「そうやって貴女はいつもいつも…」
名前:雷電 芽衣
CV:沢城みゆき、斎藤千和(初代)
年齢:19歳(本編)→27歳(後崩壊書)
職業:お嬢様→犯罪者の娘→第三律者→天命B級戦乙女→ヨルムンガンド幹部『レッドサンダードラゴン』→無職→聖フレイヤの教師→天命対崩壊第三小隊隊長 (後崩壊書)
身長:172cm
体重:50kg
スリーサイズ:89-62-90
誕生日:4月13日
出身:極東
好きな物:キアナちゃん、人の世話、浮気、エリシア、桜の塩漬け、白桃味のアイス
苦手な物:不安
キャラクター
may先輩
本作のヒロイン
でも長らくキアナチャン!しか言ってた記憶がないくらい空気だった
オープンレズのキアナちゃんに対してこっちは拗らせレズで、常に心の中では激重感情が鳴門の渦潮の如く荒れ狂っている
世界かキアナちゃんか選ぶならノータイムでキアナちゃんって答えるタイプ
本編開始前に第三律者として覚醒し、第三次崩壊を引き起こして生まれ育った長空市を廃墟にした
律者人格は元になった人物の負の感情が増幅されて生まれるが、第三律者の場合元になったのがmay先輩だったせいで生まれた時からヤンデレクソレズだった
後の例見てる限り対人関係こじらせただけで律者化しちゃうくらい気分沈められちゃうmay先輩がすごい
そのおかげで間に挟まりたがらない系ヤンデレクソレズ第三律者はキアmayキすぎて昇天した
すごい…
オットーもびっくりしたことだろう
色々あって反抗期が到来したmay先輩は激辛パプリカカレーでキアナちゃんの味覚を破壊しつつ膝ぶちこんで出奔して悪の組織の女幹部になった
ヨルムンガンドではケビンが妙に寛大なのをいいことに割と好き放題やっていて、現地妻のワタリガラスと子育てを楽しんだりキャバクラに入り浸ったりと忙しい毎日を送った
だが本妻のキアナちゃんに危機が迫るといきなり本能で受信して必ず駆けつける、愛の力ってこわいね…
お嬢様らしく浮世離れしたところがある
特に楽園を経て反抗期を終え素のmay先輩が見えるようになってからはそれが顕在化し、時折ふざけているのか真面目なのかわからないシュールな空間を展開する
奇行は「」長だけでなく巻き込まれたキャラ達をも困惑させているようで、崩壊学園とコラボすれば話を聞いた向こうのmay先輩にまで顔をしかめられるのだから大したものである
まあそんな愉快な部分もありつつ決める時は決めてくれるのがmay先輩らしいというかなんというか
may先輩といえばごはん、ごはんといえばmay先輩、飯の律者
11時と18時に作ってくれるごはんがAP30ずつ回復してくれてこれは…ありがたい…
昔はそれぞれ14時と21時になるまでに食べないとブチ切れて「今日のごはんは無しよ」と作ってくれたごはんをゴミ箱に放り込んでしまい、キアナちゃんと「」長が空腹で倒れていた
2周年くらいの時にレンジでチンすればいつでも食べられるようにしてくれるようになったから今は昼夜分をまとめてかっこむ「」長がよく見られる
本編の進行でけおってハイペリオンから出て行った時はとうとうごはん役もメイドさんに交代かとも思われたが、相変わらず毎日飯時になるとどこからともなくドゴーンごはんが届けられるドゴーン
操作キャラとしてはケツデカすぎるせいで足が鬼のように遅い
八重桜の霊魂はmay先輩の身体を借りて顕現してるからやっぱり足が遅い
北辰一刀流の達人で刀で戦う
テーマソングは『崩壊世界の歌姫』
原曲から微妙に怪しい日本語なので中国語歌詞とかはない
00年代エロゲっぽいテンション上がるいい曲
劇中での活躍
本編前
生い立ち
各所の話
ME社のご令嬢
蝶よ花よと扱われてた
まあ幼くしてママを癌で亡くしてたり誘拐されてトラウマになったり色々おつらいこともたくさんあったが…
それでも優しい女の子に育ったのは生まれ持った性質か父親の教育の賜物か
ただし父親の許可の元、カカリアによってコンケストジェムを埋め込まれている
とりあえず「人生勝ち組」のmay先輩はお嬢様学校の千羽学園に入学
そこでも圧倒的な家格で取り巻きに持て囃される
が、突然父親が贈収賄などの疑いで投獄され、一気に取り巻く環境が悪化
一転して犯罪者の娘の烙印を押され凄惨なレズイジメ地獄に落ちる
今まで周りにいた人々がただ自分の家格目当てで近づいてきただけだったことを理解し、生まれて初めて他者からの悪意に晒されたmay先輩は絶望した
そんな時、崩壊の気配を感じ取ったキアナちゃんが千羽学園に生徒のふりをして潜入してくる
そこでmay先輩に一目惚れしたキアナちゃんはいじめっ子達を蹴散らし、may先輩は打算ありきの関係ばかりじゃないと信じることが出来た
しかし、キアナちゃんがやった分の仕返しは陰でmay先輩に向かう
空き教室に呼び出されたmay先輩に魔の手が迫った時、身体に埋まっていたコンケストジェムが輝き始めた
第三次崩壊
漫画『第1章・長空市脱出編』『第4章・ネゲントロピー侵入編』、chapter17の話
空き教室は血の海になっていた
その中心にはmay先輩の身体を借りて降臨した第三律者が立っていた
第三次崩壊の始まりである
長空市には雷雲が立ちこめ、ゾンビと崩壊獣が溢れかえった
キアナちゃんはmay先輩を取り戻すために第三律者に挑みかかったものの、力の差は歴然だった
しかし元がmay先輩なこともあって何度も撃退されたものの殺されはしなかった
むしろ第三律者も孤独を満たしてくれるキアナちゃんのことを気に入っていた
しかし人間と律者は共には生きられない
自分もいつかは崩壊の意思に飲まれてキアナちゃんを殺してしまうかもしれない
may先輩の一面なだけあってひたすらネガティブな第三律者は世を儚んで自殺を選び、千羽学園の屋上から飛び降りたが、そんな第三律者の手をキアナちゃんは掴んで引き上げた
人の暖かさに触れたmay先輩は浄化され、奇跡的に元の人格を取り戻すことが出来た
その後はキアナちゃんや途中で返り討ちにして保護したブローニャと共にゾンビと崩壊獣が蔓延る長空市の脱出を目指した
しかし崩壊獣の不意打ちを受けてキアナちゃんが重傷を負い、キレたmay先輩に呼応して再び第三律者の人格が表出してしまう
ちょっとレズすぎて困る
その時偶然飛んできたハイペリオンを撃墜しかけたりしたものの、再びキアナちゃんの手で正気を取り戻すことができ、そのまま意識を失った
こうして三人は天命に保護され、may先輩は律者の力の制御を身につけて生きていくために戦乙女を目指すことにした
聖フレイヤにて
各所の話
聖フレイヤに入り、may先輩は本来の優しい性格を取り戻していった
大好きなキアナちゃんのために練習し始めた料理も今や委員長やリタさんと競うほどの腕前である
初めて友達と分け合って食べた白桃味のプリンのおいしさを忘れることはないだろう
発見された九幽遺跡の調査や侵入した理の律者との戦闘やキアナちゃんの座学の赤点など危ない場面は何度もあったが、一緒に聖フレイヤに入った3人はなんとか揃ってB級戦乙女になることが出来た
本編(chapter1~25)
ムーンライトスローン
chapter1、2の話
独断先行したキアナちゃんを追いかけてムーンライトスローンで合流する
「may先輩がいれば百人力だよ~❤」なんて言いながら懐いてくるキアナちゃんとイチャイチャしたりブローニャちゃんを拾ったりしながら中枢に辿り着き巨大空中戦艦の青海市への落着は阻止されたが、キアナちゃんが不調で倒れてしまったため担いで脱出した
90%
chapter3、4の話
デザイアジェム確保のためニュージーランドに出撃した第五小隊
しかし自身と同じように実験でジェムを埋め込まれたウェンディの事情を知り、may先輩もデザイアジェムの確保ではなく彼女の保護を支持し、テレサの許可を得る
しかし極東支部、天命本部、そしてネゲントロピーの三つ巴の争奪戦の末に皆を出し抜き勝利したのはカカリアであり、ウェンディに加え消耗したmay先輩とブローニャちゃんもネゲントロピーの手に落ちてしまう
ME社に連れ帰られた3人を追って強襲をかけた極東支部の手によってmay先輩は無事救出されたが、ウェンディは死に、ブローニャちゃんも脳に重大な損傷を負ってしまう
大崩壊
chapter7、8の話
出撃したが、コンケストジェムが抜き取られて戦闘不能
壊れていく日常に既にかなり精神的に参っているようで闇が漏れてきている
歌舞伎ゲージ蓄積中
天穹市
chapter9-1、13の話
目撃情報を頼りになんとかキアナちゃんと再会を果たす
しかし聖フレイヤへ帰ろうと差し伸べられたmay先輩の手は拒絶され、名もなき人々のために身を削り続けたキアナちゃんは墜落し、デュランダルの手に落ちてしまう
激情のままに振るわれた刃は最強の戦乙女に全く届かず、キアナちゃんは連れ去られ、may先輩は己の無力を嘆いた
歌舞伎ゲージ蓄積中
この時にスポットライトが当たってたメンツのせいで強化画面がキャバクラにしか見えないともっぱらの評判
再びの長空市
chapter15~17の話
ここからがmay先輩の本番
導かれるように始まりの地に戻ってきたmay先輩とキアナちゃん
ついにハイペリオン組はキアナちゃんを保護することができた
でもそれで状況がよくなったかというと、そんなことは全くない
崩壊エネルギーに蝕まれ続けたキアナちゃんは激辛パプリカカレーの味すらわからず、律者の人格から意識を保っていられる時間も多く見て残り数ヶ月という状態だった
これからどうすれば…その問にテスラもテレサもアインも答えられない
そんな状態になってもなおキアナちゃんは世界を守るために戦いに出て行き、may先輩には彼女を引き止める力すらなかった
歌舞伎ゲージが限界を迎えるmay先輩
ケビン「弊社ならやれます」
キレた
長空市を満たしていた異常な濃度の崩壊エネルギーはmay先輩に集まり、奪われたコンケストジェムを体内に凝結させ、人格を統合し完全な覚醒を遂げた雷の律者を降臨させた
may先輩の覚醒によって長空市の異変は解決したが、世界のために戦うキアナちゃんと世界より1人の無事を祈るmay先輩が共に歩むことはもはや不可能だった
今度は追い縋られる立場になったmay先輩はキアナちゃんの手を振りほどき、膝をたたき込んで出奔した
珊瑚島
chapter18、19の話
冷凍ツナ見て一瞬キアナチャン!?ってなったりしてそのせいでアナを逃がしたりもしたけど、最後には引導を渡した
支配劇場
chapter24、25の話
キアナチャンに危険が迫ってる!と突然謎の電波を受信したmay先輩はジャッカルのケツを叩いて支配劇場への扉を開く装置を用意させた
こんなこともあろうかと用意してるところだからあと3日もあれば安全に使えるぞ!と普段のポンコツぶりから打って変わって天才ぶりを発揮してくれたジャッカル相手にmay先輩は感謝するどころか1日でやれと相変わらずの傍若無人さを見せつけてくれる
…やっぱり今すぐ使うわキアナチャンが怪我したら許さないわよ
とりあえず支配の律者との最終決戦に介入することが出来たmay先輩は「私の征服の方がアナタの支配の力より強いわ」とかいう理屈…理屈?で力を奪われなくてGMの力を大幅に削いで別戦場にいるキアナちゃん達のサポートをしてそのまま出禁くらった
膝入れて出て行ったけどキアナちゃんとは道を違えても心は一つらしい
真顔でそう答えるmay先輩のDV彼氏オーラにGMも若干引いていた
支配の律者の騒動の後で姫子さんの葬式が執り行われたが、may先輩は夜中に一人でひっそりとドゴーン弔花を手向けていったドゴーン
本編(古の楽園~chapter31)
で、崩壊に負けたと
古の楽園の話
支配の律者との戦いの中でmay先輩は偶発的に崩壊の意思と接触する機会を持った
崩壊の意思はmay先輩に対して影響力を行使しようとしたが、それはmay先輩の体内を満たす電磁波に阻まれ失敗したらしい
しかしそれが疑問だった
たったその程度のことで、神とも呼ばれる存在が自身の使徒に影響を与えられなくなるものなのだろうか?
