天の神が、堕落した衆生へ
裁きの水厄を振りまく際、
その差配に用いられた操虫棍。
MHXXで初登場した、アマツマガツチ素材で作られた操虫棍。
目次
概要
- 元々MHP3で全ての武器種が出揃っていたアマツ武器。
アマツが復活したMHXでチャージアックスは追加されたが、操虫棍は追加されなかった。
今回のMHXXでめでたく追加されたため、再び全ての武器種が揃うこととなった。 - 金色の二叉の刀身はまさにアマツマガツチの角。印弾を撃つ部分は黒。
虫笛を固定する部分や持ち手は白い布で覆われている。
虫笛は日輪状で、その中心に緑色の部分がある。この色はアマツ武器では珍しい。
印弾のギミックで、日輪が開き、刃も左右に展開する。- 銘の「輪」の由来は不明。日輪の装飾が歯車にも見えるので、そこからだろうか。
日輪装飾は他のアマツ武器にも多く付いているが……。
- 銘の「輪」の由来は不明。日輪の装飾が歯車にも見えるので、そこからだろうか。
性能
MHXX
- 他のアマツ武器とは違い、生産はG級から。
そのためレア度が唯一10である。
- 生産時点の性能は
- 攻撃力320
- 水14
- 斬れ味は素で白10、匠で延長可
- アマツ武器の宿命、会心率-20%
- スロットなし
- 猟虫は打撃属性のマルドローン。「マル」→「丸」→「輪」が日輪装飾の由来だったりするのか
もちろん天空の龍神玉は必要だが何回か狩りをすればすぐに強化できる。
古龍の浄濃血はアマツのクエストでは出づらいので、そちらはドス古龍を狩るなりした方がいいが。
- 強化をすると「天嵐ノ輪【風雲月露】 」と銘を変え、
更に限界突破を施すと「太虚ノ輪【通天】」となる。- かなり高めの攻撃力360
- おまけ程度の水18
- 素で白20、匠は延長のみ
- 会心率-20%
- 開かないスロット
労力が見合っている性能かと言われるとかなり微妙な所である。
- しかし、MHXXでは紫ゲージの補正が引き下げられているため、
従来のアマツ武器のなまくらさから考えると斬れ味はずいぶん改善されたことになる。
スロットはないが、MHXXでは全体的に匠が付けやすくなったことも後押しする。
会心率も猟虫の種類によってはプラスに転じることのできる範囲であり、
そういう意味でも他の武器種より扱いやすいと言える。
属性はあってないようなものだが高い攻撃力、十分な斬れ味と実用性はあり、
デザインもアマツ武器らしく綺麗な見た目なので、趣味の範囲以上に使っていけるだろう。
MHR:S
天の神は、堕落した衆生へ
裁きの水厄を振りまき、
鉄蟲に破滅の力を与えん。
- タイトルアップデート5弾の目玉、アマツマガツチを降したハンターは意気揚々と加工屋へ向かうとそこには…
- 操虫棍トップタイの攻撃力360
- 足を引っ張る会心-25%
- 過去作と違い素で紫20、匠で延長可能
- 水属性操虫棍の中では2番目に高い37
- 及第点の猟虫Lv14
- スロットは無し
- ありがたい百竜装飾品Lv3
- アマツ武器の特性である鉄蟲糸技1.1倍
特に、過去作ではなまくらだった斬れ味が素の紫を備えて現れるというのが大きい。
また、物理特化かと思いきや属性もトップとはいかないが高いラインになっており、
高次元でバランスの取れた性能となっている。- 欠点は酷いマイナス会心率とスロットが無い事だが、
本作では会心率の上昇がかなり容易で、‐25%といえど攻撃力や斬れ味に難があるより
はるかに楽にフォローできる。
また、スロットが無い事で拡張性に難はあるが、スロットが必要ない位
武器そのものの性能が高いため、欠点があまり欠点になっていない節がある。 - もう一つ欠点を上げるならアマツマガツチを倒して素材を集めることがそもそも大変という事か。
ただし、アマツマガツチと戦えるのはMR10からなので、倒して素材さえ集められれば
最初期の傀異素材を使う武器を除いて他の武器より早く作ることもできる。
