//航空機テンプレートバージョン17.01.1
*日本 RankIV 戦闘機 Ki-84 ko / 四式戦闘機一型甲 疾風 [#A1_Top]
//↑は国家名 Rank(ローマ数字←半角英字で表記) 機種カテゴリ 機体名(機体アイコンマウスオーバーで表示される詳細版・英語表示)を記載してください。
//例:ソ連 RankII 重戦闘機/戦闘攻撃機 Pe-3/Early
//ただし、ここの機体名に関しては、判りやすいよう日本語表記等を追記しても良いこととします。
//例:日本 RankIII 軽戦闘機 Ki-43-III otsu Hayabusa 一式戦闘機三型乙 隼
&attachref(./shot 2016.01.29 23.06.57 (2).jpg,nolink);
**概要 [#A1-1_Summary]
//↓概要説明は実装時のバージョンや機体特性、武装、史実などページ全体の要点をとりまとめたものを2~3行でコンパクトにまとめること。本格的な解説は【解説 [#A3_Explanation]】にて。
v1.37にて追加された日本陸軍ツリーの戦闘機。v1.45からランクIVになった。
二式戦闘機の優れた上昇力とそれなりの旋回力をそのままに、火力・速力・防御力を強化した傑作戦闘機である。
*機体情報(v2.5.1.56) [#A2_Data]
//↑情報元クライアントのバージョンを記入して下さい。
//Ver.1.59の時点では、機体アイコンマウスオーバーで表示される性能表が開発状況に合致していない場合がありました。機体カスタマイズ(プレビュー)で画面左上の性能表で、最高速度・旋回時間・上昇速度の数値の下に黄色のバー(開発の進み度合いが判る)が表示されているとき、その数値は正確な数値を示していると言えます。念のためご確認ください。
**必要経費 [#A2-1_Costs]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~必要研究値(&color(blue){RP};)|54,000|
|~機体購入費(SL)|150,000|
//|~機体購入費(&color(Red){GE};)|***|
//|~機体購入費($)|**.**|
|>||
|~乗員訓練費(SL)|43,000|
|~エキスパート化(SL)|150,000|
|~エース化(&color(Red){GE};)|820|
|~エース化無料(&color(Blue){RP};)|440,000|
|>||
|~バックアップ(&color(red){GE};)|***|
|~護符(&color(red){GE};)|1,400|
//|~デカール枠解放(&color(blue){RP};)|***|
**BR・報酬・修理 [#A2-2_BR_Rewards_Repair]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~【AB/RB/SB】&br;(初期⇒全改修完了後)|h
|~バトルレーティング|6.0 / 5.3 / 5.0|
|~&color(Blue){RP};倍率|1.6|
//↑課金機体の場合、「(+100%)」と護符分のボーナスを加えて表記。例:「1.72 (+100%)」
|~SL倍率|1.5 / 3.7 / 4.2|
|~最大修理費(SL)|4,800⇒6,110 / 9,710⇒12,360 / 16,220⇒20,648|
**機体性能 [#A2-3_Statistics]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~項目|~(初期⇒全改修完了後)&br;【AB/RB&SB】|h
|~最高速度(km/h)|669⇒718 / 650⇒692|
|~|(高度6,000m時)|
|~最高高度(m)|13,000|
|~旋回時間(秒)|20.2⇒19.1 / 20.8⇒19.4|
|~上昇速度(m/s)|14.1⇒22.6 / 14.1⇒17.9|
|~離陸滑走距離(m)|421|
|>||
|~エンジン型式|中島 誉21|
|~最大出力(hp)|1611⇒1960 /1594⇒***|
|~離陸出力(hp)|1825⇒2174 / 1808⇒***|
//|~離陸推力(kgf)|***⇒*** / ***⇒***|
//↑X線画面でエンジンにカーソルを合わせると表示される
|>||
|~毎秒射撃量(kg/s)|3.46|
|~燃料量(分)|min15 / 20 / 45 / max51|
//|~銃手(人)|***|
|>||
|~限界速度(IAS)|837 km/h|
|~降着脚破損速度(IAS)|270 km/s|
|~フラップ破損速度(IAS)|(戦闘)470km/h, (離陸)431 km/h,(着陸)280km/h|
|~主翼耐久度|-10G ~ 13G|
//↑↑フラップ破損は大体の速度でOK。戦闘フラップの代わりに離陸フラップ等がある場合は適宜表記を変更。
//↑主翼耐久度は主翼が折れる直前のGを表記。折れない場合は「-∞G」「∞G」と表記しても良い。一応の耐久度の限界値は設定されているらしいが、通常プレイでデータ取得が難しい場合(20G以上等)は公式英語Wikiやデータシートも参考に。
