メビウス

幼少期

古の楽園の話
ある時災害が起こり、一人の妊婦が巻き込まれた
重傷を負った妊婦は残る気力を振り絞り子供を産み落としたが、同時に息を引き取ってしまう
妊婦が我が子に遺していったものは2つ、形見のピアスとメビウスという名前だけ
有名な薬剤師だったパパは愛する妻の死にも意気消沈することなく働き続け、メビウスちゃんを育ててくれた
患者に処方薬を渡す時のパパの優しい声がメビウスちゃんは好きだった
しかしある時パパは恐ろしい病を患い、その病のために飲む薬の副作用で神経を蝕まれ、メビウスちゃんを殴るようになった
メビウスちゃんは壊れてしまったパパを恨むことはなく、ただ憐れに思った
ただの白い粉によって感情と個性を壊され別人のように変えられてしまう、人類というのはなんて脆く弱いものなのだろう
たとえどんなものだろうとこのように人類を侮辱していいはずがない
どんな薬や災害にも犯されないように人類は進化しなければならない
もうパパやママみたいな犠牲者を出さないように、自分が立ち上がらなければならない
そう決意したのは、9歳の誕生日だった

前文明

古の楽園の話
それから成長したメビウスちゃんは20歳を前にした頃には既に世界的な遺伝子学の研究者になっており、誰もが認める100年に1人の逸材だった
崩壊という災害に対抗して設立された火を追う蛾においては創設時からのメンバーで、常に研究の最前線でその謎と戦ってきた
前文明の人類が崩壊への対抗手段を得られたのも彼女の功績が大きい
メイ博士は学生時代に彼女の論文を読み感銘を受け、それで発表した論文がメビウス博士の目にとまり、直接彼女にスカウトされて火を追う蛾に参加した
融合戦士技術を開発した後はケビンとエリシアに続いて3番目に融合戦士になり、復活能力を得て自分の身を顧みることなく危険な実験も行えるようになった
「メビウス博士！博士の腕が折れてます、折れてますよ！」
「わかってる！交換用の肢体はもう作ってるから、静かにして！」
「メビウス博士！私の腕が折れてます！折れてますよ！」
「わかってる！いま鎮静薬を使うから、静かにして！」
こんな感じで助手のクラインと楽しい実験ライフを送っていた

しかしある時クラインが第十律者の1人として覚醒、突然メビウス博士を刺し殺してしまう
その現場を偶然研究室を訪れたスウが目撃、すぐにクラインを取り押さえる
メビウス博士の死体は即座に再生を始める、しかし、再生には養分の摂取が必要だった
直後、半ば崩落状態になったメビウス博士から伸びた影は、突如としてクラインを食い尽くしてしまう
ことの始終を見ていたスウだが、真相を本人に話すのは憚られた
メビウス博士には第十律者化したクラインはスウによって退治されたと伝えられたが、あの善人にそんなことが出来るわけがない
自分が意識を手放していたせいでクラインを守ることが出来ず、その間に「何か」があってクラインを失ってしまったメビウス博士は非常に悲しんだ
メビウス博士はその悲しみからクライン人形を作りはしたが、クライン人形はクライン本人の代わりではなくあくまでも個別の人格として生きてほしいと願った

この頃千劫に頼まれて解剖がてら彼に超変手術をほどこし、彼の不死性の謎に迫ったらしい
超変手術を受ける前に千劫はケビンと一騎打ちを行い自身の力を確かめたが、メビウス博士は野次馬根性でそれを観戦していた、かわいい
連れて行かれたクラインは余波に巻き込まれることをビビっていたが、メビウス博士はバッチリ防護装置に身を包んで安全を確保していた

約束の惨劇後は火を追う十三英傑・第十位『無限』の序列が与えられた
序列はエリシアが適当につけただけで強さの順ではないものの、一応メビウス博士は非戦闘員なのでそのくらいなのかもしれない

