アメリカ RankI 爆撃機 B-18A Bolo(ボロ)

概要
1.59で追加されたアメリカのランクI爆撃機。
ダグラスDC2旅客機を改設計した爆撃機で、かのDC3ダコタの兄弟機に当たる。
種機譲りの経済性を誇る一方、速力と防御面に不安を抱えている。
機体情報(v2.5.0.39)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 5,900 |
|---|---|
| 機体購入費(SL) | 6,300 |
| 乗員訓練費(SL) | 1,800 |
| エキスパート化(SL) | 6,300 |
| エース化(GE) | 80 |
| エース化無料(RP) | 140,000 |
| バックアップ(GE) | 10 |
| 護符(GE) | 410 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 1.7 / 1.3 / 1.7 |
| RP倍率 | 1.06 |
| SL倍率 | 0.8 / 1.6 / 1.9 |
| 最大修理費(SL) | 560⇒700 / 1,980⇒2,476 / 1,950⇒2,439 |
機体性能
| 項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
|---|---|
| 最高速度(km/h) | 357⇒395 / 344⇒375 |
| (高度3049m時) | |
| 最高高度(m) | 7500 |
| 旋回時間(秒) | 21.9⇒20.1 / 22.8⇒21.0 |
| 上昇速度(m/s) | 5.7⇒10.3 / 5.7⇒7.7 |
| 離陸滑走距離(m) | 500 |
| エンジン型式 | Wright Cyclone R-1820-53 |
| 最大出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒830 |
| 離陸出力(hp) | ***⇒*** / ***⇒997 |
| 燃料量(分) | min85 / max284 |
| 銃手(人) | 3 |
| 限界速度(IAS) | 580 km/h |
| 降着脚破損速度(IAS) | 350 km/s |
| フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)333 km/h, (離陸)324 km/h,(着陸)280 km/h |
| 主翼耐久度 | -4G ~ 10G |
武装
| 分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
|---|---|---|---|---|---|
| 通常/ステルス | |||||
| 機銃 (単装) | 7.62mm ブローニング | 3 | 1500 | 前、上、下部 | 10 |
弾薬
#include(): No such page: 7.62 mm Browning machine gun gunner追加武装
| 分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB&SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
| B | 100lbs (45kg) bomb | 12 | -**/-1.4 | -**/-0.8 | +**/+1.0 | - | 初期装備 | 合計搭載量 544.2kg (爆薬量294kg) |
| B | 250lbs (113kg) bomb | 8 | -**/-2.2 | -**/-1.3 | +**/+1.8 | 100 | △ | 合計搭載量 907.2kg (爆薬量444kg) |
| B | 500lbs (227kg) bomb | 4 | -**/-2.2 | -**/-1.4 | +**/+1.9 | 100 | △ | 合計搭載量 906.8kg (爆薬量475.2kg) |
| B | 1000lbs (454kg) bomb | 2 | -**/-2.2 | -**/-1.4 | +**/+1.9 | 100 | △ | 合計搭載量 907.2kg (爆薬量480.8kg) |
| B | 2000lbs (908kg) bomb | 1 | -**/-2.2 | -**/-1.3 | +**/+1.8 | 80 | △ | 合計搭載量 907.2kg (爆薬量535.6kg) |
