- 種族
- 牙竜種
- 異名
- 禍根極まりて
- 英語表記
- Scorned Magnamalo
- 危険度
- MHR:S:★10
- 登場作品
- MHR:S
目次
生態・特徴 
- より禍々しい姿へと変貌を遂げた怨虎竜マガイマガドの特殊個体。
通常個体とは比べものにならないと評されるほどの戦闘力を持つ危険な個体で、
超帯電状態になった雷狼竜ジンオウガを腕刃の一閃で打ち倒したのみならず、
大型古龍種との縄張り争いにおいても互角以上の戦いを見せたという報告もある。
その姿から、ハンターズギルドでは「怨嗟 響 めくマガイマガド」と呼び分けられ、
生物学的にはマガイマガドと同種でありながら最たる危険度を秘めたモンスターの一種として扱われている。
- 外見の変化が著しく、全身に赤く光る文様のような傷がついている。
甲殻はさらに堅牢さを増しまさしく「鎧」、得物とする腕刃は目を惹くほどに非常に大きく発達している。
背中の刀殻もより鋭くなり、通常個体では十文字槍を想起させる形状だった刃尾は
幾重にも甲殻が重なり合い、7つの刃を備えた豪槍へと形を変えている。
右目は潰れて隻眼となり、右角は根元から折れてしまっているが、
対照的に左角は異常に発達して禍々しさがより強調された面構えとなっている。
- 幾多もの戦いを経て、数多もの獲物を喰らった影響か、尋常ではない量のガスが常にその身体から溢れ出ており、
本来であれば通常個体が窮地に陥ったときに展開するはずの鬼火臨界状態と相違ない量の鬼火を常に纏っている。
また、全身に纏っていた鬼火を腕刃や刃尾に集中させる「一極鬼火状態」と呼称される形態変化を持つ。
特定の部位に鬼火を集中させることで、その部位による攻撃は凄まじいエネルギーを持ち、
鬼火を最大まで集中させた腕刃の一振りは、広範囲の地面を抉るほどの衝撃波を伴う。
そうした苛烈な攻撃にも抵抗する相手に対しては、ガスの排気量を最大まで高め、
腕刃と刃尾の両方に鬼火を集中させる「二極鬼火状態」へと変貌する。
一方で、鬼火が集中している箇所は外部からの過度な衝撃に対して非常に脆く、
果てには誘爆し、その莫大なエネルギーの爆散に耐えかねて倒れこんでしまう姿も目撃されている。
- また、鬼火を極限まで圧縮することで鬼火の色が血のような赤黒い色に変化。
この時の鬼火には、なんと龍属性のエネルギーが内包されていることが判明している。
この赤黒い鬼火は、本種自身もその莫大なエネルギーを扱い切れていないのか、頻繁に使用することはない。
しかし当然ながらその出力は凄まじく、特に一極鬼火状態時ならびに二極鬼火状態時には十分な注意が必要である。
- 何故本種がこのような著しい変貌を起こしたのかは未だ不明だが、
同個体に見られる砕け折れた角がその一端であるとする説が有力視されている。
ある学者は「マガイマガド種の角は雌へのアピールに使われる重要な部位であり、これを失った雄個体は繁殖に失敗、
その反動として縄張りの拡大に固執するようになるのではないか」との推測を挙げている。
また「全身に痛々しい傷が刻まれている」点や、腕刃などに代表される
「攻撃に使用する部位が異常発達している」点から、百竜夜行の影響から出現する、
モンスターのヌシ個体との関連性があるのではという説もある。
- 通常個体と比較しても凄まじい力を持つためか、多くの素材が特有の性質を持ち、
通常個体のものと区別され取り扱われる。
怨嗟を秘めながら鈍い光を失わない「宿望瞳」は、特に貴重な逸品である。
そうした素材によって作られた武器は、怨念を祓う蒼い炎を宿した修羅の業物と呼ばれる。
概要 
