MH4より登場した新武器、チャージアックスの一本。
「ディア」と付くがディアブロスとは関係なく、
雌火竜リオレイアの素材で作られた盾斧である。
本項では二つ名持ちモンスターである紫毒姫リオレイアの武器も扱う。
目次
概要・性能
- 比較的序盤で手に入るチャージアックス。
全体的に緑色で刺々しい外見でありながら、
剣のように鋭利でスマートな印象も受けるところがリオレイアの武器らしい。
リオレイアの武器にしては珍しく(と言うのも変な話だが)毒属性ではなく火属性。
強属性ビンを搭載した、属性ダメージ主体のチャージアックスである。
MH4
- 入手は初期武器である精鋭討伐隊盾斧からの派生か一発生産かの二択。
順当に村クエを進めた場合★4でようやく手に入る非初期武器&モンスター素材&属性付きチャージアックスの一角で、
これを入手して喜んだチャージアックス使いも多かっただろう。
何分MH4時はチャージアックスそのものの総数が少なく、
火属性は後述のアクセリオンかこれかしか選択肢がないため長い付き合いになる。
- 強化先を確認すると、そのままリオレイアの素材をベースにしたディア=ルテミアか、
リオレウスの素材によって派生強化される炎斧アクセリオンかという豪勢な二択を迫られる。
ディア=ルテミアは属性重視、炎斧アクセリオンは物理ダメージメイン+榴弾ビンの盾斧なので、
素材の在庫や資金と相談しながら強化先を選ぼう。
- ディア=ルテミアへと強化させた場合、
次は亜種の素材を導入する事で桜色(ゲームの説明文では撫子色)に染まったディア=ヘカテルとなる。
そして最後の一押しとしてディア=ヘカテリアへ強化されて完成を見る。
ディア=ヘカテリアは攻撃力こそ最終形チャージアックスとしては最低の540だが、
火属性360に強属性ビンを搭載、凄まじい炎で敵を焼き薙ぐ火属性特化武器となる。
また、デフォルトでも比較的斬れ味の青ゲージが長く、
斬れ味レベル+1を発動させれば僅かながら白ゲージも獲得、
ゲージ全体のおよそ4割を占める白&青ゲージを手に入れる事ができる。
さらにはスロットを2つ備えており、スキル面でも融通が利く。
属性主体なので相手を選ぶが、その分火に弱いモンスターにとっては凶悪な兵器となるだろう。
特にメインモンスターでありひとつの壁でもあるゴア・マガラは火に弱く、攻略の際には実に頼りになる。
触角を生やして狂竜状態となったゴア・マガラであっても、高出力属性解放を頭に叩き込めば、
1発で角をへし折られ、豪快にひっくり返る姿を拝む事も可能だ。- 匠で斬れ味白を得ることは可能だが、長さが僅か10しかなく、
また素の青が十分長いこと、属性重視武器であることから、匠を捨てて別のスキルを積んだ方がいいだろう。
- 匠で斬れ味白を得ることは可能だが、長さが僅か10しかなく、
- 強化にはリオレイアの棘や紅玉などが必要になってくるが、
上位中盤の辺りで最終段階まで強化でき、炎斧アクセリオンと比べれば製作難度は低め。
リオレイアの素材が余っているなら、即戦力として一気に生産してもいいかもしれない。
MH4G
- MH4Gでは、G1の段階でディア=ロゼに強化することができ、
さらに、そこから、火属性のディア=ロゼッタと、毒属性の桜剣蒼盾【燕】のどちらかに強化することができる。
両武器ともに、ついに、念願の匠無しでの白ゲージがつく。
- ディア=ロゼッタにさらにリオレイア希少種の素材をつぎ込んでいくと、最終強化のルナ=エストオレが完成する。
MHX
- MHXでも続投され、通常種素材のままで最終強化が作れるようになった一方、
そこから希少種素材を用いてルナ=エストオレ(煌月盾斧エストオレ)に派生することも可能。
また、紫毒姫リオレイア素材のチャージアックス:ディア=レギーナも登場。
