Ariete AMV

Last-modified: 2025-08-29 (金) 15:17:42

イタリア RankVII 中戦車 Ariete AMV PT1

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概要

Update 2.25 "Sky Guardians"にて追加されたイタリア陸軍RankVII MBT。本車両はAriete AMVプログラムにおけるPT1試作車両であり、2022年1月から車両テストが行われている。
前車のアリエテやPSOと比べ馬力が向上していて気になっていた足回りの機動性が少し改善された。しかし6/15日のアップデート前までウォーキットなどの追加装甲がつけられなくなっている。
ーー加筆求むーー

車両情報(v2.25.0)

必要経費

必要研究値(RP)400,000
車両購入費(SL)1,080,000
乗員訓練費(SL)310,000
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)65
護符(GE)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング12.0 / 12.0 / 12.0
RP倍率2.5
SL倍率1.5 / 1.9 / 2.1
最大修理費(SL)4,665⇒*** / 4,530⇒*** / 5,737⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)38.1⇒64.0 / 23.8⇒40.0
俯角/仰角(°)-9/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
6.5⇒5.0
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
110 / 65 / 20
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
140 / 60 / 20
重量(t)54.0
エンジン出力(hp)2032⇒*** / 1327⇒***
2,100rpm
最高速度(km/h)72 / 65
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)88
乗員数(人)4
 

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器---
車長2.5x-10.0x熱線第二
砲手8.0x-12.0x熱線第二
操縦手1.0x赤外線

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
(SL)
主砲120 mm OTO Breda 120/44 cannon142**
機銃7.62 mm Beretta MG42/59 machine gun14600-

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

(weapon_dummyを武装ページ名に置き換えてください)

 
#include(): No such page: 7.62 mm Beretta MG42/59 machine gun
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯20,000******
修理キット6,000
砲塔駆動機構20,000
IIサスペンション12,000******
ブレーキシステム
手動消火器3,600
発煙弾発射機
砲火調整12,000
LWS/LR
IIIフィルター19,000******
救急セット
昇降機構
NVD (暗視装置)
IV変速機25,000******
エンジン
砲撃支援
DM53

カモフラージュ

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規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両Ariete
次車両
 
 

解説

特徴

--加筆求む--

 

【火力】

 

【防御】
はっきり言って無いに等しい。前車Arieteと同じ装甲配置なので同じ感覚で運用するといいだろう。残念なことにArieteやPSOには追加装甲が改修項目にあったが現バージョンでこの戦車に追加装甲は改修項目に無い。

 

【機動性】
前車のArieteに比べエンジンの馬力の向上がみられる。そのため史実でも気になっていた機動性の問題が改善されている。ほかのMBTと比べると少し遅いと感じるかもしれないがストレスになる程ではないので戦闘中に気になるほどではないだろう。

 

史実

2019年8月、イタリア陸軍の兵器総局(DTA)はイタリア陸軍唯一の機甲旅団である第132機甲旅団「ariete」*2に実戦配備されているC1 Ariete戦車の近代化プログラムをCIO社*3と3500万ユーロ相当で契約。
元々、C1 Ariete戦車は1980年代初頭CIO社によって開発、製造されたもので、1998年に正式採用された戦車(量産車輛は1995年引き渡し)で、2020年代現在既に第三世代戦車としては既にやや古くこれをAMVプログラムによって2035年を目途に延命することが目的である。
ArieteC1には既に3つの近代化改修が存在しており

1つは2002年にモックアップにより存在が確認されたAriete C2で計画だけに終わっているが、同2002年開催のユーロサトリ*4にてOto Melara社が初公開した2つの追加装甲パッケージ内一つである"War"キットをC1Arieteに装備しテストを行ったC1 Arieteである。
この"War"kitはその名前の通り戦時下における作戦行動向けに(対MBTを想定して)制作されたもので、APFSDS弾に対して戦車と乗員に対して効果的な防御力を付与するとされている。

2つ目がもう一つの追加装甲パッケージである"PSO"キットを装備したC1Arieteである。
これはイタリア軍の平和維持活動やイラク派兵における古代バビロニア作戦 (Operation Ancient Babylon)に参加する戦車向けのアップグレードで対HEAT弾やロケット弾対策を主眼にC1 Ariete戦車の側面に追加の複合装甲を装備したタイプである。

3つ目が最近確認されたタイプでWarキットとPSOキットを同時に装備したC1 Arieteがテストを行ったと判明したが、コレに関しては殆ど情報が無い。

そしてこれら近代化改修を使用しても足りないとされ、新たに計画されたのがArieteAMV*5である。これによってC1 Ariete戦車を2030年~2035年まで運用し後継戦車までの繋ぎとする事が本寿命中近代化改修の目的だと思われる。
このArieteAMVには3つのプロトタイプが存在しそれぞれAMV PT1、PT2、PT3とされている。
2019年の契約によるとDTAとCIO社の契約内容によれば、
AMV PT1はエンジンルーム、シャーシ、ボディを改良したタイプ。
AMV PT2は古いシャーシやボディを残したまま、砲塔とFCSのみを改良したタイプ。
AMV PT3は車体、砲塔、FCSを完全に換装したタイプ。
とされている。そのうち惑星実装の本車両はプロトタイプPT1である。(つまりまだまだイタリーは進化できる!)

