MHXに登場する装備群で、同作に登場する特殊個体:二つ名持ちモンスターの素材を用いて作成する。
MHST2など一部派生作品にも二つ名装備は登場しているが、本項ではメインシリーズのものを紹介する。
目次
概要 
- 二つ名持ちモンスターの狩猟を成功させると、
二つ名持ち固有の素材と、クエストレベルに応じた二つ名狩猟の証というチケットが入手できる。
これらの固有素材、及び狩猟の証は「二つ名装備(二つ名武具)」という特殊な装備の生産・強化に必要となる。
- 武器にせよ防具にせよ、最大レベルまで強化しなければ中途半端な性能のままで真価を発揮できないため、
とにかくまずは目当ての相手を一通りクリアすることが強く推奨される。- 特に後述するように防具は防御力が低いだけではなく一部のスキルが発動しない。
最低でもそのレベルまでは強化してから使いたい。 - また武器防具共通の特徴として、スロットを一切持たないため拡張性はお守り次第である。
武器防具共に二つ名装備にするとスキルの追加は更に厳しくなり、
スキルを2個追加する場合は神おまの出番となる。 - 上位相当からは他のランクのチケットが報酬に出る可能性はあるが、
下位ではあくまでそのランクの物が2枚ずつしか出ないため、
特に防具は律儀に段階毎に強化していくと最悪30回近く戦わなくてはならなくなる。
狩猟の証を10から揃えつつ過程で手に入った分だけ短縮する形で揃えた方が、
遥かに精神的にも含めて労力が掛からない。
特にアイテム無しで開始・捕獲しなければならないクエストの回数が減ればかなり楽になるだろう。 - 説明文は全て同じ内容となっており、最初に必ず各二つ名の名称が入る。
- 特に後述するように防具は防御力が低いだけではなく一部のスキルが発動しない。
二つ名武器 
- 二つ名武器には攻撃時に狩技ゲージが溜まりやすいという特徴がある。
明鏡止水や狩技ドリンクとは異なり、攻撃以外によるゲージ蓄積には影響しないが、
攻撃であれば砲撃や猟虫もきちんと補正対象に含まれており、
スキル枠やアイテムを消費せず装備するだけで効果が発揮されるため、狩技主体の戦法では非常に有用。
しかもゲージ上昇は1.2倍と、単体では最高の増加率を誇る。
必要ゲージ量が多い狩技でも、二つ名武器を装備することで一気に使い勝手がよくなることもある。
- ただし、二つ名全てに対応した武器があるとは限らず、種類によっては特定の属性武器が無いケースも多い。
例えば片手剣だと大雪主と矛砕の素材で作れる氷属性および水属性の二つ名武器が無かったり、
双剣は黒炎王の素材から作れる火属性のものが無く、紫毒姫の毒属性武器しか作れなかったりと
武器種ごとの属性保有武器の数にも大きな偏りがあったりする。*1- その中でも龍属性に至っては全二つ名武器の中でも一切存在せず*2
例えそれがボウガン系であっても龍属性弾に対応したものはほとんどないため、
龍属性が弱点のモンスターに対しては二つ名の龍属性で攻めるという戦法はほぼ不可能になっている。
- その中でも龍属性に至っては全二つ名武器の中でも一切存在せず*2
- 大半が通常種の色違い・模様違いであるが、一部に新規デザインの武器も存在している。
通常種武器が無い武器種に二つ名武器限定で登場しているものや*3、
通常種武器も存在しているが全く違うデザインに置き換わっているもの*4など、
いくつかのパターンで登場しこちらを楽しませてくれる。
更に黒炎王武器と金雷公武器の2つの武器群はほぼ全ての武器が通常種武器と細部デザイン違いという、
二つ名武器の中でも破格の扱いとなっている。
鎧裂武器は原種のギザミ武器である片手剣・狩猟笛がダイミョウザザミとのハイブリッドであるため
盾蟹素材も生産時に用い、見た目もハイブリッドのままギザミ原種部分を色変えしたものとなっている。
鏖魔武器はライトボウガン以外が原種武器色変えとなっているが、
ディアブロスの頭部を模した武器でも鏖魔の特徴である枝分かれした頭角がデザインに反映されておらず、
少し残念である。
プレビューで二つ名武器と通常種武器のデザインの違いを探してみるのも面白いだろう。
逆に解説文はほぼ全部同じような文章で統一されているため面白みは全く無いが。
- 二つ名武器の大半は原種の武器名になぞらえつつ、
「グロード」「ルドラ」「ラファガ」と言った固有の銘を冠する*5。
- 尚、MHXにおいては、狩技ゲージ補正があるためか少しばかり控え目な性能であったが(燼滅刃武器除く)、
MHXXにおいては無属性武器を中心に全体的に性能が高めになっており、
狩技ゲージ補正抜きにしても一線級のものも多い。逆に燼滅刃武器は控え目になったけど。
二つ名防具 
