MHP3にて新たに追加されたスキル。
MHXX以前はSPが+10以上で「破壊王」が発動する。上の段階やマイナススキルは無い。
MHWorld以降はレベル制になった。
目次
概要 
- 破壊可能な部位への怯みダメージが1.3倍+1になる。
要は尻尾切断を始めとした部位破壊がしやすくなるスキル。
バリスタやガンランスの砲撃等にも適用されるが、大タル爆弾等には適用されないことが多い。- 但し、部位破壊が完了した部位には効果が適用されなくなるので、
せめて全部位破壊を目指して少しでも活躍の場を与えてやろう。
- 但し、部位破壊が完了した部位には効果が適用されなくなるので、
- 部位破壊によって弱体化するモンスター、肉質が軟化するモンスターには戦術的に大きな役割を占めるスキルである。
特に部位破壊後に一部肉質が著しく軟化するアカムトルムやウラガンキン、バサルモスやグラビモスを相手取る場合、
下手な攻撃スキルよりも討伐タイムが縮むことも。
破壊可能部位を部分的に復活させる手段を持つザボアザギルなどにも有効。
また、牙破壊に通常武器がほぼ使えないジエン・モーラン戦や、
全ての部位を破壊するのが困難なアカムトルムやアルバトリオン、オストガロア戦でも需要は高い。
肉質の硬いウラガンキンの顎やリオレウス・リオレイア希少種の頭も簡単に壊せる。
非常に耐久力の高いオオナズチの尻尾相手にも便利。- 破壊王が登場する直前の作品だったMH3以降の(特にラスボスクラスの)モンスターは、
- 特定部位を破壊するまで肉質が固い、あるいは特殊なギミックでダメージの軽減・無効化を図る
- 特定部位を破壊することでダウンが奪えるなど、弱点の攻撃チャンスになる、
しかもその部位が破壊後でも復活する(スキル効果が何度でも適用される)
これらのモンスターを相手取る場合当スキルの影響は大きく、狩猟を大幅に有利に進められる場合もある。
- 逆に有効でない相手は破壊部位が少なく、破壊難易度も低いドスランポス・アルセルタスなどの中型モンスター。
基本的にこいつらはクエスト開始早々壊してしまうケースが多く、
壊したところで戦局に影響することも少ないので、メリットはあまり感じない。
とはいえ、MHP3以降は破壊可能部位自体が存在しない中・大型モンスターは非常に少なくなっているので、
部位破壊で怯みが1回程度増えるスキルと考えれば、全くの無意味になる相手もまた少ない。
- 破壊王が登場する直前の作品だったMH3以降の(特にラスボスクラスの)モンスターは、
- 装飾品は1スロ1ポイントと、3スロ4ポイントの2つが存在する。
会心率を増減させるスキルである達人のポイントがマイナスなので、両立の際は注意。
- 注意しなければならないのは与えるダメージそのものが増加するわけではないという事。
「破壊すると肉質が軟化する」「破壊すると攻撃チャンスが増える」のどちらも無い敵が相手の場合、
ただ破壊するまでの怯みが早く起こせるだけ。
仮に与えるダメージも増えるとしたら、攻撃力が1.3倍になると同義となり、相当な壊れスキルである。
- また爆弾を使った方が肉質を無視出来る分有効に思えるが、
敵の気紛れを待たずに狙った部位を確実に爆破するには拘束する必要があったり、
数に限りがあったり、まず調合分も必要になるのでポーチを激しく圧迫したりと欠点も多い。
また、尻尾の切断は言うまでもなく爆弾では達成できないため破壊王の出番である。
尻尾切断は攻撃を当てづらいモンスターも多く、成功すればモンスターの攻撃範囲を狭め、
モンスターによってはレア素材を手に入れるチャンスにもなるため、二重の意味でおいしい。- ハンマーや狩猟笛がブーメランを担いで尻尾切りに挑む場合、
真面目に破壊王(とネコの投擲術)が必須スキルと化す。
