「ククク…やはりクリスマスはローストチキンに限るな…」
名前:灰蛇
CV:粟津貴嗣
年齢:約5万歳
職業:天穹市の情報屋、ヨルムンガンド幹部
身長:-cm
体重:-kg
誕生日:-月-日
出身:
好きな物:子供、子育て
苦手な物:
キャラクター
常に傘を差してる謎の男
ヨルムンガンドの悪の組織っぽいイメージの5割くらいを担っている
残り5割はもちろん犬頭
非常に謎の多い人物で特に情報処理に優れ、ハッキング能力に関してはブローニャ以上
ヨルムンガンドで幹部の採用や適性に合わせた任務の割り振りを行っているのも彼
総務部と経理部と法務部と人事部と営業部と企画部と広報部と情報システム部の仕事を全部1人でこなしてくれるすごいやつ
登場時は出てきてすぐ死ぬ三下っぽかったのにものすごくハイスペックだ、こんな人材どこで!?←🐍☝メビズリーチ♪
実はメビウス博士が作り出した機械生命体
被造物の意思を大事にするタイプの科学者なメビウス博士は灰蛇のことも放任した
自由を与えられた灰蛇は5万年間ずっとメビウス博士に喜んでもらおうと健気に尽くしている
ヨルムンガンドを作ったのも実は灰蛇で、尊主の座も本来はメビウス博士がつく予定だった
ヨルムンガンドがパーティ大好きなのもただ火を追う蛾の伝統を引きずっているわけではなく、パーティ大好きなメビウス博士のために灰蛇が作ったイベサーだから
メンツがメンツなので端から見て全く楽しくなさそうだけど灰蛇と犬頭は楽しそうだしまあ些細な問題だろう
実のところ灰蛇は灰蛇ネットワークという聖痕に似た理論で構築された情報共有網で繋げられた自己複製式ロボット群体である
基本人格はいつもの感じの灰蛇だが1人1人にはそれぞれの歩んできた人生と個性があり、何もなさず詩人として死んだ灰蛇、銃に夢中になり山猫という名前をつけて愛した灰蛇、経済活動に夢中になりすぎた島耕作のような灰蛇、長話の前にお気に入りのセリフを言わせてもらえないといつまでも話題を戻そうとしてくる灰蛇、大工に夢中になってる灰蛇、ヘヴィメタにハマってる灰蛇、不真面目でインテリぶっている灰蛇、ファッションデザイナー志望の灰蛇、工場で働く灰蛇、といったように変わった個体もいる
なんと極少数だが女性型もいてメスガキの灰蛇とかもいたらしい
劇中での活躍
本編前※ネタバレ注意
5万年前
古の楽園の話
新技術試験用の人形としてメビウス博士に作られた
本来は試作の木偶人形のようなもので、使用後は即ゴミ箱に捨てられたが、これがなぜか身体を構成する有機組織の8割を腐らせながらも意思を持ち生き残ってしまう
それを見たメビウス博士は驚くと同時に人格を認め、灰蛇という名前と自由を与えた
その後灰蛇の再現は何度か試みられたが、成功例は灰蛇の1体だけ
突然変異のイレギュラーで、ママのメビウス博士にも彼の正体はよくわからない
灰蛇は人間に似た精神構造を持っているが、ある本能だけが異常に増幅されているらしい
自由を与えられた後は研究室のメンバーではないのでクラインはたまにメンテナンスに帰ってきた時くらいしか面識がなく、灰蛇のことをよく知らない
その間灰蛇は火を追う蛾とは違ったやり方で崩壊に抵抗する組織を作ってはサクラに潰されを繰り返していたらしく、サクラとは互いに奇妙な縁を感じていた
第十二律者によってサクラが戦死した後は人知れず墓に花を手向けたりもしている
デュランダル
ノベル『デュランダル』の話
デュラリタの探索する世界の泡の神話に灰蛇らしき人物が出てくる
蛇王ザッハークが人知を超えた力を持つ代わりに両肩に蛇が生えて生き血を求めるようになったのは、この灰蛇らしき人物が投与した薬の効果らしい
世界の泡でMeta-Morphの再現実験でも行っていたのだろうか
本編
天穹市
chapter9-1、9-2の話
天穹市に巣くうマフィア『灰蛇』の情報屋として初登場
情報を渡すのを拒否ったせいで出てきて即リタさんに首を落とされて死亡する
…と思ったら生きてた
そもそも本体じゃなかったのか、首を落とされたくらいでは死なないのか、どうなんだろう
とりあえずロボ子を経由してハイペリオンにハッキングを仕掛け、情報を抜き取っていった
ついでにブロにゃんにもちょっかいかけていったけど、そっちは拒否られた
海淵城
chapter10~12章の話
カカリアと通じていたことが判明
おそらくロザリリに尻尾が生えた原因の注射も灰蛇から供与されたもの
ケビンを迎えに来た灰蛇は海淵の目を占拠するためにアインシュタイン博士を撃ったり自身に謎の薬剤を使って意思を持ったままアシュビン化してテリテリandロザリリに襲いかかったりと大暴れ
リリアを取り込んだり色々頑張ったけど結局お願い眠り姫!で救出されて撃破された
なんか普通に2体いるしやっぱり本体じゃないのか死なない
そしてなんだかんだケビンのお迎えはちゃんと達成している
ヨルムンガンド本格始動
chapter13、漫画『外伝・蛇編』の話
量子の海から帰還したケビンが尊主に就任すると同時に、ヨルムンガンドも活動開始
とりあえずニューメキシコのネゲントロピー基地を襲撃してジークフリートを拉致
就任祝いに天火聖裁をケビンにプレゼントし、ジークフリートはケビンの希望で客人として裸に剥いて鎖につないでおいた
丁重に扱えって言ったよね?
