収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果(※日本語訳はDominion Onlineより) |
冒険 | 5 | アクション | +1 アクション 手札から3枚以下の財宝カードを使用する。 +1 カードを引く。 次にコインをすべて支払い、支払った1コインにつき、+1 カードを引く。 |
ACTION | +1 Action Play up to 3 Treasures from your hand. Then +1 Card, and pay all of your Coins and +1 Card per Coins you paid. |
錬金術、収穫祭、ギルド、冒険、帝国、夜想曲、ルネサンスでのルール変更とエラッタについて | |
このカードは2022年のルール変更とエラッタでカードテキストから効果が変更されており、2022年現在の(日本語版の)カードテキストと効果が異なります。 Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは変更後のルールで処理が行われています。 実際のカードを用いてゲームを行う際は、混乱を避けるため変更前と変更後のどちらのルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。 (ルール変更前の情報については余談を参照してください。) |
オンライン版の財源の処理ルール変更について | |
財源のルールについて、現在購入できる実際のゲーム付属の取説(海外版含む)とオンライン版との間でルールが異なります。 Dominion Online等のインターネット上でドミニオンを遊べるサービスでは、財源は変更後のルールに基づき処理が行われています。 オフラインでゲームを行う際は、混乱を避けるためオンライン版のルールを採用するか事前に決めた方が良いでしょう。 (詳細についてはコイントークンと財源のページを参照してください。) |
概要 
手札から財宝カードをプレイしてコインを消費し、その分だけ追加ドローできるキャントリップ。
手札の銅貨を実質的にキャントリップの様に使ったり、大量のコインを投入してデッキを回転させて引ききったりできる。
使用すると、それまで出ていたコインが消費されてしまうので注意。仮想コインとは相性があまりよくないかもしれない。
手札から財宝カードがプレイできないと意味の無いキャントリップと化してしまうこともあるため、ある程度財宝カードを採用するデッキの方が適している。
利用法 
- 銅貨をプレイしても擬似的な手札交換に過ぎないが、銀貨以上の財宝カードをプレイすることで使用前より手札が増える。
- 語り部が唯一のドローソースであるようなサプライでは、安い金量源である銀貨を買い集めてドローする戦法も視野に入る。
- アクションフェイズに財宝カードを場に出せるので、石切場やティアラと組み合わせるとアクションフェイズ中に恩恵を得ることができる。
- 性質上、五月雨式に財宝カードをプレイしたり仮想コインを使い切ったりするので、ターン中一度しか使えない大金とは相性が悪い。一方で銀行ならばドローに使った財宝カード分も追加で金が出せるので相性が良い。
詳細なルール 
手札から財宝を使用する効果 について 
- 手札から0枚の財宝を使用する(=財宝を使用しない)、としてもよい。
- 財宝は1枚ずつ使用される。1つの財宝を使用し終えた上で、次の財宝を使用するか選ぶ。
- ただし、財宝の使用が全て終わった後で、次の「コインを支払い、その分カードを引く」を処理すること。
- この効果で、水晶球や偽造通貨などを使用すると、その効果により追加で財宝が使用される場合があるが、この場合で使用する財宝は、語り部で使用する3枚までの制限に含まれない。
- 語り部の効果処理中に財源を支払い、金量を増やすこともできる。
- 羨望によって得ている嫉妬との組み合わせに注意。
- 嫉妬は「購入フェイズの開始時」に戻され、効果を発揮する処理であるため、購入フェイズの開始時より前に語り部の効果で使用する銀貨や金貨に嫉妬の効果は発揮されない*1。
- 語り部が場から捨て札になるタイミングは、常に「語り部使用ターンのクリーンアップフェイズ」である。玉座の間やはみだし者などの『自身の効果で持続カードを使用した際に「持続カードが場から離れるまで場に残る」ようになるカード』との違いに注意。
- 語り部の効果で契約書を使用すると、契約書は「語り部使用者の次のターンのクリーンアップフェイズ」まで場に残るが、語り部自身は「語り部使用ターンのクリーンアップフェイズ」に捨て札になる。
コインすべてを支払い、支払った1コインにつき+1カードを引く の効果について 
- この効果で、「現在得ているコイン」は全て支払われ、支払われた分だけカードを引く。これらの効果は強制である。
- 語り部の効果で使用した財宝の分だけではなく、語り部を使用する前に発生していたコインも含めて全て使用される。
- ただし、「現在得ているポーション」は語り部の効果で支払われないので、そのまま残る。
- 語り部の効果で[コインを支払い済み]となった財宝カードは、支払い済みであることをわかりやすくするために語り部の下に置くなどすると良い。
- この効果に負債は影響しない。またこの効果中に得たコインを負債の返済に充てることもできない。(負債を返済できるのは購入フェイズの「カード購入」の段階のみである)
- 語り部の効果で使用した財宝の分だけではなく、語り部を使用する前に発生していたコインも含めて全て使用される。
余談 
- 以下、日本語版カードのカードテキストを残しておく。
初版(英語版、日本語版発売済み)カードのテキスト 
収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果 |
冒険 | 5 | アクション | +1 アクション +1 コイン あなたの手札から3枚までの財宝カードを使用する。 あなたのコインすべてを支払い、支払ったコイン1つにつき+1 カードを引く。 |
ACTION | +1 Action +1 Coin Play up to 3 Treasures from your hand. Pay all of your Coin; +1 Card per Coins you paid. |
2016版(英語版発売済み、日本語版未発売)カードのテキスト 
収録拡張 | コスト | カード種別 | 効果(※日本語訳はDominion Onlineより) |
冒険 | 5 | アクション | +1 アクション +1 コイン 手札から3枚までの財宝カードを使用する。あなたのコインすべて(このカードによる1コインも含む)を支払い、支払った1コインにつき、カード1枚を引く。 |
ACTION | +1 Action +1 Coin Play up to 3 Treasures from your hand. Then pay all of your Coin (including the 1 Coin from this) and draw a card per Coins you paid. |
- (英語版、日本語版を含め)初版では、『まず+1 Coin(+1 コイン)を得る』『コインを支払った分「+1 Card(+1 カードを引く)」を得る』だった。
- 英語版2016年版で、『まず+1 Coin(+1 コイン)を得る』『コインを支払った分「draw a card(カードを引く)」を得る』に変更された。
- 2022年エラッタにより、『まず+1 Card(+1 カードを引く)を得る』『コインを支払った分「+1 Card(+1 カードを引く)」を得る』に再変更された。
コメント 
- アナログでプレイするときは、そのカードに書いてある通りに処理するのがいいと思います。たとえ、Dominion Onlineの最新版のルールが染みついている人同士の対決でも、書いてある通りに処理しないと、混乱してしまうからです。 -- 2023-01-13 (金) 21:16:33
- 最新版と2016版のコストが何故か3になってます。まさかエラッタでコストが下がった、なんて事は…? -- 2023-03-20 (月) 13:56:20
- 修正しました。2021年頃のエラッタ反映などでテンプレートからコピペしたときにコスト欄をそのままにしていたのでしょう。 -- 2023-03-20 (月) 15:06:09