王子

Last-modified: 2021-04-04 (日) 14:38:53
収録拡張コストカード種別効果
プロモ8アクションあなたはこのカードを脇に置いてもよい。
そうした場合、あなたの手札からコスト4以下のアクションカード1枚を脇に置く。
あなたの各ターンの開始時、そのアクションカードをプレイし、そのカードが捨て札にされるとき、再度脇に置く。
(そのアクションカードを、プレイしたターンに脇に置くことに失敗した場合、この効果はなくなる。)

概要

4コスト以下のアクションカードを毎ターン開始時に使用するよう、脇に置く効果を持つ。
を脇に置けば3アクションでターンが始まり、鍛冶屋を脇に置けば手札8枚からターンが開始する。
問題は8コストという高価な値段であり、属州と同額であることから、必然的に王子が買える頃にはゲームの終了が近いことを意味する。
また、王子の使用時に手札に4コスト以下のアクションカードが無ければ効力を得られず、空振りは致命傷になる。
王子設置の手間をかけるだけのメリットを生むアクションカードがデッキにあり、かつゲーム終了までに属州1枚以上の利益が得られるかを考えて購入しよう。

利用法

強力な効果である一方、使用したターンには恩恵が無いため、属州を買っておけば良かったと後悔しない早いタイミングで買うようにしなければならない。
ゲームの終了が遅ければ脇に置いたカードを使える回数も増えるため、王子を利用する価値が高くなる。

最大の難関は、4コスト以下のアクションカードと同時に引いてこなければ、脇に置く効果が得られないこと。
基本的にどんなカードを脇に置いても仕事をしてくれるので、王子と他のアクションが揃ったらそれが大広間だとしても欲張らずに脇に置いたほうが結果的に得になることが多い。

  • 特に、画策を脇に置くと毎ターン手札6枚2アクションでスタートできる上、他のクリーンアップフェイズに捨て札になるアクションをデッキトップに戻し使い回せるようになるので、強力。

ただし以下のカードはリターンが小さく、かえって不利になってしまう可能性もあるので避けるようにしたい。

  • クリーンアップフェイズで捨て札にならないため、王子の効果を得られない持続カードやリザーブカード。
    • なお、村有緑地(要コストダウン)は持続カードでありながら、使用時に「次ターンへ持続しない(=そのターンのクリーンアップフェイズで捨て札になる)」選択をすることも可能なので、結果的に毎ターン王子の効果を得ることができる*1
  • 抑留実験のような、使用時に廃棄またはサプライに戻される使い捨てカード。
  • 改築のような、手札の廃棄を強制するカード。
    • 支配されているときに再建あたりを置かれようものなら、悲惨なことになる。
  • ドロー枚数が少なくなる、書庫系カード。
    • ただしハンデスの対抗策としては有効。毎ターンのようにならず者などが飛んでくる場や、相手が民兵を王子に仕込んでいる場合には強力。
  • 金貸しのような、序盤は強いが王子が使える頃には必要性が薄くなっているカード。
  • ターンの最初に使うため、追加効果を得にくくなる共謀者移動動物園兵士
    • ただし追加効果を得にくいというだけの話であり、ターンの最初に2金や1ドロー1アクションを得られること自体は悪くない。
  • 王子が使える頃には呪いが少なくなっているため、呪い撒きとしての威力が薄れる海の妖婆魔女娘
  • 手札に戻ることがなくなるため、リアクションの効果を発揮できなくなるリアクションカード。
  • いつ死ぬか分からないサー・マーチン
  • ただし、適当な習性があれば、毎ターン習性効果で使用しつつ、いざという時に本来の効果で使える態勢をとれるため、上記カードを脇に置く選択も悪くないだろう。

