リオレイア希少種の素材から作られた金色の防具シリーズ。
「夜空から舞い降りた月の女王の防具」と謳われ、曇る事の無いその輝きはモンスターすら虜にするという。
本項では、MHFのG級クエストを利用することで作成可能なルナGシリーズについても紹介する。
目次
概要
- 希少種の素材から生み出された防具だけあって、防御力はレイアシリーズやリオハートシリーズ以上。
そして金色の見た目はとてもゴージャス。特に女性剣士用の装備は豪華なドレスのようで実に優雅である。
一方、男性用はキンキラの甲冑のような形状で、その見た目からC-3POなどと呼ばれることも。
なお、男女どちらのものも含めて「ゴルルナ」、全身装備した場合は「フルルナ」と呼ばれる場合も多い。
- 名前の由来は"金"の英語「gold」と"月"のラテン語「luna」*1だと思われる。
直訳して「金の月」であり、事につけそう称されるリオレイア希少種を体現した防具である。
MHP2以前
- ほとんどのシリーズを通して運気のSPが非常に高いという特徴があり、一式揃えると激運が発動する。
上記の通り防御力も相当高く、一式で激運が発動する他の防具シリーズとは一線を画す性能を持つ。
さらにそれ以外に発動するスキルも報酬関連のものが多い。
- しかしその反面、戦闘向けのスキルがほとんど付かないという弱点がある。
特に相性の悪い武器も存在しないが、逆に相性の良い武器も存在しない。
この装備でモンスターと戦う場合、ハンターの純粋な実力が試されると言える。
一応スロットが無いわけではないので、装飾品などで他のスキルを発動させる事もできなくはないが、
何か一点に特化した戦い方はまず不可能である。
なお、上記の通り戦闘向けのスキルが発動しない上、報酬が増えるスキルが多いため、
通信プレイでは「物欲装備」などと呼んで嫌う人もいる。
もちろん装備やスキルは技術によって補えるものであるのだが
通信プレイのスタイル次第では使用を控えた方がいい場合もあるだろう。- 特にMH2のオンラインでは、友情スキルと幸運激運の優先順位の関係で
フルゴルルナは、嫌われる傾向が強かった。
- 特にMH2のオンラインでは、友情スキルと幸運激運の優先順位の関係で
- 頭装備は剣士・ガンナー共有で各スキルPに差異もないため、どちらか片方を作っておけば紅玉を1つ節約出来る。
- ソロで使う場合はスロットが10個なため、アカム撃破後なら火事場+2の発動が可能であり、
ガンナーでハメが通用する相手や、
ラオシャンロン・シェンガオレン等ダメージを受けることが稀な相手に着込むとグッド。
ネコ火事場発動の上で活用するのもアリだろう。 - 剣士は耳栓までで済む相手や、耳栓不要な相手で斬れ味+1を使う事もできる。
匠珠・防音珠の手間は相応に掛かるが。
MHP2G
- クエストの関係でゴールドルナシリーズがP2よりも作成しにくくなっている。
ガンナー用の胴以外で雌火竜の紅玉を1個ずつ要求されるので、ガンナーで4個、剣士は5個集めなければならない。
逆鱗や上棘も要求されるが、豪運の持ち主以外、紅玉集めの段階で両方共思いっきり余る。 - G級リオレイア希少種の素材を使うことで作れるG・ルナZシリーズが初登場。
- MHP2Gでは激運の他、捕獲上手が発動する。
総スロット数も12と多く、特に胴と腰のスロットが3つで、匠のスキルポイント+2をもつため、
名匠珠2つを入れれば斬れ味レベル+1が付くなど、攻撃面もある程度融通が利く。
さらに武器スロットが2つ以上あれば、斬れ味レベル+1を残したまま
捕獲上手を捕獲名人に底上げしつつ、捕獲の見極めも発動させることができる。- なお斬れ味レベル+1を諦めれば武器スロ2と装飾品を使うことで
「捕獲名人」「激運」「捕獲の見極め」を発動させた上で頭をフリーにできる。
鷹見のピアスとあわせて素材乱獲にもってこいだが、匠不要かつ2スロだと武器が限られてくる。
- なお斬れ味レベル+1を諦めれば武器スロ2と装飾品を使うことで
- しかしこの装備、各部位を作るために雌火竜の天鱗が一個ずつ必要。
激運装備を作るために激運装備が欲しい…という本末転倒な事態を引き起こした。
え?よくある話?
