飢えに喘ぐ矛先は凶暴さを増し、
破滅を導く者へと変貌を遂げる。
(ガロンダーラ)
犠牲を欲する矛先は、血肉の渇望を
満たさんと妖艶に屹立する。
(惨槍オドガロン)
目次
概要
- MHWorldで登場するオドガロンの素材を使って作られたランス。
ベースはボーンランスであり、根本はオドガロンの素材で覆われ
抜刀すると中から飛び出す刺突部分は軽くねじれたような加工が施されているが、これはボーンランスと同じ。
盾も、骨の盾にオドガロンの素材を張り付けたようなデザイン。
- 最終強化しても大きく見た目が変わらず、名前も代わり映えしない、
言わば未完成に近い状態で強化を終える。
ランサーの間ではアップデートで強化先が追加されるのではないか……とまことしやかに囁かれていた。- MHW:Iのアップデートは強化先は一応追加されたが、デザインは結局皮ペタのまま。
残念ながら完成形は追加されなかった。
- MHW:Iのアップデートは強化先は一応追加されたが、デザインは結局皮ペタのまま。
性能
ガロンランス
MHWorld
- ガロンランスI、IIを経て、ガロンダーラIからガロンダーラIIになる。
刺突部のねじれが強くなり、モリのような逆棘のついた禍々しい形に改修されたその性能は- 攻撃力391(武器倍率170)
- 火属性210(属性解放が必要)
- 会心率30%
- 斬れ味は素で白30と青40があり、延長不可能
- スロットは無し
- カスタム強化の枠は2つ
- ナルガ武器のように、低めの攻撃力と高い会心率、良い斬れ味が特徴。
特に手数武器でもあるランスで重い匠を切れるのは嬉しい所。
さらに、無属性なので無属性強化によって低めの攻撃力を補うことができる。
一方で、覚醒で火属性も出るが有用性は低い。
しかし、ランスにとって白ゲージ30は少々短く、青ゲージに落ちてしまえば斬れ味補正が下がり、
攻撃力の低さも相まって他のランスに勝ち目が無くなってしまう。
- そんなガロンダーラIIの弱点を補強する運用として、達人芸を絡めたものがある。
達人芸は会心が発生した時に斬れ味が落ちなくなるという効果で、
元から会心率が高いガロンダーラIIとの相性が良好。
弱点特効Lv3や達人の煙筒を使えばすぐに会心率80%に達し、後は渾身Lv2や見切りLv5を発動させれば
簡単に会心率100%を達成でき、短めの白ゲージをほぼ無限に維持することが可能になる。- ランスはガードやステップでスタミナを消費しがちなので見切りのほうが相性が良いが、
発動する防具が少なく装飾品もレアなのが難点。
カスタム強化で会心率強化をすれば元が40%になり、多少スキルの負担を軽減できる。 - 上記の会心率80%でも白ゲージ150、カスタム強化1回込みの90%ならば300に相当するため、
白ゲージ維持という点だけで考えるなら無理に会心率100%に拘る必要はない。
もちろん現実的には会心率+50%を完璧に維持するのは不可能であるし、
超会心によるダメージ補正もあるため会心率は高いに越したことはないのだが、
効率があまりよろしくない見切りで会心率を補うぐらいなら、
元が低い攻撃力を伸ばす方が結果的に期待値が高くなる場合も多い。
スキル/攻撃ならLv4で会心率+5%がおまけでついてくるので一石二鳥である。
とは言え会心率100%によるゲージ維持に対する安心感と常時会心エフェクトが発生する快感を前にすれば、
そんな些末な効率論など霞んでしまうというのも揺るがざる事実である。
- ランスはガードやステップでスタミナを消費しがちなので見切りのほうが相性が良いが、
- 無属性強化、会心率100%、さらに超会心Lv3を発動させた時の白ゲージの期待値は345にもなる。
上手く弱点を攻撃できるなら研ぐ手間も要らないため、かなりの火力を出せる。
だが、達人芸と無属性強化を発動させて会心率100%にできて、さらに超会心Lv3を発動させるとなると
かなりスキルが圧迫されてしまうので、ガード性能等を発動させられない、という事にならないように注意。
また、超会心やガード性能を求める場合、レアな装飾品も揃える必要があるので、
ガロンダーラIIの性能を最大限に引き出すには長い道のりが必要になる。- むろん、装飾品が必要なのは理想的に最大限の火力を求める場合であり、
攻略段階や装飾品集めの段階であれば、ある程度の妥協は可能。
達人芸+弱点特効Lv3+超会心Lv1+ガード性能Lv3くらいであれば、装飾品に頼らずとも作ることが出来る。
自分の手持ちの装飾品と相談しながら上手にスキル作りをしていきたい。