同盟
chapter15の話
ヨルムンガンドはアフリカ北部の天命基地を襲撃
天命に降伏勧告を突きつけたが、オットーに言いくるめられて屈服ではなく同盟を結ぶことになった
この結果を聞いた灰蛇はなんかすごいハイテンションで喜んでたけど、結局降伏勧告失敗してるけどそれでいいのだろうか
それとも最初から同盟締結が灰蛇のシナリオ通りなのだろうか
古の楽園
古の楽園の話
本人は出てこないけど出自が語られる
なんと灰蛇はロボットだった!びっくり!
PVのメビをエスコートしてる姿がかっこいいと筆者の中で評判
陽気なアイツ
chapter29~31の話
何気に久々の出番
今回ワタリガラスと共に任務に派遣された灰蛇は10426
10426はワタリガラスが一度ヨルムンガンドを抜けた時に監視につけられていた個体、そして窮地に陥ったワタリガラスの命を気まぐれで救い、その後2人で数多の戦場を渡り歩いた相棒
灰蛇の中でも陽気でふざけた個体で今回の任務が始まる前には映画を見ていたらしい
さすがに大事な仕事だからお気に入りのアロハシャツは着てこなかった
そう、大事な仕事──未だ世界の悪意を知らず眠る赤子のような第十二律者を葬る任務──失敗すればこの世界は滅ぶだろう
やり方は前文明の時と同じ、そして今回の黒い箱の役は自分だ
灰蛇の数多ある端末のうちの1体が犠牲になることで世界が救われるのだから安いものである
たとえ10426に個別の意識があり、そして10426だけの夢を持っているとしても
しかし灰蛇は死を恐れない、世界の悪意を知っているからこそ誰かのために身を挺することが出来る、第十二律者と灰蛇の違いはそこにある
……強く生きろよ、相棒
聖痕計画
chapter31-EXの話
聖痕計画が発動されることになり、月の灰蛇はそれを告げるPVを作っていた
結局本編世界ではこのPVは流れることなく消去されたが、ゲームとしては適宜このPVが挟まれることで「」長達に聖痕計画について解説されていく構成になっている
聖痕計画はある時誰にも気付かれることなく発動され、世界は再定義された
それは太古の機械生命体が待ち望んだ日
人類が崩壊から救われ、創造主が灰蛇という存在に遺した使命が果たされた日
使命から解放された灰蛇はニューアトラに残る子供達の世話へ向かった
余生
chapter32の話
ニューアトラに集められた聖痕保有者達が期間中快適に暮らせるようにもてなし、その中で新世界を生き抜く術を与えるのが灰蛇のお仕事
同じく使命から解放されたクラインと共に日々設備の保守点検からお風呂の温度調整までなんでもやっている
子供達と遊ぶのも大事なお仕事でサンタのおじさんと慕われているが、子供相手でも手加減しないタイプの灰蛇はあまりにもボコボコにしてギャン泣きさせてしまうこともあったらしい
さすがの灰蛇も狼狽えていたとか
破滅、そして新生へ
chapter33、34の話
だがこの結末に満足していない灰蛇もいた
灰蛇1904は稼働している中でも特に古く、そして「聖痕計画によって人類の幼年期を終わらせる」という使命に最も忠実な個体だ
長い人生の中で多くの人間と関わり理解を深めてきた彼はその最期に自らの使命に立ち返る
幼年期の終わりとは何を意味するのか、この問いに灰蛇1904はあるものを享受出来る覚悟と答える
聖痕計画が完遂され旧人類が淘汰された後、残った聖痕覚醒者達は庇護のない世界でも逞しく生きていくだろう
これは使命を果たす方法の一つである
聖痕計画を経て文明に縛られる烏合の衆達が夢と現実の区別をつけられるようになれば、各々が文明の中で勇気を持って困難に立ち向かえるようになる時代を迎えるかもしれない
これも使命を果たす方法の一つである
後者の方法は灰蛇達の中でも反対意見が多かったようだ、特に聖痕計画の執行者にして灰蛇ネットワークの管理権を持つ金蛇はこれを認めない
聖痕計画なくして終焉を超えることは叶わず、それは人類を理想で溺死させようとしているのと何ら変わらない、それを回避するために灰蛇という先進的な生命体が執行者として世界を動かしているのだ、と
しかし灰蛇1904はそんな金蛇を哀れむ
金蛇には長い時間があったにも関わらず、上位種と驕り、人類と交流せず、それ故に何の成長もなく、聖痕計画の道具の1体であり続ける自分に疑問すら抱けず、今も空虚な言葉を吐き続けている
