世界観/セリエナ

Last-modified: 2024-01-11 (木) 00:55:40

モンスターハンターワールド:アイスボーン(MHW:I)で新たに登場した"前線拠点"。
レイギエナの異常行動を追う内に発見した新たな陸地「渡りの凍て地」を調査するため、
凍て地の一角に設営された。

目次

概要

  • 海を隔てた土地である凍て地の調査を円滑に行うために作られた前線拠点。
    調査拠点アステラほどの広さは備えておらず、どちらかというと従来作の村ほどの広さだが、
    設営の指揮を執った技術班リーダーのおかげで突貫で作ったとは思えないほど充実した設備を有している。
    • アステラはアステラで人員が必要なため、セリエナには拠点の長として調査班リーダーが就き、
      主に4期団、5期団のメンバーで構成されている。
    • アステラとの間では定期船が就航しており、両拠点間で物資・情報の流通が盛んに行われている。
  • アステラは崖の落差を利用した水力を動力としていたが、そこそこ平坦な土地であるセリエナではそれが使えない。
    その代わり、セリエナが設置された場所には豊富な地熱が存在している。
    「渡りの凍て地」初期ベースキャンプ付近などに湧き出している温泉からも判る通り、
    この地の地下には温かい地熱エネルギーがあり、それを拠点運営に利用している。
    また、後述する技術班リーダー謹製の蒸気機関によっても動力と熱を捻出しており、
    寒冷地で調査活動を行う上で必要不可欠な設備を稼働させている。
    • 地熱エネルギーの利用はセリエナを特徴付ける大きな要素であり、
      集会所などの建物からは巨大な煙突が伸び、モクモクと排煙している様子が見られる。
    • 寒冷地の家畜としてお馴染みのポポも、荷車を引くなど活躍している。
      調査資源管理所の近くには常時ポポが居るほか、セリエナの外から歩いて荷車を引いてくる。
      なかなか凝った描写であるほか、人によっては旧作を思い出すかもしれない
  • システム的な位置づけとしてはアステラと対等であり、マッチングに関しての壁は特に存在せず
    アステラで受注したクエストにセリエナから参加するといったことも可能。
    • ただし、マム・タロトの調査は、Ver12.01アップデートによって追加された緊急任務がある時に限り、
      緊急任務が優先される関係上マム・タロトの調査は受注できなくなる。
    • 設備が充実しており、少なくとも「研究基地」よりはメイン拠点にし易い。
      主要な設備が概ねアステラと共通しており、あちらより利用しやすい施設も多い。

変遷

  • レイギエナが大挙して海の方角へ飛んでいく様を目撃した調査団は、
    「陸棲のモンスターが向かう先には陸地があるはず」という仮説を立て、
    研究基地を使って海の向こう側、レイギエナが向かったであろう土地の探索に乗り出した。
    そうして見つけた土地は、島という規模では収まらない広大な大地で、
    調査団はこの地を探索するためにアステラから資材を運んでセリエナを設営、
    現地の調査と、レイギエナの謎の奇行やその後に相次ぐモンスターの活発化の謎を追っていく事になる。
  • 拠点設営の適地を発見したのはMHW:I主人公とその相棒の編纂者である。
    始めこそ何もないが、ムービー内での暗転を挟んで一瞬でセリエナが建造される
    かなりの急ピッチな作業だが、ゲーム内台詞によると実際には相応の時間経過があったことがうかがえる。
    なんでも、主人公らも含めた人員が総出で駆り出されたとのこと。
    苦労している過程が丸ごと暗転で飛ばされているせいで、急に拠点ができたように見える
    とはいえ、この段階では多くの施設が機能していない未完成段階であり、
    マカ錬金や蒸気機関管理所などの一部施設が利用できない状態になっている。
    • 芸が細かいことに、この段階に限り研究基地が上空から錨を降ろして停泊している
      プレイヤーが陸珊瑚の台地以外で研究基地を見られるのはこれが初となる。
      尤も、この状態のまま陸珊瑚の台地に行っても上空には研究基地が変わらず停泊しており、
      研究基地そのものに行っても「セリエナに居る」ことを前提とした台詞は見られない。
    • セリエナの立地として「岩場に囲まれている」という特徴がある。
      集会所から見える側を除いて周囲は岩場であるため、合間の細い谷が通路として活用されている。
  • セリエナの本格運用開始の前に海路での物資輸送が計画されるが、
    この時は揚陸地点とセリエナの間で暴れる大型モンスターが存在していた。
    主人公によって件のモンスターが狩猟、輸送路の安全が確保されたことで物資が搬入され、
    ようやくセリエナの設備の大部分が利用可能となる。
    一方、大役を終えた研究基地は三期団の期団長と共にセリエナを離れたようだ。
  • その後もストーリーが進むにつれて建設用の足場が撤去されていき、
    ストーリー終盤になると立派な前線拠点としての見た目となる。
    一時強大な古龍種に直接襲撃されるという事件が発生したものの、
    兵器置き場」にてその脅威を水際で食い止めることに成功している。

