SU-152

Last-modified: 2023-12-27 (水) 19:07:03

ソ連 RankIII 駆逐戦車 SU-152

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車両情報(v.2.11.0.42)

必要経費

必要開発費(RP)50000
車輌購入費(SL)77,000
乗員訓練費(SL)22,000
エキスパート化(SL)77,000
エース化(GE)330
エース化無料(RP)280,000
バックアップ(GE)80
[護符]購入費(GE)980

基本性能情報

報酬・修理関係

ABRBSB
リワード(%)100120160
開発ボーナス(%)+54
最大修理費(SL)118020902800
最大修理費(SL)
最大改良状態
1456******

車両性能

ABRBSB
Battle Rating4.3
RankIII
車種TD
 
初期最終
重量(ton)45.5
エンジン出力(hp)852
2,200rpm
最高速度(km/h)49
最大登坂能力(°)32
砲塔旋回速度(°/s)4.8
仰俯角(°)-3/20
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
75/60/60
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
75/60/60
再装填時間(sec)27.7**.*
視界(%)85
乗員数(人)5

基本武装

名称(戦車砲)搭載弾薬数
主砲152 mm ML-20S cannon x120

弾薬

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)備考
10m100m500m1000m1500m2000m
152 mm
ML-20S
BR-540APHE48.8739.2600170169161152144136
OF-540HE43.565900065549
BR-540BAPHEBC48.961020600166164156146137129
BP-540HEAT27.448000680250ISU-152のみ装備

車両改良

車両改良
Tier名称必要RP(RP)購入費用(SL)
ITracks******
Parts******
Turret drive******
IISuspension******
Brake system******
FPE******
Adjustment of Fire******
IIIFilters******
Elevation Mechanism******
IVTransmission******
Engine******

スキン

名称条件説明
Standard初期スキン
 
スキン画像(クリックで表示)

スキン画像

Standard
[添付]

研究ツリー

前車体29-K
次車体SU-85

解説

ソ連ランク3の駆逐戦車。
KV-1SにML-20S 152mm砲を乗せた自走砲となる。

 

【火力】
152mm砲のパワーはどのBR帯においても陰ることはなく、敵を選ばず凶悪な殲滅力を発揮してくれる。
基本的に使う砲弾はBR-540B(APHEBC)である。この砲弾は0°での貫徹力は初期弾より低いものの、傾斜装甲に対して非常に強い。それがどれほどのものかというと、BR5.7のパンターや、5.0のシャーマンジャンボの車体正面も余裕で抜けるレベルである。また、炸薬量はTNT換算1kg超えとなっており、威力に関しては貫徹すれば99%ワンパンできる。
注意すべきこととして、やはり大口径の宿命か装填時間が非常に長いのが悩み。
常に「撃った後どこへ逃げ込むか」を考えながらの立ち回りが求められる。

 

【防御力】
車体正面は80~90mm程度でこのBR帯で飛び交う砲弾を防げるものではない。しかし、巨大な防循周りは跳弾を誘いやすく、切り欠き部分は非常に強烈な傾斜がかかってるためスペック以上に防御力を発揮することもある。とはいえ、車内レイアウトは悪いので被弾しないように心がけるに越したことはない。

車内レイアウト

ユニット配置

SU-152.jpg
SU152unit.jpg
 

【機動力】
SU-85よりも前進速度が遅いかわりに後退速度が16km/h程出せるため、射撃後すぐに撤退でき、非常に扱いやすい。

 

