1部位とガンキン1部位で、火耐性-4、水耐性±0、雷耐性-10、
氷耐性±0と比較的マイルドな値まで持っていけるからである。
また集中が必要な武器種は、
「極ノ型」ではハンマー以外全ての武器種でガンキンシリーズの自動発動スキルと相性が良いのも利点。
ただし龍耐性は更に下がってしまうため龍属性やられを用いるルコディオラやドラギュロスとの相性は悪い。
- この調整はシャガルマガラにも受け継がれてしまっており、
現在では当時の遷悠防具の調整が迷走してしまっていたことが原因とされている。
ゴアネコシリーズ
- ハンター用と同じくMH4より登場したオトモ用のゴアシリーズ。
オトモ装備にしては珍しく、ちょっとしたギミック(?)を搭載した装備である。
- 邪悪な輝きで辺りに闇を灯すという武器「ランタンofキャット」を携え、
顔まで覆い隠す暗紫色の頭巾「ゴアネコホラー」と
ボロボロの布切れのような「ゴアネコゴースト」を羽織ればその見た目はまるで幽霊そのもの。
ゴアネコホラーから覗く不気味な眼光はアイルーの可愛らしさを微塵も感じさせない。
さらにゴアネコゴーストを着込んだアイルーは何故か足が見えなくなってしまい、
見た目ともどもオトモが完全に浮いている。
ハロウィン的な可愛らしさも全く感じさせない、かなり本格的な幽霊である。
おまけに説明文も他のオトモ装備には見られないようなおどろおどろしいものになっている。- それによると「呪われた黒蝕日」なる暦があるらしい。祝日では無いのは確実だろう。
ランタンofキャットに至っては「呪われたオトモ用武器」と明記されてしまっている。 - MHXの獰猛化端材を使った「猛ランタンofキャット」は型がバランスからブーメラン特化に変更されている。
大人びたとでも言うべきか成長後のオトモ武器と競合する性能になっており、
属性値では遅れを取るものの攻撃力と会心率では勝っている。
好みで選んでいい性能差だがこちらは依頼を消化するかイベクエを使う必要がある上、
纏まった数の手に入れ辛い獰猛化黒蝕竜鱗を使わなければならない為、アチラの方が作り易い。
- それによると「呪われた黒蝕日」なる暦があるらしい。祝日では無いのは確実だろう。
- 恐ろしい外見も然る事ながら、本当にこんな姿でモンスターと戦えるのか不安に思ってしまう。
しかしどう見ても布切れなこの装備、意外にも防御力は平均以上で割と優秀。
武器にしてもなかなか基本攻撃力が高く、それでいて龍属性も備えており、これまた割と優秀。
流石は未成熟体とは言え古龍、そしてMH4のメインモンスターの装備である。
ただしハンター用の装備と同じく火にはとても弱い。
- なお防具の着彩設定では、コートやフードの裏地のカラーが変えられるが、バグが存在している。
時間経過で色が変わるものは上手く反映されず、直前まで選択されていた色になってしまう。*2
それ以外のプリセットカラーや選択カラーは機能するので安心。
ケイオスネコシリーズ
- MH4Gにてゴア・マガラの特殊個体『渾沌に呻くゴア・マガラ』が登場したものの、
残念ながらオトモ用装備は登場しなかった。
そしてMHXXにて再び渾沌に呻くゴア・マガラが復活し、このオトモ用装備がようやく用意されることになる。
何気に他の特殊個体や希少種のオトモ装備の無い中での、唯一の快挙である。
黒龍?まああいつらほぼ別種だし...