MR上限解放したてでレア素材の天空の龍神玉を手に入れられるだけ連戦できれば、だが。
- 本作では全ての派生の武器が最終強化で傀異モンスターと渡り合えるだけの性能を備えているため、
水属性であってもライバルは多い……のだがその中でも雲霓は一際高い性能を有しているため、
ライバルとなるような武器は相当少ない。- 特に物理が高めの水属性棍は軒並み雲霓の後塵を拝してしまう。
スロットなどで差別化することもできるが、上述した通り雲霓はスロットが要らないほどの性能を有しているので
スロットで攻撃方面を上げるだけでは雲霓とまともに競合する羽目になることも。
特殊な効果のスキルを採用できるかが差別化の要になるか。 - 唯一、水跳ドロスブルーム改は属性特化の武器であるため、雲霓より属性値において上回っている。
アップデートで追加された新スキルは属性を強力にブーストするものも多いので、
属性に特化した構築を行うことで、雲霓とは違う運用で差別化することも可能。
ただし、斬れ味は紫を出すのに匠が必要で白での運用では雲霓に総合火力で負けがち。
匠と斬れ味維持スキルも詰め込むとなるとドロスブルーム改は相当スキルが窮屈になるのが難点。
当の窮屈さという点ではロアルブルームにも厳しい相手がいるのもまた事実。
- 特に物理が高めの水属性棍は軒並み雲霓の後塵を拝してしまう。
- 鉄蟲糸技強化だが、操虫棍の場合は降竜のダメージ上昇がメインとなる。
舞踏跳躍後3回後のダメージ上昇2倍で当てたいところなので
舞踏跳躍や鉄蟲糸跳躍を織り交ぜた空中からの急襲がメインとなる。
無論、鉄蟲糸技強化があるからと闇雲に跳べばいいものでもなく、
降竜頼みになった結果全体の火力が落ちては本末転倒である。
よく跳ぶなら凶輪、そうでないなら他の棍が追い上げるため、自身の動きのクセをつぶさに観察したい。- 覚蟲撃も鉄蟲糸技強化によりダメージ上昇と思われそうだが、
覚蟲撃は猟虫をエキス消耗による強化をした後にモンスターに向かって飛ばす、
あくまでも猟虫をサポートする技扱いであり、
凶輪(と鉄蟲糸技強化を発動させた上位までの武器)では覚蟲撃のダメージを上昇させられない。
覚蟲撃のダメージを上昇させる場合は猟虫激化の百竜装飾品を使おう。 - 鉄蟲糸跳躍のダメージももちろん上がるが、補助の技という側面が強いため、
わざわざこの技のダメージを上げるという目的では凶輪は採用されない。
元々性能が高い武器なのでわざわざ狙わなくても組み合わせになることがあるが。
- 覚蟲撃も鉄蟲糸技強化によりダメージ上昇と思われそうだが、
- 総合すると、趣味と呼ばれた過去を拭い去り、かなり優秀な水属性操虫棍として帰ってきた。
と同時に、鉄蟲糸技強化の項にもあるように完全な一強という訳ではないという絶妙さ。
アマツマガツチのように舞い、天を翔け好機に降竜を刺す使い方を極めてみてはいかがだろうか。
余談
- 銘である【雲霓】「うんげい」は雲と虹のことである。
中国ではにじは龍に見立てられ、雄を「虹」雌を「霓(にじ)」と称したらしい。
一説には龍にも段階、階級があり、虹霓は最上位の龍、四つ足を持つ蛟に次いで三番目に高い位であるという。- 最終強化時の【風雲月露】「ふううんげつろ」とは、風にふかれる雲や月夜に光る露の玉のような、
つい詩を作りたくなってしまうほどに美しい自然の風景を指す。
まさにアマツマガツチ討伐後のあの風景のことだろう。月光ではなく朝日だが。
また、実際の生活には役に立たない自然の風物を詠んだだけの詩文のことを誹った語でもある。 - 究極強化時の【通天】「つうてん」とは、天に通ずる事を指す。
雲よりも高い霊峰に住むアマツマガツチの武器に相応しい名前である。
よく聞くのは通天閣タワーなどだろうか。
- 最終強化時の【風雲月露】「ふううんげつろ」とは、風にふかれる雲や月夜に光る露の玉のような、