武器/レイニィ・ジェリィ

Last-modified: 2023-11-22 (水) 20:51:56

異国の傘を思わせる、美しき
双剣。その神秘的な意匠は、
見る者すべての心を震わせる。
(レイニィ・ジェリィ)

その優美さに心は痺れ、刹那の
油断が血の雨を呼ぶ。麗しの
レイニィ・ジェリィ強化版。
(ゴーリィ・ジェリィ)

悲しみの血の雨の中で、ひとり
静かに、優美に、挽歌を謳う。
麗しくも残酷な暗殺者の末路。
(エレジェント・ジェリィ)

目次

概要

  • MHRiseで登場したアイテム、ゴシックラゲを使用した双剣。
    説明文から察せる通り、外観は紛うことなき
    そして、抜刀すると仕込み傘のようにレイピア状の刀身が現れる。
    • 傘を武器にするというのは、先駆者の番傘があるもののこちらは小振りなオシャレ傘であり、
      攻撃時に傘が開くギミックが搭載されていない。

性能

MHRise

  • レイニィ・ジェリィIを直接生産し、IIを経てヤツカダキを含む入手が面倒な上位素材で強化される。
    上位最終強化ゴーリィ・ジェリィの性能はというと
    • 状態異常武器としては平均的な攻撃力180
    • 斬れ味は素で青30、その下の緑が10しかない。匠4でが出る
    • 麻痺属性19。双剣の手数を考慮するとかなり優秀
    • 嬉しいLv2スロットとLv1スロットが各1つずつ
    • 百竜強化は「攻撃力強化II」「会心率強化III」「属性強化【麻痺】I」
    拘束力に長けた、優秀な麻痺属性の双剣として完成する。
    派生強化では無いため他から百竜強化を引き継いだりはできず、
    またこの武器から他素材への派生もない。
    麻痺の百竜強化を施し、麻痺強化Lv3を発動させればその属性値は驚異の30に達する。
  • 現実的なことを言ってしまうと、麻痺30という数値は非常にロマンあふれるが、
    双剣の手数で考えるとあまりにも過剰すぎるというとんでもない値である。
    そもそも麻痺19の時点で破格であるため、これ以上の麻痺性能の向上は狙わず
    素直に攻撃や会心に振ってあげたほうが実用的。
    その場合、レイジネイルーと、属性×麻痺型百竜双刃が唯一無二の個性を放ち
    あまりに強力すぎるライバルとなってしまう。
    • 一応オンラインでの拘束役や、百竜夜行のミッション達成とモンスターの進行阻止の両立では
      すさまじい活躍、もとい足止め頻度が容易に想像できる。
      他との差別化も考えるなら、マルチプレイ貢献用の特化武器と割り切るのもアリか。
  • 素の斬れ味にやや難があるため、業物か剛刃研磨を発動させておきたいところ。

