煌々と輝く爵銀龍の銃槍。
その砲撃には、どんなに堅牢な
城壁をも打ち崩す威力がある。
(デュークバヨネット)
焼き焦がすほどの砲撃を受けた
獲物は、断末魔の叫びをあげ、
その身は無残な灰と化す。
(焦熱のシュライエン)
古より伝わる怪物退治の武器。
銀の銃槍は獲物を撃ち抜き、
その血肉をより貪欲に啜る。
(刻銀の撃槍)
MHR:Sで初登場したガンランス。
当作のメインモンスター、メル・ゼナの素材を使用して製作できる。
目次
概要 
- 長大な砲身に刃が付く一般的なガンランスとは逆で、銀色の長大な片刃の左右に小さな砲身が2つ埋め込まれている。
その砲口からどうやってデカい杭を出すのかは工房の秘密
刃の根元側には、魚のエラのように切れ込みが3本入っており、抜刀時に紅く発光する。
作成可能になった時の高いスペックもさることながら、そのスタイリッシュなデザインにも心を惹かれることだろう。
- 本稿では、特殊個体である原初を刻むメル・ゼナの武器も扱う。
性能 
MHR:S 
デュークバヨネット 
- カムラノ武銃鎗から派生する形で「デュークバヨネット」に強化できる。
生産時点での性能は- 優秀な物理性能、攻撃力320
- 斬れ味は紫20、匠で延長可能
- 龍属性32
- 会心率0%
- スロットはLv4が1つ、百竜装飾品スロットはLv1
- 砲撃レベルは放射7
しかし、百竜スロットが1で特効珠を付けられないのは無視できない所。
特効効果は砲撃ダメージも強化してくれるため、
これを付けられないというのは砲撃主体で運用するには大きなハンデとなる。
- 最終強化は「焦熱のシュライエン」。
マスターランクを100まで上げて戦える「怨嗟響めくマガイマガド」を倒す事により開放される。
ちょっとズルしたい人はMR100に到達している友達にクエストを貼ってもらったり、
腕刃だけ壊して持ち帰ると解放出来たりする。
そうせずとも、イベントクエストならばMR10でフライングできる
その性能は- 属性持ちとしては優秀な攻撃力330
- 斬れ味は紫40、匠で更に延長可能
- そこそこの龍属性36
- 会心率0%
- スロットはLv4が1つ、百竜装飾品スロットは変わらずLv1
- 砲撃レベルも放射7と成長せず
MR解放後となると7程度はゴロゴロ存在するためアドバンテージにならないのだ。
特効珠を詰められないのも相変わらずなので、爆杭砲と合わせて高い物理と属性値を生かした殴り構成が適任か。- ライバルはラスボス武器の「冥淵銃槍クラティス」。
属性はオマケ程度しかなく会心もマイナス値だが、
こちらを超える攻撃340に紫80に拡散8を兼ね備えた業物で龍属性が通る相手を選ばないと厳しい。
ただし、戦法を大きく左右する要素である砲撃型が異なり、好みや相手で分けることは十分に可能。 - 高龍属性のガンランスとして運用しようとすると「赫絶の烈翼カペテイラ」が立ちはだかる。
白だが圧倒的な斬れ味ゲージ140を兼ね備え、龍属性も55でトップ。
砲撃レベル・砲撃型も同じで特効珠もしっかり積める。 - 放射型という点ではガルロアも手強い。
攻撃力320で無属性、と攻撃力と属性はこちらが勝っているが
相手は圧巻の砲撃レベル8、その上百竜スロットはレベル2を完備。
各種特効により更に底上げされる砲撃が他の追随を許さない。
特効込みだと物理性能でもこちらを追い抜いてくる。
通常装飾品スロットもLv2を1つ有し、なかなか隙のない相手。
こちらはLv4スロットと龍属性で差別化を図ろう。
- どのような戦い方に特化しても強力なライバルが存在し、やや窮屈にも思える。
しかし龍属性値は腐らない程度にはあり、物理性能はトップとは言わずとも高水準。あと見た目がつよい
放射型の砲撃はフルバでも溜め撃ち竜杭砲でも輝けて、竜撃砲は他の型より強力。レベルは標準の7。
斬っても撃ってもクセが無い1本とも言える。百竜装飾品以外は。
ガンランスを初めて手に取ってみるならコレを作ればとりあえず間違いないし、
熟練しても状況に合わせて切り替える戦い方がしたい、斬撃も砲撃も大事にしたい、