施設紹介

  • セリエナは階層形式にはなっていないが、
    以下のエリアに分かれていることが他の場所から移動してくる際などに確認できる。
    • 中央エリア:拠点入口、マカ錬金、セリエナの船乗り(植生研究所と交易船の仲介)、物資補給所、調査資源管理所、食事場
    • 工房エリア:加工屋、武具屋
    • 司令エリア:生態研究所、獣人族観察記録所
    • 集会エリア:集会所、物資補給所、加工屋、武具屋、船乗り、調査資源管理所、食事場
    • マイハウス
    • トレーニングエリア
    この他、マイハウスの入り口前にルームサービス、集会エリアの2つの入り口に挟まれて蒸気機関管理所が存在する。
    また、別フィールドという扱いで普段は行けないが兵器を置いている場所も存在する。
    • この兵器置き場らしき場所はセリエナの遠景として存在している
      迎撃区画が拠点側から直接見えるというのはMHFのメゼポルタ迎撃拠点を彷彿とさせる。
      場所が分からないという人は、司令エリア周辺を散策してみよう。

中央エリア

  • 主に拠点のエントランスと食事場の建物を含むエリア。
    アステラの流通エリアと同じく物資補給所、調査資源管理所、マカ錬金などの設備の他、
    アステラと交流して植生研究所と交易船の機能を仲介してくれるセリエナの船乗りがいる。
  • 調査資源管理所には、その運営手腕を見込まれて物資班リーダーが一人で切り盛りしている。
    研究の管理等があるため、リーダーズで一人だけ置いて行かれた形になる研究班リーダーが倒れてないか心配することも。
    その割にアステラに戻りたいかを聞くと「私、後は振り返らない主義なの」と返される。
  • 食事場では、引退していたところを特別に呼び戻したおばあちゃんアイルーのセリエナの料理長が
    セリエナの食事場を取り仕切り、その腕を振るっている。
    メニューは寒冷地に合わせてとろとろに肉を煮込んだブラウンシチュー、アツアツのグラタンなど
    アステラとは別の方向でよだれが垂れそうなメニューとなっている。
    • また、セリエナの料理長は1期団の面々の食事を作っていたこともあり、
      1期団の面々のパーソナルな話など今まで聞けなかった話が聞ける。
    • アステラと違って大きくないためか、ここで食事を摂っているのは編纂者と
      時たまフィールドマスターが来るぐらいで、夜になっても他の調査団メンバーが集まることはない。
      利便性は向上したが少々寂しいところである。
      みんな集会エリアで食べているのだろうか。あっちは温泉もあるし
  • アステラと違い広くはないため、クエストを受注する手段は拠点入り口前にクエストボードが1つと、
    いつものように食事場にいる編纂者とだけになるため、
    クエストに出るためにはどうしても中央エリアにお世話になるだろう。
  • 特筆すべき点は、今までありそうでなかったオトモの道具置き場。
    アステラでは拠点内でオトモの装備を入れ替えるにはマイハウスの中に入る必要があったが、
    セリエナでは入り口と食事場の2か所にあるアイテムボックスのそばにオトモの道具置き場が併設されるようになり、
    マイハウスに入らずとも装備を変更できるようになった。

工房エリア

  • 入り口から見て左の方にある建物には工房が入っている。
    アステラと遜色ない機能を備え、またセリエナではここから直接集会エリアに行くこともできる。
  • 設営したての工房の運営で問題が起きないように2期団の親方がやってきていて
    寒さで溶かした金属がすぐ固まることに四苦八苦しつつもその剛腕を振るっている。
  • 武具屋はアステラのおばちゃんより若い技術者の女性が切り盛りしている。
    人間工学に基づいた武具の設計が専門で、竜人ハンターに竜人ならではの使い勝手の違いなどを聞いているとか。
  • 後述のようにセリエナと集会エリア双方からアクセス出来るが、
    どちらから入ったかでふたつある入り口の垂れ幕の有無が異なり、
    垂れ幕のある側(入った側ではない方)から工房を出る時はロードが発生する。

