イギリス RankV 重戦車 Conqueror Mk.2 / コンカラー Mk.2
Conqueror
概要
イギリスのRankV重戦車。IS-3に対抗するために作られた車両で、M103と似たフォルムをもつ。
重装甲かつ高貫通120㎜砲をスタビライザー付きで持ち運べ、イギリス最後の重戦車の名に恥じない性能を持つ。
Ver1.79より増加装甲が開発で付けられるようになった。これにより「スーパーコンカラー」と呼ばれる状態になる事ができる。
車両情報(v1.**)
必要経費
必要開発費(RP) | 380,000 |
---|---|
車輌購入費(SL) | 270,000 |
乗員訓練費(SL) | 78,000 |
エキスパート化(SL) | 270,000 |
エース化(GE) | 1,100 |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 50 |
護符購入費(GE) | 2,000 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 7.7 / 7.7 / 7.7 |
RP倍率 | 2 |
SL倍率 | 1.3 / 1.5 / 1.8 |
最大修理費(SL) | 2730⇒*** / 6500⇒*** / 7400⇒*** |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 13.2⇒**.* / 9.7⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -7/15 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 19.4⇒14.9 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 130 / 50 / 38 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 313 / 89 / 50 |
重量(t) | 64.9 |
エンジン出力(hp) | 1046⇒1287 / 716⇒810 |
2,800rpm | |
最高速度(km/h) | 37 / 34 |
実測前進~後退速度(km/h) | 36 ~ -12 / 34 ~ -11 |
最大登坂能力(°) | 40⇒*** / 40⇒*** |
視界(%) | 176 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 120mm オードナンス QF Tk.L1A1 砲 | 35 |
機銃 | 7.62mm M1919A4 機関銃 x2 | 7500 |
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
L1G | APDS | 7.6 | - | 1493 | 487 | 482 | 460 | 434 | 410 | 386 | - |
L1TK HE弾 | HESH | 16.0 | 3.1 | 792 | 152 | - |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 18000 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | 15000 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
砲火調整 | |||
III | フィルター | 17000 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
煙幕弾発射機 | |||
IV | 変速機 | 29000 | *** |
エンジン | |||
距離測定器 |
カモフラージュ
既定 | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
基本砂漠迷彩 | |
条件 | 490両撃破 or 200GE |
説明 | 基本砂漠迷彩 ライトストーン |
シチリア迷彩 | |
条件 | 200GE |
説明 | シチリア島で使用された迷彩 浅泥色/濃藍色 |
三色DPM迷彩 | |
条件 | 200GE |
説明 | 三色DPM迷彩 砂色/炭色/白色 |
北アフリカ二色迷彩 | |
条件 | 200GE |
説明 | 北アフリカ二色迷彩 ライトストーン/深緑色 1942年 |
北アフリカ三色迷彩 | |
条件 | 910両撃破 or 200GE |