儚くも食らいつくされしものたちの炎よ怨虎に集い 使いとなるにすぎし妄執の炎よかすかにつなぎし念はか弱くいずれ ほどなく 消えゆくさだめ煉獄の道程を辿る前にしかと見届けよ汝の魂魄がより強く苛烈なる禍威となるところを
- MHR:Sにて初登場したマガイマガドの特殊個体。
そして、二つ名やヌシ個体を除けばメインシリーズ牙竜種初の特殊個体である。
また、MHRise産のモンスターとしては百竜ノ淵源に次ぐ二番目の特殊個体でもある。
活性化した鬼火と赤く光る傷に覆われた体躯に折れた角と隻眼、
そして刺々しさを増した甲殻と大きく発達した腕刃が特徴的。
- 怨嗟響めくマガイマガドの登場は発売前のPV4にて判明。
拡張前作品で登場したメインモンスターが拡張後に特殊個体となって帰ってくるのは
MH4(G)のゴア・マガラとその特殊個体や、
MHW(:I)で登場したネルギガンテとその特殊個体という前例があり、
特にネルギガンテの件が印象に残ったハンターが多かったからか、
マガイマガドの特殊個体の登場予想もまた非常に多く、
怨嗟響めくマガイマガドの登場はこうしたハンターたちの期待に応えるものとなった。
- 下位~上位で最高ランクに君臨していたのとは対照的に、
通常のマガイマガドのMR個体が登場するのはM★3と早めだったが、
この怨嗟響めく特殊個体はなんとMR100の緊急クエストにて満を持して登場する。
これはラスボスを討伐し、数多の傀異化モンスターを鎮め、
イブシマキヒコや百竜ノ淵源ナルハタタヒメ、奇しき赫耀のバルファルクといった強大な古龍のMR個体を制し、
MR帯で初登場となる激昂したラージャンを倒した後である。
Ver10.02時点のMHR:Sにおいて最後に解放されるモンスターであり、実質的な裏ボスを務めている。- 危険度は通常個体の★7から一気に3ランク跳ね上がった★10に定められている。
前作のヌシ・ジンオウガなども通常個体から大幅なランクアップを遂げていたが、
特殊個体としては激昂したラージャンを大きく上回る上昇率であり、
危険度と戦闘力が比例しないという事実を踏まえても驚くべき昇格ぶりである。
- 危険度は通常個体の★7から一気に3ランク跳ね上がった★10に定められている。
- 登場ムービーでは牙竜種メインモンスターの先輩であるジンオウガと対決、
最初から超帯電状態のジンオウガと激しく組み合う。
マガイマガドが正面からパワーで上回り、ジンオウガを背中から地面にたたきつける場面も。
しかし一瞬の隙をつき脱出したジンオウガに反撃され、両者激しく地面を転がるなど、ジンオウガもかなり善戦している。
反撃を受け、ここでついに怒りが頂点に達したか、真の力を解放するマガイマガド。
腕刃と刃尾を怨嗟の鬼火で染め上げ、一気に二極鬼火状態に。
両者向かい合って突撃し、マガイマガドが凄まじい勢いで踏み込み、ジンオウガを腕刃で一閃、
そのまま打ち倒す、という迫力満点の映像に仕上がっている。
- 本作はモンスター同士の縄張り争いのムービーが非常に多く、
その中で所謂かませ犬のような扱いをされるモンスターも多い。
しかし、そこはメインモンスターかつプレイヤーからの人気も高いジンオウガ、最後こそ一刀のもとに散り地に伏すも、
通常個体であるジンオウガが、かなりの時間を特殊個体である怨嗟響めくマガイマガドと渡り合っており、反撃する場面もある。
ヌシや亜種など、ジンオウガ種にもまだまだ強豪は控えている点も踏まえて、一定の威厳は保ったといえるのではないだろうか。
- なお、通常個体とは生息地が少しだけ変化しており
寒冷群島に出現しなくなった代わりに、水没林に出現するようになっている。
もしかして鬼火を纏いすぎて、極寒の地は苦手にでもなったのだろうか?