司令エリア

  • 工房エリアとは反対側、入り口から見て右側の建物にはセリエナの司令である調査班リーダーと、
    やっと二等マイハウスの外に出てきた陽気な推薦組、勝気な推薦組のペアが詰めており、
    ストーリーが進んで会議になる際は大抵ここが使われる。
  • 建物の脇には生態研究所があり、相変わらずどっさり積み上げられた本の中に所長が座っている。
    主要メンバーが粗方来てしまっていて、研究班リーダーの心労が気になる。
    • 研究所のそばにはアステラと同様に捕獲したモンスターを置くスペースが存在しており、
      セリエナから出発したクエストや探索で捕獲した個体は基本的にこの場所に送られる。
      凍て地の寒冷な環境下に捕獲体を置くことになるのだが、
      寒さに適応できているとは到底思えないモンスターに対してもこれといった防寒対策は一切ない
      また、アステラと同じく、捕獲したモンスターを運ぶために使われていると思われる
      ローラーコンベアが存在する。アステラは海からモンスターを運び入れているという設定が存在するが、
      セリエナのローラーコンベアも海辺へと繋がっているのだろうか。
  • 建物の入り口付近には老練の獣人族学者が立っており、彼から観察キットを受け取ることで、
    獣人族の様々な生態を観察し提出することができるようになる。
    もらえる報酬は他でも手に入るものが多いものの、テトルーやガジャブー、ボワボワたちの意外な一面を
    観察でき、世界観を深めるのに一役買ってくれる。

集会エリア

  • セリエナにも新しく集会エリアが併設される。
    MHP3のような浴場をモチーフとした集会所となっており、
    大浴場に加えてサウナや足湯もあるという妙な気合の入れっぷりである。
    今作では食事で様々な効果を得るので、MHP3のように入浴するシステム面のメリットは特に無いが、
    露天風呂やサウナなどもあり、一風変わった交流の場として機能する。
    またオトモを連れた状態で足湯に浸かるとオトモとじゃれ合うことができる。
    まるで恋人のようなじゃれ付き合いは必見。
  • MHWの反省を踏まえてか、利便性の向上が大きくアピールされている。
    具体的には、集会エリアからロードを挟まずに加工屋にアクセスできるようになった。*1
    さらに調査資源管理所や、植生研究所と交易船の仲介をする船乗りなどの窓口も全て集会エリア内にあり、
    集会所を出入りしなくてもかなりの事をできる機能性を持っている。
    • ただし、マカ錬金と生態研究所とルームサービスは何故か無い。
      このため、研究レベルを上げたい時やオトモ探検隊の報告を聞きたい時は外に出るしかないのがネック。
    • また、利便性の代償としてアステラの集会場よりもロード時間が長めになっている。
      受けられるクエストに差はない為、単純にクエストを周回するだけの目的ならばアステラの方が快適となる。
  • また、アステラ祭の時期になると同時にセリエナの集会所でもセリエナ祭が執り行われ、
    アステラ祭とは一風変わった雰囲気の祭が味わえる。
    温泉に浸かりながらきれいに着飾られた集会所を眺めるのもオツなものだろう。