MHR:S

  • サンブレイクではマスターランク素材の「アンゴシックラゲ」や、
    ヤツカダキ亜種などの素材を使うことでゴーリィ・ジェリィ改に、
    傀異化した爪と傀儡異調査チケットを用いることで「エレジェント・ジェリィ」となる。
  • 性能は
    • 状態異常武器としても控えめな攻撃力300
    • 斬れ味は何があったのか、素でそこそこの白
    • あまり伸びはしなかったが、十分すぎる麻痺属性21
    • スロットはLv2&LV1と変化なし
    • 百竜装飾品スロットはLv2
  • 特筆すべきはやはり斬れ味の改善。
    双剣の手数を考えると頼りなかった斬れ味が白50に伸び、MRでも耐えうる実用的な出来栄えとなった。
    攻撃力、麻痺属性値、百竜スロットが上手くまとまったバランスの良い構成となっている。
    • その他、単純に特殊属性武器自体が若干ながら追い風を受けている。
      サンブレイクアップデートによって、鬼人化中は状態異常蓄積値に1.35倍の補正がかかるようになり、
      鬼人強化中でも状態異常蓄積値1.2倍と状態異常武器にはありがたい上方修正となった。
      加えて一部の攻撃は状態異常補正が上がっているため、実際の数値よりも遥かに蓄積値は多い。
      その上、鉄蟲糸技に状態異常の蓄積に向いた「螺旋斬」が追加されたことも嬉しい。
    • 麻痺属性強化スキルをつければ、Lv1で23、Lv2で25、Lv3で30とキリよく増加する。
      うさ団子の「秘伝・サトウテキ大福」を今作の新要素の跳び竹串の最上段に据え*1
      災禍転福を発動させれば麻痺属性値をさらに伸ばせる。
      とはいえ、麻痺蓄積値は中途半端にあっても切り捨て計算される為、ちょうど30あればそれ以上は過剰気味、
      モンスターの状態異常耐性が上昇するマルチプレイはともかく、ソロプレイには十分な数値である。
    • 麻痺属性を一切強化せずとも、並のモンスターならば20回も殴れば麻痺し、
      場合によってはエリアチェンジするまでに3回麻痺させるような芸当も……
      耐性値が高い傀異化モンスター相手だとフルでも3回が限度な上、自身の攻撃力が低くなりがちなので、
      ガランゴルム等の属性肉質が渋い相手でなければ無難に弱点属性の双剣を担ぐなりする方が良いかと思われる*2
    • 麻痺以外の全てを捨てる覚悟があるなら、伏魔響命も組み合わせてみよう。
      キュリアが3匹いる状態で更に上記のスキル達も発動すると、麻痺属性値は圧巻の59に。
      もはや双剣で持っていい麻痺値ではない。
      ここまでくると、モンスターによっては螺旋斬で1回小突くだけで麻痺発動することも。
  • 本作には麻痺双剣が数本存在する。
    まず、カスタム武器である百竜双刃は上位性能止まりであり、MR非対応のため無視していい。
    もう1本のレイジネイルー改め肉球乱舞爪は、属性値14と斬れ味白20がやや心許ないものの、
    こちらより高めの攻撃力320とLv4スロット・Lv3百竜スロットが魅力となっている。
    状態異常値よりも攻撃力を取りたい場合はこちらがいいだろう。
    もう一対ライバルはいるものの、あちらは雷との双属性で用途や運用方法が違うため比較はできないだろう。
  • Ver.11で状態異常確定蓄積スキルが追加。
    鬼人回避モーションが機敏で手数も多い双剣との相性は抜群。
    単純計算で蓄積値が3倍になるため効果発動時の乱舞は圧巻。耐性が上がっていないモンスターなら即座に麻痺するだろう。
    同バージョンでは傀異強化で素の麻痺属性値を上げられるようになったことも大きく、
    これによってようやく伏魔響命なしでも十分な実用性を発揮できるようになった。
  • Ver.13からは回避性能状態異常確定蓄積に加えて蓄積時攻撃強化を積むことで、
    実用的な回避性能型麻痺双剣スタイルを構築する事が出来るようになった。
    麻痺属性値に不安を感じるなら、麻痺攻撃強化、武器の傀異錬成、災禍転福で補おう。
    上手く立ち回れば1回のクエストで10回を超える麻痺を発動にする事が可能。
    属性双剣に火力では劣るものの、ソロでは常時麻痺が誘発できる為に安全な狩猟が可能で、
    オンラインでは1人いれば輝けるであろう麻痺拘束役になれる。
    • 麻痺属性武器は物理攻撃力にダメージが依存する為、攻撃力の強化も忘れてはならない。
      状態異常確定蓄積巧撃を発動させてナンボなスタイルである為、
      鬼人回避でのジャスト回避ができる腕前を持っている事が火力を引き出す鍵となる。
      回避性能を積めば攻撃を躱しやすくなるものの、完全な無敵になれるわけではない為、
      回避距離の方も1以上付けておくと良い。ダッシュ距離と速度が上がる為に劇的に回避しやすくなる。
      剛心をつけておくと、回避に失敗した時に吹っ飛ばされずに済むので保険として機能する。
    • 火力でゴリ押し気味の属性双剣スタイルより、こちらの方がアクション性は高いと評判。
      ジャスト回避をガンガンこなせる地上型双剣使いに人気のスタイルとなっている。
      現状は無属性・毒属性・爆破属性双剣が属性双剣に食われている惨状なので、
      どんなモンスターにも担いでいける汎用双剣枠としてもありがたい存在となっている。
      また、鬼人空舞よりも低威力の鬼人突進連斬だが、スタミナを消費せずに位置取りができる為、
      こちらの回避性能と組み合わせたスタイルには意外と噛み合う。
  • Ver.14では傀異錬成のスロット拡張ボーナスにより、攻撃力+30&斬れ味ゲージ+10が与えられ、
    斬れ味が白である事以外に欠点の見当たらない、高い性能を持つ麻痺双剣として光が当たる事となった。
    装飾品に状態異常確定蓄積剛心、4スロ版巧撃が出現したのも追い風となり、
    麻痺双剣ながら、そこいらの物理双剣にも劣らないような高い火力を構築可能。
    余裕があれば、傀異錬成で蓄積時攻撃強化粉塵纏で火力を伸ばしていこう。
    • 一方で、このボーナス獲得によって斬れ味に難のあった
      もう1拳1組の麻痺双剣「肉球乱舞爪」が台頭してきており、
      あちらは斬れ味と麻痺属性値が低いものの、攻撃力が高めの配役となっている。
      斬れ味と麻痺属性値は傀異錬成によって補う事が出来るようになった為、補強さえできれば、
      高めの攻撃力に加え、百竜スロットLv3とスロットLv4を持つあちらに軍配が上がるだろう。
  • Ver.15では天衣無崩スキルの登場により「肉球乱舞爪」が再び鬼人激化スタイルで戦えるようになった。
    エレジェント・ジェリィはこれまで通り、安定した性能を活かした麻痺双剣の立ち位置となる為、
    2本が微妙な性能違いであった麻痺双剣も、ここにきて明確に差別化された形になる。
    無被弾かつ常時鬼人化で戦えるなら「肉球乱舞爪」の方が強力なのだが、
    エレジェント・ジェリィは相変わらず装備構成の自由度が高い為、火力だけに捕らわれず快適性も重視できる。
    攻撃力は相変わらず控えめだが、高い麻痺値属性値を持つこちらはマルチでのサポート向きだろう。
    天衣無崩に拘らないなら、新たに登場した百竜スロットLv2スキル「鬼人強走」をつけるのも面白い。
    こちらは攻撃が当たっている間だけスタミナ消費を緩和してくれるので、麻痺狙いの継続戦闘能力が高い。
    • とはいえ、他の属性武器に比べるとまだまだ火力が大きく劣る為、利便性だけが最大のメリットとなる。
      防具の傀異錬成が完成してくると、それすらも「肉球乱舞爪」に奪われがちであるが……
    • 幸い、双剣は鎖鎌ガルクと相性が良く、属性特化ガルクを2匹連れて行けばある程度火力差を埋められる。
      麻痺武器はモンスターの足を止められる為、ガルクの大技「鎖鎌振り回し」のフルヒットが狙いやすく、
      加えて双剣は、螺旋斬と乱舞を交互に撃つ事で、ガルクに永久的に大技を誘発させ続ける事が出来る。
      この属性武器が猛威を振るう環境の中、エレジェント・ジェリィの物理攻撃力ではいずれ限界が来るため、
      ハンターの攻撃だけでダメージを稼ぐのではなく、ガルクと協力してダメージを稼ぐ必要が出て来るだろう。