- ハンマーや狩猟笛がブーメランを担いで尻尾切りに挑む場合、
- 稀な例ではあるが、部位破壊によって該当部位が硬化してしまったり、
部位自体が消滅してしまうおかげでダメージを稼ぎづらくなる場合があるので注意が必要。
ジエン・モーランの背びれの弱点やイャンガルルガなど尻尾が弱点の各種モンスターがいい例である。
- 総評すると、
- 部位破壊によって肉質の軟化や行動面での弱体化が起こせるケース
- 部位破壊で得られる素材が貴重かつ素の破壊難度がある程度高めなケース
- サブターゲットに部位破壊が指定されているケース
攻略にも物欲目的でも利用法が存在する稀有なスキルである。
部位破壊報酬は目的の物が出るかはともかく
PTメンバーが全員等しく受け取ることができるので、
他の物欲スキルに比べて嫌な顔はされないだろう。
もちろん、部位破壊を達成するべく戦闘に貢献しての話であるが。
- 後述にも仔細はあるが、もっとも有用な使い所としては
サブターゲット達成目的の部位破壊マラソンが主な出番だろう。
一秒でも速く部位破壊を達成したいが、部位破壊後は戦闘を継続するつもりは無い。
そういう場合にはこれ以上ないスキルと言ってもいいだろう。
MHP3 
- 初登場作品…だが、この時点ではやや不憫な扱いを受けていたスキルだった。
当作のモンスターは全体的に体力が低めで、なおかつハンター側も火力を盛りやすかったため、
「部位破壊にこだわるくらいなら火力を上げてクエスト回転数を増やすべき」と言う認識が強かったためである。
前作であるMH3で散々ハンターを苦しめたアグナコトルの爪のような、
破壊が困難だったり壊しても素材が出にくかったりした部位破壊が大緩和されたと言うのもある。
またMH3にあったサブターゲットが無くなってしまったことで部位破壊の重要性が落ちた点も大きい。- よって、そこまで狙って発動するようなスキルではなく、「結果的に付いてきたらオマケ」程度の認識だった。
- 対を成す弱点特効に比べれば直接火力で見劣りしてしまうが、
部位破壊による弱体化を狙える相手には強力な対抗手段となりえる為、
あって損はない…が、優先度が低いのは事実である。
MH3G 
- 環境的な意味で言えばMHP3に続き、火力の盛りやすさやサブターゲットの未登場の関係で作品全体で見た発動優先度は低め。
ただ、同作のラスボスであるグラン・ミラオスに対してはピンポイントで大活躍するスキルとなる。
溶岩の減少、硬化の早期解除はもちろんのこと、
翼~腕の破壊は完全に済ませる前に怒り状態になると翼の部位が復活するため、
復活前に完全破壊しやすくなる破壊王はかなり有効となる。
- ちなみにMH3Gでは、「覚醒」と「耳栓/高級耳栓」や「斬れ味レベル+1」を同時に発動させようとすると、
ヘリオスX・セレネX装備に頼る事が多くなる為、この破壊王をおまけで付けられる確率が高くなる。
とはいえヘリオスXとパチンコの組み合わせは特に対アルバトリオンとの相性が非常に良く、
この破壊王も全部位破壊を円滑にするという点で貢献する。
MH4 
- MH4にてサブターゲットの復活で状況が一変。
大型モンスターの狩猟におけるサブターゲット目標の多くが「特定部位の破壊」であるため、
「目的の部位を破壊して即サブターゲット達成で帰還」するレア素材マラソンを
効率良く行うのに一役買ってくれるのである。
加えて、多くの場合サブターゲット報酬でもレア素材が出る可能性があるため、リタマラよりもメリットが多い。
特に利用されるのが、- 逆鱗よりも出づらいと評判の「寒気立つクチバシ」、
そしてこれまた出づらく、そして纏まった量を要求される「上鳴甲」を持つガララアジャラ。 - 壊し辛い・部位破壊報酬でしか手に入らない・結構な数を要求されると三拍子揃った
