SM-4

Last-modified: 2025-07-09 (水) 13:06:02

ソ連 RankI 高速魚雷艇 Pr.103 SM-4級 SM-4

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概要

Update 2.45 “Hornet's Sting”にて追加されたソ連の魚雷艇。
やや低速で中柄な船体に3機のDShK機銃を搭載した姿は、当にD-3の後継者。

艦艇情報(v2.42.0)

必要経費

必要研究値(RP)2,900
艦艇購入費(SL)700
乗員訓練費(SL)200
エキスパート化(SL)1,000
エース化(GE)20
エース化無料(RP)96,000
バックアップ(GE)20
護符(GE)190

BR・報酬・修理

項目【AB/RB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング1.3 / 1.3
RP倍率1.00
SL倍率0.1 / 0.2
最大修理費(SL)86⇒106 / 129⇒159

艦艇性能

項目数値
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後)
主砲塔装甲
(前/側/後)(mm)
0 / 0 / 0
船体鋼, 4 mm
上部構造物鋼, 4 mm
排水量(t)42
最高速度(km/h)***⇒72 / ***⇒***
乗員数(人)9

レーダー

なし

武装

種類名称砲塔搭載基数弾薬数購入費用(SL)
主砲12.7mm
DShK
単装36,0002

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

機銃

武装名ベルト名ベルト内容貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
12.7 mm
DShK
汎用AP-I/API-T/
IAI
333228242014
HEベルトIAI/IAI/
IAI/API-T
323127221915
APITベルトAPI-T/AP-I/
IAI/AP-I
333228242017
 

追加武装*2

分類名称搭載数費用
(SL)
搭載条件
魚雷533 mm 53-38220-
爆雷投下器BM-11060爆雷
魚雷
&
爆雷投下器
533 mm 53-38275爆雷
BM-14

魚雷

名称重量
(kg)
爆薬量(kg)水中最大速度
(km/h)
(初期⇒改修)
射程
(km)
(初期⇒改修)
533 mm
53-38
161530082⇒564.00⇒10.00

爆雷

名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
BM-14525

カモフラージュ

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条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前艦艇D-3
次艦艇MPK-163
 

解説

特徴

--加筆求む--

 

【火力】
ソ連戦中魚雷艇ではお馴染みの12.7mmDShK機銃を前方・中央・後方に段違いで3基搭載している。この為前後左右に死角無く全ての方向に最低1基の機銃を向ける事ができる。
瞬間的な火力こそ20㎜以上の機関砲には敵わないが、その発射レートの高さと全方位性を生かして周りの敵をチクチクと刺し続けよう。
魚雷や爆雷も他の戦中魚雷艇に同じ。ただしそこまで速度が速く小回りが利く訳でもないので、大型艦相手に使う事ができる機会は少ない。

 

【防御】
全くと言っていいほど無い。乗員は多いが、図体もそこまで大きくない為「当たって耐える」という事は少々難しい上に、機動力もあまり高くないためG-5のように「当てられないように避ける」というのも厳しい。
島影や味方大型艦艇の影などを有効に活用するべし。
なお、D-3と同様に魚雷が剥き出しの状態で装備されている。万が一敵から袋叩きにあった際は誘爆する事があるので注意。

 

【機動性】
D-3と同等の機動力。他国と比較すると幾分優れてはいるのだが、それでもソ連が誇る他の魚雷艇と比較すると若干見劣る。
拠点の争奪戦よりも、火力を活かした拠点防衛の支援に活かすべきか。

 

史実

cm4_ld.jpg

Опытные торпедные катера типа СМ-4(ТК-СМ-4)(和訳すると「実験魚雷艇SM-4」)はソビエトが1930年代末から1940年代にかけて試作した魚雷艇。
事の始まりは1930年代。当時ソビエトでは航空機設計の大家ツポレフが設計したG-5魚雷艇が続々と配備されていたのだが、この艇は速度を優先するあまり耐航性・航続性・そして耐食性が非常に劣っており*3、より性能の優れた鋼鉄製魚雷艇が求められていたのだ。
まず、1930年にレニングラードの造船所設計局No.194にて最初の鋼鉄製試作魚雷艇「S-1」及び「S-2」が製造された。しかし、搭載した輸入エンジンの出力不足が原因で2艇は僅か26ノットしか出すことができず、失望した上層部によって長距離用鋼鉄製ボートの開発は10年程停滞する事となった。
1941年の初夏に3艇目の試作鋼鉄製魚雷艇「SM-3」の試験が黒海で行われた。この艇は「例え速度が低下したとしても耐航性と耐食性を向上させる」という目的で作成された為速度の問題はそこまで重視されなかった*4が、今度はたった4mmの薄い外皮が航行中に「まるで呼吸でもするように」ベコンベコンと変形し、挙句37ノットに達するとエンジンルーム中央付近でヒビ入ってしまった。この問題によりSM-3を基にした鋼鉄製魚雷艇の量産計画は白紙化、残されたSM-3は骨組みを強化された上で黒海艦隊へ配備された。

さて、SM-3の開発が始まった1935年頃、マルティ造船所ではこれとは別にG-8*5を基に船体や武装を新しくし大規模な近代化を目論んだ試作魚雷艇SM-4の量産を開始した。しかし、上記S-1及びS-2の失敗によりこの量産計画はストップしてしまう。何とか造船所内に残されていた試作部品や他の艦艇の部品を流用し1939年に1艘のSM-4が組立られ、翌年に進水する事ができた。
進水後もSM-4の苦労は続く。魚雷艇として1941年8月にバルチック艦隊に配備されたものの、1942年6月に魚雷艇のアイデンティティたる魚雷発射管を取り外されて小型砲艇や機雷敷設艇として使用されていたのだ。SM-4が再び魚雷艇としてのアイデンティティを取り戻すには1943年8月まで待つ事となる....
(参考資料:S-1、-2、SM-3、-4タイプの実験魚雷艇(1931-1941))

小ネタ

--加筆求む--

外部リンク

 

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 爆薬量はTNT換算
*3 航空機の外皮に使用する薄いジュラルミンを用いた為、5日程海に浮かべっぱなしにすると腐食で使い物にならなくなってしまった
*4 一応、「30ノットでは不十分」と文句はついた
*5 G-5の発展型