LEOPARD 3.0 Ultima (F31)

Last-modified: 2024-10-12 (土) 23:26:21

基本スペック

駆動方式[FR]/ミッション[4速]
初期馬力[185ps]/カーナンバー:29-60
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全長:4680mm
全幅:1690mm
全高:1370mm
最高速度:350km/h

モード別カテゴリー称号
ST無敗【首都高無敗】
夏休み称号【伝説のレパード使い】
ワンメイクバトル【レパードキング】
エンジン形式バトル【V6選手権】
期間限定首都一TA・1【伝説のレパード】
期間限定首都一TA・2【俺のレパード】

備考:1980年代を象徴する、日産の「ハイソカー」。

6RR+での一般解禁までは入手難度が高かった…というか再入手不可に近かったことへのご褒美なのか*1ハンドリングが良好かつ直進安定性もそこまで困るものではない(「極端に優秀」な車種と比べれば湾岸線のロングストレートなどで少しブレる程度)と基本性能面がだいたいどれも優秀。ブーストも平均以上はある。
加速性能も「ギア数が低いほど高加速に調整する」という現在の方針と4速ミッションがガッチリかみ合っており速い。

注目すべきは対接触性能。Cosmo SPORTS (L10B)SPRINTER TRUENO GT-APEX(AE86)に匹敵するレベルで強く、現状この面では最上位クラスに入っていると言える。
5ナンバーサイズである*2ため擦り抜けも容易。また全長が長いため、上手く使えば厨車等とも十二分に渡り合えるが、バチコンにも注意が必要。

TAの記録も悪くなく、初めて4速車を扱う初心者にはオススメの1台だが、下記の通り引き継ぎ特典限定だった為、6RRまで使用者はかなり限られていた。
そのため意外にもあまり注目されてこなかった「強いマイナー車」でもある。

特記事項

以下に記載するのは、6RRまでの入手方法である。

  • 5DX+から6への引継ぎ時、累計獲得マキシG50万G以上を達成する。フルチューン状態(80話クリア済み)からのスタートとなる。

条件を達成していると、湾岸ターミナル右上の『特別アイテム受取』ボタンから車両登録を行える。
6から6Rへの引継ぎをしていれば権利も持ち越され、新規登録可能というのが6RRまでであった。
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選択可能カラー

ダークブルーツートン
ゴールドメタリックツートン
ホワイトツートン
ホワイト

更新回数及び追加カラー

1ゴールド21ダークブルーメタリックグレー
2イエロー22ゴールドグレー
3ライトパープル23ホワイトグレー
4コーラルライトグレー24ホワイト
5ペールブルー25ミントグリーン
6ライムグリーン26オレンジイエローメタリック
7ライトベージュダークレッド27イエローグリーンメタリック
8ゴールドメタリックグレー28ブラックメタリックホワイト
9レッド29ブルーグリーンメタリック
10ワインレッドメタリック30パールブラックメタリック
11シルバーダークブルー31ダークブルー
12ダークピンクグレーメタリック32ワインレッドメタリックライトグレー
13ブラック33ペールブルーオレンジ
14グリーン34ペールブルー2メタリック
15ライトシルバー35マルーン
16ブルーグリーングレーメタリック36ブルーメタリック
17ダークパープルメタリック37ペールピンク
18ピンク38フロッググリーンホワイト
19パープルメタリック39レッドブラック
20ゴールドブラック40ピンクホワイト

エアロパーツセット

実装時期の都合で3種類しかないが、どれもいかにもレパードらしいデザインが揃う。

A:80年代後半から90年代前半にありそうなエアロ。
Fバンパーのウインカーの位置が下から上に変更され、黒いモールが付く。
全体的にまとまりが良い。
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B:全体的にコテコテな族車仕様。マフラーはセンター出しで、大型フェンダー装着により少しワイドボディ化する。ウイングは一枚板を直接取り付けて追加フレームで補強するこれまたよくある族車系で、「そういう系統」のエアロとしてはしっかり元のクルマを活かしたデザイン。
ツートンカラーの場合、このエアロを装着すると上部の色のみとなる。
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C:FバンパーはF31後期のヴィラネル製風*3
リアにはデフューザー左右に2本出しマフラーが縦に装着される。これもまとまりの良いエアロか。
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ダクト付きボンネット

