薙ぎなさい。仇なす者を刃に映さば
銀盤の地へと斬り伏せましょう。
(スティーラー/レイ=スティーラー)
薙ぎ伏せなさい。さらば白刃に映る
全てを氷結の極地へ誘いましょう。
(ブリーナ=スティーラー/アプサラ=グレイシア)
MHWorldに登場する氷属性の太刀。
陸珊瑚の台地の主、レイギエナ素材の武器である。
目次
概要
- MHWorldにおいて、なんとほぼ唯一の氷属性の太刀。
覚醒で氷属性を発現するような他の太刀もなく、選択肢はどうあがいてもこれ一つとなる。
- 見た目は洗練された細身の刀といった具合で、その人気は高め。
性能度外視で見た目を取ることすら出来ない状況なので、好みの分かれる奇抜な外見でないことはかなり救いである。
- スティーラーに至る前段階として「グレイスショテル」という武器がある。
骨系太刀のボーンショテルをレイギエナ素材で補強したような外見で、トビカガチのパルサーショテルを挟んで派生する。- なお、骨武器が原型の割にはスティーラーの刀身は金属質のような見た目である。
一体何をどうしたら骨からあの質感が出来るのだろうか……
- なお、骨武器が原型の割にはスティーラーの刀身は金属質のような見た目である。
性能
MHW
- 派生直後から最終形に至るまで、高くない攻撃力にそこそこ優秀な斬れ味と属性値が特徴的。
レイギエナ討伐直後はオドガロンやディアブロスといった氷弱点のモンスターが揃っている。
早めに作ってそれらの狩猟に備えると楽になるだろう。
そこから逆鱗や浮空竜の翼などを用いてグレイスショテルIIに、
上位レイギエナの素材を使うことでスティーラーとなる。
- 最終形は「レイ=スティーラー」。
鋼龍素材や風漂竜の宝玉などを投入することで完成する。
他にも風漂竜の尖爪をスティーラーへの強化から計8個使用するが、
同じモンスター素材を最終強化までに10個以上要求することが珍しくない本作では少なめな方。
性能を見ていくと- 高くない攻撃力528
- そこそこ高い
が比較対象がいない氷属性360 - 斬れ味は素で白ゲージを獲得、匠で延長可能
- 残念ながらスロットは0、会心率や防御ボーナスもなし
- レア度8
弾かれにくさをウリに、氷が第3弱点くらいでも青で弾かれるようならこれの方がいいことも。
その斬れ味から、角や尻尾先端が硬いディアブロスには特に相性がいい。
なお今作の素白太刀は、発売時点ではこれとゼノ=サイファ、ダークシミターIIIが存在した。
アップデートによってガイラソード・麻痺やエンプレスソード系列が、
イベントクエストで蒼星ノ太刀【舞龍】が追加されている。- クシャナシリーズと合わせると簡単にその性能を引き出せる。
氷属性攻撃や匠でその長所を伸ばし、回避性能や距離でガードができない太刀の弱点をカバー。
さらにαなら集中も付くため、結果的に気刃兜割が多少連発しやすくなる。
- 因みに、鑑定版であるガイラソード・風漂はこの太刀の完全上位互換である。
元の性能に加えカスタム回数、防御ボーナス、さらには斬れ味までもが勝る。
幸い(?)スティーラーは数少ない固有形状の武器であるため、鑑定版を持っていても担がれる事は往々にしてある。
MHW:I
- マスターランクのストーリーの最初に登場するレイギエナであるが、
その後は特段出番がなくMR★3までクエストの出現はお預け。
まずレイ=スティーラー改へと強化できるが、攻撃力は693と
登場タイミングの割に低めで斬れ味も特筆すべき点はない。
一方で、氷属性は420と高め。
- さらに凍て刺すレイギエナの素材でブリーナ=スティーラーへ、
天鱗や冰龍の剛爪などを用いてアプサラ=グレイシアへ強化できる。
性能は- 最終強化した太刀では下から2番目の値となる攻撃力792
- 高めの氷属性540
- 白60、匠Lv2から紫が出現
- 他は変化なし
- レア度11
生産武器のライバルは、Ver.10時点で他に3振りある。- まず氷牙刀【琥珀】IIはこちらと同じ攻撃力792に強化された会心率30%、
氷属性300にLV1スロットが一つとなっている。
斬れ味はIから変わらず紫も出ないが、パーツ強化に対応している。 - 巨牛の大太刀IIは攻撃力が924、氷属性が510まで伸びたが、
こちらも斬れ味がそのままで匠を付けても白すら出ない。 - そして、氷霊エルサルカは属性値こそ270と低いが、
攻撃力891にLv4スロット1つ、匠Lv1から紫となっている。
一方でレア度は12となっているため、カスタム強化と属性値で差別化できるのだが…
あちらの記事にあるように、並ぶところはあれど勝てる所はない。
さらに、クリア後は覚醒武器やMR対応した鑑定武器も作れるため、
ストーリーを終えてからもずっと使い続ける意義が薄れてしまった。
とはいえ、元唯一の氷太刀であるこの武器に思い入れがあれば、
立ち塞がるものを薙ぎ伏せるために持ち出すのもいいだろう。
余談
- 上位レイギエナ武器は図形が元ネタであることが多いのだが、この武器の英語名はStealer。
盗む者という意味になり、この法則には該当しない。- もしかしたら古代ギリシャ語のスティラコ(棘状の)が元ネタで、この武器も図形モチーフかもしれない。
- 雪結晶が作る形の一つに、英語で“Stellar”と呼ばれるものがある。
日本語では「星六花」。
氷雪を操るレイギエナの武器だけに、こちらが由来かもしれない。
ただし、Stellarの読みは「ステラ」に近い。
- レイギエナ武器はマスターランク最終強化で著名な氷河の名前を冠するが、
この太刀はアルゼンチン共和国に存在するウプサラ氷河が元ネタと思われる。
ただし、アプサラ=グレイシアの英名綴りはApsara Glaciaであり、氷河のほうはUpsalaなため厳密には異なる。- アプサラの部分は、インド神話に登場する水の精「アプサラス」が由来だと思われる。
ガンダムシリーズに登場するMAの一種の名前として知った者が多いだろう。
- アプサラの部分は、インド神話に登場する水の精「アプサラス」が由来だと思われる。
- スティーラーからレイ=スティーラーへ強化する際、なぜか赤ゲージが異様に長く
(具体的には斬れ味ゲージの半分以上を占めるほどに)なる。
他にはマグダ・ファクルタスもこうした特徴を持つが、
マグマをイメージしたものと推測できるあちらと違い、こちらは特に関連するものがない。
さらに、MRへの強化を施すとどちらも一体なんだったのかと思う程一気に短くなる。
実際のところはこちらにあるように、匠込みの斬れ味をゲージの端にまで到達させるための調整で別段意味はないだろうが*2