プロメテウス

前文明

漫画『神の鍵秘話』の話
少なくとも第七律者の時にはいた気がする

火を追う蛾内紛の危機

chapter28～30の話
身内から降臨した第十二律者は身内の不手際で覚醒し、身内の核ミサイルを乗っ取って人類を滅亡の淵へと追いやった
その後の火を追う蛾は空中分解寸前となり、互いに銃を向け合って人類自身の手で人類の歴史に幕を引くのも時間の問題に思われた
プロメテウスは結論づけた、今の火を追う蛾には手を取り合わざるを得ない巨大な敵が早急に必要であると
そして同じ考えをエリシアと確認し合った時、2人とメイ博士は秘密の計画を実行に移した
プロメテウスは基地中の計器を誤作動させて律者の降臨をでっち上げ、狙い通り巨大な敵の出現を前にした火を追う蛾は瞬時に機能を回復させていく

プロにゃんが神です

chapter31の話
エリシアは律者の根源に人間性を持って帰ったとされる
これが成功したのかどうかを現段階で確かめる方法はないが、彼女がそう言ったならそれは成功したはずだ
「くりこみ」と名付けられたこの手法はおそらくコアの虚数の樹との繋がりを利用したものであり、理論的には再現が可能であるらしい
残る終焉の律者を相手にパルドフェリスがビーコンを埋め込みくりこみを行う計画、エリシアが人間性を持ち帰ったようにして今回送り込まれる予定なのはプロメテウスである
それが成功した場合にはプロメテウスはトロイの木馬として機能し、彼女の意識は消滅してしまうが、次の紀元の律者の出現様式は前文明のそれと近似したものに固定される
終焉の戦いが終わり、メイ博士は死に、生き残った人々は長い眠りにつき、地上に残ったエデンの歌も途絶え、くりこみが行われる時を1人待つプロメテウス
そんなプロメテウスのもとを予定にない客が訪れる
メビウス博士は未来を捨ててまで何をしに来たのだろうか

律者、襲来

各所の話
くりこみは成功したようで、律者は出現順や性質こそ多少のズレはあったもののおおよそ前文明をなぞった形で出現した

本格的な本編登場

chapter32の話
聖痕計画で律者達が隔離された世界の泡の中、固有世界の投影としてプロにゃんも登場
体良くメイ博士に利用されたプロにゃんはキアナちゃんの頭カスラナっぷりに舌打ちしながらも固有世界帰還計画を指示し、途中で理解力の乏しさに我慢の限度を超えて最後には早口でまくしたてて去って行った
あまりにもかわいくSっ気たっぷりなプロにゃんに「」長達も大興奮だったことは言うまでもない
結果的に世界の泡は消滅してしまったが、虚数の樹に接続されたことで世界の泡の中の人々の意識はウサギに察知され、唯一プログラムであるプロにゃんだけは拾われてイデアとしてトレースされた

ウサギといっしょ

chapter33の話
引き続きmay博士の遺志を継ぐためにウサギの罠にかかり聖痕計画の中で律者コアを解体されつつあるブロにゃんを助けに現れる
chapter32の時から思ってたけどブロにゃんとプロにゃんがかわいいお顔付き合わせてひたすら丁寧語で難しい話しながら互いの理解力を褒め合ってるのかわいいよね
まあなんか話に割り込んできてビリビリしてるmay先輩もいるけどプロにゃんは心が広いから脳の容量がフロッピーくらいしかなさそうな律者に煽られたくらいで怒ったりしませんよ
話を戻しますね
プロにゃんは薄々気付いていたが、ウサギがブロにゃんを引きずり込んだのもプロにゃんがブロにゃんに手を貸すのを見逃すのも、全てウサギの目論見通り
それが成功して理の律者が羽化を遂げた後、プロにゃんはウサギと一緒に聖痕計画の行く末を傍観することにした

傍観者

chapter35の話
ウサギと一緒にケビンのもとを訪れたプロにゃん
その目的は世界の泡と命運を共にしたメイ博士の最期を伝えるためだ
しかしその話を聞いたケビンはただ「そうか」と応えるだけでこれといった反応を示すことはなかった
プロにゃんはケビンのこの反応を理解するために少しの間フリーズし、そして結論に至る
……この野郎もう少し言うことはねえのかよ！
激しい怒りと憐情の込められた弱々しいビンタはケビンの頬を打ち、プロにゃんは去っていった
ケビンは静かに氷の涙を流した

ミステルといっしょ

chapter37、38の話
聖痕計画が終わり、プロにゃんはウサgあら可愛いプロメテウスってばまた意地悪を言うのね、その名前についてはもう口にしないって約束したのに、今度は『ミステル』って呼んで、わかった？
……プロにゃんはミステルと共にその後始末に奔走していた
妙な自信をもって突っ走っていって先々でトラブルを起こすミステルとため息をつきながらもそれを追いかけて後始末していくプロにゃんのコンビは意外にも相性がいいようで、2人はこの半年で13体の異種聖痕を処理しながら人生経験を積み成長していった
しかし14番目に訪れた世界の泡、セントソルトスノーで2人は大失敗を経験することになる
まあそんなつらい話は置いといて賢者の使いとして働くプロメテウスは可愛かったわ～♪

……当初は異種聖痕14号が高塔の賢者に就任してしまったことがセントソルトスノーを取り巻く異変の原因だと考えていたプロにゃんとミステルだったが、結局代わりの賢者としてゼーレを就任させても問題は解決せず、改めて原因解明のために設けられた話し合いの席で情報交換が行われ、この世界の泡が実は「娑」という強大な存在の謀略の渦中にあったことが判明する
目的だった異種聖痕14号と追加で15号の捕獲には成功したものの、皆を危険に巻き込むことになってしまったミステルはかなりの責任を感じていたようで、「娑」への対策の中で彼女は自身を顧みないやり方を取り続け、とうとう自殺まがいの方法でエネルギーの流れを辿って「娑」の居場所を突き止めるとまで言い出した
イデアであるミステルはいつになるかはわからないがそのうち復活出来る、合理的という彼女の主張もわからなくもない
ただこのやり方をどこか受け入れ難く感じるのは、きっと……
あら～プロメテウス、私がいない間はさみしい思いをさせちゃうわね♪でもこうして「もっと話したいことがいっぱいあったのに」なんて遺憾を体験してみるのも成長にはいいと思うわ♪
……きっと彼女の言う通りこれが寂しいという感情なのだろう
だからこそ同時に有無を言わせぬ身勝手さには腹も立ああ、あとプロメテウスってシリーズの名前だったわよね？それだと特別なあなたを表す名前にならないしこれからは『崩壊の意思』なんて名乗るのはどうかしら？
最後まで自分の言いたいことだけ言ってミステルは消えていった
そう名乗るかどうかは別にして、この会話は崩壊の意思として出来ることがあることを思い出させてくれた
「娑」という存在のあり方は終焉の繭のそれに近く、そうであれば律者の降臨、そしてくりこみも行えるはずだ
この推測は正しく、しかしその試みは失敗してしまう
ただ妨害が入ったことそれ自体がもう1つの推測も正しいことを照明していた
敵の権能は全知、それを暴かれることになったとしても黒幕であるヴィタは姿を現さざるを得なかった

全てが終わり、死生の権能はプロにゃんにも新生を与えた
しかしこの権能では肉体を作り出すようには機械の身体を直すことは出来ないようで、破損したパーツを他で補った結果プロにゃんは……小さくなってしまった
はたして手のひらサイズの学寮SDボディになってしまったプロにゃんの明日はどっちだ

これから出るかもね