冷血に響く氷狼竜の狩猟笛。
その音色にあてられると、
慈悲や温情の心が失われる。
(冷たき月の弦楽器)
響かせる旋律は冷たく無慈悲。
つま響く音色に導かれ、
獲物は悲鳴のハーモニーを奏でる。
(氷輪弦フォルモント)
MHR:Sより登場した、氷狼竜ルナガロンの素材を用いた狩猟笛。
弦楽器と書いてあるが狩猟笛である。
目次
概要
- ルナガロンの素材で作れる狩猟笛。…だが、その外見はまさにエレキギター。
ジンオウガの狩猟笛などと似た様な形状をしているが、
こちらはしっかりと6弦*1であり、抜刀時は赤く光ることもありよりエレキギターっぽさが増している。
ただし、流石に弦の太さまでは再現されていない。
- 納刀時はフェンリル狼の如く鎖でつながれている。何か水色の装飾で繋ぎ止めているように見える。
抜刀時に光るのも、この装飾で力を抑えているのかもしれない。
鉄鎖<レージング>と言えばフェンリルに余裕で引きちぎられてしまう代名詞なのだが。
性能
MHR:S
- 鉱石素材の狩猟笛、フォルティッシモ改からの強化派生。
フォルティッシモ改は一発生産で作れる。
初期形態、冷たき月の弦楽器の性能は- 生産時点でそこそこ強い攻撃力290
- かなり控えめ氷属性21
- 会心率は0%
- 全体的な斬れ味が非常に短いものの素で顔を出す紫ゲージ10、さらに匠で延長可能
- 無いよりマシなスロット1-1
- 必要十分な百竜装飾品スロット2
ルナガロンを狩猟したばかりのカリピストを震撼させた驚異の旋律効果がそこに有った…。- 属性攻撃力UP
- スタミナ回復速度UP
- 斬れ味継続回復
戦いながら斬れ味が少しずつ回復していくのである。その効果たるや、5秒につき斬れ味2回復。
実際に使ってみるとこれがなかなか強力で、この笛の紫ゲージ10を斬れ味ケアのスキルなしでも
ほぼ研がずに狩猟を終えられるほどの旋律効果なのである。
勿論、マルチで持っていけば喜ばれることだろう。
ガンナーばかりでなければ
流石に双剣や操虫棍等は斬れ味ケアなしでいられる程の効果ではないが、非常に強力。- 他にもいくつか斬れ味継続回復を持つ笛はあるが、
MRで最初に生産可能となる斬れ味継続回復を持つ笛はこの笛となっており
物理性能だけでも十分渡り合えるスペックを持つことも手伝って、
すぐにこの笛を作ってラスボスまでずっと戦っていても問題ないレベルである。 - 前述のようにガンナーとは相性が悪い。
スタミナをじゃぶじゃぶ使う弓使いと行くならまだしも、
ボウガン使いと合わせると流石に活きる効果が少ない。属性を使わないボウガンなら尚更。
新スキルである、研磨術【鋭】との相性も悪い。また、斬れ味継続回復以外の旋律の汎用性も低い。
そもそも近接武器であっても斬れ味のケアを必要としない場合もある。
適切に使えれば強力だが、実際にはかなり使う状況を選ぶ笛といえる。
また、盟勇クエストやNPCの参加する緊急クエストでも、NPCは斬れ味消費がないので相性が悪いと言えるだろう。 - 斬れ味継続回復以外に気を付けるべき点としては、攻撃力上昇の旋律が無い事か。
共鳴音珠を配置するのを忘れないよう心掛けたい。
疾替えを使えば、震打か炸裂音珠と共用出来るので上手く使いこなそう。
- その後の強化は
攻撃力が290⇒300、氷属性21⇒23、素の紫ゲージ+10の冷たき月の弦楽器改。
こちらは爵銀龍メル・ゼナの素材を使って強化可能となる。
上昇量が寂しいが、紫ゲージが20になったことでもはや白に落ちる心配はまずない。
最終強化はMR50までお預け。- 当然このタイミングで同じく斬れ味継続回復の旋律を持つメル・ゼナのデュークグレイルも作成可能になる。
紫ゲージの長さはあちらのほうが短いが斬れ味消費軽減の旋律を持つ為、
旋律維持した場合の実質的な斬れ味は同等。
属性こそ異なるが攻撃力は同じなので、
聴覚保護【大】の旋律を目当てにのために乗り換えるパターンもありえるか。
