ここは崩壊3rdのストーリーを読んでいるとmiHoYoちゃんが「当然みんなもこれ知ってるよね?」と当たり前のようにさりげなくぶっこんでくるネタの源流を理解しようと試みる「」長たちのためのページ
ジャンルが多岐にわたるのでそれぞれ詳しい「」長たちでどんどん編集してくれると助かる
娯楽分野
アニメ
- 『新世紀エヴァンゲリオン』(1995)-庵野秀明
- いわずと知れたmiHoYoちゃんのオタク出発点
- コラボでは社長が経理に怒られるくらい採算度外視で力を入れまくったし娑婆物語は「Misato engine」で作られた
ゲーム
- 『デビルメイクライシリーズ』(2001~)-カプコン
- 『ベヨネッタシリーズ』(2009~)-プラチナゲームズ
- デビルメイクライ(Devil May Cry 以下DMC)はいわゆるスタイリッシュアクションと呼ばれるタイプのゲームの元祖、ベヨネッタはDMCのディレクターが後に手がけた同タイプのゲーム
- スピーディに避けて撃って殴って大技を決める、という崩壊3rdのゲームシステムは両シリーズの影響を受けているだろうことは想像に難くなく、また一部アクションにパロディ・オマージュと思しき物もある
- 御神装・勿忘の分岐攻撃(居合抜きで空間を切り裂きまくる)はDMCの次元斬
- 初期キアナやカレンの「二丁拳銃で殴る蹴る」アクションはベヨネッタのバレットアーツを思わせる
- キアナの領域装・白練と聖女祈祷、芽衣の戦乙女・強襲の必殺技の演出「自分の攻撃に合わせて範囲の広い追加攻撃が発生」はベヨネッタのウィケッドウィーブが元ネタ
- 『メタルギア ライジング リベンジェンス(METAL GEAR RISING: REVENGEANCE 略称はMGR)』(2013)-プラチナゲームズ
- MGRはメタルギアシリーズの外伝作品。従来作品のステルス重視とは違い、派手な演出で敵を切り刻むアクションに軸を置いている。ゲームとしての性質は上記のDMCやベヨネッタに近い。
- 起源の律者の必殺技はMGRの斬撃モードが元ネタというかそのまんま。さらにいうとMGRの主人公の名前も雷電、そしてフェイスマスクを被るという共通点もある。
- MGRはメタルギアシリーズの外伝作品。従来作品のステルス重視とは違い、派手な演出で敵を切り刻むアクションに軸を置いている。ゲームとしての性質は上記のDMCやベヨネッタに近い。
文学作品
SF
多くのSF作品が下敷きになっている
古典SFには名翻訳も多い一方で現代の読者からすると硬質で読みづらい文章の邦訳も多い
しかし名作というだけあって新訳で出ている作品も少なくないのでネットや古本で買う場合は気を付けよう
- 『銀河ヒッチハイクガイド』(1978)-ダグラス・アダムス
- 「42」
- アインやテスラが天命から離反する前にいた研究所が「第42研究所」なのもメインストーリー第1部から1.5部までが全42章なのもこの数字が「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」だから
- Google検索で「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え」と検索すると電卓機能で42がヒットするぐらいには知られたSF作品
- 元はラジオドラマでブリティッシュ・ジョーク満載のコメディ作品
- グレーシュと共にいた「マーヴィン」の名前も恐らくここが元ネタ
- 『幼年期の終わり』(1952)-アーサー・C・クラーク
- 聖痕計画に際してケビンがよく口にしていた「人類の子供時代」はおそらくこの作品が元ネタ
- 『三体』(2008)-劉慈欣
- 中国で爆発的に売れてその後アメリカや日本でも爆発的に売れた2000年代の傑作SF
- 「三体」の意味から何から全てがネタバレになりうる。作品の全体的な雰囲気や思想に影響を受けていると思われる
- Netflixおよびセンテントがそれぞれドラマ版を制作している
その他
- 『ご冗談でしょう、ファイマンさん』(1985)-リチャード・P・ファインマン
- ヴィジュアルノベルネゲントロピーでアインが言及
- ファインマン物理学の授業(The Feynman Lectures on Physics)はテキストがネットで無料公開されている
- ヴィジュアルノベルネゲントロピーでアインが言及
- 『老人と海』(1952)-ヘミングウェイ
- 第二部第1章の時露とハロルドおじいさんがかかわるサブ任務のタイトルやあらすじの元ネタか(?)