- その外見はハンター用装備同様、
ゴアネコシリーズとアンヘルネコシリーズを掛け合わせたようなデザイン。 - 武器は「ツーナorチーキン」。
ゴア武器のランタンofキャットはランタンを模したデザインだったが、
こちらは燭台とトライデントを組み合わせたような見た目。
- 特徴的なのが会心率で、
近接攻撃の会心率が30%、ブーメラン攻撃の会心率が-30%と大きく異なっている。
その一方でブーメラン攻撃でのマイナス会心を補う為か、
遠隔攻撃には近接攻撃よりも高めの龍属性が設定されている。
ハンター用武器とは異なり、残念ながら狂撃化状態での会心率乗算ギミックは付属してないものの、
会心率の近接、属性攻撃の遠隔という二律背反の個性で素材元の特徴が上手く再現されている。
- 武器名のツーナorチーキンの由来は言わずもがなマグロと鶏。
ご丁寧に武器説明文にも
"灯が照らして示すのは、鮪か鶏か。"という一文が記されている。
国内線の機内食かオマエは。- 真面目に考えると「フィッシュ」ではなく「ツナ」であることから、
人間用と言うよりは猫の餌としての二種類なのだろう。
ちなみに、現実の猫は愛玩動物としては味の好みにうるさい方なので、
食べる猫としても購入する飼い主としてもツナorチキンは切実な問題である。 - なお、鮪は食感や栄養素が似ている事から「海の鶏肉」と言う異名を持つ。
人間用だが某社のツナの缶詰『シーチキン』の由縁である。
うっかりツーナorシーチキンだと誤読したハンターも居たとか、居ないとか。
- 真面目に考えると「フィッシュ」ではなく「ツナ」であることから、
- 防具は頭用防具の「ケイオスネコフード」、胴用防具の「ケイオスネコマント」の二つ。
デザインのベースはゴアネコシリーズだが、
翼や衣装の随所にアンヘルネコシリーズの意匠が採り入れられている。
MHXXでは渾沌に呻くゴア・マガラがHR上限解放後に登場するため、
ラスボスに並ぶ防御力を持っている等優秀な性能。
属性耐性は水と氷がプラス、火と龍がマイナスとなっている。
- ちなみに、防具の着彩設定はゴアネコシリーズ同様、
フードの内側や翼膜などの薄紫色の部分が対応している。
ゴアガルシリーズ
- MHR:Sにて登場したガルク用のゴアシリーズ。
- 武器は三叉槍の形をした「シューラofカニス」で、斬系統で龍属性のバランス型。
ゴア武器のためか、わずか5%ながら会心率も持っている。- 「カニス(Canis)」はイヌ属の哺乳類の事。
「シューラ」は明言できる由来はないが、仏教の鬼の「修羅(阿修羅)」であろうか。
もしそうならば「悪鬼の犬」といった命名か。
- 「カニス(Canis)」はイヌ属の哺乳類の事。
- 防具は「ゴアガルヘルム」と「ゴアガルメイル」で、ハンターのものと同様に水に強く火に弱い。
デザインは非常に禍々しく、頭部は紫の角(ゴア・マガラの触角と違い後方に伸びている)に
牙状のマスクを持った覆面型の兜で、胴体は四肢の付け根には巨大な鉤爪のようなパーツが付いて
ゴア・マガラ翼膜のようにうごめく漆黒のマントを纏った全身を覆う鎧である。
一式を身に付けた姿はさながら「犬や狼の姿をした悪魔・魔獣」といった様相である。
ケイオスガルシリーズ
- MHR:SのVer.13にて追加された
渾沌に呻くゴア・マガラの素材を用いたガルク用装備。
- 武器は「ビーフorボーン」、つまり「牛肉か骨か」であり、アイルー同様食事関連である。
厳密にいうと犬が骨を齧るのは中の骨髄が目当てなのだが…
アイルー用の渾沌ゴア武器と同様に、
近接攻撃は会心率+30%だが龍属性が低く、
遠隔性能は会心率-30%の代わりに龍属性が高い。
デザインは半分黒色、もう半分が金色をした五つ叉の槍で、穂先が悪魔の顔を模したデザインをしている。
- 防具は「ケイオスガルヘルム」と「ケイオスガルメイル」で、
火と龍に弱いが防御力自体は古龍素材のガルク用防具を凌ぐ数値である。
そして特徴はそのデザインで、ハンター用のケイオスシリーズをそのままガルク用にリデザインしたようなものであり、
一対の角と翼(腕翼)、そして3本の尻尾を持つ狼のような魔獣という非常に厨二病臭い禍々しいデザインをしている。
好きな人には堪らないイカしたデザインだが、この手のデザインのお約束で、騎乗時は翼がハンターにめり込んでしまう。
オンラインにおいて
- MH4では、オンラインでのフルゴアエイムofトリックが
過去作のMH2やMHFにおけるフルクシャ、MH3におけるフルラギアカゲヌイと同じように地雷認定されていた。
なぜなら彼らにはオン部屋に入室早々上位緊急クエストのリオレイア亜種やグラビモス亜種を貼り、
そして火ブレスやグラビームの直撃を受け死に、無言か悪態をついて去っていく者が多かったからである。- そもそも、見ての通りこの防具の性能を最大限に発揮するためには
怒り状態の相手の攻撃をかいくぐりつつ、的確に攻撃を当てていく腕が必要であり、
初心者に使いこなせる代物ではない。
上手く活かせた時の圧倒的上級者感こそ半端ではないが、自分の腕に合っているかどうかは冷静に見極めよう。 - 一部ではこれらをネタにしたAAが出回っているらしく、
その禍々しい見た目からは想像もつかない地雷プレイヤー特有の稚拙な発言をしている。
上記AAがもしも気になったのなら「ゴア装備 AA」などで検索をかけてみるといいかもしれない。 - コラボレーションの縁でゴア・マガラが他作品に出演することになったのだが、
このゴア装備+ゴア棍のネタまで一緒に付いてきているという。
それもあろうことか出演先がカプコンの作品である。…まさかの公式化?
