FF6(SFC版・PS版) 
「物理攻撃の回避判定も魔法回避率に依存する」(回避率バグ)という不具合を利用して、
「魔法回避率を128以上に上げることで、回避判定のある攻撃を完全回避出来るように」なる裏技のこと。
FF6には必中攻撃を使ってくる敵が多く、「背後からの攻撃は全く防げない」という欠点も存在するため、
これをやっても無敵というわけにはいかないが、それでも強力な技である。
Vコーディーは、主に2つの要素から成り立っている。
- 物理攻撃の回避判定にも、魔法回避率が使用されてしまっている。
- 回避率の分母は128(100分率ではない)。これはFF6の内部システム上の仕様。
ステータス表記上の魔法回避率を128%以上に上げると128/128=1となり、
したがって「回避率128%」で、いわゆる「100%の完全回避」が実現する。- 敵は命中率というステータスがあって計算式も違い、ほぼ全ての敵が100に設定されている。例外はアンラックズの250とケフカ(ラスボス)の190。追加ダンジョンの敵やボスは全て100以上。なお255だと必中技と同じ扱い。
- 敵命中率に「(255-ステータスで表示される回避率x2)+1」をかけその数字を256で割った値が0~99の乱数より大きかった場合にヒットとなる。
関連項目:【命中率】、【回避率】。具体的な計算式はこちらで。
1、はもう完全にプログラマーのミス。これのせいで回避率は全く意味のない死にステとなっている。
物理攻撃の回避率の計算式を作る時に魔法の方からコピーしてきて、それを修正し忘れたとしか思えない。
2、はこれ自体には問題はないのだが、「1」の仕様に加え、
FF6には単独で魔法回避率30以上の装備品がゴロゴロしているのがヤバイ。
これらを組み合わせると「魔法回避率128」が容易に達成できてしまう。
FF5の物理回避のわかりやすい有用さを考えると、テストプレイで気づけなかったのか?とも思うが、
- FF6の盾はFF5の盾程の回避率はない(バックラーでもダイアの盾でも物理回避10しかない)
- マインゴーシュのような回避武器を、FF5ほど誰でも装備できるわけでもなく、しかも弱体化されている
- アクセが豊富なFF6では、物理回避20の見切りの数珠などはわざわざつけるほどのものでもなかった
- 後半の装備には大抵回避と同等以上の魔法回避がついている、むしろ魔法回避特化防具の方が多い
等によって、あまり物理回避特化キャラを使う場面がなく、魔法回避によって自然と物理攻撃も回避しているので気づかなかったのだろうと思われる。
もしも魔法回避も参照せず物理回避が完全に機能していなければ誰かしら気づいていたはず。
より厳密なプログラミング上のミス内容:
命中率計算処理中に物理回避率参照処理はあるのだけど、
「攻撃種類フラグ(魔法or物理)の一時コピーをまだ使うのに別のフラグ(あばれるコマンド関係らしい)の一時コピーで上書きしてしまうバグが有って、上書きする値が大抵魔法攻撃時の値と同じだから以後の処理で魔法攻撃扱いされて魔法回避率を参照する」
ということらしい(参考)。
- アセンブリ言語で書いて間違えた感が感じられるバグ。
複数条件のあるジャンプ処理を跨いでキャリーフラグを参照とか横着するから…。
由来は「ストリートファイターZERO3」に登場するキャラ「コーディー」が、「V-ISM」モードを選択した時に、''特定の攻撃を自動で避ける))ことから。
そちらは確率ではなくガード方向で避けられる技が決まっている。
- 項目名を見るとストZERO3発売以降に発見された技の様に思えるが、実際にはSFC版FF6発売当時の雑紙に載っていた裏技である。
この時点で既に「魔法回避率が物理回避率も兼ねている」
「魔法回避の高い装備を集めると多くの攻撃を回避できる」ことが判明していた。 - しかし元々がバグ技であり、同じバグ技でもドリル装備等よりインパクトに
欠け知名度が低かった為か、それほど有名ではなかった様だ。
それがやり込みプレイで使用され、「魔法回避128以上で完全回避」になることが確定し、
当時流行っていたストZERO3にあやかって付けられたネーミングと共に裏技自体が広まった為、
