概要
その名の通りとても大きな、なめくじのモンスター。
上位種に海の軟体生物である【うみうし】がいる。
気持ち悪いヌメヌメボディで突進攻撃されようものなら、精神的ダメージも甚大そうだ。
初出はDQ2。しかしその後、本編への再出演の音沙汰は一切なく、DQ6以降は同じくナメクジ型モンスターの【リップス】系に完全に枠を奪われてしまっている。特にDQ6では全く別種のモンスターでありながら、【おばけなめくじ】などという似て非なる紛い物が幅を利かせている有様。
【フロッガー】系などの出演作が少なかったモンスターの数多くが再登場を果たしたDQ11においても、同期の【スモーク】が枠を射止めたにもかかわらずこいつは出演できなかった。
ー方で外伝作品においてはトルネコ1で抜擢されて以降、やたらと出演数が多い。同じく気持ち悪いヌメヌメ系担当に【おおみみず】がおり、そちらも外伝で強烈なインパクトを残している。
なめくじは分類上貝のー種だが、歴代で貝型のモンスターはさほど多くはなく、外伝では【虫系】の系統で統一されている。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】では、鳥山明は英語でなめくじを意味する「スラグ」という仮名を付けていたことと、初期案では【ブチュチュンパ】のような色であったことが確認できる。
余談だが、漫画【ドラゴンボール】の第22会天下一武道会編に一コマだけ登場していたことがある。
なお、初出のDQ2やトルネコ3、少年ヤンガスを除くほとんどの作品では「おおなめくじ」という表記で登場している。
DQ2
概要にもある通り、FC・MSX・MSX2・SFC・GB版では「おおナメクジ」表記。
ただしスマホ版以降では「おおなめくじ」表記になっている。
【リカント】(りカント)など【よく使う20文字のカタカナ】関連のものを除いてシリーズ初の、ひらがな・カタカナ交じりの名を持つモンスターである。
また、【おおさそり】に次ぐ「おお○○」の名を持つ。
本作において【スライム】の次に弱いモンスターで、【ローレシア】周辺に出現する。
上位種のうみうしは強敵だが、最序盤のコイツはいわば前作の【スライムベス】ポジションなのでさしたる特徴はない雑魚。
…ではあるのだが、運悪くレベル1で3匹組に遭ってしまったら【ローレシアの王子】が6ターン殴り続けて殲滅する間に8発以上殴られる恐れがあり、【やくそう】が無いと厳しい。
スライムは3匹でもそう怖くは無いが、ほんの僅か強くなるだけで数の暴力に屈しかねない差が生じる。前作には無かった原始的な相対的優劣の法則…簡単に言えば「多勢に無勢」を叩き込んでくる最初の相手かもしれない。
FC・NES・MSX・MSX2版では、システム的に逃走成功率が彼我のレベルを問わず一律66%なので、薬草が無いときは逃げるのも手。
ちなみに、ローレシア大陸では一度に遭遇するモンスターは3匹までに制限されているので、4匹組になることはない。
リメイク版ではローレシア大陸全てに出るようになったが、少しレベルが上がればただ鬱陶しいだけの存在である。スライムとの違いは、逃げない事くらいだ。
【バブルスライム】や【キングコブラ】など厄介な連中と一緒に現れたら、後回しでいい。
ある程度こちらのレベルが高ければ、確実に逃げることもできるようになった。
落とすアイテムは【やくそう】で、ドロップ率は1/32。
1/8の高確率で落とす【アイアンアント】や【やまねずみ】もいるので、序盤は薬草を集めやすい。
小説版
ローレシアの王子アレンが【馬】で【サマルトリア】に向かう途中、スライムに続いて遭遇した。
ゲームブック(双葉社)
上巻にて、ローレシア付近でなぜか【はぐれメタル】とコンビで登場。
溶解液で10ポイントのダメージを与えてくるが、同書ではレベルを最高まで上げない限りHPは10で固定なので、食らったら即死である。
ゲームブック(エニックス)
