武器/デュークシルト

Last-modified: 2023-11-20 (月) 12:07:46

爵銀龍の翼を象った盾斧。
高遠にして勇壮な造形は、
気位の高い者にこそ相応しい。
(デュークシルト)

爵銀龍の翼を象った盾斧。
非道にして兇悪な造形は、
残忍酷薄な者にこそ相応しい。
(血鷲のアードラ)

目次

概要

  • MHR:Sの看板モンスター、メル・ゼナのチャージアックス。
  • 翼を広げた吸血鬼のような盾と、不気味に明滅しつつ剣の中心を走る紅いラインが特徴。
    剣盾ともに外周に金色があしらわれているが、成金的な悪趣味さは感じられない。
    華美で豪奢な貴族の空気を表現しつつも、余計な贅肉のないシャープな造形である。
    強化すると説明文が真逆のものとなるが

性能

MHR:S

デュークシルト

  • メル・ゼナを制し、ストーリーもひと段落というところでデュークシルトが登場。
    一発生産は不可能だが、派生元のカムラノ武盾斧が生産できるため問題はない。
    • 攻略中としては破格とも言える攻撃力320
    • 短いながら素で紫20
    • オマケ程度の龍属性24
    • 安定した会心率0%
    • スロットはLv4が1つ
    • 百竜装飾品スロットはLv1
    • 攻撃力を活かす榴弾ビン
    と、MR攻略段階では非常に脳筋で攻撃力が高く使いやすい。
    作ってしまえばラスボスまでこれ1本で駆け抜けられる。
    浅からぬ因縁があるメル・ゼナの武器を担いで深淵の悪魔に挑み、
    見事討伐、救国を果たした瞬間の達成感・爽快感には格別のものがある。
  • 最終強化、血鷲のアードラにたどり着けるのは何とMR100
    メル・ゼナ自身の素材は紅血玉のみだが、マガイマガドの特殊個体を制さねば*1
    派生図に名前すら載らないため完成は全武器中屈指の遅さ。
    心待ちにしたその性能は、
    • 伸び悩んだ攻撃力330
    • 少し伸びた素の紫40。続く白も長くはない。
    • ほぼ変わらない龍属性27
    • 他の性能は全て据え置き
    と、何というか無難な性能に落ち着く。
  • 下の表は、アードラと他の龍属性榴弾盾斧との比較表である。
    無属性ではあるが、全体的に性能が似通っているカムラノ傑盾斧も
    比較対象としている。
武器名攻撃力斬れ味龍属性会心率スロット百竜スロット
血鷲のアードラ330紫40+白40270%Lv4Lv1
カムラノ傑盾斧330紫30+白70なし0%Lv4-Lv2Lv2
鋏刃裂斧ギラロワーガ330白403415%Lv2Lv2
フォースofカタストル320紫10+白403020%Lv2Lv2
THEセイヴァー300紫20+白604235%なしLv1
冥淵盾斧ログミー350紫8017-25%なしLv3
  • カムラノ傑盾斧とは、龍属性以外多くの要素で拮抗している。
    看板古龍の武器と互角のカムラが凄いのか、アードラが微妙なのかの判断は各々にお任せする
    百竜スロットに各種特効系を使えるカムラノ傑盾斧が単純な火力では優勢か。
    • 長い白まで使えば斬れ味ケアも不要で、スロットの優秀さも相まって
      スキル自由度が非常に高いのが魅力。
    こちらは素で少し勝る紫と龍属性で差別化したい。
    幸いチャージアックスは護刃竜珠【1】という優秀なLv1百竜装飾品があり、
    紫ゲージは見た目より長持ちする。Lv1のハンデは手痛いが、致命的ではない。
  • マガラ系の2振りは高い会心率を持つものの、肝心の攻撃力に難がある。
    低攻撃力&高会心ではビンダメージが伸びないため、会心率と超会心を盛って
    斧強化運用に特化した武器と言える。アードラとの差別化は十分にされている。
    THEセイヴァーが幼体の武器に負けてるって?気のせい気のせい
  • 最大の難敵は、作中の過去で鎬を削っていたラスボスの武器
    攻撃力350に長大な紫ゲージと、マイナス会心率さえフォローすれば極めて優秀。
    • あちらの百竜装飾品はLv3。つまり鋼魂竜珠【3】を嵌め込める。
      これだけで実質の会心率は-10%まで改善、表の数値以上にフォローは容易い。
      さらに榴弾盾斧である以上、攻撃力20の差でビン火力はあちらが優勢となる。
    • 龍属性値はこちらの勝ちだが、ドングリの背比べと言って良い。
      属性を盛るなら、同時期に作れるこいつ製作が手軽なあいつを素直に使おう。
    攻撃力と斬れ味という2つの重要な要素で大幅に上回られているため、
    拮抗していた過去の抗争と違ってメル・ゼナ側がかなりの苦戦を強いられている。
  • 総じて、悪くはないが作製時期に見合った性能かと言われると微妙なところ。
    カムラノ武盾斧はEX星1クリアで、ログミーはMR解放直後から作製可能なため、
    良くも悪くも「普通」の性能では作る理由に乏しいというのが実情。
    ただ、設定ミスを疑うような欠点はなく、無難に使える。
    秀逸な外見に惚れ込んで使うのも十分にありだろう。