A:このゲームによくある、大きなダクト1つが追加されるもの。
F31ボンネットA1.jpg

カーボンボンネット(ダクト付)1:
F31カーボンボンネット1-1.jpg

B:小ぶりのダクトが左右に3つずつ追加される。
F31ボンネットB1.jpg

C:これまたこのゲームでちょくちょく見られる開け方。
F31ボンネットC1.jpg

D:
[添付]

カーボンボンネット(ダクト付き)2:ダクトだけカーボンになる。
F31カーボンボンネット2-1.jpg

カーボンボンネット(ダクト付き)3:
F31カーボンボンネット3-1.jpg

車種専用ウィング

A:純正OPリアスポイラーよりもやや高めなリアスポイラー。
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B:スバル インプレッサ S203のリアスポイラーに似た形状。
F31車種別B1.jpg
C:カーボン調の低めなリアスポイラー。
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エアロミラー

ドアミラーから変更され、丸い形状のフェンダーミラーに移動される。
レパードミラー1.jpg

カーボントランク

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雑記

  • 本作では純正メーターがSOARER 2.5GT-TWINTURBO(JZZ30)S2000 Type S (AP2)と同じくバーグラフ式のタコメーターだが、実車では液晶画面式の「グラフィカル・デジタルメーター」を搭載している*4
    しかし、先の2台よりもかなり独特なデザインのタコメーターになっており、レッドゾーンも判断しづらくなっているため、可能ならばレスメの使用が無難だと思われる。
    ただ、その独特なデザインは周りの注目を集めること間違いなしだろう。
    • 実車はタコメーターグラフの下にデジタル速度計が付き、残り燃料もグラフと数字で表され、ターボ付きグレードのXS-IIにはデジタル式のブースト計表示もある*5。ただし非常に残念ながら、本ゲームではこちらは再現されていない。
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      ゲームでは他のデジタルメーター車同様、アナログ式ブースト計が後付けで装着される。
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  • レースゲームにてF31レパードが登場するのは本シリーズで2作目。
    1作目はPS2ソフト『族車キング』シリーズにて登場していた。…一応。
    というのもこのソフト、一部の他ページなどで少し言及されている「別にメーカーのok取らなくても、申し訳程度に仮名にしとけば誰がどう見ても実在車種だったとしてもそれで黙認されてた」時期の最も最後の頃のゲームということもあり、F31レパードに限らず今日びヤンキー漫画でもそうお目にかからないような無茶苦茶な当て字で車名を表現、モデリングだけちゃんと実車にするという方策が取られたことから、これは日産・レパードじゃないですと言い張れる余地が残るものだったのだ*6
    レースゲームとしてはドレスアップ以外*7良くも悪くも堅実な作りだったため、現代でもSIMPLE2000シリーズの当たり作品に挙がることが多い隠れた名作でもある。
  • この車も元開発ディレクター、マエダ氏が収録を熱望していた車である*8
  • ドリフトスピリッツにも収録されており、初期カラー4色の他にブラックツートンが収録されている。
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実車について

