メイ博士

Last-modified: 2024-04-08 (月) 01:41:26

meganejama.jpg


「ケビン、スウ、華、私の引いたレールも最後よ。あとは貴方達の手で切り開いて、人類の未来を…!さらば!!」


名前:メイ博士
CV:沢城みゆき
年齢:-歳
職業:火を追う蛾の事実上のトップ
身長:-cm
体重:-kg
スリーサイズ:超デカい-x-x
誕生日:-月-日
出身:極東
好きな物:
苦手な物:星の光、バスケ(興味ない)


キャラクター

メイ博士
前文明最高の頭脳として対崩壊の戦いを率いたmay先輩のそっくりさん
良くも悪くも超越的な精神性を持つ人物であり、崩壊に勝つためにあらゆる手段を厭わず、倫理観は何の妨げにもならない
しかしその本質は極度のロマンチスト
そんな彼女に対して前文明の人々はおしなべて畏敬とも畏怖ともいえる念を抱き、文明の命運を託した

may先輩とは別人ではあるが、雷電族らしくその根底にあるものはよく似ている
「世界なんかよりもキアナチャンの方がずっと大事よ!!」とか言って膝ぶちこんで出て行ったmay先輩とは対照的に、メイ博士は文明を守るために恋人のケビンにも犠牲を強いた
2人とも愛故の行動だが、真逆の選択をしているところに現文明と前文明の文化的な違いがよく表れている


劇中での活躍

本編前

生い立ち

漫画『外伝・神の鍵秘話』の話
物理学者の父を持つ千羽学園に通う女の子
天才すぎて他人に全く関心を示さず浮いており、いつも一人で宇宙の本を読んでいた
転校初日にして学園の王子様になっていたケビンはそんなメイちゃんに一目惚れし、最初は煙たがっていたメイちゃんもケビンのアタック攻勢に陥落、二人は晴れて恋人になった
この頃から「天の光は全て敵だわ!」とか言ってるヤベー女だった

火を追う蛾へ

ケビンに勇気付けられたメイちゃんは憧れのメビウス博士も出席する学会で量子力学の論文を発表した
この論文はメビウス博士の目にとまり、メイちゃんは火を追う蛾にマークされるようになる
それから半年後、長空市でメイちゃんとケビンは第三次崩壊に巻き込まれてしまう
メイちゃんの頭脳を失うことを恐れた火を追う蛾は彼女のために救出部隊を派遣し、救助の代わりに組織への加入を迫ってきた
こうしてメイちゃんはケビンのためにこの誘いを受け、ケビンはメイちゃんについて行くために火を追う蛾の末端の兵士になった

融合戦士計画

それから3年後
メイちゃんはその天才的な頭脳と私兵として引き入れた暗殺組織『毒蛹』を使って火を追う蛾の中で頭角を現し、ケビンも末端の兵士からのスタートながら優秀な戦士に成長して第六律者を倒すまでになっていた
この時点で人類は既に半分の戦力を失っていたが、その半年後にはこれまでで最強の破壊力を持つ第七律者が降臨
火を追う蛾の奮戦虚しくオーストラリアは焼け野原にされてしまった
これに対抗するべくメイ博士はかねてからメビウス博士と研究していた融合戦士計画を提出し、その最初の被検体にはメイ博士の想いを支えるためにケビンが志願した
この試みは成功してケビンは人類を超えた身体能力と冷却の特殊能力を獲得し、その力を用いて第七律者を討伐することが出来た
そしてメイ博士は律者のコアを利用した兵器『神の鍵』を作り、融合戦士達にこれを与えた

崩壊の神

それまでの崩壊エネルギーを利用する武器を持っただけの兵士とは一線を画する力を持った融合戦士達は目覚ましい活躍を見せ、第八、第九律者も彼らによって討伐された
しかし彼らの奮戦がありながらも、この頃には既に世界の人口は全盛期の1/6まで減少し、社会構造も機能を果たせなくなってきていた
そして崩壊の側にも変化があった
今までの律者は無分別に破壊を齎してきたが、第八律者は火を追う蛾を狙って攻撃をしかけているように見えた
苛烈化する崩壊に人類の敗北が囁かれ始めたこの頃、追い打ちをかけるように降臨した第十律者は明らかに火を追う蛾の研究施設、それも神の鍵の開発に関連する施設を重点的に狙っていた
第十律者自体は狙いを逆手に取ってメイ博士が囮になり、自身で空白の鍵を起動することで一網打尽にすることが出来たが、この一件によってある仮説が現実味を帯びてきた
崩壊には神の如き意思があり、人類の抵抗に合わせて崩壊も進化する
律者コアに対する研究で得られた知見もこの仮説を裏付けていた
このメイ博士の崩壊の根源に迫る研究が完了することはなかったが、その過程で律者が全14柱であることが判明し、聖痕や神音などの数多くの副産的な技術も生まれた
なお、空白の鍵を用いた代償は重く、以降メイ博士は闘病しながら研究を続けることになる

