口から吐き出された胃の内容物(未消化物や胃液など)で、
多くの場合、不快な外見かつ悪臭を放つ。
嘔吐物、吐物、吐瀉物とも呼ばれ、または嘔吐すること自体を指す。
そこから転じて、隠していた事実を自白することにも使われる。
- モノがモノであるために、本記事は少々閲覧注意である。
モンハンの場合 
- 口から吐く「いかにも」なものの通称。
本項では主に液体や固形物を吐き出している場合を取り上げる。
液体は本当は口内にある毒腺などから出ている可能性もあるが、
色や効果などから胃から吐き出された消化液を想起させるとゲロ扱いされる。
- まずは、本当に嘔吐物で攻撃するパリアプリア、クルペッコ、ドスジャグラス。
あれはまさに「ゲロ」と言っても差し支えない。- クルペッコの吐くものは可燃性が高いらしく、
浴びると火耐性が大幅に低下(MHP3以降は全耐性ダウンに変更)してしまう。
油と同じ成分を含んでいたのだろうか? - パリアプリアに至っては悪臭・泥酔状態付きである。絶対に当たりたくない。
覇種ともなると驚くほどにバリエーションが増え、通常個体と特異個体のものに加え、
ものすごい量を薙ぎ払うように吐き出すものや、
ハンターを至近距離まで吸いこんでからエスピナス亜種のチャージブレスのように
ゲロの塊を地面に叩きつけるといった、凄まじいものまで繰り出してくる。
G級個体はさすがに覇種のような無茶はしてこないものの、
ゲロを撒き散らしながら突進しているのか、突進の軌跡にしばらくの間ゲロを残す。
ゲロの道という訳で「ゲロード」と呼ばれる事も。
触れてしまうと、ゲロを踏んだだけとは思えないような大ダメージを受ける。
当然、悪臭・泥酔状態のオマケ付き。- しかし、胃液の溶解力(後述)を顧みるに、
これだけのダメージを受けてしまうのはある意味当然なのかもしれない。
パリアプリアの強力な消化液ならなおさらである。
- しかし、胃液の溶解力(後述)を顧みるに、
- ドスジャグラスは、満腹状態の時のみこのアクションを行う。使用頻度はそこまで高くない。
ただしクエスト「窮賊、ハンターを噛む」に登場する超強化された個体はこの攻撃を多用する。
威力も相応に上がっており一度でも被弾すればほぼ致命傷となる。
たかが未消化物と侮るなかれ、なかなか珍しいアイテムが転がっていることもあるのだ。
また、生肉系アイテムを食べさせて腹を満たすことで意図的にこの攻撃を誘発することができるのも共通している。 - クルペッコの吐くものは可燃性が高いらしく、
- ゲリョスが口から吐き出す毒液も作品によっては汚物とされている。
ブレスなどといった表現をされないあたり、要するにコレなのだろう。
ゲリョスは体内器官として毒袋を持っているため、基本的に毒成分もそこから供給されていると思われる。
だが、なんらかの抗菌素材を用いなければすぐに雑菌が繁殖してしまうという素材の性質を鑑みるに、
消化の過程ですでに他の生物にとって毒となる成分が発生しているのかもしれない。- たまにゲリョス自身の通称としてこの語が用いられることもある。
また、そもそもゲリョスの名の由来の一つではないかという説も。
- たまにゲリョス自身の通称としてこの語が用いられることもある。
- オオナズチが口から吐き出す謎の液体。
緑色でいかにもな外見の上に、着弾すると謎のボコボコいう音と蒸気が発生する。
しかも浴びると防御力半減にされる。二重の意味で当たりたくない。
特異個体は同時に4つ吐き出す。
着弾後のエフェクトや防御力半減の効果からして、強酸性の液体だと思われる。
防具は溶けないのだろうか?
