咎人が胸に秘めし罪の証は、
この掌の上に曝け出される。
(亡滅の腕)
「罪深き者よ、我が前に跪け」
絶望の掌が咎人の罪を握り潰す。
(亡滅の腕【邪】)
目次
概要
- MHWorldに登場する滅尽龍ネルギガンテの素材で作られたランス。
初期武器であるアイアンランスの強化先、クロムランツェIからネルガルカルガに派生する。
この時点ではネルギガンテ素材で補強されているものの、穂などに鉱石武器の名残がある。- ネルガルガルガや、ネルガルガルルガではない。
ねるねるねるねでもない
- ネルガルガルガや、ネルガルガルルガではない。
- 亡滅の腕に強化すると、強化前に残っていた面影は消え去り、
ネルギガンテの顔を模した盾と武器名通りの腕を模した槍へと変貌する。
性能
MHWorld
- 滅尽龍の宝玉とラスボスの角を使い亡滅の腕へと強化した性能は
- 攻撃力483(武器倍率210)
- 龍属性150
- 龍封力:大
- 斬れ味は素で青80、匠は無効
- 会心率0%
- スロットはレベル1が1つ
- ネルギガンテ武器共通の高い攻撃力と非常に長い青ゲージが光る、優秀な武器であることがわかる。
斬れ味消費が多めのランスに長い青ゲージはありがたく、スキルの負担を減らしてくれる。
その上攻撃力も高く、今作のランスにはディア武器のような武器がないこともあり
発売直後のランスの中では表示攻撃力トップでもあった。
この高い性能により多くのモンスターに及第点以上の活躍ができ、
発売直後の時点ではカスタム強化の困難さもあり、ランス一筋のハンターでもなければ、
属性武器を揃えるより、この武器だけカスタム強化し使用するハンターも多かった。
- ライバルはラ・モールの哀愁とガロンダーラII。
- まずラ・モールの哀愁に対しては攻撃力では勝っているものの、白ゲージの時の物理期待値では敗北。
さらにあちらは龍属性もそこそこあるため、龍属性が効く相手なら属性分の差がさらに開く。
とはいえラ・モールを青まで使い切るようなプレイでは物理期待値はほぼ同じため、
白を維持する必要があり匠に剛刃研磨に砥石高速化とスキルがかなり圧迫される。
レア度も同じ8であり、カスタム強化の回数も同じでスロットも大きいが先述のスキルで潰れてしまう。
それでも白を維持できれば亡滅の腕より強いが、頻繁に研ぐ必要があるのがネック。 - ガロンダーラについては無属性強化と達人芸をつけ、会心を100%に近づけることで、
弱点を正確につけば亡滅の腕を超える斬れ味と火力を発揮できる。
とはいえマルチプレイでは弱点が動くため、ネルギガンテのような全身が大体弱点のような敵でなければ
斬れ味維持は困難であるし、そもそもこの構成だと多くの装飾品が必要で
あったとしても他のスキルをつけるのは困難であるため、スキル自由度で言えば亡滅の腕が勝る。
しかし、他のネギ武器にも書かれてたので察しはつくだろうが
無料大型アップデートにより次々と強力なライバルが現れている。- まず現れたのが、素の青で亡滅の腕を超える期待値を持ち、更に匠で白が出るアトロシスタワー。
続いてそのアトロシスタワーを無属性強化で追い越せる期待値で、
その上会心が高いため達人芸運用も可能なガイラクレスト・惨爪。
さらにかろうじて期待値こそ勝るものの、
延長可能な素白と業物に3スロットが二個もあるエンプレスランス・冥灯。
達人芸運用の最大の敵スキル自由度を緩和してきたドラケンシリーズやカイザーγシリーズと、
周りがどんどん強化される中、この武器だけに追い風が吹くことはなかった。
- まずラ・モールの哀愁に対しては攻撃力では勝っているものの、白ゲージの時の物理期待値では敗北。
- そもそもの話、確かにランスはガード性能や怯み軽減などほしいスキルがあるが、それさえ用意できれば
柔軟なガードアクションで咆哮や振動などを全て捌ききることも不可能ではない。
よってこの武器のスキル自由度という部分も結局火力に注ぐことになりやすく、
そうするなら上記のライバル達を使った方が最初から強いということになりかねないため
ランスに慣れれば慣れるほど他武器種以上にライバルたちとの差別化が困難である。
- とはいえ攻略段階でのネルガルカルガは長い青ゲージによる快適さと火力を両立しており、作る価値は十分にある…
ともいかない。実はネルガルカルガが作れる時点でアトロシスタワーは完成するのだが、
アトロシスタワーは緑まで使う運用でも亡滅の腕に並ぶほどの期待値を発揮するため、
ネルガルカルガに威力で勝ち目があるわけがない。
それでもストーリー攻略の流れで簡単に作成できるため、寄り道して強いアトロシスタワーを作るか、