MHP3
- 今作からはMH3以降のレイアシリーズの金色版のデザインとなった。
一式揃えると激運、破壊王、精霊の加護が発動する、部位破壊も楽な装備になった。
スロット数は9。全て一部位3スロットなので、耳栓や集中などのスキルをつけやすい。
ただし、前者の場合は精霊の加護が消えるので注意。
マイナススキルとして雷耐性弱化も発動し、スキル込みだと-30というヤバイ数値になる。
消しても元々-20と非常に低いため、
無理に打ち消すよりも雷属性攻撃を行うモンスターを狩猟する際は別の装備に変えた方が良いだろう。
特にジンオウガ相手に着ていくと瞬殺される危険性もある。
紅玉は腕の1個で済むようになったが、頭に上棘が3個、胴に逆鱗が2個必要で、
更に当のリオレイア希少種がこれまでとは比べ物にならないほど強化されているので、
今作でもそれなりに作成難易度は高い。
なお、捕獲名人や剥ぎ取り達人を発動させた場合は激運どころか幸運すら発動しなくなる。
これらとの両立は基本的に無理なので素直に諦めよう。
MH3G
- 今回はG級装備として登場。なお、G級にしかない関係かG・ルナZという名称ではない。
デザインはレイアXシリーズの色違いになった。
雌火竜の天鱗は腕と腰に1個ずつでいいが、
代わりに紅玉が胴に2個必要と相変わらず厳しい。
ただし、一式揃えると破壊王が発動するので、破壊部位の多いミラオス戦では活躍できる。
発動スキルはMHP3と同じだが、スロット数は10個となり、P2Gの時より少なくはなったものの、
それでもMH3Gに登場する
一式装備の中では最多を誇り、武器種や狩猟対象に合わせたカスタマイズもしやすい。
龍属性やられを防げる程の高い龍耐性を持ち、ジンオウガ亜種やイビルジョーなどの
龍属性攻撃を伴った攻撃を仕掛けてくるモンスターとの相性に優れる一方で、
雷属性が弱点となっている*2のでラギアクルス種・ジンオウガ・クルペッコ亜種・ギギネブラ亜種戦には不向き。
特にペッコ亜種の属性耐性をさらに下げる可燃液を喰らいでもしたら…
(さらに言えば、アルバトリオンも滞空モード時に雷属性を伴った攻撃を仕掛けてくる)。- 雷耐性-55という数値がどれだけ絶望的なのかというと、
雷属性攻撃を喰らうとそのダメージが1.55倍になると言えばわかるだろうか?
数字だけみてもピンとこない方のために、具体的な数値で説明すると、
1.55倍というのは、弓の強撃ビンや、MH3仕様リオレウスの怒り時の攻撃力上昇、
MHP3の最難関クエスト「王族の招宴」の希少種夫婦の攻撃力補正の数値である
1.5倍を上回る数値である。
マイナス耐性を打ち消すネコの雷属性得意さえも、
雷耐性弱化によるマイナス補正はフォローできず、雷耐性-17、
食事による耐性上昇があっても-12となる。
装飾品かお守りで雷耐性弱化を消すか、素直に別の防具に替える方が賢明である。 - 豊富なスロットのおかげでお守り+装飾品+食事スキルで強引に雷耐性をプラスにすることは一応可能である。
まあスロットをほとんど消費するため、メリットはあまり、というか全くと言っていい程無いが…
- 雷耐性-55という数値がどれだけ絶望的なのかというと、
MH4(G)
ゴールドルナシリーズ
- 作製難度は、腕と腰に紅玉が1個ずつ、胴に逆鱗が2枚と相変わらず。
スキル、スロット数、耐性などはMH3Gとほぼ同じ。
運気スキルは強運が発動するが、これは前作までの激運とほぼ同じ効果を持つ。
G・ルナZシリーズ
- 一式の発動スキルは強運、破壊王、精霊の加護、雷耐性弱化と相変わらず。
スロット数も頭と腰の3スロットをそのままに合計10個と上位版から変更されていない。
雷耐性弱化は-10なので装飾品1個で打ち消せる。それでも水・雷耐性は低いが。
また発動には至らないが、捕獲のSPが胴、腕、脚に合計+8付いている。
ただし、捕獲は運気のSPと相反しているため、激運と捕獲マスターの両立はまず不可能。
一応、運気のSPが+18と高めなので、装飾品で捕獲達人までなら可能だが。 - 作製難易度は前作以上であり、天鱗こそ1個だけになったが、胴部位には雌火竜の紅玉を2個、
