カレン・カスラナ

生い立ち

漫画『第7章・紫苑編』、chapter26～28の話
カスラナ家の本家に産まれ、子供の頃から大人顔負けに強く将来を嘱望されていた
同じ天命御三家の本家筋であり年齢の近いオットーとは幼少期から親友同士
当時の天命は勢力圏を欧州の外まで広げようと軍を起こしており、1475年についに旧大陸の東の端の大国である明帝国への侵攻を開始した
戦況は当初崩壊エネルギー武器を対人に使用する天命優位に進んだが、これが逆に俗世には関わらないはずの精衛仙人の介入を招き、連合軍は総崩れとなってしまう
侵略に反感を抱いていたカレンも天命最強の戦乙女として精衛と対峙したが、手も足も出ず敗北を喫した
その後政治的に窮地に立たされた天命は民衆に圧政を敷き、各国貴族への献金でその地位をなんとか保とうと奔走していた
これに激怒したカレンはオットーと組んで義賊として働き民衆に施しを与えた
そんなことで世の中が変わるものでもないとオットーは理解していたが…

出奔

漫画『第7章・紫苑編』、chapter26～28の話
連合軍の敗走から数年後、崩壊が黒死病という形で表れた
その治療法を開発した天命は政治的な窮地を脱し、多額の資金を得て再び勢力を伸ばしていた
そんなある日、連れ去られたパン屋の娘・サシャを助けに天命貴族のもとへ潜入したカレンは黒い箱（前文明の第十二律者を封印した箱）を用いた人体実験が行われているところを目撃する
実験は主教の勅命で行われており、黒死病の治療法もその成果物だった
そして信頼していたオットーもこの実験に関わっていた
黒淵を使う部下のアリエノールに捕らわれたカレンは牢に入れられ謹慎を言い渡される
義賊ごっこの被害を受けるのが金なら見過ごせるが、黒い箱の実験は崩壊を滅ぼし人類を救うための崇高な使命、邪魔することは許されない、ということだった
オットーが獄中のカレンを見舞いに来た時、目の前の小のために自己すら顧みず我武者羅に戦うカレンと、人類という大のためそして誰よりもカレンのために小の犠牲を厭わないオットー、会話は2人の価値観の違いを鮮明に浮き上がらせるだけに終わってしまう
天命という巨大な組織の中でカレンは1人ぼっちになっていた
道に迷うカレンを再び立ち上がらせたのは墓前で思い出した父の言葉だった
カスラナの人間は常に最前線で人々を守るために戦い、だから常に前を向くことが出来る
改めて人々を守る盾となることを誓ったカレンは最終実験の行われている礼拝堂へ駆けだした
カレンの襲撃を受け自ら崩壊に侵蝕されたアリエノールとの死闘の末、黒い箱はカレンの手に渡った
箱の中に人類の手には余る危険な意志の存在を感じたカレンは一縷の望みを託し東へ向かう
あの不思議な力を持った精衛仙人ならこの箱をどうにか出来るかもしれない
しかし神州へ辿り着いたカレンが見たものは、燃え落ちる太虚山だった

桜と出会う

漫画『第5章・恩返し編』、オープンワールド『桜の輪廻』の話
精衛仙人と会えず極東まで流れたカレンは桜と出会い、2人は仲を深めた
折しも八重村は山の守り神に対して生贄を捧げる時期であり、この理解できない風習に激怒したカレンは山の守り神とされる崩壊獣を討ち生贄など無意味だと証明してしてみせた
しかしよかれと思ってのこの行動が逆に桜の心に取り返しのつかない影響を与えてしまう
桜は大事な妹を生贄として殺した村のことを恨んでいたが、それでも「妹は村を守るために死んだのだ」と折り合いをつけて生きてきた
しかし全てはただの迷信であり、妹はただ無駄に殺されただけだった
これをカレンに理解させられた桜の心の奥底からは今まで抑え込んできた憎悪が溢れ出し、黒い箱に封じられた前文明の第十二律者の世界に対する怒りと共鳴して疑似律者と化してしまう
カレンは疑似律者となった桜を討ちはしたものの、もはや生きる気力を失っていた
自身の独りよがりな行動の結果、オットーは道を踏み外し、桜は絶望の中で死んだ、自分に出来ることなどいい気になって厄災をばら撒き他人の人生を狂わせるだけに過ぎない
失意に沈んだカレンは天命の追っ手に捕まり、欧州へ連れ戻された