羅刹の金角を持つ激昂したラージャン。 - 部位破壊や尻尾剥ぎ取りでしか入手できないのに要求数が多く、
おまけに討伐に時間が掛かるダラ・アマデュラの「蛇王龍の扇刃」と「蛇王龍の尾殻」。 - 討伐難易度がかなり高いのみならずターンファイトになりやすく時間も掛かるが、
しかしサブターゲットに絞れば頭をガンランスで砲撃しているだけで
爆轟どころか怒り状態にすらさせることもなく速攻で達成できてしまう
ティガレックス希少種の「脈動する爆心」。
上記の素材を求めて連戦するなら破壊王が輝くだろう。 - 逆鱗よりも出づらいと評判の「寒気立つクチバシ」、
- 戦闘面でも、強固な甲殻を持つグラビモス・バサルモスは、
部位破壊によって劇的にダメージが通るようになるため下手な火力スキルよりも便利。
また、背中を破壊することで、熱線後のガス噴射が背中から漏れ出るようになり、攻撃のチャンスも増える。
他にも、脚の破壊で転倒と肉質軟化が起こり、翼の破壊ではボディプレス後に横転して隙を晒すようになるなど、
他のモンスターに比べてメリットが格段に多い。
- テオ・テスカトルの角はどんなに攻撃をしても体力が一定以下にならないと破壊出来ないため、
1.3倍の怯みダメージを他のモンスターよりも長く有効活用出来る。
加えて、テオは頭へのダメージによる怯みで怒り状態を解除出来ることから、
頭を積極的に狙う場合は付けることを検討しても良いかもしれない。
クシャルダオラの角も体力が一定以下にならないと破壊出来ないが、こちらにはなぜか破壊王の効果がないので注意。
- また、同作で登場した新武器チャージアックスには必須とされるスキルがないため、
このスキルを付け易くする追い風となっている。
MH4G 
- 続編の4Gでは破壊王に更にスポットライトが当たるようになった。
- MH4Gのラスボス、ゴグマジオスは、ガンナー(特にボウガン)による採用率が増加した。
というのも、ゴグマジオスはほとんどの部位において貫通弾を含めたほぼ全ての弾を無効化してしまう。
無効化させないためにはその部位を1段階でもいいので破壊しなければならない。
しかし例外として火炎弾だけは効果があり、きちんとダメージも通るのである。
つまり、火炎弾以外でまともにダメージを与えるためには、限られた火炎弾の弾数(調合分を合わせ1人80発)
でその部位を集中攻撃し、破壊する必要がある。
このスキルがあれば余程の火力不足でもない限り、無効化されたくない部位の破壊は完了するだろう。
- グラビモスの新モーションに、短い熱線を吐きながら歩行し、
通常種の極限化個体や、亜種はさらに足元にガスを噴出させるといったものがある。
これも背中の破壊により、攻撃のチャンスを作り出せる。
それ以前にG級のグラビモスの頭や背中や胸は部位耐久値を複数回0にしなければ壊せない仕様になってしまったため、
このスキルが第一候補に挙がる。
水属性攻撃強化や会心撃【属性】と合わせれば面白いようにグラビモスは転がされまくり、
全身の甲殻は砕かれていって可哀想な状況になる。
- ダラ・アマデュラ亜種は赤く発光しているか否かで部位の肉質が大きく変化する。
発光していない場合、紫ゲージでも弾かれる硬さになり、発光するタイミングもランダムなため、
特に狙うチャンスが少ない背中の部位破壊を狙う場合にもこのスキルが役に立つ。
- その他あまり出番がたくさんあるわけではないが、
一部のエピソードクエストでは対象の部位破壊がメインターゲットに指定されているものがある。
このスキルがなくても問題なく成功が狙えるものが多いが、
どうしても厳しいという場合には破壊王を活用するというのも手だろう。- この場合は何気に、シリーズで初めて本スキルが主役を張れる出番とも言える。