腕部位には雌火竜の天鱗を1個、脚部位には古龍の大宝玉を1個要求される。
更に煌炎の雫、大竜玉、コスモライト鉱石、真紅蓮石と地味に集め辛い素材も必要となる。 - しかしこの装備の一番の問題点は、作成してもオンラインプレイには着て行きづらい事だろう。
よっぽど心の広い相手か特殊なクエスト条件でも無い限り、顰蹙を買うことは避けては通れない。
特にフルミヅハが蔓延した本作では、前作で散々な思いをしたプレイヤー達も含め、
「また地雷プレイヤーがオンに溢れ返る」という懸念が広がり、とにかく皆が神経質になっていた。
一応、前作には無かったキック機能のおかげで「地雷の見分けが楽になる」という意見もあるが…
どちらにせよ不特定多数の相手が集うオンラインでは火力を盛って素早くクエストを回す方が効率が良く、
豊富なスロット数を使って攻撃系スキルを付けたとしても、説明する暇も無く直ぐにキックされる可能性が高い。
現実的に考えて、一式での運用は非常に限られる=ほぼ趣味の領域と言える。
ソロでこつこつ素材を集める時か、ギルドカードで目立ちたい人向けだろう。- 運気スキルを発動させたいだけなら、その辺のテンプレ装備に装飾品を突っ込んで
無理やり発動させてしまう方が手っ取り早く、かつ他のスキルも実用的になりやすいというのもネック。
例えばG・ルナZ一式に斬れ味レベル+1をつけようと思うと3スロの武器かお守りが必要で、
それ以外のスキルも同時につけようと思うと相当なお守りがないと絶対に不可能だが、
運気が+2以上ついて3スロのお守りがあればウカウカウ装備で
斬れ味レベル+1・心眼・耐震・弱点特効というウカウカウの有用スキル群に加えて激運まで無理やり発動できる。
本作ではG・ルナZシリーズもビックリする程の物欲装備であるGXグリードシリーズが登場した。
こちらはもっとオンラインで嫌われるような内容なので、やはりオンラインで着ていくべきものではない。
- 運気スキルを発動させたいだけなら、その辺のテンプレ装備に装飾品を突っ込んで
MHX(X)
- 亜種が登場しないと明言されたためこのシリーズの存続が危ぶまれていたが、
希少種は無事登場したためこの防具も登場。デザインは4シリーズのゴールドルナのままである。
ゴールドルナシリーズ
- 今までは報酬関連スキルが並ぶ独特のスキル構成だったが、本作ではその構成が一新。
一式では精霊の加護・体力回復量UP・アイテム使用強化・満足感が発動する。前作からの続投スキルは精霊の加護だけ。
これでもかと言う程生存する事に特化している。
本作のレイア装備が軒並み生存特化である為、潔くその線に乗ったと言える。
また物欲装備ではなくなったおかげで、デザイン重視などで一式着こんでいても
過去作ほど白い目で見られることも無くなったとも言える。
その事を知らずにキックする人も居なくはないらしいが。
火力アップスキルが無いのが難点か。 - やはり防御特化装備らしく一式最終強化の防御力は1箇所に付き126と相応に高い。
さすがに古龍種の装備には負けるが。
なお、耐性は雷・水耐性がほぼ死んでいる。その一方、一式の龍耐性は20もある。
この辺は旦那のシルバーソルシリーズもそうであるが。
獰猛化してしまったアイツ対策には向いているかも。 - 残念ながらスロットは腕に一つあるだけである為、スキルの拡張性には乏しい。
この辺もレイア装備らしいと言えばらしい。前作までのスロットの多さはなんだったんだろうか? - 作成の難易度もそうだが、他の防具と違いLv5の強化の時点で紅玉を要求される。
強化に関しては結構苦労する為注意が必要。 - ちなみに頭と脚のみ理論上は下位から生産可能である。
同じく残りの部位もHR5で全て作れる…が、当然そんな事を出来る腕前の持ち主であれば、
わざわざ連戦せずにさっさと攻略してしまった方がいいのは言うまでもないだろう。
金に輝く鎧の見た目が好きだが性能(特にこれまでの物欲装備)が嫌いだった人たちは、
MHXXの防具合成の登場によって見た目を維持しつつ高性能なゴールドルナにすることが可能になったため、