**武装 [#A2-4_MainWeapons]
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分類|~名称|~搭載数|~装弾数|~搭載箇所|h
|~機銃|~12.7mm&br;ホ-103|2|700|機首|
|~機関砲|~20mm&br;ホ-5|2|300|翼内|
//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
**弾薬 [#A2-5_Shells]
[[''搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く''>搭載武装解説]]
#include(12.7 mm Ho-103 machine gun,notitle)
#br
#include(20 mm Ho-5 cannon,notitle)
//分類にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座
//この項目の表は「搭載武装解説」の各国ページや他の個別ページにすでにある表から、書式をコピー&ペーストすると便利。「搭載武装解説」ページに表が無い場合、余力があれば表を作成したうえで「搭載武装解説」の該当ページにも掲載して頂けると、非常にありがたい。
**追加武装 [#A2-6_PayloadOptions]
//追加武装:無し
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~分&br;類|~名称|~搭&br;載&br;数|>|>|~影響【AB/RB/SB】|~費用&br;(SL)|~搭載条件|~備&br;考|h
|~|~|~|~最高速度&br;(km/h)|~上昇速度&br;(m/s)|~旋回時間&br;(sec)|~|~|~|h
|>|>|CENTER:SIZE(12):|>|>|CENTER:SIZE(10):|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~B|~50kg&br;九四式&br;五十瓩爆弾|2|COLOR(Red):-13/-17.3/-17.3|COLOR(Red):-1.9/-1.3/-1.3|COLOR(Red):+0.2/+0.6/+0.6|40|△|合計搭載量&br;***kg&br;(爆薬量***kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|~B|~250kg&br;九二式&br;二百五十瓩爆弾|2|COLOR(Red):-47/-53/-53|COLOR(Red):-8/-5.3/-5.3|COLOR(Red):+1.3/+2.8/+2.8|200|△|合計搭載量&br;***kg&br;(爆薬量***kg)|
|>|>|>|>|>|>|>|>||
//分類...爆弾=B,魚雷=T,ロケット=R,ガンポッド=G,爆弾&爆弾=B&B,ロケット&爆弾=R&B
**機体改良 [#A2-7_Modifications]
''[[解説ページを開く>性能・パーツ]]''
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|~名称|~必要(&color(Blue){RP};)|~購入費(SL)|h
|~I|~胴体修理|3300|6400|
|~|~ラジエーター|~|~|
|~|~12mm弾薬ベルト|~|~|
|~|~9 in (mod 23)|~|~|
|>|>|>||
|~II|~コンプレッサー|3800|7400|
|~|~機体|~|~|
|~|~新しい12mm機関銃|~|~|
|~|~12 in (mod 27)|~|~|
|>|>|>||
|~III|~主翼修理|5600|11000|
|~|~エンジン|~|~|
|~|~20mm弾薬ベルト|~|~|
|>|>|>||
|~IV|~インジェクター交換|7200|14000|
|~|~カバー交換|~|~|
|~|~新しい20mm機関砲|~|~|
//名称にBGCOLOR(#FFDDDD):がついているのは銃座関連
**カモフラージュ [#A2-8_Camouflage]
#region(''クリックで表示'')
|>|SIZE(12):|c
|>|~既定|
|>|&attachref(./ki84kostock.jpg,49%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|-|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|標準スキン|
|>|~茶色基調迷彩|
|>|&attachref(./ki84kobrown.jpg,49%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|300撃墜/撃破(AI除く) or &attachref(SandBox/Gorden_Eagles_2.png,nolink);200|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|標準的な茶色単色基調迷彩|