気になったmay先輩はケビンに訊ねてみた
いつも通り君の知る必要はないとはぐらかされるだろうことを予想し、今回は追撃をかけるようにさらに詰め寄るmay先輩
「アナタいつもそうやって誤魔化すのね、だからモテないのよ!」
答えてあげようとしていたのに不意に童貞にはあまりにもFatalityな言葉の暴力に曝されさすがのケビンも膝をつき、古の楽園に案内してくれた
そこでmay先輩は火を追う十三英傑達と交流を重ね、ハーレムを築いていく
とりあえずケビン、エリシア、エデン、千劫、サクラ、スウ、華をこましてメビウスを律者の権能を操り鬼神に近い姿でボコボコにしたが…
あそこにキアナチャンがいるわ…
chapter28の話
支配の律者編でキアナチャン分を補給出来たのでカロスタン編はキャバクラ楽園に入り浸ってて不参加
…と思ってたら最終盤になって急にキアナチャンに危険が迫ってる!と感じて楽園から出てきたmay先輩はケビンのことを脅し、律者コアの奥底の無意識領域を介してキアナちゃんに電話をかけてきた
17章以来の実にリアル1年半ぶりとなるキアナちゃんとの会話である
あまりにも尊いmayキアに「」長達は感動すると同時に戦慄した
崩壊に負けたと書くだけでこの厚み?
古の楽園の話
久々のキアニーでテカテカになって上機嫌でキャバクラ楽園に戻ってきたmay先輩
しかしさっきまで楽園で飲んだくれてたはずのワタリガラスが行方不明になっていた
心配したmay先輩は話を聞いて回り、エリシアに情報屋としてパルドを紹介され、2人でワタリガラスを無事保護した
しかしその時突如may先輩はめまいを覚え、意識を至深の処に引きずりこまれてしまう
そこでmay先輩はアポニアに遭遇し、奇妙な感覚に囚われ、気づいた時には楽園のロビーに帰還していた
とりあえずmay先輩は同じくアポニアの被害者であるワタリガラスと一緒に至深の処に殴り込みをかけることに決め、途中でワタリガラスからアクセサリーをパクってたパルドを締めたりしながら楽園を進んでいった
一行はエリシアの情報通り至深の処への通り道にあるグレーシュのアトリエまで到達することが出来たが、そこでコズマに遭遇して追い返されてしまう
コズマの態度に憤慨したワタリガラスは酒を飲みに行ってしまったが、諦めの悪いmay先輩は今度はフェリスに道案内を頼み、再度至深の処を目指した
2人はコズマに遭遇しないよう裏道でアトリエに潜入し、そこでグレーシュと会ってついでに刻印をもらうことは出来たが、肝心の至深の書への道は消えてしまっていた
当てが外れたmay先輩はとりあえず楽園のロビーに帰還した
しかしその時また例のめまいが発生し、may先輩は再び至深の処に意識を引きずり込まれてしまう
そこでmay先輩はアポニアから10日後絶殺だかんな!と宣託を受け、気づいた時にはまたロビーに戻っていた
may先輩は急に余命10日と宣告され、しかしこちらからアポニアに接触する手立てがなく焦っていた
そんなところにヴィルヴィの招待が届いた
何か手がかりを掴めるかもしれないと期待したmay先輩はそれに応え楽園に潜ったが、しかし待っていたのはくだらないマジックショーでしかなく神経を逆なでされただけだった
とりあえずmay先輩は刻印を受けてさっさと帰りアポニアについて聞き込みを進めた
そして皆の証言から彼女の予言は絶対であり未だ回避された例は1件たりともないということを知る
しかしmay先輩は運命などというものは正面から否定してやらないと気が済まない質だ
どうすっかなーあれから4日経ったしあと6日後に死ぬ…なら今から死にかけてみればいいんじゃない?なんていう妙ちくりんな結論に至ったmay先輩はそれを試すのに最適な相手について心当たりがあり、さっそく彼に声をかけてみた
「ハーイ千劫、あなた口ばっかり威勢がいいけどよく吠えるチワワみたいでかわいいわね。あぁそういえばあなた後継者を何人も殺したみたいなこと言ってたけど、どうせ嘘でしょ?私がボコボコにしてそのダサい仮面ごと化けの皮をはがしてあげるわ、メビウスみたいにね!」
とりあえず煽り倒してみた
「なんだ急にどうした律者、まあケンカ売りたいなら買ってやるが…手加減とかしてやれないけど本当にいいんだな?とりあえずロビーで暴れたら周りに迷惑かかるから場所移すぞ。」
話に乗ってくれた
ボコボコにされた
そうでなくては困るとはいえ、人為的崩落を起こした千劫はmay先輩もまるで歯が立たないほど強かった
そして律者すら消し炭にする火力の攻撃が迫り、あっこれ選択間違えたかも?なんて少し後悔したところで、その攻撃はmay先輩に当たることなく停止した
ついにアポニアが表舞台に姿を現したのだ
アポニアはmay先輩をボコボコにした千劫を戒律で縛り退け、may先輩はなんとか九死に一生を得た
may先輩はようやくアポニアを表舞台に引きずり出すことには成功したものの、予言を打ち破る方法は見つからず、逆に予言が避けがたいものであるという証言だけが集まっていく
may先輩も予言の絶対性を信じざるを得なかった
しかし調査が手詰まりになる度に現れては手がかりを与えてくれるヴィルヴィの存在にmay先輩は何者かの意図を感じ取っていた
それこそがワタリガラス失踪から続く一連の事件の黒幕、自分が向き合わなければならないもの、そして死を予言された理由なのだろう
彼女に会って確かめなければならない
例えその結末が破滅と決まっていたとしても、過程は自分のものなのだから
至深の処に踏み入るためにmay先輩はヴィルヴィを訪ねた
ヴィルヴィは至深の処を作った張本人であり、たとえアポニアが至深の処へのアクセスを拒絶したとしても、ヴィルヴィの思考領域を辿ればそこに至れるはずだと考えたからだ
この推測は正しかった、しかし思考領域を辿るということは互いの心の中の見せたくない部分まで曝け出さなければならないらしい
それでもヴィルヴィはmay先輩の申し出を受けてくれた
ヴィルヴィの思考領域を通り抜けるmay先輩の脳に流れたのはヴィルヴィの人格同士の会話、そして助けを求める声、しかし今はそれを気にしている場合ではない
ついに至深の処へと辿り着いた
may先輩はアポニアと対峙し、今度こそボコボコにしてやるつもりで殴りかかったが、その戦闘の顛末の予知を頭に叩き込まれて落ち着き、話し合うことにした
may先輩の返答に満足したアポニアは偽りの予言で試したことを謝罪し、至深の処の奥に隠された扉へ案内してくれた
そこに待っているものこそ今回の一連の騒動の黒幕、そして古の楽園に隠された本当の秘密
第十三律者、またの名を『真我』のエリシア
永久の楽園
chapter29~31の話
古の楽園の最奥、至深の処のさらに奥底にあるエリシアの領域、永久の楽園
そこで待っていたエリシアは全ての真実を話してくれるつもりになったらしい、ただし永久の楽園でデートしながら
しかし永久の楽園にはずっとエリシアの心の内が気になっていた英傑達も全員集合していた
2人きりでデートしたかったエリシアがケビンを追い払ったりしている間、暇になったmay先輩は1人で永久の楽園の観光をしつつ他の英傑達に挨拶していく
華は応援してくれた
サクラは観光を手伝ってくれた
ヴィルヴィは魔術師モードで面倒だからプレゼント(刻印を模したパワーアップアイテム)は断った
エデンは相変わらず飲んだくれていた
パルドは箱にはまっていた
しかしどうにも崩壊獣やらゾンビやらが多い、しかもなんか強い
その中に見たことのない奇妙な敵が混ざっているのも気になった
やっぱりヴィルヴィのプレゼントもらっておけばよかった…と永久の楽園中に散らばったカードを集めるハメになって後悔したがアフターフェスティバルである
隊長また同じ失敗しとる、いややわ~!
とりあえずエリシアと合流したmay先輩はデートを再開
楽園の資料室に2人きりで入り、愛しのエリシアなんて愛を囁いたりエリシア人形と遊んだりした
楽園のデータベースから情報を出力するタイプライターを使ってエリシアが見せてくれた前文明の顛末はmay先輩が最初に期待していたような大いなる秘密が隠された壮大な英雄譚ではなかった
しかしその話の中には1人1人の人生があり、そしてその中にはいつも笑顔で周りを明るくさせるエリシアがいた
エリシアは言う、may先輩は第十三律者の秘密を知ったら楽園を出てもう戻らないのだろうけど、ここで見聞きした前文明の人々のことをいつまでも覚えていてほしい、と
忘れるはずがないじゃない、だって私はあなたを──なんて愛を囁こうとしたら録音されてた、エリシア!!(バシィ
残るのは記憶体であるエリシアすら知らない第十三律者の顛末、それは永久の楽園の片隅にある霧に覆われた島に隠されているらしい
「明日は一緒に迷霧に包まれたあの島に行って、最後のパーティがあった場所で、共に見届けましょう」、そう言ってエリシアは今日のデートを締めくくった
2人は待ち合わせ場所を噴水として解散し、may先輩は夜の街へくり出した
エリシアの願い通り、彼女の愛した前文明の景色を少しでも多く覚えていられるように……
出会った華と夜通し語り合い朝チュンしたmay先輩は慌てて約束の場所へ赴いたが、彼女はまだ来ていなかった
そしていつまで経ってもあの騒がしくも愛しい彼女の声は聞こえてこなかった
…いくらなんでもおかしい、自分が場所を間違えているのだろうか──いや、そもそも彼女が遅刻なんてするだろうか?
急に不安になったmay先輩は永久の楽園中を探し回った
彼女と巡った思い出の場所、花の迷路、市場、ロビーへ繋がるモニュメント、それらのどこにもあるべきはずの彼女の姿はない
とその時、may先輩は英傑達が神妙な顔をして話し合っているところに遭遇した
彼女を──エリシアを見なかった?