マイハウス

  • 模様替え」という要素が追加。
    家具は棚、ソファ、ベッド、ランプなどがあり、配置こそ自由に弄れないものの、
    家具自体の種類は豊富で、柄も沢山の種類の中から選択可能。壁紙と合わせ、自分好みのマイハウスを作成できる。
    また、アステラのマイハウス同様に環境生物の配置も可能である。
    • 家具は特定のクエストや納品依頼の達成で入手可能なほか、
      家具や美術品はアップデートでも無料、あるいは販売される形で追加されている。
    • また、デジタルデラックス版では「家具セット1種」が特典として含まれており、
      マイハウスの仕様公開前から諸般の事情で記載されていたため*2、少し話題になっていた。
      ちなみに、この特典の内容は中世風の石造りのテーマであり、マイハウスの外観も大きく変わる
      他にもマイハウスそのものの外観を一変させるテーマが配信されているなど、旧作より自由度が高い。
    • マイハウスのテーマ改装、家具の配置といった要素は特にかつてのMHFを連想させるものである。
      オンラインアップデートがこまめに行われるMHW:Iならではの追加要素といえるだろう。
  • マイハウスで一つの場所に同種の環境生物を一定数設置する事が出来るようになった。
    ただし通常種とレア種、生息域の違う種どうしを混合して設置する事は出来ない。
    この仕様はアステラのマイハウスにも実装されている。
  • さらに、発売後のアップデートで他のプレイヤーをマイハウスに招待できる機能が実装された。
    また、こちらはプライベート空間でもある為パスワードをかけて一部のプレイヤーのみ招待する事も可能。
    • また、同上のアップデートで、木製の蓄音機のようなオブジェが追加、ハウス内のBGMを変更できるようになった。
      アップデートにより現在は一部のモンスターのBGMまでもが選択できるようになった。
      モンスターのBGMは緊迫感を煽ったり興奮感を与える曲想であり、マイハウス内なのにあまり落ち着けないが
      • 蓄音機のレコードの上にはフワフワクイナのおもちゃが乗っており、
        レコードの回転に合わせて脚を伸び縮みさせたり、膨らんだりして、とても可愛らしい。
    • 他にも同上のアップデートで装備を展示するマネキン、導蟲の虫かご、モンスターフィギュア等の
      新たなアイテムも設置が出来るようになった。
      • 装備を展示するマネキンは、現在の装備の他マイセットからも選ぶことができる。
        招待したプレイヤーに自分の着こなしを見せつけよう。
        なお、現在は男性っぽい立ち姿、女性っぽい立ち姿、椅子に座った姿の3種類のポーズが選択できる。
      • 導蟲の虫かごは開けて導蟲を外に出すことが可能。普段はアイテムなどにまっしぐらに向かう導蟲が
        空中をふわふわと漂うさまは幻想的。
      • モンスターのフィギュアはリアルな造形でできており、
        それを360度眺めるビューモードに移行することもできる。
  • 次のアップデートでマイハウス内でのみ利用可能の仕様になったチャットが追加された。
  • また、上記のようにオブジェクトが増えたことでマイハウスローディングが長くなったからか、
    ルームサービスがセリエナに出張してくるようになり、
    オトモダチ探検隊やトレーニングエリアを利用しやすくなった。

トレーニングエリア

  • ルームサービスに話しかけるか拠点で行き先を選択する事で直接行く事が出来るのだが、
    この施設は厳密にはセリエナに存在しない模様。
    と言うのもどこからどう見てもアステラのトレーニングエリアと瓜二つだからである。
    • ちょっとしたトレーニングを行う際にわざわざ海を跨いで行っている事になりそうだが、
      何故作らなかったのだろうか?

蒸気機関管理所

  • セリエナで新しく登場した、技術班リーダー渾身の作品。
    アステラには存在しない施設で、セリエナの大きな特徴となっている。
    これまでの作品で明確には存在が描かれなかった蒸気機関*3が拠点の動力として登場した。
    MH世界にも産業革命の波が来たか?
    燃料を燃やして水を蒸気に変え、拠点の機構を動かす動力にしている。*4

燃料

  • 本作では蒸気機関に投入する「燃料」というパラメーターが登場している。
    この燃料を投入しミニゲームをこなすと、「蒸気機関を動かす手伝いをしてくれた」という形でアイテムを入手できる。
    アイテムは回復薬グレートなどの消耗品や各種鎧玉、金銀のたまご、更には貴重な天の竜人手形なども排出される。
  • 燃料には「自然発生燃料」と「備蓄燃料」の2種類がある。
    この内自然発生燃料はハンターがクエストクリアをすることで自然に貯まり、
    初期は400、ストーリーを進めると700で上限が来る。
    備蓄燃料は新たに登場した龍脈炭というアイテムを預けることで増える他、
    龍脈炭に比べれば少量になるが既存の鉱石アイテムを投入する事でも増やせる。
    備蓄燃料は上限無く貯めることができるため、回数をこなすためには備蓄燃料を増やす、
    もっと言えば採掘で龍脈炭を掘り出す事が重要になる。
    • 龍脈炭には龍脈炭のかけら、龍脈炭、大きな龍脈炭が存在し、大きくなるほど増える燃料が大きくなる。
      また特大龍脈炭というアイテムも表示されているのだが、
      こちらはモンハンフェスタの来場者特典のアイテムパックでのみ入手可能であった。
      長くゲーム内での入手手段は無かったが、ジンオウガがMHW:Iにおいて
      最も狩猟数が多かった事を記念(?)して特殊なクエスト「ジンオウガよさらば」が配信。
      落とし物や報酬の中に特大龍脈炭が含まれている為、
      フェスタに参加できなかったハンター達も手にする事ができるようになった。
    • 龍脈炭のかけらと龍脈炭はどのフィールドでも採掘できるが、
      大きな龍脈炭は導きの地の橙アイコン以上の鉱脈からのみ採掘できる。
      では貯まりにくいかと言うと、案外そういう事は無く、
      導きの地に篭りひたすら採掘を続けているとむしろ大きな龍脈炭の方が数多く入手できる。