|>|~第102戦隊迷彩&color(Red){(2021年現在購入不可)};|
|>|&attachref(./ki84ko.jpg,49%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|&attachref(SandBox/Gorden_Eagles_2.png,nolink);200|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|第102戦隊第3中隊迷彩&br;(1944年 日本)&br;スキン制作者:[[gudkarma>http://live.warthunder.com/user/gudkarma/]]|
|>|~第22戦隊密林用迷彩&color(Red){(2021年現在購入不可)};|
|>|&attachref(./Ki-84(22戦隊).jpg,50%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|&attachref(SandBox/Gorden_Eagles_2.png,nolink);200|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|仮想の密林用迷彩&br;(1944年秋 フィリピン)&br;スキン製作者:[[Petranera>http://live.warthunder.com/user/Petranera/]]|
|>|~Ki-84 ko, JASDF Primary Trainer|
|>|&attachref(./War Thunder Screenshot 2021.05.21 - 07.45.38.66.jpg,25%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|ガチャ&マーケットプレイススキン|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|航空自衛隊の初等練習機風カモフラージュ&br;スキン製作者:[[BigKusa>https://live.warthunder.com/user/BigKusa/]]|
|>|~Ki-84 ko, 101F Sentai|
|>|&attachref(./War Thunder Screenshot 2021.05.21 - 07.45.08.82.jpg,25%);|
|BGCOLOR(#eeeeee):~条件|ガチャ&マーケットプレイススキン|
|BGCOLOR(#eeeeee):~説明|飛行第101戦隊迷彩&br;スキン製作者:[[z2152c>https://live.warthunder.com/user/z2152c/]]|
#endregion
**研究ツリー [#A2-9_Tree]
|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~前機体|''[[Ki-61-II otsu Kai]]''|
|~派生機体|---|
|~次機体|''[[Ki-84 otsu]]''|
#br
#br
*解説 [#A3_Explanation]
**ゲーム内計測値 1.49 [#m5d63bed]
カスタムバトル クルスク 燃料 20:00
RB
上昇力
0-3000m 2:32 19.7m/s
0-6000m 5:08 19.4m/s
上昇角度
0-5000m 15°
5000-6000m 12°
限界速度
IAS 790km/h
AB
WEP断続運転
0-3000m 1:25 35.3m/s
0-6000m 3:13 31.1m/s
上昇角度
0-3000m 25°
3000-5000 20°
5000-6000 15°
限界速度
IAS 850km/h
巡航速度
50m 550km/h
3000m 520km/h
6000m 475km/h
**特徴 [#A3-1_Characteristics]
本機はエンジン開発の進展に伴い、旋回性だけでなく速度や上昇力、ダイブ性能、防御力のバランスの良い共存を狙って造られた機体である。特に上昇力は目を見張るものがあり、うまく高度差を活かす事で、これまで手の出せなかった高速機相手にも対抗可能となった。
さらに水平飛行や維持旋回、ズーム上昇時のエネルギー保持率もかなり優秀で、格闘戦から一撃離脱まで平均以上にこなせる。巴戦は封印して、陸軍お家芸の擂り鉢戦法をお目にかけよう。
また、本機の特徴の一つに「高Gによる空中分解を防ぐため、高速域で舵が重くなる」というものがある。これにより非実用的な超高G機動を封印し、G耐性に裂く重量を最適化する事で良好なP/Wレシオを達成した。ABで戦う限りただの欠点にすぎないが、RBやSBでは実に有用な機能として働く。安心して操縦桿をブン回そう。