まあ真面目に考えるとMH4の看板モンスのゴアとその防具、
そして目玉である新武器として操虫棍がチョイスされたというだけだろうが。 - MH20周年の記念アートでは、歴代メインモンスターの装備を着た各武器使いのハンター達が
一堂に会する様子が描かれているが、後方に見える操虫棍使いはフルゴアのハンターである。
しかも妙にカッコいいポーズをとっている
意図してフルゴアエイムにしたのかは不明だが、ある意味ファンサービスと言えるだろう。
- そもそも、見ての通りこの防具の性能を最大限に発揮するためには
- 4Gでは何と通常クエストでG級通常個体がほぼ登場しない。
通常クエストに登場するのはほぼ全てが特殊個体であり、生産に使用する一部の素材の入手が不可能。
厳密には集会所最終クエストに登場するが、その性質上素材集めには適さず、当然攻略にも使えない。
そのためG級の原種と戦うには探索のレアかギルドクエストを周回する必要があった。
その面倒さからライト層の興味は本作のメインモンスターの防具であるレギオス防具へと移り、
ゴアXを使用するプレイヤーは希少となった。
さらに、一式としての性能は上位までに比べさらに強化されているため、地雷としての評価は下がったといえる。- ただし現在は救済クエストが登場したため
今後オンでの着用者が増え、評価がまた改められるかもしれない。主に地雷的な意味で。
…と思われていたが、なぜかイベントクエストが配信されてそれなりに時間が経ってからも、
フルゴアXの着用者は言うほど増えてはいない。
時代はダークサイドな雰囲気漂う黒く不気味な格好ではなく、金に輝く刺々しい甲冑の方が流行りなのだろうか。 - かわりにフルケイオス+渾沌ゴア武器*3というパターンが登場しているが、
同じG3ランクで作られるフルミヅハ真が目立ちすぎてあまり目立ってない。
- ただし現在は救済クエストが登場したため
- 簡単に作成できるが故の弊害といえば仕方ないかもしれないが、
モラルやマナーに関しては完全に個人の問題である。
純粋に見た目が好みだったり、ちゃんと耐性面の対策をしていたりする人もいるし、
挑戦者を付けて狩りをしたい、狂竜症対策等の理由で一式着込む人も当然いるので、
フルマガラであるからといってすぐ地雷認定してしまうことは避け、
武器やスキルの発動状況を見た上で判断しよう。
- その後もいくつかの作品でゴアが再登場しているが、装備の見た目を変えるシステムや新たな装備の実装もあってか、
やはりフルゴアと邂逅する機会は減っている。- ……のだが、上記のとおりフルゴアに関する逸話は有名なため、
あえてフルゴアの見た目でオンラインに潜るというプレイヤーも。
フルゴア装備ではなく別の装備の見た目をフルゴアにしている場合が多いが、
正真正銘のフルゴアで参戦する傾奇者も居たりする。
- ……のだが、上記のとおりフルゴアに関する逸話は有名なため、
余談
- ケイオス・ネフィリムシリーズは部位ごとに象る意味合いが異なっているらしい。
対になる二種類のキーワードは、or武器の名前を想像させる。- 剣士頭… 《夕闇》と《暁光》
- ガンナー頭… 《虚構》と《真実》
- 剣士胴… 《罪科》と《道徳》
- ガンナー胴… 《夜陰》と《光明》
- 剣士腕… 《現世》と《来世》
- ガンナー腕… 《終局》と《淵源》
- 剣士腰… 《潜在》と《顕在》
- ガンナー腰… 《混迷》と《覚醒》
- 剣士脚… 《堕落》と《天道》
- ガンナー脚… 《異郷》と《故郷》
特にガンナー脚の説明には「長き刻を流浪せし流刑の民は旅を終え創生の場所に戻る」と、
まるでマガラ種の一生を暗示するかのような文章になっている。- なお、剣士腰のワードは「潜在」せし能力を「顕在」にするような意味合いがあるのかもしれないが、
属性解放のSPは他の部位と同じで普通である。
そしてそのものズバリ覚醒のワードが入っているガンナー腰にはそもそも属性解放のSPがない。
- ケイオスシリーズの色変更はシャガル側(金部分)のため、緑、赤、白、黄などにして某仮面ライダーっぽくできる。
- 同社発売のアクションRPG「ドラゴンズドグマ」にも、
「ケイオス○○」と言う名前の防具のシリーズが存在し、見た目もなんとなく似ている。
- 4Gではケイオスシリーズを装備した状態で双剣の鬼人強化状態になると、
ゴアの黒の部分が完全に侵食されて装備全体がシャガルの色になる。
スキル的にこの装備で双剣を担ぐハンターはほぼいない上に、防具合成ができるXXでは何故か色が変化しないので
なかなか影が薄い。
これ以外にも特定の条件で見た目や色が変わる装備はあるので、探してみてもいいかもしれない。