この世を打ち崩す白き雪神の、第四の声の具現。
構えた刀で、神は広がる海を≪切り刻む≫。
ウカムルバス素材から作られる太刀。
目次
概要
MHP2G
- 今作が初登場。性能は
- 他を圧倒する攻撃力1680(武器倍率350)
- 無いよりはマシの氷属性120
- 素で青10、匠で白20のやや心許ない斬れ味
- かなり低い会心率-30%
- 防御+10にスロットなし
勿論この攻撃力は全太刀中トップである。
- 攻撃力は圧巻なのだが、酷いマイナス会心に白ゲージというのが足をかなり引っ張っている。
白ゲージ時の期待値が420.875であり、攻撃力に優れるコイツらに負けてしまっている。
しかもその白ゲージも匠必須な上にたったの20しかない。これではマトモに運用することすら難しい。
- ライバルと言えるのは氷刃【雪月花】とダオラ=レイドだろう。
一応この2振りよりは期待値は高い*1が、双方ともに紫ゲージを備える上にスロット付き、属性値もこちらより高い。
普通に相手をすればかなり分が悪いので、こちらは斬れ味の悪さを逆手に取ってラージャン辺りに担ぐのが最適か。
- 作製には当然のように崩天玉を要求される。十分に考えた上で作るべきだろう。
MHP3
- 前作ではウカムルバスが登場しなかったが、今作にて復活。
この武器も再登場を果たす事となった。
- 性能は
- 全太刀中トップタイの攻撃力250
- 昔より微増した氷属性14(他作品の140に相当)
- 素で長い緑、匠で青10という案の定劣悪な斬れ味
- やはり低い会心率-20%、防御+15にスロットなし
武器倍率にして100下がったと言えばどれだけ弱体化したかよく分かるだろう。
いくら上位までとは言え少々やり過ぎではなかろうか。
- 弱体化されたのは前述の通りだが、その所為で相方のタンネカムトルムに攻撃力で並ばれてしまった。
しかしP2Gでは期待値で敗北していたが、今作では匠さえ発動すればこちらが上回る結果になっている。
それでも青がたったの10しか出ず、匠必須なのでスキル自由度で言えば完敗である。
氷が効く相手に担いで差別化したい所。
- また、今作初登場のドボルベルクの太刀山薙ワイルドハイトが目の上のたんこぶとなる。
攻撃力こそ220だが匠で白ゲージが出現し、マイナス会心も無い。
瞬発火力の時点で負けており、長さもこちらよりはマシな20、
しかも白から青は青から緑に比べて火力低下が小さいなどの点も踏まえると物理面では全く歯が立たない。
その上スロットや作成難易度も負けており、はっきり言って勝てる要素がない。
- 今作では氷属性太刀が他に六花垂氷丸しかない。
物理面では完勝だが、白ゲージに30の属性値は使い勝手が良い。
作製時期も早いので攻略段階では専らそちらに頼るしかなく、
こちらはやっと作製できたとしてもゲームはもう終わりかけである。
よってストーリー上での出番はほぼ無いと思ってもいい。
- とまあロマンはあるがかなり境遇が残念でもあるという変わった武器である。
やっぱりレア素材の宝玉を要求されるが、ぶっちゃけ作る意味は薄いので他の武具に回した方がいいだろう。
MH4G
- 前作では登場が叶わなかったが、今作ではめでたく復活。
例によってこの武器も復活することとなった。
- 生産時の性能は
- やっぱり高い攻撃力858(武器倍率260)
- やや減少した氷属性100
- 素で緑、匠で青20と少し改善された斬れ味
- P2G時代に逆戻りした会心率-30%
- 最早恒例の防御+10にスロットなし
その反面属性値や会心率などに下方修正が入っているのでどっこいどっこいといった所。
- 今作はG級追加版であるが、この武器は上位武器である。
よってG級に強化先が存在するわけだが…
崩天刀ウコトオンカム
- MH4Gにて登場したウコトカムルバスの初となる強化先。
気になる性能は…- 何かがおかしい攻撃力1188(武器倍率360)
- やはり微弱な氷属性120
- P2G時代を彷彿とさせる素で青20、匠で白20の斬れ味
- 据え置きの会心率-30%にスロットなし
- 防御ボーナスは+20に増加
- 注目すべきはやはりそのぶっ飛んだ攻撃力。
今作の全太刀中どころか、歴代メインシリーズの全太刀中最高*2という驚愕の数値である。
かの発掘武器の最高性能でさえ武器倍率340という事からも
この数値がどれだけのものかが窺い知れよう。
- 更にこの性能で何故かレア度9。即ち極限強化のハードルが低い。
極限強化【攻撃】を施せばその攻撃力は1254にも達する。
ここまで来るとあろうことかその辺のG級大剣の表示攻撃力を普通に上回っていたりする。
- 今までは相方のタンネカムトルムの前に屈することが多かったが、今作ではかなり優勢である。