武装は機首に12.7mm砲ホ103、主翼内に20mm砲ホ5が各2門ずつ搭載されている。どちらも短射程ながら発射レートが高く、低速目標に近距離で大量に浴びせてやれば高い威力を発揮する。弾数はそれぞれ700発/300発と不足はないが、発射レートの高さからか気持ち早めに尽きるため注意が必要である。爆装は50kg*2ないしは250kg*2を選択可能で、軽トーチカや戦車などの地上目標も狙える。
ひとえに、その優秀な性能は大東亜決戦機の名に恥じない。早々に慣熟し大戦果を狙おう。
**立ち回り [#A3-2_HowToFight]
燃料を最小量にした場合、一つのタンクのみに注入しているためなのか被弾時にあっという間に燃料が無くなることがある。他の部位がまだ戦える損傷度でも気付かないままエンジンが止まって墜落してしまうリスクが。特にRBではよく考えて燃料量を決めること。
''【アーケードバトル】''
上昇力を活かして最初は高度を取り、高空を制圧し低空へ一撃離脱をかけることを心がけよう。
スピットなどと同高度戦闘となった場合は斜め旋回などのエネルギー戦を心がけよう。
敵機がエネルギーを失った瞬間に必殺のホ-5を撃ち込もう。
#br
''【リアリスティックバトル】''
エンジンがとても冷える。
発射速度が高く弾切れは警戒する必要がある。ある程度の距離では50口径に頼り、当てられる時に必殺の20mmで決める、という撃墜までの流れが1番良いだろう。
相手に応じて優れている性能面を押し付ける事により、相応の戦果を出してくれる汎用で優れた機体だ。
手動エンジン管制([[MEC]])を行なう場合、ラジエーター15%、ペラピッチ85~90%で過給機ギア切換え高度は3,000m。WEP状態ならこのあたりで上昇速度を270km/hになるよう上昇角を調整すると良いだろう。
#br
''【シミュレーターバトル】''
鍾馗譲りの上昇力はそのままに、日本機ツリーでも指折りの速力を手に入れた本機。抵抗の少ないフレームも相俟って一撃離脱が捗る。全開高度も5500mと少し高くなった為、中~低高度は一通りカバー出来るだろう。釣り上げ全般はお手の物、BR相応の防弾でドラッグ中の1~2発の被弾による事故も少ない。
さらにヨー・ロール安定性と中速域での高い旋回率を兼ね備え、増速してやれば、頭上で漂うばかりの敵に強烈な突き上げを食らわせる事も容易だ。
加えて小回りも平均以上で、万一巴戦に持ち込まれても、彼我のエネルギー差次第では返り討ちにしてしまう。まさに「軽戦と重戦の良いとこ取り」と評された所以である。しかし、速度が出ると着実にエレベーターの負荷にて限界が来る為、チェイス中の相手の急な切り返しでオーバーシュートしないように警戒する必要はある。
何を相手にしても確実に弱点を衝く事が出来る為、高高度の敵以外には必ず優位に立てる筈だ。敵を早期発見し動きを見切って、先の先・対の先・後の先を、状況に応じて戦法を柔軟に変えよう。
**史実 [#A3-3_History]
四式戦闘機は大日本帝国陸軍の戦闘機。愛称は"疾風"。開発・製造は中島航空機。連合軍のコードネームは「Frank」。
#region(クリックで表示)
時は昭和16年12月。帝国陸軍の南仏進駐と帝国海軍の真珠湾攻撃に伴い、大東亜戦争が勃発する。しかしながらこの重大な局面にあって、帝国陸軍はある重大な問題に直面していた。それは「帝国陸軍航空隊の主力戦闘機が、未だに旧式の九七式戦闘機である」という問題である。
当時帝国陸軍では次期主力戦闘機として一式戦闘機(キ43)の配備を進めていた。しかし隼は試験時から懸念されていた505km/hという低速が問題((二型以降では改善され、三型では560km/hを発揮できるようになった。))となり、関係者を大いに悩ませていた。この時点でもう一つの本命であるキ44(後の二式戦闘機)は増加試作機を用いて既に実戦部隊に配備が開始されていたもののまだ制式化はされておらず、大量生産は始まっていなかった。そもそも連合国も手を拱いている訳はなく、日本機に対抗するべく続々と新型機を投入してくるであろう事は灯を見るより明らかであったために陸軍の一部では既にキ43とキ44の両機種を一種類で凌駕することの出来る機体が必要だと考えられていた。
事此処に至り、帝国陸軍は自らの危機的状況を悟り、早急に新型戦闘機の開発に取り掛かることを決定する。また同年11月には中島飛行機で開発が進められていた画期的な2000馬力級エンジン「ハ45」が飛行実験を開始しており、そういった事情も新型機開発を後押ししたと言えるだろう。こうして、大東亜戦争勃発から20日あまりしか経っていない昭和16年12月29日。帝国陸軍は中島航空機に対して単独で、新型戦闘機「キ84」の開発を命じた。
キ84の開発コンセプトは「軽戦・重戦の枠に囚われず、どんな状況でも対応出来る万能機」であった。陸軍はかつてノモンハン事件において当時主力であった九七式戦闘機がソ連の新型戦闘機I-16に一撃離脱戦法によって苦渋を舐めさせられた経験があり、連合国が新型機を開発してくることに強い危惧を抱いていた。そのため近い将来登場してくるであろう連合国の新型戦闘機にも対抗できるよう、2000馬力級エンジンを搭載した万能機として、手堅い案が纏められたのである。