ミニゲームの内容

  • ミニゲームの内容は、表示される3つのボタンの押す順番を当てる事。
    絵柄を揃えるというわけではないが、燃料というコインを投入して3つのボタンを押すという意味では
    現実のスロットに近いゲームとなっている。
    3つのボタンの当たり外れに関係なく1セットごとにアイテムが貰え、
    3つとも正しい順番でボタンを押せれば当たりとなり黄色い枠の良いアイテムが貰える他、
    時折蒸気機関が赤く光る事があり、この時に当たりを出すと大当たりとなり赤い枠のレアアイテムが手に入る。
    この中には王鎧玉や天の竜人手形が入っているのでできれば当てたいところ。
    ちなみにイベント以外で3回連続で当たりを出すと大当たりチャンスがほぼ確実に発生する。
    ただし、後述するイベントを除いてボタンの押す正しい順番はプレイヤーには一切分からないようになっている。
    1回1回の当たり外れに一喜一憂するよりも試行回数を重ねることが重要だろう。
    • なお、最初は全て手動で押す必要があるが、後述の「蒸気力限界突破」を1度達成することで
      2回目以降はR2ボタンの押しっぱなしで左から順番に延々と押し続けることができる。
      どの順番が当たりになるか完全にランダムなので、これで試行回数を重ねるやり方でも
      割と当たりや大当たりも出るし後述の蒸気力も貯まっていく。
      どちらのやり方でを選んでも問題は無い。
      • 何らかの方法*5でR2ボタンを押したまま固定すればハンズフリーで放置することも可能だが、
        「蒸気力限界突破」を迎えリセットされた後は一度R2を離し、再度押さないと入力が再開されないので
        ただ単にボタンを固定しただけではここで止まってしまう。
        別途連射機能付きコントローラー等を用意すれば燃料が尽きるまで完全放置で回し続けることも可能。