MHX(X) 
- 今作でも多くのモンスターが部位破壊されると重い攻撃をしてこない上、肉質が軟化する。
ラージャン、ドボルベルク、アルバトリオン、ショウグンギザミ等、部位破壊が難しい既存モンスターはもとより、
タマミツネの爪やガムートの鼻、ディノバルドの尻尾など、
普通にやっていてはなかなか部位破壊できないような部位を持つモンスターが多く追加され、
しかもその素材はかなりの量が武具に必要ときているので、その素材を集めるのに有用なスキルとなっている。- 例によって…なのか、今作のラスボス・オストガロアに対してもかなり有効なスキルである。
オストガロア戦ではいかに双頭(触腕)を撤退させ弱点を攻撃するかが攻略のカギとなるが、
この双頭の撤退も部位破壊として扱われているため、スキルがあれば弱点を攻撃していきやすくなる。
また、その他の噴出孔や巨大外殻も攻撃チャンスが少なかったり肉質が固かったりするうえに耐久値が高い。
これら部位を(特に複数箇所以上)破壊するなら、当スキルの発動が強く推奨される。
破壊すれば粘液弾の発射を抑制できたりなど報酬面以外でのメリットも一応ある。
- 例によって…なのか、今作のラスボス・オストガロアに対してもかなり有効なスキルである。
- また、黒炎王リオレウスを始めとした二つ名持ちモンスターの狩猟クエストに、
アイテム持ち込み不可クエストが存在する関係で、このスキルの活躍の場は更に増えた。
- また今作のイベントクエストでは、サブターゲット達成で多くのコイン(チケット)を貰えるという傾向に
なっているため、部位破壊サブタゲ達成マラソンでは元々重宝されていた当スキルだが、
そういったイベントクエストでも活躍の場が増えた。
- 今作で登場した弓の「重射」、ボウガンの武器内蔵弾の一種である「重撃弾」と「ツブテ弾」、
アイルーの「電転虫発射の技」、そして片手剣専用アイテムの「重撃の刃薬」は
このスキルと似た性質を持っている。
これらは破壊王と違い、破壊可能部位以外にも補正が適用される。
なお「重射」と「重撃弾」にはそれらを専門に強化するスキルが別にあり、当スキルとの重複が可能である。
特にMHXXで超強化されたこれなんかにいくつか専門スキルと重撃を組み合わせなどすれば、
武器とスキルによる補正がいくらでも加速し、困難と言われる部位破壊対象ですらあっという間にボロボロにできる。
- MHXXでは、部位破壊で大きく弱体化するタイプのモンスターである、
ボルボロス、バサルモス・グラビモス、ベリオロスが復活。
そして恒例(?)となったラスボスに対しては、
墟城形態時に脚部の破壊によるダウンが狙いやすくなり(しかも破壊後でも再生するタイプである)、
最大弱点の繭を攻撃する上で障壁となる絲壁も突破しやすくなる、とかなり有効。
また、あまりありがたい話ではないのだが、部位破壊に実質的な時間制限が課され、
なおかつその部位の破壊で得られる素材が非常に貴重…というモンスターがいくつか追加。
短時間で火力を叩き込めるマルチならともかく、ソロの場合は当スキルの補助がないと破壊達成が厳しいこともある。
総じてますます有用なスキルになったといえるだろう。
MHWorld 
- スキルがLv制になり、Lv1~3までのスキルとなった。
Lv1で1.1倍、Lv2で1.2倍、Lv3で1.3倍となる。
装飾品はレア度6のサイズ2で、入手難度・装着できる範囲ともにそこそこといったところ。
護石はLv2まで強化できる。- Lv制の恩恵というべきか、1.3倍で過剰に感じる場合はスキルレベルを下げて
その分他スキルにあてるといった柔軟な運用も可能。
また、クエスト中の装備変更が可能になったことで、
