感想文

Last-modified: 2025-05-03 (土) 23:48:40

艦倀とは新人の新鮮な悲鳴を啜って生きる妖怪である
ここは思いの丈をぶちまけていくとたぶん誰かの養分になるさながらフードバンク
長くても短くても何書いてもいいから気軽に書いてほしい


黒歴史をぶちまけて恥ずかしさのあまり墜落死するイカロスの例

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某感想記事に触発されてそういうものを自分も書いてみたくなってこんな恥ずかしい記事を作ってしまったことをどうかお許しいただきたい。
 >いいよ
ありがとう。じゃあ語るね……
 2017年冬、世間はVチューバーブームに包まれていた。多分に漏れず筆者もそのお祭り騒ぎに浮かれていた1人だ。界隈が勢いづいていくにつれて様々な資本がこのブームに多様な形で参加するようになる。その一つの形が俗に案件と呼ばれる、まあ早い話が宣伝動画だ。2018年早春、筆者はお気に入りだった某スラムのガキが投稿した崩壊3rdなる怪しいゲームの案件動画を視聴し、驚いた。筆者はいわゆる携帯端末でプレイする形態のゲームに対し、低クオリティのゲームにガチャと呼ばれる悪魔の集金システムを組み合わせた任天堂すら倒すコマーシャリズムの権化という強い偏見を持っており、率直にいって見下していた。しかし時代は徐々に据え置きよりスマホでやるゲームが主流になってきており、二次元コンテンツが好きな身として何か始めなければという妙な焦燥感も持っていた。そんな中で見た崩壊3rdというゲームは据え置き機にも劣らない綺麗なグラフィックで筆者のスマホゲー観を塗り替え、特に八重村を駆け抜刀術で崩壊獣を蹴散らしていく逆神桜ちゃんのモーションに魅了された。このくらいちゃんと作られたゲームならまあ試しにやってやってもいいか、そう思えた。そしてそんな舐めた気持ちで始めたゲームが自身の人生の中でこれほど大きな比重を占めることになろうとは、この時には思いもしなかった。
 そうして始めた崩壊3rdは、ただただ動かしているだけで楽しかった。一目惚れした逆神はもちろん、白練で猫チャームしたり影舞で分身でリンチしながら後頭部をぶん殴ったり、とても戦闘システムを活用できてはいなかったが初心者なりに純粋にアクションを楽しんでいた。しかしシナリオの方は、正直わけがわからなかった。当時はキャラも別に好きではなかった上に、初っ端から繰り返される幻覚と通信ウィンドウだけで済まされる淡白な描写でまったく世界観に馴染めずにいた。しかしシベリア編に入り本編のゲーム体験にもOWが取り入れられたことで俄然そのシナリオも面白く感じ始めた。このあたりで主に壺wikiで崩壊3rdの設定を調べ始め、ごはんも見つけて崩壊世界に対する理解が深まっていき、自身の中で崩壊3rdは試しに遊んでいたゲームから当分続けるつもりのゲームに変わった。そうして熱が高まったまま、本編は天命空港編に突入していく。
 開放された天命空港編の数々のコンテンツは明らかにこれまでの崩壊3rdから長足の進歩を遂げていた。特に天命空港とヘルヘイム実験室の二種のOWは楽しすぎて毎日時間を忘れてプレイしていたことを覚えている。あと突然現れたメイドの全てが好みすぎてこの時ようやく推しキャラが出来た。また、reburnされたchapter1、2はそれ以前を知っているからこそ何倍も楽しくなったように感じられた。そして空の律者の覚醒アニメ、このストーリー展開と映像美に当時熱狂しなかったプレイヤーがいただろうか?もちろん筆者もその一人である。シーリンという存在について理解するために読み始めた漫画もこの頃最新話に追いつき、そちらもまた第二次崩壊編のクライマックスに近づいていく連載を毎週(こんな漫画が週刊で更新されていた濃密さを想像してほしい)楽しみに追っていた。そうしている間にクリスマスが近づきいてようやく使いやすい姫子さんが実装され、エンドコンテンツガチ勢からはあまり評判のよくなかったその装甲の力に筆者が酔いしれていた中、運命の時がやってくる。最後の授業、その結末は悲しく、切なく、そして筆者好みだった。
