武器/バイティングブラスト

Last-modified: 2023-09-14 (木) 00:39:48

MH4で登場したガララアジャラ素材のヘビィボウガン。

目次

概要

  • 銃身部分を上質なガララアジャラの甲殻で改造、弾道の安定性を高めることに成功したヘビィボウガン。
    その銃口に狙われた獲物は、無慈悲なまでに正確な射撃に貫かれる。
  • 見た目はガスト式の機関砲に近い。
    平行に並べた2挺の機関砲を機械的に連結し、交互に発射させることで連射速度を高めたもので、
    主に旧共産圏で航空機に搭載するための機関砲として用いられた。
  • 本項では通常種武器のバイトブラスター系統のほか、亜種武器のアスールブラスト系統についても紹介する。

性能

MH4

  • 上位ガララアジャラを狩猟した後で唐突に生産できるようになるバイトブラスターから
    一段階の強化を経てバイティングブラストとなる。
  • 一言で表すなら超がつくほどの優等生。
    MHP3の神撃時計を足して2で割った性能とでも言えようか。
  • 攻撃力は上位終盤クラスの300であり、装填速度、反動はそれぞれ「やや速い」「やや小」と極めて優秀。
    全LVの通常弾散弾を大量装填可能なうえ、しゃがみ撃ちにはLV2通常弾、LV1&2の麻痺弾を備える。
    LV3通常弾はしゃがめはしないものの9発装填可能と十分立ち撃ちに対応している。
    なぜかLV1拡散弾もしゃがめるが、鳴甲とばしの再現であると思われる。あまり使いどころはないが。
    • 特筆すべきはやはり麻痺からの怒濤の通常しゃがみ。
      麻痺して動けない獲物を必殺技で仕留める様はまさしくガララアジャラの狩猟法を体現していると言える。
    • また、レア度が6なのでリミッター解除も可能である。
      そうした場合、LV2通常弾の装填数は11にまで膨れ上がる。
    • 散弾の装填数も6/6/6と優秀。硬化弾も撃てるので、散弾銃として運用しても強い。
    • 前述の装填速度と反動は貫通弾運用にも理想的なステータスである。
      ならば、と貫通弾追加スキルで解放してみると、そこにはまさかの4発装填が待ちかまえている。
      スキル発動にはSPが15必要とやや重いものの、
      間に合わせの貫通銃としては十二分な性能を発揮してくれる。
  • トドメにまさかの3スロットを備え、防御力+10まで備えている。もちろんブレなど存在しない。
  • さらに例のクチバシ×2以外に大した素材も要求されないため、生産性も抜群。
    例のクチバシに関しても上位ならばそれなりの確率で出てきてくれるため、それほど心配しなくていいだろう。
    おあつらえ向きにガララアジャラのクエストには「背中破壊」でのサブターゲット報酬が存在する。
    たった1回の睡眠爆殺などで簡単に達成可能なので素材集めにも困らない。
    眠らせる手段には事欠かないガンナーならなおさらだろう。
    丸まって眠るため尻尾や他の部位に爆風を吸われやすい。置く位置は正確に。
    ちなみに各種イベントクエストを利用すると上位上がりたてで作れてしまう。
    ジンオウガ亜種を狩猟できる腕前があれば最終強化まで可能という恵まれた一丁。
    • 麻痺の特性上その真価を発揮するのはPTプレイ時で、
      上位の中堅ヘビィガンナーが集まる部屋を立てたらみんなこれを担いでた、なんてこともザラ。
      しゃがみを抜きにしても通常弾のLV2と3の立ち撃ちが現実的な弾数であるため、
      作りやすさも含めヘビィボウガン初心者が立ち回りの基礎を学ぶのにも悪くない。
  • MH4における通常弾ヘビィには他に衝重砲妃竜砲などがある。
    衝重砲は通常弾運用ではほぼ上位互換ではあるものの作成難易度が高い。
    妃竜砲は例によって対物ライフル然としたデザインとスロ3は維持されているものの
    亜種以降の強化が無くレアは5どまり、攻撃力も二回りほど低くなり、大きく弱体化した。
    ブレなしで通常弾に長けスロットを3つ…と言った特徴をこの武器に食われてしまっているのも大きいだろう。
    • 最終強化品という括りで見た場合、先の衝重砲やラスボス武器である一天四海を捉うラゼンには
      攻撃力で劣るものの、対応弾や運用方法が全く異なるため差別化は十分に図られている。

MH4G

  • MH4GではG級強化先としてブレイスブラスト、イェロバスターが追加された。
    イェロバスターの攻撃力は420。作れる時点では十分と言えるだろう。
    装填速度、反動、スロット数は据え置かれ、防御力は+25に上昇しており、順当に強化されている。
    しゃがみ撃ちも拡散弾がLV2になった以外は変わらないので今までと同じ運用で扱える。
    他に早く作れて取り回しがいいヘビィはこれがあるが、
    しゃがみ撃ち、装填速度、反動に違いがあるので好みで選んで構わないだろう。

