ドイツ RankVI 自走式対空砲 FlakPz I Gepard ゲパルト 
概要 
ver1.63アップデートで追加された自走式対空砲。これまでの対空車両と一線を画する高い発射レートを誇る。
レーダーを搭載しており探索、追跡、管制射撃を行うことができる。
車両情報(v1.63) 
必要経費 
必要研究値(RP) | 380000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 990000 |
乗員訓練費(SL) | 280000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 40 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理 
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 8.0 / 8.0 / 8.0 |
RP倍率 | *** |
SL倍率 | *** / *** / *** |
最大修理費(SL) | 4400⇒5571 / 4300⇒5581 / 7500⇒9735 |
車両性能 
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 53.5⇒99.5 / 53.5⇒84.6 |
俯角/仰角(°) | -5/85 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 65.0⇒**.* |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 25 / 20 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 25 / 20 / 20 |
重量(t) | 46.0 |
エンジン出力(hp) | 1178⇒1451 / 734⇒830 |
2,200rpm | |
最高速度(km/h) | 71 / 65 |
最大登坂能力(°) | 30⇒38 / 32⇒37 |
視界(%) | 250 |
乗員数(人) | 3 |
武装 
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 35mm エリコン KDA 機関砲x2 | 680 |
弾薬*1 
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
既定 | API-T/HEI-T | - | - | - | 68 | 65 | 52 | 40 | 30 | 23 | - |
35x228 MSB/K | HEI-T*/HEI-T*/HEI-T*/AP-I | - | - | - | 68 | 65 | 52 | 40 | 30 | 23 | 1300 |
35x228 PSBH/B | API-T/API-T/API-T/HEI-T* | - | - | - | 68 | 65 | 52 | 40 | 30 | 23 | 1800 |
35x228 PKLH | APDS | - | - | 1200 | 127 | 125 | 119 | 111 | 104 | 97 | 820 |
弾種 
名称 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||
HEI-T* | 0.55 | 204 | 1175 | 5 | |||||
API-T | 0.55 | 37.4 | 1175 | 68 | 65 | 52 | 40 | 30 | 23 |
APDS | 0.38 | - | 1400 | 127 | 125 | 119 | 111 | 104 | 97 |
車両改良 
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 25000 | 43000 |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | 22000 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | 41000 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | 40000 | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ 
研究ツリー 
前車両 | Kugelblitz |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | Ozelot |
特徴 
ドイツ対空砲の最後を飾る、所謂戦後第二世代の自走式対空砲。同時期に追加された対空砲の中では一番口径の大きい35mm機関砲を二門装備していることが特徴。
また、ZSU-23-4やM163と異なり、敵機を見つけるための捜索レーダーと、目標に対し有効な火網を展開するための射撃レーダーがついている。これにより目標を追跡中でも周辺の敵機を監視できる。因みに砲塔上部で回っている方が捜索レーダーで、砲塔正面に付いている丸いお皿のようなものが射撃レーダーである。
【火力】
エリコン社製の35mm機関砲を連装で装備しており、連射速度も同時に追加された米ソの対空砲と比べると見劣りするものの、一門で550発/分、二門で1100発/分となっている。
直前のケーリアン(1.91でプレ行き削除)とは異なり、どちらかと言うとクーゲルブリッツ同様弾幕を張って敵機を攻撃することとなるが、ジェット機はおろかレシプロ機に対してですら十分に追従することができなかったクーゲルブリッツとは大違いで、高速で低空を飛ぶジェット機をも捕捉することが出来る砲塔旋回速度を誇る。