  • 本作に登場しているのは前期型最上級グレードの「アルティマ(VG30DE搭載)*9」。R31スカイライン、C32ローレルと同じプラットフォームが採用されている。
    他にも2000cc SOHC仕様のXJや、SOHCターボのXS-Ⅱというグレードもあった。
    • 87年には内装をより上品に仕上げた『グランドセレクション』というグレードも追加された。*10
      88年のマイナーチェンジにより、内外装も一新されエンジンもSOHC仕様が廃止になり、全てのグレードがDOHC仕様になった。これによりアルティマにもターボが加わり、最高出力が255psまでパワーアップした。
      この脅威的なパワーによるダイナミックな走りは、『もっとあぶない刑事』にて大下勇次役の柴田恭兵による華麗なドライビングテクニックによって大活躍する。*11
  • デビュー当時は売り上げは奮わずライバル車のトヨタ・ソアラ*12の陰に隠れた不人気車であったが、80年代を象徴するハイソカー*13として見られた事やドラマの効果もあって35年以上経った今でも根強いファンからの支持が高く、中古車市場でも高額な値段で販売されている。
    神奈川県の某レパード専門店にて販売されているフルレストアされた車両はなんと500万円以上の値がついている。
    • ちなみに本ゲームだと他にローレル、シーマ、マークⅡ、ユーノスコスモ、アルシオーネSVXなども「ハイソカー」ないしその子孫・発展形と考えられている車種である。なんせ当時ハイソカージャンル自体が大ブームだったので、各社そういったクルマを出していたのである。
      商業的にはトヨタの初代ソアラとか60~80系マークⅡとチェイサー、そしてなにより50~80系クレスタがあまりに強すぎたため他メーカーはあんま上手くいかなかったようだが。
    • 結果的にこの「安価にもかかわらず装備が豪華でデザインも良いクルマ」は終息後もデートカーブームとして世情に対応しつつ続くことになる。日産で言えばS13シルビアなど*14

ドラマ「あぶない刑事」とレパード

  • 1986年から1989年まで放送された有名刑事ドラマ『あぶない刑事』にて、前期型のゴールドツートン、
    第2期の『もっとあぶない刑事』の途中から後期型のダークブルーツートンが劇中車として登場している。*15
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    1987年公開の劇場版第1作目では前期型のブルーツートン*16
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    1988年公開の2作目『またまたあぶない刑事』ではゴールドツートンだが、ルーフにアンテナが装備されている。*17
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    2016年に公開された『さらばあぶない刑事』でも登場し、多くのあぶ刑事ファンを喜ばせた。元々レパードは出す予定がなく、日産側の意向で「現行販売車両のみ」という取り決めの元、専用色に塗装されたR35が『さらば』での愛車になる予定だった。
    しかし、東映側と日産側のあぶ刑事ファンの一部が関係各所に説得を行い復活。東映が名古屋から手配した車両を、日産と共同で当時仕様に急ピッチながらレストアを兼ねた車両製作を行った。これに伴い製作側も一部の走行シーンをレパードで再撮影したり、脚本を一部書き換えたり等レパードのために改変を行った。また、「レパードまで用意して」と、全シリーズで初めて車名を口にしている。ユージ曰く「昔の恋人に出会った気分。」*18*19公開後暫くの間、日産本社にて劇中仕様のR35と共に、レパードは展示されていた。
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    2024年5月公開の『帰ってきたあぶない刑事』の製作発表会見にもハーレーと共に登場。前作の『さらば』と異なり、今回は前期アルティマの純正ゴールドツートンのサンルーフという現存数1桁台の激レア個体*20ベースのレプリカ(しかも当時の制作担当者と協力し中身の備品まで当時の車両と同仕様)というあぶ刑事マニアだけではなく、一部クルマ界隈も騒然とするような展示がなされた。
    ちなみに本番の撮影はスタッフが手配した別車両で行われるそうで、個人所有であるこの個体が撮影で走る事はないとされる。
    こちらは観に行った人も多いだろう。劇場でタカとユージを応援したプレイヤーはぜひ湾岸マキシの本車にも一度乗ってほしい。
  • 劇中でのコールサイン*21は港5など様々な名称があるが、一番有名なのが港303である。*22