こちらは毒属性であり、MHXには登場しないリオス亜種の盾斧、桜剣蒼盾に近い性能と言ったところ。
もちろん、二つ名武器特有の狩技ゲージの蓄積ボーナスも当然ながら搭載済みである。
- 一発生産か、精鋭討伐隊盾斧からの派生で手に入る。
最終強化はディア=ルテミア(LV5)。
このディア=ルテミアに関してはこれまでと違い属性武器と物理武器の両方を取る形となる。
ビンが強属性ビンであることから、高めの火属性30が活かしやすいのが長所。スロットも1ある。
攻撃力も210とそこそこ高く、匠で現れる斬れ味は全て白だが、
今作は匠が重いのとその前の青ゲージが短めであるのが難点。
もっとも製作難度は圧倒的にこちらが低く、なおかつ属性値は
同じ火属性強属性ビンのディノ盾斧を上回っており
(あちらはその代わり素の斬れ味と物理のバランスがさらに整っている)、
エストオレにない利点も充分ある。
MHXX
- 究極強化はディア=ルテミネヴァ(LV8)
性能はこちら。- 高めの攻撃力320
- 素で白20、斬れ味レベル+2で紫30
- 火属性値40
- 強属性ビン
- スロット1
素の斬れ味は頼りないが、匠スキルを付けやすい今作の環境では心配無用。
この優秀な数値で、他の火属性強豪モンスターから作られる強属性武器の
ディノバルド武器や後述の希少種武器などを脅かしている。
獰猛化リオレイアはHR解放前でも戦える為、完成時期も早いのも利点。
究極強化に希少種素材の煌炎の雫を要求されるものの、村クエで解放前に戦えるのでこちらも心配無用。
すなわち、攻略段階でもディノX一式で扱えるのだ。
まぁ、その時点ではこいつらしか有効なモンスターがいないが…
MHWorld
- 本作では鉱石派生→ジュラトドスの「泥竜の盾斧I」からの派生か、
直接生産で本武器を入手できる。
本作は直接生産できる武器が非常に少ないのだが、
本武器は派生の源流でもないのに直接生産可能な割と珍しいポジションである。
- また、本作ではプケプケという毒属性持ちモンスターが居るが、プケプケのチャージアックスが無いためか、
本作におけるディア=ルテミス系列は毒属性チャージアックスとなっている。
おまけに本作の毒属性チャージアックスはディア=ルテミス系列のみである。
そのしわ寄せか夫の盾斧が強属性ビンとなっている。 - ディア=ルテミスの派生ルートは完全な一本道となっており、
ディア=ルテミアに強化した後、亜種素材でディア=ヘカテル、ディア=ヘカテリアへと強化して完成となる。
亜種素材で強化した後も、毒属性がそのまま残る。 - ディア=ヘカテリアは攻撃力684、毒属性330となっており、
白ゲージは匠Lv2から発生する(最終値は匠Lv5で白40)。
ビンも一貫して榴弾ビンで、武器スロットはルテミアから2個(どちらもレベル2)となる。
榴弾ビンとしては攻撃力が高めになってはいるが、
本作の榴弾ビン持ちはタイラントブロス系統などぶっ飛んだものがあり、
本作の環境上特に注目されている、ビンの爆発力のみを見るとそれらには見劣りする。
ただ、それらと比較し癖のない扱いやすい性能にはなっているので、
毒属性ということもあり利便性は高いと言えるだろう。- 物理攻撃力のみを見ると、本武器の攻撃力を超えるのはタイラントブロス系統、
ネルガルスイング系列、捲土重来マグマヌスの3本のみ。
マイナス会心や青ゲージどまりなど、いずれも曲者ぞろいである。
- 物理攻撃力のみを見ると、本武器の攻撃力を超えるのはタイラントブロス系統、
- 強化難度については、逆鱗と宝玉を使いはするがそれ以外はそこまででもない。
レイア素材を使う盾斧は本武器ぐらいで、リオレイア自体ストーリー中でも遭遇する事から、
攻略中でも手に取りやすいとはいえるだろう。
- Ver.2.00では榴弾ビンにのる「砲術」以外の各種攻撃力アップ効果が半減し、榴弾ビン武器が全体的に弱体化。
