せっかちな

概要

対象カードに、「獲得時に脇に置き、次のターンの開始時に使用する」という獲得時効果を付与する特性。
即効性が高いだけでなく、獲得の次のターン開始時に手札消費もアクション権消費もなく使用されるので、強力な初動確保になる。

利用法

• 1ターン目に【せっかちなカード】を獲得すると、2ターン目のターンの開始時に使用することができる。
  • 上位手番者は【せっかちな民兵】などで下位手番者の2ターン目手札にアタックする動きが極めて強力。
  • 【せっかちな礼拝堂】や【せっかちな歩哨】を2ターン目に使用し、超速で圧縮を進めるのも良いだろう。
  • 【せっかちな男爵】で2ターン目で6金以上を確定させるもの良い。
  • 【せっかちな騎士見習い】or【せっかちな農民】なら、デッキ2巡目にトラベラー出世先カードを仕込める。たとえ1ターン目で5金出てもやる価値はある。

詳細なルール

• せっかちなの効果は強制である。
  • 身代わり or 呪符の巻物 or 召喚で【せっかちなカード】を獲得した場合の処理に注意。
    身代わり or 呪符の巻物 or 召喚は、①カード獲得→②獲得したカードを獲得先からデッキトップ or 使用する(場に出す) or 脇に移動する、という処理が発生することがあるが、
    【せっかちなカード】獲得時は、①【せっかちなカード】獲得→②せっかちなの効果で【せっかちなカード】を脇に置く→③身代わり or 呪符の巻物or or 召喚の効果で獲得した【せっかちなカード】を獲得先か移動しようとするが、移動阻止ルールにより移動に失敗する、という処理になる。

• 例えば、衝突の山札がせっかちなの対象として選ばれた場合、衝突の山札に由来する領土も(アクションまたは財宝カードでは無いが)【せっかちなカード】となり、「獲得時に脇に置き、次のターンの開始時に使用する」という処理になる。
  • この時、次のターンの開始時の処理は「領土を場に出し使用するが、何も起こらない。次ターン以降への処理も持っていないので、次のクリーンアップフェイズに場から捨て札になる」となる。
    • また、この領土は使用されるので、「衝突の山札に『+1コイントークン』などのプレイヤートークンが乗っていた場合は、トークンの効果が誘発する」「上陸部隊が参照する『ターン中最初に使用されたカード』として扱われる」と言う点に注意。

余談

• 「カード1枚を獲得したとき、それを脇に置く」という処理だけを見ると、例えば配達の処理と同様なので、「配達購入後に【せっかちなカード】を獲得した」などの際は、『この脇に置く処理は配達による処理なのかせっかちなによる処理なのか』を明確に宣言するべきだろう。

コメント

• ヴィラの獲得時効果よりもせっかちなの効果が優先されるのは何故ですか？獲得時効果は任意の順番で処理できないのでしょうか？ -- 2023-01-04 (水) 12:12:10
• ↑失礼しました。ヴィラは獲得時効果で手札に移動するので、せっかちなと同時に誘発し自由に処理順を選べました。注意が必要なのは身代わりor召喚との組み合わせでしたので、修正しました。 -- 2023-01-04 (水) 13:05:56
• この効果で場に出た領土は、場にあるカードの種類を増やしますか？ -- 2023-03-13 (月) 10:34:36
• さっきオンラインの方で確認したんだけど、【せっかちの】は将軍を貫通するらしい。将軍のデバフを食らった状態でも、せっかちのトロルが適用されてがっつりコスト減少されて詰んだ。 -- 2024-04-01 (月) 03:01:28
• それは【せっかちの】云々ではなく、将軍がそもそも「手札からの使用」だけを制限するアタック効果だからです。 -- 2024-04-01 (月) 07:23:13
• 成る程？　それは見落としてたなあ。 -- 2024-04-01 (月) 20:25:42