武器/メロウフォロウ

Last-modified: 2024-04-01 (月) 03:02:03

人魚竜の手をベースに造られた
狩猟笛。美しい音色が、標的を
深い眠りへと引きずり込む。
(メロウフォロウ)

強化された人魚竜の狩猟笛。
情念を宿す深い音色は、歴戦の
猛者すら深い眠りに落とす。
(夢幻のメロウフォロウ)

MHRiseより登場。
人魚竜イソネミクニの狩猟笛。

目次

概要

  • イソネミクニの掌をバグパイプと鼓にしたようなデザインをしている。
    モンスターの方が3本指なのに対し、この笛は5本のパイプがある。
    腹の部分にはモンスター同様に三つ巴の紋が入っており鼓のような質感。
    大きな掌に相対して小さな掌のパーツが取りつけられており、
    演奏時にはこれが振動して鼓を打っている様子が見られる。
  • 見た目こそバグパイプっぽいが、
    強化派生元はメタルバグパイプではなく、何故かドラグマである。*1

メロウフォロウ

MHRise

  • 生産時の名前はメロウフォロウI
    性能は攻撃力90、睡眠属性12、緑ゲージ30、スロットなし。
    一発生産もしくはドラグマ【壱式】からの強化派生で入手できる。
    生産の場合は睡眠袋も必要になるが、
    イソネミクニからは入手できずドスバギィから狙う必要がある。
  • 強化するとメロウフォロウIIとなり、
    攻撃力130、睡眠属性15、緑ゲージ40、という性能に。
    泥翁竜の素材が必要になるため、里クエのかなり後半での入手となる。
  • 上位イソネミクニ素材と竜玉を使うことで最終強化できる。
    武器名は夢幻のメロウフォロウ
    その性能は、
    • 攻撃力180
    • 睡眠属性19
    • 素で緑ゲージ90匠3より青。白は出ない。
    • 会心率0%
    • スロットLv2Lv1が追加される。
    状態異常武器としてはそこそこの攻撃力を持つが、属性値は低め。
    狩猟笛の衝撃波には属性が乗らないため、攻撃方法によっては
    ろくに眠らせないままクエストが終わる可能性もある。
    ただ、後述のように旋律がかなり優秀であり、睡眠をおまけと考えても十分お釣りが出る。
    長い緑ゲージを持っているため、斬れ味低下をほぼ考えず立ち回れる。
    鈍器スキルとの相性もかなり良い。スロットにも鈍器珠と鼓笛珠を1つずつ入れられる。
  • 旋律は、
    • 攻撃力UP
    • 聴覚保護【小】
    • 防御力UP
    が演奏可能。どれも優秀な旋律といえる。
    Riseでは咆哮【小】を使うモンスターの比率が増えたので聴覚保護も活躍しやすい。
    聴覚保護【小】は咆哮【大】のモンスターには無効なのは痛いが、
    この笛は他2つの旋律も優秀なので、それらモンスターが相手でも十分活躍することは可能。
    無論咆哮【小】の相手には一方的に多重演奏を叩き込むチャンスが増えるのも利点。
  • 百竜強化は、
    • 攻撃力強化III(+8)
    • 属性強化【睡眠】I (+2)
    • 鈍刃の一撃
    主に無難な攻撃力強化か長い緑ゲージを生かせる鈍刃の一撃が選択肢となる。
  • 前述のように、今作の狩猟笛は属性攻撃との相性が良くない上、
    カムラ圏にはクラッチ壁ドンという文化も無いため睡眠の評価はそこまで高くない。
    ただし、いくら属性値が低めとはいえ必ずしも睡眠状態にできない訳ではなく、
    自前で大火力を叩き込むチャンスを作れるという事を忘れてはならない。
    • さらに、今作の狩猟笛には大火力技である震打があり、睡眠時の初撃にはうってつけ。
      最初の突き刺し部分でも十分なダメージを出せるが、特にこの笛の扱いに慣れてくると
      音撃が時間差で発生する点を利用して睡眠移行モーションの間に突き刺し部分を打ち込んでおき、
      完全に眠った直後に後半の肉質無視部分を初撃として叩き込むといった芸当も可能。
  • この笛の最終強化時期が集会所★6開放直後と早く、かつすべてイソネミクニから素材を獲得できるため
    攻略中は勿論の事、終盤以降も長く使っていける性能である。

MHR:S

人魚竜の情念を宿した狩猟笛。
人魚の情念を宿した深い音色
獲物を醒めない悪夢へと誘う。
(夢魘笛メロウフォロウ)