蒸気力

  • 当たり外れの他に蒸気力のゲージが存在する。これは正解したボタンに数に応じて徐々に増えていく。
    蒸気力ゲージは最初が黄色いゲージが伸び、
    黄色が満タンになれば次は橙色が、橙色が満タンになれば次は赤色が貯まっていく。
    赤色が満タンになり技術班リーダーの「最大出力! 最後の一押し!」の掛け声がでてから当たりを出すことで
    蒸気力限界突破」のムービーが挿入され、通常当たり9個と限界突破ボーナス1個の計10個が貰え、
    蒸気力が初期状態にリセットされる。
    • 限界突破ボーナスはバウンティの更新と共にリセットされ、毎週最初の1回は天の竜人手形*6が、
      それ以降は王鎧玉がもらえる。
      どちらも貴重なアイテムなのでなるべく多く回して獲得したいところ。
  • 蒸気力ゲージの貯まりで脇にいる技術班リーダーと手伝いのアイルーの動作も変わり、
    黄色ゲージの時は座り込んで時折ゲージを見る程度だが、橙に入ると動き出してレバーやバルブを操作しだし、
    赤いレバーに入ると勢いよくバルブを回したりレバーを跳び上がりながら引っ張ったりとかなり激しくなる。
    • そして限界突破になると技術班リーダーは喜びのあまり雄叫びをあげる。
      しかし、手伝いのアイルー3匹と受付嬢がテンションが上がりすぎて、
      限界突破状態なのにどんどん龍脈炭を窯に放り込んでしまうなお受付嬢は炭ではなくイモを放り込んでいる。
      それに気づいた技術班リーダーが慌てて操作しようとするも時すでに遅く、
      蒸気機関が大爆発を起こしその場にいた人間が吹っ飛んでしまうという
      衝撃の結末を迎える。こんなのを何回繰り返しても蒸気機関はピンピンしているのが恐ろしい。
      なお、受付嬢だけピンピンしており、窯から焼き芋を取り出してほおばりながら去っていく。
      芋も炎の中に入れられているのに、よく炭になっていないものである
      *7
      • 蒸気機関絡みの爆発というと、圧力の逃げ場を失った水蒸気が容器を破裂させてしまうものや、
        空気中を舞った微細な燃料のカスに着火してしまう粉塵爆発などが考えられる。
        燃料の過剰投入という劇中の描写からすると前者が最も可能性が高そうだが、
        その場合はボイラーが破裂して破片を撒き散らしながら周囲ごと吹き飛ばす大惨事となる。
        破壊力もムービーシーンの比ではない壮絶なものであり、至近距離で巻き込まれれば確実に死ぬ事になるし、
        セリエナも壊滅的な被害を被るだろう。そう考えると、むしろあの程度でよく済んでいるものである。
    • ちなみにこの受付嬢は、ストーリーの都合上勝気な推薦組に変わった際は
      ムービーも勝気な推薦組が登場する。
      受付嬢と違い、龍脈炭を放り込むアイルーを真面目に止めようとするのだが翻弄され、
      一緒に吹っ飛んでしまうというとばっちりを食った形になってしまう。
      これ以降、相棒が受付嬢に戻ってからも低確率で限界突破の時に加わるようになる。
      • 受付嬢が離れている間一度も蒸気限界を突破しなかったとしても、
        勝気な推薦組に変わるムービーはちゃんと流れるので安心(?)。
    • 余談だが、蒸気力限界突破のムービーはもちろんオプションボタンでスキップ可能なのだが、
      ムービー開始と同時に押すと音声だけがスキップされずに流れ続ける事がある。
      一応ムービー終了時間とともに収まるのだが、一部SEが小さくなったままになるという不具合が発生する。
      気になる場合はゲームを終了するなどで解決可能。

イベントチャンス

  • 時折、イベント発生チャンスというものが発生し、チャンス発生中に当たりを出すことで2つのイベントに突入する。
    ちなみにイベント中は基本的には大当たりのチャンスは来ないものの、*8
    イベント中*9のゲームは燃料を消費しないため、もらえる蒸気力やアイテムはただでもらえる事となる。
    基本的に出し得であり積極的に狙っていくとよい。
    発生中は4回チャンスが与えられ、3回までは失敗できる。3乙からが本番
    • 1つは蒸気出力全開
      技術班リーダーの「絶好調!蒸気力がグングン貯まりよるわ!」
      の掛け声とともに蒸気機関が火を噴く勢いで動き出し、
      蒸気力ゲージの上昇がかなり大きくなる
      ボタン1個しか成功しない時でも結構貯まっていくため、限界突破にかなり近づく。
    • もう1つはアイルーチャンス
      技術班リーダーの「さぁさぁアイルーよ、攻め時を教えい!!」の掛け声とともに
      お手伝いのアイルーが2匹増え、窯の前にいたアイルーと合わせ3匹のアイルーがボタンの前に立ち、
      ジャンプとアピールでどのボタンが当たりかを教えてくれるようになる
      これにより、当たり枠のアイテムをほぼ確実に手に入れられるようになる。
      • なお、R2ボタンの押しっぱなしによる自動入力機能を使用している間は、
        アイルーが教えてくれようがガン無視で左から順に押されていくため注意が必要。
        放置しての押しっぱなしでない限りはイベントチャンスになったらアイルーチャンスかどうか確認しよう。
        ちなみに3個のボタンの内1個目で間違ってしまっても、1個はまだ正解になる可能性は残されているのだが、
        間違ってしまった時点でチャンスが終了するからか2個目、3個目のボタンは一切アピールしてくれなくなる。
        ボタン1個の正解では蒸気力もたかが知れてるものの、
        間違えた途端そのセットでは何も起きなくなるのはちょっと寂しい。
      • 2019/11/7のアップデートで修正されて現在は起こらないのだが、
        最初期は2匹同時に合図のジャンプを行う事があった。
        一応ボタンのアイコンが光っているのでそれを見れば間違える事はないが、
        わずかに早く片方がジャンプするのに対し、後からジャンプしたほうが
        正解というパターンもある為、つられて思わず違うほうを押してしまう事も多かったとか。*10
    • 出力全開は外れることがあってもアイルーチャンスよりも蒸気力の伸びは大きく、
      蒸気力の出力全開、アイテム獲得のアイルーチャンスという認識でいいだろう。