戦力増強と壊滅

第十律者の討伐によって大量の疑似律者コアを得た火を追う蛾はそれを用いて量産型の神の鍵である軒轅剣を開発
しかしその使い手となるはずの融合戦士は全く不足していた
これを受けてメイ博士は手っ取り早く融合戦士を増やす手段としてMeta-Morphという薬剤を開発した
Meta-Morphによって多くの犠牲者を出しながらも融合戦士の量産に成功した人類には希望も見えてきたが、それを嘲笑うかのように降臨した第十一律者は融合戦士にとって天敵のような存在だった
第十一律者の引き起こした約束の悲劇によってせっかく数を増やした融合戦士は13人を残して全滅
火を追う蛾はメイ博士とこの13人を中心に再編されたが、いよいよ前文明の滅亡が見えてきた

最後の足掻き

続けて降臨した第十二律者はメイ博士の機転によってなんとか捕獲することが出来たが、人類の拠点は火を追う蛾の本部を除いて壊滅
前文明の滅亡が確定的になった
それでも火を追う蛾は戦い続けて第十四律者と月面で対峙したが、ムーンライトスローンの出力不足でこの決戦に敗北
メイ博士はこの決戦の指揮を終えた後に崩壊への勝利を次世代に託す計画を遺し、力尽きて命を落とした
身を削り続けたメイ博士の身体は崩壊病に蝕まれていたのだ

本編

ケビンの回想

chapter17-7、8の間の回想
ムー大陸の学術集会でメビウス博士と会うちょっと前、ケビンが学生時代のまだ根暗気味な頃のメイちゃんとの会話を振り返る話
ロマンチックあふれる星空の話…かと思ったら全ての星は人類の敵やら宇宙全体から見た人類の意味とは…と話し出したりやっぱりぶっ飛んでる

初めての本格的な登場

本編第31-EX章の話
ついに秘密のヴェールを脱ぎ捨て表舞台に姿を現したメイ博士
その実態はうおお……おっぱいでっか……それまで想像されていた根暗だが人類のためにあらゆるものを切り捨てて戦わざるをえなかった悲劇の天才少女という人物像とは違い、人類のために崩壊に抗いながらも個人的興味のために嬉々として真理の探究に邁進していく狂気の科学者だった
なぜ人は生き、なぜ自分はその中でメイという人物として生まれ、なぜメイという人格で世界を認識しているのか、子供の頃から最大の疑問だったその問の答えは崩壊の研究の中で明らかになっていき、それがたまらなく面白い
そんなことを興奮気味に早口で彼氏にまくしたてる想像の100倍くらいヤベー女だったメイ博士に「」長達も度肝を抜かれたそしてただでさえ高度すぎる話に加えてデカすぎるおっぱいに意識を削がれて一連の会話は難解極まった
しかし彼女の天才性と文明存続にかける意思は本物であり、なぜ聖痕計画というものが生まれたのかという過程をケビンの追憶という形で語ってくれる

どこにいてもヤベー女

本編第32章の話
聖痕計画においては実行時に既に降臨していた律者達を40日間隔離しておくことになっている
この檻には世界の泡を使うことが予定されていたが、聖痕計画が月で行われる以上、その世界の泡も月の量子の海に所属するものでなければならない
しかし文明の根付かぬ月で、ある程度の空間を持つ世界の泡が発生する時というのは限られている
例えば終焉の時
というわけでこの世界の泡を用意する行程は5万年前の時点で行われなければならず、そしてその泡は使用する5万年後の時まで、量子の海の物理法則に逆らって、存続させられなければならない
こうして現実世界の視点では手頃なものが適当に選ばれた世界の泡だったが、それが世界の泡の側からの手引きの結果だとは誰が想像していただろうか……