詳細なルール

王子自体の使用時の処理について

  • 使用した王子を、脇に置かないことも選択できる。この場合は、アクション権を消費するだけで何も起こらない。
  • 王子を脇に置く際に、手札に4コスト以下のアクションカードが無い場合には、王子は脇に置かれるが何もしない。
    • 4コスト以下のアクションカードが手札にある場合は必ず脇に置かなくてはならない。
      なお、手札を公開するという指示がないため、他のプレイヤーは手札に4コスト以下のアクションカードが無いことを確かめられない。公式の場で問題となった場合はジャッジなどの第三者を呼び手札を確認してもらうことが望ましい。
  • 王子の効果で脇に置くアクションカードを選択する際、などでカードのコストが下がっている場合、下がった後のコストを参照する。
  • 王子の効果で脇に置くアクションカードを選択する際、コストにポーション・負債を含むアクションを選ぶことはできない。
  • 玉座の間等で王子を複数回使用しても、王子を脇に置けるのが一度のみなので、王子1枚で複数のアクションを脇に置くことはできない。
  • 使用した王子を脇に置いた場合、その後のゲーム中にその王子が場に出たり捨て札になったりすることはない。
    • 脇に置いた王子は取り替え子で指定することができない。
    • 脇に置いた王子は場のカードの数や種類を参照するときはカウントしない。豊穣の角笛レプラコーンなどを使用する際に注意。
    • 脇に置いた王子は御料車王笏で再使用できない。
    • 脇に置いた王子は焚火増築で廃棄できない。
  • 脇に置いた王子は、ゲーム終了時にデッキに戻る。そのため庭園などの点数計算時にあなたのカードとして数えられる。
  • 大君主を王子として使用した場合、大君主は脇に置かれた時点で元の大君主に戻るが、効果は全て使用によって発揮されているため、王子の全ての効果が発揮される。
  • 2019年のルール変更とエラッタにより、大君主などのCommandカードの効果が『そのカードをサプライに置いたままプレイする。』に変わり、使用した王子を脇に置くのに失敗するようになったので注意。
    また、相続影響下の屋敷ネクロマンサーで王子を使用する場合も、同様に使用した王子を脇に置くのに失敗する。

王子の効果で脇に置かれたアクションカード(以下、【王子アクション】と呼ぶ)自体について

  • 王子を使用した直後などは、【王子アクション】は脇に置かれており、場に出ていない。
    • 【王子アクション】は、脇に置かれている間は取り替え子や御料車や王笏や焚火で指定することができない。
    • 【王子アクション】は、脇に置かれている間はカードの数や種類を参照するときはカウントしない。豊穣の角笛やレプラコーンなどを使用する際に注意。
  • 【王子アクション】は、脇に置かれていても、ゲーム終了時にデッキに戻る。そのため庭園などの点数計算時にあなたのカードとして数えられる。

王子の効果で「各ターンの開始時、【王子アクション】を使用する」という効果について

  • 脇に置かれた【王子アクション】は、各ターンの開始時に王子の効果で使用されるが、この時アクション権を消費しない。
  • 脇に置かれた【王子アクション】は、王子の効果で使用される際に、場に出る。
    • この【王子アクション】は御料車や王笏で再使用できる。
    • この【王子アクション】は取り替え子で指定し、同じカードを獲得できる。
    • この【王子アクション】は場のカードの数や種類を参照するときカウントする。豊穣の角笛やレプラコーンなどを使用する際に注意。
    • この【王子アクション】は焚火や増築で廃棄できる。※この場合、王子は【王子アクション】を再度脇に置く処理に失敗するので、今後のターン何もしなくなる。
  • 王子で【王子アクション】を使用するのは「ターンの開始時」にあたる。「ターンの開始時」に発生するものは好きな順番で処理できる。
    • ターンの開始時に誘発する物事には、一部のリザーブカードの呼び出し、持続カードの処理、召喚で脇に置いたカードのプレイ、一部のイベントプロジェクト習性の処理などがある。
      • 王子で「ターンの開始時に呼び出せるリザーブカード(鼠取り案内人変容教師)」を脇に置いた場合、次ターンの開始時にプレイして酒場マットに置き、そのカードを(まだ「ターンの開始時」なので)すぐさま呼び出すことができる。
        ※ただし、王子の効果で使用したカードが酒場マットへの移動すると、(すぐさまリザーブしても)移動阻止ルールにより王子の効果で再度脇に置くことに失敗するので、毎ターン使用することができなくなるので注意。
      • 王子で「ターンの開始時に効果のあるカード(雇人)」を脇に置いた場合(要コストダウン)、次ターンの開始時にプレイされると、(まだ「ターンの開始時」なので)「各ターンの開始時」の効果がすぐさま発揮され、「+1 カードを引く」が発揮される。
        ※使用した雇人は場に残り続けるので、使用したターンに捨て札にされず、王子の効果で再度脇に置くことに失敗する。よって、雇人は結局1回しか使用されず、雇人を普通に使用したのと同じ状況となるので、実質的には意味がない。
  • 王子が「各ターンの開始時、【王子アクション】を使用する」という処理は、『アクションの使用』ではない。一方で、【王子アクション】が使用されるのは『アクションの使用』である。
    これは、共謀者の追加効果に影響する。
    • 例えば、①ターンの開始時、王子の効果が発揮される→②【王子アクション】を使用→③共謀者を使用、とした場合、③の共謀者の使用は『2回目のアクションの使用』なので、共謀者の追加効果を得ることはできない。