  • 夢幻のメロウフォロウ改としてMR帯デビュー。
    MRイソネミクニはMR★2で登場するので、比較的早い段階で強化できる。
    この時点では
    • 攻撃力250
    • 睡眠属性22
    • 素で青ゲージ30匠4より白
    • 旋律・会心率・通常スロットは変化なし
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    ……と、「改」だけあって順当な強化。
    百竜スロットがLv2なので、特効系や大音量演奏を積めるのがありがたい。
  • MR3で新たな銘である夢魘笛メロウフォロウへの強化が解禁。
    強化素材は人魚竜の荒髪ヒレと大竜玉に、海竜種繋がりか泥翁竜の剛爪となっている。
    攻撃280、睡眠26、初期斬れ味青30(匠1から白)と性能が向上し、
    その後は一旦強化が途絶える。
  • そして、MR20で解放される傀異化した甲殻を投入することで最終強化できる。
    武器名は夢魘笛メロウフォロウ改
    その性能は、
    • 属性笛ならまぁ妥当な攻撃力300
    • 睡眠ではトップの睡眠属性30
    • 素で白ゲージ30。匠では白が伸びるだけで紫は出ない。
    • スロットがLv2Lv2に強化
    • 会心率・百竜装飾品スロット・旋律は変更なし
    ようやく素白にはなったものの、他の狩猟笛に紫ゲージ持ちが増えた中で
    こちらは紫ゲージを出せないので、相対的な物理威力は抑えめ。
    攻撃力UP旋律を使えばカバーできる範囲なのが救いか。
    また、スロットLv1がLv2に広がっており、睡眠珠を自前で2つ埋められるのもポイント。
    1スロで使うにはもったいないので、可能なら鼓笛珠は他へ移しておこう。
  • 新技である鉄蟲糸響打の衝撃波追撃と状態異常属性の相性は微妙に悪いが、
    それでも属性値蓄積をかなり進行させやすくなり、無印Riseでの肩身の狭さは脱出。
    さらに、もう1つの新技である炸裂音珠によって震打ではできないタル爆弾付き睡眠ドッキリが可能になり、
    笛での睡眠の評価も持ち直した。
    鉄蟲糸技ありきでの復権なので、翔蟲使いの採用価値は他の笛以上に高い。
    • Ver.11では状態異常確定蓄積が新たに登場。
      発動させれば睡眠発動の効率が大きく上がり、ゴールドルナヘルムで搭載した場合は
      笛でも大いに役立つ連撃まで搭載できると中々お得である。
      ただ、現状では必ずセットで付いてくる攻勢が睡眠では活かせないのが残念。
      毒や麻痺では役立つので同じ装備を2つ製造する前提になるが、攻勢を傀異錬成の餌にして
      より炸裂音珠での睡眠ドッキリに最適化するのも一考の余地アリだろう。
      • Ver.13にて傀異錬成でどの装備にも状態異常確定蓄積が付くようになり、さらにVer.14で装飾品化。
        これにより攻勢に悩まされる心配が減ったが、装飾品はLv3スロットを使うので少々重め。
        Lv2で搭載されているゴールドルナヘルムの需要も未だ低くないと言えるだろう。
      • またVer.13では風纏が登場。納刀が少ない立ち回りでは翔蟲使いに代わって採用できる。
        Ver.14で錬成付与が解禁されたので、状態異常や回避関係の装備との干渉も問題にならなくなった。
        爆弾設置のために納刀してしまう問題も、ソロならば盟勇ONにしてルーチカを連れていけば解消できる。
    • Ver.14における傀異スロット解放ボーナスとの相性は抜群。
      素の攻撃力が低めで斬れ味も白30ともう一声ほしい本武器にとって、攻撃力+30と斬れ味+10はまさに渡りに船。
      状態異常属性値にはボーナスがないので、素の睡眠属性値の高さも活きる。
      錬成枠を攻撃強化に振れば最大350まで伸びるので、蓄積時攻撃強化を用いれば殴り火力もある程度期待できるだろう。
  • ライバルは傀異武器のオルドマキナ・HH。本作の睡眠笛はこれとメロウフォロウしかない。
    攻撃+10に紫ゲージと素の物理威力ではオルドマキナが勝るが、攻撃力UP旋律がないので実戦ではトントン。
    その上であちらは睡眠属性値がメロウフォロウIIと同じ15しかなく、2回以上の睡眠はかなり狙いにくい。
    通常スロットもないので、睡眠笛としての運用性はメロウフォロウに軍配が上がるだろう。

雪華のスノウフォロウ

氷人魚竜の掌をモチーフにつく
られた狩猟笛。音色を奏でると
周囲を冷気が包み込む
(雪華のスノウフォロウ)

極光を放つ笛が奏でるは零下の
子守唄凍てつく音色が獲物を
永遠の眠りへと誘う。
(極光雪笛スノウフォロウ)