逆に考えれば攻撃力の差による榴弾ビンのダメージ差が減ったという事なので
タイラントブロスとの火力差が減り、弱体化したのに価値が増すという妙なことになった。
高い毒属性とスロット数まで見ると拡張性は良さはこちらが上。
斬れ味も良好で会心率も0%で安定している事から抜群の使いやすさとなっている。
無属性強化が乗らず、さすがにTAプレイ等で最大火力を求めた場合は足元にも及ばないが、
好みやプレイスタイルでこちらを選択できる程度の性能差に落ち着いたと言える。
- ベヒーモス・極ベヒーモス戦では、意外にも盾斧でタンク役をする際に一部で人気のある武器となっている。
アタッカーの場合は断トツでタイラントかガイラ角か皇金の盾斧・氷なのだが、
タンクとして見た場合はこの盾斧の豊富なスロットのおかげで防具と合わせて柔軟にスキルを組みやすく、
加えて毒属性の盾斧という点にも着目してみてほしい。
後にMHW:Iで登場したカガチ亜種・ナルガ盾斧の二つは榴弾ビンとして厳しい立場なのであまり気にならない。
盾斧でタンクをするとなると超高出力などの大技を放つ機会はとても限られている為、
基本的にはランス・ガンス・ヘビィと同様に防御しつつ攻撃を差し込める時に少しでもダメージを与え、
DPSに貢献したい訳であるが、ここでこの毒属性が活躍する。
ベヒーモスは状態異常耐性が低いので数回のエフェクト発生で簡単に毒状態にしてしまえる事、
防御に徹している間にも毒でベヒーモスの体力を削る事が出来る事、
そしてガードで斬れ味が落ちるものの高圧属性斬りで心眼効果を付与すれば、
攻撃は毒を発症させる事が目的であるので特に大きな問題にはならない。
武器によって違うが、盾斧は大剣と同様に頭に攻撃を5ヒットさせるだけ*1で敵視が取れる事も手伝っている為、
盾斧でタンク役をする際には是非ともこの武器を担いでみては如何だろうか。
MHW:I
- 今作では希少種が復活。
最終強化できるのはMR解放後となり、最終的にはルナ=エストオレの名を取り戻す。
MHRise
- ワールド系列では毒属性だったが、元の火属性に戻った。
カムラノ鉄盾斧IIIからの派生のみで、一発生産はない。 - 生産段階でも攻撃力が100で火属性が22、緑ゲージも長いとかなり使いやすく、
しかも棘などのレアな素材を使わないので重宝する。
上位になり、紅玉を使って最終強化を施すと銘はディア=ルテミアとなり- 低めの攻撃力170
- 強属性ビンを扱うに十分な火属性30
- 斬れ味は短い青に長大な緑
- Lv1スロットが2つ
- 上にも書いた通り強属性ビン
- 百竜スキルは攻撃力強化II/属性強化【火】II/小型特効
ただし、今作品では火属性強属性ビンチャアクには峻厳なるポルトアッシIIと言う難敵がおり、
あちらは攻撃力が160である以外は会心率、属性値、斬れ味、スロットの数と悉く上を行く性能になっていて、
完全にあちらが完成するまでのつなぎと言う立ち位置になっている。せっかく紅玉まで使ってるのに……- ver2.0になるにあたって、峻厳なるポルトアッシIIはポルト・ド・ネフィラへとさらに強化先が追加され、
最後の砦であった攻撃力すらも追いつかれてしまった。
あえてポルト・ド・ネフィラではなくこちらを使うとすれば、
その長大な緑を使うことで斬れ味へのフォロー*2を必要としない構成を組む時ぐらいだろう。
- ただ、ディア=ルテミアのレア度は5と大型モンスターの装備なのにかかわらず、レア度が低く妙に早く終わるため、
未だ強化先を残しているのではないかという希望はあったが上位段階での強化はここまでである。
MHR:S
- MR強化が追加。
この武器に限ったことではないが、最終強化に傀異化素材を要求されるため