その他

  • 大当たりや限界突破ボーナスに目が行きがちだが、通常当たりや外れのアイテムも回復薬グレートや生命の大粉塵、
    大タル爆弾Gや秘薬などが入っており、不確実ではあるものの消耗品を買ったり調合する節約にもなる。
  • セリエナ祭の開催中は蒸気力が溜まりやすくなるほか、景品のラインナップも全体的にグレードアップし、
    マスターランクの防具の強化を端数なく強化できる堅鎧玉も通常当たりで出るようになるため、
    燃料さえあればバウンティよりも堅鎧玉の収集効率は良い。
    さらにこの時限定で錬金チケットも新たにラインナップに加わり、
    マカ錬金で装飾品に変換することができる。
  • また、このミニゲームでしか手に入らないスチームチケットが存在するのだが、
    結構ポンポン手に入る上使用するのはEXアークロックシリーズとEXギルドワークシリーズのみ*11なので大量に余る
    ただ死蔵するのも何なので売ってしまってもいいのだが、他に有用な使い道がある。
    チケットの類であるのでマカ錬金のアイテム錬金では汎用の素材の中では100Ptと結構な高ポイント。
    これがどういうことかというと、
    アイテム錬金の中で一番高額な鬼人薬グレート硬化薬グレート強走薬が1枚1個のレートで交換できる
    ということ。
    チケットの中ではかなり数を集められるので、これで大量に交換しておけば
    狂走エキスや滋養エキスをわざわざ集めるために狩猟をする必要もなくなる。
  • Ver.13.00から「出力の切り替え」が可能になった。
    これを適用させると、消費燃料と入手アイテム数が10倍になる*12
    1枠が10個になるため、大当たりで天の竜人手形を引ければこれも一気に10個手に入る。
    単純に10周分の労力を1周で行えるので、燃料を持て余しているなら使って損はない。
    ただし蒸気力ゲージの上昇量は据え置きであり、限界突破を早めることは不可能。
    半端な量しか燃料を持っていないのであれば1周にも届かない場合もあるため、
    時間がある人は通常の消費でやってもいいかもしれない。
    • 限界突破ボーナスについては10倍にはならず、これで天の竜人手形10個入手ということは出来ない。
      その代わり限界突破10回分のボーナスがもらえるため、週1の天の竜人手形がまだならそれが1つと、
      その後の限界突破ボーナスである王鎧玉9個(手形入手済みなら10個)がずらずらと並ぶことになる。
      また、限界突破ボーナスの家具が溜まっている場合も10個までまとめて入手できる。
      他にも秘薬やその素材の栄養剤グレート、
      アステラ祭中はいにしえの秘薬が大量に手に入るため、定期的に回しておこう。
    • なお、このアップデートが入る前は溜まった燃料は地道に消化していくしか無かった。
      ある程度MRを上げたハンターともなると燃料だけがひたすらに溜まっていき、
      使い切ることが出来ず持て余してしまうことも多々あったため、本アップデートには喜びの声も多い。
      なお、非公式的な方法だが、所謂「連射コントローラー」で消化しても
      全ての燃料を使い切るのに丸一日かかることもあったという。
      現代のゲームにしてはあまりにも非効率的な作業だったと言えるだろう。
  • ミラボレアス関連の最終アップデート以降は、以前は週変わりだった初回蒸気限界突破ボーナスの天の竜人手形が
    日替わりで更新されるようになり、
    1日一枚は確定入手可能になったことで幾分かレア素材を集めやすくなっている。