爆弾
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 100 lb AN-M30A1 | 49.9 | 24.5 | 65 | 2 | 67 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 250 lb AN-M57 | 117.9 | 58.5 | 73 | 5 | 105 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 500 lb AN-M64A1 | 242.6 | 162.81 | 85 | 9 | 126 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1000 lb AN-M65A1 | 500.76 | 318.48 | 97 | 12 | 155 |
| 名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2000 lb AN-M66A2 | 996.3 | 632.01 | 122 | 19 | 209 |
機体改良
| Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
|---|---|---|---|
| I | 胴体修理 | 300 | 230 |
| ラジエーター | |||
| 銃座7mm | |||
| LBC-17 | |||
| II | コンプレッサー | 450 | 340 |
| 機体 | |||
| 新しい7mm機関銃 | |||
| III | 主翼修理 | 500 | 380 |
| エンジン | |||
| SBC-17 | |||
| IV | インジェクター交換 | 640 | 480 |
| カバー交換 | |||
| MBC-17 | |||
カモフラージュ
| Standard unpainted camouflage | |
|---|---|
| [添付] | |
| 条件 | - |
| 説明 | Standard unpainted camouflage with early insignia |
研究ツリー
| 派生元機体 | TBD-1 |
|---|---|
| 次機体 | PBY-5 Catalina |
解説
特徴
アメリカ陸軍航空隊所属の爆撃機。同BRのカタリナと比べると速度と運動性において優れるので扱いやすさでは本機に軍配が上がる。爆装も強力な2000lb爆弾がこのBRから搭載でき前述の運動の良さと相まって地上攻撃がやりやすいだろう。
ただしあくまでカタリナと比べた場合の話。爆装に関しては他国と比べても強力だが、速度もカタリナと同じく依然として遅い方。場合によっては複葉戦闘機にすら簡単に追いつかれる。運動性も重爆としては良好であるが、回避機動で敵弾を躱すことは難しい。
さらに防御には聊か不安が残る。カタリナではあった防弾板も一切なく、防護機銃は7.7mm機銃がたったの3挺しか装備されていない上に射界もかなり限定されており低BR帯の複葉機すら反撃できるか怪しいものがある。機体自体も爆撃機としては燃えやすい上に、機体が折れ易いので被弾には細心の注意が必要。
加えて、純粋な陸上爆撃機ゆえにカタリナには積めた魚雷が搭載できない為、対艦攻撃ではやや劣る。
ギアの展開、格納に30秒ほどかかるため着陸時は早めに操作しておこう。
立ち回り
【アーケードバトル】
まず迂回上昇する方が良いだろう。この機体は速度、防御に悲しみを抱えている為、
迎撃機が1km以内に接近している=お前はもう死んでいる
である。ただし、2000lb爆弾は非常に強力で、基地爆撃、飛行場爆撃ではこのBRにおいてかなり強力である。繊細な運用を要求されるが、爆弾が強力なものを搭載できるので運用次第では活躍が見込める。アップデートで小型爆弾の威力が上がったため、250ポンド爆弾×8を選択した方が基地へのダメージが大きくなるが、地上目標を狙う際は2000lb爆弾の方が投下を1回で済ませることができるので便利である。目的に合わせて爆弾を選ぶとさらに戦いやすくなるだろう。
【リアリスティックバトル】
装甲が無いので敵戦闘機との接近を避け、優れた爆装量で敵基地を叩くのがお薦め。
2000lb爆弾なら一発で小基地を吹き飛ばし、BR1.0~2.0戦場なら250lb爆弾6発で小基地を潰せる。詳しくは爆弾の種類と攻撃目標を参照。