完成はMR解放後。EX☆3の「傀異化した鱗」がキー素材となっている。
最終強化ディア=ルテミネヴァ改の性能は、- 上位からほぼ倍まで伸びた攻撃力330
- 素でまずまずの白、匠2から紫
- 属性値インフレに食らいつく火属性値54
- 良くも悪くも会心率0%
- スロットはLv3とLv1が1個ずつ
- 百竜装飾品スロットはLv3
- もちろん強属性ビン
330という攻撃力は、風雷やドラクイラ改と並び強属性2位タイ。
素の白ゲージが業物Lv3維持できる程度には長く、紫も匠2からと出しやすいのも長所。- クシャナX胴が拡張性を損なわず匠2を付けられるため、是非とも装備していきたい。
空いているLv2スロットに剛刃珠を嵌め込めば紫運用の下地は完成である。
- ライバルとなるのは前作同様、新顔のお妃様。
あちらは攻撃力こそ300と低いが、火属性66という属性の暴力を撒き散らす。
モンハンの女王様はどなたも苛烈であらせられる
今作で強化を受けた超出力運用においては、あちらに軍配が上がるだろう。
物理方面も会心率が30%なので超会心運用をする事で補えてしまう為、総合力も非常に高い。
- こちらは高い素の攻撃力と、Lv3の百竜装飾品に活路を見出したい。
属痛竜珠【3】は特に強力な選択肢。属性肉質25以上と発動条件は厳しいが、
効果がビンにも乗るため属性値の差を埋める手段になり得る。- 素の攻撃力が高く属性値も十分なため、斧強化と超出力を行き来できるという
ポルトアッシにはない独特の利点を持っている。
その扱いに習熟こそ必要なものの、物理・属性といった弱点の差を選ばない戦いが可能となる。
相手に応じて姿を変える様子はさながら火炎と尻尾を使い分けるリオレイアの如しである。
- 素の攻撃力が高く属性値も十分なため、斧強化と超出力を行き来できるという
- ver.11から追加された傀異錬成により、最終強化した武器をさらに強化できるようになった。
この恩恵は凄まじく、属性強化Lv8を傀異スロットに装着することで百竜装飾品スロット拡張を付けた
アンゴワ・ド・エテルネの属性値を超えるようになったり*3、傀異スロット拡張をLv7まで解放することで
斬れ味+20、つまり素紫を獲得できたりするようになった。
また、奮闘や龍気変換といった、属性値を上昇させる新スキルも増えており、ver.14で復活した
イヴェルカーナなど火に弱いモンスターに超高出力属性解放斬りを当てれば面白いほどのダメージが拝めるだろう。- ただし最大斬れ味は紫10、続く白も60とアンゴワ・ド・エテルネの各斬れ味長には届かず、
武器スロットの面でも相変わらず便利さではあちらが上となっている。
また、弱点特効【属性】の効果が適用される部位以外だとあちらに押されるため、
超高出力属性解放斬りの広がり方を考えると与えるダメージ量は同じ程度に収束しやすい。
手持ちの護石や錬成防具と照らし合わせてどちらが自分にとって馴染みがいいかよく吟味したい。
- ただし最大斬れ味は紫10、続く白も60とアンゴワ・ド・エテルネの各斬れ味長には届かず、
MHXR
- MHXRでは通常種武器のディア=ルテミス(☆3)、
亜種武器のディア=ヘカテル(☆4)、
希少種武器のルナ=エストオレ(☆5)と
低難度クエスト版のルナ=エストオレ・贋(☆4)、
そして特殊種・赫火竜リオレイア灼熱種の武器である
灼炎斧パイロヴィーナス(☆5)が登場する。属性は全て火。
灼熱種武器は黒いボディに紅く輝く刃、そして燃え上がる黒炎のエフェクトが特徴的で中二病チック。
- ディア=ルテミスはルテミアを経てディア=ルテミア改(☆4)に進化する。
ルテミア改の武技は「30秒間、プラス値に応じて最大4倍の与ダメージアップ」。
プラス値最大(20)まで上げる必要こそあるが、それさえ出来てしまえば、