- むろん、装飾品が必要なのは理想的に最大限の火力を求める場合であり、
- 後に追加されたマム・タロト武器のガイラクレスト・惨爪はこの武器のリメイクだがかなり手強いライバル。
持ち前の会心率30%はそのままに攻撃力は437にまでアップ。
斬れ味は青だが攻撃力期待値はこの時点でも僅差で惨爪が勝る。
更に匠1から白が出るため達人芸等を用いるなら精々レベル2か3でよく、レア7ゆえカスタム強化も2回可能。
あちらには防御+20もついており、ぶっちゃけこの武器が勝てるのは青白ゲージの長さ程度。
ただ、ランダムドロップによる入手難易度の高さを別にしても、
マム・タロトのクエストを受注できるようになるのはストーリーをクリアしてからになるので、
攻略段階はガロンダーラII一択であり、クリア後もガイラクレスト・惨爪を入手するまでは
充分戦力になってくれるだろう。
MHW:I
- アイスボーンで新たに惨槍オドガロンへの強化が可能となった。
○槍+(モンスター名)という初代からある伝統的な命名法則*1を踏襲しつつ、
オドガロンの異名である「惨爪」と武器名の「惨槍」を掛けている中々ハイセンスな銘を貰っている。
しかし、見た目の方は残念ながら汎用デザイン。 - 最終強化の惨槍オドガロンIIの性能は
- 低い攻撃力529
- 全ランス中最高値の会心率35%
- 属性解放で最大火330
- 匠不要の白70
- 拡張性の高いレア度10
- 汎用デザインのためパーツ強化に対応
- というのも、アイスボーンではまさかのクルルランスが大躍進を遂げてしまった。
あちらの最終強化であるネスルメンカールIIは攻撃力が素の状態で598まで伸びており、
会心率も25%と十分な上に無属性強化も可能。斬れ味も誤差程度でしかなく、この差を埋めるのは困難である。
それどころか、あちらはカスタム強化を重ねていくとあの亡滅の腕【邪】を超える攻撃力をたたき出すほど。- おまけに製作難易度でも差をつけられている。
ネルスメンカールがナルガクルガ素材である迅竜の重牙さえ2つ手に入れば完成するのに対し、
こちらは天鱗に加えディノバルド亜種の素材まで要求される。
- おまけに製作難易度でも差をつけられている。
- 無属性運用では金剛輪宝―仁王―と硫斬槍ドリーネのピーキーながらも条件が揃えば強力な存在がちらつくし、
物理特化型の亡滅の腕【邪】とホウテンゲキ【狼】も待ち構えている。
かといって火属性運用でも、攻略段階の斬竜槍グラナト、
クリア後のシルバープロミネンス相手ではどう頑張っても勝ち目がない。
- 今作は高会心武器が軒並み物理性能を抑えられており、
惨槍オドガロンもそのあおりを食らってしまった格好になった。
文字通り惨めな槍になったとか言ってはいけない。
パーツ強化していけば多少は盛り返すことができるが、それは上述の
ネスルメンカールも同じであるため結局はそう変わらない。
兇槍デスガロン
限界の飢餓を宿した野獣の穂先は
貫いた獲物を決して逃さない。
MHW:I
- アイスボーンから実装された兇爪竜オドガロン亜種の素材を使って作成されるランス。
惨槍オドガロンIから派生する。
- 武器の性能は
- 控えめな攻撃力529
- 通常種武器より10%下がった会心率25%
- 匠不要の白70
- 龍属性300、龍封力大
- スロットLv1×1
- レア度10、パーツ強化対応
オドガロン亜種を倒せさえすれば、龍属性ランスの中ではかなり早い段階で作成できる。
そのため、ブレイン=ラ・モールや通常種武器でも触れられた亡滅の腕【邪】などといった
強力な龍属性ランスが作れるまでの繋ぎとして役に立ってくれる。
- この武器の銘である「デスガロン」だが、当然ながらオドガロン亜種の別名からとられている。
オドガロン亜種防具の銘も「デスガロン」である。
余談
- 前述の通りこの武器は汎用デザインなのだが、ガロンランスはボーンランスの、
ガロンダーラはハードボーンランスのデザインをベースにしている…
のだが、盾は菱形を想定した意匠を丸い盾に貼り付けたのではないかと
思われるほどのミスマッチが発生している。
MHW:Iでは骨武器の新デザインとしてグランドハルバードが実装され、
盾の形も煎餅みたいな真ん丸から変更されたため現在は違和感が減った。
MHWorldではガロンダーラIIが無属性武器として優秀だったため
多くのランサーはガイラクレスト・惨爪を入手するまでこの槍を使い続けた。
プレイヤーによっては、なかなか悩ましいものがあったことだろう。