- 『四世同堂』(1944) - 老舎
- みほよゲーのみならずの中国産のキャラが日本語で喋る時に大量に聞く言葉である【速戦即決(速战速决)】、その言葉が中国用語だけでなく慣用句として使われるきっかけになった長編小説
- 中国辞書用語としての【速戦即決】は兵法書である孫子に書かれており、「短期決戦で一気に勝敗を決めよう」という意味であり「即断即決」「兵は拙速を尊ぶ」などのニュアンスが含まれる
- 慣用句としての【速戦即決】は上記の意味に加え「(やってる事を)すぐ終わらせる」を含み、転じて「早く帰る」「先手必勝」「隙を見せない」などの意味も含んでいる
- これらはスラングでもなんでもなく、中国では家族間の会話であっても日常的に使用される言葉となっている
- 慣用句としてはとても幅広い意味を持つ言葉であるため、色んなキャラが喋るのはこのせい
- 『ユリシーズ』(1918-20) -ジェイムズ・ジョイス
- ヴェルト・ジョイスの「ジョイス」の元ネタと考えられる。ジェイムズ・ジョイスは『ダブリナーズ』『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』などの小説を通して、自身の人間関係や人生経験、アイルランドの首都ダブリンの精神的様相を革新的な文体で描こうとした。『ユリシーズ』に登場する人間の意識をあるがままに描写する技法は「意識の流れ」と呼ばれる手法の先駆けと見なされている。『ユリシーズ』よりさらに晩年に書かれた『フィネガンズ・ウェイク』についてはほとんどの部分で一般的な文法を見ることは出来ず、夢の深層意識の中で人間が次々に思いつくような発想をそのまま書き起こしたような様相を呈している。
- 理の律者の「人々の意思の集合」という性質は『ダブリナーズ』に代表される様々な市民の描写、およびその文学研究において言われる「エピファニー」(エピソードから事物の本質が立ち現れること)に共通点を見出すことができる。『ユリシーズ』『フィネガンズ・ウェイク』においても同様に様々な人物が立ち代わり主人公になる。
- 柳瀬尚紀氏による訳のものが最も原文のニュアンスを継承していると思われるが、その分一般的な文学としては読みにくい。『ジェイムズ・ジョイス伝』(Richard Ellmann著、宮田恭子訳)など解説書は多い。
漫画
映画
- 『リベリオン(原題:Equilibrium)』(2002)-カート・ウィマー
- いわゆるディストピア世界観のB級映画だが、それ以上に二丁拳銃近接戦闘「ガン=カタ」という新たなアクションのスタイルを生み出し、その後多くの二丁拳銃アクションフォロワーを発生させた作品として知られる
- 実はキアナとカレンの戦闘スタイルはそのものズバリ「ガン=カタ」と呼ばれている。マジで領域装・白練と聖儀装・今様の通常攻撃説明に書かれている
- ただアクション自体は上述の通りベヨネッタの影響のほうが強い
学術分野
専門的になってくるのでそれぞれおすすめの入門書があれば紹介してくれるとありがたい…
神話
インド神話
中国神話
- 山海経(1994)-高馬 三良 (翻訳)/平凡社
- 本家本元は明時代(1368~1661)に古代中国の人々が口伝していた神話や伝承をまとめたもの
- フカさんが先行者として現文明で目覚めた初期・仙人時代に名乗っていた「精衛」の元ネタ「精衛鳥」について記されている
哲学
西洋哲学
- イカロス -ギリシア神話
- 本編で問われる「鳥はなぜ飛ぶのか」という問いの一つの解となる。
- イカロスは父親より蝋の翼を授かり、空を飛ぶ。太陽(アポロン)に近づいてはいけないという忠告を忘れ、空高く飛びすぎたイカロスの翼は溶け、墜落してしまう。
- 本編で問われる「鳥はなぜ飛ぶのか」という問いの一つの解となる。
中国哲学
インド哲学
仏教・儒教
物理学
エーテル(luminiferous Aether)
- 光の波動説で宇宙を満たしていると仮定される存在
- 光により生じた状態の変化を伝搬するために必要な媒質を指し、ロバート・フックによって命名された
アインシュタインの特殊相対性理論によって存在を否定されている- SF作品では舞台設定や架空物質としてしばしば登場する
- 光により生じた状態の変化を伝搬するために必要な媒質を指し、ロバート・フックによって命名された
時間結晶(Time Crystal)
- 時間経過で状態が変化しない(時間に対する並進対称性)という法則が自発的に破られ、時間を軸に周期的な変化がみられる状態。
- フランク・ウィルチェック(Frank Wilczek)教授により提唱される。
- すなわち、「ループ」である。「疑似時間結晶」とは「時間結晶=時間軸的なループ」を疑似的に作り出すのだから、時間経過によって影響されない空間を生成するということになり、設定的には時間軸から隔絶された空間が生まれる、ということになろう。
量子力学
語学
たまに出てくる漢文っぽい小難しい成句はだいたいが日本では耳慣れない故事成語
数が多すぎる上に出典も多様すぎるのでストーリー上で特に重要そうなものなどに絞るのがよさそう
中国語
- why?にこたえるはじめての中国語の文法書 新訂版 (2016)-相原茂
- そもそも中国語を勉強したい!って人へ