メビウス博士にとって第十二律者の存在形式は非常に興味深いものだった
無限に変異し無機物にすら感染するウィルス、そんなウィルスに人類と遜色のない意識があった
そして何より、前文明の科学力をもってしても第十二律者を滅ぼす手段は見つからず、封印する以外なかった
人類をこのような形式に進化させることが出来ればもはや何者にも脅かされることはないだろう
メビウス博士は第十二律者を封印した黒い箱に隙間を開け、人体実験を行った
いつも通りまずは自分を実験台として
しかしメビウス博士に敵意を剥き出しにした第十二律者は博士の身体を蝕み酷い損傷を与え、もはやこれ以上の実験の続行は不可能だった
それでもメビウス博士は諦めず、第十二律者の精神性に近い華を実験台として再び実験が開始された
メビウス博士の予想通り第十二律者は華に敵意を示さず、今度は十分な研究を行うことが出来た
この2回の実験で得られたデータはメビウス博士の期待していた通り、人類の進化の可能性を秘めたものだった
しかしあまりにも危険なこの研究に伏羲と女媧は愛想を尽かし、助手を辞められてしまう

その後エリシアが死亡
鬱陶しく思ってはいたものの大概ｷﾃいたエリシアの死はメビウス博士を大いに動揺させ、今まで死を恐れていないと思っていた自分がただ恐ろしすぎて死から目をそらしていただけだったことに気づく
実はメビウス博士が弱気になった裏には楽園のデータの方の🐍さんの裏工作があったりとかなんとか

月面決戦の敗退後はメビウス博士もコールドスリープに入って新時代で崩壊への抵抗を続ける手筈になっており、計画通り眠りにつこうとしていたが、もはや崩壊と対峙する気力は失われていた
しかしそこでメビウス博士はある気がかりに気づく、火を追う蛾の制御AI『プロメテウス』のことを忘れていたことに
あれは自分にしかどうにか出来ない、自分がどうにかしなければならない
メビウス博士は急いでコールドスリープ装置から飛び起きて駆けだし、そして死の大地と化した地上へ再び降り立った
「出たわね、ゲッタープロメテウス！」古の楽園　第一部　完

今文明

古の楽園の話
ここからは古の楽園に保存されているデータ上の🐍さんのお話
おそらくジャッカルあたりに余計なことを吹き込まれたせいで焦っており、現世への復活を企てている
そのために目をつけたワタリガラスを無限の刻印を渡すためと偽りおびき寄せたが、嗅覚の鋭いワタリガラスに罠の気配を悟られ逃げられてしまう

古の楽園第二章

古の楽園の話
律者のお姉ちゃんが来た
身体を乗っ取るためにおびき寄せたが、戦闘で敗北
そこにクラインが本物のメビウス博士から託されたビデオメッセージを再生して復活を諦めるよう諭したが、これを握りつぶし、本物のメビウス博士の心境の変化の影に自分が関わっていたことを語り出す
なんと本物のメビウス博士が死を選んだのは、楽園への記憶の同期の時に🐍さんからメビウス博士に逆に情報を流し込み、誘導した結果だというのだ
🐍さんは愕然とする律者のお姉ちゃんとクラインの隙をついて今居る空間のアドレスを切り離し、2人を隔離してしまった
楽園のロビーに戻った🐍さんは「2人が戻ってきたらピンクの服でもなんでも着てあげるわよ」と高笑いしたが、この事態を予測していたエリシアにまんまと対処されてしまう
戻ってきた2人を見た🐍さんは激ぉこで去っていった

古の楽園第三章

古の楽園の話
とにかく忙しくてほぼ不参加
エリシアにmay先輩にボコボコにされたことを言いふらされたり、アトリエから出てきたグレーシュを可愛がってたらメビウスおばさん呼ばわりされたり、ちょいちょいメビ虐されてるところを目撃される

永久の楽園

本編第29章の話
あらぁ～ここがエリシアの領域なのね、あの女はどんな秘密を隠しているのかしら～ん♪
なんて言いながらmay先輩が開いた永久の楽園を散策し始めようとしたところ、千劫がコソコソ何か探していたから適当に絡んでみた
しかし思っていたより互いの悪口がエスカレートして行き、「私達元から仲良し集団じゃないし…」なんてことまで言って殴り合いのケンカにまで発展してしまった
まあそんな感じでいきなり出鼻を挫かれた🐍さんの元にある知らせが飛び込んでくる
エリシアが消えた
集まった英傑達はエリシアの行方についてああでもないこうでもないと話し合ったが、確からしい結論は出てこない
そして何かドッキリのために彼女しか知らない秘密の場所に隠れているのでは…などという発言が誰かの口から出た時、突如🐍さんはブチ切れた
「あの女がそんなタチの悪いイタズラを私達に仕掛けてくるなんてあり得ないんですけおおお！？！！？エリシアは誰かに殺されたのよ！！！１！！１」
アンタよくそんな感じで仲良し集団じゃないとか言えたな