ストーリーのネルギガンテを倒し、その後何戦すれば簡単に作れるネルガルカルガを作るかは好みが出るだろう。
また上記のライバル達が本気を出し始めるのはある程度装飾品や防具、護石が揃ってからであり、
それまでのつなぎには十分だろう。初登場のメインモンスターの武器がつなぎ扱いなのは悲しいが…
MHW:I
- 悉くを殱ぼすネルギガンテ討伐後、亡滅の腕【邪】に強化できる。
作成がストーリー最終盤ということもあり、- 攻撃力は圧巻の667
- 属性値は龍属性180とオマケ程度
- 変わらぬ龍封力:大
- 匠無効の斬れ味白120
- Lv1スロット×1は据え置き
- 物理火力だけで見ればランス最高級の一品。
同攻撃力のランスには黒轟竜、硫斬竜のものが存在するが、
会心率や斬れ味に難があり、無属性強化対応といえども実用性の面では厳しいところもある。
一方こちらは圧巻の白ゲージを持ち、拡張性に富んでいる。
ランスのスキルを圧迫しがちなガード性能やガード強化も、難なく積めるだろう。- ただ、これだけの白ゲージを持っていてもランスの手数ではモンスターがエリア移動する前に使い切ってしまう事もあり、
他のランスよりは格段に軽く済むとはいえ何らかの斬れ味補助が欲しいところでもある。
- ただ、これだけの白ゲージを持っていてもランスの手数ではモンスターがエリア移動する前に使い切ってしまう事もあり、
- なお物理性能特化ランスとしては以下のものがある。
- 先述した硫斬竜のランス、硫斬槍ドリーネは匠で白20、紫10というランスにとっては絶望的な斬れ味。
それでも、剛刃研磨や達人芸を用いればギリギリ実用範囲ではあり、
無属性強化+紫ゲージでの火力は言うまでもなく全ランス中トップである。
また、期待値は下がるが、もう少しだけ斬れ味がマシなラスボス武器の金剛輪王ー仁王ーも有力か。 - イャンガルルガ武器のホウテンゲキ【狼】も、匠で出る紫ゲージでこちらを超えてくるうえ、
そこそこ高い会心率と毒属性で相手を選ばない非常に強力な武器。 - 物理性能だけで見れば他を凌駕する性能を持つが、ランスはそれなりに手数があり、属性武器の存在は無視できない。
火竜武器のシルバープロミネンスや、溟龍武器のヒュドロスウーラなど、
実用的な属性値を持ちながら物理性能が高めなものも存在する。
- 先述した硫斬竜のランス、硫斬槍ドリーネは匠で白20、紫10というランスにとっては絶望的な斬れ味。
- ただ、最高の斬れ味が素の状態で亡滅の腕【邪】を上回る武器は存在せず*1、
上であげた武器も、達人芸などでの斬れ味サポートが必須と言える。
先述した拡張性でスキルを充実させられる点と、圧倒的な攻撃力、
古龍に有効な龍封力【大】で差別化していきたい。
- Ver.11.00からはカスタム枠の拡張が2段階まで増加したことで、
レア度12武器は人気の高い会心カスタムと回復カスタムが併用可能になった。
そのため、ライバルであったレア度11の武器群との差は更に縮まっている。- 一方、新たなライバルも登場。
パーツ強化も可能なレア10武器、ネスルメンカールIIである。
レア10武器のカスタム強化の枠が増えたことで構成自由度が格段に上がり、
カスタム強化とパーツ強化を攻撃に振り切れば、無属性強化を考慮せずともこちらを超える火力となり、
回復カスタムと合わせてゾンビランスにするなど、スキル構成だけでは出来ない戦略も可能。
こちらの強みの斬れ味も、素の会心率を活かした達人芸構成にすれば同等の斬れ味に達する。
あちらにはない龍封力【大】や、豊富に詰めるスキル
と、カスタム強化やパーツ強化の手間がやや少なくて済むことでの差別化をしていきたい。
- 一方、新たなライバルも登場。
- Ver.12.01からは新たなシステムに対応した「覚醒武器」が登場。
こちらは武器自体の攻撃力や斬れ味といった要素を強化していく事が可能だが、
最終的には亡滅の腕【邪】に匹敵する白ゲージの長さを確保した上でより高い攻撃力を両立する事さえできてしまう。
無論、入手が期間限定である事、そして実用に足る性能にするまでは手間と運が掛かる為単純な比較はできないのだが、
それでも装飾品の収集などに比べればかなり現実的な仕様でもある。
余談
- 概要欄にある通り亡滅の腕に強化するとまさしく腕のような槍になるのだが、
その見た目が「ザラザラの腕を模した部分と長く伸びた爪」であり、槍っぽさが皆無で
孫の手に見えるだとか爪の部分ががカメノテに見えるだとかで見た目の人気はあまり高くない模様。- この点に関しては、MHW:Iで更なる強化先が追加されたことで、以前と比べて好意的な評価をされている事が多くなった。