報われたといえるだろう。
EXG・ルナシリーズ
- 本作ではEX版も存在する。
作成にはイベントクエスト『月下の夜会』をクリアする事で入手可能な「EX金火竜チケット」を使用する。
デザインは無印及びSのレイアシリーズの色違い。つまりMHP3と同じデザイン。 - 一式の発動スキルは「激運」、「お守り収集」、「体力-15」の3つで、こちらは過去のシリーズ同様に物欲装備であり、
お守り採掘に特化している。
故にオンライン、特に狩猟クエストでの取り扱いに注意。- 護石王+5ポイントと採取+9ポイントをお守りでカバーできれば、3スロ武器とあわせて「激運」、
「お守りハンター」、「採取+2」の炭鉱夫装備が完成する。
- 護石王+5ポイントと採取+9ポイントをお守りでカバーできれば、3スロ武器とあわせて「激運」、
G・ルナZシリーズ
- 他の防具にも見られるが、G級版は剣士用・ガンナー用で発動スキルが一部異なっている。
- 共通の一式発動スキルは祝福・満足感・アイテム使用強化、
加えて剣士は逆恨み、ガンナーはフルチャージが発動する。
「祝福」は体力回復量UP+精霊の加護の複合スキルで、上位のスキル2つを合わせた形となる。
G級かつ希少種の防具という事もあり、高い防御力も相まってコンセプトとしては、
『G級モンスターの攻撃を、高防御力と祝福スキルに内包された精霊の加護で耐え、
剣士は逆恨み、ガンナーはフルチャージ状態を維持して火力向上』といったところか。- 剣士の方はMHXXで逆恨み、といえばあのスタイルが出てくる。
MHXXには「ブレイヴスタイル」が新たに追加されており、イナシを利用すると体力が赤ゲージで残る。
そして残りのスキルは生存性特化。ここまで言えばお気づきだろう。
この装備はブレイヴスタイルで逆恨みを発動させ、残りのスキルと防御力でとにかく生き残る
と言う想定の真反対の活かし方をする防具なのである。
しかし祝福に内包されている体力回復量UPの都合で、赤ゲージ維持か回復なのかと器用貧乏な感じも目立ち、
スタイルも固定されるというのは非常に重いため、
やはりブレイヴスタイルを最大限に活かせる腕が無いとこの防具の真価は発揮できないだろう。
それが厳しいのであればこの際、逆恨みは発動すればラッキー程度に考えた方が良い。
逆恨みを除けば元のゴールドルナシリーズと全く変化していない為、
単純にゴルルナの延長線上の装備と考える事もできる。
一方でガンナーは防御特化である分、素直に扱いやすいスキル構成となっている。
フルチャージもガンナーなら活かしやすいスキルである。
単純に利用するならこちらに分があるか。 - スロットはどちらも頭・腕・腰に1つずつの計3つしかないので拡張性が乏しく、他のスキルを盛りにくい。
- ちなみに複合スキルの祝福は、このシリーズ一式のみでしか発動できないという地味に貴重なスキルだったりする。
- 剣士の方はMHXXで逆恨み、といえばあのスタイルが出てくる。
GXG・ルナシリーズ
- EX版に引き続きGX版も登場。今作ではイベクエでのチケットは要求されず、覇王の証があれば作れる。
一式で激運、お守りマニア、アイテム使用強化が発動する。
EXと同じく護石採集向けの物欲装備になる。相変わらず空きスロットは無いが、
完成形に護石や装飾品を要求されたEXとは異なり、自己発動スキルだけで有用なスキルが揃っている。
相変わらず雷耐性と水耐性は酷いが、
防御力だけは高いのでソロや理解のある人とのマルチで着ていくなら作る価値はある。
護石で採集+2を別途付けたり、気まぐれスキルを付けられれば快適に護石が掘れるだろう。
尤も、今作ではマカ錬金やアトラル・カ周回で護石の収集は簡単に行える為炭鉱夫の必要性があまりないのがネック。
護石さえ持っていればEXシリーズでも事足りる性能なので、
あちらを作っているならわざわざ作る必要性はあまりない。
MHW:I
- 前作MHWorldでは希少種のみが参戦を逃したものの、続編で見事復帰。
それに伴いEXゴールドルナα・βシリーズが解禁された。
