アメリカ RankIII 艦上戦闘機 A6M2 Reisen 零戦二一型

概要
日本海軍の艦上戦闘機零戦二一型 の鹵獲機体で、いわゆるアクタン・ゼロのカラーリングとなっている。
鹵獲前のフルチューンよりも性能が若干向上されているという意見もあるが、性能表では全く一緒。日本軍機との明確な違いは爆弾を搭載できない点。
機動力も高いので他のアメリカ機よりは動き回りやすいが、やっぱり脆い。
機体情報(v1.63)
必要経費
| 必要研究値(RP) | - |
|---|---|
| 機体購入費(GE) | 1150 |
| 乗員訓練費(SL) | 10000 |
| エキスパート化(SL) | *** |
| エース化(GE) | *** |
| エース化無料(RP) | *** |
| バックアップ(GE) | 100 |
| デカール枠解放(RP) | 88000 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 3.7 / 3.3 / 3.7 |
| RP倍率 | *** |
| SL倍率 | *** / *** / *** |
| 最大修理費(SL) | ***⇒1870 / ***⇒3660 / ***⇒2950 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | ***⇒486 / ***⇒478 |
| (高度4400m時) | |
| 最高高度(m) | 10300 |
| 旋回時間(秒) | ***⇒17.9 / ***⇒18.2 |
| 上昇速度(m/s) | ***⇒8.3 / ***⇒10.2 |
| 離陸滑走距離(m) | 175 |
| 最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
| 離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒*** |
| 毎秒射撃量(kg/s) | 2.51 |
| 燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
| 銃手(人) | - |
| 限界速度(IAS) | *** km/s |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/s, (離陸)*** km/h, (着陸)*** km/s |
| 主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
レーダー
なし
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
|---|---|---|---|---|---|
| 通常/ステルス | |||||
| 機銃 | 7.7mm 九七式 | 2 | 1360 | 機首 | 110/160 |
| 機関砲 | 20mm 九九式一号 | 2 | 120 | 翼内 | 20/30 |
弾薬
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 初速 (m/s) | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| 20 mm 九九式一号 | 既定 | T/HEF-I/ HEF-I/APHE | 600 | 19 | 18 | 12 | 7 | 5 | 3 |
| 汎用 | HEF-T/HEF/ HEF/APHE | 600 | 21 | 20 | 13 | 8 | 5 | 3 | |
| 地上目標 | APHE/APHE/ APHE/APHE/ HEF/HEF-T | 600 | 21 | 20 | 13 | 8 | 5 | 3 | |
| 曳光弾 | HEF-T | 600 | 3 | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | |
| ステルス | HEF/HEF/HEF/ APHE/APHE | 600 | 21 | 20 | 13 | 8 | 5 | 3 | |
| 武装名 | ベルト名 | 内訳 | 初速 (m/s) | 最大貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