やはり、ローレシアを旅立って最初の戦闘でスライムとともに登場する。
逃げることもできるが、失敗すると死んでしまいローレシアに戻される。
DQM1・DQM2
【虫系】のモンスターで、虫系×【スライム系】で誕生する。なるほど説得力がある。
ついでに言えば、組合せを逆にすると【スライムつむり】になる。ナメクジとカタツムリは同じ仲間なので、見事な発想の逆転である。
習得特技は【なめまわし】、【うけながし】、【くちぶえ】。
能力の伸びは全体的に良くないが、頑張って育て続けていると最終的になぜか素早さが一番伸びる。DQM2では何故かさらにステータスの伸びが悪くなってしまっている。虫系であるためレベルアップが非常に早いのが救いだが。
一応貴重なくちぶえ持ちの中でも最も早い時期から仲間にできるという利点はある。【ホーンビートル】等の配合を目指す際には継承元候補になりうるかもしれない。
他にはゾンビ系を血統におおナメクジを配合すると【マッドロン】が作れる。
味方としては頼りない反面、敵として出てくると非常に厄介なモンスター。というのも野生個体は【うけながし】を覚えており、【グリズリー】等の高攻撃力のモンスターで殴ってしまうとしばしばこっちが痛手を負うのである。
その上こいつは【メタルスライム】がいる【井戸のとびら】に出現するため、快適な経験値稼ぎを大いに邪魔してくる。
見た目気色悪い、能力低い、それなのに敵としては危険と、ある意味最も嫌らしいモンスターである。
幸い井戸のとびらでは5階層目までしか出現しないので、メタルスライムだけが目的ならさっさと降りてしまうのが無難。
呪文や息攻撃もよく通るため物理系以外の絡め手さえあればなんとかなるだろう。
ナメクジは雌雄同体だが本作の仕様上、性別がある。
キャラバンハート
キャラバンハートでも登場。自然系ランクD。
覚える特技は前作までと同じであるが、今作では歩くだけで食糧が減っていく上にフェロモンもぎんのたてごともないのでくちぶえの利便性が高い。
ローレシア周辺を追い出され、もっと序盤の【旅立ちの洞窟】に追いやられた。確かに洞窟の中のほうがじめじめして、なめくじの生育にはよさそうだが。
デルコンダル地方北部の草原にも出現するので、心を入手したいなら【フィールドイベント】のシルエットクイズも狙えるこっちのほうがいいかも。
テリワン3D
ジョーカーシリーズでは欠席していたが今作で復帰。
【おおにわとり】や【おおみみず】と言った「おお」シリーズの巨大化に伴って何と【ギガボディ】に。【ゾンビ系】のDランク。
普通のミミズやナメクジと比べ大きいだけかと思っていたら、並のモンスターや人間と(あるいは家屋と)比べてもバカでかい。
サイズだけなら、初登場作品のラスボスよりデカい。
また、単に巨大化しただけでなくぶくぶく太っている上、左右の目が違う方向を向いている。これに伴って公式イラストも描き直されている。
そもそも「おお」が接頭に付いてるだけでギガボディというのも笑いどころ。まさか【ローレシアの王子】がこんなのと戦っていたわけではあるまいし。
(実際、DQ2のおおなめくじは設定資料によると体長数十センチ程度の大きさらしい)
ついでにゾンビでもなんでもないのになぜかゾンビ系。
【しれんの扉】で登場するが、【きぼうの扉】で見かける事が一番多いだろう。
【あまいいき】やなめまわし等を使って動きを止めに来る。
なお、直接攻撃の際は高く飛び上がってボディプレスするという、なめくじとは思えないアクロバティックな動き。
特技の際は口から垂れている粘液の塊をビチャっとこちらに投げつけてくる。勘弁してくれ。
ちなみに呪文を唱えるときには小さななめくじがたくさん集まって来る。DQ2のローレシア地方にいたのは多分こっちだろう。
特性は【AI1~3回行動】、【まれにまもりの霧】、【こんらんブレイク】、【パラメータブレイク】、+25で【ビリビリボディ】、+50で【いきなり黒い霧】が加わる。
特性だけ見ても相当に嫌らしい戦い方ができる。