威力に関しても35mmと大口径であるため、数発の命中弾であっても敵機を撃墜することが出来る。
また、弾薬ベルトを研究することで使用できるAPDSは10mで112mm、1000mでも90mmと高い貫通力を有しているため、多少の装甲をもつ車輌相手であれば正面から、主力戦車に対しても側面から攻撃することで十分撃破可能となる。
と、ここまで聞くと良いことばかりのように思えるが幾つかの欠点も存在する。
まず最大の欠点が搭載弾薬数が680発しか無いことである。単純計算で全力射撃をすると35秒程度で全弾を打ち切る数である。
が、幸いにして敵機撃墜に要する命中弾は少ない為、指切りでバースト射撃を行う事で弾薬を節約することが出来る。そもそも発砲煙が凄まじく、バースト射撃をしなければ砲手視点はおろか車長視点であっても容易に敵機を見失うこととなる。
ただし、この弾数の少なさは地上攻撃を行う際にはどうしても足を引っ張ってしまう。
特にAPDSベルトの装弾数は40発しかなく、一瞬で撃ちきってしまう。その為、API-Tで抜けない敵への攻撃は最後の手段と考えておいたほうが良いだろう。
俯角もケーリアン同様5度までしか取ることが出来ず、ちょっとした坂道であっても水平に撃てなくなることが多く、目立つレーダーを隠そうと斜面の裏に隠れると今度は斜面を登りきるまで撃てない、という事も多発するので注意したほうが良いだろう。
【装甲】
目立つ、薄い、打たれ弱いの三拍子が揃っている。
車体は傾斜込みでも50mm程度、砲塔も25mm装甲で傾斜した部分であっても40mm程度と軽装甲で、幸いにして機銃程度で抜かれるほどではないが砲弾に対しては全く頼りにならない装甲である。
また、操縦手の他には砲塔に2人のみの3人体制となっているため、砲塔に被弾=撃破と言っても過言ではない。
目立つレーダーを含めなんとか見つからないように立ち回ろう。
【機動性】
本車はレオパルト1の車体を使って開発されており、機動性に関してはレオパルト1とほぼ同等の機動性を有している。
前進、後退、旋回どれをとってもストレスを感じることは少ないだろう。
対地攻撃を行う際には側面を取ることも容易であり、敵に姿が露呈した場合も素早く撤収、陣地変換を行うことが可能となっている。
史実 
ゲパルト自走式対空砲(Flugabwehrkanonenpanzer Gepard)は、西ドイツが開発した自走式対空砲。ゲパルトは、チーターの意がある。開発国の西ドイツを始めとし、オランダとベルギー、チリ。最近になって、ルーマニアにも送られた。ロシアはこれの対抗策の様なもので、旧式化していたZSU-23-4"シルカ"ではなく、ミサイルも同時に装備する"2K22 ツングースカM1"を開発した。ただし、製造コストが高い上にソ連崩壊により軍事費が大幅に削減されたため、思うように製造が進まず、現在は"96K6 パーンツィリS1"に置き換えを進めている。パーンツィリS1もツングースカと同じく、ミサイルと対空機関砲を装備するが、基本的にトラックに搭載される。なお、パーンツィリS1は対空車両のではなく、近距離対空防御システムである。
主に、ドイツ連邦軍の諸兵科連合(戦車部隊・機械化装甲師団)を攻撃すべく、低空飛行してくる敵航空機や攻撃ヘリコプターから部隊を守るために作られた。その為、レオパルド1、マルダー歩兵戦闘車、ヤグアル1に匹敵する機動性と運動性能を兼ね備えた。また、開発された時、つまり1965年は冷戦の真っ只中であり、核戦争の可能性もあったため、NBC*2の防護性能もある。そのおかげで、NBCに汚染された状況下でも戦闘を可能とする。
時は1965年。西ドイツは、米国から貰った"M42 ダスター"を対空戦車として運用していたが、レーダーが無い為、対空戦闘能力が非常に劣っていた。また、オープントップであるがゆえ、NBC兵器に汚染された状況下では使用不能であった。
まず、モデル"マタドール"が完成した。これは30mm機関砲2門と砲塔をラインメタル社が製造し、追跡用のレーダーとコンピューターをAGE-テレフンケンが製造、シーメンスが探索レーダーを製造、ポルシェが開発(砲塔)を担当した。競合モデルはエリコングループの車両であり、こちらは、当時としては異例であった、35mm機関砲を2門搭載していた(また、オランダ軍としては35mm機関砲を要求していた)。
予算不足などにより採用は遅れに遅れ、最終的に1970年6月25日に決定し、部隊には1973年から配備が開始された。
小ネタ 
本車のレーダー配置は特許が取得されており、日本が同様の対空砲システムを開発する際には特許に抵触しないようレーダー配置については独自の配置となっている。
しかしその一方でソ連軍が同様のシステムとして開発した2K22ツングースカ自走対空砲のレーダー配置は本車と同じ配置となっている。
これは特許の取得には情報開示が必要となるため、絶賛冷戦期にドイツ連邦軍の技術をソ連軍に渡さないためソ連(ロシア)での特許取得がなされていなかったため、ソ連軍は何の躊躇いもなく丸パクリすることが出来たことが原因である。
この結果最適であると言われている本車のレーダー配置だが、同じ西側諸国である日本は使用できず、本来敵国である筈のソ連では使用できるという状況に陥ることとなった。
因みに本車及び日本の87式自走対空砲は車体にMBTの車体を使っているが、2K22ツングースカの車体はGM-569A汎用装軌車を使っている。
・砲旋回装置
本車の砲塔旋回装置は電動モーター駆動でありメインエンジンとは別の発電ユニットから給電されている。