- シェンガオレンの酸弾。ラオシャンロンの頭骨の口の部分から発射されるということで、
特に考えずに「ゲロ」などと呼ぶのが一般的となっているが、実際はシェンガオレンの腹部から発射されている。
「ゲロ」とは一般的には口から嘔吐されるものを表すことが多い
果たしてこの表現は正しいのだろうか?- 「ゲロ」という単語には吐瀉物という意味も含まれるとされる。
吐瀉物とは「嘔吐及び下痢によって体外に排出された消化管の内容物」を表し*1、
このブレスが消化管の内容物からなるものであれば、「ゲロ」という表現もあながち間違っていないのかもしれない。
ちなみに比較的近い分類であるショウグンギザミはほぼ同じ位置から放尿を行う。 - その放出する位置や酸という性質から、蟻酸に近いものではないかとも考えられる。
- 「ゲロ」という単語には吐瀉物という意味も含まれるとされる。
- ラングロトラの吐く麻痺液。
これは餌としている甲虫の麻痺性の毒を体内で濃縮した唾液なのだが、
黄色いのでゲロや胃液などに見えなくもない。
- テツカブラも緑色の粘液の塊を口から放出する。
浴びるとスタミナが大幅に削られてしまい、直後のボディプレスや突進を避けられない危険な技。
MH4のムービーによると、ゲップでさえも相当な悪臭を発するらしいが
なぜか悪臭まみれには陥らない。
なお見た目には「ゲロ(嘔吐物)」の挙動だが、
テツカブラの粘液攻撃に関しては不思議と「唾液」と表現される場合が多い。
余談 
- 因みに、長時間照射される威力の高い極太ビームの事を一部ではゲロビーム(略してゲロビ)と呼ぶ。
元ネタは、機動戦士ガンダムのアーケードゲーム『連邦VSジオン』に登場する大型MAビグ・ザムの
口のように見える砲台から発射されるメガ粒子砲が、ゲロを彷彿とさせた為。
また、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するレイダーガンダムの口吻部ビーム砲派も根強い。
尚、上記の『VSシリーズ』はいまだに続く長寿シリーズであり、
発射場所が口でなくても伝統的に照射ビーム = ゲロビという愛称で親しまれている。
これに倣い、ネット上においては他ゲームでもこの名称が通じることも多い。
グラビーム、アグナレーザーや瘴龍ブレスは通称・正式名称があるのでそう呼ばれる事は少ないが、
あれもゲロビームに分類される。
また、上記通り覇種パリアプリアのそれは正しくゲロビームである。
- パリアプリアの各種嘔吐攻撃にも見られるように、色合いは薄黄色で、
そこに消化されかけの食物が混じっているイメージである事が多いが、当の胃液自体は透明である。
では、黄色の由来は何か?
答えは胃の少し先、十二指腸の胆管から排出される胆汁である。
胆汁は黄褐色であり、透明な胃液で薄められるという具合である。
強アルカリ性の胆汁は胃酸を中和する作用があるので、
本当に胃液だけを戻してしまったら喉や口内が大変な事になる。よくできているものである。
それでも嘔吐時の胃液で喉や口内を痛め、中には歯が溶けてしまう人もいるのだから
胃液の溶解力というものは恐ろしい。
というか胃液の主成分はあの塩酸であるため、凄く強力な消化能力を持っているのも頷ける。- そして、そんなものを消防車の放水以上の量と勢いを持ってぶっ掛ける覇種パリアプリアと、
そんなものを食らってもここで描写する事も憚られる様なグロ状態にもならずに
ダメージを受けるだけのハンター。一体、どちらが化け物なのだろうか。
おそらく、両方だろう。
もしリアルだったらあらゆる部分が融解してとてもCERO-Cで見せられる物でなくなってしまうかも知れない。
- そして、そんなものを消防車の放水以上の量と勢いを持ってぶっ掛ける覇種パリアプリアと、
- 攻撃ではないが、減気効果によるひるみ時にモンスターの口元をよく見るとそれらしき液体が…