5万年前、終焉が実数空間を揺るがしたことによって無数の小さな世界の泡が生まれた
それらは物理法則に従い短い時間の中で量子の海へと還る運命にある、何もなければ
しかしそれらの泡沫の1つに偶然メイ博士を写した虚影がいたことからこの世界の泡は数奇な運命を辿ることになる
一瞬で自身の正体が固有世界の彼女の量子の海における投影にすぎないことに気付いたメイ博士はこの世界の泡を存続させるために行動を開始した
聖痕計画の初期フェーズにある世界の泡の確保、この行程の存在を知っていたメイ博士は量子の海へ向けて信号を飛ばし、現実世界の聖痕計画の実行者達(ヨルムンガンド)がこの世界の泡を選ぶように仕向けたのだ
この目論見は成功し、滅びの運命を辿るはずだった極小さな世界の泡は5万年間存続することが決定した
その方法は凍結
この世界の泡にいた人々にとっては、静止した空間においてただ意識だけが思考を続ける、突然無間地獄に落とされたにも等しい5万年の日々が始まった
しかしメイ博士の目的はこの地獄の責め苦にこそある
わずか二十数年の人生で世界の根源真理に迫ろうとした天才科学者の虚影はその時、固有世界の本物の彼女が得られなかった、ひたすら演繹に没頭出来る無限の時間を得た

5万年の月日は人間の意識を摩耗し尽くし消滅させるのに十分である
予定通り発動された聖痕計画によってこの世界の泡が檻として使われ、静止していた世界の泡の時間も識の律者が足を踏み入れたことによって再び流れ始めたが、もはやそれに気付く意識は誰の身体にも存在していなかった
皆がメイ博士に希望を見たまま意識を消滅させており、そのメイ博士も絶望の中で意識を消滅させていた
しかし識の律者には彼らを目覚めさせることが出来た
目覚めたメイ博士は瞬時に聖痕計画が発動された現状を把握し、この世界の泡に集められた4人の律者が『起源』の後継者達であることを理解した

メイ博士は律者達が現実世界へ帰る手段を提供した
それはこの世界の泡を滅ぼすことと同義であったが、元より凍結から目覚めて浮上を開始し40日後には固有世界に吸収され消滅する運命にある空間の未来など、火種を受け継ぐ律者達に聖痕計画と対峙する時間を与えることを前にすればさしたる問題ではない
それに個人的な狙いもあった
聖痕計画が発動されたのであれば機械であるプロメテウスの意識だけはそれに捕らえられて聖痕として生き長らえる可能性がある、これは計画発動直後の今だから可能なことだ
そしてもう一つ、聖痕計画が発動されたのが今日この日である必然
固有世界のケビンもきっと5万年前の約束通り同じ場所で祈ってくれているはずだから……

イベント時空

may先輩ですらあまり出てこないのに出るわけがない


他キャラとの関係

ケビン

高校の同級生で恋人
しかしケビン棒は常に-30度のアイスバーだから処女
カスラナの子孫はメイ博士の培養した試験管ベビー

エリシア

仲良しの兵士
しかし後に…

ヴィルヴィ

工事部主任
メイ博士が理論研究して実際作るのはヴィルヴィ
好き放題やらせるととんでもないものを作るから予算を8割削った

スウ

ケビンの親友
メイ博士とスウはケビンを通じて話は聞いていたが、実際会ったのはスウが火を追う蛾に入った後
私は死ぬけどケビンのことはよろしくね

メビウス博士

師匠であり親友
融合戦士や聖痕などメビウス博士発案のものも多い

ぶっちゃけあんまり絡みないけどあっちからは嫌われてる
識ちゃんは苦手意識を持ちつつも頭が上がらない


余談

  • メイはメイでも芽衣博士ではなく梅博士
  • メイちゃん時代はイモい眼鏡っ子だったが、ケビンに「眼鏡外した方がカワイイじゃん」とか言われて以降はコンタクトになった
    ぶち殺すぞケビン…
    てか前文明って昭和か?昭和のことなのか?
    • ちなみに眼鏡を外したら美人という展開は1950年代のアメリカでは既に定番のネタだった
      若かりし頃のアイザック・アシモフがそれをネタにエッセイを書いてるくらいには歴史がある
      ケビンもアメリカ人も情緒というものが足りない
  • 前文明末期にはただでさえ大きいπが輪にかけて大きくなっている
    • may先輩が雷の律者ならメイ博士はデカπの律者だね
  • may先輩と比べて早口


画像コレクション


  • あれ…メイ博士って終焉降臨時は地球にいなかったっけ…?記憶違いかも -- 2022-11-17 (木) 23:00:44
  • あれはパラレルメイ博士。だから固有世界のメイ博士とは別 -- 2022-11-17 (木) 23:28:46
  • 32章デカすぎて話入ってこなかった -- 2023-02-25 (土) 00:09:14
  • 章で芽衣と似てるみたいなメタい事誰も言わないと思ってたら、デカすぎて皆別人ってわかってたのね・・・ -- 2023-02-25 (土) 21:22:47
  • 並行世界の人々が世界の解明に四苦八苦している最中で、相対的に研究者としての化け物さが際立ってて面白い。(見ている世界のスケールが)ほんとデカすぎる。 -- 2023-05-28 (日) 23:30:44