- また、Ver.13のアップデートにて傀異化モンスターとして出現することが明らかになっている。
角を折られて全てのメスに見限られ、挙句に謎の生き物に寄生されて間もなく死ぬ…あまりにも不憫な悲しきモンスターである
戦闘能力 
- 最初から全身に鬼火を纏っているのが特徴。
あまりにも量が多すぎるのか、この鬼火はいくら怯ませても消えず、最初から最後まで纏っており、
この状態が「鬼火漏出状態」という本種の基本の形態となる。
時にその鬼火は腕刃など一つの部位に集中した「一極鬼火状態」となることがある。
この状態ではその部位による攻撃がさらに強化されるが、
一方で肉質が非常に柔らかくなっている上に、攻撃し続けることで集約された鬼火が爆発、解除しながらダウンも取れるのでこちらに有利にもなる。
- 本個体にクエスト中初めて相対すると、確定で開幕から「大鬼火怨み返し」を放ってくる。
初っ端から通常個体における必殺の大技をぶちかましてくる姿に、初見で唖然となったハンターも多いはず。
これを利用して、予め仕掛けておいた罠に突っ込ませたりもできる。- 初見殺しもいいところだが、鬼火が赤黒い状態に変化した状態でこの技を避けると
あろうことかこの技を連続で、場合によっては3回以上連打してくることもある。
一度避けきったからと安易に近づくととんでもない反撃を受けることもあるので要注意。 - ちなみに内部的には「初めてハンターと会った時」ではなく「戦闘態勢に入った時」に設定されているようで、
小型モンスターにちょっかいを出されたお返しに大鬼火怨み返しを放つシーンも見かける事がある。
攻撃性ゆえのものなのかもしれないが流石にブチギレすぎでは
- 初見殺しもいいところだが、鬼火が赤黒い状態に変化した状態でこの技を避けると
- マガイマガドがさらにエネルギーを集中させ、より高密度になった鬼火は
赤紫色を越えて赤黒くなる。
この赤いガスによる爆発を受けるとなんと龍属性やられを発症するようになる。
属性武器を担いでいる時は思わぬ火力低下が発生するため、ウチケシの実は忘れずに。
- 攻撃パターンは通常個体がベースだが、強力な新モーションが多数追加されている。
また通常個体よりもベースの攻撃力が桁違いに高く、同じ攻撃でも重さが全く違う。- 特に注意すべきは腕刃に鬼火が集中している時に放つ、
全鬼火を集約させた片腕を掲げて地面を掴んだ後、アッパーと共に直線状に大爆発を起こす鬼怨斬。
非常に威力が高く、MR後半の防具で固めて体力250にしていてもギリギリ生き残れるかどうかというレベル。
ガンナーなら問答無用で即死と思って差し支えない。
また範囲・軸合わせともに強力で、回避もかなりシビア。- その性質上、マルチプレイでは狙われている人が適切に回避しないと一度に複数人が乙ることもあるため、非常に危険度が増す。
各プレイヤーがモンスターを四方から囲むように位置取りするように心がけたい。
- その性質上、マルチプレイでは狙われている人が適切に回避しないと一度に複数人が乙ることもあるため、非常に危険度が増す。
- 他にも前方を素早く斬り払った後、回転しながら尻尾で斬り払う攻撃も速度が速く、見切るのが困難。
その上、この攻撃後に上記の攻撃に繋げることもある。
- 尻尾に鬼火が集中した時は、鬼火螺旋突きから大量のガスを前方に放出し
凄まじい範囲を爆破しながら薙ぎ払う龍怨螺旋突きに派生する。
この爆破部分は前述の赤いガスを利用しており、龍属性を帯びている。
こちらも尋常ではない威力を誇り、鬼火螺旋突き2発と合わせて致命傷レベルの攻撃3連発である。
とりわけ2発目を食らうと起き上がった瞬間に3発目も食らうことになるため、
直ぐには起き上がらずやり過ごすのが良いだろう。
ちなみにこの一連のモーション中は懐が完全にガラ空きとなる。
下手に逃げ惑うよりも、懐に潜り込んで弱点の腕刃をタコ殴りにする方が安全且つ効率的。 - また、既存モーションも危険度が増しており、例えば空中回転攻撃では回転しながら爆発し続ける。
元々通常種からしてハンターとの距離に応じて攻撃を使い分けるモンスターであったが、
普段の攻撃の他、螺旋突きや鬼怨斬に伴う後退で距離が開きやすく、
もたつき攻めあぐねていると遠距離から狙撃され続けかねない。