余談

  • 拠点の名前「セリエナ」はギリシャ語で「月」あるいはギリシャ神話の「月の女神」そのものの名前となっている
    セレネ(Selene)」をもじったものである可能性が高い。
    五匹の竜の話にも導きの青い星が寂しくないように月をつくったという一節があり、
    の近くにある、という意味でこれをモチーフにしたのだろう。
  • 「地熱から得られるエネルギーを利用している」というセリエナの特徴は、
    実在する北欧の島国「アイスランド」から着想を得たものである。
    アイスランドでは20世紀初頭から地熱を温水として利用する試みがあった他、
    石油危機の際にそれまで輸入に頼っていた燃料による火力発電への傾倒から脱却を図り、
    現在では地熱発電のみで国全体の使用電力を三割近く賄っている
    • 「火と氷の島(国)」と称されるアイスランドだが、渡りの凍て地全体のモデルである可能性がある。
      新大陸と凍て地の位置関係は欧州とアイスランドのそれによく似ている他、
      極寒の島でありながら豊かな地熱が潜在しているという環境も類似している。
  • アステラと隣接している古代樹の森や大蟻塚の荒地で捕獲した個体でもセリエナにわざわざ運んでくる。
    ハンターがモンスターを捕獲する度に巨大なモンスターを輸送するため大規模な海運が行われていると考えられるが、
    それを問題なく何度でもこなすことから調査団の高い実力が窺える。
    それにしても、多大な労力を費やしてセリエナに捕獲体を移す理由は何なのだろうか...
    • セリエナにいるモンスターの研究員からは
      「捕獲して調査拠点に移したモンスターは自身についた"におい"を頼りに
      拠点まで戻ってきてしまうことがあるため、そのにおいをちゃんと消してから生息地に帰すことが大事」
      といった旨の話を聞ける。
      広い海を隔てたセリエナに捕獲体を置くことで帰したモンスターが拠点を襲撃する
      といった事態を防ぐことができると考えると、全く利点のない行為ではないのかもしれない。
      一部の飛竜種は新大陸から凍て地へと渡ってこれるようだし、
      バゼルギウスが戻ってきたなんて事になればもはや空襲である。
      まさか、イヴェルカーナが拠点に襲来したのは…
  • プレイヤーが進んでいくことで建造が進み、施設が利用できるようになる発展途上の拠点」、
    強大な古龍種に襲撃され、専用のフィールドで防衛戦を行うことになる」という要素は
    いずれもMH2に登場していた拠点を連想させる要素であり、懐かしさを感じたハンターもいたようだ。
    • また、寒冷地の拠点ということでポッケ村を連想した人もかなり多い。
  • 毎度毎度、何らかの形で隠されているカブトムシだが、今回の場所はマイハウス。
    先述のビューモードの実装もあってか、
    通常のカメラアングルではどんなに足掻いても絶対に死角となる場所という気合いの入り様。
    極寒の空気の中、微動だにしないカブトムシ… まさか、死んでる…?*13
    • この他にも数カ所でカブトムシは確認されているが、どうやらランダム出現の様子。
      しかも1カ所はハンターが歩き回って除雪することで見られるというもので、
      予備知識がなければ見付けるのは至難の技である。

関連項目

シリーズ/モンスターハンターワールド:アイスボーン
世界観/新大陸古龍調査団
世界観/アステラ
世界観/研究基地
フィールド/渡りの凍て地
フィールド/兵器置き場


*1 メタ的な事を言うと、セリエナの工房エリアと全く同じ間取りの集会所用の工房エリアが別に設定され集会所にくっついているという形式。集会所から向かった工房エリアでセリエナの拠点に出ようとするとローディングが発生するので注意。
*2 事前予約段階で特典を明示しておく必要性があるが、予約開始時点ではまだマイハウス関係が公開されていなかったため説明が省かれた。
*3 燃石炭の用途の一つとして言及はされている。
*4 恐らく現実のスチームヒーターのように蒸気を各所に回して暖房にもしているだろう。
*5 1円玉をR2ボタンとR1ボタンの間に挟むなど
*6 セリエナ祭期間中は天の竜人手形が金の錬金チケットに変わる。
*7 なお、現実世界の石炭は燃焼温度が1500℃にもなる。そんな炎の中に放り込まれては通常の食材はすぐに炭になってしまうだろう。誰が呼んだか歴戦王芋
*8 大当たり発生タイミングとイベント発生のタイミングが重なった場合、イベントの初回ボタン入力のみ赤い枠になる事がある。下記のアイルーチャンスの場合は確実にレアアイテムが手に入れられるチャンスとなるが、こういうことはめったに起きないため当たればラッキーくらいに思っておこう。
*9 厳密には発生チャンスに入ってから
*10 ちなみにこの不具合、導きの地など一部の修正・調整が前倒しで行われて配信開始されたSteam版でも初期の頃は発生していた。
*11 前者が各部位に2枚、後者は頭に1枚ずつ。またオトモ装備のEXギルドネコシリーズにも使う。用途合計は23枚。
*12 10回抽選が行われるのではなく、1枠のアイテム入手数が10個になる
*13 この手のカブトムシは開発側の遊び心から配置されている為、深く考えない方が良いかもしれない。