ステータスは意外にも守備力が高く1000を超える。また、攻撃力もレベル10を超えた辺りからよく伸びるようになる。
HPの上限も3000と高いが、伸び率は294(究極化でも340弱)しかないので、【魔戦車ダビド】のようなHP補強役とのながーい付き合いなどを駆使しないと上限まで上げるのは不可能。
SP版では物質系の種族補正が壊滅的なのでダビドに頼れなくなってしまった…
ぬしの【ゴーレム】×ゾンビ系の配合で作れるので、作ろうと思えば配合解禁直後から作成可能。ゴーレムは序盤で【ゴールデンゴーレム】や【バルザック】を生み出す足掛かりになる(特に後者はRTAの定番となっているほど強力である)ので位階配合に使ってしまうのは勿体ないが、配合解禁直後からギガボディのモンスターを使ってみたい場合は一考の価値がある。前述の通り低レベル帯での攻撃力の伸びは良いので、育てれば強力な戦力になる。
スキルは【グリーンファイター】。
イルルカ
位階242、ゾンビ系のDランク。
ゾンビ系としては【スカルサーペント】の一つ上、【スカルブレード】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は槍と杖。所持スキルは【グリーンファイター】。
特性は【ギガボディ】、【AI1~3回行動】、【まれにまもりの霧】、【こんらんブレイク】、パラメータブレイク。
+25で【ビリビリボディ】、+50で【いきなり黒い霧】、【新生配合】で【こんらん攻撃】。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-9。
特性ラインナップは防御&妨害を徹底している。
黒い霧で呪文を封じ、物理にはビリビリボディで麻痺カウンター、
それ以外の攻撃もまもりの霧でシャットアウト。
自分の攻め手はパラメータブレイクによる守備力ダウンからの物理攻撃が無難。
混乱が通じる相手なら全体攻撃&ブレイクの乗るこんらん攻撃だけで勝負が付くことも。
総じて存外に優秀と言えよう。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:553 MP:111 攻撃力:273 守備力:362 素早さ:198 賢さ:196
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
HP:2064 MP:425 攻撃力:882 守備力:1105 素早さ:739 賢さ:706
- ステータス上限の実数値(新生配合済み・ギガボディ・AI1~3回行動)
HP:3303 MP:680 攻撃力:776 守備力:972 素早さ:650 賢さ:621
ステータスはHPが極めて高く、守備力も高めの耐久型。特性と合っており悪くない。上限値は標準的。
耐性はなかなか独特。ゾンビ系の基本のほか、イオ・バギ・麻痺・マホトラ・踊り封じに半減を持ち、
基本は半減の毒がなぜか弱点になっている。その見た目で毒に弱いのか。
まあギガボディ補正で半減まで上がるし、カバーは容易。こちらも優秀な部類。
前作では簡単に作れて強い便利なモンスターだったが、今回はレア化。
配合では作れなくなり、【引越しアプリ】を使って前作から連れてくるか、
チャレンジGPで3戦3勝しなければ入手できない。表ストーリー攻略では実質出禁となってしまった。
まめちしきによると、口から吐き出される粘液はフルーティな香りがするらしい。
フルーティな粘液というのもなんだか嫌だ。
イルルカSP
【カメハのふしぎな冒険隊】でしか入手出来なくなっており、相変わらず入手困難なままである。
ジョーカー3(没)
通常のプレイでは登場しないものの、上位種のうみうし共々内部データ上に存在している。
データの並び順から推測して【自然系】に分類される予定だった可能性が高い。
トルネコ1
HP7、攻撃力2、防御力4、経験値3(Lv1時のステータス)。