最も適切な距離さえ取れれば対処は難しくないので、付かず離れずを意識したい。
- 特に注意すべきは腕刃に鬼火が集中している時に放つ、
- より追い詰められると、上体を持ち上げたまま鬼火を圧縮し、自身を中心に赤黒い鬼火を広範囲に爆散。
腕刃と尾刃の二つの部位に鬼火を集中させる「二極鬼火状態」となる。
先述の新モーションを連続で放つなど、より苛烈極まりなく襲い掛かってくる。
しかしこの状態になったということは、着実に体力を削れている証拠。気を引き締めて狩猟達成を目指したい。- 二極鬼火状態移行時の爆発は、初邂逅時に流れる登場ムービーでも披露されている。
早く戦いたいからとスキップせず、ムービーの内容を覚えておくと回避のヒントになるかもしれない。
- 二極鬼火状態移行時の爆発は、初邂逅時に流れる登場ムービーでも披露されている。
- 非常に強力な強化状態だが、いずれも対応部位以外の鬼火は消失し、
それに伴い該当部位から鬼火やられの付与が無くなる。
あらゆるモーションが苛烈というわけではなく、大技の後には必ず大きな隙を晒すのも特徴。
また、通常個体と異なりそれぞれの部位の鬼火が頻繁に点灯・消失してモーションが変化する事もなく、
状態の切り替わりごとに行動のセットは固定である為、そういった意味では通常個体より覚えやすい部分もある。
- 肉質面も背中と胴に分かれていたのが上半身と下半身に変わった他いくつかの部位が軟化しており、
また鬼火が集中した部位は一層柔らかくなるため、大ダメージを与えることが可能。
体力自体は相応に多いのだが、うまく鬼火を纏った部位を攻撃すれば傀異化モンスターよりもむしろ早く終わる。
二極鬼火状態はまさに殺るか殺られるかの勝負である。
- 相変わらずというべきか後脚への対応はかなりガバついており、
攻撃そのものもマガドの正面か真後ろにしか向かないことがほとんど。
無論うごき回るため安地とは言えないものの、下手に肉質のやわらかい部分に張りつくよりも安全になる。
幸いなことに水25・雷20と弱点属性が常によく通る部位でもあるため、困ったらここを陣取るのも手。
- 裏ボスにふさわしい、恐ろしいまでの攻撃能力を持つ本種だが……捕獲が可能。
激昂したラージャンもそうだが、こんな危険なモンスターを捕獲してしまって大丈夫なのだろうか。
傀異化アオアシラなどとは比べ物にならないくらい暴れそうだが…… 。- また、傀異化モンスターと比べると体力も控えめな方。
腕の肉質が非常に柔らかかったりするので、案外あっさりと弱ってしまうことも。
- また、傀異化モンスターと比べると体力も控えめな方。
傀異化 
- さすがのキュリアからも長らく手を出されなかった怨嗟マガドだが、
エスピナス亜種すら侵食するに至るまでキュリアが進化したVer.13にてついに傀異化した個体が出現。
鬼火圧縮による血のような昏い赤と傀異化による狂気的な赤が並び立つ姿の時点で既に戦慄すべき存在だが、
弱みであった比較的控えめな体力が大幅に増強されている上に捕獲不可能になったため、
罠や状態異常で拘束して押し切るだけでは討伐が困難になっている。- とはいえ、通常種の傀異化個体と同じく傀異鈍化と鬼火纏いの解除ダウンが別個で発生し、
肉質の柔らかさや後脚への対応の薄さは相変わらずなので、付け入る隙自体は変わらない。
むしろ本種との交戦時間が長くなることを嫌って攻めた立ち回りをし過ぎると、
一発の被弾で瀕死まで持っていかれかねない。冷静さを保って戦おう。- ただし原種の傀異化と違いこちらは先に傀異鈍化すると一極(二極)鬼火状態が解除されてしまう。
常に腕を狙っていかなければダウンを取るのは厳しいだろう。
- ただし原種の傀異化と違いこちらは先に傀異鈍化すると一極(二極)鬼火状態が解除されてしまう。
- とはいえ、通常種の傀異化個体と同じく傀異鈍化と鬼火纏いの解除ダウンが別個で発生し、
- もちろん本種の強みである、威力値100クラスの攻撃を複数有する苛烈な攻めもより強化されている。
鬼怨斬や龍怨螺旋突きの直撃ともなれば、ガンナーだけでなく剣士でもBC直行が見えてくる。
通常種と同じく鬼火やられと劫血やられの2段構えの状態異常もあるため、