説明 | 北アフリカ砂漠迷彩 ライトストーン/薄灰色 1941年 |
「エル・アラメイン」迷彩 | |
条件 | 200GE |
説明 | エル・アラメインの戦いで使用された戦車迷彩 ライトストーン/濃灰色 |
欧州迷彩 | |
条件 | 200GE |
説明 | 欧州迷彩 深緑/カーキグリーン 1940年 |
冬季迷彩 | |
条件 | 700両撃破 |
説明 | 標準的な冬季迷彩 |
Unicolor winter camouflage | |
条件 | 200GE |
説明 | Standard unicolor winter camouflage |
研究ツリー
前車両 | Chieftain Mk.3 |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | Centurion Mk.10 |
解説
特徴
強力な120mm砲を装備し、300mm以上の装甲に更に増加装甲をつけることができる。攻守揃った車輌に見えるがどちらにも大きな落とし穴がある。
【火力】
非常に優れている、ように見えるが実際はあまり良くない。
APDS弾は至近距離垂直で362mmもの貫通力を誇り、今まで苦戦させられてきたTiger IIや、角度をつけられない限りIS-6やT-54 1947の車体も貫通することができる。HESH弾も口径が大きくなった分強力になっており、角度をつけた状態の上記の車両に対しても貫通が望める。
しかし、問題点が3つ存在する。他のランク5イギリス戦車同様にどちらの砲弾も加害力に乏しく、リロード時間がクルースキルなしで20秒かかり、砲精度が非常に悪いことである。APDS弾、HESH弾ともに105mmL7砲より加害力は多少上がっているものの、一撃で倒すことができなければ20秒のリロード時間の間にほぼ確実に逃げられるか反撃をもらってしまう。砲精度の悪さも長いリロード時間と相まって深刻である。遠距離戦では砲火調整を改修していても照準の上下左右に砲弾がぶれてしまい、照準距離を1500mに合わせた砲弾が履帯に当たったので1600mに合わせると今度は遥か頭上を飛び越えていくというようなことが頻発するうえに、1射ごとに20秒のリロード時間がかかるため弾着を見ながら照準を調整することは困難である。レンジファインダーの重要性は他の戦車よりも高いだろう。そして3つの問題点が合わさると、当たらない、当たって貫通してもダメージがない、エンジンを破壊したのに連続で砲弾が逸れて修理を完了させられて逃げられる、というような悲しい連鎖が発生してしまう。
【防御】
非常に優れている、ように見えるが弱点が砲塔正面ど真ん中ほかいくつも存在する。
砲塔正面は'弱点を除くと’、ターレットリングを含めほとんどの場所で実質装甲厚が300mmを超え、ほとんどのKE弾はもちろんのこと、90mmHEATFS弾でも貫通できる場所は少ない。また、増加装甲をつけてスーパーコンカラーにすれば、105mmHEATFS弾でも多くの場所で無力化できる。また、車体装甲も、上部は130mm+20mmの装甲×59°の傾斜で270mmほどの実質装甲厚があり、ほとんどのKE弾では貫通できないうえに、スーパーコンカラーでは90mmHEATFSも無力化することができる。下部は相変わらず薄いのでできる限り隠そう。
以上からすると一見非常に頑丈に見えるが、多くの弱点が存在している。そのなかでも最も致命的なものは『防盾』である。一見最も硬い部位のように見えるが、半分ほどの範囲が長8.8cmのAPCBC弾でも貫通できるほどの装甲厚になっている。61式戦車のように砲閉鎖器がやたらと大きい判定になっているわけではないため、徹甲榴弾の貫通はほぼ即死となる。また、200mmの装甲を誇るキューポラも鋳造装甲のため遠距離からでも同砲弾に貫通されるほか、砲塔向かって左上の砲手用照準器や操縦手用窓も防盾やキューポラに比べれば頻度こそ少ないものの、被弾してしまえば確実に貫通されてしまう。格下相手でも油断せず、常に隠れられる場所を確保しておこう。
側面装甲は紙同然であり、対空砲にも容易に貫通されてしまうが、サイドスカートのある部位は空間装甲として斜めからのHEAT弾にはある程度防御が見込める。車体下部を隠せない状況になったときは傾けてみるのもアリだろう。
【機動性】
重装甲に強力な砲を装備しているため鈍重そうに思えるが、その割には悪くない機動性である。カーナヴォンと同じ車体、エンジンで、重量差も10%以下のため同じような使用感となっている。