部位破壊完遂後は死にスキルになる弱点をフォローすることもできる。
- Lv制の恩恵というべきか、1.3倍で過剰に感じる場合はスキルレベルを下げて
- 新システムの調査クエストとレア素材を交換できる古代竜人のマカ錬金のおかげで、
部位破壊をしなくても大半の素材は入手可能になったため優先度は低下。- ただし、マカ錬金の交換リストにない上に地味に出にくい素材を複数要求される場合が若干存在する*1。
調査クエストの報酬枠が出やすいといっても調査クエストは枠の数やクエストの条件、
クエストの受注可能回数、目当てのモンスターが出るかどうかも制御するのが困難なため、
数が欲しい時は相変わらず破壊王もお世話になるだろう。
- ただし、マカ錬金の交換リストにない上に地味に出にくい素材を複数要求される場合が若干存在する*1。
- 一方、戦闘補助スキルとして見た場合、
今作では部位破壊で何かしらの弱体化が見込めるモンスターがこれまで以上に多いので、
発動させておけば有効に働く場面自体は多くなったといえるだろう。- 特にマム・タロトは部位破壊がクエストの進行に直接関わるため、破壊王が必須級の扱いを受けている。
ただし、大角の一段階目の破壊~大角の完全破壊の区間の角へのダメージには破壊王が適用されず、
最終エリアでは尻尾の破壊にしか効果が無いことに注意。 - ちなみに、ネルギガンテの白棘の破壊によるダウンは部位破壊で有利になったように見えるが、
これは初破壊でも調査ポイントを入手できないことからわかるように、
部位破壊ではなく特殊な怯みとして扱われているため破壊王は全く意味がない。- ただし、クエストリザルト時の表彰では、白棘の破壊も部位破壊としてカウントされていたりする。
破壊王が有効過ぎて必須スキル化する、という状況を避けるための
特例的な仕様だったりするのかもしれない。
- ただし、クエストリザルト時の表彰では、白棘の破壊も部位破壊としてカウントされていたりする。
- 特にマム・タロトは部位破壊がクエストの進行に直接関わるため、破壊王が必須級の扱いを受けている。
- 今作ではマルチプレイ時にはこちらの人数に応じて相手の怯み耐性が高くなる仕様となっており、
ソロプレイ時と比較して部位破壊が困難な傾向になっている。
特にマルチプレイで各自ばらばらの部位を狙っている場合は、狙った部位を破壊できないまま
狩猟が完了してしまうこともあるため、どうしても破壊したい部位があれば、採用を検討してもよいだろう。
MHW:I 
- MHW:Iでも効果自体に変更はない。
護石はLv3まで強化可能となり、護石単体で最大効果が発動できるようになった。
- マスターランク帯の一部モンスターは、しっかり狙わないと部位破壊が成功せず狩猟完了となることが
しばしばあるため、そのような相手の部位破壊を確実にしたい場合、破壊王が十分採用に値する。- 破壊王無しでの部位破壊が特に難しい例がラスボス。
ある素材について、2段階の頭部破壊を完遂できれば高確率で複数個手に入る一方、
一段階止まりでは低めの確率で1個しか入手できない。
しかし、部位耐久値は非常に高く、2段階破壊した頃にはほぼ瀕死になっている。
また、頭部自体も常に狙える位置とも言い難く、乗りの攻防が特殊でダウンまで持っていくのは難しい。
腕破壊やフィールドギミックによるダウンは狙えるが、余計に体力を削ってしまうおそれがある。
このように、2段階破壊の難度はトップクラスであり、破壊王の発動が強く推奨されている。 - ジンオウガの角、(傷ついた)イャンガルルガの頭部、氷刃佩くベリオロスの牙は2段階でようやく部位破壊が
成立するにもかかわらず、一段階壊すだけでも結構な部位ダメージを要求され、
