【天地雷鳴士】

Last-modified: 2024-04-02 (火) 00:56:56

ジョーカー3の特性は【天地雷鳴士(特性)】を参照。

概要

DQ7、DQ10オンライン、星ドラに登場する職業。DQ7では上級職に分類され、星ドラではまものマスターの上位の超級職に分類される。
漢字表記は天地雷鳴「師」なのか天地雷鳴「士」なのか不明だったが、ジョーカー3の同名の特性とDQ10オンラインでは「士」の方が使われていたため、こちらが公式表記と見てよさそうだ。
具体的にどういう職業なのか全然イメージが湧かないネーミングセンスがいかにもドラクエ的。攻略本では「謎の道士」という説明になってるようで全く説明になってない解説しかなかった。
他作品に則って分類するなら、「仙人」「陰陽師」「隠者」辺りが辛うじて近い感じだろうか?
リメイク版DQ7やDQ10オンラインでは陰陽師的な外見をしており、実際にDQ10オンラインの同職クエストでは【カミハルムイ城】でそのような役割をしている。
 
英語版での名称は、PS版DQ7ではSummonerで「召喚士」を意味する。召喚系の特技は幻魔召喚しかないのだが……。
3DS版DQ7ではDruidで、本来はケルト民族の賢者を指す言葉。あのモンスターとは関係ないだろう。

DQ7

職特性熟練度に応じて消費MPが減る
★8の状態で約半分。
マスター特典最大MP+30
転職条件【賢者】+【スーパースター】を極める。
上級職なし

職補正

ステータス補正
-10%
素早さ+15%
身の守り-10%
賢さ+20%
かっこよさ
最大HP-10%
最大MP+20%

習得特技と必要戦闘回数

Lv称号習得特技累計戦闘回数(ここまで)
1しゅぎょうちゅう【めいそう】-(-)
2ほうろうびと【ザラキーマ】30(30)
3さすらいぼうず【マグマ】60(30)
4やまごもり【めいどうふうま】90(30)
5やまぶし【れんごく火炎】120(30)
6しゅげんしゃ【いてつく波動】150(30)
7てんちのさとり【ジゴスパーク】200(50)
8アースゴッデス【げんま召喚】250(50)

解説

魔法系最高職。
ジゴスパークやれんごく火炎といった強力な攻撃特技を習得し、補助・回復にも優秀な術を揃える。
職補正や特性は賢者をそのまま強化したような特徴を持っており、魔法職らしく耐久はダウンするが豊富なMPから高位の呪文・特技を連発できる。
物理関係の能力はダウンこそするが、下がり幅そのものは極めて微小であり、物理戦闘もこなせなくはない。この時期だと物理職も上級職になっていると思われるので、そちらと比較すると流石に見劣りするが…。
ただしこの職に就くには賢者とスーパースターのマスターが必要なので、基本職を5つも極めなければならないのがネック。同じ人間最上級職の【ゴッドハンド】は基本職3つで足りるので、転職への道のりはひときわ長い。
 
たしかにジゴスパークとれんごく火炎は強いのだが、対をなす前衛職のゴッドハンドが【アルテマソード】【ギガスラッシュ】を習得するのと較べるとやや見劣りする。魔法系最高峰の【マダンテ】【ビッグバン】は隠し特技扱いされているのか、この職ではなく【モンスター職】に与えられている(それぞれ【ローズバトラー】【プラチナキング】で習得)。
【マリベル】【メルビン】であれば【やまびこのぼうし】を装備させて火力を増強できるとはいえ、本作では入手時期が遅いのが残念。また、天地雷鳴士自体はザラキーマしか呪文を覚えないし、ここに至るまでに最低限こなすべき職業で習得している強力なものとなると、賢者で習得する【イオナズン】【マヒャド】のみ。ボス戦でとくに有効な【ギガデイン】【メラゾーマ】は使えないので、どうにも痒いところに手が届かない。
 
そういうわけで、実際には攻撃役はゴッドハンドなどに任せて、【フバーハ】【マジックバリア】といった補助や【ベホマラー】による回復を中心に立ち回ることが多くなるだろう。
つまり賢者の戦い方とそれほど変わらないので、育成の労力のわりに性能が見合ってないというきびしい見方もある。
とはいえ、唯一この職をマスターすることで使えるようになる特技・げんま召喚はユニークにして魅力的であり、ラスボス裏ボス戦両方で貴重な戦力アップを見込むことができる。
 
魔法系最高職だけあってモンスター職の【ダークビショップ】と並んで潤沢なMP量を誇るのだが過信は禁物。
ゴッドハンドルートと違って【しんくうは】【ばくれつけん】のようなMP無消費で使える高威力技に乏しいので、【AI】に任せてガンガン攻撃特技を放っていると道中でひとり息切れという事態も起こりうる。状況によってはMP節約を心がけよう。
 
