概要
ここでは強制戦闘の時や何らかの条件下で別のエリアに行けない時に現れる壁のことを指す。これにより仲間と分断されることも。
通常触れるとエフェクトが出る透明な壁が別のエリアへの道を塞ぐように理由もなく生えてくる。
なお、敵は壁の外から攻撃してくることがある。ずるい。
コミカライズ版でルクソードがこれを「摂理の壁」と呼ぶシーンはある(こちらはキーブレードであっさり壊されてしまった)が、ゲーム内での正式名称は(存在するのかすら)不明である。
- なお、ゲーム本編のルクソード戦ではカードで囲んで手品のように退場させてしまったため、壁がストーリーに絡むこと自体なかった。
ストーリー進行中は、この壁ではない手段でエリア移動ができなくなることもある。
例えば、敵や味方などが障壁を張ったり、地形が変化して物理的に出入りできなくなったり、特定の条件下でセーブポイントによるエリアセレクトやワールドマップへの移動ができなくなったりする。
エリアを移動しようとすると仲間に呼ばれたり主人公の心の声が聞こえたりして移動できない場合もある。
また、精神世界などの独立した狭い地形なども崖際から落下できないようになっていることが多く、実質的に周囲が透明な壁に囲まれた状態となっている(落下できる場合は別エリアに落ちることはあっても下記の例以外は必ず着地可能な地面がある)。
逆に、広い地形では壁が張られず、マップ外に出ようとした時と同じように単に先に進めない場合もある。
KH
ボス戦等で壁が出現する。壁に触れると波紋のようなエフェクトが出る。
今作における壁による仲間との分断の描写はシリアスな終盤ながらどこかコミカルである。
- オリンポスコロシアムの闘技大会中はステージが壁で囲まれている。
- ディープジャングルではクレイトン戦中にステルススニークが岩壁を破壊して出現(これで滝の裏へ行けるようになる)。直後に壁が出現し逃げ道がふさがれる。
- 魔人ジャファー戦では周囲を壁に囲まれた場所での戦いとなる。ジャファーは常に壁の外にいるため、代わりに魔法のランプを攻撃することになる。
- ホロウバスティオンでリクの体を奪ったアンセムと戦う前のイベントシーンでソラに続こうとしたグーフィーがまず壁に弾き出される。ドナルドはソラのそばにいるが、アンセムに向かっていった際にアンセムによって壁の外に弾き出されてしまう。
- エンド・オブ・ザ・ワールドの想い出の島でバトルに入る際、ソラの後に続こうとしたドナルドたちが壁に弾き出される。
上記以外の壁
- ソラがトラヴァースタウンに来た直後はアクセサリーショップ裏へと行ける段差の上に樽と太った男性が配置されており、アクセサリーショップ前の方へしか行けない。
- 3番街でソラがドナルド、グーフィーと出会った直後に灰色の壁が出現、広場に閉じ込められそのままハートレスと戦闘となる。
- ワンダーランドで証拠集めをしている間はハスの森奥のティーパーティー会場の入口前に岩が設置されており進むことができない。
- アグラバーの街には各所に障害物が設置されており、行けるエリアが制限されている。ストーリーが進行すると配置が変化する。
- エンド・オブ・ザ・ワールドの果ての魔空には見えない壁が存在するが、これは当たってもエフェクトすら現れない。
KHII
KHIと同様にボス戦等で壁が出現する。触れた時のエフェクトはリフレクのようなハニカム状の物に変更された。ちなみにこのハニカム状のエフェクトは壁の出現時にも現れる。
今作でも壁によってソラ(と共闘キャラクター)がドナルド・グーフィーと分断される描写がいくつかあるが、特に説明もないままパーティーから抜けることもある(グラウンドシェーカー戦など)。この差の基準は謎。
- ザ・ランド・オブ・ドラゴンにて、洞窟の奥に入った後、何もないのを見たドナルドとグーフィーが戻ろうとしたところ洞窟が揺れて壁が現れ、ソラ達とドナルド達が分断される。この直後にシャン・ユーが現れるが、壁も彼によるものかは不明。
- ビーストキャッスルのビースト戦ではザルディンがバラを守るように壁を出現させる。ビーストが存分に暴れられるようにするための(余計な)気遣いである。
- オリンポスコロシアムにて、冥界から脱出する寸前にケルベロスの襲撃があり、1人で食い止めようとするアーロンを見かねたソラが加勢。その直後、先に脱出していたドナルド達とソラ達を分断するように冥界の門に壁が現れる。
- ホロウバスティオンにて大群戦の前哨戦のような形で4回のバトルがあるが、その際は前後に壁が出現し、終わった後前の壁だけが消滅するため途中で戻ることが出来なくなっている。
- サイクス戦前のイベントシーンでは、サイクスが突風でリク、カイリを吹き飛ばして壁を出現させることでソラ達と分断している。
上記以外の壁
- ストーリー進行には関係ない方へ進もうとすると、操作キャラの心の声に阻まれて進めない場面がある。
- アクセルがロクサスと戦う際に炎の壁を作る。
- シャン・ユー戦の開始前には宮殿内に退避した皇帝達を守るかのように宮殿の扉が壁に覆われるようなエフェクトが入る。エフェクトは上記のハニカムではなく格子状の物となる。
- ディズニーキャッスルに上陸してからしばらくは謁見室の扉が壁に覆われている。これはミニー王妃が光の礎を守るために施した封印である。ミッキーマークがついている他、ピンク色をしており、数々のライトが当たっているようなエフェクトでなかなかオシャレ。
Re:COM
ルームクリエイションで作成したルーム内の崖のようになっている面は壁となっている。KHIIより後の作品であるが、触れた時のエフェクトはKHI準拠の波紋状の物。