ダンジョンの1F~6Fに出現する。ただし、【ちょっと不思議のダンジョン】の6Fには出現しない。
特殊能力はなく、通常攻撃のみのモンスター。
1階から出てくるモンスターの中で唯一経験値が3あるので、序盤の稼ぎに最適。
より強い【ゴースト】の経験値2よりも多く、お得感がある。
とはいえ、流石にスライムよりは一回り強く、特に耐久力がかなり上であるため、レベル1素手で複数体と殴り合うとちょっと危険。適宜足踏みを挟んでちゃんと回復しながら戦えばそこまでリスクはないが。
攻撃力はスライムと同じなので、何でもいいので盾さえ拾えればレベル1でも恐れるに足らず。ちょっと硬いだけの雑魚と化す。
1階で複数種類の敵に囲まれた場合、逃げることができず火力が高いゴーストはもちろんのこと、フラフラ移動とはいえ殴られれば痛いドラキー、最弱なので簡単に倒せるスライムと比較しても単に「ちょっと硬い雑魚」なので撃破優先順位は一番低い。タフで攻撃力が低い敵は後回しにすべき。
トルネコのレベルが3以上になれば、特に問題なく倒せるだろう。
その後は6階までダラダラ出てくるが、その頃にはもう軽くひねられる雑魚でしかない。
なお、トルネコシリーズではこの系統の中で単独出演である。
トルネコ2
HP6、攻撃力3、防御力3、経験値3(Lv1時のステータス)。
【ちょっと不思議の草原】1F~3Fなどに出現する。
今回も変わらず経験値3だが、他に経験値が多い序盤モンスターが増えたので地味な存在になった。
また、ドラキーと同様にシナリオ序盤のダンジョンにしか出現せず、後半の主要ダンジョンでは忘れられてしまう。
トルネコ3
この作品では「おおナメクジ」表記。
HP17、攻撃力8、防御力7、経験値7(Lv1時のステータス)。
今までより強化され【ももんじゃ】より強くなった。盾なしだと最大12ダメージを与えてくる。
【南海の地下道】1F~3F、【密林の墓場】1F~6F、【封印の洞くつ】1F~5F、【異世界の迷宮】4F~7Fなどに出現する。
ストーリー上で通る南海の地下道や密林の墓場では他モンスターに埋もれて相対的に弱いが、異世界の迷宮ではヤワな盾だと10ポイント近いダメージを与えてくる上、HPも17とかなり高めなので、大量に出現する5階までに2発で倒せるようにならないと先行き不安である。
封印の洞窟では1Fから出現し、17F~21FにはLv6の個体が出現する。鍛えた盾を持ち込むか、強力な仲間モンスターを連れてこないと危険。
成長タイプは【防御・早熟】で、仲間にした時のデフォルトネームは「ナメール」。
育ちにくい上に特技も無いので、【普通・早熟】タイプの【ドラキー】やももんじゃを使った方が良さげである。
話しかけると「りゅ」が混じった滑舌が悪そうな喋り方で話す。意外と愛らしいかもしれない。
「おりゅは なめくじだりゅが おまえの 役に立ちたいんだりゅん。」
少年ヤンガス
【盗賊王の迷宮】の低層にのみ出現。久しぶりに【うみうし】との共演となった。
持ち込んだ武器によって見せ場もなく倒される運命だが、ひそかに分裂能力を身に付けている。
成長限界はレベル10。
デフォルトネームは♂が「ナメック」、♀が「ナメール」。
レベル6で【キアリク】を覚える。
野生の個体は悲しいほどステータスの伸びが悪いが、配合で+値を上げると一転、HP以外のステータスが見違えるほど伸びるようになる。
配合パターンはリップス系統×スライム系。【あやしの地下水道】クリア後から作れる。
鳥系相手に配合すると【かぶとこぞう】になる。
ビルダーズ2
「おおなめくじ」名義で登場。主に【モンゾーラ島】と【ジメジメ島】に生息する。人間の倍ぐらいの大きさで気持ち悪い。中には更に巨大な個体もいる。
攻撃方法も涎の塊を非常に長い射程で飛ばしてくるものと舌を叩きつけてくるものの2種類があり、これまた見た目通りなんとも気持ちが悪い。
