目次
概要
- MH2で登場したダイミョウザザミの大剣。
盾蟹の特徴的な爪をまるごと刀身とした無属性大剣であり、使用者の防御力を高める効果がある。
性能
MH2、MHF
- レッドストライプをギザミブレイド系に派生させずにそのまま強化していった最終形態。
下位の時点で強化が終わるため単純な性能そのものは大したことはないが、
ダイミョウザザミが登場したその瞬間に作成可能となるため、そのランク帯においては強力な一振り。
序盤はこれを使って乗り切って、ランクが上がったら再生産して今度はギザミに派生、
といったようにしてもいいだろう。
- MHFにおいてはアップデートを重ねる度に新たな強化先が追加され、
バブルシザー→アクアシザー→マリンシザーと強化される。
「防御+が特徴」のザザミ武器ではあるが、数え切れないほどの武器が追加されているMHFにおいては
一気に100や200といった数値を付与できる超防御偏重の武器もいくつか存在し、
防御力のためにザザミ武器を選ぶという行為は意味が薄い。
このためバブルシザー以降は水属性武器へと方向転換し、
「数ある無属性大剣の中の一つ」という地位から脱却している。- HC武器として特異個体のように少し色合いの違うスライスキャンサー系列も追加され、
こちらは最初から水属性大剣となっている(もちろん防御+効果もある)。
- HC武器として特異個体のように少し色合いの違うスライスキャンサー系列も追加され、
MHP2(G)
- MHP2Gにおいて登場した亜種の素材を使い、バイオレットシザーを経てグランドシザーとなる。
デフォルトで白ゲージを備え、斬れ味レベル+1でそこそこの長さの紫ゲージ、
攻撃力もかなり高めの1296でさらにスロット1のおまけ付き。
そして+40と全武器の中でもトップクラスの防御+効果を持っており、
防具やスキルとの組み合わせ次第では防御力700超えという大台突破も可能。
単純な防御力だけなら轟断剣の方が上だが、攻撃力などの基礎性能でこちらの圧勝である。
強化にはショウグンギザミ亜種の素材である「鎌蟹の朱殻」も必要だが、
G★2に上がってすぐに狩猟可能となるため、入手可能時期も比較的早い。
- ちなみに強化ツリーが少々変わっており、
レッドストライプ ├→レッドシザー │ └→グレートシザー ┌→ショウグンカッター(太刀) │ ├→キリサキ │ │ └→バイオレットシザー │ │ └グランドシザー │ ┌→ブルークロウブレイド └→ギザミブレイド
バイオレットシザーを直生産することも可能だが、その場合は少々素材がかさむ。
同じくダイミョウザザミ亜種のランスである堅槍ダイザザミも同じような強化をする。
MH4G
- ダイミョウザザミとその亜種の復活により本武器も再び登場。
上位のレッドシザーから、ザザミや亜種、そしてガララアジャラ亜種やゲネル・セルタス亜種の素材も使って、
最終形態のグランドシザーとなる。
- 最終的には攻撃力1296に覚醒で氷属性320と素で白30、匠で紫20の斬れ味に加えスロット1という性能。
そして過去作でも特徴的だった防御ボーナスだが、
今作ではなんと+60と、ちょっとした防具とも言える数値となっている。
G級ではモンスターの攻撃も熾烈になっており、慣れない内はこの防御力は大変心強いだろう。- 更に極限防御を適用すると、防御力+120という
鎧玉でしっかり強化した上位防具並みの防御力を得ることができる。
裸クエに担いでいくのもアリかも知れない。 - 今作では覚醒で氷属性が現れるようになった。
しかしながら、上記の防御力以外の面ではクシャルダオラの素材から作られる
ダオラ=ディグリベグに完全に負けてしまっている。
よって、やはり本武器の長所は高い防御力による安定感にあると言える。
- 更に極限防御を適用すると、防御力+120という
- 初期形態は前述の通りレッドシザーであるが、実は上位に上がってすぐに作ることが出来る。
イベントクエストにドスガレオスとの2頭クエがあるのでそちらを利用するのもいいが、
旅団クエでシャガルマガラを倒した直後に単体クエが出現するのでそちらを利用する方が効率的。
旅団クエならばHRの制限もないので集会所を進めていなくても大丈夫なのも嬉しい。- 肝心の性能だが、上位序盤では最高の攻撃力816に素で青20を備え、防御+20にスロット1と
同ランク帯では破格の性能を誇っている上、レア度も4であり作成にこれといった素材も必要ない。
その為1,2回ダイミョウザザミを倒してしまえば作れてしまう程。
次の強化はG級まで出来ないものの、上位中盤ぐらいまでは普通に活躍できる性能なので、
4Gから始めた人やセカンドキャラで遊んでいる人にはかなりオススメ出来る武器になっている。