強豪揃いのランクEX7の中でもなお強者であることは間違いないだろう。
致命傷を予防する龍耐性のほか、瀕死ラインから遠ざけてくれる防御スキルの搭載を検討するのも非常に現実的。- なお、開幕では相変わらず大鬼火怨み返しをぶっ放してくる。
罠を置いて突っ込ませる手は依然として有効だが、設置が間に合わなかった場合は瀕死~BC送りになる覚悟は必要。 - とは言え、凶牙を集める際にターゲットにする場合は
本種か激昂したラージャンの二択となる。
単体で見る場合、あちらは気光ブレスを始めとする大技を矢継ぎ早に放ち続けるのに対し
こちらは鬼火やられが恐ろしい反面、大技をいなせば大きな隙を晒しがち。また、チャンスメーカーになる鬼火纏がこちらでは生存スキルにもなる。
ただし、二頭クエストにして傀異化モンスターの体力を減らす作戦の場合は
みんな大好き紅蓮滾るバゼルギウスと組ませられる点であちらが有利か。
いずれにせよ得意不得意、スキル構成などで選ぼう。
- なお、開幕では相変わらず大鬼火怨み返しをぶっ放してくる。
縄張り争い 
- 縄張り争いにも一部変更や追加などがある。
大きく変化したのはクシャルダオラ、テオ・テスカトル。またメル・ゼナとの縄張り争いが追加されている。- クシャルダオラ、テオ・テスカトルは戦闘内容は通常個体と一切変わらないが、
操竜待機になるモンスターが古龍側に固定になっているのが大きな変化。- また、地面への叩き落としから古龍の反撃時に古龍側に大ダメージ判定が1つ増えていたが、
これは不具合だったようで、ver12.00で修正された。
- また、地面への叩き落としから古龍の反撃時に古龍側に大ダメージ判定が1つ増えていたが、
- 当初古龍を確定で操竜待機にするモンスターは本種のみで、
(激昂した)ラージャンすら差し置いた待遇である。
単純に勝ち判定と断定はできないが、通常個体より遥かに強大化していることを窺わせる。- その後、確定でクシャルダオラを操竜待機にするエスピナス亜種が追加され、唯一ではなくなった。
- クシャルダオラ、テオ・テスカトルは戦闘内容は通常個体と一切変わらないが、
- メル・ゼナとの縄張り争いは超ド派手であり必見。
通常個体とドス古龍の時のように先制して鬼火による執拗な組み合いをまた繰り広げるのか…
と思ったハンター達の予想をいい意味で裏切る内容となっている。
まず、両者がお互いの武器を構えるような姿勢を取った後にマガイマガドが飛びかかり、それをメル・ゼナがひらりと回避する。
その後、1度目にメル・ゼナが翼、マガイマガドが腕刃を、
2度目には互いに尻尾をぶつけ合って金属音を響かせる。
続いてメル・ゼナがマガイマガドに掴みかかり精気を奪おうとするも、強引に振り解く。
拮抗し続けて痺れを切らしたのか、メル・ゼナが龍属性ブレスを放つも、
マガイマガドは自身の武器である腕刃でブレスを切り裂きながら凄まじい突進力で怯まず突き進み、
最終的に龍属性ブレスによる大爆発が中心で発生。双方大ダメージを受けて痛み分けで終わる。
なお、操竜可能になるモンスターの対象はランダムとなっている。- 互いに発達した刃尾を用いて鍔迫り合いする様はまるで武士と騎士の一騎打ちを思い起こさせる。
メル・ゼナも古龍の中でもかなりのパワーを持ったモンスターであるが、特殊個体とはいえ仮にも牙竜種である本種が食い下がれるあたり、マガイマガドも相当なパワーと凶暴性を秘めていることが窺える。- 両者共に形態変化を有しているモンスターであるが、縄張り争いの際に形態変化を実行することは一切無い。
操竜待機状態になるのもランダムにどちらかであるため、両者の力は拮抗していると考えられる。
- 両者共に形態変化を有しているモンスターであるが、縄張り争いの際に形態変化を実行することは一切無い。
- また、この縄張り争いが始まったのを見たら速やかに退避する事を推奨する。
最後の龍属性ビームの爆発はハンターにも当たり判定があり、
被弾するとマスターランク後半の装備を鍛え上げて手に入れた防御力をもってしても、
体力150上限から瀕死~即死級の大ダメージを受けてしまうためである。
- よく勘違いされがちだが、メル・ゼナの龍属性ビームに向かって
凄まじい勢いでかっとんでいくマガイマガドはモーションをよく見ると一切鬼火爆破の推進力を使っていない。