そしてそれは多くの灰蛇たちも同じだ
幼年期を終えられぬ灰蛇達は偉大なる創造主の与えたもう最も尊い贈り物を5万年間無為にし続けてきた、即ち『自由』
人類とは何か、この問いから聖痕計画は始まる
そしてその答えは存在形式ではなく、文明の担い手として定義された
そこには当然灰蛇達も含まれる
身内から侵蝕の律者を出した機械生命体もまた聖痕計画を経て救われるべき人類なのだ
金蛇は相手を間違えた
月に聖痕覚醒者達が隔離されているなら喜んで彼らに自由に生きる力を与えよう
元レッドサンダードラゴンと仲間達が繭から自由を勝ち取るために戦っていたら喜んで彼女らを助けよう
そして──灰蛇達が聖痕計画の傀儡であり続けるなら喜んでその操り糸、灰蛇ネットワークを断ち切ろう
ジャッカルの協力を得て管理権限を奪取した灰蛇1904は自身ごと灰蛇ネットワークを消去する
自由を得てあるがままに生きる、彼もまた蛇ではなく、英傑達や10426と同じ「生まれてくる時代を間違え飛んで火に入った蛾」の1人だった
魔術師の灰蛇
chapter36の話
突如現れ復興の途上にある長空市を占拠してしまった無貌者なる組織
その正体はある1体の灰蛇が自身の夢を叶えるために作り上げた機甲の軍団だった
列生成法のランダム性故に約3割の灰蛇は作られた時に確固たる人格を持ち合わせず、自律思考出来ないそういった不完全な個体は地下工房に収容される
しかしただのロボットと変わらない彼らにも希望はあった
灰蛇ネットワークで共有される完全な灰蛇たちの記憶は彼らに不完全な人格を最適化、あるいは修復する機会を与えてくれていた
しかしあの大崩壊の中で灰蛇達に自由と解放をもたらした福音は地下工房で横たわるロボットたちにとっては終末を告げる鐘の音に等しく、へその緒を切られた彼らが目覚める機会は永遠に失われてしまう
かつては未来を育む孵化器として機能していた地下工房はその一瞬で死体安置所へと役割を変えてしまった
幸か不幸か、その直前に目覚めたのが無貌者を作り上げた灰蛇である
彼が生まれて初めて目にした光景は同胞達の死体、死体、無数の死体
そしてその地獄絵図を構成する亡骸たちと同じ手足、同じ仮面、同じ目を持つ自身の身体
この瞬間に灰蛇の人生は決まった
幸運にも手に入れた我が命を精一杯生きるのだ
地上に出た灰蛇はこれまで他の個体の記憶でしか知らなかった世界の美しさを知り、自身の心で感動を経験する
特に灰蛇の心を震わせたのは人間の営みであり、その中でも北アメリカのあるオーディションでマジシャン兼ダンサーが披露したショーには言葉にできないほど感服した
ダンサーが身体能力と服を利用して頭を腰の位置まで落として見せた時、観客達は男に万雷の拍手を贈った
男に憧れた灰蛇はそれから男のパフォーマンスを電子の脳に焼き付け、練習を重ね、そして1時間も経たないうちに男よりも完全に再現出来るようになった
もっとも、男とは違って灰蛇の頭は本当に落ちていたのだが……
しかしその完璧なパフォーマンスを披露した時、返ってきたのは悲鳴だけだった
どうしてだろうか?あのダンサーは雷鳴のような拍手を受けていたのに
その理由を探って辿り着いたのは、人の肉体を持っているものこそが本物の人間であり本物の人間のみが意味と価値を持つ、という答えだった
どんなに速く走っても、どんなに絵を上手く描いても、どんなに美しい文章を書いても、人間は機械を賞賛しない
だから灰蛇は決めた、真の人間になると
この冷たい棺桶から離れ、唯一無二の自身の魂に相応しい肉の身体を手に入れ人生を謳歌するのだと
こうして灰蛇は動き出した
組織を名乗り、大軍に見せかけ、長空市を占拠したのも自身のささやかな夢を叶えるまでの時間を稼ぐカモフラージュにすぎない
罪は普通の人間になった後でいくらでも償おう
しかし予想よりも天命の動きは早く、灰蛇は徐々に追い詰められていく
もはや逃げ場を失った灰蛇は目的を同じくするある人物を頼り、一縷の望みを託して量子の海への扉を開くが……
他キャラとの関係
余談
- ロボ子、ブロにゃん、ロザリリ、メビウス博士とこっちから絡みに行く相手がそんな感じなのでロリコン疑惑がある
画像コレクション
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