ゴールドルナシリーズと言えば物欲スキル満載の代名詞とも言うべき装備であったが、
当の物欲スキル達はそれぞれ別装備のシリーズスキルとして既に独立している。
ではこの装備はどうなったのかと言うと…部位 α β スキル スロット スキル スロット 頭 体力増強+2 Lv2×2 体力増強+2 Lv4×1
Lv2×1毒属性強化+2 胴 精霊の加護+2 Lv3×1
Lv1×1精霊の加護+2 Lv4×1
Lv2×1
Lv1×1逆恨み+1 腕 逆恨み+2 Lv2×1 逆恨み+2 Lv4×1
Lv2×1毒属性強化+2 腰 精霊の加護+3 Lv2×2 精霊の加護+3 Lv4×1
Lv2×1体力増強+1 脚 弱点特効+2 Lv1×1 弱点特効+2 Lv4×1 散弾・剛射強化+1 一式 精霊の加護Lv5 Lv1×2
Lv2×5
Lv3×1精霊の加護Lv5 Lv1×1
Lv2×4
Lv4×5毒属性強化Lv4 体力増強Lv2 体力増強Lv3 逆恨みLv2 逆恨みLv3 弱点特効Lv2 弱点特効Lv2 - 散弾・剛射強化Lv1 - シリーズ
スキル2部位以上:精霊の加護・極意
4部位以上:真・会心撃【特殊】
- MHXから物欲装備脱却の兆しは見えていたが、そこにあったのはこれまでの物欲スキル群を全て投げ捨て、
弱点特効や逆恨み、毒属性強化、散弾強化といった攻撃用スキルや
今や必須級生存スキルとなった体力増強や精霊の加護と攻防バランス良く纏まり、
れっきとした戦闘用装備へと完全変貌した新たな姿であった。
まず目を引くのはMR帯では希少となったシリーズスキル2つ内包装備である点。
その1つは4部位以上で発動する真・会心撃【特殊】。名前の通り会心撃【特殊】が強化されたスキルである。
旦那の方は対を成す真・会心撃【属性】と超会心を活かすために会心率を上げる装飾品等が必要と
なるが、こちらは脚に弱点特効Lv2が内包されているため、一式でも腐らない。- 一式での構成は、MHXでのゴールドルナと紫毒姫シリーズが融合したような感じになっている。
- しかしこの装備の真価は2部位以上で発動する方と言える。その名も精霊の加護・極意。
加護のスキルLv4及び5を発現させる。限界突破した事でダメージカットの割合がさらに増し、
その数値、驚異の60%である。そしてLv5となった場合、発動率上昇効果が付与される。
MR帯では敵の攻撃も痛烈な物となっており、歴戦古龍ともなれば軽い攻撃ですら
体力増強Lv3含む最大値から半分以上を易々と削られる事がほとんど。
しかしこのスキルがあれば、場合によってはそういった相手でも耐えられる回数が増えるなど
強力な生存性を発揮してくれる。
胴と腰の2部位で装飾品なしで最大Lvまで発動できる他、片方を脚装備にして
弱点特効と両立したりと、使いやすい点もポイントである。
その余りにも強力な生存力と使いやすさ故か、遂に地雷装備ではなく
本来のテンプレ装備の方にゴールドルナの名が刻まれる時が来たのである。
- 作成には当然リオレイア希少種の素材が必要だが、自力では遭遇までの道程が厳しく、
導きの地:荒地地帯もしくは溶岩地帯のLvを6以上に上げる必要がある。
それ以外の方法を取る場合は最短でもMR125という長い道を歩んだ上で旦那共々相手取る必要がある。
どちらが自分に合うかを考慮した上で、適切な方法を選ぼう。
なお、全部位揃えるには導きの地で得られる素材が必要となり、このクエストのみでは揃えられないので注意。
製作可能時期が遅いが、その防御力は1部位初期162と古龍装備並の高さを誇る。
- 相性の良い組み合わせの筆頭はEXエンプレスβシリーズ。残った3部位を利用して整備・極意と両立できる。
整備Lv5と精霊の加護Lv5が同時発動した時の生存力・快適性は圧巻。クールタイム激長の筆頭である
転身不動の装衣組み合わせでもどちらかが効果終了となって間もない内に復活。さらにその復活を待つ僅かな時間や
不動でゴリ押している間も精霊の加護によってダメージ大幅カットと全く隙がない。
高Lvスロットも多く確保できるため、拡張性にも困らない。
組み合わせ例はテンプレ装備の項に詳しく記されているが、この装備の使い方は