効果時間・倍率共に破格の性能を誇るパワー・アンド・ハイパワーなバケモノと化す。
チャージアックス自体が持つ斧モード・属性解放斬りII連打の圧倒的ダメージ効率も相まって、
ひたすら斧を振り回しているだけでモンスターの体力がモリモリ削られていく。
見た目の美しさに反して使い方が随分と野蛮だが気にしない
また、この性能でありながら必要Pは60と良心的。こちらも斧を軽く振り回すだけですぐに貯まる。- 募集等で使われていた略称はリオレイアのチャージアックスという事で冷茶。
またしても見た目の美しさに見合わない呼び方だが気にしない。
- 募集等で使われていた略称はリオレイアのチャージアックスという事で冷茶。
- ディア=ヘカテルは進化でディア=ヘカテリア(☆4)に。
こちらの武技は「30秒間全員の与ダメージ1.5倍」。
サポート役として優秀な効果時間とルテミア改同様軽々と貯められる必要P60が特徴。
また、進化の際に耳栓スキルが追加される。高級耳栓ではないものの実用性は抜群。
- ルナ=エストオレは「30秒間与ダメージ2.5倍+全員100回復」効果の武技。
倍率はやや低く感じるが、上述の通り斧振り回しの存在から実際の火力は見た目程悪くはない。
効果時間の長さもあり、しっかり攻撃を当てていけば高いダメージを出せる。
回復効果は控えめだが、そもそもの回復手段が乏しめの本作ではこれだけでもありがたい。
必要武技Pは70。こちらも斧ループを使えば容易に貯まる。
- ルナ=エストオレ・贋の武技は無印とほぼ同じだが、
廉価版ということで回復量と必要武技Pがそれぞれ75とやや弱体化している。
しかし倍率と優秀な効果時間は据え置きであり、
武技P5の差も発動に持ち込むまでの攻撃が1回増える程度であるため無印とほぼ同様の使い方ができる。
入手方法の関係性でいえばより強い無印もこちらと同じ様に使えると言った方が正しいが- 現在は排出クエストが廃止されたため入手ができなくなっている。
- 灼炎斧パイロヴィーナスは15秒間与えるダメージが5倍と
斧振り回しの高い火力を更に引き上げる優秀な性能だが、
やはり強襲武器、そんな性能をタダでくれる訳がなかった。
武技の効果文は以下の通り。- 灼熱【深炎】
- LV.1/効果時間:15s/必要武技P:70
与えるダメージが5倍になるが
残体力が50%減少する
発動条件 火×11
更に技玉は火11とお守りによる追加が前提*4という凶悪仕様。
はっきり言って、とても使えたものではない。
要求技玉が多すぎるせいで各部位火×2を持たせなければならず、満足にスキルを盛ることも難しい。
近い難易度で火属性が有効かつ特効武器にチャージアックスが含まれているクエストには
「強襲!毒怪竜&月迅竜!」があるが、
固定ダメージの毒を多用する彼らを相手に発動即体力半減のこの武器を担ぐのは防御力に関わらず最悪である。- 高倍率の代償に体力減少を持つ武器にはティガガンスという前例があるが、
あちらはこちらと同様の5倍で効果時間は倍の30秒、更にアクションスピードアップ効果が付き、
体力減少こそこちらより多い75%だがそれも効果終了時に発生と、明らかにこちらより使いやすい。
属性も武器種も異なるとはいえ、この差はなんなのか…
- 全くの余談だが、灼熱種装備の紹介として存在するCGイラストでは
この灼炎斧パイロヴィーナスとヒレイアシリーズを装備した女性ハンターが採用されている。
黒いドレス調の鎧と整った形状の剣盾はいわゆる姫騎士を彷彿とさせ非常にエレガントだが、
これをゲーム上で実際に装備して再現しようとすると重大な問題が発生する。
何が言いたいかというと、武器の要求技玉は「火×11」であるのに対し、
ヒレイアシリーズ一式の技玉構成は「火×9、氷×1、水×1」なのである。
つまり、この構成だとお守りによる技玉追加があったとしても武技が発動できないのである。
