カカリア

生い立ち

カカリア自身も孤児出身で、貧しい少女時代を過ごした
なんとか大人になるまで生きることが出来たカカリアは子供が飢えるような社会を変えるために軍人になり、その傍らで孤児院の経営も始めた
しかし当時のロシアでは様々な場所で腐敗が蔓延り、社会の混迷はますます深まっていた
そんな社会情勢で満足な補助金が孤児院に出ることもなく、カカリアのなけなしの給料すらも経営費に当てるような状態だった
カカリアは国を腐らせ子供達を飢えさせる傍らで私腹を肥やす者達を憎むようになった

第二次崩壊

漫画『第8章・第二次崩壊編』の話
軍の物資が横流しされていることを知り、内部調査を進めていたカカリアは実行犯が武器庫に現れたところに踏み込んだ
横流しを行っていたのは上司のアレクセイ大佐（パパーニャ）だった
パパーニャは黙って見過ごすように忠告したが、カカリアはその言葉を無視し彼を告発
それを受けて軍法会議が開かれたが、パパーニャは無罪となり逆にカカリアが処罰されることになった
実のところ横流しはより上層部からの命令であり、軍法会議で裁判官を務めたのもその息のかかった者達だったのである
口封じもあり得たが、能力と実直な人柄を評価していたパパーニャの嘆願によりとりあえず営倉入りとされた
面会に訪れたパパーニャは孤児院のためにもカカリアに身内になるよう持ちかけるも、カカリアは断固として拒否し逆にパパーニャを糾弾した
ところでこの話やってたのが何編だか覚えてますか？
そう第二次崩壊編です
この面会が行われたのがちょうどバビロン塔に帰還したシーリンに呼応して50万の崩壊獣が侵攻を開始したあたり
カカリア達のいた基地も崩壊獣の襲撃を受け、パパーニャは瓦礫に押しつぶされて死亡してしまう
哀れパパーニャ
カカリアはパパーニャから拳銃と車の鍵を奪い、逃走を図った
パパーニャの車に向かうとそこでは妊婦のアレクサンドラ（ママーニャ）が待っており、夫のことを聞かれたが拳銃で脅してそのまま車に押し込み崩壊獣の津波から逃げた
ガス欠するまで走り続けても安全な場所までは辿り着けなかったが、そこでセシリアに救出されて2人は幸運にも第二次崩壊を生き残ることが出来た

その後

漫画『幻海悲歌』、『番外編　双子：起源』の話
第二次崩壊の動乱はロシアの社会を致命的な機能不全に陥れた
その混乱の中カカリアは横流しにより積み上げられた黒い資金を手中に収め、その資金力でネゲントロピーとヨルムンガンドに取り入り力を得た
第二次崩壊の経験によって崩壊の存在を知ったカカリアは子供達を助けるためには社会を変える以前に崩壊から生き残れる戦闘力を与える必要があると考え、孤児院の子供達にも崩壊エネルギーに耐える身体を作る人体実験とそれを扱う訓練を施した
ただしこの段階で崩壊エネルギー抗体を与える
このように戦後のロシアで存在感を増したカカリアを快く思わない者も多く、何度も暗殺者が送り込まれたが、全て撃退されてきた
ブローニャもそんな1人であったが、カカリアは彼女を孤児院に迎え入れた
ブローニャは優れた崩壊エネルギー耐性とその人柄からすぐに孤児院の中心的な存在になり、カカリアもそんなブローニャを信頼してX-10実験の被験者に選んだ
X-10実験──それは崩壊エネルギー抗体を与え多少の崩壊エネルギーのコントロール技術を身につけさせるだけでは崩壊を生き抜くには不十分だと考えたカカリアが次の段階として考えていた、子供達を崩壊に完全に適応した新人類に生まれ変わらせるための手法の開発計画、これまで7人の子供が被検体となったが成功者はおらずいずれも失敗している
しかしこの実験のことをシンから知ったゼーレが天然聖痕を覚醒させてブローニャの代わりに志願してきたことから、最終的には彼女を被験者として実験が行われることになった
天然聖痕の覚醒者であるゼーレの崩壊エネルギー耐性は圧倒的であり、これまで7人の子供達の命を奪ってきたX-10実験は初めて成功する
しかしその結果はカカリアの期待していたものではなかった
確かにゼーレは崩壊に完全に適応し、新たな能力に目覚た
しかしその能力のコントロールに失敗したゼーレの身体は量子化し、この世から消滅してしまう
これを受けてただ子供達を危険に晒すだけのX-10実験は凍結されることになった
しかしゼーレを追ってブローニャも処置を受けることを望み、自殺をほのめかしてまで頼むブローニャにカカリアも折れざるを得ず、最後のX-10実験が行われる
カカリアの目から見てブローニャがゼーレの後追いをしようとしていることは明らかだったが、X-10実験の中でブローニャに何があったのか、ブローニャは重装ウサギ19cを操る能力を得て生還する
しかしその代償は重く、脳の一部に重大な損傷を受けたことで感情を失ってしまう
また、悲しみに沈むカカリアを見て元気づけようと思ったのか、アリーン姉妹がX-10実験室に忍び込んで保管されていた薬剤を自分に投与し、2人は異形の姿と化した上にリリアはナルコレプシーを患ってしまう
子供達のためによかれと思って行われていた人体実験は結局数々の悲劇を生むだけに終わり、以降カカリアは強迫観念に囚われて本編で見られるような冷酷な人物になっていった