β版の胴+腰で精霊の加護を最大まで発動するか、胴+脚で弱点特効と両立するのが一般的である。
エンプレス作成元であるナナ・テスカトリも導きの地:荒地地帯もしくは溶岩地帯のLvを上げる事で
出現するため、素材集めを両立しやすいのがポイント。
そして両装備は女性用がどちらもドレスやお姫さまをモチーフとした装備であるため、
組み合わせても見た目が大きく崩れる心配が少なくて済むのも大きな利点の1つである。
腰をエンプレスβとした場合はさらに利点が1つプラスされる。
そしてゴールドルナβ脚の色彩変更が可能な場所は…
MHR:S
- 2022/8/10配信のバージョン11.0にて追加。
レア度は10、初期防御力は各部位120、耐性値は火3,水-3,雷-4,氷-1,龍2。
デザインはMHP2GにおけるG・ルナZと同じもの。部位 スキル スロット 頭 状態異常確定蓄積+2 Lv2×2 攻勢+1 連撃+2 胴 顕如盤石+2 Lv3×1
Lv2×1逆襲+2 精霊の加護+3 腕 超会心+1 Lv4×1
Lv2×1
Lv1×1フルチャージ+1 連撃+1 腰 状態異常確定蓄積+1 Lv3×1
Lv2×1攻勢+1 回避性能+2 脚 顕如盤石+3 Lv4×1
Lv2×1フルチャージ+2 体力回復量UP+2 一式 状態異常確定蓄積Lv3 Lv4×2
Lv3×2
Lv2×6
Lv1×1攻勢Lv2 連撃Lv3 顕如盤石Lv5 逆襲Lv2 精霊の加護Lv3 超会心Lv1 フルチャージLv3 回避性能Lv2 体力回復量UPLv2
それぞれの詳細は各ページで参照してもらうとして、簡単に説明すると- 状態異常確定蓄積:タイミングよく攻撃を回避すると一定時間状態異常の蓄積が確定で発生する
- 顕如盤石:モンスターが怒り状態になると防御性能(防御力+咆哮・風圧・震動耐性)がアップ
他のスキルも攻守共に充実しているといえよう。 - 顕如盤石Lv3を単体で発動できる脚部位が優秀で、他部位のLv1スロットに装飾品を詰めればLv5にできるほか、
精霊の加護Lv3が発動できる胴部位も装備すれば、顕如盤石もLv5にできる。 - 腕も強力な火力スキルが3種類に極めて優秀な4・2・1のスロットとパーツ単位の採用が期待できる。
「連撃」はLv1で止めても優秀なのがさらに拍車を駆ける。
連撃Lv3を目指すなら頭にもお呼びがかかることも。 - しかし、生存性と状態異常を重視した構成だが、連撃の属性強化部分は状態異常属性には効果がない。
もちろん物理部分には効果があるので無意味ではないが、通常属性と比較すると相対的に強化幅が小さくなる。
特に頭部位を採用してスキルをフル活用したい場合は、
「状態異常確定蓄積と攻勢の条件に合致する毒か麻痺属性」と「連撃が適用される通常属性」の両方を備える武器、
早い話が通常属性と状態異常の双属性双剣を担ぐ必要がある*3。
武器単体で完結させるなら、Ver.11時点では火と毒のローゼンエーアガイツか雷と麻痺の血風傷刃フルスカード改の2択。
前提となる2条件からは外れるものの、属性コロガシか毒・麻痺武器オトモで
攻勢部分をカバーする前提であれば氷と爆破の氷炎魔剣ヴィルマクスも選択肢となるか。
- Ver.12で追加されたミヅハ醒シリーズが持つ新スキル蓄積時攻撃強化は、
本装備が持つ状態異常確定蓄積と強力なシナジーを発揮する。
また蓄積時攻撃強化を持つ部位が胴腕脚であり、本装備の頭腰と無理なく組み合わせることができる。
- Ver.13でスキル特化錬成が追加され、そちらでは確定で既存スキルが1レベルダウンするのだが、
前述の通り死にスキルとなりうるスキルもしくはフルチャージなど、
環境にあまりマッチしていないスキルを持ちながらスロットが中々優秀なこちらは上振れを狙いやすい。
特に腕部位はフルチャージをピンポイントに犠牲にできればかなりの上振れが期待できる。
頭部位に関しても、状態異常属性にはあまり恩恵の無い連撃がある為、
これを餌に状態異常確定蓄積をLV3にしたり、
セットで運用する事が多いもののこちらと違って装飾品の無い蓄積時攻撃強化を付与して