イギリス戦車最重量級の64.9tもの重量があるが、エンジンも相応の810馬力のものが搭載されており、出力重量比はセンチュリオンmk10と同程度である。旋回半径や旋回速度もセンチュリオンmk10やカーナヴォンと変わらない。最高速度自体は西側でお馴染みの前進5速ギアボックスのせいで34km/hと伸び悩んでいるが、重戦車としては優れた加速と旋回性で短距離の移動ならば中戦車にも大きく遅れを取ることはないだろう。後進速度は2速12km/hとまずまずで後退速度の遅さにイライラさせられることはないだろう。あくまでも『重戦車としては』良い機動力なので敵の側面に突撃するなど無理は禁物である。
【総評】
攻撃面でも防御面でもチグハグな性能になっており、どちらも格上にも通用するが格下にも有効でないときがある。活躍できるかはAPDSの加害や砲精度、自車がどこを撃たれるかといった運要素に大きくかかっている。ハズレを引いてしまった場合、近距離戦だと長いリロード時間のせいで反撃できず撃破されてしまう。中遠距離を維持し、ハズレを引いても物陰に隠れてカバーできる状況を維持するように心がけよう。
史実
第2次世界大戦終了直後の1945年9月7日、ベルリンで連合軍代表部隊の合同記念軍事パレードが行われた。このパレードに参加したソ連軍のIS-3重戦車を見て西側の将軍たちは衝撃を受けた。IS-3重戦車の脅威は西側軍事筋の脳裏にくっきりと焼き付けられ、アメリカやイギリスはこの戦車に対抗するための新型重戦車の開発に狂奔することになる。
60tを超える重量の重戦車に関してはトータス重突撃戦車ぐらいしか過去に開発の経験が無かったイギリスはFV200系の車体にセンチュリオンMk.III中戦車の砲塔を組み合わせた戦車を暫定的に生産し運用試験をすることにした。
一方で、同じ車体に新型で強力な55口径120mm戦車砲L1を搭載する重戦車を開発。「コンカラー」(Conqueror:征服者、特にイギリスでは”征服王”ウィリアム1世のことを指す)重戦車である。
120mm戦車砲L1は砲身のほぼ中央に排煙機が装備されており、閉鎖機は水平鎖栓式でその開放は電動で行われるようになっていた。砲弾はAPDSとHESHの二種類が搭載されたが、これは120mm砲は砲弾も大きかった理由で35発しか積めなかったため、通常の榴弾としても使えるHESHが選択されたためである。
面白い機能として、走行速度が2.5km/h以上になると俯仰装置に自動的にロックがかかり砲を動かすギアの破損を防ぐ安全装置や、撃ち殻薬莢が排莢シュート内に落下すると、チェインで駆動するホルダーがそれを砲塔右側面の排莢ポートまで運んで車外に押し出す自動薬莢排出装置などが搭載された。
しかし、これらの装備により行進間射撃ができなかったり、開発に遅れが出たりと、IS-3重戦車の登場から10年経ってしまい、既にソ連ではIS-3の後継としてT-10が配備され始め、英国でも105mm砲が開発され、Centurionに搭載できるようになりで登場し始めたころには重戦車というカテゴリーが陳腐化していた。
小ネタ
スーパーコンカラー
スーパーコンカラーとはコンカラーに増加装甲を施したものの事である。増加装甲が付けられた理由はコンカラーの強化を図っての事…ではなく標的に使う為である。スーパーコンカラーは射撃試験用に作られたものであり、増加装甲が施されたコンカラーが実戦配備された事は無い。HEAT弾に対する空間装甲の有効性を検証していた様である。実戦で使うことを想定していなかったからか、スーパーコンカラー状態ではスモークランチャーの一部が追加装甲に発射を邪魔されてしまっていることがゲーム内でも確認できる、まぁゲームなので問題なく使用できるが、、、
外部リンク
Сenturion Mk III and Conqueror Mk II
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- 正面を向けているつもりでも車体が若干傾いていれば側面抜かれてエンジンがやられる。味方が前進しても一緒に前進せずに後ろでキルアシスト狙った方がいいかもしれない -- 2016-08-25 (木) 00:21:34
- こいつ今のBRじゃコンウェイ以下じゃねぇか -- 2016-09-18 (日) 22:12:10
- HEATFSなしかつこの性能で7.7はな…。せめてリロ早くして7.3にして欲しいね -- 2016-09-19 (月) 01:41:45
- >コンカラーはステレオ式測遠機を大型の旋回式キューポラに搭載し、これは車長から砲手への照準オーバーライド、目標ハングオーバー機構を持つ、当時としてはトップレベルの射撃統制装置であった。 なんか便利そう(小並)今のところ目立つ弱点でしか無いからこう言う機構も実装してくれんかな -- 2016-10-12 (水) 16:47:47
