MHFに登場する投擲アイテム。
概要
- パローネ=キャラバンの実装と同時(2009年)に実装されたアイテムで、
「ランダム」の名の如く「様々な効果を複合する不思議な玉」とのこと。
アイコンはオレンジ色のペイントボール。投擲距離もペイントボールと概ね同じである。
- パローネ=キャラバンにある「迎賓館」の「特殊アイテム屋」にて、1000CPと引き換えに入手することが可能。
一部クエストにおいては支給されていることもある。
迎賓館は実装当初はキャラバンクエストを相応にやりこんでいないと入れない場所だったが、
現在は月額オプションのエクストラコースに入っていれば誰でも入室可能となっている。
- ポーチに所持できる数は5個と少ない。
用途
- 「ランダム」の名前通りモンスターによって様々な効果を発生させる…のだが、
有効性が確認されているのは以下5体(厳密には6体)のモンスターのみとなっている。
- オオナズチ
- 擬態中のオオナズチに投げると擬態を一定時間解除する。
MH2がベースのMHFでは、MHP2のように音爆弾で擬態を解除できない(攻撃に合わせて使うと怯みはする)ので、
それに替わる手段であると言える。
ただしオオナズチ特異個体の実装まで、擬態自体そこまで問題視されることもなく、
「あれば便利」程度の位置付けであった。
オオナズチ特異個体は擬態中に拡散弾などの固定ダメージを軽減する特殊能力を持つため、
拡散祭りが主力だった時代には最低1個は必要というものであった。
だが装備の充実や雷属性連撃砲を使った狩りが行われるようになると、
再び「あれば便利」程度の位置付けに戻ることになった。
G級オオナズチに対してもランダムボールの位置付けにこれと言った変化はない。
- カム・オルガロン&ノノ・オルガロン
- 怒り状態の両者に投げると怒り状態を強制解除する。
剛種クエストでは2頭が同時に襲いかかってくる上に怒り時の攻撃力は苛烈の一言であり、
ランダムボールの重要性が一気に跳ね上がることになった。
当時からのプレイヤーの中には、ランダムボールと言えばオルガロンというイメージを持つ人も多いだろう。
だが特異個体では片方の番がほぼ常時怒り状態、かつランダムボールを無効化すること、
G級個体ではそもそも滅多に怒らないためランダムボール自体使わないこと、
そして剛種オルガロン通常個体を当該ランクで狩猟する必然性が低くなっていることもあり、
こちらもランダムボールが重要視されなくなっている。
ちなみにカム・オルガロン亜種とも言えるミドガロンにはランダムボールが全く効かない。
- イビルジョー
- メインシリーズにおけるこやし玉と同様の効果、つまり拘束攻撃を解除させることができる。
オルガロン実装から実に約6年振りにランダムボールの用途が追加されたことになる。
イビルジョーのクエストの支給品ボックスにランダムボールが入っており、
感づいた人も多かったのではないだろうか。
なおメインシリーズのこやし玉同様、自分が拘束されていても投げることができる。
拘束で激甚ダメージを受ける餓え(極み)喰らうイビルジョーとの戦闘では特に重要なアイテムになるが、
ポーチ所持数が少ないため注意が必要となるだろう。
- ウラガンキン
- ローリング中に当てることで転倒させることができる。この際に落し物もする。
ただし出始めと終わり際では効果がないため、タイミングを見極める必要がある。- ちなみに、このギミックの存在は全くと言っていいほど知られていなかった。
なにせイビルジョーの拘束攻撃とは異なりメインシリーズにこのようなギミックは無く、
常設のクエストではランダムボールが支給品として入っている訳でもないのである。
これは2019年のジューンブライドイベントクエストの説明文において存在が示唆され、
ランダムボールが支給されていたことで明らかとなった。
- ちなみに、このギミックの存在は全くと言っていいほど知られていなかった。
- セルレギオス
- こちらもメインシリーズのこやし玉同様、拘束攻撃中に使用する事で拘束を解除させられる。
セルレギオスのクエストでは支給品として手に入るのもイビルジョーの時と同様。
余談
- 剛種オルガロンの全盛時代には、「RB(持参)」という指定募集が流行った。
RBとは言うまでもなくRandom Ball、つまりランダムボールのことである。
- イビルジョーとセルレギオスの例より、
「MHFにおける(MH3以降の)こやし玉の代用品」という見方もできるが、
その一方でゴア・マガラとシャガルマガラが扱う拘束攻撃に対しては無効である。
なぜモンスターによって有効だったりそうでなかったりするのかは不明だが……。
関連項目
モンスター/オオナズチ
モンスター/オルガロン
モンスター/イビルジョー/派生作品
モンスター/ウラガンキン
モンスター/セルレギオス