来訪者のその問いに英傑達は返答に窮し、しばしの沈黙の後、🐍さんが口を開いた
「よく聞いてラットさん、エリシアは死んだわ」
エリシアのデータは楽園から完全に消え失せていた、それは死と同義である
また、サクラのデータにも異常が見られた
この件を知っているのはその場で話し合っていたケビン、アポニア、スウ、🐍さんとmay先輩の5人だけ
大好きなエリシアが死んで🐍さんがキレ散らかしているせいですぐ口論になってしまい話は進まず、とりあえずこの件はその場にいる5人の内に留めておくことだけを決め、各々調査を始めるために解散した
may先輩はケビンと共に例のタイプライターを使って調査することを思い立ち資料室へ向かった
その道中でグレーシュに見つかって隠し事の存在を見抜かれてしまい、悪いことに性格をコピられてしまったせいでmay先輩ばりのねちっこさと暴力性を得たグレーシュにひたすら暴力的な手段で秘密を追求される一幕もあった、何やってんだmay先輩
資料室にはエリシアが死んだと書かれた大量の紙が散乱し、サクラの妹リンの死の真相が記された紙と壊れたタイプライターが残されていた
これを前にしたmay先輩はそこであった真相を探ろうと考えケビンに意見を求めたが、ケビンはもう一回確認すると繰り返すばかりで何も答えない
そうこの男、エリシアが死んだと聞いてからひたすらテンパっていたのである
呆れたmay先輩はケビンを放って1人で調査を始め、出会ったスウから昨夜資料室であったことの記録が凍結されていることを聞いたが、それ以外に手がかりはなかった
may先輩はヨルムンガンド幹部達に話を聞くため一度現実へ帰還することを考えたが、何故か帰還出来ず大量の崩壊獣に襲われ倒れてしまう
意識を失う直前に見たのは、以前パルドと共に見たあの奇妙な敵…
目を覚ますと華に看病されていた
may先輩の異常に気づいたスウが華を助けに寄越してくれたのだ
華と共に永久の楽園に帰還したmay先輩が見たのは、今にも殺戮を始めそうなほど怒る千劫と、それと対峙するエデン、スウ、コズマ、グレーシュの姿
さらにその千劫と対峙する4英傑も仲間というより互いに警戒し合い距離を取っていた
スウが千界一乗(記憶体)を使って千劫を別空間へ追放したことで戦闘は回避されたが、彼もまた英傑の中に裏切り者がいると語り華と共に別空間へ去ってしまう
残されたのはタイプライターが壊されたのになぜか新しく印刷された大量の紙
そこに書かれていたのは信じがたい事実だった
「ケビンが死んだ」
上位2人が死にアポニアが至深の処に籠もる状況で、まとめ役を買って出たのはエデンだった
コズマ・グレーシュ組と別れた後にmay先輩はエデンの覚悟と英傑のうち何人かが隠し持つ『水晶の花』について聞き、今後の方針としてデータ異常の見られるサクラを探すことを決め、取り急ぎケビンの死を知らせるため解散してエデンはメビウス博士、may先輩はヴィルヴィのもとへ向かった
遊園地で見つけた魔術師のヴィルヴィはケビンの死を既に知っており、そしてサクラの行方を探すmay先輩に対してサクラが誰にも知られずケビンを殺すことなど不可能だと語った
そんなことが可能であればヴィルヴィは既に4桁を超える対ケビン武装のどれかを使ってケビンを殺せている、例えばこの対ケビン武装タイプ666『楽園データ無差別不可逆ハッピークリーンツール』…
などとクソゲーに付き合わされるハメになったり色々と回りくどいやりとりはあったが、彼女の言わんとしていることは簡単だった
英傑の仲間を信じたい、そしてその証明のために協力したい
ヴィルヴィの申し出を受け入れたmay先輩は彼女の支度が済むまでそこらで拾ったぷにあな妖精エリと遊園地デートで時間を潰した
エリシアの死を知らない妖精エリは、しかし悲しそうな顔をしているmay先輩を心配して、代わりに大人のエリシアを探しに行くと言って去っていった
may先輩と合流したヴィルヴィはさっそく気になっていた楽園の変化、永久の楽園に出現する今まで見たことのない崩壊獣について調べることを提案し、may先輩としても色褪せたような敵に心当たりがあったことからグレーシュを訪ねることにした
グレーシュによると色褪せた敵からは2種類の色を感じるらしい
1種類は楽園入り込んでいる嫌な色、もう1種類はよく分からないけど知っている色
そしてこれらの色はグレーシュの色の力と同質のものらしい
may先輩から見てグレーシュは潔白に思えたが、しかし純粋なグレーシュが何者かに誘導され力を悪用されたという可能性は捨てきれない
とりあえずグレーシュとコズマを置いて色褪せた敵を追ったもののこれまでと同じように見失ってしまい、ちょうど合流したフェリスからも楽園中の抜け道に異常はなかったとの証言があった
いつも何か自分たちの知らない手段を使ってあの色褪せた敵は消える
しかし色褪せた敵自体にそのようなことを実行する知能があるようには見えないし、やはりその背後には何者か黒幕が存在するのだろう
そう予想はしてみたものの状況は手詰まりで、焦れたmay先輩に対してヴィルヴィは他人の記憶をのぞき見る『意識収集装置』を取り出し、これを用いて英傑全員の潔白を証明しようと提案してきた
試しにフェリスの無実が、次いでそこにメビウスの死を知らせにやって来た華の無実が証明された
次はヴィルヴィ、しかし彼女の記憶空間に表れたのはなぜか彼女の知るはずのない支配劇場だった
そこで見たのは約束の律者の結界で痛む記憶、悪人が容量の半分を持ってパージされる記憶、無人島に隔離される記憶、メビウス博士に尋問される記憶……中でも特に気になった点は3つ
悪人と一緒にパージされた容量にはこれから悪念が捨てられていくという点、これはいつか悪念が溢れることを意味するらしい、また悪人は根本のヴィルヴィが既に存在しないようなことを言っていた
そして無人島に隔離された時にはヴィルヴィの人格が既に分裂していた点、メビウス博士の尋問では5歳の頃からそれを行えていたという
最後に、これら全ての記憶はヴィルヴィが拘束される場面であり、それを覗くmay先輩にも内容と同期するように痛みが表れていた点
ゆっくりと、しかし着実にmay先輩の力は削られていた
ケビンの死の記憶を見た時フェリスは殺されデータ消失が起こり、犯人が姿を現した
「悪人」のヴィルヴィ、彼女は「指揮者」が「悪人」の領域ごと黒幕を消去してしまおうとした時にそれと手を結び、その力を借りて他人格を消去し目覚め、そしてこの楽園において唯一それが手を下せない存在であるmay先輩を葬るために生かされていた
それは記憶体である英傑達に対して絶対的に優位にある、にもかかわらずmay先輩に対して分が悪い存在
実体を持たず、だからこそ聖痕計画の実行者が許可した存在しか入れないはずの楽園に侵入することが出来た
崩壊の意思と接触したmay先輩をキャリアとして……
フェリスがケビン殺害時の記憶を見てしまったのは事故であり、だから突発的に殺すしかなかった
悪びれることもなくそう語る「悪人」に対してmay先輩は友達を殺された怒りのまま挑みかかったが、英傑相手にその記憶空間で力を削られた状態で戦うとなればろくに打つ手すらなく、返り討ちにあってしまう
しかし何者かの力が「悪人」の目を欺きmay先輩を生き長らえさせていた
「詐欺師」のヴィルヴィ、ヴィルヴィのイドにして最初の人格
「詐欺師」は知る限りの情報をmay先輩に与え、道を示してくれた
ケビンは敵の目を欺くためと騙され「悪人」に人格データ破壊ボタンを使われて消滅し、フェリスは突発的な事態でやむなく同様の手段で消去されている、それはつまりヴィルヴィの作品に必ず存在するバックドアを使えば復元出来る可能性があることを意味していた
メビウスもまた「悪人」の目を欺く手段くらい自分で用意しているだろう
そして「悪人」にしても黒幕を利用するだけ利用して出し抜く算段をしているはずだ
だからmay先輩のやるべきことは単純である、まずこの思考領域で「悪人」を倒し主導権を「詐欺師」に取り戻させなければならない
「悪人」と向き合った2人はmay先輩が時間稼ぎをしているうちに「詐欺師」が思考領域を対消滅させることで互いの力を削り、ほとんどのデータを自壊させてしまったことで「悪人」から主導権を取り戻すことに成功した
ヴィルヴィは残された僅かな時間でmay先輩をヴィルヴィの領域から解放し、これからの筋書き、真の『螺旋』の刻印、対ケビン武装タイプ666、その起動条件、そして『黒い水晶の花』を托して消滅した
ヴィルヴィの領域から帰還したmay先輩は敵に待ち伏せを受け、大量の崩壊獣に襲われてしまう
あまりの物量に膝を屈したmay先輩の前に現れたのはエリシア──いや彼女のデータを破壊したのはヴィルヴィではなく、だからこそ復活はありえない
彼女の姿を愚弄するその存在こそ、探し求めた真の敵
第十二律者『侵蝕の律者』
侵蝕の律者はエリシアそっくりの口ぶりで敵意はないと弁解を始めた
何かがおかしい、言動の端々から違和感を覚える
ヴィルヴィは侵蝕の律者がエリシアを殺したと言っていたが、侵蝕の律者はデータをもらって自分がエリシアになったのだと語っている、なぜそんな無意味な嘘をつくのだろうか
また、侵蝕の律者には危害を加える気は全くなく、侵蝕された英傑達のデータも自分の中の一部になっただけだと言っている
これだけのことをしておいて侵蝕の律者はなぜまだ人畜無害を装おうとするのだろうか
こみあげる怒りを抑えつつ思考をめぐらせていたところ、may先輩は突然倒れてしまいそうなほどの耳鳴りに襲われた
油断したか……いや侵蝕の律者は何の反応も示さずエリシアを気取って不愉快な言葉を紡ぎ続けている、ではこれは……螺旋の刻印?
そう理解した時、耳鳴りはすぐに治まっていった
なるほどヴィルヴィの遺した計画は螺旋の刻印を通じて自分の中で生きているらしい、であるなら素直に彼女が最期に託してくれた想いに従おう
スウと合流する、それが今自分のやるべきこと
そのために時間を稼ぎ機を伺う必要があるが、ここは理由はわからないが執拗に弁明を求めてきている侵蝕の律者の話に乗ってやろう
may先輩が対話に理解を示したところ、侵蝕の律者は花がほころぶような笑顔を浮かべた
「一緒に迷霧に包まれたあの島に行って、最後のパーティがあった場所で、共に見届けましょう」、あの時エリシアがしてくれた約束を、この律者は今から叶えるつもりらしい
2人は観覧車に乗り、一方は敵意をむき出しにしながら相手を睨みつけ、もう一方は相手をそんな態度にしてしまっていることを悲しんでいた
同類であるmay先輩とは友達になりたいと考えているのだからそんなに嫌わないでほしい、侵蝕の律者はそう語り掛けてきた
こいつは何をふざけたことを言っているのだろうか、お前が今その姿を辱めているエリシアもまた同類である、そんな相手を殺しておいて何を言うのか
憤りを隠さないmay先輩に対し侵蝕の律者は再び弁解を始めた
侵蝕の律者によるとエリシアの死は、自他の概念すらなく侵蝕という本能しか持たなかった自分と彼女が出会ってしまったゆえの事故だという
その結果自分が敵と認識されてしまったことに対しては本当に困り果てており、だからそこに手を差し伸べてくれた悪人のヴィルヴィとは友達になれた
それでも対処しなければならなかったのが千劫とmay先輩
千劫は身を守るために侵蝕しておとなしくさせざるを得なかった
異質な存在であるmay先輩についても、最初こそわけもわからず排除することしか思いつかなかったけど今はそれ以外のやり方も知っている、それが友達になること
そしてそのために信頼を勝ち取らなければならないことも理解しており、may先輩に対して自分がしてあげられるのは──英傑達の復活
ただしエリシアだけは本当にデータが失われてしまったから復活させるためには自分を土台として1から作っていく他になく、そのために他の英傑達の持つデータを集めて彼女の像を補正していく必要がある
「だからそんなに私を偽物扱いして邪険にしn」
雷鳴が言葉を遮った
ようやく敵の目的がわかった、本物のエリシアになる、それはある意味で正しいが目的の一側面にすぎない
本当の目的は『対ケビン武装・タイプ666』、楽園を消去する装置、エリシアに成り代わり唯一残った脅威の権限を奪い取ること
そして時間をかければ容易にその目的を達成できるはずの侵蝕の律者がこのように大立ち回りをしているということは──
「彼女の見た目を再現して、仕草を真似して、その言葉を繰り返したとしても……あなたは彼女にはなれない、永遠になれっこないわ!」
may先輩の攻撃で幻境の観覧車は崩れ落ち、2人は落下していった
着地したのは迷霧に包まれたあの島、全ての謎が隠されているという約束の地
しかし侵蝕の律者はここには何もないという、この空間を掌握している自分にも何も見つけられないのだから
──ありえない
彼女が言ったからにはここには必ず何かがある、それがわからないということ自体が侵蝕の律者が彼女になりきれていない証明でもある
そう、なりきる、これ自体がデータ空間で無敵であるはずの侵蝕の律者に生まれた弱点
ロールプレイが破綻し彼女から逸脱する行動を取れば侵蝕の律者は目的から遠ざかる、そういう縛りがあるからこの小心者も今こうして表舞台に出てこざるを得なかったのだ
そして侵蝕の律者が口を滑らせたように、千劫もまたこの敵を表舞台に引きずり出すことに成功したからこそ直接手を下されたのだろう
その手段は知らなくても少し考えるだけではっきりとわかる、あのいつも燃えている男が『暴力』の使いどころを誤るはずがない
may先輩の一撃は不安定化していた空間を割り、楽園と一体化している侵蝕の律者にほんの少しのダメージを与えることに成功した
しかし目的は別、この突如出現した空間の異常にあの歴戦の勇者達が気づかないはずがない
「あの時の続きをしようぞ」
割って入ったサクラと共にmay先輩は連携攻撃を繰り出した
エリシアを気取るあの個体を失えば侵蝕の律者の計画は大幅に遅延するはず、サクラが寒獄氷天で動きを止めたところにmay先輩が浄罪七雷をもって必中必殺の一撃を叩き込み、体勢を立て直す時間を稼ぐ
……そう相談しながら戦闘を続けていたが、真の狙いは別にある
may先輩の脳内に語り掛けるスウ、彼の策こそこの状況に対する唯一の打開策
この楽園の中に安全な場所は存在しない、しかしこれから作ることなら出来る
「SO-1129」手術、5万年前に英傑達を記憶体としてこの楽園に刻み付けた処置をmay先輩に行い記憶領域を作り出す
そしてその征服の力に満たされ侵蝕の律者の干渉から安全な空間には、may先輩の記憶から紡がれたエリシアが再臨するはずだ
たとえデータが湮滅しても記憶が不滅の痕跡を残してくれる、そこに現れるエリシアをエリシアたらしめるのはmay先輩の持つ彼女に対する想いの強さ
スウは侵蝕の律者の不意をついて千界一乗を発動し、may先輩を離脱させた
目覚めた時、may先輩は真っ白な場所にいた
この真っ白なカンバスに記憶という絵具で空間を描いていく作業こそが「SO-1129」
なるほど、いつか彼女が言っていたように「ジェットコースターに乗りながら目でピーナッツを食べる」くらい難しい
最初から順を追って彼女を描こう
ピンクの妖精さん♪『エリシア』
その名のように美しい少女、その心も名前と同じように純粋だ
──思い返せば、初めて自分と対立する側に立った英傑も彼女だった
今考えると、あの戦闘はおふざけとすら言えず、たぶん彼女にとっては本当にデートだったのかもしれない
……当時は答えられなかったけど確かに弓は彼女に似合う、けど他の武器を使う彼女の姿も見て見たかった
でもその強さは一流、ケビンと比べたら……自己申告を信じてあげよう、ケビンよりは少し弱い
──そういえば彼女はエリシアからの一時的な卒業記念としてピンクの水晶の花をくれていた、それはエデンやヴィルヴィが持っていたのと同じものだと今ならわかる
あの時彼女はこう言っていた、これから楽園を旅する中で楽園自体や探している秘密に関する贈り物をもらうはずだと
全ての英傑と知り合い彼らの伝承を受けた今なら、彼女はこの旅の終点で「正式に卒業」した記念をくれるだろうか?