- 肝心の性能だが、上位序盤では最高の攻撃力816に素で青20を備え、防御+20にスロット1と
MHX
- ダイミョウザザミの続投により、本作にもしっかり参戦。
今作では武器の強化システムが変更された結果、
原型とも言えるレッドストライプの姿を残したまま強化することも可能になった。
また、矛砕ダイミョウザザミの登場により、モデルチェンジ版の二つ名武器ウィルガシザー系統も登場。
つまり最終的にザザミ大剣が三種類も存在する形に。
折角なのでそれぞれまとめて比べてみよう。 - まずはレッドストライプ。LV5にて最終形態『殻剣アカツメ』となる。
- 攻撃力200に会心率0%、そして無属性
- 斬れ味は素で若干の青、斬れ味レベル+2で白ゲージを獲得
- 上位ではいささか物足りない防御力+15
- 哀しいかなスロット無し
グレートシザーより大剣らしい見た目に価値を見いだせないなら、
わざわざこの武器を作る必要は無いという結論に至ってしまうのが悲しい。
製作難度の低さにものを言わせ、攻略段階で使い倒せれば万々歳か。
- 続いて『グレートシザー』。
レッドストライプからの派生強化によってレッドシザーを作成し、LV5まで強化することで本武器となる。- 攻撃力210、会心率0%、無属性
- 斬れ味は素でもそれなりの青、斬れ味レベル+1で僅かばかりの白ゲージ獲得
- 追加特典としては充分な防御力+25
- 今作ではありがたいスロット2
なにより今作においてスロット2はバカにできない。
防御力ボーナスや無属性である点も考慮すれば、活躍させようと思えばいくらでも出番を作ってやれる。
もう少しだけ守りにも力を入れたいというハンターにはオススメ。
- 最後はウィルガシザー。
外見はグレートシザーに似ているが、こちらは禍々しい黒と赤のストライプ模様の大剣である。
LV10にて最終形態の『グランウィルガシザー』となる。- 攻撃力190、会心率10%、水属性20
- 斬れ味は素でなかなかの青ゲージ、斬れ味レベル+1があれば僅かに白ゲージ
- ザザミ大剣にしては控えめの防御力+10
- 二つ名武器故にスロット無し、代わりに狩技ゲージが溜まりやすい
スロットが無い点、素の攻撃力が低めの代わりに水属性を持つ点などが、
枷というほどではないにしても自由度を圧迫している。
なにより二つ名武器であるが故に他のあらゆる大剣と比べても製作難度が高い
(尤も、二つ名武器の中ではまだ低めの方ではある)。
大剣の狩技は強力ではあるが使いどころが難しいものが多いため、
敢えてこれ等を多用するパワープレイをお望みのハンターなら手に取ってみてはいかがだろうか。
MHXX
- G級の追加に伴い、3種とも順当にG級派生が追加された。
- まずレッドストライプは、LV8殻剣アカキカギツメまで強化できる。
その性能は- 攻撃力320
- 白20、匠で白70
- 防御+20
- あって嬉しいスロット3
そのお陰で上位版とは違い後述のギガンテスシザーの完全下位互換では(一応)無くなった。
とはいえ、それ以外の性能は完敗しており、武器スロ1つ分のためにこちらを優先する理由は殆ど無い。
製作難易度も相変わらず殆ど変らない。
一応こちらはG4クラスの獰猛化モンスターと戦わずに最終強化まで持って行けるが。
製作難易度の軽さに目を付けても、ほぼ鉱石系のみで製作できる上に性能の高いバスターファルクスがあり、
武器スロ3に目を向けても、同等の製作難度でより斬れ味の長い
ソフォスブレイドやダイオオアギトといったライバルがいる。
僅かな防御力アップに価値を見いだせなければやはり出番はないだろう。
- 次にグレートシザーはLV8ギガンテスシザーまで強化できる。
その性能は- 攻撃力330
- 白40、匠で紫20
- 防御+30
- スロット2
製作面でも最終強化までレア素材は要求されないので、比較的簡単な部類に入る。
性能面は纏まっているが、最終的にはラスボス武器である真名ネブタジェセルに
上述のアカキカギツメ共々完敗してしまう。
しかし、無属性大剣は非常に種類が多いが、意外にスロットや防御力アップ、
製作難易度を含めた総合力でこの武器を上回るものは少ないため、
ネブタジェセルや轟大剣【大王虎】といった強力だがレア素材も要求する武器が完成するまでの繋ぎとしては優秀である。
- 最後にグランウィルガシザーはLV15 ウィルギガントシザーまで強化できる。
その性能は- 攻撃力340
- 水26
- 素では青120、しかし匠で紫10
- 会心+10
- 防御+20、スロット0である。
G級、それも大剣では使い物にならない長めの青で斬れ味は残念かと思われた。
しかし匠を付けると僅かながら紫ゲージが生まれ、