つまり己が脚力のみであのビームと拮抗していることになる。
鬼火爆破に頼らずとも、凄まじい身体能力の持ち主であることを再確認させられる描写である。
- 互いに発達した刃尾を用いて鍔迫り合いする様はまるで武士と騎士の一騎打ちを思い起こさせる。
- 無料タイトルアップデート第1弾からは、追加モンスターである紅蓮滾るバゼルギウスとの縄張り争いが追加された。
戦闘内容は通常個体からの流用であり、マガイマガドが小ダメージと火やられを発症するも、急降下で地面に叩つけバゼルギウス側が操竜待機状態となる。- また開発が意図したものかは定かではないが、偶にバゼルギウスが反撃を外すことがある。
その場合は当然、マガイマガドが火やられを発症することもない。
- また開発が意図したものかは定かではないが、偶にバゼルギウスが反撃を外すことがある。
操竜 
- 多くが鬼火纏い時の通常個体と同様のモーションだが、尻尾技が一律で尻尾本体→鬼火爆破の2ヒットとなっており、
結果として弱攻撃3(X+↓)が微強化、強攻撃1(A/↑+A)がそこそこの弱体化となっている。
また、弱攻撃2(X+→)と強攻撃2(→+A / ↓+A)、そして操竜大技(X+A)はモーションそのものが変更されている。- 弱攻撃1(X / ↑+X)は大回り飛びかかり。
- 弱攻撃2(→+X)は鬼火弾&飛びかかりから腕刃切り裂き。
やや溜めがあるものの出は早め。しかし攻撃範囲はそこまで広くない。 - 弱攻撃3(↓+X)は尾槍・払落し。
- 強攻撃1(A / ↑+A)は通常種と同じく尾槍・突進突き。状態に関係なくこの技が出る。
ただし、フルヒットのタイミングが突き刺しから一拍置く必要があり、通常個体ほど素早く次の攻撃に移れない。
また、鬼火ガスの追撃もなくなってしまっている。 - 強攻撃2(→+A / ↓+A)は尾槍・鬼火螺旋突きから鬼怨斬に。
腕を掲げるモーションがあるためやや隙が大きいが、
当たればかなりの火力になるが、操竜ゲージが一気に半分以上溜まる。
逆に言えば2発当てるだけでゲージが溜まってしまうので、
操竜でダメージを稼ぎたい場合は使うタイミングに注意しよう。
また二極鬼火状態なら二連続で放つことも可能。
この場合、当然ながらこの一連のモーションだけでゲージが溜まってしまう。 - 操竜大技は大鬼火怨み返しから、新モーションのオンパレードのような攻撃に。
まずはMRマガイマガドの新モーションである鬼火爆牙をかまし、
特殊個体モーションの連続腕刃切り裂きで突っ込む。
そして尾槍・鬼火螺旋突き2連撃からの龍怨螺旋突きでフィニッシュという修羅の如き連続攻撃を放つ。
- 総括すると強力な新モーションも追加されたものの、通常個体と比べると攻撃に癖があったりと一気に畳み掛けるのは難しくなっている。
一方で強攻撃2は火力に更に磨きがかかった他、大技は火力や拘束能力が大幅に上昇している。
特に変幻翔蟲・紅を取得した際などは大技で余裕で4000を超えるなど、
依然として操竜はサンブレイクでもトップクラスの性能をしている。
つまり、通常個体の強化版というよりマイナーチェンジ版と言った方が正しい性能をしているものの、やはり強力な操竜である事には変わらない。
是非とも操竜するチャンスがあれば、
ターゲットを宿怨の叫喚へ巻き込んで煉獄の道程を辿らせてやろう。 - 発売時点では非ターゲットで怨嗟響めくマガイマガドが出現するクエストが
探索ツアーしかなかったため、本領が発揮される場面は少なかったが、
ver.11でメル・ゼナとの2頭クエスト「高難度:真実を追い求めて」が登場。
他にも、傀異討究クエストの同時討伐対象として選出されることもあるため、
本種の強力な操竜を生かすためにも、動かし方は抑えておきたい。
武具 
- 武器は特殊な扱いを受けており、
MRの通常個体素材で限界まで強化させ、完成した所で「怨虎竜派生改」として本種の素材を投入する事で、
特殊個体の武器として姿を現す形となっている。
この派生強化を行う事で、武器のデザインが変化し特殊個体の要素も取り入れたものになる。
- 一方、防具は新規デザインの禍鎧・怨シリーズが存在する。
この防具に付与されている新スキル・業鎧【修羅】は、