──角を触らせてほしいと何度も頼まれ断れなかったこともあった
彼女にはワガママで自分勝手で何でも心のままに行動するな一面もある、なのに嫌いになれない
もし、もう一度彼女に会えるなら……記念に録音を残すくらいなら別にいいかもしれないけど……だから……
──知り合ってからそんなに時間が経ったわけでもないのに、彼女のことを思い出せばきりがない
彼女はいつも何の前触れもなく突如現れ、人々の心に長さの違う影を残す
彼女より真摯で純粋な人はいない
彼女が見せてくれた一面は彼女の氷山の一角にすぎないが、それなら彼女は花の海の全てだ
彼女は楽園に残されたもの、その全てをずっと覚えている
だから彼女も楽園の記憶から消えるべきじゃない
彼女は絶対に約束を守ってくれる
『エリシア』、そして第十三律者の全てを教えてくれると、そう約束してくれたでしょう?
だから……今ここで教えてほしい、あなたの全てを、今まであなたがそうしてきたように!
「一緒に迷霧に包まれたあの島に行って、最後のパーティがあった場所で、共に見届けましょう」
そう約束したあの時をなぞるかのように不変だった記憶空間に風が吹き、may先輩がドアを開いた時──そこには何もなかった
何が足りないのだろうか、そう悩むmay先輩の脳の奥底からは痛みが沸き上がってきた
侵蝕の律者の力はまるで侵蝕できなくとも共存してやると宣言するかのようにmay先輩の精神を蝕んでいく
しかし膝を屈するわけにはいかない
英傑達は身を挺して道を切り開いてくれた、その道の果てこそが彼女がずっと追い求めていたものだったから
滅ぶ世界にあって終始変わらない『真我』で真っ暗な夜を照らしてくれる彼女がいたからこそ、真っ暗な時代の末に消えない炎が生まれた
5万年の時を越え今まで保存されていたその炎はもっと未来にまで届けられるべきだ、彼女の物語はこんな風に慌ただしく幕を閉じるべきではない
この道は彼女1人で作ったわけではない、だから……私のところで終わらせるべきじゃない!
may先輩の強い想いは妖精エリに届き、未だ自由に動けぬmay先輩の記憶空間にエデンを導いた
楽園に来てからmay先輩が見た彼女で足りないのであれば、彼女の最も付き合いの長い友人であるエデン、そして彼女と同じ感情を持つ妖精エリの3人で補い合えばいい
may先輩とエデンのもとに揃った黄、黒、青、紫の4つの水晶の花、その中にはあの「最後のパーティ」の記憶、楽園にいた彼女も知らない4人の参加者だけの秘密が封じられている
それは5万年前のあの夜、現実のエリシアが自分のために用意したお別れ、そして律者としての結末
4人の参加者はその記憶を決して忘れぬよう残し、その思い出を開放する鍵を4つに分けて持っていた
今その4つの鍵はmay先輩の手に渡り、そして4人の参加者全員がmay先輩の意思を認めた
今こそ、あの約束を果たす時
どうやって彼女が自発的に律者になり、どう犠牲になって人々の目を開かせ、そしてどうして『第十三律者』の一部始終は歴史から消されたのか、その真相を知る時
エデンが語るまでもなく、may先輩はかつてエリシアが語った言葉からその答えにたどり着いた
「エリシアは『第十三律者』ではない」
それが古の楽園に隠された最後の秘密
エリシア、火を追う英傑第二位にして『真我』の刻印を持つ少女は生まれながらにして律者だった
水晶の花のように美しく無瑕で脆い彼女の笑顔の裏に隠された『真我』とは、人類ではない孤独による寂しさだった
人類を愛し、人類になりたがった彼女が、人類を守るために自身の正体を明かして自ら十字架に架けられたのがあの夜の真相である
語り終えたエデンはmay先輩の記憶空間に自身の記憶を溶かし、エリシアの好きだった歌を歌いながら消滅した
無数の人の犠牲の末に、記憶と想いが凝集してできた、あらゆる人が果てる前に残した最後の願いを集めた扉が、今ようやく開かれる
──
「はい、これからはこの花たちが『エリシア』としてみんなの傍にいるわ。あたしが離れても、この4つの水晶の花は永遠に枯れない、だから……みんな笑って、ね?」
そう切り出して、エリシアは別れの挨拶をしていった
欠席者は7人、エリシアを信じているから討伐を拒んだ
参加者は4人、エリシアを信じているからパーティに参加した
ヴィルヴィは第十三律者というエリシアの嘘を必ず守り抜くと誓った
アポニアはエリシアの物語を封じられた過去にすることを拒み、楽園に明記しいつかエリシアと同じ意思を持つ来訪者がそれを紐解く日を待つことにした
エデンはエリシアの足跡が宿るこの文明のために最後の瞬間まで歌い続けることを約束し送り出した
ケビンは静かに氷の涙を流した
「悲劇は終わりではなく、希望の始まり。人間だけがそう思えるし、人間だけがその信念を実現できる。だから教えて、この物語の最後に……あたしは『人』になれたのかしら?」
その問いに4人は肯定し、『無瑕の人』エリシアを送り出した
──
それは遠い昔の出来事
ある日、それは空から落ちてきた
地上の人々は仰ぎ見、星空を目にする
星と月が神の娘を送り、彼女は人の伴侶になろうと決めた
長風は彼女の車となり、四海は彼女の田畑となる
鳥は善の種を銜えて、花たちは愛の頌歌を紡ぐ
彼女はそうやって生まれ、大地で育ってきた
人類と共に成長し、世界と共に芽を出す
そして今、終焉がやってくる
そして今、帰る時がやってきた
ここで別れましょう、美しい世界
これからは群星が輝くでしょう、彼女が今ここにいるから
これからは百花が咲くでしょう、彼女が離れていないから
そして永久に無瑕の……人間性の華を咲かせましょう
彼女の名はエリシア……
起源の律者──『人の律者』
追憶の果て、探し求めた彼女の笑顔がそこにあった
2人は再会を喜び、やっと手に入れた声帯で睦言を囁き合った後、あの日の約束通り、デートの続きを始めた
5万年前の最後のパーティ、その顛末を話しながら……
最初に来たのはヴィルヴィ、彼女はサプライズを用意するためいつも時間より早く来るらしい
そのサプライズになぞらえた妖精さん♪キャッチゲーム!や~んmayったら抱きしめるのが上手なんだから♪
次に会場についたのはアポニア、いつものベール姿ではなくフォーマルドレスを着た彼女はとても綺麗だったらしい
「運命が憎い、あなたを連れ去るから。だけど運命に感謝する、あなたと出会わせてくれたから。最後だからしたいことはなんでも言ってほしい。」
そういってくれたアポニアをつき合わせた風船割りゲーム!や~ん5万年ぶりだけどmayにだって負けてあげないわよ♪
次に来たのはエデン、彼女はエリシアのピンク髪に合わせたコーディネートの正装で、一緒に風に当たった
今日はジェットコースターで風に当たりましょう♪や~ん見て見てmay花火がとっても綺麗よ♪
最後に来たのはケビン、もう泣きそうだった彼を誘ったのは……ダンスよ♪
というわけで全力のエリシアとの本気の戦闘
お遊びだったあの時とは違った激しいステップに翻弄されるmay先輩、しかしその耳には刻印を通して彼らの声が聞こえてくる
自分の意思を以て、未完の夢を以て、荊棘の道を以て、追う火を以て、希望と未来を、永遠に続けさせる──それが『火を追う十三英傑』!
お互いに律者としての姿を維持できなくなるほど力を出し尽くした激しいワルツは、お互いの熱い吐息を背中に感じながら、終わりの時を迎えた
2人はブランコに座りながら話した
あの日、最後にエリシアは自分の消滅と引き換えにある賭けをした
それは次の世代に希望を残す願い、アポニアが見た運命が多少変わるようにという願い
その願いの結果はエリシアにはわからなかったが、「人」には奇跡を起こす力があるのだから、きっと届いただろう
なぜなら今彼女の目の前には『雷の律者』、いや『雷電may』がいるのだから
may先輩は感謝を伝えた、現文明の律者達に運命を変えるチャンスをくれたことを
そして2人は歩き出した
別れの前に、最後に永久の楽園を見て回るために
ジェットコースターは楽園を見渡しながらゆっくりと進んでいった
これで彼らの物語はおしまい
しかしその物語はmay先輩の心に刻まれ、これからも生き続けていく
ここからはmay先輩が次の物語を紡いでいく番だ
……そう頭ではわかってはいても、つらいものはつらい
いやだいやだと駄々をこね、なかなか楽園を卒業していかないmay先輩(というより「」長)にエリシアは少し立ち止まり振り返るよう告げ、may先輩が振り返るとそこには……13人の笑顔があった
どんな時でも、たとえ結果が決まっていたとしても、道を選ぶのは自分自身だ
楽園を卒業しないといけないから卒業するのではない、彼らの物語を無駄にしたくないから自分で卒業を選ぶのだ
だから、その選択肢を選ぶ機会を与えてくれた彼らとの別れに必要なのは、涙ではなく笑顔、そして
──ありがとう
でも「」長はずっと楽園にいたかったです
現実で目覚めた時、そこにはヨルムンガンドの尊主であるケビンが立っていた
may先輩は古の楽園で彼の過去を知り、そして今の彼がなぜこのような男になったのかを理解していた
しかし『理解』と『賛同』は異なる
聖痕計画の発動を告げるケビンにmay先輩は改めて反対を表明し、ケビンはそんなmay先輩の選択を尊重した
お互いにかつての仲間を信頼する者同士として2人の道は決定的に分かたれた
今日この限りをもって、may先輩はレッドサンダードラゴンの名を捨てた
本編(chapter31~35)
聖痕計画
chapter31-EX~33の話
……と格好よくヨルムンガンドと訣別したmay先輩だったが、仲間達のところに帰る口実が思いつかないなどと情けないことを言いながら既に1週間が過ぎていた
そんなmay先輩をワタリガラスが訪ねてきた
何やら言いたげなワタリガラスに付き合って彼女の任務を公然と尾行したmay先輩はそこで衝撃的な事実を知る
聖痕計画は既にウサギの手によって完遂されており、今回のワタリガラスの任務はその後始末とも呼べるものだった
かつて英傑達が「SO-1129」手術によって古の楽園を創っていったように、現在の人類を夢へと変換し新たな崩壊のない世界を創り、そこに新たな命を芽吹かせる、それがワタリガラスの口から語られた聖痕計画の概要
……まあ細かい話は置いておいて飲みにでも行くか!