MHR:S

  • 本作より登場したイソネミクニ亜種の素材から、雪華のスノウフォロウが製作可能に。
    夢幻のメロウフォロウよりの派生か一発生産が可能で、最終的に極光雪笛スノウフォロウへと強化できる。
  • 睡眠属性の通常種武器とは異なり氷属性を持ち、その性能は
    • 属性武器としては平均的な攻撃力320
    • 会心率は0%
    • 属性値は驚愕の68
    • 素で白60で、匠3より紫が出現する
    • あって嬉しいLv2スロットが二つ
    • 百竜装飾品スロットはLv2
    • 旋律は通常種武器から変化してスタミナ消費軽減体力継続回復気絶無効
    他武器種の例に漏れず、イソネミクニ亜種の武器らしい属性特化の笛となっている。
    斬れ味白と紫では属性値の補正の差が大きいため、できることなら紫を維持したいが、
    高レベルの匠と業物の両立は難しいため、剛刃研磨などでフォローしよう。
    属性特化ということもあり、新たな鉄蟲糸技である鉄蟲糸響打との相性が非常に良く、
    スキルを整えれば三音演奏の合計ダメージが倍近くにまで跳ね上がる
    • また、旋律効果は薬の効果が激減し、確定気絶の大技を持つ傀異化モンスターに対するのに有効。
      もしものための気絶耐性スキルも不要になり、高い安定感で狩猟が出来るだろう。
      同じく傀異化戦で有効なこんがり魚とも相性抜群。
    その後度重なるアップデートにより様々なスキルや武器種が追加されていき、サンブレイク全体が属性特化環境へと突入
    元々属性偏重武器であったこちらも恩恵に与り、傀異スロット拡張と属性値の傀異錬成Lv8を施すと
    その属性値は脅威の121に到達。
    そこから更に氷属性強化に鋼殻の恩恵、連撃に狂竜症【蝕】、更に激昂龍気変換もしくは狂化奮闘まで積み上げれば
    属性値が200を軽々上回る程。
    氷属性が弱点のモンスター達を文字通り震え上がらせる、氷属性の権化とも呼べる一本である。
    • 強力な味方のバフとなる旋律は持たないものの、伏魔響命や狂化使用時の体力減少を体力継続回復旋律で軽減できるのもポイント。
      狂化運用の場合に限るが、鋼殻の恩恵をLv3まで積めば氷属性値強化と延命を両立できる。
    • 一方で、マルチプレイにおいては「火力増強につながる強力な旋律を持たない」という欠点が目立ち、場合によっては
      属性攻撃力UP斬れ味継続回復を持つ氷輪弦フォルモントや、
      攻撃力&防御力UP体力回復【大】を持つ氷琴アイスフィールを担いだ方がPTに貢献できることもある。
      武器性能だけでなく旋律も重視されるという、ある意味狩猟笛らしい環境と言える。

余談

  • メロウフォロウを演奏すると、寒冷群島BGMのイントロ部分が流れる。
    原曲では三味線の音色であったが、こちらの笛の場合は笛と鼓の音が鳴り響く。
    雅ながらにテンションが上がる良サウンドであるので、
    興味がある方はメロウフォロウを担いで一狩り行ってみよう!
    • 笛の演奏は3音演奏が最も長く流れるので聴きたいときはそちらがおすすめ。
      …わざわざ一狩り行かなくても修練所で聞けるのはカリピストだけの内緒にしておこう!
  • メロウ(merrow)とはアイルランドに伝わる人魚の名前である。
    柔らく豊かな音のこともメロウと呼ばれており、狩猟笛らしいチョイスと言える。
  • フォロウは「追う」「後に続く」「あとから補う」を意味するfollowか。
    ツイッタラーを兼任しているハンターならフォロアー(follower)という言葉に聞き覚えがあるだろう。
    上記以外にも「傾聴する」という意味持つ。
    メロウは「海の歌い手」を意味する怪異なので、意訳すると「海の歌手の声に耳を傾ける」といった具合。
  • MHRiseの発売前、IGN Japanの先行試遊動画でメロウフォロウが初公開された。
    この動画ではハンター、オトモ全員ミクニ装備でイソネミクニを狩るという、
    恐ろしくミクニ尽くしな内容をカプコンに強いられたものとなっている。
    見た目は面白いがやはり相性はそこまで良くなく、
    聴覚保護【小】で咆哮【大】を防げなかったり、一度も睡眠にできず討伐という結果に終わっている。
  • MHR:Sの項にある通り、夢魘笛メロウフォロウ(改)は武器解説文が若干エンプレス構文っぽくなっている。
    これは人魚竜武器のMR強化形の解説テキストが
    「人魚竜の情念を宿した〇〇。」という一文で始まるよう統一されているのが原因だと思われる。
    なお狩猟笛のみならずハンマーの方も似たようなことになっている。

関連項目

モンスター/イソネミクニ
モンスター/イソネミクニ亜種
武器/イソネ武器
武器/双星の紅蓮刃 - 強化を続けると【夢幻】が付く双剣


*1 そのドラグマの派生元もカムラノ鉄笛となっている。