二段目が終わる頃には既に瀕死、狙う部位や戦法によっては破壊成立する前に相手の体力が尽きてしまうことも。 - リオレイア希少種の尻尾は怯み値300に対して切断に必要な蓄積値が1100と異次元の高さを誇る。
この値は、対を成すリオレウス希少種(600)の倍近い数値であり、
ソロはともかくマルチは破壊王持ち複数人で集中攻撃しないとまず切断不可能なレベル。
- 破壊王無しでの部位破壊が特に難しい例がラスボス。
- これらのモンスターの部位耐久値の高さは、
今作の新要素であるクラッチクローでモンスターをぶっ飛ばしダウンさせた際、
傷つけを行った部位に莫大な部位ダメージが入るためそれに合わせた調整と考えられる。
事実、該当する部位に傷をつけた状態でぶっ飛ばしダウンを成功させると目に見えて部位が早く壊れ、
部位破壊にかかる手間がかなり軽減される。- 新規追加・復活モンスターにも部位破壊による弱体化が見込めるモンスターは多い。
例として、ベリオロスは棘破壊による隙の増加が今までよりも著しいものとなり、
イャンガルルガやティガレックス亜種などは一部攻撃の威力そのものを下げることができる。
希少種が復活したリオス種も、特にリオレイア希少種の場合は過去作同様、
尻尾の切断により、脅威となるサマーソルト尻尾攻撃を大幅に弱体化させることが可能である。
- 新規追加・復活モンスターにも部位破壊による弱体化が見込めるモンスターは多い。
- 更に、今まではモンスターの弱体化やラスボス素材目当てに補助的に使われていた程度だったのが、
ムフェト・ジーヴァ実装により思わぬ躍進を遂げることになった。
部位破壊が報酬の量に直結する仕様なのに加えて耐久値がかなり高いなため、
ムフェト・ジーヴァ戦においては半ば必須スキルになるまでに出世を果たした。
体力増強スキルとの複合珠を使えば同時に生存率を高めることができ、
利便性が上位マム・タロトの時より向上しているのも追い風。
1撃討伐を強く意識した慣れた面子であれば不要かもしれないが、
野良マルチではこのスキルを付けておくだけでかなりスムーズに攻略できる。
- ver15.01で実装されたミラボレアスは、最終形態までに頭部を破壊しなければ
全てのブレス系攻撃が防具フル強化かつ火耐性を補強した剣士でさえ体力MAXから即死しうる威力に変貌する。
ミラボレアスの頭部を安定して攻撃できるのは四足歩行中か扇状火炎放射を使用した場合に限られるが、
四足歩行はともかく扇状火炎放射は、立ち位置である程度誘発できるとはいえ
ミラボレアスの機嫌次第で全く使ってこない事も珍しくなく、
限られた攻撃チャンスで頭部を破壊する為には重要なスキルとなっている。
EXゴクオウアームが高めの火耐性と破壊王Lv2を両立するなど、発動に困りにくいのは幸い。- またもう一つミラボレアスの追加に伴う環境の変化として、
同時実装されたEXドラゴンがスロットの拡張性が非常に高く
これまで発動を見送ってきていたプレイヤーでも他のスキルと合わせて使いやすくなった。
今作は特に部位破壊による弱体化が顕著なのは前述の通りなので、
より安全な狩りをしやすくなったとも言える。
- またもう一つミラボレアスの追加に伴う環境の変化として、
- ここまでの記述は弱体化のメリットが大半であったが、
今作では前作以上に部位破壊報酬における恩恵も強い。
MHWではフィールドの探索やイベントクエストに赴くことで
現状のランクよりも格上のモンスターとの戦闘が行える場合が多いのだが、
更に今作ではクラッチクローで翼なども簡単に狙えるため、破壊王をより活かしやすい。
そして今作は上位よりさらに上のMRでの戦いということでクリア難度も上がっており、
そんな中での格上との戦闘となれば本来は相応のリスクを覚悟せねばならない。