というワタリガラスの提案で訪れたのは天穹市、いや天穹市を写した誰かの夢の中
バーで出してくれた栄養たっぷりの特性レインボーカクテルはとても美味しかった
この味はワタリガラスの経験した空ちゃんの味、夢の世界における全ての知覚はこのように誰かの経験の再現なのだという
この半年間、ヨルムンガンドで過ごしてきて色々なことがあった
求めてきた聖痕計画を破綻させる糸口、崩壊に打ち勝つ方法、人類の未来を掴む手がかりは未だ見つけられていない
しかし少なくとも友達は出来た
だが彼女とこうして他愛もない話ができるのもあと少しの間だけだ、ヨルムンガンドを抜け聖痕計画を挫こうとするmay先輩は彼らにとって敵になる
最後の1杯を飲み干した2人は外に出て向き合い、初対面を懐かしみながら戦闘を開始した
ワタリガラスの任務はmay先輩をこの夢の世界に生きる人が集まる場所に連れ去るため無力化すること
ただし2人の地力には圧倒的な差があり、戦友として彼女の手口を知った今であればその罠にかかることもない
しかしワタリガラスすらも知らなかったことだが、この場には2人の隙をうかがう3人目が存在した
ウサギ、今まで影に潜み聖痕計画をこの手法で実現した最後のヨルムンガンド幹部
彼女の術中にはまったmay先輩は意識を失ってしまう
目覚めた時may先輩は量子の海におり、律者の力を封じられていた
しかし律者の力がなくともmay先輩には英傑達から受けた伝承がある
エリシアのように広い視野で見れば、この量子の海には何か導きのようなものが存在しているのがわかった
その導きはパルドがよく気をつけていた隅っこの方に続いている
大量の量子の影に襲われその導きを辿る余裕はなかったが、それを死骸の山に変えるには5万年を超えた経験だけで十分で律者の力など必要なかった
だが量子の影の出現が止まった時突如頭上の空間に穴が開き、そこからはmay先輩では『手も足も出ない存在』が降ってきた
こういう状況は想定していた
その対応も何度も予行演習していた
しかしいざその時が来ると身体は動かず、それは相手も同じだったようだ
長い沈黙の末、離れていた永遠とも思える2年半半年間を噛みしめながらようやく絞り出された言葉は
「おかえり、may先輩」
「ただいま、キアナちゃん」
ひとしきりイチャついた後、追って現れたブローニャちゃんも合流した
三馬鹿揃い踏みとなるのは実にchapter3以来である
しかしこの再会は偶然ではない
状況からすると3人が量子の海に送られたのは聖痕計画の一部であり、律者を狙い撃ちにしたものだ
そして3人は何らかの導きを感じながらこの場所に集められている
とりあえず導きを辿ることで3人の意見は一致したが、実はmay先輩と残り2人の言う導きは別のものである
may先輩が「エリシアの癖のおかげで気づけたわ」「そしてここはパルドの気をつけてた隅っこよ」などと浮気相手達の名前を呼びながら訳の分からない道を先導し、それに(誰その女と何この道…)と思いながら着いていく2人
そうして辿り着いたのは5万年前の月面を写した世界の泡だった
世界の泡で出会った識の律者とメイ博士の虚影から事情を聞き、この世界の泡の役割と導きの正体を知った3人だったが、それは自分達がヨルムンガンドの手に落ちて打つ手のない状況にあることを意味していた
そんな手詰まりの律者達にメイ博士の方から協力を持ちかけてきた
メイ博士にはこの世界の泡を虚数の樹に接続して存続させるという目的があり、それは律者達の固有世界への帰還という目的と一致しているのだという
理屈としてはメイ博士の言葉は正しい、この手詰まりの状況を動かすためには彼女の頭脳が必要不可欠だろう
しかし楽園で知ったように、相手は虚影とはいえ他ならぬ聖痕計画の立案者であり、実行中の聖痕計画を自ら邪魔するような真似をすることに対しては違和感を覚えざるをえなかった
そこでmay先輩はキアナちゃんとブローニャちゃんと話し合い、罠だった場合に全滅を避けるため一所に集まることだけは避けることを確認し、メイ博士の申し出を受けることにした
ちょうどメイ博士の作戦に必要なのは空の律者と識の律者の力だけだったようで、暇ならmay姉さんに話があるというブローニャちゃんのでっち上げた用事を口実にして自然に分かれることにも成功
……かと思いきやでっち上げの口実ではなくブローニャちゃんは本当に話があったらしい
なんか呼び方がmay姉様からmay姉さんに格下げされてるし我ながら出て行き方もアレだったからぶん殴られるくらいあるかもしれないと覚悟していたmay先輩だったが、ブローニャちゃんの用事はそんなmay先輩の気持ちを察して今までの選択を肯定し赦しを与えることだった
そして前文明の伝承を継ぐ者と現文明の伝承を継ぐ者、プロ同士は多くを語らず久しぶりの手合わせに興じるのだった
まあちゃんとアレな時期とは思われてるけどね
キアナちゃんが識ちゃんの力を借りて律者の能力を多少取り戻して帰ってきたことでメイ博士の作戦は次の段階へ進んだ
メイ博士から説明を丸投げされたプロメテウスの言葉に従い待機していたところ、空の律者の力が行使されゆらぎが生じたことで現実のデュランダル組との通信がわずかながら回復し、メイ博士の作戦に対するシュレーディンガー博士の見解を聞くことが出来た
やはりメイ博士は嘘をついていた
確かに律者達の帰還は説明された方法で可能だが、その結果この世界の泡は固有世界に吸収されてほぼ確実に滅びを迎える
メイ博士は世界の泡の犠牲を知って律者達が躊躇することを危惧し隠していた
知れば助けたくなるのが戦乙女というものだが、結局メイ博士の計画に従わなかったとしてもこの世界の泡は律者達が足を踏み入れ動き出したことで既に固有世界へ向けて浮上を開始しており、40日後には同じ結末を迎えるらしい
新たな紀元に時代の「火種」を灯してほしいと願うメイ博士の覚悟を受け、律者達は作戦通り出来るだけ早い固有世界への帰還を選んだ
作戦が実行に移される時まではまだいくらか余裕がある
それまでの時間は万全を期すため空の律者の能力回復のために使われた
その方法は……えっ、ちょっと待って……まだ真っ昼間だよ?何をするつもり?
キアナちゃんが相手にブロにゃんを選んで「正気ですか…?嫌です、とにかく何も言わずにmay姉さんを選んでください」と拒否られたためmay先輩を選び、2人は邪魔が入らないよう基地の隅へ移動した
睦言を囁き合い、(キアナちゃんの純真はもう失われてしまったのね……)などと若干気持ち悪いことを考えたりこの期に及んでエリシアの名前を出したりしながらmay先輩はキアナちゃんの中へ入っていく……
行為の末にキアナちゃんは能力を取り戻した
釣られてmay先輩も少しだけ能力を取り戻し、額には再びご立派な角がおっ立った
つやつやした2人を出迎えたブローニャちゃんは気まずい思いをした
識の律者は興味がなかった
メイ博士とプロメテウスに別れの挨拶をし、逞しい角を生やした神秘主義を倒し、固有世界へと帰還した4人
しかし出迎えてくれたデュランダル達と再会を喜んだのも束の間、識の律者は慌ててどこかへ消え、続いて皆が空間を震わせる何者かの存在を感じ取った
may先輩には覚えがあった、あの炎はケビンのものだ
委員長の危機を感じた6人は基地の防衛役としてゼーレを月面に残して終焉のクレーターを降りていった
とはいえmay先輩は慌てたりはしていない
たとえ道を違えたとしても、あのケビンが委員長を殺すわけがないと確信していた
なぜならケビンは倒さなければならない敵ではなく、崩壊という災害に別の方法で立ち向かう競争相手であり、必要とされているのは対話なのだから
……なんて考え事をしてたけどこのエレベーター妙に長くないかしら?ていうかここどこ?あとこの敵何?
聖痕計画の余波で構成されたと思われる謎の空間に囚われた5人はそこを抜け出すために様々な方法を試してみたが、わかったのはこの空間に果ても出口も無いということのみ
そんな状況にも関わらず、may先輩はというと「古の楽園ならある男が空間自体を攻撃して…」「これはエリシアの言葉で…」などとブロにゃんにわざわざ言葉にしなくても伝承を受けたことはわかるなんて言ってたくせに語りが止まらないご様子、デュランダルさん若干引いてるぞ!
とりあえず通信を回復したシュレーディンガー博士の情報で律者と聖痕覚醒者が一緒にいるのがよくないということがわかり、この状況を利用して地球への帰還を目指す聖痕覚醒者2人と別れて律者3人でクレーターの底へ向かうことになった
クレーターの底でウサギに出迎えられた3人は聖痕計画の意義について説明を受けながら案内され、ケビンの前へと辿り着いた
やはりケビンはmay先輩の知る彼のままであり、誰よりも聖痕計画が阻止されることを望んでいるという本音も聞くことが出来た
だからこそ終焉を乗り越える力があると、前文明の遺してくれた火種は繭を焼き尽くす大火になれたのだと示さなければならない
しかし現実は甘くなく、割って入った委員長がエデンの星の第零定格出力でもって時間を稼いでくれていなかったら3人は終焉の力を取り込んだケビンの前に膝をついていただろう
消耗したところをウサギに襲撃された3人は異空間に囚われてしまった
どうやって脱出しようかとブローニャが真面目に考えている横でまた千劫の逸話を語った上であれデータ空間だったしなあと自分で否定してみせたりとmay先輩の迷走ぶりは健在
結局プロメテウスの状況提供があってブローニャが律者として羽化を遂げることになるわけだが、ここでもmay先輩はちょいちょい話の腰を負って善意で協力してくれているプロメテウスを困らせてくれる
プロ「ブローニャの脳内にこれからやるべきことをインプットしてあげましたよ、ちゃんと帯域は選びましたから安心してください」
先輩「そうじゃないと、機械の情報が私たちの脳を覆い尽くすんでしょう?」
プロ「人間の脳の容量なんて機械のデータ量と比べたらほんの小さなものですから殺したいならそれが効率的かもしれませんね」
先輩「でも、その方法で雷の律者を処理することは出来ないわ⚡⚡」
プロ「確かにそうですけど今の苦境とは全く関係ありません、話を戻しますね…」
終始こんな感じである、今マウント取る必要とかあった……?
その後も異空間から脱出する時に🦵から登場したりしてちょいちょいシリアスな場面で笑いを提供してくるから困ったものだ
とにかくブローニャの頑張りでウサギの試練を突破した3人と合流してきた委員長、識ちゃん、ゼーレ、黒ゼーレを加えた7人は地球へ向かったケビンを追いかけることになるわけだが、ここでもmay先輩の勢いは止まらない
ケビンについて軽口を叩いた識ちゃんに対して食ってかかり、それに対して楽園で知っただけの俄に何がわかるのかと煽り返されればこんな状況でもなければ言い争いしてやったのにと胸の内でケオケオしながら黙って威嚇する始末
星門を見つけた時も「じゃあ、これがメビウスと痕が建設した……!」と1人で大興奮してくれる
クラインがニューアトラで元気にしてるのをゼーレから知ったところとか普通にいいシーンもあるんだけどね……
あたしで終わり、私で始まる
chapter34、35の話
星門を通り抜けた先に設定されていたのは海淵城だった
フカさんによると海淵城一帯はムー大陸にあった頃アトラという街だったらしく、だからそこと星門で繋がる月面基地がニューアトラという名前になったのだろうとのことだ
英傑関連の知識しか持たないmay先輩はchapter34開始早々前文明知識マウントを取られてしまう
その後天命・ネゲントロピーとの連絡を回復した7人は聖痕計画に対する反撃を開始し、聖フレイヤ学園に攻め込んでいった
この反攻作戦第一段階はなんの妨害もなく成功した上に予想外にテレサとジークフリートまで救出出来てしまったが、その影でいつの間にかmay先輩は失踪していた
色々あって崩壊はテリテリがなんとかして世界には平和が訪れました!
平和になった世界で三馬鹿は遊園地で楽しく遊びました!
そこにはなんと超美人なガイドさん♪も……!?
これで、彼女達の物語は終わり
ここからは……主演私たち、ヒロイン私たち、助演私たちによる第二幕が始まるよ!
ごめんね、本当はテリテリの活躍とかもちゃんと書いてあげようと思ってたんだけどさ、なんか面倒になっちゃって
まああたくしが誓約の十字架を振り下ろせば崩壊とか一瞬で終わるってことで?
じゃあもうこんな欠片も人気ない古臭いゲーム卒業してこれからはあの大人気新世代オープンワールドRPG『原神』やりまーす!ばいび~♪
なんてことあるわけねえだろ……
なんだよテリテリが崩壊なんとかするって、あの短い足で移動してる間に終焉が一仕事終えて茶でもしばいてるわ
なるほどこれが聖痕計画の見せる夢、悪趣味なことしやがる
だが残念だったな、姉より優れた妹なんていねえんだ
というわけで早々に違和感に気付いたmay先輩
しかし出来の悪い夢だとしても浸っていたくなるのが夢なのだ
だって目の前にはエリシアがいるのだから……
それも喋るダッチワイフみたいなキアナちゃんやブローニャちゃんとは違ってこのエリシアはまさに本物、どこからどう見てもあの花のように美しい少女だ
そう、本物そっくりだから立ち止まりそうになった時も優しく包み込んで前を向かせてくれる
このエリシア、自称ガイドエリは英傑の残した導きがmay先輩が一番仲の良かった英傑の姿を借りて現れたものだ
ガイド千劫とか出てきてたかもしれないけどエリシアでよかったな律者ァ!
