ドイツ RankIII 軽戦車 Sonderkraftfahrzeug 234/2

概要
Ver1.69で実装された、ドイツ陸ツリーのランクII軽戦車*1。5cm砲装備の8輪重装甲偵察車で、非常に機動性に優れている。Sd.Kfz.234シリーズ唯一の通常ツリー車両である。*2
車両情報(v1.69)
必要経費
| 必要研究値(RP) | 11,000 |
|---|---|
| 車両購入費(SL) | 22,000 |
| 乗員訓練費(SL) | 6,300 |
| エキスパート化(SL) | 22,000 |
| エース化(GE) | 210 |
| エース化無料(RP) | 220,000 |
| バックアップ(GE) | 50 |
| 護符(GE) | 750 |
BR・報酬・修理
| 項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
|---|---|
| バトルレーティング | 3.0 / 3.7 / 3.7 |
| RP倍率 | 1.24 |
| SL倍率 | 0.4 / 0.6 / 0.7 |
| 最大修理費(SL) | 559⇒812 / 656⇒953 / 800⇒1,162 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
| 砲塔旋回速度(°/s) | 9.1⇒26.4 / 9.1⇒25° |
| 俯角/仰角(°) | -10/20 |
| リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 4.8⇒3.7 |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 8 / 10 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 30 / 14 / 14 |
| 重量(t) | 11.7 |
| エンジン出力(hp) | 325⇒401 / 186⇒210 |
| 2,200rpm | |
| 最高速度(km/h) | 100 / 90 |
| 実測前進~後退速度(km/h) | 53 ~ -52 / 37 ~ -36 |
| 最大登坂能力(°) | 10⇒18 / 11⇒15 |
| 視界(%) | 84 |
| 乗員数(人) | 4 |
武装
| 名称 | 搭載弾薬数 | |
|---|---|---|
| 主砲 | 50mm Kwk.39/1 cannon | 55 |
| 機銃 | 7.92mm MG42 機関銃 | 1850 |
弾薬*3
| 名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| PzGr 39 | APC | 2.05 | 28.9 | 835 | 106 | 102 | 85 | 68 | 54 | 43 | - |
| PzGr 40/1 | APCR | 1.07 | - | 1130 | 130 | 121 | 90 | 62 | 43 | 29 | 9 |
| PzGr 40 | APCR | 0.9 | - | 1180 | 137 | 126 | 88 | 56 | 36 | 23 | 20 |
| Sprgr. 38 | HE | 1.82 | 170 | 870 | 5 | - | |||||
車両改良
| Tier | 名称 | 必要RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
|---|---|---|---|---|
| I | タイヤ | 520 | 690 | 100 |
| 改良された部品 | ||||
| 砲塔駆動機構 | ||||
| PzGr 40/1 | ||||
| II | サスペンション | 470 | 620 | 90 |
| ブレーキシステム | ||||
| 改良された消火器 | ||||
| 砲火調整 | ||||
| 航空攻撃 | ||||
| III | フィルター | 520 | 690 | 100 |
| 救急セット | ||||
| 昇降機構 | ||||
| PzGr 40 | ||||
| 発煙弾発射機 | ||||
| IV | 変速機 | 840 | 1,100 | 150 |
| エンジン | ||||
| 砲撃支援 | ||||
| 強化照準器 | ||||
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
Ⅲ号戦車の砲を積んだ装甲車。軽戦車ではあるが、比較的大きな車体なため隠れる時は注意。
通常ツリーではこの次に偵察が可能なのはランクⅣ、BR6.3のleKPz M41なので、偵察が必要な場合は育てておくと便利。
--加筆求む--
【火力】