 サイバーパンク好きにとって天穹市は垂涎の舞台だった。聖フレイヤと殺人メイドの暗闘、その影で蠢く蛇とボロボロの身体でそれを阻止するために戦うキアナ。ネオンに照らされる街の路地裏で泥に塗れのたうち回るようなシナリオはただひたすらに厨二心をくすぐる。海淵城の方ではブローニャがバイクで轢殺したりゼーレが復活したりと要所でもちろん盛り上がりつつ、個人的には相変わらず崩壊3rdのアクションが楽しくてひたすら団体マルチでトラロックを倒しまくっていた。このあたりの時期になるとさすがにサポートを考慮したパーティ編成を出来るようになっていたが、それでもディラックは敵が硬すぎてスマホの充電をゴミにされ続けていた。思い返せば楽しい思い出だが、もう二度と双生タイタンを彼岸ゼーレで殴るのは嫌だ。よく言われる単発でしか引けなかったカチャカチャも当時は楽しかったぞ!ただやはり筆者の中で比重が大きかったのは天穹市側のシナリオだった。その結末はやはり筆者好みであり、舞台は長空市へと移っていく。
 崩壊3rdのダークなシナリオはこのmay先輩の背負う罪が始まった廃墟で最高潮を迎え、筆者のボルテージも最高潮に達する。しかしそんな筆者の興奮とは裏腹に、この時期のごはんスレの勢いは全く衰えてしまい、ストーリーと漫画の更新日以外にはほとんどレスがつかず、スレが立たないことすらよくあった。仕方ない、この時期のスレにはほとんど古参の「」長しかおらず、話題を語り尽くしていたのだ。しかし、悔しかった。こんなに面白いのに、なぜみんな崩壊3rdを始めてくれないのか?とにかく新人が来たとして質問や感想を描き殴れる場としてごはんスレの命脈は保たなければならない。誰もスレを立てないなら自分で立てればいい。レスがつかないなら自演で伸ばせばいい。愛ゆえに自分と会話し続ける筆者の日々をなぞるように本編のmay先輩も律者人格との対話を始める。闇に堕ちた甲斐あってごはんスレは多少活気を取り戻し、自演しなくても最低限のレスがつくようになった。もしかして自分はmay先輩なのではないだろうか……いやフクロウか?とにかく愛するもののためであれば何だって出来るものだ。miHoYoの崩壊3rdに対する愛も同じで、このあたりから本編のプレイ感覚は小説やアニメではなくゲームだからこその楽しみ方が出来るようになるわけだが、個人的にはそれは崩壊3rdという夢のおもちゃ箱にとって当たり前のことで、楽しみはすれど驚くことはなかった。教えてくれmiHoYo、次はどうする?次はなにをやればいい?次はどんなワクワクすることを見せてくれるんだ?ずっとそういう目で見ている。
 個人で崩壊3rdを楽しむことを考えたら、そんなことしてる暇があったらビジュアルノベルを読んでおけばよかった。連載終わってからまとめて読もっと♪なんて思っていた神州折剣録がまさかの未完のまま放置され、読む機会を失ったまま太虚山編が始まる。そんな感じだったから、立ち絵もない人魂が話す太虚七剣のパートは楽しみ方がわからなかった。それでもフカさんの人生のそれ以外のパートについては理解できるわけで、渡世で感動して逆に折剣録を読んでまた折剣録に戻って噛みしめる、というひと粒で二度おいしい思いもした。折剣録や本編を読むにあたって参考にしたのがフェンネリズムさんである。氏は漫画の有志翻訳の多くを担当した偉人であり、彼がいなければ今日の筆者も、日本における崩壊3rdも確実に存在しない。本来であればこのような場末のwikiで名前を出すのは憚られることではあるが、ここでは氏の業績に敬意を表してあえて感謝を述べたい。