そこでオトモアイルーのぶんどり、各種竜人手形、破壊王による部位破壊の3つを併用することで
直接狩らずに格上のモンスターの素材を得るというのもかなり現実味を帯びた素材入手法の1つになっている。
MHRise 
- MHWorldと効果は変わらず続投。
今作は全体的にモンスターの切断肉質、打撃肉質が柔らかく、破壊王なしでは破壊が困難というような部位は少ない。
しかし、クラッチクローからの傷付けぶっ飛ばしダウンや、
乗り状態で岩や樹木へ背中を叩き付けさせるなどの、
部位ダメージを効果的に与える手段が削除されてしまい、
「武器自体の攻撃でガチンコでダメージを与える」という要素がより強くなっている。
これは言い換えれば、
破壊王の効果が乗ったアクションを叩き込みやすくなった
=部位破壊において破壊王の比重が大きく増したということでもある。
- Worldシリーズから続投しているモンスターの一部は、
部位耐久の基準値がWorldに比べて高まっているのもネック。
プケプケやトビカガチ、ジュラトドスで比較すると、
全身を通して150~200強だった基準値がRiseでは300前後に跳ね上がっている。
- とはいえ、部位破壊によって行動を弱体化させられるベリオロスやヌシ・リオレイア、
部位破壊後の肉質が軟化するバサルモスやアンジャナフ、
順番に部位破壊することで大ダウンを狙えるヤツカダキなど、
狩猟の快適化に繋がるモンスターもいるので活用できる場面は少なくない。- 今作の部位破壊の難しさでもっとも有名なのはボルボロスの頭殻。
2回スタンをとり捕獲可能ラインになるくらいでようやく破壊できるという妙なタフさを持っているので
頭殻を集めたいなら発動しておくと楽、というより必須。
また、クシャルダオラの尻尾や百竜ノ淵源ナルハタタヒメの腹など、
狙えるタイミングが限られる割に耐久の高い部位もちらほらあるため、素材集めの際も相手によっては便利。
- 今作の部位破壊の難しさでもっとも有名なのはボルボロスの頭殻。
- 操竜によるダメージや落とし物を狙ってターゲット外のモンスターを攻撃することも多いので、
ソロの場合ならそのついでに狩猟には至らずとも部位破壊報酬だけは貰っていく、というのも一興か。
MHR:S 
- やはり効果は変わらず続投。
MHW:Iと同様、やはり依然としてMRでの部位耐久値は高めの調整になっている。
体力の下がる複数クエや耐久力が上昇するマルチプレイなどでは弱点の頭部位以外破壊されず瀕死or討伐も珍しくない。- 本作のMR高難度クエストは、攻撃倍率以外に何故か部位耐久値にも激烈な強化がかかり、攻撃力以上の数値になってしまう。
高難度クエストは一体当たりの体力が低い複数・連続狩猟が多数を占めるため、
全部位破壊に必要なダメージ量>総体力というモンスターも少なくない。
- 本作のMR高難度クエストは、攻撃倍率以外に何故か部位耐久値にも激烈な強化がかかり、攻撃力以上の数値になってしまう。
- ラージャンの角や腕、タマミツネの爪や尻尾、エスピナスや奇しき赫耀のバルファルク全般など、
高難度でない単体クエストであっても所々もしくは全身が桁違いの耐久値を持った部位破壊などもちらほら見受けられる。
そのような相手の場合には付けていくと素材集めに役立つだろう。- 特に奇しき赫耀のバルファルクはMHW:Iもかくやという部位耐久値となっている。
弱点であるが故に狙う頻度の多い頭や、極端なほど耐久値の低い尻尾はともかく、
他の部位は破壊王なしではほぼ破壊不可能といって良いレベル。 - 追加モンスターにも壊しにくい部位はそこかしこに存在し、
中でも紅蓮滾るバゼルギウスの尻尾やナルガクルガ希少種の頭は異常なほど耐久値が高い。