それでついつい悩んでしまうガンサーにも応えてくれるだろう。
お気持ち、分かりますよぉ~
- Ver.11にて傀異錬成というシステムが追加。
最大5つの「傀異スロット」をやりくりして武器に追加の強化を施すというものであり、
傀異化素材を用いて百竜装飾品スロットを拡張できるようになった。
これにより、各種特効スキルで斬撃も砲撃も伸ばすことが可能になり、
斬砲共に使いやすい物理寄り龍属性放射ガンスとしての立場を確立した…と思いたいが、
上記のライバル達が同じ傀異スロットを使って攻撃力10上げられたりするので、やはり油断はならない戦況。
明確な差別化点は誰も持っていないLv4スロットになるか。
- Ver.13ではなんと、傀異錬成で砲撃レベル上昇が可能に。ついにあのガルロアの咆哮に肩を並べられるようになった。
さらに、ガンランスの鉄蟲糸技に上方修正とバグ修正が入り、より使いやすくなった。
竜撃砲が強力な放射型であるシュライエンにとっては、ヘイルカッターが翔蟲消費1になったのも嬉しい。
より苛烈に、より華麗に。眼前の晩餐 を平らげてしまおう。
刻銀の撃槍 
- Ver.16で参戦した特殊個体、原初を刻むメル・ゼナの素材を用いた武器。
他武器同様、爵銀龍派生改から特殊個体の素材のみを用いて生産が可能。
一発生産のみで、レア素材の刻冥の龍血玉をしっかりと要求される。
他の素材は龍鱗の要求数が少し多い程度であまり詰まるようなポイントはない。
- その性能は
- やや低い攻撃力320
- 斬れ味は素で紫、延長可能。
- 少し高めな龍属性45
- 圧倒的な武器スロット4-4-4
- 百竜装飾品スロットLv3
- 通常型Lv8
- 本種武器共通の固有ギミック「劫血やられ、スキル血氣の体力回復量強化」
また、アプデ追加武器としては最初で最後の、素で砲撃Lv8の持ち主といった特徴もある。
MR10で作成が可能なので、MR解放後に作ろうと思えば作れるのもある意味魅力か。
原初メル・ゼナが解放時点ではアマツ以前の追加モンスターが霞むほどに強敵なのがあれだが
- ライバルとしては、やはり本武器と同じ通常型のガンランス。
特に強敵なのはスキルが組みやすく汎用性も高いカムラノ傑銃鎗やトルチ・ダ・ラヴァタ。- 前者は龍属性が全く効かない相手以外は断然こちらの方が火力が出せるが、
そうでない場合でも豊富なスロットを活用すれば、単純な物理火力でも上回る構成は実現しうる。
傀異錬成のレベルを最大にした場合両者の攻撃力の差は25なので、
これに比肩できるかどうかを一つの目安にすれば良いだろう。 - 一方、後者は高い会心率によって会心率上昇系スキルを切れるのが大きく、
蓄積時攻撃強化も併用した場合トルチのほうがダメージが高くなる可能性が出てくるが、
こちらも拡張性では負けていないので、手持ちのお守りや傀異錬成次第といった所。
いずれにせよ、本武器の固有ギミックや武器スロットをどれだけうまく活かせるかが差別化のカギとなるだろう。- 武器スロットを活かせば煽衛やガード強化、血氣等を2ポイント上乗せ出来る為、
既存の装備の生存率を大きく引き上げる事が出来る。
特に傀異克服シャガルマガラは龍属性が有効、
かつガード性能+煽衛がなければガードしきれない攻撃を持つ為非常に相性が良い。
ついでにこの条件は素材元である原初を刻むメル・ゼナにも当てはまる
- 前者は龍属性が全く効かない相手以外は断然こちらの方が火力が出せるが、
余談 
- 生産段階の「バヨネット」(bayonet:英、baïonnette:仏)とは、
ライフル等の長い銃身を持つ銃器の先端に取り付けるナイフのような剣…すなわち「銃剣」のこと。
- 最終強化の「シュライエン」(schreien)は、「泣き叫ぶ、悲鳴を上げる」を意味するドイツ語。
要は例のがっかりヘビィと似たようなものである。
傀異錬成で百竜スロットと砲撃レベルという弱点を消してやれば、
様々な戦い方に応じられるバランスの良さで、あらゆるモンスターに阿鼻叫喚の悲鳴を上げさせる一本となるだろう。