また通常戦闘も壁に囲まれた場所で行われる。
戦闘開始時の奥と手前の壁は他より薄い波紋エフェクトとなっている箇所があり、この壁に向かって走り続けると戦闘から逃げることができる。
Days
他作品と同様に、強敵やボスと戦う際は白い炎のような壁が出現しエリアから出られなくなることがある。透明ではないためか、触れても特にエフェクトは出ない。
上記以外の壁
- ミッション毎に行動可能なエリアが制限されており、行けないエリアの入口にはエリアブロックというイバラのような物が機関によって配置されている。アクセル曰く「任務に必要ない場所には行くなという無言の圧力」。
- ネバーランドでエリア外に出ようとすると、禁止マークが表示される。
- シオンとの最終決戦時は透明な壁に囲まれた空間での戦闘となる。KHIIの壁のように触れるとハニカムエフェクトが出る。床面までこの壁なのは珍しいケースである。
- 「空中を歩いて戦う」バトルがないからだろう。大抵は飛ぶか何かに乗っている。
- バトルの前のシーンで力に満ちたシオンが空中を歩きロクサスが驚くシーンがあるが、まさかロクサスも(壁によって)歩けるとは思わなかったプレイヤーもいるかもしれない。
BbS
一部戦闘で壁が発生する。触れるとKHIIのようなハニカム状の物のエフェクトが出る。
イベントシーンには絡まない物が多いため気付かないことも多いかもしれない。
上記以外の壁
- 今作では主人公達の心の声に阻まれて進めないエリアが多数あり、結果としてそれぞれの行動範囲が異なる。マレフィセントの封印を見ても「この先には何もなさそうだ」と思うテラ…。
- ストーリーがある程度進行するまでは、旅立ちの地の周りに壁が現れて着陸できない。
- エンチャンテッド・ドミニオンでは上記マレフィセントの炎のような封印があり、ヴェントゥス編では祭壇の間が床から生える壁によって実質迷路のようになっている。
- ヴェントゥス編のディープスペースにて、船内通路で強制戦闘が起きた時は2箇所で敵を倒すまで障壁が降りて閉じ込められる。安全のためなのか、こいつのせいなのか…。
- 留まりし思念がテラの体を使って若返ったゼアノートと戦う時に鎖で囲まれた障壁を作る。
- ラストエピソードのテラ=ゼアノート戦2戦目では周りにモヤのようなものが現れる。
coded
一部の戦闘やエリアデバッグモードなどで壁が発生する。エフェクトはKHIと同じ波紋状の物。
Re:coded
codedと同じように一部戦闘で発生するほか、システムエリアは周囲が壁に囲まれている。
3D
一部戦闘で透明な壁が出ている。触れた時のエフェクトはKHIとは異なる波紋のような物。
上記以外の壁
- トラヴァースタウンの噴水広場は、ソラ編では裏通り方面、リク編ではポストオフィス方面に箱が積まれており進めないようになっている。
- ラ・シテ・デ・クローシュの郊外は、ソラ編では風車小屋方面、リク編では墓地方面に瓦礫と黒煙の壁があり進めないようになっている。
- ラ・シテ・デ・クローシュのリク編での逃亡戦、大聖堂屋上の決戦などでバレットガゴイルの放った炎が壁となって行く手を阻む場面がある。
- 終盤のリクの強制ドロップはある意味「壁」のひとつと言えるだろう。
- ジュリアス戦では光の筋のような壁が出現する。
KH0.2
一部戦闘で白い煙のような壁が発生する。
触れるとKHIIのようなハニカム状のエフェクトが出る。
ちなみに、鏡の中の世界には、崖際に壁が無く落ちると落下ミス(少し手前からやり直し)となる場所がある。
透明な壁があって落下できないのが定番だったKHシリーズでは珍しいギミックである。
KHIII
一部戦闘やバトルポータル等で壁が出現する。
壁が出現している箇所の地面は照らされているかのように光っており、壁に触れるとハニカム状のエフェクトが出る。
光の膜が張られるようなエフェクトで出現する。近くで見ると膜にうっすらとハニカム模様が入っているのが確認できる。
イベントシーン終了直後に出現する壁が多く、イベントシーン内で壁の出現が絡む描写は少なめ。
今作ではスペックが向上したからか他メンバーとの壁による分断が起きることはない。
上記以外の壁
- グミシップでワールド近くのボス敵と戦闘する際、ワールド周辺に闇の障壁を張られて着陸できないようにされる描写が入る。
- グミシップで宙域の外に出ようとするとこれ以上先は「危険宙域」とされて強制的にUターンさせられる。
- オリンポスのロックタイタン戦では、落石により元来た道を引き返すことができなくなる。
- トイボックスのギャラクシートイズ、キャラクターグッズコーナーでは、シュープリーム・スマッシャー出現直後にシャッターが閉められてしまい閉じ込められた状態での戦闘となる。
- サンフランソウキョウでは街の外に出られないが、ヒロがARデバイスで壁を表示しているような言及がある。
- ダークキューブ戦ではダークキューブ自体が障壁となったような場所で戦う。
- アクアがヴァニタスと一騎打ちする際、ソラ達が入れないように自ら障壁を張る。ちなみにバトル後この障壁はヴァニタスによって壊されてしまう。
- キーブレード墓場の断絶の迷宮内では、バトルが終わると迷宮の壁が追加され、元の場所に戻れなくなる。
- アンセムがキーブレード墓場の迷宮での戦闘の最中にフィールドを瘴気で覆う。また、ゼムナスも同様にフィールドをイバラで覆う。なお、両方ともそうでない状態の時もフィールドから出ること自体はできない。