*1 レパードに限らず、引継ぎ特典やナビスクラッチ特別限定車獲得イベントなどの限定車種は概ねこの観点からなのか、全体的に高性能な調整になっていることが多い。
*2 実車は排気量が3Lのため3ナンバー。
*3 参考までにDSCN131311.jpg
*4 ちなみにマイナーチェンジ後の後期型ではこの液晶画面式のデジタルメーターは廃止され、アナログメーターが採用されている。
*5 湾岸マキシに収録されている前期アルティマグレードはNAしか存在しない為、純正では装備されない。
*6 これは表現のやりかたが違うだけで首都高バトルシリーズなども同様だった。例えば「TYPE-A80RZ」(モデリングのみならず、車名から考えても確実にSupra RZ (JZA80))など。こちらは「01」より実名・公式許諾に変更。
*7 この手のクルマ恒例の実用性を損なうほどデカいチンスポイラーやら竹槍マフラーやらが完備。このへんは族車であることにしっかり向き合っているともいえる
*8 他には、S2000・ディアブロ・アルシオーネSVXがある。現在はほとんどが実現済。
*9 前期型はこのグレードのみ、4速ATしか選べなかった。その他グレードには5速MTがある
*10 2000ccモデルにはアルティマと同じシート、アルティマには赤内装とブラウン管テレビが内蔵された
*11 後に他局の刑事ドラマ「はみだし刑事」でもER34スカイラインなどをスピンターンさせるシーンも本人自ら見事に演じた
*12 初代モデル。湾岸マキシに実装されているのは3代目ソアラ。
*13 それまでは「運転手付きで乗るもの」「お金持ちの乗るもの」とされてきたクラウンなどの4ドアセダンが世間の高級志向に伴い需要が高まり、80年代には高級感のあるボディや豪華絢爛な装備を前面に押し出したクルマがハイソカー(ハイソサエティカー)と持て囃され一大ムーブメントになっていった。レパードやソアラは4ドアセダンではないものの、そのフォルムが高級感を醸し出す事から数少ない2ドアクーペのハイソカーと位置づけられている。
*14 S13シルビアに限らないが「走行性能にも注意を払いすぎて、『性能にしては安い・弄りがいがある・見た目も良い』として走り屋系暴走族にとってはテイのいいコスパ最強車種」になってしまった欠点も後に明らかになったが…。
*15 撮影用車はリアトランクの右側に無線アンテナが装着されている。ちなみに上述のようにどちらも湾岸マキシで最初に選べるカラー内にある。
*16 CMやカタログなどに使用された広報車。余談だが、1987年にテレビ朝日にて放送された刑事ドラマ「大都会25時」にも登場している。レパード大都会25時s.jpg
*17 ホワイトパールの車両をゴールドに塗装された仕様。ボンネットを開けるシーンにて、元色が白だと確認できる。因みにナンバープレートも「54-17」(ドラマ版)から「47-53」に変更されている
*18 こちらはアルティマ仕様のXJ-Ⅱ。ナンバープレートも港302(後期)と同じ「45-05」になっている。真山の異動先の県警重要物保管所に保管・整備されていた設定で、町田がユージに提供した。
*19 余談だがクライマックスでのシーンにて、エキストラが乗ってきた後期型のF31レパードもさりげなく映っている
*20 そもそもUF31.前期アルティマ、ゴールドツートンの時点で40台しか製造されておらず、現存数は10台程しかいないのだと言う。中古車市場で出回ってるゴールドツートンのアルティマは殆どが塗り替えられたオールペン車両なのだ。
*21 実際にもパトカー1台ごとにコールサインナンバーが決まっており、一部の覆面じゃないパトカーには天井に記載がある(警察ヘリなど、高所から目視でどこのパトカーが参加しているか・無線でなんと呼べばいいか確認するため)。専用の特殊な無線になる前は警察無線をアマチュア無線機で傍受することでも実際に確認できたとか…。
*22 後期型は港302。