もっとも、本作では見た目装備機能が存在するため中身を変えればいいのだが。
ルナ=エストオレ
MH4G
- ディア=ロゼッタにさらにリオレイア希少種の素材をつぎ込んでいくと、最終強化のルナ=エストオレが完成する。
- 攻撃力936とそれなりだが、
- 高い火属性420を持ち、
- それに拍車をかける強属性ビン、
- 斬れ味は素で長めの白に、匠を付けると短めながらも紫ゲージを獲得
また、その白ゲージの長さと属性重視の性能から、匠を切っての運用も可能。
スロットも2つと拡張性にも富み、
自由にスキルをカスタマイズできるという利点もある。
夫の武器が榴弾ビン搭載・物理寄りなのに対し、
此方は相変わらず属性ダメージに重点を置いた武器である。
今作復活したウカムルバスやオオナズチに対してはまさに最終兵器であり、
属性強化装備で脚に向かって超高出力属性解放斬りをすれば
面白いように転けてくれるだろう。
- しかし、製作難度は高くディア=ロゼッタへの強化に、
リオレイアを狩ってもなかなか出ない雌火竜の秘棘を2個、
ピッケルを手に火山を走り回ってもなかなか取れない真紅蓮石を4個
その次のルナ=エストオレには、満を持してG級リオレイア希少種の素材を投入する。
地味に集まりにくい煌炎の雫3個と金火竜の秘棘2個
そして雌火竜の天鱗も要求される。
MHX
- ルナ=エストオレを最終強化することで新たに煌月盾斧エストオレという銘になる。
ディア=ルテミアと同じく強属性ビン搭載だが、
こちらはディア=ルテミアよりも攻撃力が控えめの180になった代わりに
属性値が36と上昇し火属性盾斧では堂々のトップに。更にその上で強属性ビンで強化するのである。
おまけとばかりにスロットが2に増えている。
斬れ味は匠で短い白が出るが、その前の青ゲージが素の状態で非常に長い70となっている。
属性値の数値だけで見ればルテミアと大差ないが、
こちらは匠が不必要であり、スロットも多いため実質的な差はそれ以上である。
製作難度に関しては、こちらは誰もが強敵と認める獰猛化金火竜の素材が要求されるため高い部類に入るが、
火属性特化の盾斧を求めるなら是非とも作っておきたい。
MHXX
- 究極強化は金煌月盾斧クリュサル(LV5)
性能はこちら。- やや低い攻撃力290
- 素で白50、斬れ味レベル+2で紫20
- 火属性盾斧最大の火属性値42
- 強属性ビン
- スロット3
- 強敵の金火竜を倒しただけあって、なんとも豪勢な火属性攻めができる…と思うのは早計である。
火属性値は通常種武器に勝っているがその差は2しか無い。
そして攻撃力は30の差を付けて追い上げられてしまった。
たとえ物理より火属性が非常に効くモンスターであってもこの差は覆し難い。ただし、不可能とは言っていない。
右も左も立場を奪われてしまったアイツよりはずっとマシなのだが… - こちらは素の斬れ味の長さと大助かりのスロット3という独自の強みを持っているため、
業物を中心に完全属性特化の装備を組むのがもっとも賢い運用法なのは言うまでもない。
あるいは匠を+1にとどめて同様にスキルを組むのも十分有用である。
お守り次第では、これらのスキルに見切り+1~3など入れて、更に属性会心まで現実的な範囲という
まさに自由の権化。これほどのスキル構成は通常種武器では到達できないといってもいい。
- 通常種武器は匠+2と必要な属性スキル・火力スキルによる総合能力に秀でるが、
希少種武器は自由という名の属性ゴリ押し能力に秀でる。
そう考えると住み分けは十分にできていると言っていいだろう。
MHW:I
- 今作では希少種が復活。
最終強化できるのはMR解放後となり、最終的にはルナ=エストオレの名を取り戻す。