- 確かに。個人的には自動排莢装置の実装もして欲しい。ゲーム上役に立たない? カッコいい見た目がさらに映えるからに決まってるからだろ!(英国面脳) -- 2016-10-12 (水) 16:59:58
- 細かいギミック再現あると嬉しいよね… -- 2016-10-12 (水) 21:51:36
- ど、どういう機能なん…? -- 2016-10-12 (水) 22:10:21
- 機能的には双眼鏡視点で主砲照準合わせるようなもんかね -- 2016-10-12 (水) 23:09:33
- なかなか便利そうな機能だ。でも、WTだと双眼鏡視点でも射撃は出来ないけど照準を動かせるから擬似的には出来る…のかな -- 2016-10-13 (木) 10:38:32
- 双眼鏡で照準すると距離も算出されるとかならいいんじゃない? -- 2016-10-13 (木) 14:11:46
- 確かに。個人的には自動排莢装置の実装もして欲しい。ゲーム上役に立たない? カッコいい見た目がさらに映えるからに決まってるからだろ!(英国面脳) -- 2016-10-12 (水) 16:59:58
- 装甲配置見た感じだと砲塔正面に関して言えばWTで一番硬い? -- 2016-10-13 (木) 13:58:02
- こいつなんか照準倍率違う…?ズームできないの俺だけなんかな -- 2016-10-15 (土) 00:01:59
- ランクVの戦車はみんな倍率固定になったらしい -- 2016-10-15 (土) 08:17:18
- ソ連は可変なんだよなあ。ミサイル車両に対抗するためなんて大義名分掲げて結果がこれ、まあいつものやり口だが -- 2016-10-15 (土) 09:46:06
- そうなんか!?やっぱりいつものソ連なんやな… -- 葉1? 2016-10-15 (土) 12:45:32
- ソ連の史実で倍率が可変式だったのがね・・・慣れるしかないです -- 2016-10-15 (土) 13:02:02
- 西側はなぜ可変にしなかったのか… アメリカイギリスドイツぅ! -- 2016-10-15 (土) 13:04:34
- 史実準拠の倍率はいいがそれなら照準器も史実の物を使わせて貰いたいよな -- 2016-10-15 (土) 14:07:33
- ソ連はFCSの開発遅れてたからレンズで補おうとしてたんじゃない?FCSはお飾りってのがソ連バイアスを加速させてるだけ。 -- 2016-10-17 (月) 15:04:37
- 慣れると高倍率の方が戦いやすくなるよ!近距離は弱冠きついが中距離以上でかなりやりやすくなる。 -- 2016-10-15 (土) 14:23:20
- ランクVの戦車はみんな倍率固定になったらしい -- 2016-10-15 (土) 08:17:18
- 加害の割に装填が遅い…史実だとM103よりは早かったらしいけど -- 2016-10-31 (月) 00:34:18
- リロ10秒位になんないかな、今のままだと数合わせにすらならない -- 2016-11-04 (金) 16:07:05
- Phlyのコンカラー動画見て開発を後回しにすることを決めた。あんなんが7.7ってひどくね?レオみたいに足が特にいいわけでもないのにスパスパだし、頭上にでっかい弱点あるし、火力も105mmと変わらなくて、リロ速度だけ遅いって…… -- 2016-11-15 (火) 15:30:05
- まぁ、コイツ使うならセンチュリオン使ってるほーが良いよなってのはあるなぁ… てか、あの人の動画いいよな。格納庫の背景が違うのが木になる -- 2016-11-15 (火) 15:44:27
- M103の下位互換でしかない悲しみ。リロ速くしてくれ… -- 2016-11-15 (火) 16:17:07
- IS-3やT-54より上はいくらなんでもガイジすぎるわ -- 2016-11-15 (火) 16:25:12
- カラーコーン -- 2017-01-25 (水) 15:13:59
- M103よりイケメン -- 2017-02-04 (土) 13:15:58
- 見た目好きなんだけどな…辛そうで開発が後回し -- 2017-02-13 (月) 01:05:46
- チーフテン(と今後のバリエーション追加する可能性有り)とスウィングファイアにファルコン開発したらマジでいらないっす・・・ -- 2017-02-13 (月) 06:23:24
- リロードの遅い大口径のダメージを見直すつもりらしいからそれ次第かなぁ -- 2017-02-13 (月) 10:29:28
- ついでに183mm砲を... -- 2017-02-13 (月) 10:43:47
- 見た目好きなんだけどな…辛そうで開発が後回し -- 2017-02-13 (月) 01:05:46