キ-84の要求仕様は主に、
・最高速度680km/h以上
・5,000mまでの上昇時間4分30秒以内
・12.7mm機銃、20mm機関砲を各2門ずつ装備
・通常時航続距離1,200km以上、増槽装備時3,000km以上
というものであった。
しかも「試作機の開発を試作開始(昭和17年4月)から1年以内に終わらせる」という過酷な条件までついており、新型戦闘機の開発は困難が予想された。
この要求仕様に対して中島は、九七式戦、一式戦、二式戦とその実力を存分に発揮してきた小山悌技師長を主任設計者として開発に当たることとした。開発にあたって、当初はキ44にハ145を搭載したキ44-IIIをベースにして開発を進める案が纏められた。しかし要求仕様にある航続距離を満たすためには翼内の燃料搭載量を増やさねばならず、これに伴って翼面荷重を計画値の155kg/m^2に収めるべく翼面積の拡大を余儀なくされた。そのため当初2,700kg程度と目されていた全備重量は3,000kgを優に越える見通しとなり、重量増加に対応して翼面積を増やすとまた重量が増加するという悪循環に陥ってしまったのである。さらに、前線からの要求で防弾・防火装備、武装の強化なども必須となり、これも重量が増加する一因となった。そのため、キ84は主翼の開発から大きな壁に直面することとなった。
結局主翼面積は当初計画値の17.4m^2から21m^2に変更になり、やっと機体の設計がまとまった。この時点で機体の乾重量は当初予定していた全備重量にも匹敵する値となっていたが、機体の製造自体は大きな問題もなく進み、タイムリミットを一ヶ月後に控えた昭和18年3月、遂に試作一号機が完成した。
試作機完成から間を置かずして開始された試験飛行では、
・最高速度624km/h
・5,000mまでの上昇時間6分26秒
という記録を残した。この結果は陸軍からの要求仕様を満たすものではなかったが、昭和18年時点で現用であった一式戦・二式戦・三式戦と比較して、少なくとも速度の面では明らかに優れていた。そして何より、太平洋での戦況はもはや予断を許さぬ状況になっており、陸軍が当初より危惧していた連合国の新型戦闘機が多数投入されてきていた。こうした状況で前線からは一刻も早いキ84の実用化が求められていたため、陸軍航空本部は出来るだけ早く問題点を洗い出し且つ制式化後すぐさま生産体制を整えるべく通常の増加試作機10機以内という方針を転換し前例の無い100機近い増加試作機が製作された。こうして生産が始まったキ84は、昭和19年4月に「四式戦闘機」として制式採用、中島飛行機太田工場にて量産型の生産が開始された。
#endregion
**小ネタ [#A3-4_Tips]
#region(クリックで表示)
設計段階から生産性が考慮され、一年あまりで3600機以上に及ぶ大量生産が行われた。複雑な構造で大量生産に向かないゼロ戦は五年間で1万機程度である。ただし末期には工員の質が下がり、カタログスペックに満たない粗悪機が大量に出回る事態も起こった。稼働率や整備性が問題視された誉エンジンの悪評は、この時期の逸話に由来しているものが多い。
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現在、鹿児島県南九州市知覧町にある「知覧特攻平和会館」に四式戦闘機が一機展示されている。この機体はもともとフィリピンに展開していた第11戦隊所属の機体で、昭和20年1月にアメリカ軍に鹵獲され飛行試験に使用された。戦後はプレーンズオブフェイムに払い下げられたあとてレストアされ、飛行可能な状態が維持されていた。その後1970年代に日本の実業家に買い取られ、富士重工宇都宮製作所に隣接する陸上自衛隊宇都宮飛行場に展示されていた。この時は富士重工のサポートもあり、飛行可能な状態が維持されていた。
オーナーであった実業家の男性の死後は嵐山美術館に移されたのだが、杜撰な野外展示によって本来なら外せない部品が窃盗に遭い、飛行不可能の状態に陥った。本機を日本人実業家に売り渡した当事者である私設航空博物館のドン・ライキンスはこの状況を聞いて深く後悔。本機の復元を行ったマロニー博物館も「他の機体数機との交換で良いので還して欲しい」とコメントしている。更に嵐山美術館閉館に伴って南紀白浜に移されてからは海岸近くに野外展示され、より一層機体の腐食が進んだ。
そうした紆余曲折を経て、知覧町が本機を買収し現在に至っている。
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疾風は上記にもあるように、稼働率や整備性が悪かったが第47戦隊の刈谷正意大尉(整備士)の「故障前修理」という現代では当たり前の整備方法により、47戦隊では稼働率ほぼ100%を誇っていた。しかしその刈谷大尉率いる整備員たちの腕をもってしても、刈谷大尉は「疾風の性能を十分に引き出せていたかはわからない」としている。
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誉エンジン((正確には陸軍なのでハ45))の悪評が目立つ四式戦だが、誉に限らず同時期の2000馬力級エンジンにはイギリスもドイツも苦労しており、まともに成功しているのはアメリカのP&W社のR2800エンジンぐらいである。