これら3つのプロトタイプに付いて更に詳しく...(長い)

AMV PT1は特にシャーシにおいてエンジン馬力を1500馬力に、(従来は1250ps)への出力向上、新型エンジンへの換装では無く既存エンジンを大規模アップグレードによって実現。
新型のシリンダー、クランクシャフト、ピストンを採用し作動要領を25.8Lから30Lに増加させており、設計者によると将来的には1600ps迄パワーアップを可能との事。
また、デジタル制御、ボッシュコモンレールインジェクション、新型ツインターボチャージャーなどの改良が施される。
車体に搭載されるトルクコンバーター付きIVECO*6/ZF LG-3000ライセンスオートマチックトランスミッションも新型に換装され最終調整される。
このトランスミッションの更新により、低回転域でのトルクが3倍になるとされている。新しいブレーキシステムの搭載。
戦車のサスペンションと転輪も改良され、新しい履帯は幅が20%拡大されている。車体では正面装甲が強化され、地雷対策、底部にはケブラー製の追加装甲が装備。

AMV PT2は砲塔と火器管制システムの近代化がメイン。現在、実験的な近代化砲塔の作業がレオナルド防衛企業*7により最終段階にあると報告されている。この砲塔は、2022年6月に納入が予定されているAMV PT2試作2号機向けのものである。
Ariete AMV戦車のアップグレードされたFCSは、装輪装甲車チェンタウロ2のシステムに似ており、Attila-D車長用パノラマサイト、新型Lotar-SD砲手用サイト(いずれも第3世代赤外線搭載)、新型弾道コンピュータが含まれる。
ディスプレイに表示される全方位視界のシステムも導入され、最新のデジタル通信、ナビゲーションシステム、そして戦車に同行し支援する歩兵との通信の為の特別な無線システムも搭載されている。
砲塔と砲の電気油圧駆動装置は、より燃えにくい電気駆動装置(デジタル制御)に置き換えられ、大量破壊兵器に対する保護システムを搭載。
新しい発煙弾発射機が搭載。ペリスコープ自体にもモジュール式の保護が追加され、機関銃の武装も強化される。7.62 mm MG3機関銃の代わりに、大口径(12.7 mm)M2NV機関銃が搭載されている。

AMV PT3、つまり最終的な主なアップグレードは、1,500馬力以上のディーゼルエンジンをベースにした新しいものに交換、より強力な新しいブレーキシステム、多くの機構アップグレード、
第3世代デジタル照準器と車長用全方位視界のシステムの採用、砲塔の電動システム化、新しい車長操作システムの設置、改良型地雷防護キット(MPK*8)、幅広い履帯である。

現在、イタリア陸軍ではLeopard 2A7、CV90 Mk IVの採用を視野に入れているともされており、イタリア純国産戦車はAriete AMVが最後になる可能性もある。
そしてこれらAriete AMVはイタリアNATO軍のバルト海地域防衛におけるEFP*9、平和維持活動を念頭に置いていると見られ、5種類の追加装甲パッケージが予定されている。それぞれのミッションに応じて追加装甲パッケージは変更される。

1、lighter,MPKを搭載した基本的な追加装甲を装備したタイプ。
2、War,主に全面に追加装甲を装備したタイプ。
3、Peace Support Operations (PSO) ,側面装甲に対RPG用の装甲を装備したタイプ
4、War + MPK,WarキットにMPKを装備したタイプ。
5、PSO + MPK,PSOキットにMPKを装備したタイプ。

現在youtube上にArieteAMV PT1とみられる車両の走行動画(youtube)が存在する。

参考文献:
グローバルセキュリティー(海外サイト)
日本wiki-アリエテ戦車
英wiki-Ariete
Army Recognition(海外サイト)
安全保障戦略研究-防衛研究所3巻2号
その他多数

--加筆求む--

小ネタ

この車両のモデルとなったPT1試作車は実車にサイドスカートが装備されていない状態での写真が多く、2.25Dev鯖においてもサイドスカート無しの状態でモデリングされていたが、本鯖ではサイドスカートあり状態での実装となった。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 第 132 機甲旅団「ariete」は隷下3つの大隊がC1 arieteを配備しており、定数は54両-wiki
*3 元OTOメラーラ社とイヴェコグループの共同会社
*4 隔年で6月頃にフランス共和国パリで開催されている国際的な防衛・安全保障展示会
*5 寿命中近代化改修(イタリア語:Aggiornamento Mezza Vita、英語:Mid Life Update) MLUと言えば空民はピンとくるのでは無いだろうか
*6 イタリア産業用車両メーカー
*7 イタリア先進技術に関しては第1位の産業グループ-wiki
*8 Mine Protection Kit
*9 ENHANCED FORWARD PRESENCE:前方監視強化任務