- 二つ名防具は通常個体の防具とは外見上のデザインが大きく異なる(剣士とガンナーで全く同デザインだが)。
また、二つ名防具には二つ名スキルという特殊なスキルが発動する。
二つ名スキルは所謂「複合スキル」なのだが、防具の生産時点ではスキルポイントが有効化されず、
防具をレベル6まで強化することで初めてスキルポイントが開放されるという特徴がある。
更に14レベルまで強化するともう一つスキルが追加された「真・○○(二つ名の名称)」が発現する。
なお、これらの武具はレア度も「X」という特殊なものになっている。- 二つ名防具は確かに強力ではあるが、それはあくまで「レベル6以上まで強化した」時の話であり、
二つ名スキルが無いと単純にスキルが2つ少なく、また防御力も低いので「下位装備を着ている」のに等しい。
そこまで行っていない状態で上位以降のオンラインで着て行くと、
周りから白い眼で見られることになる。十分気をつけたい。 - MHXXで解禁された新二つ名持ちモンスター防具は、
G級からの解禁となりレベル11扱いなのか、全て生産段階から二つ名スキルが備わっている。
また、上述した様にレベル14以上で「真・二つ名スキル」が追加されるので、
G級の中でも高難度のクエストに挑戦する場合は少なくともここまでは強化しておきたい。
尤も、真・二つ名スキルで追加されるものはイマイチ実用性に欠けるものばかりなのだが。
- 二つ名防具は確かに強力ではあるが、それはあくまで「レベル6以上まで強化した」時の話であり、
- MHXXで追加された防具合成には、初期時点では対応していない。
HR100で解放される、対応する二つ名持ちモンスターの「超特殊許可クエスト」を
自分で受注してクリアすることで、ようやく二つ名防具を防具合成に使用することが可能になる。
オトモ装備 
- 二つ名の固有素材も端材
(上位のものは「銘端材」、G級のものは「真端材」および「天端材」と呼ぶ)に変換する事が可能で、
当然ながらオトモ装備にも二つ名武具および二つ名S装備が存在する。
こちらもかなり強力で、物によっては
オトモのステータスを合わせると攻撃力が300近くにまで達する事もある。
ただ残念ながら、Xではニャンターのサポートゲージが溜まりやすくなったり、
オトモのサポート行動の発動を早めてくれるなどの恩恵はない。
- MHXXではG級追加に伴いX、XXシリーズが追加。
また二つ名武器には、攻撃によるサポートゲージの上昇率が高まり
ゲージが溜まりやすくなる特殊効果が付いた。
ハンターの狩技ゲージボーナスのニャンター版といえる効果だろう。
- こちらにも龍属性武器は存在しない…かと思いきや、
実は異形ネコハンマーが二つ名装備として扱われている。
- Sシリーズが生産リストに追加されるトリガーは対応する銘端材の入手ではなく、
対応する二つ名持ちモンスターの特定Lvのクエストクリア(たいていはLV8か9)となっている。
- X武器・X防具追加の条件はキー素材の入手が条件だが、G級素材*8の入手で良い場合と
真端材の入手が条件になっている場合とがある。
- XX武器はG4のクリアで開放される。
XX防具は基本的にはG3以降限定素材の入手で開放される。- XX防具はクエストクリアが条件になっていないため、
例えば青電主G5に出てくる金雷公を狩り続けることで
金雷公の特殊許可を一切進めなくても金雷公XX防具を揃えることが効率はともかく可能。
- XX防具はクエストクリアが条件になっていないため、
余談 
- 二つ名持ちモンスターの素材を用いた武器を使うと「狩技ゲージが溜りやすくなる」
と言うのは前述した通りだが、龍歴院の武具屋兼加工屋から「そういうモノ」だという結果が
語られるのみでなぜその様な特性があるかは一切語られない。
十中八九ゲーム的な個性付けのためであり、獰猛化自体が謎であるため。
狩技との関わりが深いのはむしろ獰猛化の方であるが、
獰猛化素材を多用した武器にはその様な特性は無く、
また二つ名モンスターをどこを攻撃しても狩技ゲージが多く溜まる事もないし、
対となる二つ名防具に狩技ゲージに纏わる性質はない(青電主と鏖魔には狩技ゲージに纏わるスキルはあるが)。
それに関わるアイテムやそのベースとの関わりも皆無である。
大型モンスターであれば殆どのモンスターが対応する獰猛化に対し、二つ名が存在するのは全体の一握り。
果たしてこの二つには如何なる関係性があるのだろうか。多分ないだろうけど。
関連項目 
システム/二つ名持ちモンスター
システム/二つ名スキル
システム/特殊許可クエスト
防具/異形シリーズ - 作成時に二つ名持ちモンスターの素材が要求されるが、厳密には二つ名防具ではない。