 クソ律編が始まった。当時は原神がサービス開始して空前の大ヒットを遂げていた頃であり、それと比較して崩壊3rdの現状に危機感を抱いた複数の「」長が積極的にダイマ活動を始めていた。乳首責めだのかわいい黒だので釣って沼に叩き落とす作戦だ。これはある程度成功し、ごはんスレに活気が戻った。崩壊3rdは一人でやっても楽しいが、やはり感想を共有できた方が楽しいし理解も深まる。黒のかわいさは共有されるべきだ。新人の悲鳴なんていくら聞いてもいいしね。リタさんもかわいいぞ!まあなにはともあれキアナちゃんだ。この章は最後の授業から続いてきた多くの因縁に決着がつく。当初、筆者は姫子さんが復活するものと思っていた。キアナちゃんは露骨に「姫子先生は絶対に生きてる」と言い始めたし、それにあれでお別れなんて悲しすぎるでしょう?しかしmiHoYoはそんなに甘くなかった。空の律者についても同じだ。筆者はキアナちゃんが内なるシーリンと和解して真の律者として覚醒するものと思っていた。しかしそうはならなかった。薪炎の律者の誕生経緯は予想を全く裏切り、しかし期待をはるかに超えた。そしてその素晴らしい覚醒は支配の律者という名悪役の存在があったからこそだった。自分に一番近いキャラは誰かといわれたら、大半のプレイヤーにとってそれは支配の律者になると思う。誰だって美しくありたいのに、本当に美しくあり続けられる人がどれだけいようか。だから支配の律者の言うことは耳に痛い。そして最後の人形が口にするキアナへの憧れは、プレイヤーの代弁になる。ああゲームの中の彼女はなんと気高く美しいのだろう。しかしそれは美術品を眺める視点に近い。
 永遠の薪炎をもって崩壊3rdは終わった。最後の授業から続いてきた大きな縦軸が途切れたのだ。だから当時満足して崩壊3rdを引退する古参プレイヤーが多かったし、その中には日本における崩壊3rdの攻略情報をまとめる最大手だった個人ブログの主も含まれる。日本の多くのプレイヤーが見えない未来に不安になった時期だったと思う。そこで始まったのが古の楽園だった。正直に言って、当時の筆者はなんとも微妙な気分になった。崩壊3rdのストーリーはこの手のガチャゲーで珍しく少数のキャラで回しており、だからこそ個々のことを掘り下げられ、深みが生まれるのだ。それを突然13人の追加キャラ?原神がヒットしたからってそれに倣って今までのmiHoYoを捨てるつもりか?それが当時の率直な感想だ。美しくない。しかし崩壊3rdだから、楽園をちゃんと読んだ。めちゃくちゃな情報量な上に時系列もバラバラで理解は困難を極めた。また、この頃ようやくPC版の配信がアナウンスされ、先駆けてsteam版の配信が開始されて新人は増えていた。このように攻略大手の消失と新人の増加が重なり、一方で情報量は飽和し続け、それらを一挙に解決する処方箋として以前からごはんスレで話題に出ていたwikiが開設された。この時参考になったのが先に話題に出したフェンネリズムだった。「」長がいくら頑張って設定解説と攻略情報をまとめてくれようと誰も読まなければ意味がない。知識は広く共有されてこそ価値があるのだ。端的に言ってアクセス数稼ぎのためのコンテンツが必要だった。というわけで読み物として楽しめるキャラ個別記事を書くことに決めた。一日中崩壊3rdのことを考えていたかったのもある。このおかげで崩壊世界の理解が深まり、本編もより一層楽しめるようになった。折しも筆者が最も好きなキャラの独壇場である。オットーは夢を叶えて散った。最期の数分にもわたる独白はmiHoYoが与えてくれたご褒美だった。美少女ゲームで悪役の男キャラにここまでの見せ場を与えてくれるとは思わず、心の中のアリエノールが限界化したのは言うまでもない。