前車Pz.Sp.Wg.P204(f) PaKと同じ砲弾を扱え、さらに総弾数が18→55発と大幅に増えている。が積みすぎると弾薬庫誘爆率が高くなるだけなので、自分のプレイスタイルと相談して持ち込む量を最低限に減らすと良い。
【防御】
防盾ですら50㎜しかなく、前面装甲の殆どは垂直厚30㎜。一応傾斜がついているので多少は厚くなっているが、それでも真正面から見て60㎜に届かない。
狙われたらまず助からないつもりでいて問題ないだろう。用事が済んだら自慢の足で素早く逃亡するか隠れる事を強く推奨する。
発煙弾発射機が搭載されているのでうまく使おう。
【機動性】
本車の最大の目玉、装甲が犠牲になっている分なのかかなり素早く動ける。砲旋回速度の遅い重戦車を翻弄し、撃破することも出来る、ただし装輪車のため信地・超信地旋回は出来ない。陣地変換、裏取り、開幕CAPと足を活かした戦術は一通りこなせるどころかあっという間に目標ポイントに到達できる。陸ABでBRトップなら「開幕ぶっこみCAPから50mm砲の火力でゾーンに居座る」なんて戦術も可能。
また、前進速度とほぼ同じ加速・最高速で後退できるのはかなり便利であろう。
史実
1939年9月のポーランド侵攻で、ドイツ再軍備宣言以前より使用されてきた8輪重装甲偵察車(または6輪重装甲偵察車)Sd.Kfz.231の陳腐化が顕著になった。当初、ドイツ国防軍はSd.Kfz.231に増加装甲を施すなどの改造で対応していたが、基礎設計が古かっただけに十分ではなく、1940年8月にやむを得ず後継車種の開発に踏み切った。
また、軍首脳部(というかヒトラー)の要請に基づき、1940年9月にイタリア王国軍がエジプト侵攻を開始した。これを受けて、イタリア王国軍に何の期待もしてなかったドイツ国防軍は水資源の乏しいアフリカでも運用が可能なように、Sd.Kfz.231の後継車種にはタトラ製V型12気筒空冷ディーゼルエンジン103型が選定された。
そんなこんなで1943年12月に50mm KwK39/1戦車砲を搭載したSd.Kfz.234/2が完成した。
実は、開発当初、Sd.Kfz.234には20mm KwK38機関砲が搭載予定であった。前代のSd.Kfz.231が20mm KwK38機関砲を搭載しており、それに倣おうとしたからだ。
しかし、北アフリカ戦線でSd.Kfz.231の20mm KwK38機関砲がイギリス軍の歩兵戦車・・・すなわち重装甲戦車に太刀打ちできないという問題が生起した。T-34戦車並みのショックを受けたドイツ国防軍は、来るべき欧州方面でのイギリス連邦軍との地上戦を考慮して20mm KwK38機関砲の搭載を見送り、50mm KwK39/1戦車砲を搭載することにした。
そのため、採用当初の1943年12月時点ではSd.Kfz.234/2ではなく、Sd.Kfz.234だった。1944年3月にSd.Kfz.234/2に名称変更された。
なお、名称変更された理由であるが、現場の歩兵大隊や機械化捜索大隊(威力偵察大隊)から「ふざけんな!大口径の弾幕が張れる重装甲偵察車を寄越せ!!」という嘆願が出された。これが総統閣下の耳に入ったようで、ドイツ国防軍は要望に応え20mm KwK38機関砲を搭載したSd.Kfz.234/1を開発配備したのである。
その後、1943年までの対ソ戦で100万人以上の将兵と装甲戦力を喪失したドイツ国防軍は、東部戦線向けの火力支援用に配備されていたSd.Kfz.233の穴埋めを目的とした後継車種として、1944年6月に75mm K51戦車砲を搭載したSd.Kfz.234/3を開発配備した。また、ヒトラーの命令で、1944年12月に75mm PaK40対戦車砲を搭載したSd.Kfz.234/4が配備された。これ以外にも、現地改修型などの派生型が確認されている。
なお、生産数は以下のとおりである。
・Sd.Kfz.234/1 230両
・Sd.Kfz.234/2 101両
・Sd.Kfz.234/3 88両
・Sd.Kfz.234/4 90両
小ネタ
Sd.Kfz.234/2に搭載されている内燃機関は、タトラ製V型12気筒空冷ディーゼルエンジンである。そう、ドイツ待望のディーゼルエンジンなのである。そのため、そう簡単には燃え尽きない。
Sd.Kfz.234/2のタイヤは、例によってバルーンタイヤである。つまり、パンクするわけだ。そうなったときに困らないよう、ちゃんとスペアタイヤを車体後方に搭載してある。これで安心・・・はできず、やはり修理キットが必要である。
Sd.Kfz.234/2の操縦士は2名いる。1名は車両前方の操縦席に。もう1名は車体後方の操縦席に。そう、前後に操縦席があるのだ。史実では後ろの操縦士は後退操作を担当しており、後退用逆転機を使用することで、市街地など容易に転回できない地形での機動力を確保している。
ゲームでは両者ともに前進後進が可能で、片方が気絶しても操縦動作は継続する。
外部リンク
コメント
【注意事項】
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