余談

  • ジェリィは英単語【jelly】のこと。日本語ではゼリーとなるが、本来の発音はジェリィが近い。
    素材元がクラゲのため、【Jellyfish(クラゲ)】の「ジェリー」だと思われる。
  • レイニィとはご存知【rainy(雨の、雨の多い)】のこと。
    また武器デザインも含め、雨降りに広げる『傘』とクラゲの『笠』が掛けられている。
    洒落た訳し方をするなら「雨降りジェリィ」となるだろうか。かわいい。
    • 上位最終強化のゴーリィはまるで耳なじみがないが、素材元の強烈な刺胞毒を考えると
      おそらく【gally(脅す、びっくりさせる)】だと思われる。
      意図しない物事や強い意味合いで使われることがある。不意にドッキリとはクラゲらしい……。
    • 米国の発音はギャリィだが英国ではゴーリィとなり、『ゴシックラゲ』の名に従うなら
      英国の発音の方が正解なのだろう。
      またこれ自体がゲイリー、ギャリーといった人名に使われることがある。
    • 英語版の名前は「Rain of Gore」。ジェリィはどこに行った
      解説文の「血の雨」も併せて考えると、「ゴーリィ」は「血まみれの」といった意味のある
      形容詞【gory】の可能性もあるだろう。

関連項目

アイテム/ゴシックラゲ
武器/ジャーニィ・ジェリィ - 同じくゴシックラゲを使用するヘビィボウガン。
武器/カムラノ鉄双刃 - こちらと同じく片方の剣を鞘として扱うギミックを持つ。


*1 最上段でも発動確率は60%なので謹製おだんご券を使えば確定発動可
*2 傀異凶化を野良でも安全に解除できそうだが、ほぼタイミングを調整できないので傀異凶化中に麻痺させられるとも限らない。相手を行動不能にさせたいのなら、各種ガスガエルや雷毛コロガシ等の環境生物の他、罠にハメてしまう方がタイミングの調整も効くためそちらをオススメする。