 そして永久の楽園編が始まる。個人的な備忘録として蕎麦に前文明の出来事をまとめていたこともあり、誰よりも深くこの物語を楽しめた自信がある。うらやましいだろう?その分だけ、閉幕を迎えた時の喪失感はひどかった。あなたのための物語が公開された二日後、筆者は買い物に出かけた。その日はまだ夏の眩しさを残した太陽が輝き、しかし空気は秋の涼しさを感じさせた。往来する家族は笑い合い、恋人たちは頬を寄せ合う。なんてことのない普通の土曜日である。しかし、あまりにも眩しかった。きっとエリシアの愛した日常もこういうありふれた光景だったのだろう。そう考えると全てのものが愛おしく感じ、思わず抱きしめたくなる。都会の雑踏の中で思わず泣いてしまった、世界というものはこんなに美しかったのかと。「立ち上がれ!美しい世界を守るために」という崩壊3rdのテーマがここに来てようやく自分の中で意味を持ち始める。それはただのゲームコンセプトではなく、プレイヤーに向けた号令だったのだろう。ちなみにただの人通りを見て涙が溢れずにいられるようになるまでにはそれから1週間かかった。
 その後崩壊3rd第一部は最終章に突入する。実に6年間付き合ってきた物語が終わりを迎えるのだ。ちょうどその年月は現実において筆者が大学に在籍していた期間と重なり、キアナちゃんの旅路の終わりと共に筆者も卒業を迎えた。学生時代という長いモラトリアムを終えて働かなければならないという避けがたい現実と向き合った時、皆恐怖を感じるものだと思う。少なくとも自分はそうだった。しかしゲームの中でキアナちゃんそんな未来に対する恐怖を乗り越え、終焉を戴き、卒業旅行を終えて導なき新たな戦いへと笑顔で向かっていく。そんな彼女のことが他人には思えずにいた。そう、自分はキアナだったのだ。物語は読んだ側にも責任が生まれる。崩壊3rdの物語を読んで世界の美しさに目覚めた自分にはそれを他人にも伝えていく使命があるのだ。幸い選んだ職の都合で如何様にもこの使命を全うしながら働けるものだった。だから2023年4月1日、初出勤する筆者の心にはそれまであった恐怖などほとんどなくなり、未来に対する希望に満ちあふれていた。おそらく崩壊3rdをプレイしていなければこんな気持ちでその日を迎えることはなく、人形のように後ろ向きな感情に支配されていたことだろう。人生観に影響を与えた作品などと言うと少し陳腐に感じるが、少なくとも崩壊3rdは筆者を昨日の自分よりも素敵な自分にしてくれた。最後に、セシリアの言葉をここに記そうと思う。「自分を抑えてる人こそ、心の中で美しいものを願ってる。だけど、手に入らないからこそ、彼らは前に進む勇気を失ってしまうの。彼らが必要としてるのは、一つのきっかけだけ。」筆者にとってそのきっかけになったもの、それが崩壊3rdだ。以上、痛い自分語りを読んでくれてありがとう。


スタレから来た

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ここは俺の日記帳
前からアニメは少しだけ見たことがあって興味があったからスタレの虚無期間になんとなく始めてみたのが最初だった
9章まではつまらないって言われてることは知ってたけど個人的には最初から結構楽しめた
サクサクストーリー読めるのがいい
それよりもキツかったのは例のガチャだった
まだ単発だったし
でも進めてride onするアニメで全部許せてしまうんだからmiHoYo…恐ろしい子!
あとカカリアこっちだと生き残ったのがちょっと嬉しかったりする
このくらいの時期に見慣れた形式の身内wikiから逆算でごはんを発見して漫画を読み始めた気がする
漫画も最初はキツ…癖が強い絵で読むのをやめたけどとりあえず第二次崩壊編を読めと言ってくれた「」長ありがとう…
量子の泡の方のヴェルトはなんか性格違ったりで変な感じだったけど漫画の方は知ってるヨウおじちゃんでとてもかっこよかった
同時にメインは噂の膝まで進んだけどこれネタにしていいシーンかなあ!?