| 7.7 mm 九七式機銃 | 既定 | T/AP/IAI/AP/I | 730 | 13 | 12 | 7 | 3 | 2 | 0 |
| 汎用 | T/AP/IAI/AP | 730 | 13 | 12 | 7 | 3 | 2 | 0 | |
| 曳光弾 | T/T/T/AP | 730 | 13 | 12 | 7 | 3 | 2 | 0 | |
| ステルス | I/AP/AP/AP/IAI | 730 | 13 | 12 | 7 | 3 | 2 | 0 | |
追加武装
無し
機体改良
| Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | *** | *** |
| ラジエーター | |||
| **mm弾薬ベルト | |||
| **mm銃座用弾薬ベルト | |||
| II | コンプレッサー | *** | *** |
| 機体 | |||
| 新しい**mm機関銃 | |||
| 新しい**mm銃座用機関銃 | |||
| III | 主翼修理 | *** | *** |
| エンジン | |||
| **mm弾薬ベルト | |||
| 爆弾懸架装置 | |||
| IV | インジェクター交換 | *** | *** |
| **オクタン燃料使用 | |||
| カバー交換 | |||
| 新しい**mm機関砲 | |||
| ロケット懸架装置 | |||
カモフラージュ
| 既定 | |
|---|---|
| [添付] | |
| 条件 | - |
| 説明 | 標準カモフラージュ |
研究ツリー
解説
特徴
ABでは本家二一型と全く変わりないのでABプレイヤーはこの機体はロマン枠になってしまう。
RBではイタリアが実装された今、日本とのマッチが極端に少ないので米英vs独伊戦でトップクラスの旋回力を誇る。是非RBに連れて行ってあげよう。
全体的な特徴としては九九式一号銃がションベン弾と言われるほど初速と弾道が酷いので当てられるまでには慣れが必要かもしれない。ABでは見越し点の少し先を狙うといいだろう。(最もこの機体を買うプレイヤーは多くがプロなのかもしれないが。)
立ち回り
【アーケードバトル】
ABにおいては本家と同じように旋回はピカイチであり、格闘戦を挑んできた敵をかたっぱしから返り討ちにできるだろう。特に、敵味方が入り混じった戦いでは3機連続で撃墜することも珍しくない(そしてこちらも流れ弾に被弾し、墜落するのも。)
以上のように、格闘戦を挑んでくる相手には十分な力を発揮できる機体である。
注意点としては、このBRになると特にドイツ機は一撃離脱を仕掛ける相手が多くなり、非常に歯がゆい思いをするだろう。しかし、決して上昇して逃げる相手は追ってはいけない。というのも、向こうは降下した分発生した速度エネルギーを上昇に変換してるので、精々水平では450km/hしかでない零戦で上昇したらあっというま減速し、それでも上昇を続けると空中でほぼ止まった状態に陥る。その状態で戻って来た敵機に狙われると、得意の旋回も速度不足のせいで曲がらず降下して逃げるのも難しく手も足も出ずに撃墜されるからだ。鉄則としては逃げる相手は無視し、戻って来たところを旋回して回避し反撃のチャンスを作ろう。
【リアリスティックバトル】
基本的に空母や陸上からの発進が増えるが、上昇能力自体は悪くなく、最終状態かつ適切な上昇角では高度2000mまでWEPを使ったまま上昇できる。ABと比べると旋回は若干悪くなるが、それでもドイツ、イタリア機に対してピカイチの旋回性なので敵の背後を取れば格闘戦で負けなし、相手の攻撃を回避するのも容易である。しかし、被弾に弱いことには変わりないので目視による周囲警戒はしっかりとしよう。特に目視で自機の上空監視をすることにより、敵の一撃離脱を回避できるし、敵機の背後を取る前に後方を確認することによって奇襲されるのを防ぐことができるため、非常に重要なのだ。あともう一つ重要なのが、一撃離脱を防ぐ為、高度はしっかりと確保する点である。だいたい高度4000m辺りが零戦二一型が性能的に本領を発揮できる高度であり、一撃離脱を受ける可能性が大幅に減るためである。更に機体の特徴として頭に叩き込みたいのが、20mmの弾数が少ない上に遠距離からでは命中させにくいということである。 弾道の落下をあまり考慮しなくていい距離である300m以内に接近しない限り射撃するのは控えよう。 致命的な問題は攻撃機並に鈍足なのと、空母から発艦する為空中発進が利用できず、上昇まで非常に時間が掛かりマップによっては相手の陸上機に対して不利であるという点である。