刻銀の削斧

古より伝わる怪物退治の武器。
銀の盾斧怪物を削ぎ
その血肉をより貪欲に啜る。
(刻銀の削斧)

  • Ver.16にて原初を刻むメル・ゼナが実装。武器名はシンプルに「刻銀の削斧」。
    デュークシルトからの派生ではなく、爵銀龍派生として一発生産することで入手できる。
    通常種武器と比べ、全体的に青みがかった配色になった。
  • さて、満を持して登場したその性能は、
    • 及第点の攻撃力320
    • 順当に高い龍属性51
    • 強みを活かせる強属性ビン
    • 素で紫30、匠で延長可
    • 会心率は0%
    • 驚愕のスロット4-4-4
    • 覚醒した百竜装飾品スロットLV3
    • 武器の固有効果で、血氣や劫血やられの効果による体力回復量がUP
    ……と、無難だったアードラから性能が一新され、MHW:Iでの黒龍武器を彷彿とさせる拡張性を引っ提げてやってきた。
  • 激戦区だった龍属性榴弾盾斧から一転、強属性ビンの搭載で高い龍属性値を存分に活かせるようになった。
    …が、こちらもこちらでドラクイラがおり、MR70になると赫い白鳥がすっ飛んでくる。
    まず攻撃力と属性値だが、攻撃力340・龍60を備えるキュグニに大きく水をあけられている…どころか、
    3本ある龍強属性盾斧の中でともに最下位
    会心率に関しても-5%のドラクイラはともかく残り2本は0%で並び、加えてキュグニは斬れ味管理がほぼ不要…と、
    単純な火力面や継戦能力ではキュグニの牙城を崩すには至らない。
    幸い、あちらにはない明確な強みとしてヤケクソ最高クラスの拡張性を備えているほか、
    後述の通り斧強化運用の適性が高いため運用スタイルでも差別化できる。
    むしろライバルとなるのは、同じく属撃竜珠の適性があり、拡張性の変わりに基礎スペックが高い
    上に名前の由来がドラキュラのドラクイラの方。
    盛りたいスキルと相談して、ドラクイラで厳しければこちらを使えば良いだろう。
    • 他の強みとして、刻銀は三種の中で最も完成が早くMR10で作成できる。
      ラスボス戦直後の状態で原初を刻むメル・ゼナの猛攻を凌ぎきり、なおかつレア素材まで入手できる腕前があるなら
      凶双襲来でキュグニも作れるのは内緒。
  • 上記のように、高出力運用ではライバル達が立ちはだかるが、斧強化運用をするとなるとだいぶ話は変わってくる。
    「バランスのとれた攻撃力と属性値」「斬れ味紫による物理/属性補正」
    「武器固有能力と血氣覚醒の相性の良さ」「極めて高い拡張性」という強みにより物理と属性を満遍なく強化でき、
    その両方をダメージソースとする斧強化運用ではキュグニに匹敵、場合によっては凌駕するほどの適性を持っているのだ。
    その場合の競合相手はキュグニに加えて素で高い会心率を持っている黒蝕竜派生、
    中でも攻撃力、龍属性値、斬れ味のいずれもが高水準でまとまったパックスorカタストルとなるが、
    あちらは派生の3本すべてが榴弾ビンのため使い分けは十分可能だろう。

余談

  • 生産時点のデュークシルトは、英語の「公爵(Duke)」と、ドイツ語の「盾(Schild)」を合わせたものと思われる。
  • アードラは恐らくドイツ語の「鷲(adler)」か。
    直訳すると「血鷲の鷲」というトートロジーになってしまうのはご愛敬。
    • 過去に「鷲」の名を冠した武器にダークイーグルがある。
      あちらはデザインで非常に高い評価を受け、色々と足りない性能面を惜しむ声が絶えなかった。
      後輩が無事に良デザイン&良性能となったことを草葉の陰で喜んでいるかもしれない。

関連項目

モンスター/メル・ゼナ
モンスター/原初を刻むメル・ゼナ
武器/メルゼ武器
武器/ダークイーグル - 鷲の名を持つ武器の先輩
武器/シルトインセクト - 「シルト」の名を冠するチャージアックスの先輩。


*1 イベントクエストでフライングすることは可能。