敵機に捕捉されても、急降下すると580km/h程度で簡単に主翼が千切れるので降下はそっと丁寧にしたほうがいい。
敵戦闘機に捕捉されると燃料タンクを内包した大きな主翼は格好の射撃目標になってしまう。
銃座で反撃を試みる場合は正面銃座は敵のヘッドオン対策や正面下方からの突き上げ対策、後方下部銃座はほぼ射撃機会が無く、後方上部の旋回銃座が一番役に立ちますが真上や水平角度以下は指向できない。
敵小基地上空に到達したらノルデン照準器視点に切り替え(初期設定F-7キー)赤いターゲットアイコンが指す小基地中心部に基地を破壊するのに必要なだけ投下、爆弾を使い果たしたら状況が許せばスロットルを最小に絞り味方基地へと滑空で帰還しよう。
アメリカ機ツリー初の本格陸軍重爆撃機B-18は以降の重爆撃機の基本が学べるので、ここでしっかり学んでおこう。
【シミュレーターバトル】
民間旅客機の派生型なので、被弾時の防御がほとんど考慮されておらず脆い。民間輸送では必要十分な速力も、敵機が跋扈する戦闘空域を突っ切るには極めて不足という他ない。機銃も7.7㎜が3丁しかなく丸裸同然だ。幸い肝心のペイロードは相当あるので、味方戦闘機と連携して安全が確保された空域で運用しよう。
史実
B-18Aはアメリカ陸軍航空隊(現:アメリカ空軍)が運用した爆撃機。開発・製造はダグラス・エアクラフト社(現在はボーイング社に吸収されている)。愛称は山刀を意味する、ボロである。愛称からして嫌な雰囲気が漂う
本機体は旅客機であったDC-2をベースに爆撃機へと再設計したもので、初飛行は1935年である。旅客機がベースと言う点では、ドイツのFw200に通じる部分がある。基本設計はほぼDC-2と変わらず、再設計部分は比較的少ない為コストが低く、当然機体価格も安かった。これを気に入ったアメリカ陸軍航空隊は、競合にて当機を採用し、当時としては非常に多い約130機を発注した。これは世界恐慌後の不況が軍用機の導入に影響を与え、コストの安い本機の採用を後押ししたという側面もある。
1936年の運用当初こそは目立った問題の無かった本機だが、1940年頃には殆どの兵士が本機の欠点を感じてきていた。
まず第一に挙げられるのは、速度の遅さである。元が旅客機であり、エンジンの出力もそこまで高くないことを考えれば、当然といえば当然である。また爆弾の搭載量が少なく、敵地への爆撃に使うには少々火力に不安があった。加えて爆撃機にしては装甲も防護機銃もあまりにお粗末で、防護機銃に至ってはなんと7.7mm機銃を3挺しか搭載しておらず、敵に狙われれば諦めるしかなかった。
だが本命のB-17やB-24の配備はまだまだ先であった為、本機はその場しのぎと言うことで欠点をそのままに運用され続けていた。
その後太平洋戦争勃発の引き金となった日本軍の真珠湾奇襲攻撃の際には、駐機中の本機が地上で多数破壊された。残った機体は米国本土に防衛目的で配備された他は、オーストラリアやパナマ等に少数配備されてたのみで、実戦で使用されることはほぼ無かった。
また、この頃からはB-25やB-17の増備も始まり、本機は爆撃任務から外され、対潜哨戒等に回されるようになっていった。1942年10月2日には、カイエンヌ(フランス領:ギアナ)付近の海域にて、ドイツのU-512を撃沈する戦果を挙げている。対潜哨戒機としては米本国以外にも以外にもブラジル空軍に2機、カナダ空軍にも数機が引き渡された。特にカナダ空軍に引き渡された本機は、ディグビーIと言う名称で活躍し、U-520を撃沈するなどの戦果を挙げている。
しかし、本機の対潜哨戒機としての寿命はあまり長くはなかった。B-24の海軍向け対潜哨戒機であるPB4Y-1が配備されると、コスト面以外で勝る要素が無い本機は哨戒任務からも追い出されてしまった。行き場を無くした本機は輸送機や練習機として使われ、終戦後には少数が民間に払い下げられた。
余談だが、日本軍も本機を数機鹵獲している。だがあまりに低性能だったため、一切運用されていない。兵器が貧弱だった日本軍にも見捨てられる悲しさ
小ネタ
◆安物買いの銭失い
本機を採用した1935年のコンペティションには、後々B-17となるボーイングモデル299も参加していた。設計面等では本機より圧倒的に優れていたボーイングモデル299だったが、本機よりコストが高かったため当時不況の煽りをもろに受けて、挙句の試験飛行中の事故が決め手となり採用から外されコストの安い本機を採用してしまった。