ネゲントロピー掌握

ネゲントロピー上層部がヴェルトの失踪で混乱している中でカカリアは策謀を巡らし、権力を掌握していった
ヴェルト・ジョイスのクローンを作り盟主を名乗らせ、雷電龍馬を失脚させME社社長の座についたことで、アインシュタインとテスラすらカカリアに逆らうことは出来なくなった
そして第二次崩壊の時にアインシュタインが確保していたコンケストジェムを奪い、雷電龍馬の釈放を餌にして雷電mayにこれを埋め込んだ
もしヴェルトのように人格を残したまま律者として覚醒することが出来れば、子供達は崩壊の中でも生きていけるはずだ
そのためには生きた律者コアの研究が必要になる

第三次崩壊

収穫の時
第三次崩壊を見越したカカリアは長空市にブローニャを派遣しており、第三律者の捕獲もしくはコアの奪取を命じた
ブローニャはME社の設備を掌握してキアナとmay先輩に襲いかかったが、逆に助けられて2人について行ってしまった

アイドル

編年史『バイナリスター』の話
※注：語り手が双子だしこの話自体妄想かもしれない
双子がアイドルオーディションに出るとか言い出して孤児院を抜け出したからページトップのセリフと共に機甲を差し向けた
ママあじが深い
その後出番はないが、姫子さんを見た双子が「この人、お母様と年が同じくらいに見えるよ…本当に参加資格があるの？」なんて各方面に失礼なことを言ってた
カカリアもまだ十分アイドルやれるだろ！
1987年生まれの姫子さんは2000年当時13歳、2000年時点で大尉だったカカリアと比べるとどう考えても10歳以上の差がある
（参考までに、日本ではあの風戸中佐よりすごい天保銭組の主席でも大尉になるのは30歳前後、ロシアだとトハ助の25歳で中将なんて例もあるけどね）
カカリアが若々しく見えるのか、姫子さんが老けて見えるのか、真相は謎に包まれている

聖フレイヤ学園襲撃

漫画『第4話・ネゲントロピー侵入編』の話
第三律者の捕獲を諦めておらず、ヴェルトクローンを派遣した
ブローニャはとりあえず無意識的なスパイとして放置

死の律者

漫画『第5話・月影編』の話
またしても第三律者の捕獲に失敗したが、ちょうどその頃天命のマーキ博士がセレニティジェムを持って亡命してきた
カカリアは今度こそ生きた律者コアを手に入れるためにマーキ博士を騙してシンガポールでセレニティジェムを暴走させ、人為的に律者を誕生させようとした
この計画はキアナがセレニティジェムを取り込んだことでまたしても失敗した

軒轅剣

編年史『軒轅剣』の話
東シナ海の海底で伝説の遺跡・九幽が発見された
伝説によると九幽には天然聖痕と神の鍵が眠っているはずである
この2つを手に入れるためにカカリアはシンを派遣したが、今回も失敗した

ムーンライトスローン

本編第1、2章の話
ネゲントロピーが秘密裏に建造していたムーンライトスローンが盟主派の手によって青海市に送られた
カカリアはその動力炉に細工を施し、ブローニャをコントロールしてムーンライトスローンの奪還しようとしたが、やっぱり失敗した

90%

本編第3、4章の話
天命もまたジェムの研究を進めており、may先輩と同じようにデザイアジェムを埋め込まれたウェンディは第四律者に覚醒した
第四律者をめぐる天命本部、天命極東支部、カカリアの三つ巴の争いはブローニャの操作を奪ったカカリアが勝利し、第四律者とブローニャとmay先輩を連れ去ることに成功した
2体の律者を捕獲したカカリアはME社で片方は生身のまま、片方はコアを摘出して研究を始めたが、そこを天命極東支部が襲撃
ブローニャを迎撃に当たらせたがウェンディの件でさすがにキレていたブローニャは自身の脳内チップを焼き切りカカリアの操作から逃れてしまう
may先輩も奪い返され追い詰められたカカリアは風の律者コアでデウスを起動させキアナ達の撃退を図った
キアナ達の予想外の力に頼みの綱のデウスも破壊されてしまったが、風の律者コアだけは持ち出すことに成功した

海淵城

本編第10、11、12章の話
ようやく律者コアを手に入れたカカリアはその研究に入ろうとしていたが、そこに灰蛇が取引を持ちかけてきた
灰蛇は海淵城にある海淵の目という装置を使えば量子化してしまったゼーレを助けることも出来ると言う
そしてその協力の見返りとして風の律者コアを求めてきた
やっと手に入れた律者コアだったが、ゼーレを助けられる可能性の前にはカカリアは灰蛇の甘言に乗ることにした
風の律者コアを餌にテレサ達を招待したカカリアはそこでブローニャとの再会も果たし自分のところに帰ってくるよう諭すが、ウェンディの件を未だ許していないブローニャに拒絶されてしまう
そうしているうちにも灰蛇の計画は進行しており、海淵の目が起動
戦地に飛び込もうとするブローニャを制止し双子と共に海淵城を脱出するよう持ちかけるが、当然これも拒否された
色々あって灰蛇の計画は成功しケビンが現実に帰還したが、ブローニャもゼーレとヴェルトを量子の海から助け出すことに成功した
ゼーレの帰還と子供達の自立を見届けたカカリアは憑き物が落ちたように昔の優しさを取り戻し、表舞台から退くことを選んだ
牢屋でブローニャの面会を迎えたカカリアは今までのことを謝罪し、彼女に自分のいない間の孤児院のことを託した
ブローニャもそれを受け入れ、ようやく親子は仲直りすることが出来た

モブ役くらいでしか出ない

ネオンシティ天穹

母親役をママリガラスに奪われて出番なし
かわいそう…

エヴァコラボ

リツコポジションを担当しミサトポジションの姫子との巨乳コンビ
会話シーンで二人並んで立ってると中々のおっぱいパワーである