玄人向けと言われている日本海軍機ツリーをここまで上り詰めてきた賢いパイロット諸君ならばこれらの意味が即座にどういうことなのか分かると思う。上昇に時間が掛かる上に速度が遅いということは得意な格闘戦に持ち込むことが難しいということにある。無論、向こうが一撃離脱を仕掛けてきたリ、ヘッドオンしてきたところ回避行動を取って後ろを取って無理やり格闘戦に持ち込むという方法はあるが、基本的には逃げられる可能性が高いので、しっかりと味方機と行動して敵の退路を塞ぎ、袋叩きにするのが基本となる。間違っても遠くに味方が居るような単独行動を取らないように。
ちなみに運動性に関しては500km/hほどから急激に旋回が悪くなり、さらに12Gに達すると主翼が折れてしまう。また、ロールレートが非常に悪い為、横旋回の初動では遅れを取りやすい。
フラップとランディングギアは370km/hで破損してしまうので速度管理には注意しよう。
【シミュレーターバトル】
兵法巧者を自認するなら、本機を購入して敵の零戦を叩き落し、本物の格闘戦の何たるかを教えてやろう。
出足は軽やか、かつよく上るが、突っ込みが遅く水平速度もF4F程度。よって初手のダイブではもどかしい思いを強いられる。敵の動きをよく読んで、先回りして頭を押さえに行こう。
敵戦闘機の自由な活動を阻害しさえすれば、爆薬投射量の差で我が方の勝利は必定だ。
史実
1941年12月の日米開戦以来、アメリカ軍は日本のゼロ戦に苦戦を強いられていた。圧倒的な運動性能にF2Aではまるで歯が立たず、海軍のF4Fも「サッチスウィープ」のような集団戦で何とか互角に持ち込むのが精一杯であった。
被弾に脆い機体であることは理解されていたが、それだけで対抗できるものではなく、根本的な解決法を見出だすには機体を鹵獲しなければならないと考えていた。
1942年6月4日、空母「龍驤」から出撃した攻撃隊はダッチハーバーを攻撃したが、その中の一機である古賀忠義一飛曹が駆る零戦二一型が対空砲で被弾し、ダッチハーバーに程近いアクタン島に墜落する。機体は一ヶ月以上も放置されていた*1が、アクタン島の上空をたまたま飛行したPBYによって発見され、回収される事になる。機体は良好な状態で、修理が可能と判断された。
これが「アクタン・ゼロ」であり、この機体の鹵獲でアメリカはようやく零戦の性能や飛行特性を白日の元に晒す事が出来たのである。
修理されたアクタン・ゼロは様々なテストが行われ、その結果は現場のパイロット達に反映されていった。
あるテストパイロットは零戦を「繊細な芸術作品」と称し、その姿と飛行性能に魅了されたとも言われる。
しかし1945年2月、滑走路でタキシング中にコントロールを失って墜落したSB2Cと激突して破壊されてしまう。
機体の破片は現在、スミソニアン博物館などに展示されている。
小ネタ
◆九九式20粍機銃の弾道
九九式20粍一号機銃がションベン弾と呼ばれるのは、おそらく坂井三郎氏の著書であろう。一号は威力こそ非常に強力だったが、弾道直進性が悪く弾道が下がる特性があったので、命中弾を得るにはそれなりの技術が必要だった。
上記を挙げてよく「99式20mm一号は弾道が悪く、結局エリコンFFの劣化コピーだった。」という話を聞く。しかしこれは正しくなく、元となったエリコンFFがそもそも弾道が下がり気味であったので、それをライセンス生産したMGFFも弾道が悪かった。つまり、結局は「ライセンス生産元のエリコンFFがそもそも弾道が悪いので結局それをライセンス生産した99式20mm一号も弾道が悪くなった。」といった方が正しい。
ただ、どちらにせよ現場部隊でもこのような弾道を問題視しており、1942年秋に横須賀海軍航空隊にて花本少佐を中心に、20mmの弾道改善の為に機銃の取付角の研究を行っている。一ヶ月半の実験の結果、若干機銃を上に向けることで弾道を改善している。
しかし、結局根本的に弾道を解決するには二号銃の採用を待たなければならない。21型から2号銃が搭載された零戦に乗り換えた搭乗員は弾道の改善を実感しており、やはり一号銃の弾道が欠点だったのは避けられない事実ではある。
外部リンク
[Video]Pages of History: A6M Zero
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
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