マルチだとPT全員が破壊王を付けて該当部位を集中狙いでもしない限り、
部位破壊前にまず相手の体力が尽きてしまうほど。
- 特に奇しき赫耀のバルファルクはMHW:Iもかくやという部位耐久値となっている。
- 今作で登場した傀異化素材は傀異化モンスターの部位破壊・剥ぎ取り・確定報酬の
いずれかで手に入るが、このうち部位破壊と剥ぎ取りでは40%の確率で入手になっている。(上方修正が入る前は20%)
剥ぎ取り名人に比べて破壊王のほうが遥かにつけやすく、
かつ他の仲間の素材を増やすことにも繋がるため歓迎されやすいこともあり、
傀異化素材を集めることに関しては非常に優秀なスキルであるといえる。- 尚、傀異化したモンスターは、通常個体に輪をかけて部位耐久値が高くなるため、
部位破壊の難度が更に上がるのではと思われていたが、
実際は高レベルの傀異討究クエストになると、部位耐久値より体力の上昇が目立つようになり、
相対的に部位破壊の難度は下がるという逆転現象が起きる。
- 尚、傀異化したモンスターは、通常個体に輪をかけて部位耐久値が高くなるため、
- 部位破壊をトリガーとするスキル、血氣も登場しており、
血氣が付くメルゼ防具の胴と腰にはもれなく破壊王もくっついている。
つまり自動的に併用する形になり、血氣の恩恵を速やかに受けるために効果的に機能している。
- 変わった利用例として、ガイアデルムの第1段階がある。
各部位に付いている赤い結晶を落とすと吸引攻撃の際にダメージを与えられ、
このダメージが一定量になると大ダウンも奪える仕組みになっているのだが、
赤い結晶を落とす処理は部位破壊として扱われている上に吸引攻撃を行うごとに復活するため、
このシチュエーションにおいては実質火力スキルとみなすことができる。- なお、第2段階以降は通常の部位破壊になる上、歴代ラスボスとしてはかなり部位破壊が楽な方で
部位破壊による弱体化もあまりないため、そこまで恩恵を感じられなくなる。
キャンプに戻って着替えるのも良いだろう。
- なお、第2段階以降は通常の部位破壊になる上、歴代ラスボスとしてはかなり部位破壊が楽な方で
余談 
- MHP3~MHXXのゴールドルナ一式は激運(MH4では強運)とセットで発動する。
通常戦闘における評価はさておき、素材集めに関しては間違いなく超優秀なセットスキルである。
オンラインに着て行けば白い眼で見られてもおかしくないが- 性質上、同じ部位破壊を何度も繰り返して討伐するシェンガオレン戦では非常に役立つと思われる…が、
今のところ登場作品が異なるのでそのような機会は訪れていない。
似た性質を持つオストガロアは登場し、上述のように有効打を与えられることが判明した。 - ゴールドルナ一式はMHW:Iで物欲装備から脱却すると同時に、破壊王のスキルも無くなった。
続くMHR:Sでも破壊王は付いていない。
一方、MHR:Sで登場したバルバニアシリーズは破壊王と幸運や捕獲名人がセットになっており、
MHP3~MHXXにおけるゴールドルナ一式と似た構成の装備となっている。
- 性質上、同じ部位破壊を何度も繰り返して討伐するシェンガオレン戦では非常に役立つと思われる…が、
- MHP3以降の作品で唯一破壊可能部位を持たないドスファンゴ相手には終始完全な死にスキルと化す*2。
まぁドスファンゴ相手に破壊王を発動させていくこともあまりないと思われるが。
- MHFにはタワースキルの中に「破壊王」というスキルが存在している。
ただし効果は上記とは全く異なる。
詳細はこちらを参照のこと。
また、同じくMHFに存在する辿異武器には、辿異種モンスターの発達部位を破壊しやすくなる効果がある。
効果が発揮される場面は非常に限定的だが、こちらの方が破壊王スキルに近いか。