アスールバスター

  • MH4Gで追加された水蛇竜ガララアジャラ亜種のヘビィボウガン。
    水蛇竜から得られた素材をフレームに巻き付けるようにあしらい、
    それそのものを排熱機構とすることで連射性を向上させた代物。
    ガララアジャラ亜種の独特なカラーリングが見た目にも美しい。
  • まず一つ前のアスールブラストを作成し、アスールバスターへと強化される。
    アスールブラストは一発生産も出来るので都合のいい方で作ろう。
  • 性能だが、アスールバスターの攻撃力は405。
    通常種のより劣るがこちらは会心率20%がそれを補うため期待値では勝る。
    装填速度とスロット数は通常種と同じで防御ボーナスが失われているが、
    反動が素で小であるためスキルなしで麻痺弾が無反動で撃てるのはうれしい。
    しゃがみ撃ちはLV2通常弾、LV1麻痺弾が通常種と共通だが、
    LV2通常弾の装填数は通常種より多く、全ヘビィ中最多の11発(リミカ時14発)である。
    亜種の属性を反映したのか水冷弾と氷結弾が対応している。
    さらに徹甲榴弾がLV1と2が三発ずつ、減気弾も装填可能と、
    麻痺からのスタンが狙える点で通常種武器よりサポート性能が高い。
    貫通弾をスキルで追加すれば全レベル4発、散弾の装填数も優秀で、
    竜撃弾も反動と装填速度のお蔭で扱い易く、通常種武器以上の万能ボウガンに仕上がっている。
  • 欠点らしい欠点が見当たらないこの武器だが、それでも敢えて挙げるのならば、
    一つの運用に特化した際の火力不足だろうか。
    大轟竜祖龍紅龍といった超火力の強豪達に真正面から挑むにはどうしても攻撃力が足りない。
    装填速度や反動、装填可能弾種と装填数に優れながらのスロ3と、
    火力以外の全てがよりどりみどりなのがこの武器の魅力なので、
    いろんな弾丸でいろんな戦法を試したり、装備を差し替えての汎用ボウガンとして扱うと良いだろう。
  • 素で反動が「小」のヘビィボウガンは、この武器と絶衝重砲【怒王】の二つだけである。
    どちらも基本的に通常弾運用なので恩恵は少ないが、徹甲榴弾によるスタンを狙うには適している。
    またあちらはその他に爆破弾や滅龍弾が扱いやすく、こちらは麻痺弾と、
    サブ弾を使うには地味に嬉しい特性である。
    また竜撃弾の反動も小さくなり、反動軽減+3があれば無反動で撃てるのはこの二丁だけである。
    そこまでする意味は薄いが、装填数UPも発動させれば竜撃弾の高速二連射ができるので、
    試してみるのも面白い。竜撃弾を使うなら攻撃力の高い絶衝重砲の方が良いが。
    • 麻痺弾で拘束してから竜撃弾連射するなど、絶衝重砲では真似出来ない戦法もある。
      このスキル編成においてはLV2麻痺弾も2発装填且つ無反動となるので、容易に実践できる。
  • 作成難易度は通常種のボウガンよりも高いと言える。
    身も凍るクチバシ以外に特にレアな素材は要求されないが、肝心の亜種が厄介な強敵であるため、
    性能は良いのだが作成にかなりの苦労を伴うのは痛い。
    ガンナーならば剣士に比べてまだ戦いやすい相手ではあるのが救いか。