先に言うと、その性能はまさに破格の一言に尽きる。- 生産武器ではトップクラスの攻撃力1044
- これを後押しする会心率10%
- 斬れ味は素で白70、紫は出ないが匠で延長も可能。
- 順調に伸びた毒420
- 変わらない榴弾ビン
- この性能でLv2スロット2つを搭載。
- MR解放後の隠しモンスターを倒した後ということもあるが、スキル無しでの期待値はトップで、
榴弾ビンチャージアックスの中では飛び抜けて優秀といえる。
素の会心率10%は何気に大きく、見切り40%+傷つき部位への弱特+50%で丁度100%の会心率を達成可能。- ライバルと言えるのは、ネルギガンテのチャージアックス、壊滅の一束【裂】か。
同等の攻撃力と素白110の斬れ味が特徴的だが、榴弾ビンの場合は斬れ味をそこまでケアせずともよく、
スロットの優秀さもあって龍封力を除けばこちらが一歩リードしている。 - とはいえ、今作のチャージアックスは斬撃をメインにした立ち回りもある程度は要求される。
達人芸との相性に優れるエストオレか、斬れ味スキルを切り、砲術Lv5の発動も可能な壊滅か、
プレイスタイルや好みで決めてもよいだろう。
- ライバルと言えるのは、ネルギガンテのチャージアックス、壊滅の一束【裂】か。
- なお、生産武器としては破格の性能を持っているが、最終武器としては他武器種同様、
後のアップデートで追加された赤龍武器、さらにその後追加されたミラ武器に立場を譲っている。
思い入れのある人は武器の見た目をルナ=エストオレにしてあげるといいだろう。
MHR:S
- 期待に応え、発売後最初の大型アップデートでリオレイア希少種が登場。
純粋な強化先ではなく、MR最初の姿であるディア=ルテミア改から派生する形をとる。
アイスボーン初期環境で「最強」とも謳われたその性能は…- 平凡な攻撃力330に榴弾ビン
- 素で白60。匠4からやっと紫
- 通常種とは打って変わって毒属性46
- あって嬉しい会心率10%
- スロットはLv4が1つ
- 百竜スロットは通常種武器より小さいLv2
「素材元の強さと武器性能が釣り合っていない」と感じられるかもしれない。
前作のような大活躍は見込めないものの、どうしようもない欠点も無いといった武器。
また、アイスボーンと同様に毒属性の榴弾盾斧となっている。
今作では通常種武器が火属性&強属性だっただけに、MHXX以前と性能が変わって驚いたプレイヤーも多かったようだ。
- 素の攻撃性能は低いものの、スロット4と百竜スロット2を持つため拡張性は高い。
装備に迷ったら、まずはゴルルナ防具を絡め、毒+攻勢を軸にすべき。
幸いゴルルナ防具には超会心や連撃といった汎用火力スキルもあるため、噛み合いは非常に良い。
状態異常確定蓄積の発動条件は少々厳しいが、発動できれば相手をずっと毒漬けにすることも可能。
- 基本的に、MR解放後のチャージアックスでダメージを出したい場合は強属性ビン一択になってくる為、
榴弾ビン&白ゲージのこの武器はどうしても目劣りしがち。 - 傀異錬成を利用すれば、紫を少ない負担で出すことも可能。ただし、フォローは当然必要となるため、
上記のスキルとの併用は難しくなる。
- ライバルは幻狂のシャフル。
攻撃力320ながら素紫の斬れ味と毒属性52が魅力で、百竜スロットもLv3を持つ。
紫ゲージ斬れ味と会心率を揃えて比較した場合、あちらの方が物理火力では上を行く。
継続的な戦闘力やスキルの拡張性ではこちらの方がはるかに上だが、瞬間火力はあちらが高い。
ただし、シャフルの紫ゲージは短いため、斬れ味ケアを中心に補填する形で差別化したい所。
ディア=レギーナ
MHX
- 下位から生産できるディア=レギーナを経て、LV10にてディア=レギーナロゼで最終強化となる。
平均より少し物足りない攻撃力190に会心率10%、毒属性値24の榴弾チャージアックス。