名称としても回避率バグ等よりもこちらの方が有名だと思われる。
- ちなみにFF6(SFC版)は1994年4月2日発売、ストリートファイターZERO3(アーケード版)は1998年7月稼働開始である。
- 初めて単語聞いた時はファイナルファイトかと思った(コーディは元々ファイナルファイトのキャラ。因みに同作もFFと略される事がある)
- 余談だが、名称の元ネタであるZERO3のVコーディーの方は、実際にはFF6のような完全回避というわけでもなく、いろいろと弱点も多い(参考
)。
「攻撃をかわすために回避率を上げる」という行為自体はプレイヤーとして自然な行動であり、裏技でも何でもない。
これがFF6の場合設定ミスで魔法回避率が物理回避率を兼ねている状態になっているというだけである。
- 一応「バグを利用している戦術」には該当するので、そういう意味でこれが裏技・バグ技と呼ばれている。
他のFFシリーズでいうなら、FF2で行動順序を決めるパラメータが何故か素早さではなく物理回避率であるのもこれに近いと言えるか(素早さ自体は死にステではないが)。
FF6は「物理攻撃を回避するために魔法回避率を上げる」、
FF2は「行動順を速めるために物理回避率を上げる」という具合に、どちらも因と果が論理的に繋がっていないのがわかる。
そしてどちらも回避率が関わっているという妙な共通点が……。
FF6(GBA版以降) 
GBA版以降は旧スマホ版・ピクセルリマスター版も含め、物理回避率が正常に機能するよう修正されている。
そのため「魔法回避率だけ128以上にして必中技以外完全回避」というこの技は使えない。
物理回避と魔法回避がきちんと区別されたが、計算式自体は128分率のままなので、高回避率の装備を組み合わせることで正規に物理・魔法両方の回避率の128%超えが可能。
正規に超えた場合はSFC版のVコーディと同じ効果が発揮される。
また、どちらかのみを特化して上げるという手も有効である。
具体例:
剣=ライトブリンガーを装備可能なキャラ(ティナ・ロック・エドガー・セリス)は
を一緒に装備することで、属性耐性を確保しつつ物理&魔法回避率128%を達成できる。
シャドウは
を装備させると、属性耐性と物理回避・魔法回避共に128を達成しつつアクセサリが1枠空く。
物理/魔法回避のどちらかのみを特化して上げる具体例:
- シャドウは物理回避率の初期値が28なので、物理回避+50の朧月を源氏の小手で朧月を二刀流すればそれだけでちょうど物理回避128となる。この装備だけだと、属性耐性は完備できない。
- 朧月+英雄の盾(回避率+40、属性耐性完備)&グリーンベレー(回避率+10)の装備をすればアクセサリ調整無しで物理回避率は128になる。
必中攻撃リスト 
必ず命中する主な攻撃一覧。以下の攻撃以外はVコーディーにより回避可能。
- あいのせんこく
- アルテマ
- エルニーニョ
- 鬼火
- ガストスモーク
- かまいたち
- クエイク
- クエーサー
- クラウディヘヴン
- グランドトライン
- こころないてんし
- 木の葉乱舞
- 死の宣告
- 死のルーレット
- 自爆
- 磁場転換
- シャムシール
- 終死拳
- 重力50
- 吸い込み
- スノーボール
- セイントビーム
- ソウルアウト
- ターゲッティング
- たこあし
- デルタアタック
- トライン
- 投げ捨てる
- 投げる
- 雪崩
- 盗む ※プレイヤー側の「盗む」の計算式がそのまま流用されている。
- ハイパードライブ
- 鼻息
- はりせんぼん
- ヒューリー
- ファイアウォール
- フォースフィルド
- プラズマ
- フリジングダスト
- フレアスター
- フンババブレス
- ヘールストーン
- 捕獲
- 歩数ダメージ
- ポルターガイスト
- 魔神の怒り
- ミッシング
- メガバーサク
- メテオ(魔法版)
- メルトン
- ライフシェイバー
- 落盤
- ランドスライド
- リフレク????
- リベンジブラスト
- リベンジャー
- れっぷうさつ
- レベル3コンフュ
- レベル4フレア
- レベル5デス
- レベル?ホーリー