その場合の期待値は低い属性値を考慮しても全水大剣でトップである。- 僅か10しかない紫ゲージだが、幸いにも大剣は手数武器では無い故に致命的な訳ではなく、
二つ名武器特有の狩技ゲージが溜まりやすい仕様を活かして絶対回避【臨戦】を多用して斬れ味を維持すれば、
意外に継戦能力は悪くない。
比較すると攻撃力は同点で、斬れ味、スロット数、属性値はあちらが高い。
あちらは製作難易度が比較的低く、こちらよりも丸い性能をしていて扱いやすいが、
上手く狩技やスキルで斬れ味を補えばこちらにも勝機は十分にある。
製作難易度の面を考えても玄人向きの武器と言えるだろう。 - 同じ二つ名武器のライバルとしては鬼包丁唐草【竜裂】が、
攻撃力340防御力+15に申し訳程度の会心率+5%と似たような性質をもつ。
これだけなら会心率と防御力で5上回り水属性があるこちらに分があるように見えるが、あちらは匠+1から紫が25もでる。
癖もなく相手も選ばないためあちらの方が汎用性があるといえる。
大剣という武器種自体が物理重視といえど水属性を活用しなければやや厳しいか。- 全くの余談だが、形こそ大きく違えど両者とも暗い紫に赤い模様が際立つ異様な色合いをしている。
禍々しい色の蟹爪に包丁となんともヤバい料理ができそうな組み合わせである
血染めの毒ネギなんかも揃えば更におぞましいことに
- 全くの余談だが、形こそ大きく違えど両者とも暗い紫に赤い模様が際立つ異様な色合いをしている。
MHR:S
- MHW、MHRiseと続いた休暇明けにダイミョウザザミが大社跡を出張訪問したため、この系列も復活。
起点になるレッドシザーは一発生産の他、コウリュウノキバIからの強化でも製造できる。
攻撃250に水属性32、素青50と立派なMR基準の性能であり、特にMR2緊急のビシュテンゴ亜種には効く。- ただ、MR1のモンスターは緊急のヨツミワドウも含め多くが水属性。
物理性能も十分なものがあるが、先を見据えて流斬り連携にシフトしたならともかく、
上位そのままの溜め斬り連携で戦うなら、より生産しやすいカムラノ武大剣が選ばれることも……。
- ただ、MR1のモンスターは緊急のヨツミワドウも含め多くが水属性。
- MRヤツカダキ素材の入手でレッドシザー改へ強化。ザザミのレア素材も必要になる。
斬れ味はそのままだが攻撃力は300まで伸び、火属性の亜種も増えているため活用機会は十分。
なお、レッドシザーからはギザミブレイドへも派生するのでここが分岐点になる。
- ストーリークリア後、傀異化した血を使って究極強化・グレートシザーに至る。
その性能は……- 最終大剣では標準レベルの攻撃力330
- 斬れ味は白70、匠3から紫
- 一応3番手の水属性46
- スロットはLv2が2つ、Lv1が1つ
- 百竜スロットはLv3
- あってうれしい防御ボーナス+30
ただ、同じバランス寄りでも会心率勝負のあかねさす紫微両断剣改や
斬れ味重視のキリサキと並ぶと、どうにも中途半端という印象は否めない。
スロットや防御ボーナス、斬れ味白の長さなど扱いやすさで勝る点を押していきたいところ。- 同じ攻撃力330なのに属性値が2倍近い属性特化の水斬カタラクドロス改、
マイナス会心だが攻撃力が20上回る物理特化のヴァルトス・レピ改がいる以上、
水大剣での火力の頂点を目指すのは難しいので、運用性重視という指針は十分セールスポイントになる。
この場合、真のライバルは防御ボーナスまで同じ真蛙式・ヨリ斬リ改になるか。
属性値と攻撃力のバランスを入れ替えた調整版とも言えるので、最後は好みで選ぶのも良いだろう。
余談
- 初登場のMH2では
- 巨大なカニの爪そのままともいえる大胆な見た目
- 見た目のインパクトを直球で表現した武器名
- 下位序盤では非常に役立つがそれ以降出番のないアンバランスな性能
- 同じレッドストライプ系から派生するギザミ大剣の有用性
某巨大掲示板にグレートシザー専用スレが立つほどの謎の人気を誇った。
日々グレートシザー愛を語り合う中で様々なコピペが生まれたほか、
グレートシザーで上位クエストをクリアするなどのやり込みや、
グレートシザーを装備したハンターのイラストの投稿も数多く行われ、
中にはタラバガニの殻からフィギュアサイズのグレートシザーを自作してしまう猛者さえ存在した。- なお、奇遇にもMH2の説明書の大剣の項に描かれているハンターもレッドストライプを担いでいる。
MH2から始めたプレイヤーでは大剣=これ、という印象もあったのかもしれない。
関連項目
モンスター/ダイミョウザザミ
モンスター/ダイミョウザザミ亜種
モンスター/矛砕ダイミョウザザミ
武器/ザザミ武器
武器/キリサキ