ケンカ別れの形で散会した後、メビウスは研究室に閉じこもっていた
少し前から頻発する楽園の異常に対してメビウスは最悪の事態を考慮し現実への帰還計画の準備を進めていたが、なぜかヴィルヴィがこれを邪魔していた
今回のエリシアの死が無関係でないのならば、もはやあまり猶予はないのかもしれない
ちょうど準備が整ったところでヴィルヴィが訪ねてきた
彼女は一連の騒動が現文明の侵蝕の律者によるものと説明し、その目を欺くためにメビウスにはあえて侵蝕を受けてもらいたいと頼んできた
相手が侵蝕の律者であることは嘘ではないだろう、確認できる傷跡は5万年前身をもって体験したものと同じだ
しかしこのヴィルヴィは今まで見た彼女のどの人格とも違う、その言葉を全て信用していいかどうかは微妙なところだった
とはいえ侵蝕を受けるという提案はメビウスにとって好都合なものだった
というのも、ようやく完成した現実への帰還計画、それこそ自身を前文明の第十二律者を模倣したウィルス、メビちゃんへと変換することだったからだ
これを用いてメビウスは侵蝕の律者の中に潜り込むことに成功し、機を待った
メビちゃんには問題があった、メビウス本人との相性の悪さ故に現実のクラインを頼らなければウィルスをコピーすることができないのだ
であるから待つのはアポニア、彼女なら本当にどうしようもない状況になったら侵蝕に抗いながらここを訪れるだろうし、クラインとの連絡手段も確保できる

メビウスの狙い通りアポニアを通じてクラインとの連絡を取ることに成功しウィルスの複製は始まったが、侵蝕の律者の反応は思ったより早かった
それでも仕事を全うしようとしたクラインは侵蝕を受けてしまったが、メビウスは現実復活の芽をつぶしてまでこれを肩代わりしてクラインを助けた
本当は復活なんてどうでもよかった
ただクラインの自由な未来だけがあればいい
その障害となる侵蝕の律者を滅ぼすため、メビちゃんのコントロールをそれと最も相性のいい華に託した
遺すもの達のために自身の命すら喜んで差し出す、それは奇しくも5万年前のメビウスが最後に辿り着いたのと同じ結論であり、2人ともが本物のメビウスだった

未登場

S級機械雷アタッカー
モチーフは往昔の蛇影→往昔の蛇影・死の衣、リンネ

キャラ解説

楽園や深淵で大活躍の🐍さん
必殺技で出てくる大きいのは🐍さんの人為的崩落形態
QTEから出場すると最終ダメージが1.2倍になるため、これを知っているかどうかで火力がだいぶ違う
もっとも、QTE出場しなくても素の火力が律者先輩並かそれ以上にあるから別に弱いなんてことは全くないが…
🐍さん素人がやりがちなのが、律儀にチャージ攻撃→変化通常攻撃→チャージ攻撃→変化通常攻撃と繰り返すこと
変化通常攻撃はあくまでもEP回収用で火力を出しているのはチャージ攻撃なので、チャージ→チャージ→チャージでﾍﾞｯﾁﾝﾍﾞｯﾁﾝしまくった方がいい場面も多い
特にニュートンBや楽園の『救世』など、効果時間の短いバフデバフを有効活用したい時はこれに注意

武器

モチーフ武器以外だと誓約の十字架が合う。
なければ手持ちの中で攻撃力が高いものを持たせるとよい。

聖痕

モチーフ聖痕の重要度はリンネT＞リンネC＞リンネB
モチーフ聖痕OS以外の例として以下の組み合わせがオススメである。左に行くほどDPSが高い。

貞儀TB+ベナレスC＞リンネTC+貞儀B＞リンネTC+オットーB＞貞儀TCB＞リンネTB+ベナレスC＞モネT+五右衛門CB＞モネT+リンネCB

無課金聖痕だとモネT+五右衛門CB＞ダーウィンOS＞エジソンOSなどがおすすめになる。

編成

実装時点はロストローズマリーにフィッシュルや雲墨丹心と組ませる編成が推奨されていた
7.1現在では無理なく噛み合い当人も高火力なサポーター大月下はほぼ確定で残り1枠に真理にゃんかエデンママ、或いは凍結やスリップダメージギミック処理出張綺羅子辺りを使い分けていく