いくら夢が心地よくてもmay先輩には英傑達の物語を語り継ぐ使命がある、そろそろ目覚めなくてはならない
ガイドエリに誘われ始まった宝探しは過去の思い出を辿り、そのスタート地点が終点となった
そこにあった本物の宝物はヴィルヴィがmay先輩の脳内に残した聖痕計画のバックドア
その頃聖フレイヤ学園ではフラッといなくなったmay先輩を探しててんやわんやだった
ここに偉大なる識の律者様がいてよかった
聖痕計画には律者の実体を否定し意識をコアの内部に閉じ込める力があるらしく、識の律者はその存在様式からこの力に抵抗性があり、それを使ってmay先輩を救うことが出来たようだ
may先輩はさっそくバックドアの解析をネゲントロピーに頼み、それが聖痕計画の夢の網のさらに向こうの繭に向かって何らかの信号を発信し続けるビーコンであることが判明する
英傑達が無駄なことをするはずがないと信じるmay先輩はその信号の受取手こそ起源の力であると直感し、それが聖痕計画攻略の突破口になると確信した
そして天命・ネゲントロピー合同の聖痕計画の反攻作戦では主張が通り起源の捜索が第二段階に据えられた
三馬鹿はビーコンの示す方向に従い聖痕計画の夢の網、今はそこから編纂されつつある星の目次へ攻め入った
ブローニャが真理の力を使って編纂者たる虚樹の残骸・実存主義の1個体を倒したことでわずかな時間だけ編纂作業は止まり、その時ビーコンの指す先にある霧は一瞬だけ晴れた
そこに飛び込み繭に近づいたmay先輩を待っていたのは白いプラットフォームだった
確かにこの先に起源の力を感じる、今までで一番彼女に近づけた気がする、しかしその距離は縮まらない、何か間違えてしまったのかもしれない
そう考えていたところビーコンからは繭に向けて信号が発信される
それは詐欺師が繭に溶けた彼女にむけて読んだ手紙だった
墓の前に立ち祈るように、過ぎ去った彼女に近況を報告するその手紙は、しかし今の状況では何の助けにもたたなかった
起源得られりゃなんとかなるだろ!とノリで突っ走ってきて帰れなくなってしまったmay先輩
そんな彼女の孤独を打ち破ったのはプラットフォームを休憩室代わりに使っているサボりガラスだった
聖痕計画をコントロールしているヨルムンガンドにとって星の目次もこの場所も庭のようなものらしい
「愛って難しいよな過ぎると押しつけになっちゃうし……」などと平然と駄弁り始めたワタリガラスにイラついたのかmay先輩は「何が愛だよ寝ぼけやがってお前の愛は子供達のことを騙して聖痕計画なんぞに協力することかよ」と非難しながら斬りかかり、それに対してワタリガラスも「お前みたいな未来あるお嬢さんと違って私みたいなもう現実を知って夢なんて見られなくなった年寄りは誰かが与えてくれる救いに縋りたくなるんだよ」と応え、通算四度目の痴話喧嘩が始まった
まあエリシアに会えなくてブチ切れ倒してるmay先輩が既に全力を見ているワタリガラスに負けるはずもなくこれで戦績は三勝一敗となったが、月でそうだったように多少なりとも消耗したところを聖痕計画に絡め取られてしまう
何がたまたまサボりに来ただよ灰蛇のおつかいじゃねえか
再び夢の中、二度も夢から脱走しているmay先輩に合わせて趣向を変えて来たようだ
真っ白な空間で上映されているのはmay先輩の人生である
あの全てが始まった長空市で心の弱さに負けて律者になることなくキアナちゃんと一緒に逃げ、世界が終わるまでその片隅で静かに2人で暮らす、そんなあり得たかもしれない幸せな人生
ところでmay姉さんブローニャのことはどうしたんですか?
それを見ていた時、may先輩はさっきのワタリガラスの言葉を思い出す
なるほど、聖痕計画の与えてくれる幸せな夢というのは過去の失敗の鏡映なのだろう、そしてワタリガラスがヨルムンガンドを裏切ってそのヒントを伝えてくれたということはそれが突破口になるはずだ
そしてこの夢は自分に向けられたものではない、なぜならもう自分はキアナちゃんの無事だけを願って彼女の人格を歪めたいとは思っていないのだから
この夢の主、それは……雷電女王
コンケストジェムの埋め込みは父である雷電龍馬がカカリアに許可したものである
なぜ愛する我が子にそんなことをしたのか、今ならその理由がわかる
律者と聖痕、打ち消し合う2つの存在のうちコンケストジェムを埋め込むことで克服出来るもの、それはワタリガラスの孤児院の子供達のように不完全な覚醒を迎えた聖痕
雷電女王はmay先輩の内なる律者ではなく聖痕に宿る意思だった
長空市で一度は眠ったものの灰蛇によって再び目覚めさせられた聖痕の意思は相変わらずのキアmayガチ勢ぶりを発揮し、キアナちゃんに終焉背負わせるとかもぅマヂムリ身体返して……と襲いかかってきた
しかしmay先輩はキアナちゃんがやりたいようにやらせるのが愛だと主張し、最初から主人格の覚悟を試していただけだった聖痕の意思もそれを聞き満足して再び昇天する
相変わらずトンチキな人だな
星の目次に帰還したmay先輩はさっそく対応に出てきた灰蛇に斬りかかった
この灰蛇はなんだか金ぴかで下品だしいつもの灰蛇達と比べてなんともつまらないことばかり話す、おそらく聖痕計画を遂行する特別な個体なのだろう
虚樹の使者をけしかけながら逃げる金蛇と刀を振り回して追いかけるmay先輩、その追いかけっこは突然金蛇がぶっ倒れたことで終わりを迎える
困惑するmay先輩を尻目に、聖痕計画は以前ブローニャが一瞬だけ停止させた時とは違って完全に静止していた
その時ヴィルヴィの残したビーコンが狂ったように回り始め、空間に亀裂が入る
直感が告げていた、あそこに彼女がいると
「この香り……チューリップね」
あの場所に近づく度に身体が重くなる
5万年の執念を否定しケビンを斬る覚悟、望んだ平穏と安寧を捨てキアナちゃんに終焉を戴かせる覚悟、地球という共通の大地で生きる全ての生命に対して人類として責任を負う覚悟
全ての覚悟を背負ったmay先輩の身体はどんどん重くなる
そんな今だからこそこう言える
この世界はこんなにも美しく、活気、生気、愛、そして希望に溢れていて、思わず守りたくなる
この世界はこんなにも残酷で、矛盾を生み、罪を孵化させていて、そのせいであらゆる美しいものが戦い続けなければならない
──でも、それが『自由』
人は自らの手でこの世界の美しさを守ることも壊すことも出来る
そして誰よりも人であった彼女はこの美しい世界を守るために立ち上がった
律者、自然の代弁者として、信念の化身として、この世界の中で何よりも自由な存在
世界に天使がいないのなら天使にもなれる、世界に楽園がなければ楽園だって作れる
2人目の彼女はいない、それでも大丈夫だと信じている
その楽園では真に幼年期を終えた人類全員が彼女のようになるのだから
彼女と同じ覚悟を背負った今ならはっきりとわかる、かつてないほど起源に近づいていることが
力を貸してほしい、この美しい世界を守れるだけの力を
「だから……応えて、エリシア!!」
あの時をなぞるかのように不変だった空間に風が吹き、探し求めた彼女の笑顔がそこにあった
ずっと、ずっと、会いたかった
会って自分の道を見つけたと伝えたかった、そしてずっと覚えていると伝えたかった
それでも無理だと諦めていたその願いはヴィルヴィの手紙によって刺激され、強い気持ちは奇跡を起こした
ここは律者コアの内部、そして目の前のエリシアは記憶に写された起源の力の投影、夢ではあるけれど楽園で抱きしめてくれた花のように美しい少女のままだ
……まあちょっとイタズラ好きなところも変わってなくて困らされたけど?
2人は昔話をした
楽園では彼女の話を聞く側だったが、今度はmay先輩が話す番だ
エリシアが持ち帰ってくれた人間性のおかげで、崩壊の抜け殻ではなく、時に守る側に、時に壊す側に立ってそれぞれ世界と向き合った、そんな律者達の物語
楽園で偉大な先輩達がそうしてくれたように、may先輩はこれからもこの物語を語り継ぐつもりだ
その物語がより多くの人に感動を与え、彼らが心に恥じない決断をする勇気を持つ助けになれればいい、それがエリシアに影響を受けた今のmay先輩の夢だ
この話は彼女を感動させられたようだ
もしかしたら起源の律者の本当の権能は他人に影響を与えてエリシアのようにしてしまうことなのかもしれない、恥ずかしがってそう冗談を言うmay先輩に対してエリシアは、ならmayももう同じ力を持っているはずよ♪と応える
ここは起源の地、終焉の序幕にして新世代の先触れ、あらゆる「既に語られた」物語と「まだ訪れぬ」物語の起点
そこに足を踏み入れられるのは起源の律者だけだ
いまだ実感が沸かず呆けるmay先輩にエリシアはそれらしい儀式を用意してくれた
もう、mayったら欲しがりさんなんだから♪
──
それは遠い昔から続く出来事
ある日、それは空を破り落ちてきた
地上の人々は仰ぎ見、雷光を目にする
星と月が神の娘を送り、彼女は人の災いになろうと決めた
長空は彼女の刀となり、一天は彼女の仇敵となる
それでも蛾は火の種を托し、蛇たちは夢の書物を綴る
彼女はそうやって癒され、刻印を受け継いだ
律者と共に成長し、真理と共に芽を出す
そして今、終焉がやってくる
そして今、繭を破る時がやってきた
この歌は祝福の口づけのように、あなたの額に優しく触れるでしょう
あなたが独りの時は、その傍らで囁きましょう
人混みの中にいる時は、喧騒から守りましょう
私の歌は夢の翼となって、あなたの心を未知の果てまで運ぶでしょう
闇夜があなたの道を阻む時、それはあなたの頭上で輝く星となるでしょう
こうして、「起源」の物語が終わりを迎えた
こうして、「起源」の物語が始まりを迎えた
彼女の名は雷電may……
起源の律者──『人の律者』
夢のような時間の余韻に浸り続けたmay先輩は地の文に「新生の起源は長くここに留まっている……全てが終わったように見えても、全てが終わっていない」なんて書かれてしまうくらい長く感動を噛みしめ続けていたようだ
このあたりの鷹揚さはさすがmay先輩である
でも今は人類の存亡を賭けた大作戦中だしそろそろ真面目に進みなさいってば♪
尻を蹴られたように感じたmay先輩はようやく星の目次への帰路につく
苦労した行きとは違って帰りは何の障害もなく、勘で動いたらキアナちゃん達と合流出来た上に、こちらの状況を知らないはずの識ちゃんまでもがケビンから割り出した終焉の座標の情報を持って集まってきた
都合の良すぎる状況にさすがのmay先輩も逆に不安になったが、識ちゃんによるとこの状況を作ったのは他ならぬmay先輩らしい
「他の全ての律者の権能を繋ぎ合わせる」それこそが起源の権能である
may先輩は新たに得た権能について全く理解していなかったが、直感で動き続けた結果全ての律者の権能をこの場所に呼び寄せてしまっていた
おかげで世界を駆けずり回って敵対した律者達のコアを集めてくる必要もなくなり、急に終焉への道は開けた
本編(chapter36~)
就職
chapter36、39の話
平和になった世界でmay先輩は教師を目指して頑張っているらしい
しかし「娑」にまつわる一連の騒動では再び戦乙女として招集され、セントソルトスノーへ殴り込みをかけている
ところで起源先輩が高いところから現れただけなのに「」長たちはなぜ笑うんだい?
生きてる!歩いてる!
chapter42の話
スウの協力でポロスと地球が無遅延通信を行えるようになった際、may先輩はとうとう英傑の生き残りであるグレーシュとの対話を果たした
初めこそ推しを前にしたオタクみたいな反応をして楽園の話をしたがっていたmay先輩だったが、前に進めるようになったグレーシュを見て、自分たちのやり方で明日へと向かう事を改めて胸に刻むのであった。
相変わらず優しい……may先輩
chapter42.1の話
火星探索隊の月面訓練に唯一の教師として参加
ひとまずキアナちゃんの部屋に乗り込んでジャンクフードを見つけてしばき倒し、仕入元のクラインを締め上げて人類の神様の生活を正した
DV気質は相変わらずのご様子
この頃には既にmayおばさんの姿になっており、予備学校のキャロルにキアナチャンを感じて目をつけている
また、コミュ障という話題が出た時には「椅子が2脚しかない部屋にエリシアとケビンとコズマがいて当然のように椅子に座るエリシアをよそにケビンとコズマが困って立ち尽くす」という場面を想像して1人で暗黒微笑を浮かべてデュランダルお義姉さんに気味悪がられたりと病状は悪化している様子 進みなさいってば♪
アレな時期が続くmay姉さんの明日はどっちだ
休んでる場合じゃないわ
第2部chapter3幕間の話
キアナチャンが眠りこけて起きなくなったと聞いて、休みを切り上げて月まですっ飛んできたらしい
夢追い人が影災を解決すればキアナチャンが起きると考えている
後崩壊書
後崩壊書
オープンワールド『後崩壊書』の話
天命対崩壊第三小隊の隊長になっている
主人公の直接の上司で、第一部の最初から登場する
8年経って落ち着いた結果未亡人オーラむんむんの美少女になっており、ジョイスくんにmayおばさんと呼ばれピキッとなる場面もあった、かわいい
亜天魔城の決戦で仮面の男に不意を突かれて重傷を負ってしまい、そのせいで第三小隊が全滅しかけてしまう
後崩壊書第二部
オープンワールド『後崩壊書第二部』の話
第一部ラストで重傷を負ったためキャロルに抱えられてセントフォンテーヌを離脱している
話を進めると治療を終えて戦線復帰するが、亜天魔城で自分が真っ先に戦闘不能になったせいで主人公が崩壊エネルギーに侵蝕されてしまったことを気に病んでおり、また歌舞伎ゲージを溜めている
そのせいで落ち着いていながらも圧迫感がすごい
ブロにゃんが成長した話をしただけで「何が言いたいのかしら?」と圧をかけてくる
mayおばさん隊長は三十路手前でも美しいままですよ…
レッドサンダードラゴン時代のことはブロにゃんに反抗期だと思われており、アレだった時期を経て呼び方がmay姉様からmay姉さんに格下げされた
32章の月での再会でmay姉さん呼びに変わった様子
ブローニャは久々の再開で自身が成長したことを主張したかったんだろうか
一方may姉さんは意外と気にしているようで、8年経ってようやく昔の呼び方に戻して欲しいな~?ってアピったけど暗に拒否られた
グロ版だとsister MayからMayになってる、一気にだいぶ下げたな!?