ボロ(bolo)は山刀を意味する。この機体を真横から見ると膨れたお腹が刀身に見えなくもない。
また、boloはループタイを指す言葉であったり、「ド下手な射撃」の俗語としても使われる。
けっして「ボロ」はボロツギの意味合いではないのである。
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外部リンク
Victory Day in War Thunder - Presentation of New Vehicles
コメント
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- そういえば、ハワイ島には墜落したこいつの残骸があったような… -- 2016-11-11 (金) 22:23:10
- こいつで…こいつでBR4.0や5.0来るのはやめてクレメンス(心の声)。割とカタリナちゃんで来てくれた方がいいかも…。 -- 2016-11-12 (土) 19:50:57
- 現在のトプ画を貼った本人だけど、当時の画質に自分自身で満足いかなくなってきた。貼り換えたいと考えているので皆さんの意見をください。選択肢は全部で3つです。宜しくお願いします。 -- 2016-11-12 (土) 21:29:32
- 2はちょっと影が強過ぎるかも。機体自体の見やすさなら1、画面の見栄えなら3という感じかなあ -- 2016-11-13 (日) 00:35:22
- 3に一票 -- 2016-11-13 (日) 11:51:52
- 私も3に一票です~ -- 2016-11-13 (日) 12:18:28
- 3にしました。ご協力ありがとうございました! -- 木主 2016-11-13 (日) 22:00:33
- 悲しいほど脆いな...。 -- 2016-11-14 (月) 13:04:16
- 旅客機だからね… -- 2016-11-14 (月) 15:11:06
- でも美しい。スポーンしてしばらく眺めちゃう。敵機で見かけたときは端っこからバラシてその美しい機体が壊れるさまを味わう。炎上して落ちるときすら美しい。 -- 2016-11-27 (日) 15:35:18
- 旅客機は美しさも重要な性能。はっきりわかんだね -- 2016-12-16 (金) 21:35:42
- ヒエッ -- 2016-12-30 (金) 21:27:57
- 初めてRBで使ってみたけど、もっとBR低くてもいいと思うな。低くしても何も変わらないだろうけど… -- 2016-11-29 (火) 13:34:45
- 7mm12門とはいえ機体後部へし折って真っ二つに出来たのは驚いた -- 2016-12-16 (金) 19:47:26
- 素直に動くので思ったより使いやすい機体ではある -- RB 2016-12-20 (火) 15:11:42
- 飛行機としてはいい機体やからね -- 2016-12-30 (金) 22:33:00
- 英軽爆のブレニムよりも頼りない防御機銃 -- 2017-01-03 (火) 16:14:03
- 逆に考えるんだ! 旅客機に機銃が付いただけでも進歩した…と -- 2017-01-03 (火) 17:07:56
- 胴体は完全新設計なんだよなぁ -- 2017-01-03 (火) 19:06:28
- 逆に考えるんだ! 旅客機に機銃が付いただけでも進歩した…と -- 2017-01-03 (火) 17:07:56
- ケツがぼっきり逝って撃墜される...なんで...前から撃たれたのに -- 2017-01-04 (水) 09:37:33
- きっと狙われたらトカゲみたいに機体を自切して生き残る作戦なんだよ -- 2017-01-20 (金) 10:59:08
- 生き残れてないんですが、それは… -- 2017-01-20 (金) 19:25:07
- きっと狙われたらトカゲみたいに機体を自切して生き残る作戦なんだよ -- 2017-01-20 (金) 10:59:08
- 機体内部で跳弾しまくったんじゃないか(スットボケ -- 2017-01-04 (水) 12:46:57
- 日本に鹵獲されてもゴミで一切使用されないとか笑える -- 2017-01-20 (金) 10:57:59
- こいつにこれだけ爆弾積めるなら九七式重爆に1.5tぐらい爆弾積んでもよかったんじゃないかと思う -- 2017-02-25 (土) 20:25:17
- パイロット視点で右隣見たら超絶イケメンが座ってて草 -- 2017-03-13 (月) 06:16:52