数が多い、攻撃的で自ら主人公に絡んでくる、遠距離攻撃、微妙にタフ、キモいと嫌な要素がこれでもかと言うほど詰め込まれており、モンゾーラでの建築を盛んに妨害してくる鬱陶しいモンスター。鬱陶しさで言えば前作のゴースト系を軽く超える。
具体的に言うとこいつだけ索敵範囲が異様に広く、画面外から涎を頻繁に飛ばされる。【キメラ】などの呪文持ちなら詠唱時のSEで判断できるが、こいつの場合はそういった分かりやすい合図が無く気が付いたら被弾するのが日常茶飯事。集団に見つかった時には涎でハメられるなんて事も。
対処法としてはとにかく足を止めないこと。作業中ならどうしようもないが。
モンゾーラ島においては、拠点周辺を含む本島北側の平地および南西の集落跡に出現。この拠点周辺というのが厄介で、不用意に作業すると大量の涎が拠点範囲ギリギリの所に飛んでくることも多い。
同じエリアに出現するモンスターの中でも、人畜無害なスライムや森林にしか出現せず絡まれても対処が容易な【ドラキー】と比べると悪質さが桁違いである。さらにこの2種と違い、夜に寝ることもないため24時間体制でプレイヤーを狙ってくる。【オーク】ですら寝るというのに。
さらに上位種のうみうしが沼地に出現する関係からか、水を撒くことによる湧き潰しが効かない。
見つけ次第掃除するのもいいが、前述のように序盤の敵の中ではHPが高いうえ、また別の所から次々と湧いて出てくるためキリがない。
そうしている内に【油】がもう十分なほどに溜まっているだろう。幸い油自体は使い道は多い。
実はスポーン条件として5×5以上の平面が必要なため、5マスごとに適当なブロックを置けば湧き潰しできる。
モンゾーラ島でもう二度と見たくないというプレイヤーはお試しあれ。
【カッター】があれば地表と同じブロックを置いて半分にすれば景観を極力損ねずに済む。
ジメジメ島ではスルーされるか、【ゴーレム】系に乗った主人公に蹴散らされることになろう。だがここではなんと、仲間モンスターに騎乗状態の主人公をよだれ攻撃で狙撃して叩き落すというこれまたうっとうしい芸当を見せる。
さらに本作では有料DLC「水族館パック」において主人公は【つりざお】による【釣り】が可能になるが、こいつの場合主人公を遥か画面の外からよだれで攻撃し、不意に釣りを中断させるという悪質な妨害行為まで行ってくる。大物とのバトル中に中断を喰らうと最悪であり、ゆえにモンゾーラ島・ジメジメ島での釣りには周囲に注意を伴う。
全くもってどこまでも面倒な敵であった。
当初は【からっぽ島】にて地図上で黄草原になっている場所に自然発生していた関係上、あかの開拓地のオアシスに湧いてうっとうしがられていたが、2019年1月9日のアップデートにて出現しないよう改善された。
ライバルズ
1/1/2
【うみうし】の召喚時効果or捨てられた時の効果で出現するトークンカード。
スタッツは貧弱だがメラゴーストやカミュのテンションスキルの1ダメージに耐えるHP2を持ち、【とうぞくこぞう】や【メダルにゃん】を敵の攻撃から守ってきた。
もちろん召喚したうみうしをこいつで守る動きも悪くはなく、能力以上の活躍をみせてきた。
相手が戦士や商人の場合、うっかり他のユニットの前にこいつを出してしまうと貫通の餌食となりうる。
また、【アフロのドン・モグーラ】から【混乱するモグラの子分】を出したい場合に、こいつが出てしまうと盤面が埋まり子分を出せなくなる場合があるため、そういった裏目には気を配ろう。
ダイの大冒険
【デルムリン島】で暮らす個体の他、百獣魔団の一員としても登場。
その他
国内でも山地へ赴けばとても大きなナメクジに出会うことがあるが、あれはヤマナメクジと呼ばれる種である。サイズはせいぜい10~15cm程度だが、初見時には驚かされることだろう。
色違いの【うみうし】は海の生き物だが、でかいだけのナメクジのこいつが海水に浸れば、浸透圧によって脱水されて体が縮む(というよりまず窒息して溺死するが…)。4コマではそれで体を張ったネタをしたこともあった(2巻P128)。
貝殻こそ無いが、どちらもいわゆる貝類に属する。