元サヤに戻ったとはいえ関係者には多少のわだかまりが残ってるのかもしれない
装甲
雷脈装・緋紅
B級生物物理アタッカー
第三世代戦乙女装甲
中遠距離攻撃性能をオミットして近接型に特化調整されている
雷脈装・緋紅には補助ブースターが搭載されており、高い機動力を誇り、短時間の浮遊と滑空が可能
ただしフカの影騎士・月輪のように長距離飛行することはできない、
爆発システムにおいては瞬間的に出力を高めることで居合から巨大な衝撃波を飛ばす
ゲームを始めるとすぐもらえる装甲
ランクアップすると分岐は2連続するようになる
一応三次元的な攻撃範囲をしているが、浮遊する敵が追加される4年前の装甲なので対空はたぶん想定されてない
キャラが増えたらあまり使うこともなくなるが、メインストーリー8章で強敵を相手にするので使い方くらいは覚えておこう
戦乙女・強襲
A級生物物理アタッカー
天命極東支部の制服を着たmay先輩、つまり頑丈な布
天命極東支部では制服を着用者にあわせてカスタムすることが認められている
may先輩のはかわいらしい真っ赤なワンピースで、袖の部分は頑丈な繊維で作られていて簡易的な手甲として機能する
キアナちゃんがおそろいにしたくて遊侠と似たマントをオーダーしたが
天命のデザイナーがバランスを考えた結果、今の肩にかかっているケープ型の短い外套になった
キアナちゃんはキレた
雷電チャーム❤はペンダントだったかに搭載された爆発システムを発動する音声コマンド
脚が遅いうえに踏み込みが随一に足りなくて本ッッッッッッッ当に使いにくい
このゲームで一番使いにくいキャラどれ?って聞かれたら一番最初に思い浮かぶくらいいい思い出がない
(でもリリース当時は最強キャラだったんですよ)
まあ本当に一番を真剣に考えると他にも何人かいるけどね
↓にしないと使い物にならない……けどシナリオでちょっと使うことになる、とりあえず通常1段目or極限回避から分岐攻撃に繋げて連続切りしてればなんとかなる
払暁強襲(戦乙女・強襲の増幅コア)
影舞衝撃
断罪影舞(影舞衝撃の増幅コア)
A級機械物理サポーター
悪の女幹部先輩の省エネモード
作中ちょくちょくこの姿になるけど律者モードが別に消耗するわけでもないのでなんでこの姿になってるのかは不明 わかった!角が引っかかって邪魔なのよ!そうよね?
そして不明なまま終わった
永久の楽園でよくお世話になるので使い方は覚えておいたほうがいいと思う
必殺技使用中はキャラを切り替えた後も分身が勝手に辻斬りしてくれる
通常攻撃押しっぱなしで分身して突撃する分岐技「真影閃」が使える
赤いゲージの無念を消費するけどマックスまで貯めてから使うと「真影閃一式」となり分身が多くなる
普通に使うと2回で無念を使い切るが回避行動後に技を出した場合は極限回避スキル回数を消費して発動できる
攻撃→真影閃一式2回→回避→真影閃一式2回→回避→真影閃一式2回というコンボを中心に立ち回るのがいい
本当は実装時にリービッヒというモチーフ聖痕が実装される予定だった
しかしお世辞にもあまり強くない断罪先輩を一線級に引き上げようとした結果、リービッヒはあまりにもぶっ飛んだ性能(3年後基準でも余裕でぶっ壊れ)でβに登場し、本国艦長達の怒りを買ってしまう
結局リービッヒの実装はキャンセルされ、断罪先輩は実装と同時に使い道を失うという悲しみを背負った
そしてこれ以降増幅コアのキャラは追加されていない
雷電女王の鬼鎧
S級異能雷サポーター
モチーフは磁気嵐・斬→重磁気嵐・斬
第三律者のなりかけみたいなmay先輩
装甲の上に破れたセーラー服の切れ端をまとっているような姿からもわかるように、第三次崩壊の時のmay先輩の姿というわけではない
may先輩の千羽学園時代は黒セーラー服に黄色いリボンだしね
編年史のロザリア&リリアのアイドルオーディションステージで恥ずかしいセリフによる羞恥のあまり第二人格として暴走した
通称電池先輩
リーダースキルの戦闘開始時EP+50~70の効果が鬼のように便利で、記憶戦場の必須キャラとしてずっと君臨してる
あと感電という雷被ダメを増加させるデバフも強力で、磁気嵐の超限で付与しやすさが格段に上がったのも追い風
福の石でオススメの1人
雷の律者
S級異能雷アタッカー(雷電女王の鬼鎧の霊魂覚醒)
モチーフ武器は神罰の鍵→神罰の境:裁決or浄罪七雷・鳴→浄罪七雷・鳴雷見
モチーフ聖痕はベナレス・覚醒…なのだが最近はエデンママモチーフのヘンデルを持っていることがほとんど
悪の女幹部先輩
ヨルムンガンドの幹部『レッドサンダードラゴン』
目の隈取は律者の能力で勝手に引かれているだけで、may先輩が歌舞伎メイクしているわけではない
この形態は少し浮いていて水面をスキップするように動くからケツのデカいmay先輩だが足は速い
戦場ショップや配布ボックスで手に入るキャラの中では結構強い部類に入る
皆持ってる磁気嵐・斬と製造聖痕でも運用できるので無課金「」長にはオススメ
ただし、神罰の鍵は置換空間での交換も育成もオススメはしない
今からでも本気で強化したいなら浄罪七雷入手を目指すべき
通常解説
分岐攻撃では心をぶった斬り、必殺技ではレッドサンダードラゴンに乗って飛ぶ
ちなみに必殺技の発動モーションにもちゃんと大き目のダメージがある
必殺を解除しないで交代すると次の出場時にフィニッシュスキルを撃ちながら出場する
サポーターの界隈が短時間作用型から長時間作用型に移っていく過渡期に実装された
QTE出場→超限武器スキル→心斬→必殺技ギャイー!でぴったり“5秒”に入るといえば意味がわかると思う
そしてその後のブレス部分もちゃんとダメージが出るから長時間作用型のサポーターとも相性がいい
霊魂覚醒元と同じでこっちもリーダースキルは電池仕様、ただしEP供給は異能のみ
霊魂覚醒だからこの強力なリーダースキルをランク上げしやすいのも利点
下の⚡ゲージが溜まってない時に分岐攻撃をすると気分が乗らないのか挑発ポーズになる
コンボ数が75以上の時にこの分岐攻撃を行うと麻痺蓄積するデバフを付与するので実は重要
コンボ数が25になる変わりに
・2秒間落雷効果が発生しKPを追加回復する
・麻痺蓄積値を12まで与える という効果を得る。
通常攻撃の手数が多いため再発動も早い、記憶戦場のデュさんの回数シールド破壊に活躍する
分岐攻撃には追加でEP回復(CT6秒)HP回復の効果もあるため時々発動してあげよう
雷の律者が得たEPの10%を待機中のメンバーも獲得できるオマケもついていて至れり尽くせり
浄罪七雷装備時解説
対機械に特化した性能になる…はずが2022年11月現在アポニアママやお嫁さんを引き連れ対異能や量子でも暴れまわっている
更に多くの環境を破壊している月下登場後はさすがに使う事はなくなった
訳でもなく、戦場ではその月下と組んだり、新実装のSSボス相手に0秒を出したりとこちらも大概である
必殺技中武器スキルでレッドサンダードラゴンが斬りかかると同時に極限回避スキルが発動し、任意で乗り捨てた後はレッドサンダードラゴンが場に残ってブレスを吐いてくれる
レッドサンダードラゴンが場に残ってブレスを吐いている間は律者形態扱い
このブレスは乗り捨てた時のKP残量の半分に応じた分だけ吐き、KPがなくなると飛びかかり攻撃を行った後に帰っていく
ちなみにレッドサンダードラゴンが残るのは任意で乗り捨てた時だけだから時間切れやキャラ交代で乗り捨てた時はそもそも場に残ってくれない
具体的な使い方としては
出場→武器スキル→心斬→必殺技→武器スキル→騎乗時ブレス→乗り捨て→KP溜め→心斬→レッドサンダードラゴンの飛びかかり
という手順になる
騎乗時のブレスを吐くかは状況による
乗り捨てた後のmay先輩本体が心斬以外であまり火力を出せないのが主な理由
最後の飛びかかりでちょうどバフが切れるように騎乗時ブレスの吐く量を調整すると最大限の火力を引き出せる
サンプルとしてS2以上の律先輩+エデン+エミちゃんのパーティであればだいたい1/3くらい吐いたところで乗り捨てれば丁度いい
またそこまでせずとも倒せる相手であれば当然即乗り捨てた方が短時間でまとまった火力を出せる
必殺中の交代は通常時と同様に可能、waveの切れ目等ではブレスで倒しきって交代もあり
ダメージ調整と編成の早回しが要求されるのでなかなかに操作が忙しい
起源の律者
[添付]
S級虚数雷アタッカー
モチーフは凝澄の鍵→凝澄の境:自性の純一、雷電芽衣
キャラ解説
美貌、名声、力、この世の全てを手に入れた英傑’ピンクの妖精さんエリシア’
彼女の死に際に放った一言はmay先輩を星の目次へ駆り立てた
「あたしの力?欲しいのならいくらでもあげるわよ♪探してみてね♪あたしの全てをそこに置いてきたから♡」
may先輩は古の星界を目指し、起源の力を追い続ける・・・!
世はまさに大英傑時代!!
そんなこんなで内に眠る起源の力を解放し、起源の律者として権能を獲得したのはmay先輩
なお服装のデザインをしたのはエリシア
具体的な権能は明かされていないがゲーム的には時間を止めまくったりメタルギアライジングしたりする
ライジング中はあの大人気新世代オープンワールドRPG『原神』に登場する雷電将軍が作り出す固有空間「一心浄土」に似た空間でジャキジャキ敵を斬ったり踊ったりする
基本的には本体の性能はゴリゴリの雷アタッカー
サポート性能はモチーフ聖痕の方についてる他、終焉パの場合にはキアナちゃんと相互にバフを与え合える
崩壊3rdのトップカプはキアフカでもエリmayでもなくキアmayだと聖痕人格も言っています
使い方
納刀時or通常攻撃最終段のシュババババの後に攻撃ボタンを押すと横一閃
KP満タンの時はその後に攻撃ボタンを押すと派生攻撃の唐竹割り(これが本源遡上)
さらに唐竹割りの後に回避ボタン(これが本源遡上・瞬)とモチーフ武器がある場合は武器スキルが光るからそれぞれ派生攻撃(飛び退きからの一閃と回転斬り)が出る
さらに3回派生攻撃を使った後に出せる分岐攻撃で高威力のかみなりを落とせる(これが禍心断滅)
ちなみに派生攻撃はたぶんそれぞれ雷律、緋紅、影舞のインスパイア
何?わかりづらいし目押しとか無理?そうだね…
とりあえず3種の派生攻撃中と必殺技中は時間経過しないことと、何かしらの派生攻撃を3回やった後に出せる分岐攻撃が火力ソースってことを覚えておけばいいと思うよ
あと唐竹割り派生出したい時は目押しとかしなくて攻撃ボタン連打してればそこまで繋がるから安心してほしい
頑張ってアドリブでバフ時間内に分岐攻撃を叩き込もう
スキル用語はざっくりこんな感じだよ~
心体洞観:KP(ゲージ)のこと
本源遡上:KPマックス時の通常分岐
本源遡上・瞬:極限回避からの分岐攻撃
意業誅殺:QTEor極限回避時の追加攻撃(自傷あり)
これらを駆使してKPゲージを3回貯めていくんだよ
由緒繚転:KPチャージ(灰から始まり青→赤→紫と3回チャージ可能)
禍心断滅:最大チャージ分岐(紫ゲージでの分岐)
ちなみに紫ゲージはMAXじゃなくても最大チャージ分岐を打てるよ!