【総評】
非常に強力な火力と優秀な後退速度を活かして暗殺者のように敵を1撃で仕留め、すぐ身を隠す立ち回りがおすすめ。装填速度が遅いため近接戦闘は避けよう。

史実

クリックで表示

独ソ開戦以前、赤軍は対トーチカ駆逐戦車としてSU-14やT-100Y(SU-100Y)、Object212を開発したがどれも不採用に終わってしまった。
しかし1941年夏、ドイツが宣戦布告し大祖国戦争が始まるとKV車体の重自走砲開発計画が復活。レニングラードからチェリャビンスクに疎開した第2特別設計局(SKB-2)は1941年11月にKV-7の開発に着手した。このKV-7は76mm戦車砲F-34 1門と45mm戦車砲20-K 2門の3連装もしくはF-34 2門の連装を搭載するものであり、試作車輌は1941年12月11~23日にかけてウラル重機械製作工場(UZTM)で組み立てられ戦力化申請がなされた。赤軍機甲機械化総局と赤軍司令部は3連装案については照準に難ありとして1942年1月6日の国家防衛閣僚会議決議第1110号によって開発が中止させた。連装案については図面が1942年2月5日にUZTMからチェリャビンスク・キーロフスキー工場(ChKZ)に引き渡されたが当時ChKZはKVの量産により人手不足であり、試作車は4月に完成。5~6月に試験となるも自走砲に連装で砲を搭載する意味がないとされ開発が中止された。
続いて開発されたのがU-18/19である。U-18はKV-7をベースに152mm榴弾砲ML-20を搭載しU-19はKV-1をベースに203mm榴弾砲B-4を搭載する予定であった。しかしU-19は重量過多となり不採用、U-18も戦車製造人民委員部と赤軍機甲機械化総局に承認されたものの不採用となってしまった(理由は不明)。
不採用が続いたKV車体自走砲であるが遂に採用に近づく。
I.V.スターリン名称自動車機械化戦争アカデミー科学研究所(コーチン技師がSMKとT-100に対抗してKVを設計した場所)で1942年2月、講座主任ダビトヴィチャ技師がKV-1をベースに107mm戦車砲ZiS-6を搭載する重自走砲を設計した。設計案はChKZに送られ、武装をML-20に換装された。当初主砲が大口径過ぎ、KVの機械的信頼性が欠けている(これはどの重自走砲案にも言えること)と批判されたが前線はこのような重自走砲を求めていたのである。
1942年4月15日、赤軍砲兵委員会総会は突破戦闘時において歩兵、戦車に対する火力支援用として76mm野砲ZiS-3、122mm榴弾砲M-30、152mm榴弾砲ML-20を搭載した自走砲の開発を決定し(後のSU-76、SU-122、SU-152である)、6月に戦車製造人民委員部と軍需工業人民委員部が赤軍装備用自走砲兵システムの開発を進めることとなった。しかしその後の行動が遅れ(ここも理由は不明)11月13日になりやっとChKZが開発を担当することになった。
車体はKVの改良型であるKV-1Sをベースとすることとし、UZTMのU-18(復活した)とコーチン技師、トロヤノフ技師の案の競作となった。U-18はML-20の砲架を新設計としなければならず、トロヤノフ技師の案はKV-1Sの車体を延長しなければならなかったがコーチン技師の案は車体延長を必要としなかった。即座に量産が可能ということでコーチン技師の案が採用された。
国家防衛委員会は1943年1月4日にこの案を決定すると決議2692号で戦車製造人民委員部は第100工場、軍需工業人民委員部は第172工場で25日以内にML-20を搭載した自走砲の試作車体を完成させるよう命じた。
非常に短い期間で車体を完成させるため、最初の10日間は誰も家に帰らず、設計者や関係者はほぼ毎日工場で寝泊まりし、設計が完了するとすぐに工場に図面が送られた。しかしここでまた問題が発生する。「主砲の使用枠は戦車なのか、砲兵なのか」という管理上仕方ないとはいえ官僚主義的で馬鹿げたものである。最終的に戦車側が砲を注文することになった。
血の滲むような努力の結果、1月17日には実物大模型が、19日には第200工場で車体が完成し、23日朝には第100工場で砲以外が完成した。夕方には砲の取り付けも終わり、24日には僅か25日という期限を守ってKV-14と名付けられた試作自走砲が完成した。翌日、チェリャビンスクからチェバリクリスキー砲兵試験場までの107kmを難なく自走し試験も問題なく通過。2月7日には国家防衛閣僚会議で量産が命じられ、4月にはSU-152と正式に命名された。
重自走砲を迅速に前線に送り込むため、1942年11月にはモスクワ州クリヤツィマで既に自走砲兵教育センターが設立されていた。1943年3月に35輌の生産第1陣が完成するとチェリャビンスクの第21重自走砲兵教育連隊とモスクワの第36予備自走砲兵連隊に送られ、7月のクルスクの戦いまでに10個独立重自走砲兵連隊が配備された。(1個連隊につきSU-152 12輌と少ないがこれは生産が追いついていなかったからである。)