王子の効果で「【王子アクション】が捨て札にされるとき、再度脇に置く。」という効果について

  • 使用した【王子アクション】が、使用したターンに捨て札にならなかった場合は、再度脇に置く処理に失敗する。
    「使用した【王子アクション】が、使用したターンに捨て札にならない場合」の例は以下の通り。(下記は一例)
    • 【王子アクション】が場に持続する場合
    • 【王子アクション】がリザーブカードで、酒場マットに移動する場合
    • 【王子アクション】が抑留実験のように使用時効果で廃棄されたり山札に戻ったりするカードだった場合
    • 【王子アクション】が使用時効果で脇に置かれるカードだった場合
      • 一例だが、(コストがを下がっているときに)王子Aを使用し、手札の王子Bを(【王子アクション】とすることで)脇に置くことはできる。
        ただし、次ターンの開始時に(王子Aの効果で)王子Bが使用されると、王子Bは脇に置かれ使用したターンに捨て札にならないため、(王子Aの効果)で王子Bを再度脇に置く処理に失敗する。
        よって、王子Bは結局1回しか使用されず、普通に使用したのと同じ状況となるので、実質的には意味がない。
  • なお、【王子アクション】が一度場を離れ、その後同じターン内に場に戻っても、移動阻止ルールにより再度脇に置く処理に失敗する。
    • 例えば、王子によって鉱山の村を使用して廃棄し、盗賊で回収してすぐにもう一度使用しても、捨て札にするとき脇に置く処理に失敗する。
  • 使用した【王子アクション】を再度脇に置く処理は、『カードを場から捨て札になる際に誘発する効果』である。
    他にも『カードを場から捨て札になる際に誘発する効果』がある場合は同時に発生する。その場合、どの効果を先に処理するかは、【王子アクション】を捨て札にするプレイヤーが自由に選択してもよい。
    なお、『カードを場から捨て札になる際に誘発する効果』の例は以下の通り。(下記は一例)
    • 画策の、アクションが場から捨て札になる際にデッキトップに戻す効果
    • 隠遁者の、自身が場から捨て札になる際に自身を廃棄する効果
    • トラベラーの、自身が場から捨て札になる際に特定のカードと交換する効果
      • 上記の効果はいずれも「カードを移動させる効果」なので、1つの『カードを場から捨て札になる際に誘発する効果』を処理すると、以降は移動阻止ルールにより別の『カードを場から捨て札になる際に誘発する効果』に失敗するので注意。
  • 王子の「そのアクションカードを、プレイしたターンに脇に置くことに失敗した場合、この効果はなくなる。」が指す「この効果」とは、『あなたの各ターンの開始時、そのアクションカードをプレイし、そのカードが捨て札にされるとき、再度脇に置く。』という効果である*2
    つまり、王子が脇に置かれる効果まで無くなるわけではないので、【王子アクション】が脇に置かれなくなっても、王子が捨て札にされることは無い。
    これは、玉座の間雇人を使用し、雇人を焚火した際の処理とは異なることに注意。

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*1 貨物船研究道具秘密の洞窟も、弱い効果しか得られないものの、選択によっては次ターンに持続させずに【王子アクション】として運用することはできる
*2 英語版カードでは"Stop playing it if you fail to set it aside on a turn you play it."となっており、より明確になっている