ゲーム内ではこれを再現してか砲塔旋回装置の当たり判定がターレットリングとは別に操縦席横の発電装置まで含まれており他車両と比べて破壊されやすくなってしまっている(ソビエトのシルカも砲旋回に発電ユニットを使うのだが、あちらは何故か当たり判定がターレットリングだけである)

又、2022年に起きたロシア=ウクライナ侵攻ではドイツがウクライナにこの車両を供給した。
ただ、活躍したかどうかは永遠の謎である。
外部リンク 
コメント 
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- 史実欄の30mm機関砲が30機関砲になってたので粛清 -- 2016-10-26 (水) 18:43:46
- お茶吹いた訴訟 -- 2016-10-27 (木) 17:44:58
- RBで岩場クリアリングしてたらこいつのレーダーだけが見えてくるくる回ってるのはほんと可愛かった。 -- 2016-11-02 (水) 22:31:28
- 「視界」のパラメータがマウスと同じ250% わりと大柄だしレーダーが目立つがそれほどとは -- 2016-11-05 (土) 14:27:48
- コイツ早く乗り回したいです^^ -- 2016-11-10 (木) 21:22:03
- 前にこれ戦場で見てツングースカかと一瞬思った -- 2016-12-04 (日) 23:17:13
- ミサイルなければツングースカも許されんのかねえ -- 2017-01-05 (木) 12:11:24
- 多分許されるんじゃないんかな。(個人的にはパーンツィリS1のミサイル無しが欲しいけど) -- 2017-01-05 (木) 13:36:50
- さすがに30㎜4門毎分5000発はぶっ壊れ性能かと・・・実際配備されてるのが恐ろしい -- 2017-01-05 (木) 23:36:59
- というか、1982配備されてる兵器が許されたら100%エイブラムズも配備しろって噴出するからナイナイ -- 2017-01-06 (金) 18:46:37
- エイブラムスとか正面左右の劣化ウラン装甲だっけ?硬そう -- 2017-01-16 (月) 07:37:27
- ミサイルなければツングースカも許されんのかねえ -- 2017-01-05 (木) 12:11:24
- 知らぬ間に全弾HVAP-Tになってら -- 2016-12-30 (金) 19:14:24
- マジか!?と思って確認したら本当に全弾HVAP-Tになってた。これは対戦車運用する人が増えるかも知れないね・・・ -- 2016-12-30 (金) 19:33:21
- 史実欄のマルダー歩兵戦闘車のとこ先頭車になってるね、自分編集の仕方わからないから誰か修正お願いします。 -- 2017-01-15 (日) 23:54:38
- やっといたで -- 2017-01-16 (月) 22:25:58
- ありがとう。 -- 2017-01-18 (水) 12:28:01
- やっといたで -- 2017-01-16 (月) 22:25:58
- HVAPベルトいつの間にか混ぜ物入ってたのね…道理で最近撃破できない気がしてた。こいつのベルトに混ぜ物入れるならZSU57のAP-TとAPHEにも混ぜろよ… -- 2017-02-07 (火) 17:05:17
- gaijin「対空能力低いから問題ない。我がシルカは低貫通なんだし対地対空同時にこなせるファルコンゲパルトが憎い」 -- 2017-02-07 (火) 17:35:49
- 対空能力低いからむしろ榴弾マシマシにすべき! -- 2017-02-07 (火) 17:50:00
- 装弾数が少なく連射力も低い以上、ZSU-57-2に徹甲弾オンリーベルトが用意されるのは不公平でも何でもない。そこはボフォース40ミリ勢やドイツ37ミリ勢も同じ。もしZSU-57の弱体化を願うなら単純に徹甲弾の貫通力nerfすればいいかと。今回のゲパルトnerfは別段不公平でもないし、最初のHVAPベルトよりはbuffされてるとも言えるからそこまで目くじら立てなくてもいいと思うんだが。 -- 2017-02-08 (水) 04:16:28
- ZSU-37「オォン!?」 今回の調整はZSU-57-2以外の"全て"の高貫通弾を持っているSPAA(HVAP-T持ち達)が対象だった事を考えるとあれだよね。AP-TのZSU-57-2は対象外とでも言うのか貫通力的に同じならHVAPもAPもそう変わらないんだがなぁ -- 2017-02-08 (水) 18:58:29
- むしろ、全対空砲からAPだけのベルト無くしてほしい。 -- 2017-02-08 (水) 19:14:15
- 現状対空する人少ないしRB以上ばそもそも飛行機自体少ないから、ここらでAP系全削除&AI航空機増加とかしてもっと対空の役割を上げるとかしてほしいよねぇ -- 2017-02-08 (水) 23:00:33
- gaijin「対空能力低いから問題ない。我がシルカは低貫通なんだし対地対空同時にこなせるファルコンゲパルトが憎い」 -- 2017-02-07 (火) 17:35:49
- 完成したけど修理費高くてまだplayしていない、ちょっとまえまで基本修理費って6000SLくらいじゃなかったっけか…ケーリアンさえ乗り越えればと思って開発に着手したあの日に戻れるならシルカを目指すべきだった -- 2017-02-21 (火) 13:07:23
- シルカも修理費高いで -- 2017-02-21 (火) 13:30:36
- 知るか!(涙) -- 2017-02-21 (火) 15:50:17
- シルカも修理費高いで -- 2017-02-21 (火) 13:30:36
- こいつ使えよ、みんな使わないから連合がやりたい放題空爆してるじゃねぇかよ -- 2019-07-25 (木) 02:51:56