武器/忘却のオストラコン

Last-modified: 2024-10-15 (火) 23:09:43

冥界に鎮めし異形の哀絶。
闇は記す。忘れ去られし刻の
狭間で、嘆き哀しむ者の姿を。

目次

概要

  • 巨戟龍ゴグマジオスの素材を用いた大剣。
    外見はゴグマジオスの堅牢な素材を用いた暗い大剣で、
    何者かによって封印の為に縛り付けられた石碑の様にも見える。
    • 強化前からすると、石碑の「様」では無く、本物の石碑を加工した武器なのかもしれない。
  • 嘆きの碑を生産し、本武器である忘却のオストラコンに強化出来る。
    例によって素晴らしいセンスを遺憾無く発揮している解説文である。
    マジオス武器は「○○の××」という名前で統一されている為、
    THEウェポンズ四字熟語を冠すアーム辺りに比べると
    若干大人しめな名前という印象を受けるかもしれない。

性能

  • 気になる性能だが、
    • 高水準の攻撃力1440
    • ありがちな会心率-20%
    • 大剣と相性が良い睡眠属性180
    • なんと素で紫ゲージを備える
    と、これまた強烈な性能を誇る一級品。
  • 今作では数少ない、素で斬れ味レベルがMAXに達している大剣である。
    これにより、必須スキルであるを切り、その分を他のスキルに割くことが出来るのだ。
    しかし、問題はその紫が僅か10しかないという点にある。
    要するに匠の代わりに業物が必須スキルになっているのである。
    ただ、匠に比べれば発動は容易なので、匠が必要な他の大剣とは違うスキル構成も可能だろう。
    • しかし今作では防具・護石性能向上や装飾品追加により、匠発動の難易度は下がっている。
      また、真打が使えないので火力盛りで勝つのはかなり難しい。
      そして何より、まさかのディアブロテンプレ超えを果たした今作の大剣テンプレが使えない為、
      個性と引き換えにテンプレの圧倒的なスキル構成を失うことは避けられないと言える。
      「匠も業物も不要」なら素晴らしいの一言だったのだが…
      とにかく敢えてこの武器を使うなら、スキル構成には熟考と妥協を要するだろう。
  • ライバルとしては、やはり今作で大復活を遂げた角王剣アーティラートが挙げられる。
    更に白ゲージながら紫での攻撃力1584に相当する崩天剣エンテオンカム
    攻撃力1488に龍属性430まで引っ提げて来た、
    大剣界のダークホースブラックミラブレイドが立ちはだかる。
    正直なところ、アーティラートとブラックミラブレイドに対しては、
    大剣テンプレを持ち出されると勝つのは厳しい。
  • 匠不要大剣のみで考えると、ライバルは転がりながら斬れ味を回復出来る叛逆刀ローグレギオンぐらいか。
    レギオス近接武器固有の斬れ味回復による紫10という短さに反する継戦能力に加え、
    仮に抜刀会心を発動させた武器出し攻撃に限った(プラス会心を度外視して計算した)としても、
    マイナス会心を考慮したオストラコンを上回る威力を持つ。
    もちろん実際は会心率20%も併せ持っており、
    武器出し攻撃以外や抜刀会心を発動させない場合は更に差をつけられてしまう。
    非常に強力なライバルであると言えよう。
    無明大剣?いいえ、知らない子ですね。

    以上より単純な火力ではどうしてもローグレギオンに食われがちな感が否めない。
    オストラコンはやはり睡眠属性による差別化を目指したいところ。
    これ同様大剣テンプレを使ってはいけない大剣なので、
    別な防具で狩りに行きたいという方は担いでみてはいかがだろうか。
  • またマジオス武器ということで、他のマジオス武器の例に漏れず作成難易度はかなり高い。
    戦火の龍神玉に加えて、古龍の大宝玉も要求される。
    ゴグマジオス自体がかなりのタフネスを誇る相手なので素材集めには苦労するだろう。
  • 尚、PT時では大剣の180という時点でほぼ空気な睡眠属性だが、
    ソロでは大剣の手数でも1回くらいは眠らせられることが多い。
    睡眠が決まれば態勢を整えた上で、大剣ならではの寝起き2倍の抜刀会心溜め3を叩き込むことができる。
    20%の確率で抜刀会心が乗らなかったりすることがあるのはご愛嬌
    更に寝起きモーション中に続けて横殴り→強溜め3→強なぎ払いまで入れられることもあるので、
    かなりの大ダメージを寝起きに叩き込める。
    これは上記ライバルには真似できない強みであるといえよう。
    但し斬れ味紫の短さから、デンプシー等手数重視で無理矢理眠らせるのでは無く、
    あくまで基本に忠実に抜刀攻撃からの離脱を主体とした一撃離脱戦法の補助として考えるのが吉か。
    • 破壊したい部位にピンポイントに高火力な一撃を叩き込むことが出来るため、
      特に普段高所にあったり、動き回ったりで狙いづらい部位の破壊に非常に役立つ。
      破壊王を絡めて使ってみると面白いかもしれない。

余談

  • オストラコン(古希:ὄστρακον 英:Ostrakon)とは、
    原義は鉱物や陶器などの破片なのだが、考古学においては専ら碑の意味で使われている。
    陶器の破片に何かの文字が刻まれた、碑としての発見が多いのである。
    ちなみにこの言葉、由来は貝殻だそうである。
    • 実際にこの武器はそれこそ碑の様な、文字が刻まれたモニュメントの様な外見をしている。
      が、鎖まで付いているのが非常に怖い。何を封じ込めたのだろうか。
    • 尚、この武器は大剣なので現実世界のそれとは大きさがケタ違いである。
      現実世界では、古代ギリシアにて陶器に名前を刻んで投票し、
      アテネからの追放者を決めるなどというかなりえげつない使われ方をしたそうだ。
      尤も、これは権力の集中を防ぐために致し方ないことであった。

関連項目

モンスター/ゴグマジオス
武器/マジオス武器
武器/エピタフプレート - 碑を象った大剣


*1 MHの商標登録自体は2002年にされている。