防具の自由度を高めるのも充分にアリだろう。
状態異常確定蓄積についてはVer.14でLv3珠が登場したので本防具を無理に使う必要はなくなったが、
最悪特化錬成の餌にしたり、腰だけでLv2確保したりと自由度が更に上がったと捉えればよいだろう。
MHNow
- リアルイベント「モンスターハンターNowカーニバル2024:渋谷」にて、
リオレイア希少種の先行実装と併せてゴールドルナシリーズも登場。初期グレードは6。
腕と脚には新スキル「追い討ち【毒】」が搭載されている。
- 追い討ち【毒】
- 毒状態中のモンスターに与えるダメージが30%増加する。(Lv1/5)
- Lv1でありながら、毒状態中のモンスターへの与ダメージ30%アップという破格の上昇量を誇る。
最大Lvは5だが実装時点ではLv3までしか発動できず、その時点での上昇量は60%。与ダメ1.6倍である。
- Lv1でありながら、毒状態中のモンスターへの与ダメージ30%アップという破格の上昇量を誇る。
- 古龍種の防具以外では同時実装されたシルバーソルと共に初となる、初期グレードが6の装備。
ゴールドルナシリーズ
- 頭装備はグレード6で逆恨みLv1が発動。
グレード8で更に精霊の加護Lv2が発動し、漂移スロットが解放される。- 被ダメージを軽減する精霊の加護、ダメージを受けると攻撃力が上昇する逆恨みが同時発動。
リオレイア希少種を討伐できる腕を持つハンターならば必要性は低いだろうが、
被弾しがちなハンターならば火力アップに貢献してくれる装備となるだろう。
しかしグレード8まで上げて精霊の加護を発動したいかと言われると…
- 被ダメージを軽減する精霊の加護、ダメージを受けると攻撃力が上昇する逆恨みが同時発動。
- 胴装備はグレード6で破壊王Lv2が発動。
グレード8で漂移スロットが解放される。- 生産段階で破壊王Lv2が発動する貴重な装備。
似た立場の装備に、同じく生産段階で破壊王Lv2が発動するディアネロヘルム(頭)が存在する。
組み合わせる事で手軽に破壊王Lv4の発動が実現可能。
- 生産段階で破壊王Lv2が発動する貴重な装備。
- 腕装備はグレード6で追い討ち【毒】Lv1が発動。
グレード8で追い討ち【毒】Lv2へと強化され、漂移スロットが解放される。- 毒状態のモンスターへの与ダメージが飛躍的に伸びる追い討ち【毒】を搭載。
しかし腕装備には他にも強力な装備が多くあり、それらと組み合わせられないのが玉に瑕か。
特に相性の良さそうな闇討ち【状態異常】のLv2が発動する装備も同じく腕装備である。
- 毒状態のモンスターへの与ダメージが飛躍的に伸びる追い討ち【毒】を搭載。
- 腰装備はグレード6でロックオンが発動。
グレード8で更に死中に活Lv1が発動し、漂移スロットが解放される。- 近接武器汎用装備、再び腰装備に爆誕。
競争相手は同じくロックオンと火事場力Lv1が発動するディアネロコイル(腰)だろう。- 火事場力は瀕死状態、つまり体力30%未満の状態で攻撃力が上昇するスキルだが、
被弾=死が当たり前の今作では体力調整の難しさと無課金での回復手段の圧倒的な少なさから
スキルを活かして運用するのは難しかった。 - 一方、こちらの死中に活も状態異常にならなくてはいけないものの、
自ら状態異常になれる泡沫の舞や鬼火纏といったスキルが存在するのが追い風となる。
特に泡沫の舞はLv3まで発動しようとすると、装備の都合上死中に活も同時に発動するので相性が良い。
- 火事場力は瀕死状態、つまり体力30%未満の状態で攻撃力が上昇するスキルだが、
- ただ、それらと組み合わせないとなるとディアネロコイルと然程変わりのない装備となる。
- 近接武器汎用装備、再び腰装備に爆誕。
- 脚装備はグレード6で追い討ち【毒】Lv1が発動。
グレード8で更に毒属性強化Lv1が発動し、漂移スロットが解放される。
MHF
- MHFでは激運は発動せず、女神の抱擁と斬れ味レベル+1(剣士)か高級耳栓(ガンナー)が発動する。
どういうわけか、これはシルバーソルと全く同じスキル構成である。