ちなみに戦術教室のコンボを実践するにはモチーフ装備に加えてキャラランクもS2必須
現在は楽園クリアでS2まで引っ張れるが、実装直後はキャラカードのみ配布だったのでガチャによるキャラ凸必須という不親切仕様だった
編成
普通に雷パのアタッカーとしても使えるけど終焉・起源・真理の終焉パがおすすめ
終焉パの使い方はこっちを読んでね
雷パに組み込む場合はエデンやエミちゃんのような長時間型ともトンBや水着Cを生かした短期決戦型ともどちらでも組める……はず
装備
モチーフ武器じゃないとそもそもフルコンボが組めないので妥協は難しい
モチーフ聖痕にも武器スキルと極限回避スキルCT短縮があるのでこちらもきつい
正直モチーフ一式がないならあまりオススメはできない
例外としてパルス太刀17式とツルゲTBアスラウグCがあるが、ランカー以外は使う場面がない
他キャラとの関係
キアナちゃん
恋人
重すぎる
ワタリガラス
家出先で作った浮気相手1号
ネーミングセンスはジャッカルと同レベルね
もしコードネームを変えられるなら私がもっとあなたに相応しい名前を考えてあげるわよ
例えばそうね…『ブラックファイアレイヴン』なんてどうかしら?
エリシア
家出先で作った浮気相手2号
本気になっちゃった
エデン
家出先で作った浮気相手3号
でもお酒は控えた方がいいわ
メビウス
家出先で作った浮気相手4号
若作りがキツいってスウが言ってたわよ
パルド
家出先で作った浮気相手5号
聞かれた時は答えなかったけど友達だと思ってるわ
グレーシュ
家出先で作った浮気相手6号
楽園ではなく本物と話す機会が出来た際になかなか喋り出せなかったというめんどくさいオタクみたいな反応をしていた
私ってこんなに面倒くさいかしら…
ヴィルヴィ
家出先で作った浮気相手7号
でも魔術師はNO
アポニア
家出先で結婚した現地妻
その「ください」はやめて
ブローニャちゃん
妹みたいに大事に思ってるわ
ゲームはちょっと…
テレサ学園長
いい人だとは思います
姫子先生
教えを守っていきます
委員長
すごい人
楽園では唯一心を許せる存在
オットー
掌の上で操られて様々な悲劇を齎してきた憎くてたまらない敵
デュランダルさん
天命の中では珍しいまともな人
誰よ、ジェネリックキアナチャンとか言ったのは
リタさん
料理を競い合った時代もあったけど今は大ッッ嫌い
テスラ博士
ツンツンしてるけど根は優しい人ね
空ちゃん
勝ち組じゃないわよ
ケビン
一応実力は信用しているわ
ジャッカル
便利に使ってあげるわ
灰蛇
よくしらない
フクロウ
ほんとなんなんコイツ…
アナ
キアナチャン!?
ウサギ
誰よそれ
ケビン(楽園)
わけのわからないことを言いながらわけのわからないことをしに行った男
心底失望したわ
千劫
ずっと燃えてる男
拳で顔に触れてあげたくなるわね
スウ
(眠っているようね)
サクラ
何を言っているのかわからないわ
コズマ
ヒーローよ
主人公
何でも出来すぎる子だからもう少し頼ってほしいわね
キャロル
やれば出来る子よ
ブローニャ(乳)
昔みたいにmay姉様って呼んでくれてもいいのよ?
ティミド
優秀な子だけど第三小隊の子達の方が優秀だって信じてるわ
ライル
お調子者なところはあるけど腕は確かね
余談
- サービス開始後リアル時間3年くらい本編でもイベントでもあまり出番がなかった
イベントでもトナカイだのショベルだの木の役だのって配役でネタにされてメイドさんに煽られたりした
まあ影薄ネタは嫌がる人もいて夢際先生が燃やされたりしたから注意ね- 帰る日常の象徴みたいな配役だったから出番なかったのも当たり前なんだけどね
- 崩壊3rdで料理上手といえばmay先輩とリタさんの双璧なのは全艦長の知るところだが、もちろん最初からそうだったわけではなく、むしろお嬢様なmay先輩は聖フレイヤに来るまでは料理なんてほとんどしたこともなかった
may先輩の今の家事スキルはキアナちゃんに喜んでもらいたい一心で身につけた努力の賜物である
愛の力はすごい - 女の子にこんなことして…だからモテないのよ!
- これの攻撃力が高すぎて数多の「」長達の心を折った
- やられたらやり返す、倍返しよ!
- さすがやられたから律者に覚醒して皆殺しにした女の言うことは違う
- もちろん半沢直樹ネタ
- ボイス流用の弊害で断罪影舞でもやたら辛気臭い顔しながら倍返しよ!とか言うのでシリアスな笑いを誘う
まあ通常時でも若干トンチキな台詞扱いされてたけど
- 東洋忍術の使い手とかいうトンデモ設定があったが多分本人も忘れてる
- 緋紅の戦闘待機モーションが忍者っぽいのはその名残
- 天穹市編では温泉に入りたいわ~などと言いながらエグいモーションで暗殺を行う
- 雷の律者実装時にmay先輩の過去を描いたクソ重人形劇のミニイベントが解放された
- ただでさえドン底な本編にこの人形劇のひたすら陰鬱な内容が合わさり「」長の胃に多大なダメージを与えたが、同時に何故か妙な面白さがあった
- 膝のせいで「」長にDV彼氏とネタにされたりする
- 崩壊3rdの登場人物には珍しくゲームが苦手
なんでもファミコンって呼ぶようなタイプの音痴さ
しかしキアナちゃんに付き合わされて対戦相手をやらされたりする
オカンかな?- ブローニャPが関係者に配ったアラハトの半額チケットももちろんもらっているが、ゲームに興味がないから買っていない
- may姉さんはアラハトの売上に貢献していません
あまりにも薄情だとは思いませんか?
- may姉さんはアラハトの売上に貢献していません
- ブローニャPが関係者に配ったアラハトの半額チケットももちろんもらっているが、ゲームに興味がないから買っていない
- 2022年の誕生日ではヨルムンガンドへ家出中にも関わらずハイペリオン組からケーキとビデオレターを送りつけられていた
悪の秘密結社なのに宅配便は受け取ってくれるんだな…- ついでに川辺を散歩したり絵馬に自分の似顔絵を描いて送り返したりしてくれる
- 語らなければならないようね……火を追う十三英傑、末世にあって滅びに抗い続けたヒーロー達の物語を
- (また始まりました…ブローニャは耳にタコさんが出来ました)
- 「」長達が予想していたような早口で英傑の物語をまくし立てる厄介オタク化はなかったが、楽園の経験を想起させるようなことがある度に突然真剣なトーンで英傑の逸話を挟み込んでくる邪気眼化している
- 本人は語りを自制しているつもりなのが逆に厄介
現文明の人々にとっては英傑についてほとんど説明がない状態で逸話だけを聞かされることになる - いつ何に反応してスイッチが入るのかわからない地雷原と化しており、楽園の記憶を持っている「」長達からしても予想がつかないところで突然語り始めてシュールな空気を作り出す
- 識ちゃんには俄ファン煽りされるからしない
- 本人は語りを自制しているつもりなのが逆に厄介
- may先輩はちゃんと追憶の皿まで読み込んで暗記してる
- 皿に書かれていないことまで暗記しているらしく、ちょいちょい「」長ですら知らない英傑語りを始める
- 終焉の戦い後になる2023年の誕生日メッセージではしばらく休暇を貰ったらしく、桜の塩漬けを作るべくお父様と山登りしてる
- メッセージやプレゼントの桜の塩漬けがこれまたエモし
- 2024年の年明けではキアナの為に権能使ってオーロラを作ったりした
- トップ画のファイル名がhiza.jpgなのズルい -- ますす? 2022-09-03 (土) 17:49:27
- 31章まじで意味が分からん -- 2022-09-05 (月) 20:15:08
- むしろわかりやすいだろう -- 2022-09-05 (月) 22:17:06
- そうだ -- 2022-09-06 (火) 13:16:14
- そうだ -- 2022-09-07 (水) 01:36:57
- 31章普通に楽園とお別れしたくなさ過ぎて泣いた -- 2022-09-07 (水) 02:27:14
- イヤッ!イヤッイヤ!!!フゥ……ッウンッ…… -- 2022-09-12 (月) 11:35:48
- 最後の画像追加されてて耐えられなかった なんかワタリガニくんいるし… -- 2022-09-18 (日) 04:40:57
- そろそろ本編の説明も章ごとに展開方式に分けた方がいいのでは -- 2022-11-23 (水) 02:48:14
- 俺はまだ膝入れたの許してないかんな!!!! -- 2022-11-23 (水) 03:27:38
- キアナちゃんは正妻だからmaw先輩がいきなり浮気相手との思い出話を始めても許してくれる -- 2022-11-25 (金) 15:11:34
- 機工のおじさんとお話したらレッドサンダードラゴンがヨルムンで定着してる話が聞けてダメだった -- 2022-11-30 (水) 13:32:26
- なんでエリシアに角を触られてるときに悩ましげな声を出してたんだろう...教えて!かわいくて完璧なフェアリーランドの妖精さん! -- 2023-03-16 (木) 12:31:07
- 誕生日おめでとう♪鳥たちの話していることがわかるなんて流石芽衣だわ~♪ -- 2023-04-13 (木) 05:56:59
- 原神にもそっくりさんがいる -- 2023-06-24 (土) 11:40:01
- スターレイルにも平行同位体が出てきそう -- 2023-07-17 (月) 14:33:16
- そして雷電将軍のスターシステムキャラとか言われて「」長達がmay陰に堕ちる -- 2023-07-17 (月) 15:10:45
- ↑みたいなこと言われて頭に角が生えそうで辛い -- 2023-07-17 (月) 18:55:36
- 天命に復帰済みだから無職ではない…。 -- 2023-07-22 (土) 05:14:45
- 最低でもキアナチャンよりは仕事してる -- 2023-12-01 (金) 17:32:35
- ソシャゲで初めて本気で好きになったわ、はよキアナチャンと結婚しろ -- 2023-12-05 (火) 17:38:53
- ついにスターレイルにも出番が来ましたな -- 2023-12-09 (土) 02:06:15
- 影と眞が芽衣とMEIっぽかったけど、あの人は雷電女王っぽいっすね。 -- 2023-12-10 (日) 06:16:06
- ↑スターレイルの芽衣がその姿は後崩壊書の芽衣に近いな。 -- 2023-12-11 (月) 16:27:15
- 雷の律者の権能でオーロラ作れるあたり、やっぱ律者もやべーなってことを思い出した -- 2024-01-01 (月) 22:45:20
- あの規模ならその気になれば宇宙線で人類瞬ころいけるで -- 2024-01-02 (火) 00:55:29
- 公式のメイキア?っぽい画像入れちゃったけど大丈夫? -- 2024-01-05 (金) 00:02:34
- スタレの芽衣顔が楽園サクラの台詞を引用している件について… -- 2024-02-07 (水) 23:08:30
- 第一部終わってから考えてみると後崩壊書の諸々はなんだったの?ってくらいぽんこつに見えてしまう。グレーシュのものっぽい敵mobに気づかない(?)し11番との交戦経験はないとはいえあんな簡単にやられるか…? -- 2024-03-17 (日) 03:28:53
- 芽衣先輩味の並ラーメン一つください! -- 2024-05-09 (木) 23:06:57
- キアナ「なんでぇ!?」(トップ画) -- 2024-06-06 (木) 13:41:33
- 公式漫画での律者人格の語りも見たが、雷の律者も大分重い感情をキアナに抱いてますね!そりゃ、キアナを生かすための決断なら自分の消滅も受け入れるわ -- 2024-07-27 (土) 10:20:43
- ムンベで大人パイセンが各々のキャラとか関係とか語ってくれるけど最近他人にご飯作ってないらしいね -- 2024-10-21 (月) 11:03:35
- じゃあこの「」長が食べてる食事はいったい… -- 2024-10-21 (月) 14:18:00
- キアナちゃんについてだけ他の人の2倍くらいの長さで3倍くらいしっとりと語ってくる -- 2024-10-26 (土) 00:21:58
- ブローニャのもそうなんだけど公式から発表された年表と照らし合わせると開始時点で19歳ってことは1部終了後で21歳だよね、後崩壊書は崩壊に勝利してから8年後だから29歳じゃない? -- 2024-11-06 (水) 22:06:59
- ゲーム開始時点では17~18で、キアナ16~17、ブローニャは14とかじゃなかったっけ?そこから後崩壊書は10年後くらいって聞いてるから大雑把に27~28だと思ってる -- 2024-11-19 (火) 02:44:52