職補正で身の守り・HPがダウンするのが痛いので最終的にこの職でいるメリットは少ないが、最終盤でMP消費技を連発したい場合はダークビショップとの2択になるだろう。
参考までに、素早さ重視なら天地雷鳴士、防御面重視ならダークビショップの方が向いており、最大MP補正量ではダークビショップの方が1割分上だが、天地雷鳴士のマスター時には最大MP+30の特典がつくので、同条件下でのMP燃費はそれほど大差ない。

DQ7(リメイク版)

転職条件、職補正、特性、マスター特典はPS版と同じ。

習得特技と必要戦闘回数

解説

人間基本職が軒並みマスターしやすくなったことで、天地雷鳴士に就くために必要な戦闘回数はPS版から400回以上削減されている。このためクリア前に転職することも難しくなくなった。
 
その代償というべきか、仕様変更にともなって賢者とスーパースターで習得する呪文・特技をほぼすべて習得し直すようになったのだが...そのラインナップの中にベホマラーがないという大きな欠点がある。(普通に考えておかしいので恐らく入れ忘れだと思われる)
一応、全体回復の手段としてはMP無消費のハッスルダンスがあるが、回復量がPS版から引き下げられたためベホマラーの半分程度、この職に就けるようになる終盤のボス戦ではあまりに心もとない。
このままではパーティの急所になりかねないし、最上級魔法職が全体回復呪文を使えないというのも格好がつかないので、【ホイミスライム】などのモンスター職を経由してベホマラーを覚えさせておくことが奨励される。
【ザラキ】【スクルト】も再習得できないが、これらは同様の効果を持つ特技を習得するためあまり問題ない。
 
また、げんま召喚は天地雷鳴士の職に就いている間しか使えない専用特技となった。代替アイテムとして誰でもげんまを呼べる【げんまのカード】も同時に登場したが、配信のすれちがい石版でしか入手できない。
 
同じ人間最上級職のゴッドハンドはベホマラーが使え、【勇者】は加えてリメイクで【ベホマズン】を習得できるようになったのに対して、前述のように全体回復手段がハッスルダンス止まりなのは残念なところ。
また、MPを消費しない攻撃手段に乏しく、道中で意外とMPを枯渇させやすいというPS版の欠点もそのまま。勇者や【魔物ハンター】のように【しゃくねつ】が使えていれば……。
 
その一方で、新たにメラゾーマとビッグバンを習得するようになって火力は着実に底上げされている。
しばしばリメイク版の天地雷鳴士はベホマラーを自力習得しなくなったことで弱体化したと言われるが、前述のように天地雷鳴士になるまでに必要な戦闘回数は大幅に減っており、ホイミスライム職に寄り道してベホマラーを取得してもまだお釣りがくるのでこれは正確ではない(攻略情報を見ないプレイヤーにとっては思わぬ落とし穴だろうが)。
むしろ攻撃性能がアップしたことを踏まえれば、PS版からやや強化されたと言えるだろう。大幅強化された勇者の影に隠れがちではあるが……。
 
ともかく、ベホマラーさえモンスター職を介して引き継いでしまえば最強の魔法役・補助役として活躍できる。マスター近くまで育てることで職特性も強化され、ボス戦でMPを湯水の如く使えるのは爽快である。
PS版に比べてモンスターの心ははるかに入手しやすくなっているので、じっくり育てれば必要な特技を揃えることはたやすい。
転職条件の都合上、天地雷鳴士マスターで勇者への転職条件も満たすため、勇者もマスターして天地雷鳴士と勇者を必要に応じて切り替えてもいい。
 
なお、就いている職に応じてキャラの見た目が変わる今作では、これに転職すると神主、巫女のコスプレに変化する。
とくにマリベルの衣装は彼女のラインナップで一番可愛いと評判でマリベルのステータス的に最適な呪文職最高峰という事情もありマリベルの最終職とするプレイヤーが続出。
そこへきてメルビンはDQ10に登場する【ニコロイ王】にしか見えない。

DQ10オフライン

職業としては登場しないが、仲間キャラとなった【フウラ】がDQ10オンラインの天地雷鳴士の一部特技を受け継いでいる。

DQ10オンライン

Ver4.0(2017年)よりプレイヤーの職業として登場。
公式イメージではリメイク版DQ7のような衣装で、他の職業と異なり初期レベルが50となっている。
今作では、げんま召喚を主体に、リメイク版DQ7のような攻撃特技を用いる。
詳しくは こちらを参照。