MHX

  • MHXでも続投。
    今作のガララアジャラは沼地に出現するため下位の比較的早い時期から作成可能。
    ただしLV1時点で寒気立つクチバシを要求されるので注意。
    作成時点では通常弾の装填数は並程度だが、序盤では貴重なLV2通常弾しゃがみを備えている。
    普通に攻略していれば最も早くLV2通常弾をしゃがめるようになるボウガンであり、
    安価な通常弾が主力になることが多い下位では、まさに超一流のヘビィボウガン。
    もちろんスキル補助無しに散弾を扱えるため、ドス鳥竜系モンスターを手下ごと蹴散らすのにも有用。
  • 最終強化はバイティングブラスト
    攻撃力は200とやや低めだが、LV2通常弾と散弾の装填数はトップクラス。
    スロットも2つに減ったもののリロードと反動は相変わらず超優秀。
    さらにしゃがみ撃ち対応弾はLV2通常弾と全LV麻痺弾。
    流石にHR解放後の武器たちに比べると攻撃力で大きく見劣ってしまうが、
    凶刻【時雨】THEフェイスまでの繋ぎとしては十分すぎるほど活躍できるだろう。
    やはり今作でも「作っておいて損はない」優良武器のポジションにある。
  • ちなみに、MH4系のような弾追加での貫通銃としてはそこまで有用ではない。
    装填数と攻撃力がやや不満だがより早く簡単に作れるムーファイア系統と、
    村5まで待たされるものの立ち貫通銃として文句なしの性能を誇る狐重砲ハライニケリナ系統が
    素で全レベル貫通弾を最小の反動で扱えるため、
    わざわざスキルで追加してまでバイトブラスターを使わなくても良い、ということである。
    • 追加さえしてしまえばMH4系同様にかなり優秀なので、
      「攻略途中で複数のボウガンを作るのは面倒だ」という人は
      これ1つを使いまわすのもありと言えばありだが、
      加貫珠を作るためのドラグライト鉱石集めは相応の手間がかかるし、
      それのセットに必要なスロット8つを工面するのは難度高めである。
      運任せのお守りに期待するという手も無いでは無いが…。一応なぞのお守りでも8ポイントまで付く。
  • MHXの新要素であるエリアルスタイルではしゃがみ対応弾を下発射すると連射になるため、
    踏みつけ跳躍からLV2麻痺弾を連射するというとんでもない芸当がこなせる。
    散弾の仕様も改善されており、前作以上の大活躍が見込める武器となった。
  • また狩技「アクセルシャワー」の効果時間中はLV2麻痺弾までもが無反動に。
    しかも両レベルが3発装填&しゃがみ対応であるため、いとも容易く麻痺させられる。
    ヘビィボウガンらしからぬサポート能力を発揮できるため、是非とも麻痺弾を活用したいところ。
  • LV1からサイドアルシャマリに派生可能。
    バイティングブラスト系は上述の通り繋ぎとしての優秀さが売りであり、
    最終性能では他にやや見劣りするので、役目を終えたものを倉庫の肥やしにするくらいなら
    オンリーワンの個性を持つあちらに派生して長く使い続けてあげるのも良いだろう。

MHXX

  • 続くMHXXでは究極強化で「ブレイスブラスト」となる。イェロバスターは登場しない。
    立ち撃ちの通常弾・散弾と優秀なしゃがみ撃ちが長所だが、攻撃力が310と相変わらず低めなのがネック。
    なおスロットは2つのままで、拡散弾しゃがみも別にいらないが帰ってこなかった。
  • 両LVの麻痺弾をしゃがめるのは今作でもこの系統のみであり、
    また地味なところだと麻痺弾と通常弾のしゃがみを両立するのもこの系統のみ。
  • 物理弾しゃがみがあるので、今作で人気のブレイヴスタイルとの相性も良い。
    斬裂弾や高レベル貫通弾が無いが、LV3通常弾でブレイヴゲージ溜めも問題ない。
    もちろん、最初からしゃがめるギルドやブシドー、空中から麻痺弾をばらまけるエリアルもまだ有用である。
  • 究極強化に身も凍るクチバシを要求されるものの、1つだけなのでまだマシな方。
    他に難しい素材は特に無いが、G級獰猛ガララアジャラは非常に厄介なモンスターのため、
    苦手な人にとっては作成がかなり面倒な武器と言える。

余談

  • 前述の通り、砲身が2連装になっており金属部分がむき出しで無骨なかっこよさがあるが、
    パワーバレルを装着すると砲身がガララアジャラの嘴をデフォルメしたようなパーツに覆われる。
    その一方で、武器説明文*1から察するに、
    このパワーバレルを装着した姿こそがこの銃の真の姿なのではないか、というような気もしないでもない。
    そして冷静に考えてみると、武器説明文で描写されているのは銃ではなくて銃身の特徴である。
    つまり、このヘビィボウガンはパワーバレルが本体なのではないか…?
  • 「バイティング」は「鋭い・痛烈な」、あるいは「噛み付く」といった意味。
    どちらの意味もガララアジャラおよび本ボウガンのイメージに合っているが、ダブルミーニングだろうか。
  • プレイヤー間でバイティングラストは…もうお察しの通り、「バイブ」の蔑称愛称が定着しつつある。
    またか、と思ったあなたは間違ってない。
    • 尤もバイブはあくまで振動を意味するバイブレーション(Vibration)、
      あるいは振動を生む機械(機材)バイブレーター(Vibrator)の略でしかないので問題は一切無い。
      なんかに抵触しているかの様な言い回しだが冤罪である

関連項目

モンスター/ガララアジャラ
モンスター/ガララアジャラ亜種
武器/ガララ武器


*1 『弾道安定のため絞蛇竜の甲殻で美しく補強された銃身』