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大東亜決戦機の異名に違わない高性能ぶりはアメリカも注目しており、鹵獲機に高オクタン燃料と自国製点火プラグを搭載してテストした所、P-51に匹敵する性能を発揮した。
しかし、高度7000mを超える高高度では他の日本機同様、急速に性能が低下していった。
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ゲーム中で素晴らしいエネルギー保持力を誇る本機だが、史実では小径ペラが抗力削減に一役買っていた。流速の速い機体先端に長大な棒切れがついていたら、当然巨大な抗力になるのだ。また、翼断面形も抗力削減を意識してか、所謂層流翼に近いものが採用されている。ただし当時の層流翼は発展途上であり、海外との情報も断絶していた日本で荒い工作精度で作られたこの翼形が、期待ほどの成果を収め得たかはわからない。
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この機体のコードネーム「Frank」は、米軍の敵戦闘機にニックネームをつける部署のトップ、『フランク』・マッコイ大佐自身に因む。彼が強力な敵戦闘機に自分の名前をつけたいと考えた為である。
#endregion
#fold(現存する疾風){{
現在、知覧にて展示されている疾風は一個人のボランティアがきっかけで保存調査が始まり、重要航空遺産に認定までされた機体である。確かに、多数の米国の大戦機が動態保存されて飛んでいる事を見ると、疾風の静態保存は失敗だと思う人もいるかもしれない。
しかし、それは静態保存した機体を確保したうえで飛行可能な機体も用意できる米国での話だ。80年以上前の状態を保ちながら疾風を飛行可能な状態にすることがいかに難しく、大きなリスクを伴うかは想像に難くない。加えて、疾風の発動機は潤滑油や作動油を入れた状態で保管されており、海外でオイルを抜いた状態で展示されている五式戦などよりはむしろ「生きた」状態なのだ。
また、輸送の為に主桁が切断された、等のデマがあったがこれも調査の結果ほとんどありえないとされている。現在も調査・保存活動は続いており、我々はSNS等でその様子を知ることができる。
}}
//----
//--加筆求む--
//----
//--加筆求む--
*外部リンク [#A4_Links]
#br
●[[WarThunder公式英語Wiki>https://wiki.warthunder.com/Ki-84_ko]]
//↑対応する航空機のURLを添付。公式英語Wikiトップ→ http://wiki.warthunder.com/
#br
●[[WTフォーラム・データシート>http://forum.warthunder.com/index.php?/forum/312-aircraft-data-sheets/]]
//↑対応する航空機のデータシートのURLを添付。WTフォーラム航空機データシートトップ→ http://forum.warthunder.com/index.php?/forum/312-aircraft-data-sheets/
#br
●[[公式Devログ>https://warthunder.com/en/news/3422/current]]
//↑対応するDevログページのURLを添付。公式サイト検索用ページ→ http://warthunder.com/en/search/
#br
●[[インターネット百科事典ウィキペディア>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%BC%8F%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F]]
//↑対応するインターネット百科事典ウィキペディアのURLを添付。
#br
*コメント [#A5_Comments]
&color(Red){''【注意事項】''};
-誤解や混乱を防ぐために、&color(Red){使用感を話題にする際は''ゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。''};
-&color(Red){''荒らし行為''に対しては''スルー''してください。};不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、&color(Red){''荒らし共々BAN''される可能性もあります。};
-ページの編集要望等ありましたら[[編集会議]]のコメント欄をご利用ください。
----
#region(&color(Silver){旧式コメント欄(ZawaZawaコメント欄が使用できない時などに)};)
#pcomment(./コメント,reply,10)
#endregion
#zcomment(t=warthunder%2F386&h=200&size=10&style=wikiwiki)