処刑

chapter25.5～28の話
天命に連れ帰られたカレンは処刑されることになった
アポカリプス家とカスラナ家を結ぶための道具としてオットーとの政略結婚を受ければ命までは取らないという話もあったが、カレンはただ処刑の日に天命の暗部を糾弾して散ろうと考えており、オットーもそんな彼女の決意を無碍にしての結婚は望んでいなかった
処刑はカロスタンの聖537教会前広場で行われる
オットーは姉のリサの謀略に乗り、捕獲されていた実験用の崩壊獣を街中に放って作った混乱の中でカレンを救出した
しかしカレンは街を襲う崩壊獣から民衆を助けるために戻り、武器も持たず弱った身体で戦った結果、子供を庇い腹を貫かれて帰らぬ人となってしまう

キアナと出会う

漫画『第2章・桜花追憶編』の話
キアナちゃんが迷い込んだ天命のデータベースに保存されていた記憶空間で出会う
この記憶空間はカレンが死んだ日の再現
キアナはカレンに助けられ、歴史通り戦い続け死にかけた彼女をデータ上でとはいえ助けた

カロスタン

chapter26～28の話
カレンがオットーに残した絶縁状などが出てくる

オットーが自分の命と引き換えに虚数の樹の操作を行った結果、500年前にカレンが死なない世界の分岐が生まれた
この新しく生まれた平行世界では全ての人物が全く同じ行動を取ってあの瞬間を迎えるが、因果律を超えてただカレンの死という結果だけがなかったことにされている

だいたい話を聞いてくれない

霞隠散華抄

ほぼ本編と同じ形で極東に流れつき、桜を依り代にして地蔵御霊を封印した
カレンは依り代となった桜を助けるために八重村を支配し、オットーの協力を受けて生きながらえながら魂の転移技術などの開発を進めている
500年間老いることなく君臨し続けそんな狂気の実験にのめり込む支配者を、人々は八重城主と呼び恐れた
結局カレンの計画は上手くいかず、代案として500年間で朽ちかけていた桜の身代わりとなるクローンをオットーに作らせたところから物語は始まる
カレンは任務という形で極東に派遣させたそのクローン、霞の前に怪盗黒羽として現れ外道六法を集めるよう導いたが、その過程で魂の転移が上手くいかなかった理由、桜の魂はもう封印の依り代の中にはなく既に転生して霞の肉体に宿っていたことに気がつく
そして霞との交流でカレンは自分を取り戻し、500年間自分が積み重ねてきた業を背負って自身諸共地蔵御霊を量子の泡の外に追放した
別れ際、生きる意味を失っていた霞にカレンはそれでも生きてほしいと語り、船頭の説得もあって霞は生きることを決意し終わる

[添付]

A級機械物理アタッカー（領域装・白練の霊魂覚醒）
読みはせいぎそう・いまよう
今様とは平安末期の流行り歌の事で、当時の現代風とか今風とかそういう意味
カレンファンタジーの主人公の衣装
あまり使い道はない
ただし楽園では出番がある

[添付]

A級機械物理アタッカー（戦乙女・遊侠の霊魂覚醒）
イベント『長月の夢』に登場する月下テリテリの力で眷属にされたカレンの死体
月下テリテリにとっては自身のクローン元でもあり、お姉ちゃんのような存在
眷属なので月下テリテリが死ぬと灰になる
使い方よく知らない
デザインは好き

[添付]

S級異能氷アタッカー（聖女祈祷の霊魂覚醒）
モチーフは幽色のアリア→幽夜のカプリチオ
怪盗カレン
オットーと一緒に義賊をやっていた時の姿
仮面はシェイクスピアからの贈り物
QTEは高火力だが、破盾条件が致命的に噛み合ってない