素で青60の斬れ味が使いやすく、一定の性能は備えている。
スロット数に優れるヴェノムシルベルテ、榴弾ビンの火力に特化したインフェクスベイルとは、
十分に差別化できていると言えよう。
MHXX
- 究極強化のディア=レギーナベネの性能は
- 希少種武器と同じ攻撃力290
- 素で紫20、匠で更に延長
- 毒属性値30
- 榴弾ビン
- スロット0
斬れ味レベル+2を発動させて盾突きを盛り込み毒をモリモリ蓄積させる芸当も可能。
強化難易度に目を瞑ってあげればよくできた毒武器となっている。
余談
- ルテミス/ルテミアはアルテミス、ヘカテル/ヘカテリアはヘカテーと
ギリシャ神話の女神から取られていると思われる。
また、ルテミネヴァはローマ神話の女神であるミネルヴァ、
エストオレはゲルマン神話の女神エオストレが由来だと考えられる。
なお、アルテミスはギリシア神話における狩猟神であり、月の神と同一視された存在で、
ヘカテーには「無敵の女王」という別名が存在する。
どちらもそれとなくリオレイアを意識したチョイスであることが窺える。
他にもアルテミスはオリオンと深い関係があるので
正しくオリオンの名が刻まれているアクセリオンと関連付けられた名前だと言えよう。
ミネルヴァはギリシア神話におけるアテナと同一の神で、知恵・工芸・戦いを司るとされる。
パイロヴィーナスはローマ神話の愛と美の女神であるヴィーナスが由来であり、
ギリシア神話におけるアプロディーテーと同一の神とされている。
- MHWを除きこの武器と相性がいい防具は、やはりというべきか夫こと各種リオレウスの防具である。
高い火属性をさらに強化したり、斬れ味消費を抑えたり、
火属性弱点のゴア・マガラやフルフルの咆哮を無効化したり、
また足りない物理攻撃力を補う何かしらのスキルを発動させたりできる。
- MH4Gでは同デザインの武器が発掘武器として登場するが、
この発掘武器版ディア=ルテミスとキリン防具が出土するのはゴア・マガラとディアブロスのギルドクエストだけである。- ゴア・マガラは突出して戦闘力が高いわけではないが、体力が高いため長引きやすい。
レベル140でも報酬の量は多いほうではなく、封じられた武具も確定ではない。
また、ゴア・マガラのギルドクエストは必ず単体クエストとなる(2頭クエストにならない)ため、
右ラーなどによって報酬を増やすこともできない。
- ディアブロスは元々ゴア・マガラより報酬がよく右ラーなども可能なため報酬面は安心だが、戦闘面に問題がある。
というのも、未知の樹海ではディアブロス(というよりブロス種)が移動可能な砂系エリアが2種類しかなく、
そのどちらも狭くて起伏が激しいため非常に戦いにくい。
おまけに亜種ではなく通常種であることから、レベル136以上のクエストになると極限化する。
極限ディアブロスの恐るべき強さは界隈でも語り草となるほどで、討伐難度は言うまでもなく極限である。
- ゴア・マガラは突出して戦闘力が高いわけではないが、体力が高いため長引きやすい。
- 亜種素材を用いてディア=ヘカテルに強化すると、動作音が変化する。
そして桜剣蒼盾【燕】や、ルナ=エストオレに強化すると、動作音がディア=ルテミスのものに戻る。 - MHXXにて登場したルナ=エストオレの究極強化の名である金煌月盾斧クリュサルだが、このクリュサルというのは
名が「黄金の剣を持てる者」の意味を持つギリシア神話の人物、クリューサーオールから引用されたと思われる。
関連項目
モンスター/リオレイア
モンスター/リオレイア亜種
モンスター/リオレイア希少種
モンスター/紫毒姫リオレイア
武器/火竜武器
武器/桜剣蒼盾【燕】 - レウスレイア両亜種素材から作られる盾斧
武器/炎斧アクセリオン - リオレウス素材から作られる盾斧