使用中の疾替えの書に応じ、防御力or属性耐性と引き換えに攻撃力or属性値を高める効果を持つ。
本種の特性である鬼火を纏った部位の攻撃は苛烈になるが同時に脆くもなり、
鬼火を纏う場所を切り替えられるという性質を再現したスキルと言えるだろう。
- オトモの武具にもこの個体に対応したものを製作可能。
性能は奇しき赫耀のバルファルクのものに並ぶほどのものとなる。
余談 
- 前作のメインモンスターを務めた点、同じマガラ骨格のモンスターであり、
解禁がMR100という点は、前作に当たるMHW:Iの悉くを殲ぼすネルギガンテを彷彿とさせる。
- 当初は同じランク帯や特殊個体モンスターから見ても明らかに報酬金が低く設定されており登場時期や危険度の割に見合っていなかったが、
無料アップデートVer.11にて大幅に引き上げられた。
- サンブレイクでの追加モンスターに倣い西洋妖怪のモチーフを充てるとしたら、
怨嗟響めくマガイマガドは鬼火の一種とされるウィル・オー・ザ・ウィスプだろうか。
正体の一つとされるのが引火したメタンガスであるためか、東西問わず火の玉現象の妖怪・伝承は存在している。- ウィル・オー・ザ・ウィスプには死後天国にも地獄にも行けずに煉獄を漂うといった伝承があり、
ムービーにおける語りと一致する。これだと鬼火が本体になってしまうが
- ウィル・オー・ザ・ウィスプには死後天国にも地獄にも行けずに煉獄を漂うといった伝承があり、
- また、武器の説明にもあるように、「修羅」をモチーフにしている可能性もある。
- 修羅とはインド神話や仏教における神「阿修羅」を指す。
元来は正義を司る神であったが、娘を攫った帝釈天への怒りによって善心を見失ったという逸話があり、
実際に修羅というと妄執の悪鬼神としてのイメージを指す場合が多い。
昔の日本でも修羅が馴染み深くなったのは室町時代以降の戦乱期であり、
阿修羅を亡霊の鎧武者として表現し、憎しみを表したとしている。 - また、修羅が住む「修羅道」は、生まれたものは阿修羅となり、常に争い合い苦しみと怒りが絶えない世界である。
しかし衣食は天界と変わらぬ上等なものが望むままに得られる*2など、一概に人間道の下にあるとは言えず、
総じて天国とも地獄とも現世とも違う場所であるという特徴は先述の煉獄と共通する。
- 修羅とはインド神話や仏教における神「阿修羅」を指す。
- かつての宿敵の強力な個体が出現したという報せにはハモンも異常に反応し、
自分が行こうとするのをイオリが必死に引き留めている…という話がクエスト発生時に聞ける。
しかしカムラの里に帰ってみると至って態度は穏やかで、マガイマガドの話はまったく出てこない。
もしかしたら必死に自分を押し殺しているのかもしれないが…。
当たり前だが盟勇クエストにハモンが同行するようなこともない。
- 前述の通り赤い鬼火は龍属性を帯びるようになるが、その由来は不明である。
ただ、図抜けた貪欲さにより様々なものを喰らったことで後発的に龍属性を得たモンスターとしては
牙竜種の先輩モンスターであるオドガロン亜種が存在しており、
百竜夜行で獲物を喰らい散らかすマガイマガドが龍属性を得る可能性は十分にあると思われる。
もしくは元々鬼火に内包されていた性質であったが、通常個体では発現させられなかったものを、
この個体が限界まで鬼火を圧縮することで初めてそれを得られた、という仮説も立てられている。- 尚、特殊個体となり通常個体が使用してこなかった属性を行使できる様になったモンスターは、
MHW:Iの猛り爆ぜるブラキディオスの火属性(やられ)以来2例目となる。
- 尚、特殊個体となり通常個体が使用してこなかった属性を行使できる様になったモンスターは、
- 本項及び通常個体の生態・特徴にもあるが、マガイマガドの角は一度折れると二度と生えてはこず、
雌へのアピール手段を失った雄は獰猛になり、縄張りの拡大に固執するようになるという生態がある。
怨嗟響めくマガイマガドも右角が折れているため、この生態により獰猛化した個体である可能性が高い。
おかげでモテなさすぎて凶暴化したマガイマガドやら煉獄の童貞なんて言われてしまったり- それを反映してか、英名は"Scorned Magnamalo"(蔑まれたマガイマガド)になっている。