- 当然このタイミングで同じく斬れ味継続回復の旋律を持つメル・ゼナのデュークグレイルも作成可能になる。
- そして、最終強化は氷輪弦フォルモント。
攻撃力300⇒320、氷属性23⇒25、素の紫ゲージが20伸びて40。
この頃になると攻撃力も属性値も他の武器にやや劣るようになってくるのだが
スロットやその他の性能は全て据え置きなので、
やはり素の紫ゲージや何より旋律効果をうまく生かしたいところ。
強さを斬れ味継続回復に頼っている部分があるので、
最終段階まで来てもマルチの参加者の半数以上がガンナーである場合は素直に別の笛を担いだ方が良い。- 最終強化の段階では、対抗馬として極光雪笛スノウフォロウの存在が挙げられるだろう。
あちらは同じ攻撃力で、3倍近い氷属性値を持つ。匠無くして紫ゲージは現れないが、
気絶無効に体力継続回復といった傀異化モンスター戦で役立つ旋律を多く備え、スロットも2-2で優秀。
こちらは斬れ味継続回復旋律と素の紫ゲージ、そしてそれに伴うスキル構築の幅広さで戦いたいところ。
スノウフォロウ側の旋律は防御重視なのに対しこちらは攻撃重視な事も加味して選択しよう。- なお、スノウフォロウとこの弦楽器が同時に組めば、
スノウフォロウの斬れ味をキープしつつ高い属性値を更に上乗せさせ、
さらにこちらは生存性を押し上げてもらう、強力な二重奏を組める。
しかもスタミナは消費軽減に回復量UPが合わさり、双剣は鬼となり操虫棍は飛び跳ねる事が可能に。
同属性の対抗馬同士の武器が手を組めば強力なタッグになるのは狩猟笛でなければあり得ない現象だ。
カリピストの人口では中々そんな機会は訪れないかもしれないが、出番がきたら鮮やかな協奏の下、
獲物に悲鳴のハーモニーを奏でさせ、永遠の眠りについてもらおう。
- なお、スノウフォロウとこの弦楽器が同時に組めば、
- 後に追加された氷琴アイスフィールとも良好な二重奏を組める。
向こうは攻撃力&防御力UPを吹けるので氷属性値と物理攻撃が互いに強化され、絶え間ない回復と
落ちることのない斬れ味でモンスターに激しいラッシュをかけることができる。
マルチでのアイスフィール採用率は高いので、被ってしまったらこちらに持ち替えるといいだろう。
- 最終強化の段階では、対抗馬として極光雪笛スノウフォロウの存在が挙げられるだろう。
- 氷属性・砥石不要の斬れ味ケア・毒耐性を積むことができるLv1スロット…と、
アップデートで追加された強敵、ナルガクルガ希少種に対する決戦兵器と言える武器でもある。
特に狩猟笛ソロで挑む場合は心強い味方となってくれるだろう。
- 最終アップデート後の環境では血氣覚醒Lv3との相性の良さが差別化点となる。
発動部位が被る天衣無崩の斬れ味ケア性能が高すぎるため、他の笛では血氣覚醒を搭載してもLv1止まりのところ
実質的に斬れ味無限のこの笛なら無理なくLv3を発動して戦い続けられるのだ。
プライマルの豊富なスロットと傀異錬成と護石で属性関連のスキルを大量に積載することによって
30秒の時間制限はあるが、スノウフォロウに匹敵するほどの属性値を叩き出せる。
余談
- 演奏すると城塞高地の汎用BGM「攻防自在、乱戦必至の城塞」の一節が流れる。
音色も見た目通りのギター音がギュンギュン鳴り響く。
- フォルモント(Vollmond)はドイツ語で満月を意味する。
一曲奏でれば名前の通り、欠けることのない斬れ味を約束してくれるだろう。- 狩猟笛だけに音声の周波数帯域を表すフォルマントも名前にかかっているのかもしれない。
強靭な声の遠吠えをするルナガロンのイメージにもよく合っていると言える。
- 狩猟笛だけに音声の周波数帯域を表すフォルマントも名前にかかっているのかもしれない。
関連項目
モンスター/ルナガロン
武器/ルナガロ武器
武器/王牙琴【鳴雷】 - 牙竜種の弦楽器先輩。こちらは4弦なのでベース
武器/ディープヴェロウ - 鎖に封じられた笛仲間