普通におつらくない?
あとフカさん声が気になってあまり真面目に見られなかったけど識ちゃん関係の話が終わったら気にならなくなるんだから不思議だね
あとよくカタログで見た人形が出てきて駄目だった
姫子が死ぬっていう話は漠然と知ってたけどここで二度刺してくるとは思わなくてこれずるくない?
あとキアナちゃんもシーリンっていうオチはうなってしまった
真キアナがデュランダルっていうのも全然気づかなかった
始めた目当てがエリシアだったから楽園は進めてたけど模擬宇宙より大変だし長過ぎる…
蕎麦と照らし合わせながら読めなかったら投げてたかもしれない
でも楽園マジでよかったからちゃんと読んでよかった…
てか最終章も含めてケビンが前作主人公すぎる
でもやっぱ一番好きなのはキアナちゃんだった
キアナちゃんいいよね…
まあ始めてよかった…
みんなもやろう!崩壊3rd!やれ!


何故ゆめぎわ先生は千劫に心奪われたのか

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  • みんなもご存知だと思うが、ゆめぎわ先生は崩壊3rdの4コマ「よんこまさーど!」を描いておられる方だ。そんな先生の推しキャラは千劫だ。崩壊3rdは美少女ゲーである。その公式4コマを描いておられる先生が、プレイヤブルキャラでもない上に美少女でもない千劫を、コスプレしたり千劫スイッチを休日丸一日をかけて作製するほどに推すのはなぜか。千劫の何が一体先生をそうさせたのか。その謎を探るべく我々は古の楽園へと向かった。そしてこれは千劫の感想文です。原神から来ました。
  • 千劫、火を追う十三英傑第六位にして「鏖滅」の銘を持つ男。この男について知れば知るほど、この男を構成する要素が他のキャラにはない要素で埋め尽くされていることに我々は気づいた。千劫を形作る何もかもが他のキャラとは違うので我々に新鮮味さえもたらしてくれる。千劫は十三英傑という括りでも、3rdの男キャラという括りでも、何なら原神やスタレを含むmiHoYoの全作品の全キャラと比べても、とにかく異彩を放つ男なのだ。そしてその異彩は千劫自身の魅力につながる。
  • ビジュアル編
    まず、十三英傑全員のビジュアルを見ても、特に目立つのが千劫だろう。主に特徴的なのが仮面と肩につけたトゲトゲのパッドだ。他のキャラとは違うという意味でも物理的にという意味でも千劫はビジュアルの時点で尖っている。そしてうんこ座りだ、千劫は楽園ロビーにいる時、とにかくどこでもうんこ座りする。ロビー入って右にある研究室っぽいスペースの机の上。入って左のキャバクラっぽいスペースのソファーの上。キャバクラスペース近くにあるバーのカウンターの上。パルドフェリスよりよっぽど猫っぽい挙動をしている。ここまでうんこ座りが似合うというか、うんこ座りこなせるキャラクターは千劫くらいだ。
  • キャラクター編
    千劫はとにかく感情表現の振れ幅が大きい。他のキャラとは感情の熱量の桁が違う。仮面をつけているのにかなり感情豊かだ。他の英傑男三人が何考えてるが全然わからないので、自分の考えを直接ぶつけてくる千劫との絡みはもはや一種の清涼剤なのだ。わかりやすいというのも人によってはキャラの魅力となるだろう。作中で主に目立っているのが怒の感情だが、よくよく見てみると、千劫は喜怒哀楽の感情を全て放出している。喜の感情はアポニアが至深の処から出てくる前。楽の感情は戦闘中常に見られる、千劫は闘いそのものを楽しんでいるからだ。こんな風に戦闘狂という言葉が似合うのは3rdキャラの中では千劫くらいだと思っていた。しかし、最近になって「アカリ」が出てきた。だが戦闘中に高笑いまでするのはまだ千劫くらいだ。そして、哀の感情、これは30章において見られる。サクラの仮面についてた血がエリシアのものだと判明する場面や、偽千劫との会話で副官エイマーの死についての想いを吐露する場面だ。千劫は粗暴なイメージが強いが繊細な一面もあるのだ。千劫の繊細さは千劫自信口が悪いのにも関わらず、スウ相手にめくらという言葉を使わない点や、コズマへの評価においても見られる。