まず期待値だが、倍率換算にして0.96という微妙な数字でこちらが勝利。
属性面もあちらは無属性なのでこちらに軍配、斬れ味も白と青でこちらが有利。
更に防御ボーナスはこちらにしかなく、スロットなしは向こうも同じ。
よって総合的に見ればこちらが一歩リードしていると言える。
こちらは白ゲージ20なのに対してあちらは青ゲージ30なので最大火力の持続では負けているが、
太刀の手数では当然それ以上の斬れ味消耗を強いられる上、
クーネタンカムは緑ゲージに落ちると火力がガタ落ち*3してしまう。- ただ、両太刀の期待値は攻撃力に補正を掛けない状態でこそ
崩天刀の方が優位なものの、会心率がプラスかマイナスかの違いにより、
覇剛刀の方が攻撃力上昇補正とは相性が良いと言う点がある。
なので爪護符や刀匠、極限強化【攻撃】などの『攻撃力が上がる』補正を掛けた場合、
両太刀の最大期待値は逆転してしまうことには留意しよう。
まぁ、逆転すると言ってもその差は僅かな上、此方にしかない強みの方が多いので、
余り気にすることはないかも知れないが…。 - 今作では絶衝虎刀【餓王】に瞬発火力最高の座を譲っている。
しかしあちらは斬れ味紫の長さが10しかない為、最大火力の持続力は劣っている。
一方でその後に続く長大な白がある為、総合的な継戦能力では此方が劣ることになる。
この辺の違いを意識して担ぐ武器を選ぶと良いだろう。
- ただ、両太刀の期待値は攻撃力に補正を掛けない状態でこそ
- 氷属性武器としてのライバルはクシャ太刀のダオラ=ストームか。
物理面では圧勝だが、あちらは紫ゲージに高い氷属性、スロット2を備える。
太刀は属性寄りである以上、氷弱点の相手には彼方が選ばれてしまう。
物理か属性かで住み分けするのが望ましい。
肉質が柔らかくヒットストップが起こりやすいラージャンあたりはウコトオンカムの方が使いやすいだろう。
- やっぱりレア素材の崩天玉を要求される。
過去作と比べると大分使いやすくはなっているが、それでも作製は慎重にしよう。
MHX(X)
- 今作でもアカムとともに登場。MHXでは上位からウカムルバスと戦える。
- 崩刀ウコトカムルバス(生産時)
- 攻撃力250
- 会心率-25%
- 氷属性10
- 斬れ味は緑、匠+2でも緑
- 防御力+10、スロット0
- 崩天刀ウコトオンカム(最終強化)
- 攻撃力250
- 会心率-20%
- 氷属性14
- 斬れ味は緑、匠+2で青
- 防御力+15、スロット0
- 2回強化でこの性能。攻撃力は変わらず、斬れ味と属性値だけ伸びていく。
生産したてでも強いと言えば強いが…斬れ味に不安があるのでなるべく強化した方が良い。
今作は匠+2の発動が難しい為、緑ゲージの攻撃力が上げる鈍器スキルが最適。
- MHXXでは、上位武器から限界突破によりさらなる強化が可能となった。
- 崩界刀ウコトカムノミ(究極強化)
- 攻撃力360
- 会心率-20%
- 氷属性16
- 斬れ味は素で青、匠+2で白
- 防御力+20、スロット0
- 崩天から崩界へ。攻撃力重視の氷属性武器としては言わずもがなの武器。
相変わらず攻撃力期待値が高いので物理に弱く、弾かれにくい氷弱点モンスター相手には十分な性能。
しかし、今回ほぼ完全な上位互換ともいえる銀嶺ガムート武器、銀嶺刀が登場してしまった。
あちらは最後まで強化すると攻撃力370でありながら会心率5%、
この武器と同じ氷属性値16に加え、同じスロ0でもあちらは二つ名故に狩技ゲージ上昇効果を持っている。
斬れ味は素で緑だが、匠+2運用で白になり、この武器の匠+2と並ぶ。
これにより物理期待値で大きな差をつけられてしまう。
まぁ素材元が一筋縄ではいかない上に、
1から5までの狩猟の証やストッパーになりやすい鼻棘の存在など作成にかなり手間がかかるが… - …がしかし、他にも同じ匠+2のライバルとして、
こちらの白より長い紫40でこちらとほぼ同じ物理期待値を持ちながら
比べ物にならないほど圧倒的な属性値を誇る白猿薙【ドドドド】や、
それと鎬を削る白兎棘刃イナバの存在は無視できない。
ついでに通常ガムートの太刀もこれらに近い性能となっている。 - 総じて、象・猿・兎の完全包囲網になすすべもないのが今作の白き神の実情だろう。
相方はなんかすごいことになってるのに…
余談
- ぶっちゃけ「ウカムルバスの顎を模した大剣」と言われた方がしっくりくる見た目をしている。
というか鞘さえなければ完全に大剣である。
実際に装備してみると背中に掛けただけでハンターの上半身を丸ごと覆い隠すほどデカい。
当の大剣は大剣で到底大剣に見えないなど、武器の見た目と種別が噛み合ってなさすぎである。