あちらと比べると防御力は若干高いがスロット数で劣り、
さらに派生時にドラグライト鉱石を25個ずつ使うという手間が災いしてか、あまり使われなかった。
- あくまでも繋ぎ装備として考え、スロット2個で妥協するのならば、
シルバーソルよりも総合的には作りやすいとも言える(あちらは強化に老山龍の紅玉を2個使用する)。
HR100未満、すなわち無料プレイでも生産できる上に、
スロットが存在してマイナススキルも無いという匠装備は現在においても貴重。
とはいえ、鎧玉による強化に置き換わって以降はわざわざこちらを作る理由はなくなった。
ルナGシリーズ
- MHF-Gで実装されたG級リオレイア希少種の防具。
当初の外見はゴールドルナシリーズと全く同じだったが、MHF-GGでリデザインされ、
男女ともに特に頭部の印象が大きく変わった。
- MHFのゴールドルナは激運がつかないが、こちらは他シリーズ同様運気が付いている。
G級においては、通常報酬に出現する素材にもかなりの需要があるために運気自体は有効。
ただしPT戦などにおいて発動する場面を選ぶというのは他のシリーズと変わらない。
特にGXまで強化するとどの部位にも各7ポイントも付くのが曲者。
しかし1部位のみ組み込むのであればそれだけでは発動しない上に、
装飾品1個と烈種防具によって簡単に激運を付け外しできるのは便利だと言える。
- 他のスキルは、一閃、三界の護り、薬草学と
G級スキルのオンパレードであり、流石はレイア希少種の防具であると思わせる。
GX防具に強化してもこの傾向は変わらず、運気スキルの取り扱いに注意すれば非常に優秀な防具と言える。
- G級防具にある装飾品の精錬機能を使うと、剣士では運気が消え
一閃・三界の護り・薬草学が残る。G級のディスフィロアの装飾品に匹敵する性能である。
剣士GX頭防具を精錬すると、更に剛撃まで付いてくる。
一閃と剛撃のスキルを両立している装飾品は今現在でも非常に少なく、
更に広い目で見ると保護スキルとなる三界の護りのSPも持っている。
故に存在が確認された時は「剛撃+一閃装備を組みやすくなるのでは?」と注目されたが、
ルナ剣珠GX1の一閃のSPは1に落ちており、当時は大いに落胆された。- この関係で剛撃が付いていないことを除けば、
一閃のSPはGFのほうが高いという珍しいケースが発生している。 - 後に「装備の変革」を謳ったアップデートの1つである、
MHF-G8で実装されたG級アビオルグ防具も剛撃と一閃を両立しているが、
装飾品として精錬するとこちらも一閃のSPは1になってしまう。
この事から、一閃のSPが1であるのはゲームバランス調整のための意図的なものであることが確認できる。 - 現在でこそ、ルナ剣珠GX1は剛撃+一閃に加えて薬仙人を発動させる場合に重要な装飾品となっているが、
実用に耐える環境になるまでには実装から1年半以上が経過している。
性能自体に直接的な変化が無かったにもかかわらず、
1年以上前の(当時は)残念な装飾品が再評価されるという稀有な例である。
- この関係で剛撃が付いていないことを除けば、
MHST
- 本作では仕様上、一式揃っての装備でありゴールドルナ装備という名称になっている。
見た目はMH3G以降のものとほぼ同じだが、主人公が子供と言うこともあって大きさは子供サイズになった。
金火竜素材は上位のものしか入手できないので、当装備も上位のみ存在する。
性能は以下の通り。- 防御力118(最大強化時)・火耐性5
- 倒した野生モンスターの帰巣率をアップする巣守り
- 全属性の耐性がややUPする全属性耐性【中】
- 相手に付与した毒の持続ターンが長くなる毒長持ち【中】
レイア装備の完全上位互換と言える。シナジー効果もレイア系統全てに対応。
防御力や毒漬け戦法、タマゴ集めを重視するならこちらを着用しよう。
関連項目
モンスター/リオレイア希少種
防具/レイアシリーズ - 通常種の素材を使用した防具
防具/リオハートシリーズ - 亜種の素材を使用した防具
防具/シルバーソルシリーズ - 対になるリオレウス希少種の素材を使用した防具