やっぱりそういう類の怨嗟だったらしい
- それを反映してか、英名は"Scorned Magnamalo"(蔑まれたマガイマガド)になっている。
- 特異な形状に発達した腕刃だが、これは現実のソードブレイカー
という刀剣に類似している。
バゼルギウスの太刀のデザインを知っている人ならば分かりやすいだろう。
ソードブレイカーは櫛状の刃を相手の剣に食い込ませ、折り取って破壊することを目的とした短剣で、
決闘の際にレイピアと同時に持って戦う、つまり双剣の片割れとして用いられた武器である。
ただし武器とは言っても、基本的には相手の剣を受け止める防御特化のものであり、
攻撃性能としては最低限の刺突・斬撃能力を持っている程度。
また、ソードブレイカーと名が付いているものの、破壊対象はレイピアのような細身の剣だけで、
ロングソードのような堅固な剣を相手にすると折られるのは間違いなくこちらの方である。
間違ってもあらゆる刀剣の類を破壊する哲学兵装などではない- 一方で怨嗟響めくマガイマガドの腕刃はソードブレイカーとは比べ物にならないほど巨大で、
防御はおろか、むしろ敵を悉く斬り伏せる、攻撃性能バツグンの得物となっている。
腕刃の特徴的な凹凸は、純粋なノコギリとしての役割を果たしているとも言えよう。
しかしながら、本種が縄張りの拡大に固執した結果、敵モンスターの武器である爪や牙を折り取り、
縄張りを固守する能力を失わせるという方向に特化したと仮定すると、腕刃がこの形状に変化したのも頷けるだろう。
腕刃を攻撃したら斬れ味が大きく減る…なんて仕様じゃなくて良かった- また怨嗟響めくマガイマガドが片方の角が折れて古傷の残る個体、
即ち激しい戦闘の末に敗れたことのある個体であることを考えると、
この腕刃の凸凹も傷ついてボロボロに刃毀れした刀をイメージしたものとも考えられる。
もはや子孫を残すこともできず、怨嗟に塗れたマガイマガドはまさしく幽鬼そのものであり、
そんな彼が振るう武器としては相応しいものであると言えるだろう。
- また怨嗟響めくマガイマガドが片方の角が折れて古傷の残る個体、
- 一方で怨嗟響めくマガイマガドの腕刃はソードブレイカーとは比べ物にならないほど巨大で、
素材 
- 怨嗟響めくマガイマガドの素材は全て専用のもの。
同ランクに通常個体も存在している特殊個体でこれは非常に珍しい事例である。
通常個体のレア素材すら入手できないので素材集めの際には注意。
積怨 の禍鱗 - 怨嗟響めくマガイマガドの鱗。
表面に残る無数の傷跡には、迸る怒りと恨みが宿っている。
- 怨虎竜の鎧重殻
- 怨嗟響めくマガイマガドの甲殻。
鎧のような形状で、幾度もの戦いを経たことで禍々しく発達している。
- 憤怨
迸 る業腕刃 - 怨嗟響めくマガイマガドの腕刃。
巨大かつ凄まじい切れ味を誇り、あらゆるものを一刀両断する。
- 怨嗟
呻 く鎧刀殻 - 怨嗟響めくマガイマガドの鎧のような刀殻。
ガス噴出時に呻き声のような音を立てる。
- 怨恨纏いし隻兜角
- 怨嗟響めくマガイマガドの兜角。
片側が欠けており、触れてしまうと怨虎竜の怨恨に苛まれるという。
- 怨虎竜の豪槍刃尾
- 怨嗟響めくマガイマガドの刃尾。
七つの刃には切り裂かれた者達の怨念がしがみついている。
- 怨虎竜の閻結晶
- 極限に濃縮されたガスの結晶。
噴出している可燃性のガスの爆発力は地形を変えるほど。
- 怨虎竜の
宿望瞳 - 怨虎竜の瞳は鈍い光を失わず、怨敵を捉え続ける。
抱く恨みを忘れぬと言わんばかりに。
通常個体で言う禍玉に相当する本種の最もレアな素材。- 本編においては初の古龍以外の眼素材である。(モガの森の希少特産品を除く。)
- その他、本種由来の素材から得られる端材は「怨嗟響めく重端材」と呼ばれ、通常種のものとは分けて扱われる。
関連項目 
モンスター/マガイマガド
モンハン用語/特殊個体
ゲーム用語/裏ボス
システム/鬼火やられ
武器/マガド武器 - 最終強化は本種の素材で行う。
防具/禍鎧シリーズ - 禍鎧・怨シリーズの解説あり。
モンスター/悉くを殲ぼすネルギガンテ - それぞれ前身の作品のメインモンスターの特殊個体にして、MR100で狩猟クエストが解禁される。