実戦での戦果

SU-152の活躍については、残念ながらソ連のプロパガンダにより湾曲されがちである。例として第1540独立重自走砲兵連隊は3週間でティーガー12輌とフェルディナント7輌を撃破したとされているがこの数はドイツ軍による損害報告と合致しない。しかしクルスク戦後に連隊のSU-152の装備数が21輌に増え、続々と前線に投入されるようになると活躍する場面が増えてくる。
キエフ攻略作戦時に第1ウクライナ戦線第52戦車旅団第1835独立重自走砲兵連隊のSU-152 3輌は1943年11月8日にKV-1S 1輌と引き換えに戦車2輌、自走砲2輌、砲4門、2個歩兵中隊を撃破した。続いてさらに攻撃を仕掛けてきた戦車16輌を撃破し、ドイツ軍の反攻を完全に撃退した。
SU-152の生産はベースのKV-1Sの生産とともに1943年12月に終了したが、KV-1SやKV-85を補充として配備した。(KV-1S車体で統一するためにISU-152は配備されなかった。また面白いことに重戦車連隊にSU-152が補充され重自走砲連隊に重戦車が補充されるということが起きている。)例えばクリミア解放作戦に参加した第1452重戦車・自走砲兵連隊はKV-1S 5輌、KV-85 11輌、SU-152 6輌、SU-76 3輌を装備していた。(この連隊はアルメニア人で構成されており、セヴァストポリ解放の際には残存戦力がKV-85とSU-152が1輌ずつというものであった。)

SU-152は1944年夏のカレリア地峡の戦いを最後に後継のISU-152に交代したが残存車輌は1950年代まで運用された。

203mm砲搭載計画

B-4 203mm榴弾砲は本車の搭載するML-20 152mm榴弾砲と共通の砲架であったことから、この203㎜砲を搭載するSU-203が計画されていた。さすがに実用化はされなかった。

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キャプチャ34.JPG
キャプチャ4.JPG

↑興味深いことに、1944年6月に独駐在武官から日本にもたらされたソ連戦車の情報の中には計画車両であるSU-203の名前がある。

小ネタ

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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  • T-34-85D5Tで露払いして、KV2、SU152で蹂躙するの楽しすぎる。ソ連のBR5.0は革命的に輝くね! -- 2016-08-26 (金) 16:04:43
    • 最近はzis-6やら220も加わって他国5.0~5.3は地獄やでぇ… -- 2016-08-26 (金) 17:17:32
  • こいつに乗るくらいならSU85のほうがいいと思うのは俺だけ? -- 2016-09-09 (金) 00:25:56
    • ロマンだよ!それにワンパンするの楽しくない? -- 2016-09-09 (金) 01:04:08
    • SU85乗るくらいならT-34-85の方が(ry -- 2016-09-09 (金) 07:49:19
  • KV-2には無いリロード速度でガンガン敵をなぎ倒しながら拠点占領とかできる素晴らしい戦車 -- 2016-09-12 (月) 10:16:28
  • ヘイトが高すぎて遠距離、中距離でも戦えたもんじゃないわ・・・ -- 2016-09-29 (木) 14:41:31
    • ロマンにすらなれないから二度と乗らん -- 2016-09-29 (木) 15:13:35
    • 基本的には味方の後ろから敵を一撃粉砕する車両だろ 一対多の状態になったらリロード遅い固定砲塔なんて勝てるわけない -- 2016-09-29 (木) 19:50:30
  • コイツの発砲音が戦場で響くと一瞬焦ってしまう -- 2016-10-21 (金) 05:35:11
  • ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲かな? -- 2016-10-23 (日) 07:34:13
  • 後退、19kmぐらいでない?こいつ -- 2016-12-22 (木) 20:31:14
  • 弾外したとき(´・ω・`)ってなる。 -- 2022-12-11 (日) 19:09:18
  • 上の人も言ってるけど後退18か19kmくらい出てない? -- 2023-01-08 (日) 18:24:31
    • ABの話です -- 2023-01-08 (日) 18:24:58
  • 確認したけど後退19kmでてるね -- 2023-02-09 (木) 20:37:48

情報提供

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  • おい画像ISU-152のになってんぞ。戻しとけや -- 2015-08-06 (木) 15:19:49
  • アホタヒね! -- 2022-12-11 (日) 19:10:03