  • 戦闘編
    芽衣先輩が千劫と闘った際、こんな言葉を発した。「確かに……珊瑚島で闘った律者でも、『純粋な力』においては彼に勝てない……」、純粋な力とは要するに、理由のない強さである。強いから強い、ということである。千劫は律者や他の融合戦士のような特殊能力には頼らない。ただ己の肉体のみを戦闘における唯一の拠り所として、圧倒的なパワーを敵に叩きつける。大胆で力強く、シンプルかつストレート、それが千劫の戦闘スタイルだ。このように清々しいまでに力に振り切った闘い方をするのも千劫くらいだ。千劫一人だけ強さの質と闘い方がドラゴンボールに近い。
  • オットー、ヴェルト、ケビンにはない千劫の強み編
    上記に挙げた三人はmiHoYo側がかなりキャラ造形に力を入れた三人だ。この三人も魅力的なキャラではあるが、キャラクターの全体像を理解するためのハードルがとてつもなく高い。三人を理解するためには崩壊3rdのメインストーリーはもちろんのこと、関連する漫画版とビジュアルノベルの読了も必須。さらには量子の海、虚数の木、律者、神の鍵、などの固有名詞の意味を頭に入れる。そうすることでようやっと三人の全体像が見えてくる。3rd本編だけだと全体像の5か6割ほどしか理解できないだろう。しかし、千劫は違う。千劫は古の楽園編と追憶の皿を読むだけで全体像を掴める。つまり千劫という人間がどんな人間で、何のために怒り、なぜ火を追う蛾に入って崩壊と闘い、その人生の中で何を求めていたのか。というのが全部わかる。さらに、キャラの魅せ方すらも異彩を放つ。漫画やノベルなど、他のコンテンツに寄り道せずに3rd本編だけをやった人間にとって最も深く刺さってくるのは間違いなく千劫である。千劫だけが膨大な世界観や複雑な設定に頼らない「純粋なキャラの魅力」を見せてくれる。
  • 魅せ方編
    千劫の魅力が最も輝いた瞬間とは、サクラの無実を証明するためにサクラも自分も疑うことなく最後まで走り切った場面だろう。この時の千劫は本当にかっこいい、自分のやり方を貫き通した結果、エリシア失踪の真犯人の正体と反撃への糸口を掴んだ。サクラやエイマーに向けた感情の凄まじい熱量、これは千劫の持つ大きな魅力だ。千劫のキャラの魅せ方は千劫自身が擦りがちな友情努力勝利の漫画に近い。さらにいうと、サクラは千劫がいた孤児院の子供たちを皆殺しにした挙句、千劫すら一度心臓に刃を突き立て殺した。こういう最悪の出会いがあったにも関わらず、サクラと同じ毒蛹に入り、長い付き合いを経て良好な関係となった。そんなサクラのために、さらにはサクラの妹のリンのために怒ることができるのも千劫のすごいところだ。自分まで殺されたのにサクラ側の事情を汲む千劫の器はデカい。
  • 最後に
    以上のことから千劫は非常に多面的な魅力で構成されたキャラクターであるのが証明できただろうか。これを読んだ一人でも多くの艦長が千劫の魅力に気付くことを願ってやまない。ここまで読んでくださりありがとうございました。あとこの感想文は自分用に書いたnoteの一部を抜粋改変したものです。そのまま載せるにはあまりにも自我が強いのでこういう形になりました。他人のnoteからパクって載せたとかじゃないです。noteの方には他のキャラの感想もあるんで良かったら覗いてみてください。ttps://note.com/modern_seal7724/n/n48d47e7c028d#c52502ac-1700-4a15-bc93-422964b30c5d ←hを頭につけてください